JPH056223Y2 - - Google Patents

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JPH056223Y2
JPH056223Y2 JP745287U JP745287U JPH056223Y2 JP H056223 Y2 JPH056223 Y2 JP H056223Y2 JP 745287 U JP745287 U JP 745287U JP 745287 U JP745287 U JP 745287U JP H056223 Y2 JPH056223 Y2 JP H056223Y2
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JP
Japan
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pinion
shaft
rack
rack shaft
rotation
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JP745287U
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JPS63114875U (ja
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はラツクピニオン式ステアリングギヤ装
置におけるバツクラツシユ調整構造に関する。
(従来の技術) ハンドルと連動する回転入力用ピニオン軸を一
端側に噛合わせたラツク軸に対し中間部に後輪操
舵のための回転取出用ピニオン軸を噛合わせて成
るラツクピニオン式ステアリングギヤ装置が知ら
れ、ラツク軸はギヤボツクスに対して一端側の回
転入力用ピニオン軸との噛合部と他端側の端部と
で摺動自在に支持されている。
そして本出願人は実願昭60−165425号におい
て、ピニオン軸をピニオンホルダ内に偏心させて
回転自在に支持するとともに、ピニオンホルダを
ギヤボツクスに対し回動調整自在に組付けて成る
バツクラツシユ調整構造を提案した。これによれ
ば、バツクラツシユ調整をピニオン軸側から簡単
に行うことができる。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、前述のようにギヤボツクスに対して
ラツク軸は一端側の回転入力用ピニオン軸との噛
合部と他端側の端部との両側2点で摺動自在に支
持されているため、ラツク軸の中間部の回転取出
用ピニオン軸との噛合部でバツクラツシユ調整を
行う場合、その調整によりラツク軸に撓みが生じ
てラツク軸の背面側がギヤボツクスに接触する
と、ラツク軸は3点支持となつてその摺動に渋り
が発生する要因となつてしまう。
そこで本考案の目的は、回転取出用ピニオン軸
を組込んだラツクピニオン式ステアリングギヤ装
置において、ラツク軸に撓みによる中間部でのギ
ヤボツクスへの接触を生じることなく回転取出用
ピニオン軸との噛合部のバツクラツシユ調整を行
うことができ、ギヤボツクスに対しラツク軸を両
側2点のみで支持してその摺動を円滑に行わしめ
るようにしたバツクラツシユ調整構造を提供する
にある。
(問題点を解決するための手段) 以上の目的を達成すべく本考案は、ラツク軸2
1中間部に噛合う回転取出用ピニオン軸31をピ
ニオンホルダ35内に回転自在に支持し、このピ
ニオンホルダ35をギヤボツクス1に対しその回
転取出用ピニオン軸31の軸心から偏心して回動
調整自在に組付けるとともに、上記ピニオンホル
ダ35を収納するボス4部にラツク軸21の背面
側を臨んで穿設したネジ孔5には、ラツク軸21
の撓み限度を調整自在に規制する当接部材でなる
調整手段41を離脱可能に装着したことを特徴と
する。
(作用) ネジ孔5に調整手段41を螺着してその先端と
ラツク軸21の背面との間に所定のクリアランス
Cを保つた状態で、ピニオンホルダ35を回動し
て回転取出用ピニオン32とラツク23とのバツ
クラツシユ調整を行い、調整手段41の先端にラ
ツク軸21の背面が接触した時点で調整を終え
る。これによりバツクラツシユ調整に必要なクリ
アランスC相当分だけの撓みをラツク軸21に与
えることができる。そして調整手段41を抜取つ
てからネジ孔5に短い盲ボルト42を螺着する
と、ラツク軸21の背面とギヤボツクス1側との
接触がなくなるので、ラツク軸21はギヤボツク
ス1に対して両側2点のみで支持されて渋りのな
い円滑なる摺動機能が確保されるようになる。
(実施例) 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
第1図はフロントステアリングギヤボツクスを
斜め下方から見た一部破断背面図で、ギヤボツク
ス1の右端部のボス2内にはハンドルと連動する
回転入力用ピニオン軸11が組込まれ、ボス2か
ら左側の車巾方向に延設される筒状のラツクハウ
ジング3内にラツク軸21が組込まれ、ラツク軸
21はラツクハウジング3の左端部のラツクエン
ドガイド25にて摺動自在に支持される。更にラ
ツクハウジング3の中間部には後方に突出するボ
ス4が形成され、このボス4内には後輪操舵のた
めの回転取出用ピニオン軸31が組込まれ、図示
例では油圧式パワーステアリングであり、6はラ
ツクリテーナ、7はピストン、8はシリンダバレ
ル、9はバルブユニツトボデイである。
回転入力用ピニオン軸11は第2図の如く上下
のベアリング13,14を介してギヤボツクス1
右端部のボス2内に回転自在に組付けられ、ラツ
ク22にピニオン12が噛合い、ラツク軸21の
ラツク22の背面にはラツクガイド15が摺接
し、ラツクガイド15はボス2に形成したネジ孔
2aに螺着される調整ネジ16とスプリング17
によりラツク軸21の背面に圧接し、これにより
バツクラツシユ調整がなされる。
回転取出用ピニオン軸31は第3図の如くピニ
オンホルダ35を介してギヤボツクス1中間部の
ボス4内に組付けられ、ピニオンホルダ35は上
下のベアリング33,34を介してピニオン軸3
1を回転自在に支持するとともに、その外側は上
記軸心から偏心してなる円筒部36をなし、その
外周にフランジ38を備え、ボス4内に回動調整
自在に嵌合される円筒部36に開口した窓部37
でラツク23にピニオン32が噛合い、フランジ
38にはその円周方向に長径をなす複数の円孔3
8a…が形成される。
一方、ボス4の開口端には上記円孔38a…と
同数のネジ穴4a…が形成され、締付ボルト39
…を円孔38a…を介してネジ穴4a…にそれぞ
れ緩く螺合してから、ピニオンホルダ35を回動
調整してラツク23に対するピニオン32のバツ
クラツシユ調整を行つた後、締付ボルト39…を
ネジ穴4a…に締結してピニオンホルダ35はボ
ス4に固定される。
更にラツク軸21に対し回転取出用ピニオン3
2が噛合うラツク23の背面側のラツクハウジン
グ3部分にはピニオン軸31と直交方向のネジ孔
5を形成しておく。
そしてネジ孔5に調整手段をなす例えば調整ボ
ルト41を螺着し、ギヤボツクス1右端部での調
整ネジ16の回動による回転入力用ピニオン12
とラツク22とのバツクラツシユ調整を行つてか
ら、ギヤボツクス1中間部のピニオンホルダ35
をボス4に対して回動調整することにより、。回
転取出用ピニオン32とラツク23とのバツクラ
ツシユ調整を行う。この時、ネジ孔5に螺着して
内方に突出する調整ボルト41の先端とラツク軸
21との背面との間には、第3図に示すように予
めバツクラツシユ調整に必要なラツク軸21の撓
み量を見込んで所定の微小クリアランスCを保つ
ておき、ピニオンホルダ35の回動によりこれに
偏心して支持された回転取出用ピニオン32をラ
ツク23に押付けてバツクラツシユ調整を行い、
調整ボルト41の先端にラツク軸21の背面が接
触した時点で調整を終えるようにする。
斯かるバツクラツシユ調整後は調整ボルト41
を抜去り、これよりも短い盲ボルト42を第4図
の如くネジ孔5に螺着する。
このようにしてバツクラツシユ調整後は回転取
出用ピニオン軸31が噛合うラツク軸21の背面
とギヤボツクス1側との接触をなくすことができ
るため、ラツク軸21は両側のラツクガイド15
とラツクエンドガイド25との2点のみで支持さ
れることとなる。従つてラツク軸21に渋りのな
い円滑なる摺動機能を確保することができる。ま
たラツク軸21の中間部には予め見込んだ微小ク
リアランスC相当分の撓みが与えられているの
で、この撓みによるラツク23の弾性反力が回転
取出用ピニオン32との間に保たれており、これ
によりバツクラツシユは使用状態でも自動調整さ
れる。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、ラツク軸の中間
部に噛合う回転取出用ピニオン軸をピニオンホル
ダにより偏心して回動し、その噛合部の背面側に
設けたネジ孔に螺合した調整手段を介してラツク
軸間のクリアランス分だけのバツクラツシユ調整
を行い、その後はネジ孔に螺着した短い盲ボルト
によりラツク軸の中間部背面とギヤボツクス側と
の接触をなくすことができるため、ラツク軸をギ
ヤボツクスに対して両側2点のみで支持でき、従
つてラツク軸に渋りのない円滑なる摺動機能を確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はギヤボツクスを斜め下方から見た一部
破断背面図であり、第2図は第1図−線断面
図、第3図は調整手段をネジ孔に螺着した場合の
第1図−線断面図、第4図は盲ボルトを螺着
した場合の第3図と同様の断面図である。 尚、図面中、1はギヤボツクス、2,4はボ
ス、3はラツクハウジング、5はネジ孔、11は
回転入力用ピニオン軸、15はラツクガイド、2
1はラツク軸、25はラツクエンドガイド、31
は回転取出用ピニオン軸、35はピニオンホル
ダ、41は調整手段、42は盲ボルトである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ラツク軸と、該ラツク軸に対し一端側で噛合う
    回転入力用ピニオン軸と前記ラツク軸に対し中間
    部で噛合う回転取出用ピニオン軸とをギヤボツク
    ス内に組込み、該ギヤボツクスに対し前記ラツク
    軸を一端側の前記回転入力用ピニオン軸との噛合
    部と他端側の端部とで摺動自在に支持したステア
    リングギヤ装置において、 前記ラツク軸中間部に噛合う前記回転取出用ピ
    ニオン軸をピニオンホルダ内に回転自在に支持
    し、 該ピニオンホルダを前記ギヤボツクスに対しそ
    の回転取出用ピニオン軸の軸心から偏心して回動
    調整自在に組付けるとともに、 前記ピニオンホルダを収納するボス部にラツク
    軸の背面側を臨んで穿設したネジ孔には、ラツク
    軸の撓み限度を調整自在に規制する当接部材でな
    る調整手段を離脱可能に装着したこと、 を特徴とするラツクピニオン式ステアリングギヤ
    装置のバツクラツシユ調整構造。
JP745287U 1987-01-21 1987-01-21 Expired - Lifetime JPH056223Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP745287U JPH056223Y2 (ja) 1987-01-21 1987-01-21

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JP745287U JPH056223Y2 (ja) 1987-01-21 1987-01-21

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Publication Number Publication Date
JPS63114875U JPS63114875U (ja) 1988-07-23
JPH056223Y2 true JPH056223Y2 (ja) 1993-02-17

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ID=30790915

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JP745287U Expired - Lifetime JPH056223Y2 (ja) 1987-01-21 1987-01-21

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JP5811607B2 (ja) * 2011-06-10 2015-11-11 株式会社ジェイテクト 車両用操舵装置

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JPS63114875U (ja) 1988-07-23

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