JPH107408A - 過酸化水素の製造方法 - Google Patents

過酸化水素の製造方法

Info

Publication number
JPH107408A
JPH107408A JP1231297A JP1231297A JPH107408A JP H107408 A JPH107408 A JP H107408A JP 1231297 A JP1231297 A JP 1231297A JP 1231297 A JP1231297 A JP 1231297A JP H107408 A JPH107408 A JP H107408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
hydrogen peroxide
palladium
reaction medium
group metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1231297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3620193B2 (ja
Inventor
Fumiaki Goto
文郷 後藤
Kozo Tanaka
浩三 田中
Toshio Sasaki
俊夫 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP01231297A priority Critical patent/JP3620193B2/ja
Publication of JPH107408A publication Critical patent/JPH107408A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3620193B2 publication Critical patent/JP3620193B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】酸やハロゲンイオン、そしてホルムアルデヒド
等の添加剤のいずれをも添加せずとも、生成する過酸化
水素の分解も抑制され、高濃度の過酸化水素を製造する
方法を提供する。 【解決手段】白金族金属のハロゲン化合物を含有する反
応媒体中で、水素と酸素を反応させる過酸化水素の製造
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は過酸化水素を製造す
る方法に関する。さらに詳しくは、本発明は水素と酸素
を直接反応させて過酸化水素を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】過酸化水素は、漂白剤(紙・パルプ、天
然繊維)、工業薬品(酸化剤および可塑剤、ゴム薬品、
公害処理などの還元剤)、医薬品(酸化剤)、食品(水
産加工の漂白殺菌剤、その他の各種漂白剤)など、用途
が多岐にわたる最も重要な工業製品の一つである。
【0003】現在最も一般的な過酸化水素の工業的製造
法は、アルキルアントラキノンを用いる自動酸化法によ
っている。しかしこの方法の問題点として、アルキルア
ントラキノンの還元、酸化や生成過酸化水素の抽出分
離、精製、濃縮等多くの工程が必要であり、プロセスが
複雑になるという点があげられる。またアルキルアント
ラキノンの損失や還元触媒の劣化なども問題となってい
る。
【0004】これらの問題点を解決するために従来、白
金族金属担持触媒存在下に水性媒体中で水素と酸素を接
触させ、過酸化水素を直接合成する方法が提案されてい
る(特公昭55−18646号公報、特公昭56−47
121号公報、特公平1−23401号公報、特開昭6
3−156005号公報等)。これらでは、いずれも反
応媒体として酸や無機塩を添加した溶液が使用されてい
る。
【0005】例えば特開昭63−156005号公報に
おいては支持体に白金族金属を担持した金属触媒を用
い、高圧条件下水性媒体中で水素と酸素からある程度高
い濃度の過酸化水素を製造できるとしているが、高濃度
となる量の酸を添加する必要、および解離してハロゲン
イオンを生成する化合物、例えば臭化ナトリウム等を共
存させる必要があり、これらを加える工程が必要であ
る。
【0006】特開昭57−92506号公報には反応媒
体としてアルコール、ケトン、エーテル、エステル、ア
ミドなどを用いることができるが、特にメタノールが優
れている点が記載されている。しかしながらここで用い
られている触媒系は、やはり、支持体に白金族金属を担
持した金属、酸およびハロゲンイオンであり、さらに、
生成する過酸化水素の分解を抑えるためにメタノール中
にホルムアルデヒドを共存させる必要があった。したが
って、これらを添加する工程、および場合によってはホ
ルムアルデヒドを取り除くための工程が必要となり、工
業的に不利となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題、即ち本発明の目的は、酸やハロゲンイオン、
そしてホルムアルデヒド等の添加剤のいずれをも添加せ
ずとも、生成する過酸化水素の分解も抑制され、高濃度
の過酸化水素を製造する方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の状
況に鑑み、反応媒体中で水素と酸素を直接反応させる過
