JPH0563004B2 - - Google Patents

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JPH0563004B2
JPH0563004B2 JP61191978A JP19197886A JPH0563004B2 JP H0563004 B2 JPH0563004 B2 JP H0563004B2 JP 61191978 A JP61191978 A JP 61191978A JP 19197886 A JP19197886 A JP 19197886A JP H0563004 B2 JPH0563004 B2 JP H0563004B2
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JP
Japan
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magnetic
salient
pole
excitation coil
poles
Prior art date
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Application number
JP61191978A
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English (en)
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JPS6348806A (ja
Inventor
Itsuki Ban
Hideo Okada
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Sekoh Giken KK
Original Assignee
Sekoh Giken KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、小型で衝撃音の無い高トルクのアク
チユエータに関するものである。
〔従来技術と問題点〕
従来継電器の吸引動作や、一般的な往復動の作
動子の動力源としてはプランジヤー型のアクチユ
エータが多用されているが、これらは動作完了時
に最大吸引力が働くようにするために作動子が電
磁石の継鉄に衝撃的に吸引停止してアクチユエー
タ自体が極めて大きな衝撃音を発する欠点を有す
るものである。
また、他のアクチユエータとして回転型のいわ
ゆるロータリソレノイドがあり、その種類によつ
ては本体自体は無音に近い動作をするものがある
が、この場合は動作完了時に最大吸引力とするこ
とが困難であり、また他の種類のロータリソレノ
イドは完了時最大となるが衝撃音を伴うようにな
る。つまり、無音であつて動作完了時最大吸引力
であるという両方の条件を同時に達成することは
いずれも困難であつた。
〔問題点を解決するための手段〕
上記した欠点を除去し、小型で衝撃音が無く、
また動作完了時に最大トルクとなるアクチユエー
タとするために本発明においては以下に述べる手
段が採取されている。第一に、無音とするために
外部に力を取り出す可動鉄心は、固定側の磁極鉄
心に対し、動作初期から動作完了までの極小の空
隙を保つて非接触で動作するように構成されてい
る。
第二に、動作完了時に最大トルクとするために
前記可動鉄心と磁極鉄心の対向面積が動作に伴つ
て所定の変化をする形状となされている。該所定
の変化については実施例の説明中で詳述する。
〔実施例〕
第1図は、本発明によるアクチユエータの実施
例を示すもので、磁極鉄心1は、ほぼコの字型で
あり図示しない非磁性の基体に周知の方法で固定
されている。該磁極鉄心1の一対の平行部はそれ
ぞれ励磁コイル巻回部1−c,1−dとなつてお
り、励磁コイル2−a,2−bが所定ターン数だ
け巻回されて装着されている。該励磁コイル2−
a,2−bは直列接続されており、端子21には
スイツチ4を介して直流電源3の正極が接続さ
れ、端子22には該電源3の負極が接続されてい
る。
前記励磁コイル2−a,2−bによる磁束の向
きは前記スイツチ4が閉成された時に鉄心中にお
いて同一方向となるように直接接続されている。
前記励磁コイル巻回部1−c,1−dの連結さ
れていない開放端面は円弧状とされ磁極1−a,
1−bとなつている。磁極鉄心1は上記のような
構造となつているため、ボビン(図示せず)に巻
回された励磁コイル2−a,2−bが励磁コイル
巻回部1−a,1−bに容易に貫装可能となつて
いる。一方、可動鉄心5は、基体に植立された主
軸6にボールベアリング7を介して回動自在に取
