JPH0563672U - 鋼帯のスロットダイコータ - Google Patents

鋼帯のスロットダイコータ

Info

Publication number
JPH0563672U
JPH0563672U JP347092U JP347092U JPH0563672U JP H0563672 U JPH0563672 U JP H0563672U JP 347092 U JP347092 U JP 347092U JP 347092 U JP347092 U JP 347092U JP H0563672 U JPH0563672 U JP H0563672U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel strip
backup roll
slot die
die coater
movable magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP347092U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0746374Y2 (ja
Inventor
卓也 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugai Ro Co Ltd filed Critical Chugai Ro Co Ltd
Priority to JP1992003470U priority Critical patent/JPH0746374Y2/ja
Publication of JPH0563672U publication Critical patent/JPH0563672U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0746374Y2 publication Critical patent/JPH0746374Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋼帯に均一な塗布膜を形成するスロットダイ
コータを提供する。 【構成】 スロットダイコータ1において、バックアッ
プロール2の内部に可動マグネット6を組み込み、この
可動マグネット6の磁力によって鋼帯3をバックアップ
ロール2の外周面に密着させ、ダイ4の塗布液吐出口5
と鋼帯3との間に一定のギャップδが形成されるように
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バックアップロールの外周面に沿って鋼帯を搬送しつつ該鋼帯に塗 料を塗布する鋼帯のスロットダイコータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記鋼帯のスロットダイコータとして、図2に示すものが知られている 。このスロットダイコータ1aにおいて、円筒状のバックアップロール2は回動 可能に支持されている。
【0003】 鋼帯3は0.2〜2.0mmの厚さを有する亜鉛鉄板等で、図上バックアップ ロール2の下方から右斜め上方に延び、バックアップロール2の側部外周に巻回 され、方向を変えて左斜め上方に配設されており、両端に所定の引張力(約1〜 2kg/mm2)を加えた状態で矢印X方向に搬送されるようになっている。
【0004】 ダイ4はバックアップロール2の側部に配置され、塗布液Wの吐出口5が上記 バックアップロール2に接触する鋼帯3部分と約数十〜数百μmの微小ギャップ δを隔てて対向させてある。
【0005】 以上の構成を有するスロットダイコータ1aでは、図示しないポンプによって ダイ4に供給された塗布液Wが吐出口5から吐出し、バックアップロール2の外 周面に沿って矢印X方向に搬送されている鋼帯3の外周面に塗布され、該鋼帯3 の表面に厚さ数十μmの塗布膜が形成される。なお、バックアップロール2は、 鋼帯3との接触により矢印a方向に従動回転する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、板厚の大きい鋼帯を処理する場合、上記スロットダイコータ1 aでは、バックアップロール2と該バックアップロール2に巻回されている鋼帯 3とが完全に密着せず、両者の間に最大200μmもの隙間を生じることから、 塗布膜の厚さが幅方向で不均一になるという問題点を有していた。
【0007】 この問題点を解決する手段として、鋼帯3の引張力を増加させ、バックアップ ロール2に対する鋼帯3の密着性を高める方法も考えられるが、この方法ではモ ータ容量を大きくしたり、設備を堅牢にしなければならない等の問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記問題点を解決するためになされたもので、鋼帯のスロットダイ コータにおいて、バックアップロールの内部に可動マグネットを組み込んだもの である。
【0009】
【作用】
上記構成によれば、可動マグネットをバックアップロールに巻回されている鋼 帯部分に対向させると、この鋼帯が可動マグネットに吸引されてバックアップロ ールの外周面に密着し、鋼帯とダイとのギャップが鋼帯の幅方向に一定になる。 また、可動マグネットをダイ対向部から退避させると、鋼帯は可動マグネットの 磁力から解放される。
【0010】
【実施例】
以下、図1を参照して本考案の実施例について説明する。この図1は本考案に かかるスロットダイコータ1の断面を示し、バックアップロール2の内部に可動 マグネット6が内蔵されている。上記可動マグネット6は、バックアップロール 2の中心軸と同軸上に配置された軸7の保持部8に設けてあり、上記軸7を中心 として正逆回転可能となっている。その他の構成は上記従来のスロットダイコー タ1aと同一であるため、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0011】 上記構成を備えたスロットダイコータ1では、図示するように、可動マグネッ ト6がダイ4に対向しているとき、上記可動マグネット6の磁力に吸引されて鋼 帯3はバックアップロール2の外周面に密着し、ダイ4の吐出口5と鋼帯3との ギャップδが幅方向に一様となる。したがって、ダイ4の吐出口5から吐出され る塗布液Wは鋼帯3の表面に均一な厚さの塗布膜を形成する。
【0012】 新たな鋼帯3をスロットダイコータ1に装着すべく、この鋼帯3の先端をバッ クアップロール2とダイ4との間に装入する場合、またはバックアップロール2 やダイ4を保守・点検する場合、可動マグネット6を回転してダイ4と反対側( 点線位置)に移動し、鋼帯3を可動マグネット6の磁力から解放する。これによ り、鋼帯3は可動マグネット6の磁力を受けることなく容易に装入、取り外しが 可能となる。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案にかかる鋼帯のスロットダイコータでは 、バックアップロールの内部に可動マグネットを組み込み、この可動マグネット の磁力によってバックアップロールの外周面に鋼帯を密着させるようにしている 。したがって、鋼帯とダイとの間隔が幅方向に一定になり、この鋼帯に均一な塗 布膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかるスロットダイコータの断面図
である。
【図2】 従来のスロットダイコータの断面図である。
【符号の説明】
1,1a…スロットダイコータ、2…バックアップロー
ル、3…鋼帯、4…ダイ、5…吐出口、6…可動マグネ
ット、W…塗布液。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックアップロールの内部に可動マグネ
    ットを組み込んだことを特徴とする鋼帯のスロットダイ
    コータ。
JP1992003470U 1992-02-03 1992-02-03 鋼帯のスロットダイコータ Expired - Lifetime JPH0746374Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992003470U JPH0746374Y2 (ja) 1992-02-03 1992-02-03 鋼帯のスロットダイコータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992003470U JPH0746374Y2 (ja) 1992-02-03 1992-02-03 鋼帯のスロットダイコータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0563672U true JPH0563672U (ja) 1993-08-24
JPH0746374Y2 JPH0746374Y2 (ja) 1995-10-25