酸化水素の製造方法について鋭意研究を続け、本発明を
完成させるに至った。即ち本発明は、白金族金属のハロ
ゲン化合物を含有する反応媒体中で、水素と酸素を反応
させる過酸化水素の製造方法にかかるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明で使用する白金族金属のハロゲン化合物に
おける白金族金属としては、ロジウム、イリジウム、白
金、パラジウム等が挙げられる。好ましくは白金、パラ
ジウムであり、さらに好ましくはパラジウムが使用され
る。またハロゲン化合物としては、フッ素化合物、塩素
化合物、臭素化合物、ヨウ素化合物が用いられるが、好
ましくは塩素化合物、臭素化合物が用いられる。かかる
白金族金属のハロゲン化合物の具体例としては、塩化ロ
ジウム、臭化ロジウム、塩化イリジウム、臭化イリジウ
ム、塩化白金、臭化白金、フッ化パラジウム、塩化パラ
ジウム、臭化パラジウム、ヨウ化パラジウム、ジクロロ
ジアンミンパラジウム等が挙げられる。好ましくは、臭
化白金、塩化白金、塩化パラジウム、臭化パラジウム、
ジクロロジアンミンパラジウムであり、特に好ましくは
塩化パラジウム、臭化パラジウム、ジクロロジアンミン
パラジウムである。
【0010】本発明においては反応媒体を使用するが、
例えば反応系内で液状である水や有機化合物、それらの
混合液などである。かかる有機化合物としては、例えば
アルコール、ケトン、エーテル、エステル、アミド等が
挙げられる。本発明で使用する反応媒体として好ましく
は、水および/またはアルコールである。さらに好まし
くは、アルコール単独またはアルコールと水との混合液
であり、該混合液の場合、好ましくは容積にしてアルコ
ールを80%以上、さらにはアルコールを90%以上含
むことが好ましい。
【0011】アルコールの具体例としては、メタノー
ル、エタノール、イソプロピルアルコールなどの炭素原
子数1〜8、好ましくは炭素原子数1〜4のアルコール
や、エチレングリコールなどのグリコールなどが挙げら
れ、これらは単独で用いても混合して用いてもかまわな
い。好ましくはメタノール、エタノールであり、さらに
好ましくはメタノールである。
【0012】本発明においては酸を添加せずとも高濃度
の過酸化水素溶液を得ることができるが、反応後の過酸
化水素溶液への酸の共存が問題とならない場合には、硫
酸、塩酸、りん酸などの酸を添加してもよい。
【0013】白金族金属のハロゲン化合物の使用量は特
に制限はないが、通常、反応液100mlに対して1m
g以上、好ましくは10mg以上で実施される。白金族
金属のハロゲン化合物の形態は微粉状、ペレット等任意
のものでよいが、微粉状のものが好ましく、その表面積
が0.01〜10000m2/gのものが好ましく使用
される。本発明においては、白金族金属のハロゲン化合
物を単一で用いることも、適当な担体に担持して用いる
ことも可能である。一般には担持した方が金属重量あた
りの活性は大きい。
【0014】担体としては、例えば、アルミナ、シリ
カ、チタニア、マグネシア、ジルコニア、セリア、ゼオ
ライト、グラファイト、活性炭、シリカゲル、含水ケイ
酸、炭化ケイ素等があげられ、アルミナ、シリカ、チタ
ニア、ゼオライト、グラファイト、活性炭が好ましく用
いられる。
【0015】担体に担持する方法としては、例えば、白
金族金属のハロゲン化合物の溶液に担体を懸濁させ蒸発
乾固する方法など、担持できれば特に制限はない。
【0016】本発明の反応は連続式、バッチ式のどちら
も可能で、反応装置は懸濁床式や固定床式等を用いるこ
とができる。これらはいずれも特に限定されるものでは
ない。
【0017】例えば本発明の反応は、白金族金属のハロ
ゲン化合物を反応媒体中に入れ、その中に水素および酸
素のガスをバブリングさせる方法により実施され得る。
このような方法を実施する際には、反応ガスの泡をより
長時間反応媒体に接触させるなどの目的で、反応媒体と
は相溶しない溶媒をさらに添加して、強撹袢下に反応を
行うこともある。このような溶媒としては、例えば反応
媒体にメタノールを用いた場合にはオクタン等を選ぶこ
とができる。また、このような溶媒の使用量は、反応を
阻害しない限り幾らでもよいが、一般には容積にして8
0%以下、好ましくは70%以下の量で使用される。
【0018】酸素と水素の分圧比は、1対50から50
対1の範囲で実施することができる。不活性ガスで希釈
して反応を行うことも、酸素の代わりに空気を用いて反
応を行うことも可能であるが、安全上、爆発範囲外で反
応を行うことが好ましい。反応温度は5℃〜70℃、好
ましくは10℃〜50℃の範囲で一般に実施される。ま
た反応圧力は特に制限はないが、大気圧〜150kg/
cm2 ・G、特に5〜50kg/cm2 ・Gの範囲で実
施される。
【0019】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。
【0020】実施例1〜4および比較例1〜2における
過酸化水素濃度は、硫酸酸性(0.2N)条件下で、容
量分析用0.02mol/l過マンガン酸カリウム溶液
(和光純薬工業株式会社製)を用いた滴定法で室温にお
いて求めた。滴定には、京都電子工業株式会社製電位差
自動測定装置AT−310を使用した。
【0021】実施例5〜15および比較例3における過
酸化水素濃度は、硫酸酸性(0.2N)条件下でヨウ化
