JPH01308770A - 密封包装容器 - Google Patents

密封包装容器

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JPH01308770A
JPH01308770A JP13203088A JP13203088A JPH01308770A JP H01308770 A JPH01308770 A JP H01308770A JP 13203088 A JP13203088 A JP 13203088A JP 13203088 A JP13203088 A JP 13203088A JP H01308770 A JPH01308770 A JP H01308770A
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lid
layer
container
adhesive
margin
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JP13203088A
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Inventor
Takeshi Kishida
剛 岸田
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KIYOUHOU GIKEN KK
Original Assignee
KIYOUHOU GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、密封包装容器に関し、殊に、開封後に再度密
封することができる密封包装容器に関する。
従来技術の問題点 従来プラスチック容器にゼリー等・の物品を充填して、
その開口部にトップフィルムで蓋をする場合に、容器と
トップフィルムとに同系統のプラスチックを用い、容器
の周辺の縁部にトップフィルムをヒートシール(熱溶着
)する方法が知られている。ヒートシールされた部分の
溶着面は、用いられるプラスチックの種類、溶着の温度
及び圧力などによって変動するが、一般にかなりの剥離
強度または接着力をもっている。ヒートシールされたト
ップフィルムを指でつまんで引き剥がすことは困難であ
り、刃物を用いて切り開かねばならなかっl;。また開
封を容易にするために、熱溶着を弱くすると、密封が不
完全となったり、密封包装品の貯蔵、運搬の取り扱い中
に誤って開封される虞れがあった。
この問題を解決するために、トップフィルムに1種のワ
ックスを塗布しくメルト層)、容器とトップフィルムと
をメルト、1]7を介して熱溶着する方法(ホットメル
トと称されている)もまl;知られている。ホットメル
ト法は、メルト層の接着力と凝集力との差を利用して、
メルト層の゛凝集破壊によって、剥離を容易にしている
。ホットメルト法は耐油性がないことが欠点である。
他の公知技術としては、容器の基材とは異なる基材でト
ツフリイルムを形成し、この際トップフィルムにイージ
ーオープンフィルムを使用して熱融着する。この方法は
、熱融着の圧カ、シール時間及びシール温度を調節する
ことにより、幼児や老人にも指で剥離することができる
程度の接着力に調整できる(例えば800 g= 1 
、2 k g)。この方法の欠点は、溶着部分が加熱に
弱く、レトルト処理中にピンホールが発生するために、
レトルト製品に使用できないこと、及び輸送、取り扱い
中にトップフィルムが容器から剥離することである。
また、容器を2層構造のラミネートシートで形成し、容
器の凹部と2その周辺部に設けた縁部との境界領域にそ
って上記貼り合わせシートの1層に切り込、みを入れた
容器も知られている。この容器ではシート状のトップフ
ィルムは蓋部分と、それから延長したつまみ部分とをも
つ・ており、このつまみ部分を除いて、蓋の周辺部は容
器の縁部表面に接着またはヒートシールされている。つ
まみ部分を容器の縁部から引き離すように引っ張ると、
容器の切り込みの部分の外側の縁部における貼り合わせ
シートの1層は蓋に固着した状態で他の層から剥離され
て開封される。この方法は、ラミネートシートにおける
シート間の接着力と、容器と蓋との接着力との差を利用
している。
これらの密封容器は、小人数所帯、殊に単身所帯の増大
と生活の合理化の要求とによって、様々な食品、衛生用
品その他の商品のための使い捨ての容器として益々需要
が高まっている。
しかしながら、密封包装品の消費者が、1バツクの包装
