JPH0563401B2 - - Google Patents
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- JPH0563401B2 JPH0563401B2 JP1263801A JP26380189A JPH0563401B2 JP H0563401 B2 JPH0563401 B2 JP H0563401B2 JP 1263801 A JP1263801 A JP 1263801A JP 26380189 A JP26380189 A JP 26380189A JP H0563401 B2 JPH0563401 B2 JP H0563401B2
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B15/00—Peroxides; Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof; Superoxides; Ozonides
- C01B15/01—Hydrogen peroxide
- C01B15/029—Preparation from hydrogen and oxygen
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、有機化合物の不在下で周期表の族
即ち白金族の貴金属をベースとする触媒を含有す
る水性媒体の存在下で、水素及び酸素から過酸化
水素を製造するための方法に係る。
即ち白金族の貴金属をベースとする触媒を含有す
る水性媒体の存在下で、水素及び酸素から過酸化
水素を製造するための方法に係る。
このような方法により過酸化水素を製造するこ
とは知られており、例えば米国特許第4681751、
4661337、4279883及び4009252号又はヨーロツパ
特許出願第0274830号により開示されている。
とは知られており、例えば米国特許第4681751、
4661337、4279883及び4009252号又はヨーロツパ
特許出願第0274830号により開示されている。
この既知方法は有機化合物の存在に付随する危
険を確かに避けることができるが、水素と酸素の
混合物のみでは爆発の危険が残り、この混合物を
非常に高濃度の不活性ガスで希釈するか、酸素/
水素比を所定の値にするか、又はガス及びその混
合物の流量の制御分野に多大な投資をしなければ
この危険を回避することはできない。
険を確かに避けることができるが、水素と酸素の
混合物のみでは爆発の危険が残り、この混合物を
非常に高濃度の不活性ガスで希釈するか、酸素/
水素比を所定の値にするか、又はガス及びその混
合物の流量の制御分野に多大な投資をしなければ
この危険を回避することはできない。
さて、安全性の基準を満たし、使用される水素
及び酸素の割合を任意に選択することができ、両
者の再使用を助長するような方法が発見され、こ
のような方法が本発明の要旨を構成する。
及び酸素の割合を任意に選択することができ、両
者の再使用を助長するような方法が発見され、こ
のような方法が本発明の要旨を構成する。
本発明は、有機化合物を含有せず且つ白金族の
貴金属を触媒として含有する水性媒体中で大気圧
よりも高い圧力で水素を酸素と反応させることに
より過酸化水素を製造する触媒方法に係り、該方
法は水性媒体を水素と接触させる第1段階と、第
1段階で形成された水性媒体を酸素及び水素と接
触させる第2段階とを含んでおり、第2段階の水
素が、第1段階で得られた水性媒体と共に残存し
ている水素であつて、第2段階の気相が酸素と作
用して引火及び爆発を生じることがないように十
分に減量した後のものであることを特徴とする。
貴金属を触媒として含有する水性媒体中で大気圧
よりも高い圧力で水素を酸素と反応させることに
より過酸化水素を製造する触媒方法に係り、該方
法は水性媒体を水素と接触させる第1段階と、第
1段階で形成された水性媒体を酸素及び水素と接
触させる第2段階とを含んでおり、第2段階の水
素が、第1段階で得られた水性媒体と共に残存し
ている水素であつて、第2段階の気相が酸素と作
用して引火及び爆発を生じることがないように十
分に減量した後のものであることを特徴とする。
第2段階に必要な水素の部分のみが第1段階で
得られた水性媒体と共に残存するようにするため
には、例えば大気圧に実質的に等しい圧力に減圧
し、その後、気相を窒素のような不活性ガスによ
り掃気することにより水素の不要部分を除去する
ことができる。
得られた水性媒体と共に残存するようにするため
には、例えば大気圧に実質的に等しい圧力に減圧
し、その後、気相を窒素のような不活性ガスによ
り掃気することにより水素の不要部分を除去する
ことができる。
この方法は不連続法に適している。
上記と同じ目的で、第1段階で得られた水性媒
体を水性媒体−気相系から除去することもでき
る。
体を水性媒体−気相系から除去することもでき
る。
この方法は連続法に適している。
連続及び不連続法のいずれにおいても、第2段
階から回収された水性媒体を再び本発明の方法で
処することができる。
階から回収された水性媒体を再び本発明の方法で
処することができる。
気相の引火性又は爆発性については、例えば
Bulletin 503、Bureau of Mines、1952、H.F.
