JP2527314B2 - Catvシステムにおけるスクランブル方式 - Google Patents
Catvシステムにおけるスクランブル方式Info
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- JP2527314B2 JP2527314B2 JP61268247A JP26824786A JP2527314B2 JP 2527314 B2 JP2527314 B2 JP 2527314B2 JP 61268247 A JP61268247 A JP 61268247A JP 26824786 A JP26824786 A JP 26824786A JP 2527314 B2 JP2527314 B2 JP 2527314B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の技術分野] この発明はゲートシンク圧縮を行なって映像にスクラ
ンブルを行なうCATVシステムにおけるスクランブル方式
に関するものである。
ンブルを行なうCATVシステムにおけるスクランブル方式
に関するものである。
[従来技術の説明] この種のスクランブル方式としては第1図および第2
図に示すCATVシステムが知られている。即ちセンター側
では映像信号および音声信号がTV変調器1で変調される
が、この場合映像は振幅変調であり、音声は周波数変調
である。
図に示すCATVシステムが知られている。即ちセンター側
では映像信号および音声信号がTV変調器1で変調される
が、この場合映像は振幅変調であり、音声は周波数変調
である。
上記TV変調器1より出力された信号は、スクランブル
エンコーダ2に入力し、ここで映像同期部分を6dB圧縮
してスクランブルをかけると共に、音声信号にはスクラ
ンブルを解除するためのタイミング信号およびインバン
ドデータ信号を振幅変調して多重している。そしてスク
ランブルされたIF(中間周波)信号はアップコンバータ
3で目的のチャンネルに周波数変換され、他チャンネル
の信号と合わせてCATVの幹線へと送出される。また端末
側では、CATV端末器4へと上記幹線から送られた多数の
チャンネルから、視聴者がキーボード9で入力したチャ
ンネルをコンバータ6で選局し、TVセット5が受像する
周波数に変換する。上記CATV端末器4では、キーボード
9で選局された情報に基づいてコントローラ8が働き、
コンバータ6に選局データを送る。またディスクランブ
ラ7は、選局チャンネルがスクランブルされていれば音
声キャリアに多重されているタイミング信号およびイン
バンドデータ信号を検出してコントローラ8に送り、コ
ントローラ8はこれを解読して伸長パルスを作り、これ
をディスクランブラ7に送り、映像信号の同期部分を元
のレベルに伸長する。
エンコーダ2に入力し、ここで映像同期部分を6dB圧縮
してスクランブルをかけると共に、音声信号にはスクラ
ンブルを解除するためのタイミング信号およびインバン
ドデータ信号を振幅変調して多重している。そしてスク
ランブルされたIF(中間周波)信号はアップコンバータ
3で目的のチャンネルに周波数変換され、他チャンネル
の信号と合わせてCATVの幹線へと送出される。また端末
側では、CATV端末器4へと上記幹線から送られた多数の
チャンネルから、視聴者がキーボード9で入力したチャ
ンネルをコンバータ6で選局し、TVセット5が受像する
周波数に変換する。上記CATV端末器4では、キーボード
9で選局された情報に基づいてコントローラ8が働き、
コンバータ6に選局データを送る。またディスクランブ
ラ7は、選局チャンネルがスクランブルされていれば音
声キャリアに多重されているタイミング信号およびイン
バンドデータ信号を検出してコントローラ8に送り、コ
ントローラ8はこれを解読して伸長パルスを作り、これ
をディスクランブラ7に送り、映像信号の同期部分を元
のレベルに伸長する。
このスクランブルの状態を第3図で比較すると、映像
ソースでの波形は第3図(a)のようであるが、スクラ
ンブルエンコーダでは同期部分が6dB圧縮したスクラン
ブル波形となる(同図(b)で示す)。そして端末器で
のディスクランブルの結果は、同図(c)の波形とな
る。なお、第3図(b)(c)の波形は、実際には映像
信号ではなく、RF信号に変調された信号であるが、比較
説明の便宜上映像成分のみで示してある。この場合、ス
ランブル幅とディスクランブル幅とでは同期信号の方向
にスパイクが出ないようにスクランブル幅の方を広くと
る配慮が成されている。
ソースでの波形は第3図(a)のようであるが、スクラ
ンブルエンコーダでは同期部分が6dB圧縮したスクラン
ブル波形となる(同図(b)で示す)。そして端末器で
のディスクランブルの結果は、同図(c)の波形とな
る。なお、第3図(b)(c)の波形は、実際には映像
信号ではなく、RF信号に変調された信号であるが、比較
