JPH0562386U - 板部材の衝き合せ部の固定構造 - Google Patents

板部材の衝き合せ部の固定構造

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JPH0562386U
JPH0562386U JP1061592U JP1061592U JPH0562386U JP H0562386 U JPH0562386 U JP H0562386U JP 1061592 U JP1061592 U JP 1061592U JP 1061592 U JP1061592 U JP 1061592U JP H0562386 U JPH0562386 U JP H0562386U
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JP
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grommet
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芳崇 長坂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つの板部材の衝き合せ部を車体に固定する
固定構造において、少ない部品点数で作業性よく固定で
きる構造とすることである。 【構成】 車体1に設けた穴35に、上下両端にクリッ
プ状の爪部72、73を形成したグロメット7を下端の
爪部73により立設し、このグロメット7に2つの板部
材2A、2Bをその端部に設けた穴36、37により圧
入して両板部材2A、2Bを車体に位置決めし、グロメ
ット7にスクリュー8をねじ込んで両板部材2A、2B
の端部を一体に車体1に固定する構造とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は2つの板部材の衝き合せ部を一体に車体に固定する固定構造に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
車体のフロントウインドの下縁に沿って形成して左右のフロントピラーを結合 するカウルを例にとると、カウルにはこれに沿い、かつこれを覆うカウルルーバ が取付けられている。カウルルーバは一般に2分割されており、左側のカウルル ーバと右側のカウルルーバは、これ等の一端が車両の幅方向中央部で衝き合され 、カウル(車両ボデー)に一体に固定されている。
【0003】 即ち、図3および図4に示すように、一方のカウルルーバ2Aの端部には第1 の位置決め用の穴31が形成してある。また上記端部には該端部から張り出す突 出部21が形成してあり、これには第2の位置決め用の穴32と、スクリューグ ロメット用の穴33が形成してある。一方、他方のカウルルーバ2Bの端部には スクリューグロメット用の穴34と、下面から突出する位置決め用の突起4が設 けてある。
【0004】 両カウルルーバ2A,2Bの端部を固定するに際しては、カウル1に形成した 穴30にグロメット5を押し込む。次に、一方のカウルルーバ2Aを、その穴3 1及びこれに対応してカウル1に形成した穴(図示略)にクリップ6を圧入する ことで、カウル1に位置決めする。次に、他方のカウルルーバ2Bを、その突起 4を一方のカウルルーバ2Aの穴32に嵌め合すことで、一方のカウルルーバ2 Aに位置決めする。そして、他方のカウルルーバ2Bの穴34からスクリュー8 を一方のカウルルーバの穴33を通してグロメット5にねじ込むことで、両カウ ルルーバ2A,2Bの端部が一体にカウル1に固定せしめられるのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来の固定構造では、一方のカウルルーバ2Aの穴31と カウル1の穴との位置合せは、ほとんど手さぐりの状態でなされており、作業性 が悪い。同様に、他方のカウルルーバ2Bの穴34と一方のカウルルーバ2Aの 穴33との位置合せも作業性が悪い。
【0006】 そこで本考案は、2つの板部材の端部を上記した従来の固定構造よりも少ない 部品点数で、かつ作業性良好に固定し得る固定構造を提供することを課題として なされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は図1に示すように、車体1に設けた穴35に、軸部71の上下端にそ れぞれクリップ状の爪部72,73を形成するとともに下端の爪部73の直上に つば部74を形成したグロメット7の下端の爪部73を圧入して、グロメット7 を車体1に立設し、一方の板部材2Aの衝き合せ端部に設けた穴36にグロメッ ト7をその上端側から圧入貫通させて該穴36をグロメット7の軸部71に嵌合 させ、他方の板部材2Bの衝き合せ端に設けた穴37にグロメット7の上端の爪 部72を圧入し、これにより重ね合された両板部材2A,2Bの端部を位置決め し、グロメット7にスクリュー8をねじ込んで両板部材2A,2Bの端部を車体 1に一体に固定せしめる構造としたものである。
【0008】
【作用】
本考案では車体に設けた穴35にグロメット7を立設し、このグロメット7に より両板部材2A,2Bの端部をともに位置決めし、グロメット7にスクリュー 8をねじ込んで両板部材2A,2Bを一体に車体1に固定するようにしたから、 図3および図4に示すように従来の固定構造のように、一方の板部材2Aを車体 に位置決めするための穴合せや、他方の部材2Bを一方の板部材2Aに位置決め するための穴合せは不要となり、作業性が大きく改善される。また、一方の板部 材2Aの位置決め専用のクリップ6も不要となり固定用の部品点数も少なくなる 。
【0009】
【実施例】
図1および図2は、本考案を車両のカウルを覆う一対のカウルルーバをこれ等 の端部でカウルに固定する構造に適用した実施例を示すものである。
【0010】 先ず、固定構造に用いるグロメットについて説明すると、グロメット7は縦割 りされた筒状の軸部71の上下両端にそれぞれクリップ状の爪部72,73が形 成してある。上端の爪部72は4分割されており、下端部が外方へ突出し、上方 へ向けて中心方向に傾斜するテーパ状となっている。下端の爪部73は2分割さ れており、上端部が外方へ突出し下方へ向けて中心方向に傾斜するテーパ状とな っている。下端の爪部73の直上には軸部71まわりにつば部74が形成してあ る。