Coward及びG.M.Jones著“Limits of
flammability of Gases and vapors”を参照さ
れたい。
Bulletin 503、Bureau of Mines、1952、H.F.
Coward及びG.M.Jones著“Limits of
flammability of Gases and vapors”を参照さ
れたい。
本発明の方法は当然のことながらその特徴とす
る点を除き、既知の方法と同様に実施することが
できる。
る点を除き、既知の方法と同様に実施することが
できる。
例えば、水性媒体は水単独でもよいが、好まし
くは塩酸のような酸を含有する水溶液から構成さ
れ、必要に応じて例えばハロゲンイオンのような
イオン及びリン酸塩のような過酸化水素安定剤も
含有し得る。
くは塩酸のような酸を含有する水溶液から構成さ
れ、必要に応じて例えばハロゲンイオンのような
イオン及びリン酸塩のような過酸化水素安定剤も
含有し得る。
触媒については、担体に支持した状態で使用す
ることが好ましい。白金族の貴金属のうちでは、
白金及びパラジウムが多くの場合好適である。
ることが好ましい。白金族の貴金属のうちでは、
白金及びパラジウムが多くの場合好適である。
本発明の方法は耐圧且つ耐食性であり、特に水
素に対して気密性であり、種々の必要な標準シス
テム(例えば温度及び圧力調節システム)を備え
る装置中で実施される。
素に対して気密性であり、種々の必要な標準シス
テム(例えば温度及び圧力調節システム)を備え
る装置中で実施される。
水性媒体、触媒及び装置に関するより詳細な情
報については、例えば米国特許第3336112、
3361533、4009252、4279883及び4681751号並びに
ヨーロツパ特許出願第0274830号の各々の記載を
参照されたい。
報については、例えば米国特許第3336112、
3361533、4009252、4279883及び4681751号並びに
ヨーロツパ特許出願第0274830号の各々の記載を
参照されたい。
本発明の方法を実施する温度は、最も一般的に
は約−10℃〜+30℃である。
は約−10℃〜+30℃である。
第1段階で加える水素の圧力は十分広い範囲で
あり得、例えば約5〜100バールである。
あり得、例えば約5〜100バールである。
第2段階で加える酸素の圧力はかなり広い範囲
であり得、例えば約5〜100バールである。
であり得、例えば約5〜100バールである。
以下、非限定的な実施例により本発明を説明す
る。
る。
実施例 1
攪拌装置又は温度検知装置のような内部装置と
同様にポリテトラフルオロエチレンコーテイング
により保護された壁を有する0.3の金属オート
クレーブ中で、木炭に担持された5%パラジウム
から形成され且つEngelhard社から市販されてい
る触媒0.03gを含有する0.1N塩酸水溶液20cm3から
構成される水性媒体を、+10℃に等しい温度で攪
拌下に3時間、50バールの水素と接触させた。
同様にポリテトラフルオロエチレンコーテイング
により保護された壁を有する0.3の金属オート
クレーブ中で、木炭に担持された5%パラジウム
から形成され且つEngelhard社から市販されてい
る触媒0.03gを含有する0.1N塩酸水溶液20cm3から
構成される水性媒体を、+10℃に等しい温度で攪
拌下に3時間、50バールの水素と接触させた。
3時間後、オートクレーブ中で気相及びこの気
相と接触している触媒を含有する水性媒体により
構成される反応媒体を、同様に+10℃であるが今
度は非攪拌下に実質的に大気圧にし、その後、水
素含有量が4.5容量%未満になるまでオートクレ
ーブ中の気相に窒素流を導入した。
相と接触している触媒を含有する水性媒体により
構成される反応媒体を、同様に+10℃であるが今
度は非攪拌下に実質的に大気圧にし、その後、水
素含有量が4.5容量%未満になるまでオートクレ
ーブ中の気相に窒素流を導入した。
次にオートクレーブに70バールに等しい酸素圧
力を加え、+10℃で攪拌下に気相と水性媒体とを
20分間接触させた。
力を加え、+10℃で攪拌下に気相と水性媒体とを
20分間接触させた。
この操作後、水性媒体は5.1mgの過酸化水素を
含有していた。
含有していた。
実施例 2
触媒の使用量を0.3gとした以外は、実施例1
と同様に操作した。酸素の作用後、水性媒体は10
mgの過酸化水素を含有していた。
と同様に操作した。酸素の作用後、水性媒体は10
mgの過酸化水素を含有していた。
実施例 3
0.03gのパラジウム触媒に代えて、Merck社か
ら市販されている木炭に担持された10%の白金か
ら構成される触媒0.03gを使用した以外は、実施
例1と同様に操作した処、水性媒体は酸素の作用
後に6mgの過酸化水素を含有していた。
ら市販されている木炭に担持された10%の白金か
ら構成される触媒0.03gを使用した以外は、実施
例1と同様に操作した処、水性媒体は酸素の作用
後に6mgの過酸化水素を含有していた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 有機化合物を含有せず且つ白金族の貴金属を
触媒として含有する水性媒体中で大気圧よりも高
い圧力で水素を酸素と反応させることにより過酸
化水素を製造する触媒方法であつて、水性媒体を
水素と接触させる第1段階と、第1段階で得られ
た水性媒体を酸素及び水素と接触させる第2段階
とを含んでおり、第2段階の水素が第1段階で得
られた水性媒体と共に残存している水素であつ
て、第2段階の気相が酸素と作用して引火及び爆
発を生じないように十分に減量した後のものであ
ることを特徴とする前記方法。 2 第2段階に必要な水素の部分のみが第1段階
で得られた水性媒体と共に残存するように、大気
圧に実質的に等しい圧力に減圧し、その後、気相
を窒素のような不活性ガスにより掃気することに
より水素の不要部分を除去することを特徴とする
請求項1に記載の方法。 3 第2段階で必要な水素の部分のみが第1段階
で得られた水性媒体と共に残存するように、該水
性媒体を水性媒体−気相系から除去することを特
徴とする請求項1に記載の方法。 4 第1段階で加える水素の圧力が5〜100バー