Family

ID=11558221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992003470U Expired - Lifetime JPH0746374Y2 (ja) 1992-02-03 1992-02-03 鋼帯のスロットダイコータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0746374Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08243472A (ja) * 1995-03-14 1996-09-24 Inoue Kinzoku Kogyo Kk 塗工装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62503019A (ja) * 1985-05-08 1987-12-03 チンメル,ヨハネス 液状の、場合によつては発泡された物質を含浸塗布しおよび/または被覆塗布する方法および装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62503019A (ja) * 1985-05-08 1987-12-03 チンメル,ヨハネス 液状の、場合によつては発泡された物質を含浸塗布しおよび/または被覆塗布する方法および装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08243472A (ja) * 1995-03-14 1996-09-24 Inoue Kinzoku Kogyo Kk 塗工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0746374Y2 (ja) 1995-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4008821B2 (ja) 被覆研磨材のパターン化された表面の作製
JPH0563672U (ja) 鋼帯のスロットダイコータ
JP3331735B2 (ja) 塗布装置
JPH0461959A (ja) ストリップの塗装方法
JP2002045775A (ja) 塗布装置
JPH04165056A (ja) 溶融金属めっき浴中ロールのワイパ装置
JPH105650A (ja) 塗布装置
US4645686A (en) Method for smoothing magnetic recording media
JPH0437878Y2 (ja)
JPS6324065B2 (ja)
JPH1043704A (ja) 線条体の異物除去装置
JPH0737619U (ja) 静電気密着用ブレード電極
JPS6376805A (ja) 粉末圧延機
JPH0557796A (ja) 常温接着方法
JPS5839811Y2 (ja) 缶材用接着剤塗布装置
JPS60211071A (ja) 真空蒸着装置
JPH0711067B2 (ja) 金属ストリツプのコ−テイング方法
JPS63144325A (ja) 液晶表示素子の配向処理方法
JP3049825U (ja) 剥離用部品
JPH0223523A (ja) 磁気記録媒体の製造方法およびその製造装置
JPS60187676A (ja) ベ−スフイルムの曲面走行方法
RU1828781C (ru) Устройство дл изготовлени металлических плакированных волокон
JPS63260767A (ja) 研削ベルト
JPS6166223A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
SU1263457A1 (ru) Способ электроэрозионного легировани