【0011】 カウル1には車幅方向中央に穴35が設けてある。一方のカウルルーバ2Aの 端部は断面Z字形としてあり、下段側にグロメット7の軸部71に嵌合し得る穴 36が形成してある。また他方のカウルルーバ2Bの端部には、端面を一方のカ ウルルーバ2Aの端部の垂直段部に衝き合せたときに穴36と対応する位置に穴 37が形成してある。穴37の径はグロメット7の上端爪部72の外径よりも若 干小さくしてある。8はグロメット7にねじ込むスクリューである。
【0012】 両カウルルーバ2A,2Bの端部をカウル1に固定するには、先ず、グロメッ ト7の下端の爪部73をカウル1の穴35に、つば部74がカウル上面に押し付 けられるまで押し込み、グロメット7の上端側をカウル1に立設する。
【0013】 次に、一方のカウルルーバ2Aの端部を、穴36がグロメット7の上端の爪部 72を中心方向に撓ませて通過するように押し込む。これにより穴36がグロメ ット7の軸部71に嵌合する。
【0014】 次に、他方のカウルルーバ2Bの端部を、穴37がグロメット7の上端の爪部 72を中心方向へ撓ませるように押し込む。これにより、他方のカウルルーバ2 Bが一方のカウルルーバ2Aをグロメット7のつば部74に押し付けており、且 つカウルルーバ2Bは爪部72の反発力による穴37との係合で位置固定された 状態となる。
【0015】 そして最後にグロメット7にスクリュー8を爪部72側からねじ込むことで、 両カウルルーバ2A、2Bの端部が一体にカウル1に固定される。
【0016】 しかして上記の固定構造では、両端に爪部を有するグロメット7をカウル1に 立設し、このグロメット7により両カウルルーバ2A、2Bの位置決めと仮止め を行ない、グロメット7にスクリュー8をねじ込んで両カウルルーバ2A、2B をカウル1に一体固定するから、従来のように一方のカウルルーバをカウルと穴 合せして位置決めし、更に他方のカウルルーバを一方のカウルルーバに穴合せし 、グロメットにスクリューをねじ込む固定構造に比べ、大きく作業性が改善され 、同時に一方へカウルルーバ位置決め用のクリップを省略し得る。
【0017】 また、この種の固定作業は一般に車両の組付けラインで行なわれるが、本考案 の固定構造では両カウルルーバ2A、2Bをグロメット7により位置決めしたと き、カウルルーバ2Bがグロメット7の上端の爪部72により係止されて仮止め がなされるから、カウル1に位置決めされた両カウルルーバ2A、2Bは、スク リュー締め工程へ搬送される過程でカウル1から脱落することはない。
【0018】 なお、本考案の固定構造において、図3の従来構造に示すような突起4を他方 のカウルルーバ2Bの端部裏面に突設し、これをルーバ1に形成した対応穴に嵌 め込むようにすれば、両カウルルーバ2A、2Bの仮止め安定性は更に向上する 。この場合、突起4と対応穴との位置合せは他方のカウルルーバ2Bの端部の穴 36にグロメット7の上端を差し込むことにより同時になされるから、特に手数 を要しない。
【0019】 本考案は2つのカウルルーバの衝合せ部の固定に限らず、他の部材にも適用さ れ得る。例えば、車両の天井材として、複数の天井材を前後に衝き合せて配し、 衝き合せ部をその上からトリムにて止める構造とし、トリムとして左右に分割さ れた1対のトリムを用いる場合があるが、この1対のトリムの衝き合せ端の固定 にも本考案の構造が適用され得る。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、2ツの板部材の衝き合せ端を車体に固定 する際し、車体と板部材を穴合せして位置決めする必要がなく、かつ位置決め専 用のクリップを用いることなく、作業性良好に両板部材の端部を一体に車体に固 定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の固定構造の断面図である。
【図2】本考案の固定構造に用いるグロメットの斜視図
である。
【図3】従来の固定構造の分解斜視図である。
【図4】従来の固定構造の要部断面図である。
【符号の説明】
1 車体(カウル) 2A、2B 板部材(カウルルーバ) 35、36、37 穴 7 グロメット 71 軸部 72、73 爪部 74 つば部 8 スクリュー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの板部材の衝き合せ部を車体に固定
    する固定構造において、車体に設けた穴に、軸部の上下
    端にそれぞれクリップ状の爪部を形成するとともに下端
    の爪部の直上につば部を形成したグロメットの下端の爪
    部を圧入して、グロメットを車体に立設し、一方の板部
    材の衝き合せ端部に設けた穴にグロメットをその上端側
    から圧入貫通させて該穴をグロメットの軸部に嵌合さ
    せ、更に他方の板部材の衝き合せ端部に設けた穴にグロ
    メットの上端の爪部を圧入して、重ね合された両板部材
    の端部を位置決めし、グロメットにスクリューをねじ込
    んで両板部材を車体に固定せしめる、板部材の衝き合せ
    部の固定構造。
JP1992010615U 1992-01-31 1992-01-31 板部材の衝き合せ部の固定構造 Expired - Fee Related JP2564782Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010083181A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Nippon Plast Co Ltd カウルトップカバー

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53107990A (en) * 1977-02-24 1978-09-20 Yoichi Hirata Coagulationg agents for synthetic feed for silkkworkms and method for producing same

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