ルであることを特徴とする請求項1から3のいず
れか1項に記載の方法。 5 第2段階で加える酸素の圧力が5〜100バー
ルであることを特徴とする請求項1から4のいず
れか1項に記載の方法。 6 方法を実施する温度が−10℃〜+30℃である
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項
に記載の方法。 7 貴金属が白金又はパラジウムであることを特
徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の
方法。 8 水性媒体がハロゲンイオンを含んでいること
を特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記
載の方法。 9 第2段階から回収した水性媒体を使用して工
程を反復することを特徴とする請求項1から8の
いずれか1項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8813671 | 1988-10-12 | ||
FR8813671A FR2637581B1 (fr) | 1988-10-12 | 1988-10-12 | Procede de fabrication de peroxyde d'hydrogene |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02153805A JPH02153805A (ja) | 1990-06-13 |
JPH0563401B2 true JPH0563401B2 (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=9371107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1263801A Granted JPH02153805A (ja) | 1988-10-12 | 1989-10-09 | 過酸化水素の製造方法 |
Country Status (10)
Country | Link |
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EP (1) | EP0364374B1 (ja) |
JP (1) | JPH02153805A (ja) |
AT (1) | ATE85030T1 (ja) |
CA (1) | CA1340044C (ja) |
DE (2) | DE68904625T2 (ja) |
ES (1) | ES2014392T3 (ja) |
FI (1) | FI89788C (ja) |
FR (1) | FR2637581B1 (ja) |
GR (1) | GR910300028T1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5194242A (en) * | 1990-09-11 | 1993-03-16 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Process for the production of hydrogen peroxide from hydrogen and oxygen |
US6752978B2 (en) | 1994-08-16 | 2004-06-22 | Advanced Peroxide Technology, Inc. | Method for producing hydrogen peroxide from hydrogen and oxygen |
US5641467A (en) * | 1994-08-16 | 1997-06-24 | Princeton Advanced Technology, Inc. | Method for producing hydrogen peroxide from hydrogen and oxygen |
AU710994B2 (en) * | 1994-08-16 | 1999-10-07 | Princeton Advanced Technology, Inc. | Method and apparatus for producing hydrogen peroxide from hydrogen and oxygen |
US7067103B2 (en) | 2003-03-28 | 2006-06-27 | Headwaters Nanokinetix, Inc. | Direct hydrogen peroxide production using staged hydrogen addition |
US7011807B2 (en) * | 2003-07-14 | 2006-03-14 | Headwaters Nanokinetix, Inc. | Supported catalysts having a controlled coordination structure and methods for preparing such catalysts |
US7045479B2 (en) * | 2003-07-14 | 2006-05-16 | Headwaters Nanokinetix, Inc. | Intermediate precursor compositions used to make supported catalysts having a controlled coordination structure and methods for preparing such compositions |
US7144565B2 (en) * | 2003-07-29 | 2006-12-05 | Headwaters Nanokinetix, Inc. | Process for direct catalytic hydrogen peroxide production |