品を一時に全部消費するとは限らない。
−旦開封された蓋は、残りの包装品を保存する際に再利
用することができない。
従って、包装品が携帯用の消毒綿、消毒タオル等の衛生
品である場合、乾燥を嫌う食品や逆に湿気を嫌う食品で
ある場合には、1回分宛のバックとしなければならない
。例えば、今°日では、単身者用として、梅干しなどの
食品を1個宛パックした商品もあるが、これは包装コス
トを増大させ、また省資源の観点からも望ましくない。
さりとて、残りの包装品を他の容器に移して保存するこ
とは面倒である。
容器と蓋とを粘着剤で接着すれば、剥離の後、再度密封
することができることは明らかである。
事実かかる試みもなされたが、そのような容器を量産し
て需要者に供給する場合に容器と益とを粘着剤で粘看さ
せて組み合わせて供給するときは、容器の貯蔵、運搬の
際にかさ張るばかりでなく、内容物の充填に先立って蓋
を剥離する作業を必要とし、包装作業の効率が悪くなり
、更に内容物の封入の際に粘着剤が塗布されている部分
に内容物が付着すると、完全な密封が保証されない。
容器と蓋との何れかに粘着剤を塗布し、容器は容器、蓋
は蓋同志夫々重ね合わせる試みがなされた。これにより
、上述のかさ張りの問題は解決されたが、粘着剤を塗布
した容器又は蓋が粘着剤で互いに付着してしまい、結果
的に30%以上の不良品が生じたと言われている。
また、粘着剤の塗布面に剥離紙を仮に張り合わせれば、
上述の問題は解決されるが、包装作業に当たって剥離紙
を分離する作業を必要とし、また製造コストがかさむ。
更に、物品を包装する際に粘着剤を塗布すれば、上述の
問題は解決するが、内容物に粘着剤が混入する虞れがあ
り、また包装作業の効率が悪くなる。
残りの包装品を保存するために、再利用できる蓋を持っ
た、廉価な密封包装容器に対する熱心な需要があったに
も拘わらず、本発明者の知る限り上述の欠点を克服した
使い捨ての密封包装容器は提供されていない。
従って、複数回分の製品を密封包装し、しかも容器を複
数回の開閉に再利用できる使い捨ての密封包装容器と、
その製造方法に関して、本件出願人は、先に特許出願を
提出した(特願昭62−226.158号)。
この出願の発明においては、粘着剤で貼り合わされたラ
ミネートシートの2層を少・なくとも有するラミネート
シート材料から形成され、凹部とその周辺に沿った縁部
とをもっており、上記凹部と縁部との境界領域の上面に
沿って上記ラミネートシートの1層に切り込みを入れた
容器と、上記容器の縁部の表面に強固に固着された蓋部
分と、上記蓋部分から延長しており、縁部表面に固着さ
れていないつまみ部分とを有するトップフィルムとを有
することを特徴とする密封容器を開示している。
しかしながら、一般に包装容器は、物品を収納する凹部
を有する容器と、該容器の開口部を閉じる偏平な蓋とか
らなる容器に限らず、袋状の包装容器、何れが容器で何
れが蓋であるか判然としない包装容器もある。本件出願
人は、先の出願の容器の構造は袋状の容器に適用するこ
とができ、更に粘着剤で張り合わされたラミネートシー
トで形成し、容器を1層のシートで形成しすることがで
き、更に容器と蓋とを同一のラミネートシートを用いて
形成することもできることに想到した。
また、立体的な形状に成型される容器をラミネートシー
トで形成する場合には、絞り成型によってシートが薄く
なるので、厚いラミネートシートを用いる必要があり、
不経済である。むしろ、蓋をラミネートシートで形成す
るのが望ましい。また既存の容器に適合する蓋を提供す
ることにより、同等の効果が得られることに想到した。
問題点を解決する手段 本発明の一実施例においては、蓋を粘着剤で積層された
少なくとも第1の層と第2の層とを有するラミネートシ
ートで形成し、上記蓋の第1の層と第2の層とを張り合
わせている粘着剤よりも強固な剥離強度を有する接若剤
もしくはヒートシールによって、上記蓋の第1の層に接
着可能な材料からなるmlの層を少なくとも有するシー
ト材料で容器を形成している。
また、他の実施例においては、蓋と容器とを同一のラミ
ネートシートを用いて連接した蓋部分と容器部分として
形成している。
上記蓋部しくは蓋部分には、第1の層の周辺部において
閉じた図形の輪郭に沿って°接着代を設け、上記接着代
の内側に沿って上記第1の層に少なくとも1本の切り込
みが入れられている。
上記容器もしく、は容器部分の第1の層の周辺部には、
上記蓋の接着代の寸法形状に対応した接着代が設けられ
ている。
かくて、上記蓋の第1の層と上記容器の第1の層との夫
