JPS6132754Y2 - - Google Patents

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JPS6132754Y2
JPS6132754Y2 JP1981026381U JP2638181U JPS6132754Y2 JP S6132754 Y2 JPS6132754 Y2 JP S6132754Y2 JP 1981026381 U JP1981026381 U JP 1981026381U JP 2638181 U JP2638181 U JP 2638181U JP S6132754 Y2 JPS6132754 Y2 JP S6132754Y2
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JP
Japan
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paper
polyethylene
lid material
lid
container
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JP1981026381U
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English (en)
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JPS57138644U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、大型の紙カツプ容器に用いる蓋材の
改良に関する。この蓋材は、容器に強度を与え、
一方で開封が容易であるという利点を有する。
ヨーグルトのような、流動性ではないが、やわ
らかい物品を入れる紙カツプ容器の蓋は、従来、
たとえばアルミ箔(40μ厚)/ポリエチレン(20
μ厚)/ホツトメルト(ヒートシール)材、とい
つた構成の材料が多く用いられている。
容器が、容量80〜120ml程度と小型のうちは問
題ないが、250mlまたはそれ以上の大型になる
と、強度が不足で、カツプを持つと胴部は内側に
凹み、蓋は上方にふくらみ、内部のヨーグルトが
崩れてしまう(いわゆる「カード破壊」が生じ
る)。はなはだしい場合には、シールがはがれる
危険さえある。消費者の手でカード破壊が起ると
しても、商品価値は損われるし、もし流通過程で
シールはがれが生じたりすれば、漏液や雑菌侵入
のおそれがあるから、こうした危険は極力防がな
ければならない。
この対策として、本考案者らの一人は、さき
に、容器の強度を紙カツプだけでなく蓋材にも分
担させて両者の共働効果を利用すればよいことに
気づき、従来のアルミ箔を基材とする蓋材に代え
て、厚紙とくに150g/m2以上の厚紙とポリエチ
レンとを重ねたポリエチレン加工紙を用いること
を考え、すでに提案した。
上述の紙カツプ容器は、強度は満足すべきもの
であるが、蓋とカツプとのヒートシールがポリエ
チレン同志の接着で強固になりすぎるため、開封
に大きな力が要るという難点がある。
また、蓋体のポリエチレン層のシール隣接部
に、シール時の加熱に起因するピンホールが発生
することがあり、内容物が蓋裏に付着すると、そ
のピンホールから蓋材中に浸み込んで、外観を損
なうことはもちろん、ひどくなれば強度の低下を
もひきおこし、前記した蓋材による紙カツプの補
強がはたせなくなる。この問題は、内容物として
ヨーグルトを入れた場合にとくに深刻で、発酵前
の中性液ではさしたことはないが、発酵後の酸性
液はピンホールからの浸み込み傾向が強いことが
経験された。
本考案は、以上の諸問題を一挙に解決し、大型
の紙コツプ容器に対して補強効果が高く、しかも
開封が容易であり、内容物の浸み込みのない蓋材
を提供することを目的とする。
この目的を達成する本考案の蓋材は、第1図お
よび第2図に示すように、ポリエチレンとヒート
シール可能な表面をもつ大型の紙カツプ容器2、
代表的には基材のカツプ用紙21にポリエチレン
のコーテイング22を設けた材料でつくつた容器
にヒートシールする蓋材1であつて、用紙11上
に接着層12を介してパーチメント紙13を貼り
合わせ、さらにその上にヒートシーラントとして
はたらくポリエチレン層14を設けてなるもので
ある。
パーチメント紙は、別名を硫酸紙とよばれるよ
うに、紙を硫酸処理したものであつて、よく知ら
れているとおり、剛性に富み、かつ湿潤強度が高
い。従つて、これを紙カツプの蓋材に用いるとき
は容器の補強に役立ち、またポリエチレン層にピ
ンホールが生じても、内容物中の液はその層で遮
られ、用紙にまでしみ込むことがない。
いま一つの大ききな特徴は、パーチメント紙の
使用により蓋材の開封が容易になることである。
パーチメント紙は、上記の硫酸処理によるアミロ
イド化の程度が、表面は高く、内部は低い。その
ため、表面層と内部層との間で、または内部層内
で層間剥離が起りやすい。この層間剥離強度が、
前記のポリエチレン同志の高すぎる接着強度にく
らべて、適度に低い値を示す。本考案はこの事実
を利用して蓋材に易開封性を与えたものである。
蓋の剥離強度は、通常1500〜2000g/15mmの範囲
であつて、ヒートシールの条件によらず一定であ
る。この値は、包装として十分な強さであるとと
もに、開封が容易な限度にある。
本考案の蓋材が容易に開封できる機構は、第3
図に示すとおりであつて、蓋材1を紙カツプ2か