説明の便宜上映像成分のみで示してある。この場合、ス
ランブル幅とディスクランブル幅とでは同期信号の方向
にスパイクが出ないようにスクランブル幅の方を広くと
る配慮が成されている。
そして盗視聴をより難度の高いものとするためにこの
スクランブル方式ではタイミング信号はそのままで、同
期部分を圧縮せず送る状態と、同期部分を圧縮して送る
状態とをある任意の時間で切り換えることが行われる。
そしてこの圧縮状態の情報はインバンドデータで端末に
送られ、これをコントローラ8で判別し、ディスクラン
ブラ7の動作制御を成している。
スクランブル方式ではタイミング信号はそのままで、同
期部分を圧縮せず送る状態と、同期部分を圧縮して送る
状態とをある任意の時間で切り換えることが行われる。
そしてこの圧縮状態の情報はインバンドデータで端末に
送られ、これをコントローラ8で判別し、ディスクラン
ブラ7の動作制御を成している。
従ってTVセット5でのビデオ検波波形は、第3図
(a)の波形と第3図(c)の波形が交互に得られるこ
とになる。
(a)の波形と第3図(c)の波形が交互に得られるこ
とになる。
[発明が解決しようとする問題点] しかし映像信号を同期分離回路に入力する以前に雑音
除去フィルタを通すTVセットのいくつかはそのフィルタ
の特性によって第3図(c)にみられるようなスクラン
ブル・ディスクランブル動作によって生じるパルスが存
在するため僅かながら分離後の同期信号が時間的に遅れ
る。この遅れは、常時スクランブルをかけている画像で
はほとんど無視できるが、圧縮するか否かを時間的に切
り換えるこのスクランブル方式では同期信号が遅れたり
そうでなかったりするためにTVセット上で受像画面が左
右に動くという現象がおきる。画像の内容が動画の場合
には視覚上問題が少ないが、静止画ではその現像が顕著
に確認でき、視覚上問題が残る。
除去フィルタを通すTVセットのいくつかはそのフィルタ
の特性によって第3図(c)にみられるようなスクラン
ブル・ディスクランブル動作によって生じるパルスが存
在するため僅かながら分離後の同期信号が時間的に遅れ
る。この遅れは、常時スクランブルをかけている画像で
はほとんど無視できるが、圧縮するか否かを時間的に切
り換えるこのスクランブル方式では同期信号が遅れたり
そうでなかったりするためにTVセット上で受像画面が左
右に動くという現象がおきる。画像の内容が動画の場合
には視覚上問題が少ないが、静止画ではその現像が顕著
に確認でき、視覚上問題が残る。
[発明の概要] 本発明は上記事情に基づいて成されたもので、映像信
号の同期のフロントポーチ部分に対して、非圧縮の時間
においてもスクランブル・ディスクランブル動作で残さ
れるパルス相当のパルスをスクランブルエンコーダで加
えることにより、圧縮切り換えを行なっても画像が左右
に動く現象がおきないようにしたCATVシステムにおける
スクランブル方式を提供することを目的とするものであ
る。
号の同期のフロントポーチ部分に対して、非圧縮の時間
においてもスクランブル・ディスクランブル動作で残さ
れるパルス相当のパルスをスクランブルエンコーダで加
えることにより、圧縮切り換えを行なっても画像が左右
に動く現象がおきないようにしたCATVシステムにおける
スクランブル方式を提供することを目的とするものであ
る。
[問題を解決するための手段] この目的のため本発明は、ある同期部分は所定時刻か
ら圧縮し、他の同期部分は圧縮しない形で映像信号を送
出するCATVシステムにおけるスクランブル方式におい
て、前記同期部分を圧縮した形で送出した映像信号の同
期部分を前記所定時刻より遅い時刻から伸長したときに
残留する圧縮部分に対応する幅のパルスを、前記同期部
分を圧縮しない形で映像信号を送出する際の同期部分の
フロントポーチ部分に加えて送出することを特徴とする
ものである。
ら圧縮し、他の同期部分は圧縮しない形で映像信号を送
出するCATVシステムにおけるスクランブル方式におい
て、前記同期部分を圧縮した形で送出した映像信号の同
期部分を前記所定時刻より遅い時刻から伸長したときに
残留する圧縮部分に対応する幅のパルスを、前記同期部
分を圧縮しない形で映像信号を送出する際の同期部分の
フロントポーチ部分に加えて送出することを特徴とする
ものである。
[発明の実施例] 以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。な
おシステムの構成はスクランブルエンコーダ2において
非圧縮時の映像信号の同期のフロントポーチ部分にパル
ス信号を入れる場合を除いてすべて同一なのでその説明
を省略する。
おシステムの構成はスクランブルエンコーダ2において
非圧縮時の映像信号の同期のフロントポーチ部分にパル
ス信号を入れる場合を除いてすべて同一なのでその説明
を省略する。
この発明では第4図にみられるように非圧縮である、
或る時間においてはスクランブルエンコーダ2でパルス
信号(6dB圧縮パルス)を付ける。その結果TVセットで
