JPS5855168Y2 - 複合容器 - Google Patents
複合容器Info
- Publication number
- JPS5855168Y2 JPS5855168Y2 JP15465780U JP15465780U JPS5855168Y2 JP S5855168 Y2 JPS5855168 Y2 JP S5855168Y2 JP 15465780 U JP15465780 U JP 15465780U JP 15465780 U JP15465780 U JP 15465780U JP S5855168 Y2 JPS5855168 Y2 JP S5855168Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner bag
- container
- outer container
- composite container
- bag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、各種の液状化学化学薬品などを充填して輸送
したり、貯蔵したりする時に用いる複合容器に係り、詳
しくのべると、外側容器とその中に内装する合成樹脂膜
製内装袋とよりなる複合容器において、外側容器の上蓋
および／または胴部の内面の任意の個所とそれらに接す
る内装袋の外側個所とをでんぷん質を酸または酵素で分
解して得た粘稠物質を用いて一時的に粘着貼合せしめた
複合容器に関するものである。
したり、貯蔵したりする時に用いる複合容器に係り、詳
しくのべると、外側容器とその中に内装する合成樹脂膜
製内装袋とよりなる複合容器において、外側容器の上蓋
および／または胴部の内面の任意の個所とそれらに接す
る内装袋の外側個所とをでんぷん質を酸または酵素で分
解して得た粘稠物質を用いて一時的に粘着貼合せしめた
複合容器に関するものである。
従来から化学薬品などの液状物の輸送においては耐蝕ド
ラム罐、その他の金属罐類の上部を閉塞した容器の内側
に合成樹脂製の内装袋を装入した複合容器が用いられて
いる。
ラム罐、その他の金属罐類の上部を閉塞した容器の内側
に合成樹脂製の内装袋を装入した複合容器が用いられて
いる。
そして内装袋の外装容器へ装入についても種々考案され
、また改良も加えられている。
、また改良も加えられている。
而して内装袋上面の突出した注入口部は内装袋と同質の
樹脂を用いるとはいえ、予め作られた内装袋の該当孔部
に後から熱融着によってとりつけられているのが通常で
ある。
樹脂を用いるとはいえ、予め作られた内装袋の該当孔部
に後から熱融着によってとりつけられているのが通常で
ある。
ところがこのような複合容器は、外側容器と内装袋を一
体に密着接合しているものではないため内容物を充填し
ての輸送中や使用中における振動や衝撃によって内装袋
が容器内で内容物とともに揺動し、特に熱融着した内装
袋の注入口部近辺ではそれが激しく、このため度重なる
振動や衝撃あるいは横転などによって該注入口近辺で回
転ねじれが生じたりあるいはその他の応力が加わり、遂
には該個所から内装袋に亀裂破損が生ずるという欠点が
指摘されている。
体に密着接合しているものではないため内容物を充填し
ての輸送中や使用中における振動や衝撃によって内装袋
が容器内で内容物とともに揺動し、特に熱融着した内装
袋の注入口部近辺ではそれが激しく、このため度重なる
振動や衝撃あるいは横転などによって該注入口近辺で回
転ねじれが生じたりあるいはその他の応力が加わり、遂
には該個所から内装袋に亀裂破損が生ずるという欠点が
指摘されている。
そしてこのことは薄い袋において特に顕著である。
本考案者はこのような欠点を是正するべく検討の結果、
本考案に至ったものである。
本考案に至ったものである。
即ち上記の欠点解消のためには外側容器の上蓋と胴部双
方の内面の任意個所あるいは何れか一方の内面の任意個
所とそれらに接する内装袋の外側個所とを接着してやれ
ばよいという考えから接着剤としてエポキシ樹脂系、ア
クリル樹脂系、合成ゴム系の接着剤の使用を検討した。
方の内面の任意個所あるいは何れか一方の内面の任意個
所とそれらに接する内装袋の外側個所とを接着してやれ
ばよいという考えから接着剤としてエポキシ樹脂系、ア
クリル樹脂系、合成ゴム系の接着剤の使用を検討した。
しかしこれらの接着剤では合成樹脂膜製内装袋の鋼製外
側容器に対する接着性の点からはそれほど強い接着力を
有しないので差支えないが、鋼にはよく密着する。
側容器に対する接着性の点からはそれほど強い接着力を
有しないので差支えないが、鋼にはよく密着する。
従って鋼製の外側容器の上蓋や胴部にはかなり強く密着
