JPH0563180U - 映像同期圧縮スクランブルデコーダ - Google Patents
映像同期圧縮スクランブルデコーダInfo
- Publication number
- JPH0563180U JPH0563180U JP002791U JP279192U JPH0563180U JP H0563180 U JPH0563180 U JP H0563180U JP 002791 U JP002791 U JP 002791U JP 279192 U JP279192 U JP 279192U JP H0563180 U JPH0563180 U JP H0563180U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intermediate frequency
- frequency signal
- signal
- video
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 音声FM信号がAM変調されて生ずるサイド
バンドによる画質劣化の防止と、映像信号とタイミング
パルスの処理経路の時間的ズレの改善と、動作の安定を
図る。 【構成】 映像中間周波信号選択回路5で分離した同期
圧縮映像中間周波信号をディスクランブル回路3で音声
FM中間周波信号選択回路1とタイミングパルス検波・
整形回路2を通って生成される再生伸張信号をキーパル
スとしてAM変調して出力する。従って、音声FM中間
周波信号はAM変調されず、画質劣化の原因となるサイ
ドバンドの発生がなくなる。また同期圧縮映像中間周波
信号が映像中間周波信号選択回路5で時間的遅延を受け
て再生伸張信号との時間的ズレが改善され、ディスクラ
ンブル動作が安定する。
バンドによる画質劣化の防止と、映像信号とタイミング
パルスの処理経路の時間的ズレの改善と、動作の安定を
図る。 【構成】 映像中間周波信号選択回路5で分離した同期
圧縮映像中間周波信号をディスクランブル回路3で音声
FM中間周波信号選択回路1とタイミングパルス検波・
整形回路2を通って生成される再生伸張信号をキーパル
スとしてAM変調して出力する。従って、音声FM中間
周波信号はAM変調されず、画質劣化の原因となるサイ
ドバンドの発生がなくなる。また同期圧縮映像中間周波
信号が映像中間周波信号選択回路5で時間的遅延を受け
て再生伸張信号との時間的ズレが改善され、ディスクラ
ンブル動作が安定する。
Description
【0001】
この考案は、CATV等の有線テレビジョン放送の映像同期圧縮スクランブル 放送受信に用いるスクランブルデコーダに関する。
【0002】
一般に、有線テレビジョン放送では盗聴防止のために送信側で図2(A)に示 すベースバンド映像信号を図2(B)に示す、同期部分を圧縮した同期圧縮映像 中間周波信号に変調し、放送周波数に変換して送信し、受信側で同期信号が再生 できないようにしたスクランブル方式を用いている。この場合、受信側で圧縮さ れた同期信号を再生するために、音声FM信号にその部分の位置情報を示すタイ ミングパルスを図2(C)に示すように1対1対応で、AM変調により重畳し送 信している。
【0003】 従来、受信側では音声FM信号より、AM検波により抜き取ったタイミングパ ルスを再生伸張信号に変換し、それをキーパルスとして、同期圧縮された映像信 号を中間周波数の状態でAM変調し、圧縮された同期信号部分を再生し正常な映 像信号に変換している。
【0004】 図3に示すスクランブルデコーダ31は、入力されたスクランブルテレビジョ ン中間周波信号から、音声FM中間周波信号を音声FM中間周波信号選択回路1 により抽出してタイミングパルス検波・整形回路2によりタイミングパルスを検 波し、再生伸張信号に変換する。また、入力されたスクランブルテレビジョン中 間周波信号はディスクランブル回路3に入力され、上記再生伸張信号をキーパル スとしてAM変調による同期信号再生処理が行なわれる。ディスクランブル回路 3の出力は映像中間周波信号増幅回路4により増幅されて、映像中間周波信号選 択回路5に入力される。映像中間周波信号選択回路5では映像信号のみ抽出され て、出力にディスクランブル映像中間周波信号が取出される。
【0005】
上記従来のスクランブルデコーダ31は、同期圧縮映像中間周波信号と、タイ ミングパルスの重畳された音声FM中間周波信号が両方ともディスクランブル回 路3に入力されるため、同期圧縮映像中間周波信号を再生伸張信号によりAM変 調して再生する時に、タイミングパルスによりAM変調された音声FM中間周波 信号を再度AM変調することになる(2回AM変調される)。この際発生する音 声FM中間周波信号のサイドバンドは同期圧縮映像中間周波信号の帯域内に入り 込むことになり、映像信号を検波した時にタイミングパルスと時間的に重なって いる水平同期信号部分にノイズとして現われる。これが水平同期のジッタ成分と なり、画質劣化の原因となっていた。
【0006】 また従来の回路構成では、ディスクランブル回路3が映像処理回路の先頭に位 置していたため(入力信号の処理方向に対してみた場合)、タイミングパルスが 音声FM中間周波信号選択回路1、及びタイミングパルス検波・整形回路2のル ープを通り、再生伸張信号に変換されてディスクランブル回路3に戻ってきた時 、同期圧縮中間周波信号に対して時間的遅延が生じディスクランブル動作の不安 定要素となっていた。
