JPH0562112B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0562112B2
JPH0562112B2 JP8034485A JP8034485A JPH0562112B2 JP H0562112 B2 JPH0562112 B2 JP H0562112B2 JP 8034485 A JP8034485 A JP 8034485A JP 8034485 A JP8034485 A JP 8034485A JP H0562112 B2 JPH0562112 B2 JP H0562112B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinion
rack
shaft
gearbox
power steering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8034485A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61241266A (ja
Inventor
Fumisada Okamoto
Takashi Machida
Naoki Saito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP60080344A priority Critical patent/JPS61241266A/ja
Publication of JPS61241266A publication Critical patent/JPS61241266A/ja
Publication of JPH0562112B2 publication Critical patent/JPH0562112B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両のハンドル操舵力を軽減するため
に、動力源として電気モータを用いる電気式動力
舵取装置に関するものである。特に、ハンドルホ
イールに連結するピニオン軸の回転力を前記動力
源で補助するいわゆるラツクアンドピニオン形電
気式動力舵取装置に関するものである。
〔従来の技術〕
ピニオン軸の回転力を電気モータで補助する形
式の電気式動力舵取装置は古くから米国特許第
2754465号明細書で知られている。しかしながら、
このものはハンドル軸にコイルを巻いたロータと
ケーシングにコイルを固設したステータとを備え
た同軸形の電気モータであるため、一般にハンド
ルを回転させるような低速でハンドル軸に高トル
クを生ぜしめるものとなるため大形で特殊な電気
モータになる欠点がある。そこで、電気モータを
ハンドル軸とは切り離し、電気モータの回転をギ
ヤを用いて減速し、高トルクでハンドル軸に駆動
力を伝達する方式が例えば、特公昭43−3729号明
細書で開示されているが、このものにあつてもバ
ツクラツシユによるギヤ騒音や減速装置自体が大
形となる欠点がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、前記従来の欠点を解決したも
ので、ギヤボツクス内にトラクシヨン伝動を応用
した減速機を内蔵し、小形の減速機でありなが
ら、高トルクを電気モータよりラツク軸に伝達し
得るようにしたラツクアンドピニオン形電気式動
力舵取装置を、提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成する本発明は、ピニオンギヤを
有するピニオン軸と、ギヤボツクス内で前記ピニ
オンギヤに噛み合うラツクギヤを有するラツク軸
とを備え、前記ピニオン軸の回転を電気モータの
駆動力により補助するラツクアンドピニオン形電
気式動力舵取装置において、前記ラツク軸と前記
モータとの間に配設されるトラツシヨン伝動によ
る減速機構と、前記減速機構に作用する予圧手段
と、前記減速機構と前記ギヤボツクスとの間に配
設されるローデングカム機構とを備えることを特
徴とするラツクアンドピニオン形電気式動力舵取
装置である。
〔作 用〕
本発明の動力舵取装置は、ハンドホイールから
のピニオン軸の回転力をピニオンギヤに噛み合う
ラツクギヤに伝達し、ラツク軸を移動させ、ラツ
ク軸に連結する車輪の方向を変換するもので、ハ
ンドル軸のトルク増大に伴い、舵取操作トルク検
出器がトルクを検出し、この検出信号にもとづい
て、電気的なコントローラを介して、トルクに応
じた駆動力を電気モータに発生させ、該駆動力が
ギヤボツクス内に収容されるトラクシヨン伝動に
よる前記減速機構により減速されてピニオン軸に
伝達され、ハンドル軸の回転力の補助が行われ
る。そして、前記予圧手段により前記減速機構の
内部を予圧状態に保ち、かつ、前記ローデングカ
ム機構により、前記減速機構の内部の回動をロツ
クし、更に、電気モータの出力に応じて内部の予
圧状態を変化させて、電気モータの駆動力がラツ
ク軸へと確実に伝達される。
〔実施例〕