々の接着代がヒートシール若しくは接着されるたとさ(
上記蓋の第1と第2の層を張り合わせている粘着剤の剥
離強度よりも強い剥離強度で)、シールされた閉じた図
形の内側において上記蓋の第1の層と上記容器の第1の
層との間に物品収納領域を形成する。
望ましくは、開封を容易にするために、少なくとも一方
の部材に、つまみ部分を設ける。かかるつまみ部分は、
蓋と容器との接着代の何れか一方の周辺部において、蓋
の第1の層と第2の層とを互いに重なり合わないよう、
もしくは上記蓋の第1の層及び第2の層と、上記容器の
第1の層とを互いに重なり合わないよう相対的に外形を
変形する(突出させるか、または、へこま・仕る)こと
により形成される。
蓋もしくは蓋部分における第1の層と第2の店とを積層
している粘着剤は、蓋もしくは蓋部分の表面に露出して
いないので、蓋もしくは蓋部分の複数個を互いに重ね合
わせても付着することがない。しかも物品の封入に際し
て、余分な作業なしに、蓋と容器との接着代をヒートシ
ールすることができる。ヒートシールに代えて、上記粘
着剤の粘着力よりも強固な接着を与える接着剤を用いて
接着しても良い。
かかる容器に物品が収納され、蓋及び容器における接着
代がヒートシールまたは接着された密封包装物は、つま
み部分をヒートシール部分又は接着部分から引き離すよ
うに引っ張ると、蓋の第2の層の切り込みの部分の外側
の接着代部分は容器の接着代部分にとり残され、切り込
みによって囲まれた蓋の第1の層の部分は第2の層に付
着したまま容器から除去され、従って容器は開封される
開封された容器における、蓋及び容器の接着代の両方ま
たは何れか一方には粘着剤が露出しているので、再度密
封が可能である。
尚、蓋の第1の層に設ける切り込みは、上記間じた図形
の輪郭の内側の全周に沿って設けても良いが、上記輪郭
の一部分を残して切り込みを入れても良い。換言すれば
、開いた図形として切り込みを入れてもよい。切り込み
を入れなかった部分は、蓋と容器とを連結するヒンジと
しての機能を果たし、残りの商品を保存する際に、再度
密封する作業が容易になる。また、蓋と容器とを同一の
ラミネートシートで連接して形成した場合には、その連
設部分がヒンジとしての機能を果たす。
かくて、蓋若しくは蓋部分の接着代もしくは縁部におけ
る切り込みの外側部分の第1の層は、第2の層に対して
は粘着剤によって比較的弱い付着力で付着しており、容
器の第1の層に対してはヒートシール又は接着により比
較的強い付着力で付着している。
上記実施例において、蓋は偏平な蓋であってもよいが、
所望の形状に成形されることもできる。
更に、上述の蓋と容器との関係は°、2枚のシート間に
適用でき、それによって偏平な袋状の密封包装容器が得
られる。
以上に本発明の、概要を述べたが、以下に本発明の若干
の実施例を通じて、本発明を更に詳述する。
実   施   例 第1図は、本発明の一実施例による密封容器の立話面図
(第3図の1−1線における断面図)、第2図は蓋が開
封されようとしている状態を示す第1図に示した密封容
器の立話面図の一部分を示す断面図、第3図は第1図の
容器の平面図である。
密封容器は蓋10と容器20とからなる。
蓋10は、第1のP31]と第2の層12とが粘着剤の
層13によって積層されたラミネートシートから形成さ
れている。この実施例では、蓋IOは、・中央に凹部R
1が形成されており、周辺部に接着代1]aが設けられ
ている。接着代1]aの内側に沿って上記第1のN1]
の実質的に全厚さに亙る深さの切り込み14が入れられ
ている。上記第1と第2の層とは、夫々単一の層である
必要はなく、何れか一方または両方が複数の積層体であ
っても良い。但し、第1及び/又は第2の層を構成する
積層体の剥離強度は、第1と第2の層を積層している粘
着剤の剥離強度よりも大きくするのが望ましい。
容器20は、蓋10の第1のFBllとヒートシール又
は接着剤によって上記粘着剤よりも強固に接着可能な材
料からなる第1の層21を有するシート材料で形成され
ている。容器2oは単一の層である必要はなく、複数の
層を有する積層体であっても良い。但し、容器20の第
1の層21が蓋10の第1の層1]と対向するよう配置
されることが必要であり、また容器20が積層体で形成
される場合には、その剥離強度は上記粘着剤の剥離強度
よりも大きくするのが望ましい。
容器20の第1の層21の周辺部には、蓋10の接着代
の寸法形状に対応した接着代21aが設けられている。
蓋lOの第1の層l【と容器20の第1の層21との接