カリウム(和光純薬工業株式会社製)を過剰に添加し、
遊離したヨウ素を容量分析用0.1mol/1チオ硫酸
ナトリウム溶液(和光純薬工業株式会社製)を用いた滴
定法で室温において求めた。滴定には、京都電子工業株
式会社製電位差自動測定装置AT−310を使用した。
【0022】また比表面積はマイクロメリティックス社
製フローソーブII2300形を用いて測定した。
【0023】実施例1 PdBr2 (ナカライテスク株式会社製:比表面積0.
4m2/g)30mgと反応媒体としてイオン交換水1
20gを仕込んだ内容積300mlのガラス製内筒を、
内容積400mlのオートクレーブに装着した。ガス吹
き込み管により水素ガスを80ml/min、酸素ガス
を800ml/minで各々流入した。安全のため、気
相部に窒素ガスを2500ml/minで導入、希釈し
た。オートクレーブ内圧が9kg/cm2 ・Gになるよ
うに圧力を保持し、外部冷却により反応液を20℃に保
った。反応開始から2時間後の反応液中の過酸化水素濃
度は0.05wt%であった。なおPdBr2 1mg
あたりの過酸化水素生成量は0.06mmolであっ
た。
【0024】比較例1 PdBr2 をPd粉末(田中貴金属工業製:比表面積1
0.8m2/g)30mgにしたことを除いて、実施例
1と同じ条件で反応を行った。反応開始から2時間後の
反応液中の過酸化水素濃度は検出限界以下(0.00w
t%)であった。
【0025】実施例2 反応媒体を1N−H2SO4 水溶液6gとイオン交換水
114gの混合物にしたことを除いて、実施例1と同じ
条件で反応を行った。反応開始から2時間後の反応液中
の過酸化水素濃度は0.09wt%であった。なおPd
Br2 1mgあたりの過酸化水素生成量は0.10m
molであった。
【0026】比較例2 PdBr2 をPd/C(エヌ・イー・ケムキャット株式
会社製:Pd含量5wt%:比表面積800m2/g)
30mgにしたことを除いて、実施例2と同じ条件で反
応を行った。反応開始から2時間後の反応液中の過酸化
水素濃度は検出限界以下(0.00wt%)であった。
【0027】実施例3 PdBr2 をPdCl2 (和光純薬工業株式会社製:比
表面積0.4m2/g)30mgにしたことを除いて、
実施例1と同じ条件で反応を行った。反応開始から2時
間後の反応液中の過酸化水素濃度は0.05wt%であ
った。なおPdCl2 1mgあたりの過酸化水素生成
量は0.06mmolであった。
【0028】実施例4 PdBr2 をPd(NH32Cl2(アルドリッチ社
製)30mgにしたことを除いて、実施例1と同じ条件
で反応を行った。反応開始から2時間後の反応液中の過
酸化水素濃度は0.09wt%であった。なおPd(N
32Cl2 1mgあたりの過酸化水素生成量は0.
10mmolであった。
【0029】実施例5 反応媒体をメタノール120mlにしたことを除いて、
実施例1と同じ条件で反応を行った。反応開始から2時
間後の反応液中の過酸化水素濃度は0.15wt%であ
った。なおPdBr2 1mgあたりの過酸化水素生成
量は0.12mmolであった。
【0030】実施例6 PdBr2 をPdCl2(和光純薬工業株式会社製:比
表面積0.4m2/g)30mgにしたことを除いて、
実施例5と同じ条件で反応を行った。反応開始から2時
間後の反応液中の過酸化水素濃度は0.33wt%であ
った。なおPdCl2 1mgあたりの過酸化水素生成
量は0.26mmolであった。
【0031】実施例7 PdBr2 をPtBr2(アクロス社製)30mgにし
たことを除いて、実施例5と同じ条件で反応を行った。
反応開始から2時間後の反応液中の過酸化水素濃度は
0.08wt%であった。なおPtBr2 1mgあた
りの過酸化水素生成量は0.06mmolであった。
【0032】実施例8 PdBr2 をPtCl2(和光純薬工業株式会社製)3
0mgにしたことを除いて、実施例5と同じ条件で反応
を行った。反応開始から2時間後の反応液中の過酸化水
素濃度は0.02wt%であった。なおPtCl2
mgあたりの過酸化水素生成量は0.02mmolであ
った。
【0033】実施例9 反応媒体をイオン交換水60mlとメタノール60ml
の混合物にしたことを除いて、実施例5と同じ条件で反
応を行った。反応開始から2時間後の反応液中の過酸化
水素濃度は0.06wt%であった。なおPdBr2
1mgあたりの過酸化水素生成量は0.05mmolで
あった。
【0034】実施例10 反応媒体をイオン交換水18mlとメタノール102m
lの混合物にしたことを除いて、実施例5と同じ条件で
反応を行った。反応開始から2時間後の反応液中の過酸
化水素濃度は0.11wt%であった。なおPdBr2
1mgあたりの過酸化水素生成量は0.10mmol
であった。
【0035】実施例11 反応媒体をメタノール60mlとn−オクタン60ml
の混合物にしたことを除いて、実施例5と同じ条件で反
応を行った。反応開始から2時間後のメタノール相中の
過酸化水素濃度は0.39wt%であった。なおPdB
2 1mgあたりの過酸化水素生成量は0.15mm
olであった。
【0036】実施例12 反応媒体をエチレングリコール60mlとn−オクタン
60mlの混合物にしたことを除いて、実施例5と同じ
条件で反応を行った。反応開始から2時間後のエチレン
グリコール相中の過酸化水素濃度は0.07wt%であ