次に図に示す本発明の実施例について説明す
る。
本発明の動力舵取装置は、図示しないハンドル
軸に連結されるピニオン軸10と、ピニオン軸1
0に形成されるピニオンギヤ12に噛み合うラツ
クギヤ622を備えるラツク軸620と、該ギヤ
12、622を収容するギヤボツクス100と、
ギヤボツクス100に固設される電気モータ20
0と、ピニオン軸10と電気モータ200との間
に配設されるトラツシヨン伝動による減速機構
と、前記減速機構に作用する予圧手段と、前記減
速機構とギヤボツクス100との間に配設される
ローデイングカム機構とからなる。
ギヤボツクス100の本体102は、ほぼ筒状
の形状をしていて、一方の開口端よりピニオン軸
10が、他方の開口端より電気モータ200のモ
ータプーリ202と入力軸プーリ204に掛けた
ベルト206により電気モータ200の駆動力を
受けて回転する入力軸20が挿入されている。
ギヤボツクスは100は本体102と、本体1
02の一方の開口端を覆うリアカバー104と、
他方の開口端を覆うフロントカバー106とから
なつている。
リアカバー104の内周にはダストシール21
0が装着されていて、ダストシール210のリツ
プがピニオン軸10の外径に接触している。同様
にリヤカバー106の内周にはダストシール22
0が装着されていて、ダストシール220のリツ
プが入力軸20の外径に接触している。この両ダ
ストシール210,220によりギヤボツクス1
00内が密封され、潤滑剤の漏えいあるいは外部
からの異物等の侵入を防止している。
ピニオン軸10のほぼ長手方向中央の外周に軌
道溝14が刻設されていて、軌道溝14とギヤボ
ツクス本体102に遊嵌される外輪30の内周に
形成される軌道溝32との間に複数の玉34が配
設され、これ等によつて玉軸受が構成されてギヤ
ボツクス本体102にピニオン軸10が回転自在
に支承されている。
入力軸20はフロントカバー106の内周に嵌
着するニードル軸受36により回転自在にギヤボ
ツクス100に支承されている。更に、入力軸2
0のギヤボツクス100内の先端は軸径が拡大さ
れていて、その中心が中空部22となつている。
この中空部22内にピニオン軸10の小径となつ
ている先端16が補完する形に没入している。そ
して、中空軸22の内径と先端16との間にニー
ドル軸受38が配設されていてピニオン軸10を
中空軸22内に回転自在に支承している。
ピニオン軸10には先端16とピニオンギヤ1
2との間の外径にほぼ断面L字状の出力リング4
0が嵌合していてキー43で回り止めされてい
る。出力リング40は一端内周に軌道曲面42が
形成されている。
前記軌道曲面42に対応した軌道曲面52を備
えたアウターリング50がギヤボツクス本体10
2の内径に遊嵌されている。
入力軸20の拡径された先端の外径には、前記
軌道曲面42,52に対応してゴチツクアーチ形
の2つの軌道曲面24,26が形成されている。
4つの軌道曲面24,26,42,52内に複
数の玉60が挟持されている。そして、玉60を
円周方向に等間隔に保持する保持器62が前記曲
面24,26,42,52間に挿入されている。
第2図より詳細に理解できるように、各軌道曲
面24,26,42,52の曲率は玉60の表面
の曲率よりも若干大きくなつていて、玉60と軌
道曲面42との接点MAは接触角α、玉60と軌
道曲面52との接点Bは接触角βの角度で接し、
角度αが角度βよりも大となつており、玉60と
軌道曲面24,26との接点C,Dはともに接触
角γの角度で接している。従つて、αがβよりも
大となつていること及びアウターリング50が後
述するローデングカム機構により非回転となつて
いることから、差動駆動の原理により入力軸20
の回転が減速されて出力リング40に伝達され
る。なお、接触角α,β,γの値は電気モータ2
00の出力や接点径の大小等により任意に選択す
るものである。よつて、本実施例の減速機構は入
力軸20と、アウターリング50と、出力リング
40と、複数の玉60と、保持器62とからなつ
ていることになる。
前記トラクシヨン駆動による減速機構には各接
点が予圧状態でないと駆動力が伝達しない。そこ
で、本実施例は次に説明する予圧手段を備えてい
る。
すなわち、リアカバー104の内側端に段部1
14が形成され、外輪30の一端面に当接し、本
体104の内径に遊嵌されるばね受板108が配
設され、該ばね受板108の一端面に段部118
が形成され、段部114と段部118間に皿ばね
120が弾装されている。この皿ばね120の押
圧力により前記玉軸受を介してピニオン軸10を
前記減速機構側に押圧することにより前記減速機
構内部を予圧状態にしている。
更に、本実施例ではアウターリング50の回動
を防止し、かつ、アウターリング50を軸方向に
変位させ、玉60、出力リング40及びピニオン
軸10を介して、ばね受板108を軸方向に変位
させるためのローデイングカム機構を構成してい
る。
すなわち、第3図から理解できるように、リヤ
トカバー106の一端面及び該一端面に対応する
