JP5077603B2 - 電動ディスクブレーキ - Google Patents
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Description
前記減速機構は、前記電動モータによって回転可能な回転軸を有して該回転軸への回転入力に対して二系統の回転出力を伝達するように構成されてなり、
前記二系統の回転出力のうち一系統の回転出力によって前記回転−直動変換機構を介して前記押圧部材を移動させ、前記二系統の回転出力のうち他系統の回転出力によって前記減速機構、前記回転−直動変換機構及び前記押圧部材が前記キャリパ本体に対して移動するようになっていることを特徴とする。
本発明の第1実施形態について、図1乃至図4を参照して説明する。図1乃至図4に示すように、本実施形態に係る電動ディスクブレーキ1は、キャリパ浮動型ディスクブレーキであって、車輪と共に回転するディスクロータ2と、サスペンション部材等の車体側の非回転部分(図示せず)に固定されるキャリア3と、ディスクロータ2の両側に配置されてキャリア3によって支持される一対のブレーキパッド4、5と、ディスクロータ2を跨ぐように配置されて一対のスライドピン6、6によってキャリア3に対してディスクロータ2の軸方向に沿って移動可能に支持された電動キャリパ7とを備えている。そして、電動キャリパ7は、キャリパ本体8と、ピストンユニット9と、モータ/制御装置ユニット10とで構成されている。
ボールスラストベアリング37は、回転ディスク25と回転ディスク35の対向面にボール37Aが転動する軌道37B及び37Cが直接形成されており、ボール37Aがリテーナ37Dによって保持されている。これにより、外歯32Aと内歯33とが互いに噛合う外歯車部材32と回転ディスク25との中心距離及び外歯32Bと内歯34とが互いに噛合う外歯車部材32と回転ディスク35との中心距離は、1つの回転軸30によって決定されるので、これらの位置決め精度を高めることができる。また、これらの歯車の噛合いによる反力により、回転ディスク25及び回転ディスク35に対して横力が加わるが、ばね29の付勢力及び回転ディスク25に伝達されるブレーキパッド5からの反力によって回転ディスク25及び回転ディスク35の倒れを防止すると共に、がたつきを解消して振動及び騒音の発生を防止することができる。
駐車ブレーキ機構41は、電動アクチュエータによってロック機構52を作動させてロータ48の回転をロックするものである。
制動時には、車載コントローラは、運転者のブレーキペダル踏力(または変位量)をブレーキぺダルセンサによって検出し、この検出値に基づいて、各車輪の電動ディスクブレーキ1の駆動制御装置42へ制動力信号を送信する。駆動制御装置42は、車載コントローラからの制動力信号に基づいて電動モータ39に駆動電圧を出力して、ロータ48を所望のトルクで所望の回転角だけ回転させる。ロータ48の回転は、差動減速機構20によって所定の減速比で減速され、ボールランプ機構19によって直線運動に変換されて、ピストン14を前進させる。ピストン14の前進によって、一方のブレーキパッド5がディスクロータ2に押圧され、その反力によってキャリパ本体8がキャリア3のスライドピン6に沿って移動して、爪部12が他方のブレーキパッド4をディスクロータ2に押圧する。また、制動解除時には、ロータ48を逆回転させることによってピストン14を後退させて、ブレーキパッド4、5をディスクロータ2から離間させる。
制動時にロータ48によって回転軸30が回転すると、偏心部31の偏心回転によって外歯車部材32が公転して、外歯車部材32の外歯32A、32Bに噛合った回転ディスク25と回転ディスク35とが差動回転する。このとき、通常は、ウエーブワッシャ38Aによって調整スクリュ16と共に回転ディスク35の回転が固定され、一方、回転ディスク25は、リミッタ38の遊びの範囲で自由に回転することができるので、回転ディスク25のみが回転する。これにより、ボールランプ機構19がピストン14を前進させてブレーキパッド4、5をディスクロータ2に押圧する。ブレーキパッド4、5がディクスロータ2の押圧を開始した後は、その反力が雄ねじ17及び雌ねじ18に作用することにより、これらの間の摩擦力が増大して調整スクリュ16すなわち回転ディスク35の回転が確実にロックされる。したがって、回転ディスク25はリミッタ38のばね力に抗して回転することができる。
Claims (5)
- キャリパ本体に、電動モータと、該電動モータの回転を減速する減速機構と、該減速機構の回転を直線運動に変換する回転−直動変換機構が設けられ、前記回転−直動変換機構によって押圧部材を介してブレーキパッドをディスクロータに押圧して制動力を発生させる電動ディスクブレーキにおいて、
前記減速機構は、前記電動モータによって回転可能な回転軸を有して該回転軸への回転入力に対して二系統の回転出力を伝達するように構成されてなり、
前記二系統の回転出力のうち一系統の回転出力によって前記回転−直動変換機構を介して前記押圧部材を移動させ、前記二系統の回転出力のうち他系統の回転出力によって前記減速機構、前記回転−直動変換機構及び前記押圧部材が前記キャリパ本体に対して移動するようになっていることを特徴とする電動ディスクブレーキ。 - 前記減速機構は、前記二系統の回転出力のうち一系統の回転出力を行い、前記回転軸の軸線と同軸で回転可能に支持され前記回転−直動変換機構に連結される第1部材と、
前記二系統の回転出力のうち他系統の回転出力を行い、前記回転軸の軸線と同軸で回転可能に支持されるとともに前記キャリパ本体の軸方向に移動可能な第2部材とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の電動ディスクブレーキ。 - 前記キャリパ本体には、前記ブレーキパッドの摩耗に応じて該ブレーキパッドの位置を調整するパッド摩耗追従機構が備えられ、前記減速機構の第2部材によって前記パッド摩耗追従機構が駆動されることを特徴とする請求項2に記載の電動ディスクブレーキ。
- 前記第2部材は、前記キャリパ本体に螺合して連結され、前記キャリパ本体の軸方向へ移動することにより、前記回転−直動変換機構を前記キャリパ本体の軸方向への移動させることを特徴とする請求項2または3に記載の電動ディスクブレーキ。
- 前記減速機構は、前記回転軸に設けられた偏心部に回転可能に支持されて互いに一体回転する第1外歯及び第2外歯を有する外歯車部材を有し、前記第1部材が前記第1外歯に噛合う内歯を有し、前記回転軸に回転可能に支持されたディスクと、第2部材が前記第2外歯に噛合う内歯を有して構成されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の電動ディスクブレーキ。
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