【0007】
従って、本考案は、上記の目的を達成するために、映像信号の同期信号が圧縮 され、且つこの同期信号を再生するタイミングパルスが音声FM信号にAM変調 で重畳されたスクランブルテレビジョン中間周波信号をデコードする映像同期圧 縮スクランブルデコーダにおいて、入力されたスクランブルテレビジョン中間周 波信号から、音声FM中間周波信号を選択する音声FM中間周波信号選択回路と 、この選択された音声FM中間周波信号からタイミングパルスを検波し、再生伸 張信号に変換するタイミングパルス検波・整形回路と、入力されたスクランブル テレビジョン中間周波信号を増幅する映像中間周波信号増幅回路と、この増幅さ れたスクランブルテレビジョン中間周波信号から同期圧縮映像中間周波信号を選 択する映像中間周波選択回路と、この選択された同期圧縮映像中間周波信号から 再生伸張信号をキーパルスとするAM変調を行いディスクランブル映像中間周波 信号に変換するディスクランブル回路とを備えたものである。
【0008】
この考案は、ディスクランブル回路を映像処理回路の最終段に置き、映像中間 周波信号選択回路により音声FM中間周波信号と同期圧縮映像中間周波信号とを 完全分離し、同期圧縮映像中間周波信号のみをディスクランブル回路に入力しA M変調を行なうため、音声FM中間周波信号がAM変調を受けることがなくなり 、映像信号にノイズを与えていたサイドバンドの発生がなくなる。これにより、 原信号に忠実な映像再生を行なうことができる。
【0009】 また、同期圧縮映像中間周波信号が映像中間周波信号選択回路を通って、時間 的遅延を受けてからディスクランブル回路に入力されることにより、音声FM中 間周波信号選択回路及びタイミングパルス検波・整形回路を通って、時間的遅延 を受けてディスクランブル回路に入力される再生伸張信号との時間的ズレが改善 され、安定したディスクランブル動作を実現する。
【0010】
次に本考案の一実施例について図1を参照して説明する。図1は本考案のスク ランブルデコーダを示すブロック図である。
【0011】 図1に示すスクランブルデコーダ11は、入力されたスクランブルテレビジョ ン中間周波信号から、音声FM中間周波信号を音声FM中間周波信号選択回路1 により抽出してタイミングパルス検波・整形回路2によりタイミングパルスを検 波し、再生伸張信号に変換する。
【0012】 また、入力されたスクランブルテレビジョン中間周波信号は映像中間周波信号 増幅回路4により増幅され、映像中間周波選択回路5により同期圧縮映像中間周 波信号のみ抽出(選択)される。選択された同期圧縮映像中間周波信号はディス クランブル回路3に入力され、上記再生伸張信号をキーパルスとしてAM変調を 受けて、ディスクランブル映像中間周波信号に変換される。
【0013】 本実施例はこのように構成することにより、同期圧縮映像中間周波信号のみを ディスクランブル回路3に入力しAM変調を行なうため、音声FM中間周波信号 がAM変調を受けることがなくなり、映像信号にノイズを与えていたサイドバン ドの発生がなくなる。これにより、原信号に忠実な映像再生を行なうことができ る。
【0014】 また、同期圧縮映像中間周波信号が映像中間周波信号選択回路5を通って、時 間的遅延を受けてからディスクランブル回路3に入力されることにより、音声F M中間周波信号選択回路1、及びタイミングパルス検波・整形回路2を通って、 時間的遅延を受けてディスクランブル回路3に入力される再生伸張信号との時間 的ズレが改善され、安定したディスクランブル動作を実現する。
【0015】
以上説明したように、本考案は、ディスクランブル回路を映像処理回路の最終 段に置き、映像中間周波信号選択回路により音声FM中間周波信号と同期圧縮映 像中間周波信号とを完全分離し、同期圧縮映像中間周波信号のみをディスクラン ブル回路に入力しAM変調を行なうため、音声FM中間周波信号がAM変調を受 けることがなくなり、映像信号にノイズを与えていたサイドバンドの発生がなく なる。
【0016】 また、同期圧縮映像中間周波信号が映像中間周波信号選択回路を通って、時間 的遅延を受けてからディスクランブル回路に入力されることにより、音声FM中 間周波信号選択回路及びタイミングパルス検波・整形回路を通って、時間的遅延 を受けてディスクランブル回路に入力される再生伸張信号との時間的ズレが改善 される。
【0017】 これにより、映像の水平同期部分にノイズが重畳されることによる画面のジッ タや、再生伸張信号の時間的遅延による同期再生不良等の不都合を良好に回避す ることができ、原信号に忠実な安定した映像再生が可能である等のすぐれた効果 を奏する。
【図1】本考案のスクランブルデコーダを示すブロック
図である。
図である。
【図2】図1に係わる同期圧縮スクランブルのタイミン
グパルスを示す信号波系図である。
グパルスを示す信号波系図である。
【図3】従来のスクランブルデコーダを示すブロック図
である。
である。