してしまって簡単に剥離できない。
してしまって簡単に剥離できない。
このため複合容器の内装袋内に充填した内容物を使い終
ったこの複合容器から内装袋を抜き出しても外側容器の
みで使用することが不可能である。
ったこの複合容器から内装袋を抜き出しても外側容器の
みで使用することが不可能である。
このような観点から、本考案者らは水溶性であって蒸気
噴射などで簡単に洗いおとすことができ、しかも外側容
器の上蓋および／または胴部の内面の任意の個所とそれ
に接する内装袋とが一時的な粘着力で貼合しうる物質に
ついて種々実験したところ、でんぷん質を酸または酵素
で分解して得た粘稠物質、例えば水アメを用いて貼合す
るならば一時的な粘着を有して複合容器としての前記し
たような振動、衝撃あるいは横転に伴う注入口部近辺の
回転ねしれやその他の応力を防止できるとともにこれが
水溶性であるから内装袋を取出したのちの外側容器の上
蓋や胴部の内面任意個所に残った水アメも簡単に水や熱
水の噴射などによって完全に洗い落すことができること
を見出したのである。
噴射などで簡単に洗いおとすことができ、しかも外側容
器の上蓋および／または胴部の内面の任意の個所とそれ
に接する内装袋とが一時的な粘着力で貼合しうる物質に
ついて種々実験したところ、でんぷん質を酸または酵素
で分解して得た粘稠物質、例えば水アメを用いて貼合す
るならば一時的な粘着を有して複合容器としての前記し
たような振動、衝撃あるいは横転に伴う注入口部近辺の
回転ねしれやその他の応力を防止できるとともにこれが
水溶性であるから内装袋を取出したのちの外側容器の上
蓋や胴部の内面任意個所に残った水アメも簡単に水や熱
水の噴射などによって完全に洗い落すことができること
を見出したのである。
以下本考案を図面を参照しつつ説明する。
第１−図は一部切欠した本考案複合容器Ａの斜視図であ
って、１は鋼製外側容器、２は合成樹脂膜製内装袋であ
る。
って、１は鋼製外側容器、２は合成樹脂膜製内装袋であ
る。
そして３が１の外側容器と２の内装袋の間に介在せしめ
る粘稠物質（水アメ）であり、４は注入口、５は空気抜
目である。
る粘稠物質（水アメ）であり、４は注入口、５は空気抜
目である。
第２図は要部の拡大縦断面図である。
このような状態の複合容器において３の粘稠物質の外側
容器上蓋６や胴部７の内面任意個所への塗布は最初の複
合容器製造に当っては、まず予め上蓋６内面の任意個所
に塗布してこれに所要形状の合成樹脂膜内装袋２の上面
を両者の注入口部４を合致させて貼付けたのち、これを
粘稠物質３をその任意個所に塗布しである円筒形の胴部
７に入れ胴部と上蓋さらに底部をプランジャで巻き締め
すればよい。
容器上蓋６や胴部７の内面任意個所への塗布は最初の複
合容器製造に当っては、まず予め上蓋６内面の任意個所
に塗布してこれに所要形状の合成樹脂膜内装袋２の上面
を両者の注入口部４を合致させて貼付けたのち、これを
粘稠物質３をその任意個所に塗布しである円筒形の胴部
７に入れ胴部と上蓋さらに底部をプランジャで巻き締め
すればよい。
また外側容器として完全に作り上げたもの、即ち上蓋を
すでに閉塞した外側容器に内装袋を内装しようとすると
きは、内装袋装入前に外側容器の上蓋および／または胴
部の内面任意の個所に容器の注入口および空気抜き口よ
りノズルにて粘稠物質を塗布しておき、その後適宜に折
りたたんだ内装袋を外側容器の注入口より挿入し、これ
に圧縮空気を送入して膨張せしめればよく、それによっ
て外側容器の内面に接するようにふくらんだ内装袋は外
側容器の上蓋や胴部の任意個所に塗布した水アメの如き
粘稠物質によって外側容器に密着するのである。
すでに閉塞した外側容器に内装袋を内装しようとすると
きは、内装袋装入前に外側容器の上蓋および／または胴
部の内面任意の個所に容器の注入口および空気抜き口よ
りノズルにて粘稠物質を塗布しておき、その後適宜に折
りたたんだ内装袋を外側容器の注入口より挿入し、これ
に圧縮空気を送入して膨張せしめればよく、それによっ
て外側容器の内面に接するようにふくらんだ内装袋は外
側容器の上蓋や胴部の任意個所に塗布した水アメの如き
粘稠物質によって外側容器に密着するのである。
しかして複合容器の内装袋に充填した内容液を使用し終
った後は、この内装袋を外側容器の注入口から抜きとり
、上蓋の注入口や空気抜き口からノズルを入れて蒸気噴
射することにより上蓋や胴部に付着残存している粘稠物
質は簡単に洗い落すことができる。
った後は、この内装袋を外側容器の注入口から抜きとり
、上蓋の注入口や空気抜き口からノズルを入れて蒸気噴
射することにより上蓋や胴部に付着残存している粘稠物