US7045481B1 (en) | 2005-04-12 | 2006-05-16 | Headwaters Nanokinetix, Inc. | Nanocatalyst anchored onto acid functionalized solid support and methods of making and using same |
US7396795B2 (en) * | 2005-08-31 | 2008-07-08 | Headwaters Technology Innovation, Llc | Low temperature preparation of supported nanoparticle catalysts having increased dispersion |
US7718710B2 (en) * | 2006-03-17 | 2010-05-18 | Headwaters Technology Innovation, Llc | Stable concentrated metal colloids and methods of making same |
US7632774B2 (en) * | 2006-03-30 | 2009-12-15 | Headwaters Technology Innovation, Llc | Method for manufacturing supported nanocatalysts having an acid-functionalized support |
US7563742B2 (en) | 2006-09-22 | 2009-07-21 | Headwaters Technology Innovation, Llc | Supported nickel catalysts having high nickel loading and high metal dispersion and methods of making same |
SI25590A (sl) | 2018-01-15 | 2019-07-31 | Univerza V Ljubljani | Postopek priprave izotopsko označenega vodikovega peroksida |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE296357C (ja) * | ||||
GB120045A (en) * | 1917-05-15 | 1919-10-08 | Rene Moritz | Process for the Synthetic Production of Hydrogenperoxide and Apparatus therefor. |
GB1056126A (en) * | 1964-02-17 | 1967-01-25 | Ici Ltd | Production of hydrogen peroxide |
JPS514097A (en) * | 1974-07-02 | 1976-01-13 | Tokuyama Soda Kk | Kasankasuisono seizohoho |
GB1490925A (en) * | 1975-07-02 | 1977-11-02 | Tokuyama Soda Kk | Process for preparing hydrogen peroxide |
JPS5271000A (en) * | 1975-12-10 | 1977-06-13 | Tokuyama Soda Co Ltd | Production of hydrogen peroxide |
ATE25839T1 (de) * | 1983-06-22 | 1987-03-15 | Du Pont | Verfahren zur katalytischen herstellung von wasserstoffperoxid aus sauerstoff und wasserstoff. |
-
1988
- 1988-10-12 FR FR8813671A patent/FR2637581B1/fr not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-09-28 CA CA000614137A patent/CA1340044C/fr not_active Expired - Fee Related
- 1989-10-05 ES ES89420377T patent/ES2014392T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1989-10-05 EP EP89420377A patent/EP0364374B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1989-10-05 DE DE8989420377T patent/DE68904625T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1989-10-05 DE DE198989420377T patent/DE364374T1/de active Pending
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- 1989-10-09 JP JP1263801A patent/JPH02153805A/ja active Granted
- 1989-10-11 FI FI894819A patent/FI89788C/fi not_active IP Right Cessation
- 1989-10-12 US US07/420,514 patent/US4996039A/en not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-11-15 GR GR91300028T patent/GR910300028T1/el unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ES2014392T3 (es) | 1994-08-01 |
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