ら引き離すと、ヒートシール境界においてポリエ
チレン層14が切断されてその一部141がカツ
プの縁23についたまま蓋1から離れ、これに付
着しているパーチメント紙の表面層111と内部
層112との間が剥離して、開封が行なわれる。
蓋材の基材である用紙11とパーチメント紙1
3とは、その評量の合計が150g/m2以上あるこ
とが好ましい。それにより、容器に十分な強度が
備わる。
用紙11とパーチメント紙13との間の接着層
12は、適宜の接着剤であつてもよいが、ポリエ
チレンであつてもよい。
すなわち、押出されたポリエチレンを用紙とパ
ーチメント紙で両側からはさんで密着させる、い
わゆるサンドイツチラミネーシヨンの技術による
ことができる。
パーチメント紙13上にヒートシーラントであ
るポリエチレン層14を設けるには、押出しコー
テイングの技術によることもできるし、ポリエチ
レンフイルムをドライラミネーシヨンにより貼り
合わせてもよい。後者の場合、あらかじめコロナ
放電による表面処理を行なうか、または適当なア
ンカー剤を塗布することが望ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の蓋材をそなえた大型紙カツ
プ容器の、半ばを断面で示した側面図である。第
2図は、本考案の蓋材の構成を示す、第1図の実
線円内の部分の拡大断面図である。第3図は、本
考案の蓋材が易開封性を与える機構を説明するた
めの、第1図の点線円内に対応する部分の、拡大
端面図である。 1……蓋材、11……用紙、12……接着層、
13……パーチメント紙、14……ポリエチレン
層、2……紙カツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ポリエチレンとヒートシール可能な表面をも
    つ大型の紙カツプ容器2のための蓋材1であつ
    て、用紙11上に接着層12を介してパーチメ
    ント紙13を貼り合わせ、さらにその上にポリ
    エチレン層14を設けてなる蓋材。 (2) 接着層12がポリエチレンである実用新案登
    録請求の範囲第1項の蓋材。 (3) 用紙11とパーチメント紙13との坪量合計
    が150g/m2以上である実用新案登録請求の範
    囲第1項の蓋材。 (4) 紙カツプが容量250ml以上の、ヨーグルトを
    入れるための容器である実用新案登録請求の範
    囲第1項の蓋材。
JP1981026381U 1981-02-25 1981-02-25 Expired JPS6132754Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981026381U JPS6132754Y2 (ja) 1981-02-25 1981-02-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981026381U JPS6132754Y2 (ja) 1981-02-25 1981-02-25

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Publication Number Publication Date
JPS57138644U JPS57138644U (ja) 1982-08-30
JPS6132754Y2 true JPS6132754Y2 (ja) 1986-09-24

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ID=29824094

Family Applications (1)

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JP1981026381U Expired JPS6132754Y2 (ja) 1981-02-25 1981-02-25

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Families Citing this family (3)

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JPH0940001A (ja) * 1995-07-20 1997-02-10 Dainippon Printing Co Ltd ふた材
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GB1481746A (en) * 1974-10-15 1977-08-03 Carlisle Corp Flat multiconductor cable and process for manufacture thereof

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GB1481746A (en) * 1974-10-15 1977-08-03 Carlisle Corp Flat multiconductor cable and process for manufacture thereof

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JPS57138644U (ja) 1982-08-30

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