付けられ、該可動鉄心5が有する2つの突極5−
a,5−bの開角はαであり、それぞれ前記磁極
1−a,1−bと空隙を隔てて対向している。
前記開角αは、主軸6の中心と前記磁極1−
a,1−bのそれぞれの中央とを結ぶ2つの線分
の開角と等しくなされている。
出力部5−cは負荷駆動用のもので、主軸6か
らみて突極とは反対側に突出して設けられてい
る。
負荷は本実施例においてはスイツチ8となつて
おり、バネ性の接片8−1と8−2より成つてい
る。
点線で示す可動鉄心5−1の位置は動作前の状
態であり、スプリング9によつて矢印A方向に弾
撥されストツパー10に停止させられている。こ
の時前記接片8−2はバネの弾撥力で点線で示す
8−1の位置にあり、スイツチ8は開成されてい
る。
ここで、前記スイツチ4が投入され励磁コイル
2−a,2−bが通電されると鉄心中に磁束が発
生し、可動鉄心を矢印Aと反対方向に回転させる
力が発生する。したがつて、可動鉄心は実線で示
す5の状態に回転しよつて接片も8−1の状態と
なつてスイツチ8を閉成して動作を完了する。
上記したような動作であるので動作開始から終
了まで可動鉄心は励磁鉄心に非接触で回転するの
でアクチユエータ自体の衝撃音は発生することが
ない。
次に、動作完了時に最大トルクとするための手
段を第2図以降によつて説明する。ただし、第2
図は上記効果を呈さない例である。
第2図aに示すものは、可動鉄心5の斜視図で
あり、突極5−aと5−bの励磁鉄心との対向面
の形状はそれぞれ斜線を施した5−Iと5−Jと
なつている。
この対向面の形状の場合は、可動鉄心5が第1
図の5−1の位置から回動し始めると、空隙を介
して励磁鉄心と対向する部分の対向面積Sは第2
図b図示の直線20のように回転角θ(横軸)に
対して一次関数的に増加する。第1図の5−1の
位置はθ0に相当。
上記した対向面積変化の場合のトルクTの変化
をみてみると、横軸θ、縦軸Tで示す第2図cの
曲線21のように、回転初期に急増し、その後漸
減する特性となる。このような動作特性の場合
は、負荷(スイツチ8)を押圧する時点が第2図
c中のθ2であつたとすると、トルクが最大である
点θ1ではなくなつている。
したがつて、θ2を図上のさらに右に設定すると
負荷押圧力は一層減じ、また左に寄つた点に設定
すると押圧力は増すものの、ストローク(θ1とθ2
の間隔)が減少し微妙な動作となつて誤動作の要
因となるものである。
上記したトルク特性を電磁石の吸引力の式を用
いて表わすと、任意の時点θにおいてトルクT
は、 T=1/2U2dP/dθ (1) と表わされるが、起磁力Uはφ/Sに比例し、磁
路のパーミアンスPは面積Sに比例するので(1)式
は、 T=K/2 φ2/S2 dS/dθ (2) と表わされる。ただし、Kは比例定数、φは磁
束、まず、動作初期においては、トルクに寄与す
る部分の対向面積が小さく、その部分では磁気的
に飽和となつているためφが小さくトルクは殆ん
どない。しかしθ1に達するとその時の面積中のφ
が充分大きくなりTは最大になる。その後φに変
化はなく、θ2の近傍では、吸引力中の回転方向成
分が小さくなりTは零に近ずく。したがつて、第
2図cの曲線21のようになる。
dS/dθを考慮しなかつたのは第2図bの直線
20(一次関数)から、この値は動作中において
一定となるからである。
第3図は上記の特性を改善した本発明による実
施例である。第3図aは、可動鉄心の斜視図であ
り、突極5−aと5−bの励磁鉄心との最小空隙
を介する対向面の形状はそれぞれ斜線を施した5
−Xと5−Yとなつている。この対向面の形状の
場合は、可動鉄心5が第1図の5−1の位置から
回動し始めると、対向面積Sは、第3図b図示の
曲線30のように、回転角θ(横軸)に対して2
次関数的に増加するものである。
前述と同様に第1図の5−1の位置はθ0に相
当。
このときのトルクTの変化は、横軸θ、縦軸T
で示す第3図cの曲線31のように、回転初期に
緩かに増加し、末期に最大値に達し再び減少する
特性となる。
このような動作特性の場合は、スイツチ8を押
圧する時点が第3図c中のθ2(ほぼ動作末期)で
あつたとするとトルクがほぼ最大である箇所なの
で大きな力で負荷を押圧でき安定した動作となる
ものである。
上述した第3図のトルク特性も吸引力の式によ
つて解析すると、動作初期はやはり(Sが極小の
ため)飽和していてφが小さくトルクは殆んどな
い。
動作前半においては第2図bの直線20よりは
遅れて対向面積が増加するのでθ1近傍では緩かな
トルク増加となつている。その後θ2(動作末期)
に近ずくとdS/dθの値の著しい増加によつてT