アウターリング50の一端面にそれぞれカム面1
16及びカム面54が形成され、該両カム面11
6,54間に複数のローラ300が配設されてい
る。ローラ300は皿ばね120の押圧力でカム
面116,54間に挟持され、かつ、保持器30
2により円周方向に保持されている。
従つて、ピニオン軸10の回転に伴い、ギヤボ
ツクス本体102に遊嵌されるアウターリング5
0は回転するが、前記ローリング機構によりわず
かな回転をしたところでアウターリング50を軸
方向に変位させてロツクして停止する。
本実施例では、ハンドルと輪との間における操
舵抵抗に伴う操舵トルクを検知する一般的な舵取
操作トルク検出器(図示せず)とは別に、電気モ
ータ200の出力トルクを検知するトルク検知機
構を備えて、出力トルク値をフイードバツクし、
より精密な制御が出来るようになつている。
すなわち、実施例では上記の変位を前記減速機
構、ピニオン軸10、玉軸受34,30及びばね
受板108を介して、リアカバー104に固設さ
れるポテンシヨメータ400の接触子402を作
動させる。ポテンシヨメータ400の指示により
電気モータ200の出力が制御される。すなわ
ち、前記ローデングカム機構とポテンシヨメータ
400とでピニオン軸10のトルクを検知し、電
気モータ200の駆動力をベルト206、入力軸
20を介し、前記減速機構で減速してピニオン軸
10の回転を動力補助する。
第1図において、符号510,520,54
0,560は入力軸20をギヤボツクス100に
対しスライド可能に支承する各々プレツシヤーパ
ツト、カバー、スプリング、ロツクナツトであ
る。又、符号580はフロントカバー106をギ
ヤボツクス本体102に固定するロツクナツトで
ある。
〔発明の効果〕
本発明は減速機構に歯車を用いていないので歯
車特有なバツクラツシユによる騒音がなく静か
で、かつ、減速機構をギヤボツクス内に内蔵し、
装置全体を小さくすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の断面図、第2図は第
1図のA部の拡大断面図、第3図は第1図におけ
る矢視Bからみたローデングカム機構の部分拡大
図である。 〔主要部分の符号の説明〕、10……ピニオン
軸、104……リアカバー、20……入力軸、1
06……フロントカバー、30,32,34……
玉軸受、120……皿ばね、40……出力リン
グ、200……電気モータ、50……アウターリ
ング、300……ローラ、60……玉、400…
…ポテンシヨメータ、100……ギヤボツクス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ピニオンギヤを有するピニオン軸と、ギヤボ
    ツクス内で前記ピニオンギヤに噛み合うラツクギ
    ヤを有するラツク軸とを備え、前記ピニオン軸の
    回転を電気モータの駆動力により補助するラツク
    アンドピニオン形電気式動力舵取装置において、
    前記ピニオン軸と前記モータとの間に配設される
    トラクシヨン伝動による減速機構と、前記減速機
    構に作用する予圧手段と、前記減速機構と前記ギ
    ヤボツクスとの間に配設されるローデングカム機
    構とを備えることを特徴とするラツクアンドピニ
    オン形電気式動力舵取装置。 2 前記減速機構がピニオン軸に固定される出力
    リングと、前記ギヤボツクスに遊嵌するアウター
    リングと、前記モータから駆動力を受けて回転す
    る入力軸と、前記出力リングと前記アウターリン
    グと前記入力軸との間に挟持される複数の玉とか
    らなる特許請求の範囲第1項記載のラツクアンド
    ピニオン形電気式動力舵取装置。 3 前記予圧手段は前記ギヤボツクスの本体に固
    定されるリアカバーと、前記ピニオン軸を前記ギ
    ヤボツクスに回転自在に支承する転がり軸受の外
    輪に一端面が当接し、前記ギヤボツクスに遊嵌す
    るばね受板と、該ばね受板と前記リアカバーの軸
    方向間に配設されるばねとからなり、前記転がり
    軸受を介して前記ピニオン軸を前記減速機構側に
    押圧することにより前記減速機構内部を予圧状態
    にする特許請求の範囲第2項記載のラツクアンド
    ピニオン形電気式動力舵取装置。 4 前記ローデングカム機構は前記ギヤボツクス
    の本体に固定されるフロントカバーと、前記アウ
    ターリングと、該フロントカバーと該アウターリ
    ングの軸方向間に配設される複数のローラとから
    なり、該ローラを挟持するガイド面がカム面に形
    成されている特許請求の範囲第2項記載のラツク
    アンドピニオン形電気式動力舵取装置。 5 前記減速機構は前記出力リングが一端内周に
    軌道曲面を有し、該軌道曲面に前記玉が接触角α
    をもつて接触し、前記出力リングが一端内周に軌
    道曲面を有し、該軌道曲面に前記玉が接触角βを