着代1]a、21aがヒートシール又は接着されたとき
、シールされた閉じた図形の内側において蓋10の第1
の層1]と容器20の第1の居21との間に物品収納領
域R2を形成する。
図示の実施例では、切り込み14は接着代1]aの閉じ
た図形の内側の一部分に沿って設けられているものとし
て示されている。換言すれば、切り込み14は開いた図
形に沿って形成されている(第3図に点線で示されてい
る)。開いた図形の両端には、蓋10の第1の層の実質
的に全厚さに互って、円形の穴14aが夫々形成されて
いる。
これは、開封の際に、切り込みを入れた部分を越えて、
蓋10のatの層1]が引き裂かれて剥離されるのを防
止し、それらの間の部分をヒンジ13として利用するの
に適している。もしも、この穴を形成しておかないと、
開封の際に蓋IOの第1のff1llが、切り込みの両
端部を越木て引き裂かれ、MIOと容器20とが分離し
てしまう可能性がある。蓋IOと容器20とがヒンジ結
合されていると、蓋10を紛失する虞れを無くシ、また
再度密封する際に、密封面(接着代1]a、21a)を
正しく重ね合わせることが容易になる。更に、この実施
例では、蓋lOのm2の層12の一部分が蓋10の第1
のIWIIの周辺部から突出させられて、つまみ部分1
2bが形成されている。
図示の密封容器は、容器20の凹部R2内に所望の物品
を収納しI;後、蓋10接着代1]aと容器20の接着
代21aとを重ね合わせて、ヒートシールするか接着剤
を用いて強固に接着する。この際、蓋IOにおける第1
と第2の層を積層している粘着剤の粘着力よりも強固な
接着力で接着されることが必要である。更に、蓋10は
浅い凹部R1をもつよう立体的に成型されているものと
して示されている。換言すれば、蓋10は接着代の内側
に下方に突出する部分を有する。この突出部分は、容器
20の開口にぴったりと嵌合するようになっており、そ
れによって蓋10と容器20との接着代1]a、21a
をヒートシールする際に、それらの接着代の整列を機械
的に行うことが容易になる。
この実施例の容器を用いた密封包゛装物を開封する場合
には、つまみ12bを第2図において矢印Aの方向に引
っ張る。接着代1]a、21aにおいて、蓋lOの第1
と第2の層の粘着力よりも蓋の第1の層1]と容器の第
1の層21との接着力のほうが大きいから、切り込み1
4の外側における蓋の第1の層部分1]aは容器の第1
の層21上に取り残され、切り込み14の内側の蓋の第
1の層は、蓋lOの第2の層と共に容器20から除去さ
れ、容器が開封される。このとき、蓋の第1の層の接着
代1]a(それは容器の接着代21aに取り残されてい
る)及び蓋の第2の層の接着代領域の何れか一方または
両方の表面には粘着剤が残留している。(第2図におい
ては、粘着剤の層13が蓋の第2の層12に付着してい
るものとして示されている。)したがって、その粘着剤
は再度密封する際に利用可能でおる。蓋の第2の層12
に対する粘着力が蓋の第1の層1]に対する粘着力より
も大きい粘着剤を選択することにより、粘着剤を蓋の第
2の層12の表面に保持させることができる。これは、
物品を収納している容器の縁部のベタツキをなくし、粘
着剤を保護するために望ましい。再度密封する前に、容
器の周辺部における粘着面を拭う際に、粘着剤が除去さ
れることを回避できるからである。しかしながら、蓋の
第1と第2の層に対する粘着材の接着力を、上記の逆に
選択することによって、粘着剤の層を容器20に取り残
された蓋の第1の層1]に保持させることができる。
この実施例において、蓋IOの中央に凹部R1を設けて
いるが、これは必須ではない。また、開いた図形に沿っ
た切り込み14の両端部に形成された丸穴14aは必須
ではなく、また丸穴14aは蓋の第1の層1]のみに設
けても、あるいは蓋の第1とvg2の層の全体に互って
設けても良い。
更に、つまみ部分12bは蓋の第2の層12を蓋の第1
の層1]の外形から突出させることにより形成している
が、容器の第1の層21及び蓋の第1のfillを蓋の
第2のFJ12の外形からくぼませることによって形成
しても良い。
第4図は、本発明の他の実施例を′示す立断面図、であ
る。この実施例では蓋及び容器は、粘着剤の層によって
積層された第1の層と第2の層とを少なくとも有する同
一のラミネートシートを用いて、互いに連接されt;蓋
部分30と容器部分40として形成されている。
詳述すれば、蓋部分30の第1のJW31及び第2の層
32並びに粘着剤の層33は、容器部分40の第1の層