は最大となる。さらにその後はやはり吸引力の回
転方向成分が小さくなりTは零に近ずく。
したがつて、第3図cの曲線31のようにな
る。
このように動作末期においてトルクを増加させ
るためには、第3図bの曲線30以外にもS=
(θ)とするとき動作範囲内においてSがθの1
を越える(望ましくは2以上の)次数の関数か、
または、末期において急増するものであれば達成
できるものである。
それ故に、前記した最小空隙を介する対向面の
形状は、第3図aの三角状でなくとも上記した条
件を満たすものであれば同様の効果を得られるも
のである。
第4図c,dに上記効果を得られる対向面形状
の他の例(斜線部)をそのトルク特性と併せて記
載する。これらを前述した第2図a及び第3図a
の対向面形状(及びトルク特性)と比較するため
に第4図a,bにそれぞれの形状と特性を示すも
のである。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば可動鉄心を
磁極鉄心に対し非接触で動作するように構成した
ためアクチユエータ本体が衝撃音を発することな
く、また同時に、可動鉄心と磁極鉄心のトルク発
生に寄与する対向面積が動作に伴つて前述した変
化をするので動作完了時に最大トルクとすること
が可能であり冒頭に述べた目的が達せられその効
果著しきものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の実施例の構成図、第2図
a〜cは1次関数で対向面積が変化する場合のそ
れぞれ可動鉄心の斜視図、面積変化を示すグラ
フ、トルク特性図、第3図a〜cは本発明による
実施例のそれぞれ可動鉄心の斜視図、面積変化を
示すグラフ、トルク特性図、第4図a〜dは種々
の対向面積形状によるトルク特性図をそれぞれ示
す。 1……磁極鉄心、1−a,1−b……磁極、2
−a,2−b……励磁コイル、3……直流電源、
4……スイツチ、5……可動鉄心、5−a,5−
b……突極、6……主軸、7……ボールベアリン
グ、8……スイツチ、9……スプリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基体に設けた主軸により回動自在に支持され
    るとともに復帰スプリングを備えた回転子ならび
    に該回転子の外周で基体に固定された磁極磁心を
    有する回転型のアクチユエータにおいて、該磁極
    磁心より内側に突出された複数個の磁極と僅かな
    空〓を介して対向する磁極巾と等しい巾で等しい
    数で前記した回転子の外周に設けられた複数個の
    突極と、複数個の磁極をそれぞれ励磁する励磁コ
    イル及び該励磁コイルに設定された電流を通電す
    る通電手段と、突極が回転して磁極に侵入する始
    点において、復帰スプリングによる回転が阻止さ
    れて突極を停止して保持する係止装置と、励磁コ
    イルの通電を介する突極と磁極間の磁気吸引力に
    より回転子が復帰スプリングの弾撥力に抗して回
    動せしめられて連動する負荷を駆動する装置と、
    突極と磁極との対向面積Sが突極の回転角θのn
    次関数(nは1以上の実数)で表わされる関数と
    なる突極と磁極の対向面とにより構成されたこと
    を特徴とするアクチユエータ。
JP61191978A 1986-08-19 1986-08-19 アクチユエ−タ Granted JPS6348806A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61191978A JPS6348806A (ja) 1986-08-19 1986-08-19 アクチユエ−タ

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JP61191978A JPS6348806A (ja) 1986-08-19 1986-08-19 アクチユエ−タ

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JPS6348806A JPS6348806A (ja) 1988-03-01
JPH0563004B2 true JPH0563004B2 (ja) 1993-09-09

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Families Citing this family (5)

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