    もつて接し、入力軸の一端外周にゴチツクアーチ
    形の2つの軌道曲面を有し、該両軌道面に前記玉
    が接触角をもつて接し、接触角αが接触角βより
    も大であつて、前記入力軸の回転を減速して前記
    ピニオン軸に前記モータの駆動力を伝達するトラ
    クシヨン伝動による減速機構である特許請求の範
    囲第2項又は第3項記載のラツクアンドピニオン
    形電気式動力舵取装置。
JP60080344A 1985-04-17 1985-04-17 ラツクアンドピニオン形電気式動力舵取装置 Granted JPS61241266A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60080344A JPS61241266A (ja) 1985-04-17 1985-04-17 ラツクアンドピニオン形電気式動力舵取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60080344A JPS61241266A (ja) 1985-04-17 1985-04-17 ラツクアンドピニオン形電気式動力舵取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61241266A JPS61241266A (ja) 1986-10-27
JPH0562112B2 true JPH0562112B2 (ja) 1993-09-07

Family

ID=13715636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60080344A Granted JPS61241266A (ja) 1985-04-17 1985-04-17 ラツクアンドピニオン形電気式動力舵取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61241266A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61241267A (ja) * 1985-04-19 1986-10-27 Jidosha Kiki Co Ltd 電動式動力舵取装置
JP2736413B2 (ja) * 1987-07-31 1998-04-02 光洋精工株式会社 動力舵取装置
JP5671984B2 (ja) * 2010-12-03 2015-02-18 株式会社ジェイテクト 減速機、これを備える電動パワーステアリング装置、ならびに減速機の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61241266A (ja) 1986-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH092298A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP3653617B2 (ja) 動力舵取装置
JPH06219287A (ja) ステアリング伝動装置
JP5028264B2 (ja) 遊星ローラ変速装置及びそれを備えた車輌
JP2002249056A (ja) 電動パワーステアリング装置
JPH0562112B2 (ja)
JP4304444B2 (ja) ステアバイワイヤ装置
JP4501021B2 (ja) 電動ディスクブレーキ
JP4706860B2 (ja) 電動ディスクブレーキ
JP2006264411A (ja) 車両用操舵装置
JP3937386B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JPH0639665U (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP2538139Y2 (ja) 減速装置
JP4016815B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4085867B2 (ja) ウォーム支持装置及び電動パワーステアリング装置
JP3632114B2 (ja) ローラ伝動装置及び電動パワーステアリング装置
JP2589067Y2 (ja) 動力操向装置
JP5077603B2 (ja) 電動ディスクブレーキ
JPH10250605A (ja) 動力舵取装置
JP2019214311A (ja) 後輪操舵装置および車両
JPH11129918A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP2585807Y2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
EP2733045A2 (en) Transmission ratio variable device
JPH06144283A (ja) 後輪操舵装置
JPH0422121Y2 (ja)