4]及び第2の層42並びに粘着剤のj!g143と連
続した1枚の矩形状のシートで形成されている。蓋部分
のvglの層31の周辺部には、閉じた図形の輪郭に沿
って接着代31aが形成され、その内側に開いた図形の
輪郭に沿って切り込み34が入れられている。また蓋部
分の接着代31aの内側は上方に膨出しているものとし
て示されている。
第5図は、第4図の容器の平面図である。第5図から判
るように、蓋部分30の第1の層31の連接していない
3辺の周辺部及び連接した辺の周辺部には、閉じた図形
の輪郭にそって接着代31aが形成されている。切り込
み34は、上記3辺の接着代31aの内側にそって形成
されており、連接した辺の接着代には形成されていない
ものとして示されている。この区別を明瞭にするため、
切り込み34は破線で示され、切り込み34を設けない
接着代部分の境界は点線で示されている。
第4図の実施例においては、連接部分がヒンジの機能を
有するので、切り込み34は閉じた図形に沿って形成し
ても良い。
蓋部分30の連接した辺に対向する辺において、ラミネ
ートシートの一部を容器部分4oの接着代の外形から突
出させて、つまみ部分35が形成されている。このつま
み部分35における第1の層31cには接着代31aの
外側に第2の切り込み36が形成されている。
容器部分40には、上記蓋部分30の接着代の寸法形状
に対応した接着代4]aが形成され、その内側には凹部
R2が形成されている。
蓋部分30の第1の層31と、容器部分40の第1の層
4]とは同一の樹脂であるので、ヒートシール又は接着
剤によって、上記う・ミネートシートの粘着剤の剥離強
度よりも強い接着が可能である。
第4図及び第5図に示された容器をを用いた密封包装物
の蓋を明ける場合には、つまみ部分35を矢印Aの方向
に引っ張る。蓋部分の接着代31aと蓋部分の第2の層
32とは粘着剤で相対的に弱い剥離強度を有し、蓋部分
の接着代31aと容器部分の接着代4]aとはヒートシ
ールもしくは接着剤によって相対的に強い剥離強度をを
する。
従って、蓋部分の接着代31aの外側の第2の切り込み
36と接着代31aの内側の切り込み34とによって、
蓋部分の接着代31aは蓋部分の第2のF332から剥
離されて容器部分の接着代4]aに取り残され、る。こ
のとき、接着代31aと蓋の第2の層32との間の粘着
剤の層33aは、接着代31a(それは容器部分40の
第1の層に取り残される)の表面及び/又は蓋の第2の
層32の表面に付着している。その粘着剤は、再度蓋を
する場合に利用可能である。
この実施例において、開蓋動作の際に、容器部分の第2
のF!142と第1の層4]とが粘着剤の層43を介し
て積層されているので、容器部分の層が剥離する可能性
が僅かながらある。これは、通常は、蓋部分の接着代の
面積と、容器部分の第1と第2の層との粘着剤による接
着面積との差によって回避できるが、しかしながら、容
器部分の粘着剤の層43における剥離強度の増強処理を
行うことにより完全に回避できる。剥離強度の増強処理
は、コロナ処理としてよく知られている。
以上に本発明の若干の実施例について詳述したが、本発
明は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明
の技術思想を逸脱することなくさまざまな変形が可能で
ある。
例えば、以上の実施例においては、容器または容器部分
は、立体形状を存するものとして説明した。また蓋又は
蓋部分は偏平な形状又は立体形状を有するものとして説
明した。しかしながら、上述の容器及び蓋の両方を偏平
なシートとしても良いことは、容易に理解されよう。こ
の場合、容器は袋状の容器となる。かかる容器は、例え
ば海苔などの偏平な物品の包装に利用可能である。偏平
な袋状の容器の場合には、蓋及び容器に夫々相当する第
1のシートと第2のシートの両方に、互いに位置をずら
せたつまみ部分を設け、それによって、第1と第2のシ
ートを引き離す作業が容易になる。また、第1のシート
と第2のシートとは、分離したシートであってもよく、
あるいは同一のラミネートシートを用いて形成しても良
いことは上述の実施例から明らかであろう。
更に蓋又は蓋部分及び容器又は容器部分に於ける接着代
は、偏平な接着代として図示しであるが、これらは対応
した寸法形状の接着代であれば、偏平な形状である必要
はなく、所望の立体形状であって良い。
更に、図面には示してないが、上述の実施例において、
蓋又は蓋部分の第1の層に形成する切り込みを容器又は