質は簡単に洗い落すことができる。
従って乾燥後に再度上蓋や胴部の内面任意個所に水アメ
を噴霧し、かつ新しい内装袋の前述のように挿入すれば
、再び新しい複合容器として使用することができるので
ある。
を噴霧し、かつ新しい内装袋の前述のように挿入すれば
、再び新しい複合容器として使用することができるので
ある。
また一度使用した後に上蓋をはずしてこの外装容器のみ
を他の用途に転用する場合でも上蓋や胴部内面の水アメ
を容易に水洗いで洗い落せるから異物の混在を懸念する
ことなく使用できる。
を他の用途に転用する場合でも上蓋や胴部内面の水アメ
を容易に水洗いで洗い落せるから異物の混在を懸念する
ことなく使用できる。
以上は外側容器と内装袋とを粘着貼合するに用いる粘稠
物質を外側容器の上蓋および／または胴部の内面任意個
所へ塗布する場合について説明したが、該粘稠物質の塗
布は前記外側容器だけに限定されるものではなく、内装
する袋の上面および／または側部の外側任意個所に施し
ても同様の効果が得られるものである。
物質を外側容器の上蓋および／または胴部の内面任意個
所へ塗布する場合について説明したが、該粘稠物質の塗
布は前記外側容器だけに限定されるものではなく、内装
する袋の上面および／または側部の外側任意個所に施し
ても同様の効果が得られるものである。
上記したように本考案は外側容器内に内装袋を一時的に
粘着貼合せしめることによって、内装袋中に内容物を充
填した複合容器使用時における振動、衝撃あるいは横転
などによる注入口近辺の回転ねじれを完全に防止するこ
とができるのであり、その実用的価値は非常に大である
。
粘着貼合せしめることによって、内装袋中に内容物を充
填した複合容器使用時における振動、衝撃あるいは横転
などによる注入口近辺の回転ねじれを完全に防止するこ
とができるのであり、その実用的価値は非常に大である
。
第１図は本考案複合容器の一実施例を示す一部切欠正面
図、第２図は第１図のＩ■−２線およびＩＩＩＩＩＩ線
の断面図である。 Ａ・・・・・・複合容器、１・・・・・・外側容器、２
・・・・・・内装袋、３・・・・・・粘稠物質、４・・
・・・・注入口、６・・・・・・上蓋、７・・・・・・
胴部。
図、第２図は第１図のＩ■−２線およびＩＩＩＩＩＩ線
の断面図である。 Ａ・・・・・・複合容器、１・・・・・・外側容器、２
・・・・・・内装袋、３・・・・・・粘稠物質、４・・
・・・・注入口、６・・・・・・上蓋、７・・・・・・
胴部。
Claims (1)
- 上面に注入口を有する合成樹脂膜製内装袋を外側容器の
内側に吸着装入してなる複合容器において、該外側容器
の上蓋および／または胴部の内面の任意の個所とそれら
に接する前記内装袋の外側個所とをでんぷん質を酸また
は酵素で分解して得た粘稠物質を用いて一時的に粘着貼
合せしめたことを特徴とする複合容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15465780U JPS5855168Y2 (ja) | 1980-10-28 | 1980-10-28 | 複合容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15465780U JPS5855168Y2 (ja) | 1980-10-28 | 1980-10-28 | 複合容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5777165U JPS5777165U (ja) | 1982-05-13 |
| JPS5855168Y2 true JPS5855168Y2 (ja) | 1983-12-16 |
Family
ID=29513879
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15465780U Expired JPS5855168Y2 (ja) | 1980-10-28 | 1980-10-28 | 複合容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5855168Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-10-28 JP JP15465780U patent/JPS5855168Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5777165U (ja) | 1982-05-13 |
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