1 音声FM中間周波信号選択回路 2 タイミングパルス検波・整形回路 3 ディスクランブル回路 4 映像中間周波信号増幅回路 5 映像中間周波信号選択回路 11 スクランブルデコーダ
Claims (1)
- 【請求項1】 映像信号の同期信号が圧縮され、且つこ
の同期信号を再生するタイミングパルスが音声FM信号
にAM変調で重畳されたスクランブルテレビジョン中間
周波信号をデコードする映像同期圧縮スクランブルデコ
ーダにおいて、 入力されたスクランブルテレビジョン中間周波信号か
ら、音声FM中間周波信号を選択する音声FM中間周波
信号選択回路と、 この選択された音声FM中間周波信号からタイミングパ
ルスを検波し、再生伸張信号に変換するタイミングパル
ス検波・整形回路と、 入力されたスクランブルテレビジョン中間周波信号を増
幅する映像中間周波信号増幅回路と、 この増幅されたスクランブルテレビジョン中間周波信号
から同期圧縮映像中間周波信号を選択する映像中間周波
選択回路と、 この選択された同期圧縮映像中間周波信号から再生伸張
信号をキーパルスとするAM変調を行いディスクランブ
ル映像中間周波信号に変換するディスクランブル回路と
を備えたことを特徴とする映像同期圧縮スクランブルデ
コーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP002791U JPH0563180U (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 映像同期圧縮スクランブルデコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP002791U JPH0563180U (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 映像同期圧縮スクランブルデコーダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563180U true JPH0563180U (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=11539188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP002791U Withdrawn JPH0563180U (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 映像同期圧縮スクランブルデコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0563180U (ja) |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP002791U patent/JPH0563180U/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH03291083A (ja) | Catvシステムのキー信号変換装置 | |
JPS60137190A (ja) | Catvシステムにおけるスクランブル・デスクランブル方式 | |
JPH0563180U (ja) | 映像同期圧縮スクランブルデコーダ | |
JPS6059790B2 (ja) | カラ−テレビジヨン信号処理方式 | |
US5272751A (en) | Pay television | |
JPH0416084A (ja) | テレビジョン信号のスクランブル方法及び装置 | |
JPH05219506A (ja) | 映像同期圧縮スクランブル方法及びその送信機並びに受信機 | |
JP3521962B2 (ja) | Catvシステムにおける再送信用ユニット | |
JP3008703B2 (ja) | Catvシステムのスクランブル方式 | |
JP2613946B2 (ja) | Catv端末器 | |
JP2721163B2 (ja) | 同期圧縮スクランブル装置 | |
JP2527314B2 (ja) | Catvシステムにおけるスクランブル方式 | |
KR100205823B1 (ko) | 피에이엘 방식 브이씨알에서의 엔티에스씨신호 재생시 휘도신호 보상회로 | |
JPH0359505B2 (ja) | ||
JPH01130686A (ja) | 時刻情報伝送方法とその受信装置 | |
KR0127510Y1 (ko) | 영상신호 해독회로 | |
JPH0630358A (ja) | テレビジョン音声復調装置 | |
JP2539582B2 (ja) | 映像音声信号の記録装置、再生装置及び記録再生装置 | |
KR100233389B1 (ko) | 복합텔레비젼수상기의 피아이피 장치 | |
JPH0681334B2 (ja) | 同期信号分離装置 | |
JPH0443783A (ja) | 磁気記録再生装置の映像信号ドロップアウト補正回路 | |
JPH07203415A (ja) | Catvシステムのデータ伝送方法 | |
JPS60152188A (ja) | スクランブルデコ−ド方式 | |
JPH0337790B2 (ja) | ||
JPH11308598A (ja) | スクランブル装置 |