った。なおPdBr2 1mgあたりの過酸化水素生成
量は0.04mmolであった。
【0037】実施例13 反応媒体をエタノール120mlにしたことを除いて、
実施例5と同じ条件で反応を行った。反応開始から2時
間後の反応液中の過酸化水素濃度は0.09wt%であ
った。なおPdBr2 1mgあたりの過酸化水素生成
量は0.07mmolであった。
【0038】実施例14 反応媒体をイソプロパノール120mlにしたことを除
いて、実施例5と同じ条件で反応を行った。反応開始か
ら2時間後の反応液中の過酸化水素濃度は0.03wt
%であった。なおPdBr2 1mgあたりの過酸化水
素生成量は0.02mmolであった。
【0039】実施例15 (1)担持PdBr2の調製 チタノシリケートへのPdBr2の担持調製を以下の方
法により行った。即ちPdBr2(ナカライテスク株式
会社製)50mgを臭化水素酸(和光純薬製、47.0
〜49.0%)1.5gに溶解した後にイオン交換水2
0mlで希釈した溶液に、チタノシリケート(エヌ・イ
ー・ケムキャット株式会社製:Si/Ti原子比10
0)1gを懸濁させた。この懸濁液を1時間攪拌した
後、ホットプレート上で蒸発乾固した。イオン交換水お
よびエタノールで洗浄してろ過した後、乾燥機中で10
0℃にて1時間乾燥して、PdBr2/チタノシリケー
ト(5wt%−PdBr2)を得た。
【0040】(2)過酸化水素の製造 PdBr2を上記(1)で調製したPdBr2/チタノシ
リケート(5wt%−PdBr2)30mgにしたこと
を除いて、実施例5と同じ条件で反応を行った。反応開
始から2時間後の反応液中の過酸化水素濃度は0.06
wt%であった。なおPdBr2/チタノシリケート
1mgあたりの過酸化水素生成量は0.04mmolで
あり、PdBr2 1mgあたりの過酸化水素生成量は
0.83mmolであった。
【0041】比較例3 PdBr2 をPd/C(エヌ・イー・ケムキャット株式
会社製:Pd含量5%:比表面積800m2/g)30
mgにしたことを除いて、実施例5と同じ条件で反応を
行った。反応開始から2時間後の反応液中の過酸化水素
濃度は検出限界以下(0.00wt%)であった。
【発明の効果】本発明の過酸化水素の製造方法は、酸や
ハロゲンイオンを添加する工程を必要とせず、かつ調製
工程の少ない化合物を用いることにより反応が進行し、
該化合物あたりの過酸化水素生成量も多い。その結果、
はるかに簡略化されたプロセスでの過酸化水素の製造が
可能となる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】白金族金属のハロゲン化合物を含有する反
    応媒体中で、水素と酸素を反応させることを特徴とする
    過酸化水素の製造方法。
  2. 【請求項2】白金族金属のハロゲン化合物を投入した反
    応媒体中で、水素と酸素を反応させることを特徴とする
    過酸化水素の製造方法。
  3. 【請求項3】白金族金属のハロゲン化合物が、担体に担
    持されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    過酸化水素の製造方法。
  4. 【請求項4】反応媒体が水および/またはアルコールで
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    過酸化水素の製造方法。
  5. 【請求項5】白金族金属がパラジウムまたは白金である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の過酸
    化水素の製造方法。
  6. 【請求項6】白金族金属のハロゲン化合物がパラジウム
    または白金の塩化物または臭化物であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の過酸化水素の製造方
    法。
  7. 【請求項7】白金族金属のハロゲン化合物がパラジウム
    の塩化物または臭化物であることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の過酸化水素の製造方法。
JP01231297A 1996-01-30 1997-01-27 過酸化水素の製造方法 Expired - Fee Related JP3620193B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01231297A JP3620193B2 (ja) 1996-01-30 1997-01-27 過酸化水素の製造方法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1412196 1996-01-30
JP8-14121 1996-04-26
JP8-107471 1996-04-26
JP10747196 1996-04-26
JP01231297A JP3620193B2 (ja) 1996-01-30 1997-01-27 過酸化水素の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH107408A true JPH107408A (ja) 1998-01-13
JP3620193B2 JP3620193B2 (ja) 2005-02-16