の映像信号から同期信号を分離する回路の出力信号の時
間的遅れは圧縮をかけた時間における遅れと略一致する
ことになる。(圧縮時にディスクランブルした信号は第
5図に示す)。このために上記パルス信号幅は、圧縮時
にスクランブル・ディスクランブル動作によって映像信
号に残るパルス信号幅に対応させる必要がある。
或る時間においてはスクランブルエンコーダ2でパルス
信号(6dB圧縮パルス)を付ける。その結果TVセットで
の映像信号から同期信号を分離する回路の出力信号の時
間的遅れは圧縮をかけた時間における遅れと略一致する
ことになる。(圧縮時にディスクランブルした信号は第
5図に示す)。このために上記パルス信号幅は、圧縮時
にスクランブル・ディスクランブル動作によって映像信
号に残るパルス信号幅に対応させる必要がある。
[発明の効果] 本発明は、以上詳述したように、映像信号をスクラン
ブルする場合、圧縮時における同期圧縮・伸長の処理後
に残るパルス信号相当幅のパルス信号を映像信号の非圧
縮時に同期のフロントポーチ部分に付加して送出するよ
うにしたから、画像が左右に動く現象を発生することな
く、良好な画像が得られることになる。
ブルする場合、圧縮時における同期圧縮・伸長の処理後
に残るパルス信号相当幅のパルス信号を映像信号の非圧
縮時に同期のフロントポーチ部分に付加して送出するよ
うにしたから、画像が左右に動く現象を発生することな
く、良好な画像が得られることになる。
第1図は本発明にかかるシステムのセンター側のブロッ
ク図、第2図は同端末側のブロック図、第3図(a)
(b)(c)は映像ソース、スクランブル後、およびデ
ィスクランブル後の各状態を示す波形図、第4図および
第5図は本発明にかかるスクランブル方式での波形図で
ある。 1……TV変調器、2……スクランブルエンコーダ 3……アップコンバータ、4……CATV端末器 5……TVセット、6……コンバータ、 7……ディスクランブラ、8……コントローラ 9……キーボード
ク図、第2図は同端末側のブロック図、第3図(a)
(b)(c)は映像ソース、スクランブル後、およびデ
ィスクランブル後の各状態を示す波形図、第4図および
第5図は本発明にかかるスクランブル方式での波形図で
ある。 1……TV変調器、2……スクランブルエンコーダ 3……アップコンバータ、4……CATV端末器 5……TVセット、6……コンバータ、 7……ディスクランブラ、8……コントローラ 9……キーボード
Claims (1)
- 【請求項1】ある同期部分は所定時刻から圧縮し、他の
同期部分は圧縮しない形で映像信号を送出するCATVシス
テムにおけるスクランブル方式において、前記同期部分
を圧縮した形で送出した映像信号の同期部分を前記所定
時刻より遅い時刻から伸長したときに残留する圧縮部分
に対応する幅のパルスを、前記同期部分を圧縮しない形
で映像信号を送出する際の同期部分のフロントポーチ部
分に加えて送出することを特徴とするCATVシステムにお
けるスクランブル方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61268247A JP2527314B2 (ja) | 1986-11-11 | 1986-11-11 | Catvシステムにおけるスクランブル方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61268247A JP2527314B2 (ja) | 1986-11-11 | 1986-11-11 | Catvシステムにおけるスクランブル方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63121377A JPS63121377A (ja) | 1988-05-25 |
JP2527314B2 true JP2527314B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=17455934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61268247A Expired - Fee Related JP2527314B2 (ja) | 1986-11-11 | 1986-11-11 | Catvシステムにおけるスクランブル方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527314B2 (ja) |
-
1986
- 1986-11-11 JP JP61268247A patent/JP2527314B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63121377A (ja) | 1988-05-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |