JPH0562174A - 磁気記録媒体の表面処理装置 - Google Patents
磁気記録媒体の表面処理装置Info
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- JPH0562174A JPH0562174A JP22613491A JP22613491A JPH0562174A JP H0562174 A JPH0562174 A JP H0562174A JP 22613491 A JP22613491 A JP 22613491A JP 22613491 A JP22613491 A JP 22613491A JP H0562174 A JPH0562174 A JP H0562174A
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- JP
- Japan
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- recording medium
- magnetic recording
- tape
- surface treatment
- diamond wheel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気記録媒体の品質の向上、特にディジタル
記録用メタルテープの粉落ちやオーディオエラーの防止
を可能にするとともに、安全に処理作業を行いうる磁気
記録媒体の処理装置を提供する。 【構成】 供給リール3及び巻取リール4によって走行
されるテープ2が135°〜180°のラップ角で円筒
状のダイヤモンドホイール9に巻付けられる。ダイヤモ
ンドホイール9はテープ2の走行方向と逆方向に回転す
る。ダイヤモンドホイール9の表面粗度Raは0.2μ
m<Ra<1.5μmである。
記録用メタルテープの粉落ちやオーディオエラーの防止
を可能にするとともに、安全に処理作業を行いうる磁気
記録媒体の処理装置を提供する。 【構成】 供給リール3及び巻取リール4によって走行
されるテープ2が135°〜180°のラップ角で円筒
状のダイヤモンドホイール9に巻付けられる。ダイヤモ
ンドホイール9はテープ2の走行方向と逆方向に回転す
る。ダイヤモンドホイール9の表面粗度Raは0.2μ
m<Ra<1.5μmである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディジタル記録
用メタルテープ等の表面の研摩を行う磁気記録媒体の表
面処理装置に関する。
用メタルテープ等の表面の研摩を行う磁気記録媒体の表
面処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に磁気テープ等の磁気記録媒体にあ
っては、磁気ヘッドへの粉落ちやオーディオエラーを防
止するため、磁性面上の粉、ゴミ等の突起物を除去して
おく必要がある。このため、従来より、ナイフのエッジ
を走行中の磁気記録媒体の磁性面に接触させることによ
り磁性面上の粉、ゴミ等を除去することが行われてい
る。
っては、磁気ヘッドへの粉落ちやオーディオエラーを防
止するため、磁性面上の粉、ゴミ等の突起物を除去して
おく必要がある。このため、従来より、ナイフのエッジ
を走行中の磁気記録媒体の磁性面に接触させることによ
り磁性面上の粉、ゴミ等を除去することが行われてい
る。
【0003】しかしながら、かかる従来例にあっては、
固定した単一のナイフによって磁性面上の突起物を除去
するようにしているので、例えば高品質が要求されるデ
ィジタル記録用メタルテープの粉落ちやドロップアウト
などのオーディオエラーに対しては不十分であり、品質
の信頼性の面で不完全であった。また、従来のナイフを
用いた装置では処理作業において危険を伴い安全面で欠
けるという問題もあった。
固定した単一のナイフによって磁性面上の突起物を除去
するようにしているので、例えば高品質が要求されるデ
ィジタル記録用メタルテープの粉落ちやドロップアウト
などのオーディオエラーに対しては不十分であり、品質
の信頼性の面で不完全であった。また、従来のナイフを
用いた装置では処理作業において危険を伴い安全面で欠
けるという問題もあった。
【0004】本発明は従来例のかかる点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、磁気記録媒体の品
質の向上、特にディジタル記録用メタルテープの粉落ち
やオーディオエラーの防止を可能にし、また、安全に処
理作業を行いうる磁気記録媒体の処理装置を提供するこ
とにある。
たもので、その目的とするところは、磁気記録媒体の品
質の向上、特にディジタル記録用メタルテープの粉落ち
やオーディオエラーの防止を可能にし、また、安全に処
理作業を行いうる磁気記録媒体の処理装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、例えば図
1及び図2に示すように、走行中の磁気記録媒体2に研
摩手段9を接触させてこの磁気記録媒体2の表面処理を
行う磁気記録媒体の表面処理装置において、この研摩手
段9が、表面粗度Raが0.2μm<Ra<1.5μm
の高硬度材からなる回転体9であることを特徴とするも
のである。第2の発明は、例えば図1、図4及び図5に
示すように、走行中の磁気記録媒体2に研摩手段11を
接触させてこの磁気記録媒体2の表面処理を行う磁気記
録媒体の表面処理装置において、この研摩手段11が、
複数の溝加工を施した高硬度材からなる回転体であるこ
とを特徴とするものである。第3の発明は、例えば図1
及び図6に示すように、走行中の磁気記録媒体2に研摩
手段12を接触させてこの磁気記録媒体2の表面処理を
行う磁気記録媒体の表面処理装置において、この研摩手
段が、複数の高硬度材からなる研摩部材13を備えた回
転体であることを特徴とするものである。尚、高硬度材
はモース硬度9以上のものであることが好ましい。
1及び図2に示すように、走行中の磁気記録媒体2に研
摩手段9を接触させてこの磁気記録媒体2の表面処理を
行う磁気記録媒体の表面処理装置において、この研摩手
段9が、表面粗度Raが0.2μm<Ra<1.5μm
の高硬度材からなる回転体9であることを特徴とするも
のである。第2の発明は、例えば図1、図4及び図5に
示すように、走行中の磁気記録媒体2に研摩手段11を
接触させてこの磁気記録媒体2の表面処理を行う磁気記
録媒体の表面処理装置において、この研摩手段11が、
複数の溝加工を施した高硬度材からなる回転体であるこ
とを特徴とするものである。第3の発明は、例えば図1
及び図6に示すように、走行中の磁気記録媒体2に研摩
手段12を接触させてこの磁気記録媒体2の表面処理を
行う磁気記録媒体の表面処理装置において、この研摩手
段が、複数の高硬度材からなる研摩部材13を備えた回
転体であることを特徴とするものである。尚、高硬度材
はモース硬度9以上のものであることが好ましい。
【0006】
【作用】第1の発明においては、表面粗度Raが0.2
μm<Ra<1.5μmの高硬度材からなる回転体9を
磁気記録媒体2に接触させてその研摩を行うことから、
高速度でしかも面接触の状態で研摩が行われ、この結
果、効率良く粉、ゴミ等の突起物の除去が行われる。ま
た、複数の溝加工を施した高硬度材からなる回転体11
を磁気記録媒体2に接触させてその研摩を行う第2の発
明、及び複数の高硬度材からなる研摩部材13を備えた
回転体12を磁気記録媒体に接触させてその研摩を行う
第3の発明においても、高速度で研摩が行われ、効率の
良い突起物の除去が行われる。さらに、本発明において
は、従来例のようにナイフを使用していないので、取扱
いに際し指等を傷つけるおそれがない。
μm<Ra<1.5μmの高硬度材からなる回転体9を
磁気記録媒体2に接触させてその研摩を行うことから、
高速度でしかも面接触の状態で研摩が行われ、この結
果、効率良く粉、ゴミ等の突起物の除去が行われる。ま
た、複数の溝加工を施した高硬度材からなる回転体11
を磁気記録媒体2に接触させてその研摩を行う第2の発
明、及び複数の高硬度材からなる研摩部材13を備えた
回転体12を磁気記録媒体に接触させてその研摩を行う
第3の発明においても、高速度で研摩が行われ、効率の
良い突起物の除去が行われる。さらに、本発明において
は、従来例のようにナイフを使用していないので、取扱
いに際し指等を傷つけるおそれがない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0008】図1は本実施例の全体構成を示す概略構成
図である。同図に示すように、装置本体1内にディジタ
ル記録用のメタルテープ(以下「テープ」という)2を
供給するための供給リール3と、このテープ2を巻取る
ための巻取リール4が設けられ、それぞれ時計回り方向
に回転するようになっている。これらの供給リール3と
巻取リール4との間には4つのローラ5〜8が設けら
れ、テープ2が掛渡されるようになっている。
図である。同図に示すように、装置本体1内にディジタ
ル記録用のメタルテープ(以下「テープ」という)2を
供給するための供給リール3と、このテープ2を巻取る
ための巻取リール4が設けられ、それぞれ時計回り方向
に回転するようになっている。これらの供給リール3と
巻取リール4との間には4つのローラ5〜8が設けら
れ、テープ2が掛渡されるようになっている。
【0009】ローラ5,6の間の供給リール3側には、
後述の回転体としてのダイヤモンドホイール9が設けら
れ、不図示の駆動手段によって反時計回り方向に回転可
能となっている。そして、図1に示すように、このダイ
ヤモンドホイール9にテープ2が掛渡され、テープ2の
張力によりテープ2がダイヤモンドホイール9に密着す
るようになっている。
後述の回転体としてのダイヤモンドホイール9が設けら
れ、不図示の駆動手段によって反時計回り方向に回転可
能となっている。そして、図1に示すように、このダイ
ヤモンドホイール9にテープ2が掛渡され、テープ2の
張力によりテープ2がダイヤモンドホイール9に密着す
るようになっている。
【0010】供給リール3と巻取リール4のほぼ中央に
は、テープ2に張力を与えるためのエアダンパー10が
設けられている。このエアダンパー10は、吸引部10
aから空気を吸込むことによりテープ2を矢印A方向に
引き寄せ、それによりテープ2に所定の張力を与えるも
のである。尚、エアダンパー10の空気の吸引量は変え
られるようになっている。そして、ダイヤモンドホイー
ル9近傍におけるテープ2の張力が200〜350g/
インチとなるように空気の吸引量を調整する。
は、テープ2に張力を与えるためのエアダンパー10が
設けられている。このエアダンパー10は、吸引部10
aから空気を吸込むことによりテープ2を矢印A方向に
引き寄せ、それによりテープ2に所定の張力を与えるも
のである。尚、エアダンパー10の空気の吸引量は変え
られるようになっている。そして、ダイヤモンドホイー
ル9近傍におけるテープ2の張力が200〜350g/
インチとなるように空気の吸引量を調整する。
【0011】図2はダイヤモンドホイール9の断面を示
すものである。このダイヤモンドホイール9は、円筒形
状を有しており、その外周面にはモース硬度10のダイ
ヤモンド層9aが形成されている。このダイヤモンド層
9aの表面粗度Raは、0.2μm<Ra<1.5μm
である。また、本実施例においては、外径が50mm,
60mm,80mmのダイヤモンドホイール9が用いら
れ、また、その回転数は18〜280rpmである。
すものである。このダイヤモンドホイール9は、円筒形
状を有しており、その外周面にはモース硬度10のダイ
ヤモンド層9aが形成されている。このダイヤモンド層
9aの表面粗度Raは、0.2μm<Ra<1.5μm
である。また、本実施例においては、外径が50mm,
60mm,80mmのダイヤモンドホイール9が用いら
れ、また、その回転数は18〜280rpmである。
【0012】ダイヤモンドホイール9に対するテープ2
のラップ角は、135°〜180°となるようにする。
ここで、ラップ角とは、テープ2の巻付角のことであ
り、例えば図3にて示される∠AOBのことである。
尚、本実施例の場合、例えば外径が80mmのダイヤモ
ンドホイール9のラップ角は180°となる。
のラップ角は、135°〜180°となるようにする。
ここで、ラップ角とは、テープ2の巻付角のことであ
り、例えば図3にて示される∠AOBのことである。
尚、本実施例の場合、例えば外径が80mmのダイヤモ
ンドホイール9のラップ角は180°となる。
【0013】かかる構成を有する本実施例の装置を使用
する場合には、供給リール3と巻取リール4を回転して
テープ2を所定の速度で走行させる一方、ダイヤモンド
ホイール9をテープ2の走行方向と逆方向に回転させ
る。さらにエアダンパー10を駆動してテープ2に張力
を与えることによりテープ2をダイヤモンドホイール9
に密着させる。そしてこれによりテープ2表面の粉、ゴ
ミ等の突起物が除去される。尚、ダイヤモンドホイール
9に付着した粉、ゴミ等は、アルコールを含ませた布等
で拭いて除去しておく。
する場合には、供給リール3と巻取リール4を回転して
テープ2を所定の速度で走行させる一方、ダイヤモンド
ホイール9をテープ2の走行方向と逆方向に回転させ
る。さらにエアダンパー10を駆動してテープ2に張力
を与えることによりテープ2をダイヤモンドホイール9
に密着させる。そしてこれによりテープ2表面の粉、ゴ
ミ等の突起物が除去される。尚、ダイヤモンドホイール
9に付着した粉、ゴミ等は、アルコールを含ませた布等
で拭いて除去しておく。
【0014】本実施例においては、ダイヤモンドホイー
ル9がテープ2の走行方向と逆方向に回転しながら高速
でテープ2に接触し、かつ、ダイヤモンド層9aの表面
とテープ2表面が面で接触することから、従来のナイフ
を用いるものに比べ突起物の除去が十分に行われる。
ル9がテープ2の走行方向と逆方向に回転しながら高速
でテープ2に接触し、かつ、ダイヤモンド層9aの表面
とテープ2表面が面で接触することから、従来のナイフ
を用いるものに比べ突起物の除去が十分に行われる。
【0015】本実施例の装置により表面処理を行ったテ
ープについてディジタルオーディオエラーを測定したと
ころ、表1に示すように、ナイフエッジにより処理を行
う従来の装置に比べディジタルオーディオエラーが大幅
に低減した。尚、表中において、○は良好、×は不良を
示すものである。
ープについてディジタルオーディオエラーを測定したと
ころ、表1に示すように、ナイフエッジにより処理を行
う従来の装置に比べディジタルオーディオエラーが大幅
に低減した。尚、表中において、○は良好、×は不良を
示すものである。
【表1】
【0016】また、本実施例によれば、装置のメンテナ
ンスが容易になるとともに、取扱いが安全になるという
効果もある。
ンスが容易になるとともに、取扱いが安全になるという
効果もある。
【0017】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。本実施例は、テープ2表面の突起を除去するための
溝が多数形成されたドラムを回転体として用いたもので
ある。
る。本実施例は、テープ2表面の突起を除去するための
溝が多数形成されたドラムを回転体として用いたもので
ある。
【0018】図4は本実施例のドラム11の断面を示す
ものである。このドラムは、アルミニウム粉末を成形加
工して得られたもので、少なくともモース硬度9以上の
硬度を有している。また、ドラム11の外径は、一例と
して40mm,60mm,80mmのものを用いる。
尚、ドラム11の内周には、不図示の駆動部に取り付け
るための取付部11aが設けられている。
ものである。このドラムは、アルミニウム粉末を成形加
工して得られたもので、少なくともモース硬度9以上の
硬度を有している。また、ドラム11の外径は、一例と
して40mm,60mm,80mmのものを用いる。
尚、ドラム11の内周には、不図示の駆動部に取り付け
るための取付部11aが設けられている。
【0019】ドラム11の表面に形成される溝11b
は、図5(a)に示すように、断面が円弧状のもので、
その溝深さはR=0.5mmとなっている。また、溝1
1bの角度θはテープ2の走行方向に対して18°〜4
5°となるようにする。この場合、例えば外径が40m
m及び60mmのドラム11については、図5(b)に
示すように溝角度θが28°になるようにし、また外径
が80mmのドラム11については、図5(c)に示す
ように溝角度θが18°になるようにする。尚、図5
(b),(c)はドラム11を展開したものである。
は、図5(a)に示すように、断面が円弧状のもので、
その溝深さはR=0.5mmとなっている。また、溝1
1bの角度θはテープ2の走行方向に対して18°〜4
5°となるようにする。この場合、例えば外径が40m
m及び60mmのドラム11については、図5(b)に
示すように溝角度θが28°になるようにし、また外径
が80mmのドラム11については、図5(c)に示す
ように溝角度θが18°になるようにする。尚、図5
(b),(c)はドラム11を展開したものである。
【0020】このような構成を有するドラム11を用
い、上述の実施例と同様の条件下でテープを走行させる
ことにより、テープ2表面の突起がドラム11表面に多
数形成された溝11bの縁によって十分に除去される。
そして、この除去された突起物は、溝11b内に入り込
む。
い、上述の実施例と同様の条件下でテープを走行させる
ことにより、テープ2表面の突起がドラム11表面に多
数形成された溝11bの縁によって十分に除去される。
そして、この除去された突起物は、溝11b内に入り込
む。
【0021】本実施例の装置により表面処理を行ったテ
ープ2についてディジタルオーディオエラーを測定した
ところ、表2に示すように、ナイフエッジにより処理を
行う従来の装置に比べディジタルオーディオエラーが大
幅に低減した。尚、表中の記号は上述の実施例と同一の
意味を示すものである。
ープ2についてディジタルオーディオエラーを測定した
ところ、表2に示すように、ナイフエッジにより処理を
行う従来の装置に比べディジタルオーディオエラーが大
幅に低減した。尚、表中の記号は上述の実施例と同一の
意味を示すものである。
【0022】
【表2】
【0023】また、本実施例においても、従来例の装置
に比べて取扱いが安全になるという効果がある。
に比べて取扱いが安全になるという効果がある。
【0024】その他の構成及び作用については上述の実
施例と同一であるのでその詳細な説明を省略する。
施例と同一であるのでその詳細な説明を省略する。
【0025】次に、本発明のさらに他の実施例について
説明する。本実施例は、反時計回り方向に回転可能な図
6に示すドラム12の周囲に多数のサファイヤブレード
13を埋め込み、これを回転体として用いるものであ
る。
説明する。本実施例は、反時計回り方向に回転可能な図
6に示すドラム12の周囲に多数のサファイヤブレード
13を埋め込み、これを回転体として用いるものであ
る。
【0026】このドラム12はアルミニウムからなり、
その外径は80mmである。そして、その外周面に12
個のサファイアブレード13が埋め込まれている。さら
に、このサファイアブレード13の近傍にはテープ2表
面から除去した粉を収容するための溝14が形成されて
いる。尚、サファイアのモース硬度は9である。
その外径は80mmである。そして、その外周面に12
個のサファイアブレード13が埋め込まれている。さら
に、このサファイアブレード13の近傍にはテープ2表
面から除去した粉を収容するための溝14が形成されて
いる。尚、サファイアのモース硬度は9である。
【0027】かかる構成を有するドラム12を用い、上
述の実施例と同様の条件下でテープ2を走行させること
により、テープ2表面の突起が多数のサファイヤブレー
ド13によって十分に除去される。また、この除去され
た突起物は、溝14内に入り込む。
述の実施例と同様の条件下でテープ2を走行させること
により、テープ2表面の突起が多数のサファイヤブレー
ド13によって十分に除去される。また、この除去され
た突起物は、溝14内に入り込む。
【0028】本実施例の装置により表面処理を行ったテ
ープ2についてディジタルオーディオエラーを測定した
ところ、表3に示すように、単一の静止したナイフエッ
ジにより処理を行う従来の装置に比べディジタルオーデ
ィオエラーが大幅に低減した。尚、表中の記号は上述の
実施例と同一の意味を示すものである。
ープ2についてディジタルオーディオエラーを測定した
ところ、表3に示すように、単一の静止したナイフエッ
ジにより処理を行う従来の装置に比べディジタルオーデ
ィオエラーが大幅に低減した。尚、表中の記号は上述の
実施例と同一の意味を示すものである。
【0029】
【表3】
【0030】さらに、本実施例においても、従来例の装
置に比べて取扱いが安全になるという効果がある。
置に比べて取扱いが安全になるという効果がある。
【0031】尚、本実施例においてはサファイヤからな
るブレードを用いたが、ダイヤモンドからなるブレード
を用いてもよい。
るブレードを用いたが、ダイヤモンドからなるブレード
を用いてもよい。
【0032】その他の構成及び作用については上述の実
施例と同一であるのでその詳細な説明を省略する。
施例と同一であるのでその詳細な説明を省略する。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように本発明にあっては、研
摩手段として、表面粗度Raが0.2μm<Ra<1.
5μmの高硬度材からなる回転体、複数の溝加工を施し
た高硬度材からなる回転体及び複数の高硬度材からなる
研摩部材を備えた回転体を用いたことから、磁気記録媒
体の品質の向上、特にディジタル記録用メタルテープの
粉落ちやオーディオエラーの防止を図ることができ、し
かも安全に処理作業を行いうるという効果がある。
摩手段として、表面粗度Raが0.2μm<Ra<1.
5μmの高硬度材からなる回転体、複数の溝加工を施し
た高硬度材からなる回転体及び複数の高硬度材からなる
研摩部材を備えた回転体を用いたことから、磁気記録媒
体の品質の向上、特にディジタル記録用メタルテープの
粉落ちやオーディオエラーの防止を図ることができ、し
かも安全に処理作業を行いうるという効果がある。
【図1】本発明の実施例の全体を示す概略構成図であ
る。
る。
【図2】同実施例のダイヤモンドホイールを示す断面図
である。
である。
【図3】ラップ角を示すための説明図である。
【図4】本発明の他の実施例のドラムを示す断面図であ
る。
る。
【図5】溝角度を示すための説明図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例のドラムを示す正面
図である。
図である。
2 テープ 3 供給リール 4 巻取リール 9 ダイヤモンドホイール 10 エアダンパー 11,12 ドラム 11b 溝 13 サファイアブレード
Claims (3)
- 【請求項1】 走行中の磁気記録媒体に研摩手段を接触
させて該磁気記録媒体の表面処理を行う磁気記録媒体の
表面処理装置において、 上記研摩手段が、表面粗度Raが0.2μm<Ra<
1.5μmの高硬度材からなる回転体であることを特徴
とする磁気記録媒体の表面処理装置。 - 【請求項2】 走行中の磁気記録媒体に研摩手段を接触
させて該磁気記録媒体の表面処理を行う磁気記録媒体の
表面処理装置において、 上記研摩手段が、複数の溝加工を施した高硬度材からな
る回転体であることを特徴とする磁気記録媒体の表面処
理装置。 - 【請求項3】 走行中の磁気記録媒体に研摩手段を接触
させて該磁気記録媒体の表面処理を行う磁気記録媒体の
表面処理装置において、 上記研摩手段が、複数の高硬度材からなる研摩部材を備
えた回転体であることを特徴とする磁気記録媒体の表面
処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22613491A JPH0562174A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 磁気記録媒体の表面処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22613491A JPH0562174A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 磁気記録媒体の表面処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562174A true JPH0562174A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=16840386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22613491A Pending JPH0562174A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 磁気記録媒体の表面処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0562174A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19980070380A (ko) * | 1997-01-13 | 1998-10-26 | 로타르란거 | 코팅된 테이프의 거칠기와 마멸에 의한 벗겨짐을 감소시키는장치 |
JP6429351B1 (ja) * | 2018-08-23 | 2018-11-28 | 株式会社大成鉄工所 | ペーパーロールの製造装置およびペーパーロールの製造方法 |
-
1991
- 1991-09-05 JP JP22613491A patent/JPH0562174A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19980070380A (ko) * | 1997-01-13 | 1998-10-26 | 로타르란거 | 코팅된 테이프의 거칠기와 마멸에 의한 벗겨짐을 감소시키는장치 |
JP6429351B1 (ja) * | 2018-08-23 | 2018-11-28 | 株式会社大成鉄工所 | ペーパーロールの製造装置およびペーパーロールの製造方法 |
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