容器部分の開口面積より小さい面積をもった閉じた図形
の輪郭に沿って形成することにより、蓋または蓋部分の
mlの層を、上記閉じた図形に囲まれた部分を除いて容
器又は容器部分の側に残す事ができ、従って、上記閉じ
た図形に囲まれた蓋又は蓋部分の第1の層だけが蓋又は
蓋部分の第2の層に伴われて、閉じた図形に沿った面積
のせまい開口を形成することもできる。これは容器又は
容器部分の深いコツプ状の形状として液体、粉末、rR
粒などの流動体を封入した場合に、容器を開封した後に
容器に振動が与えられ。
あるいは容器を傾けたり倒したりした場合に、内容物の
流失を防止しあるいは最小に止どめるのに有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例による密封容器の置所面図
、 第2図は、容器が開封されようとしている状態での第1
図の容器の置所面図、 第3図は、第1図の容器の平面図、 第4図は、本発明の他の実施例の置所面図、第5図は、
第4図の実施例の平面図である。 符号の説明 lO:蓋、ll:蓋の第1の層、lla:接着代、12
:蓋の第2の層、12b:つまみ部分、13:粘着剤の
層、14:切り込み、14a:丸穴、20:容器、21
:容器の第1の層、21a:接着代、30:蓋部分、3
1:第1の層、31a;接着代、32:第2の層、33
:粘着剤の層、34:切り込み、35:つまみ部分、3
6:第2の切り込み、40:容器部分、4]:第1の層
、4]a:接着代、42:第2の層、43:粘着剤の層
、 F i g、5 3(a C門 0     。1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]下記を特徴とする密封包装容器、 (a)粘着剤で貼り合わされた第1の層と第2の層とを
    少なくとも有するラミネートシートで形成された蓋と、 (b)上記蓋の第1と第2の層を張り合わせている粘着
    剤よりも強固な剥離強度を有する接着剤もしくはヒート
    シールによって、上記蓋の第1の層に接着可能な材料か
    らなる第1の層を少なくとも有するシート材料で形成さ
    れた容器と、からなり、 (c)上記蓋の第1の層の周辺部において、閉じた図形
    の輪郭にそって接着代を設け、上記接着代の内側にそっ
    て少なくとも1本の切り込みを入れたこと、及び、 (d)上記容器の第1の層の周辺部において、上記蓋の
    接着代の寸法形状に対応した接着代を設け、上記蓋の第
    1の層と容器の第1の層との夫々の接着代がヒートシー
    ル又は接着剤によって、上記粘着剤による上記蓋の第1
    と第2の層間の剥離強度よりも強い剥離強度で接着され
    たとき、シールされた閉じた図形の内側において上記蓋
    の第1の層と上記容器の第1の層との間に物品収納領域
    を形成するようにしたこと。 [2]特許請求の範囲第1項記載の密封包装容器におい
    て、 上記容器が上記蓋と同一のラミネートシートから形成さ
    れて、互いに連接した蓋部分と容器部分として形成され
    ていること、 を特徴とする密封包装容器。 [3]特許請求の範囲第2項記載の密封包装容器におい
    て、 上記蓋部分に連接した容器部分の粘着剤が剥離強度増強
    処理を施されていること、 を特徴とする密封包装容器。 [4]特許請求の範囲第1項〜第3項記載の容器におい
    て、上記蓋若しくは蓋部分の第1の層に形成される切り
    込みが上記容器または容器部分の開口部の面積よりも小
    さい閉じた図形に沿って形成されていること、 を特徴とする密封包装容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5180599A (en) * 1991-03-08 1993-01-19 Oscar Mayer Foods Corporation Peelable adhesive-based package seal and method of making same
US9617056B2 (en) 2006-02-03 2017-04-11 Ardagh Mp Group Netherlands B.V. Expandable container having lid for providing headspace control in a food can

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