Family

ID=27279787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01231297A Expired - Fee Related JP3620193B2 (ja) 1996-01-30 1997-01-27 過酸化水素の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3620193B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004505880A (ja) * 2000-08-11 2004-02-26 ポリメーリ エウローパ ソシエタ ペル アチオニ 過酸化水素の製造方法
JP2007515370A (ja) * 2003-12-22 2007-06-14 ポリメーリ エウローパ ソシエタ ペル アチオニ 直接合成に由来するh2o2の実質的にアルコール性の溶液中に存在する無機酸及び金属不純物の除去方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004505880A (ja) * 2000-08-11 2004-02-26 ポリメーリ エウローパ ソシエタ ペル アチオニ 過酸化水素の製造方法
JP2007515370A (ja) * 2003-12-22 2007-06-14 ポリメーリ エウローパ ソシエタ ペル アチオニ 直接合成に由来するh2o2の実質的にアルコール性の溶液中に存在する無機酸及び金属不純物の除去方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3620193B2 (ja) 2005-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5965101A (en) Process for producing hydrogen peroxide
JP4401485B2 (ja) 新規触媒、過酸化水素の製造方法、及び酸化工程での過酸化水素の使用
US7122501B2 (en) Catalyst and process for the direct synthesis of hydrogen peroxide
EP1160195B1 (en) Process for the continuous production of hydrogen peroxide in organic solvents, using a hydrogen concentration smaller than 4,5%Vol. and an oxigen concentration smaller than 21,5%Vol.
JP5588107B2 (ja) 触媒の改良
JP4334343B2 (ja) 触媒及び過酸化水素の合成におけるその使用
JPH0532404A (ja) 過酸化水素の製造方法
NZ229088A (en) Process for producing h 2 o 2 from o 2 and h 2 in aqueous medium using a pt and/or pd catalyst
JP2002029711A5 (ja)
TWI238857B (en) Direct synthesis of hydrogen peroxide in a multicomponent solvent system
RU2270165C2 (ru) Прямой синтез пероксида водорода в многокомпонентной системе растворителей
CA2207727C (en) Process for producing epoxidized product of olefins
JPH10330103A (ja) 過酸化水素の製造方法
JP3620193B2 (ja) 過酸化水素の製造方法
JP3405125B2 (ja) オレフィン類のエポキシ化物の製造方法
JP5048643B2 (ja) イオン性液体を用いた過酸化水素の直接製造法
JPH10324507A (ja) 過酸化水素の製造方法
JPWO2018016359A1 (ja) 過酸化水素製造用貴金属触媒および過酸化水素の製造方法
KR20040083481A (ko) 미립구 촉매의 제조 방법
JP6088760B2 (ja) 過酸化水素の製造方法
JP2006321673A (ja) 過酸化水素の製造方法
JPH1067506A (ja) 過酸化水素の製造方法
JPH04238802A (ja) 過酸化水素の製造方法
JPH0717702A (ja) 過酸化水素の製造法
JPH0543206A (ja) 過酸化水素の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040713

A521 Written amendment

Effective date: 20040913

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20041026

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041108

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071126

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D05

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091126

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091126

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees