JPH0561743B2 - - Google Patents

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JPH0561743B2
JPH0561743B2 JP15704287A JP15704287A JPH0561743B2 JP H0561743 B2 JPH0561743 B2 JP H0561743B2 JP 15704287 A JP15704287 A JP 15704287A JP 15704287 A JP15704287 A JP 15704287A JP H0561743 B2 JPH0561743 B2 JP H0561743B2
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JP
Japan
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coils
pair
coil
saturable reactor
magnetic field
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP15704287A
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English (en)
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JPH012242A (ja
JPS642242A (en
Inventor
Hideyuki Inoe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Totoku Electric Co Ltd
Original Assignee
Totoku Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Totoku Electric Co Ltd filed Critical Totoku Electric Co Ltd
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Publication of JPH012242A publication Critical patent/JPH012242A/ja
Publication of JPS642242A publication Critical patent/JPS642242A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、インライン型カラー受像管の画面X
軸に発生する横ずれミスコンバーゼンスの補正に
有効な偏向ヨーク装置に関するものである。
〈従来の技術及び従来技術の問題点〉 インライン配列の電子銃を有するカラー受像管
用の偏向ヨーク装置においては、周知の様に斉一
磁界によるミスコンバーゼンス(第11図参照)
を補正するために、水平偏向コイルの磁界分布を
ピンクツシヨン型に、垂直偏向コイルの磁界分布
をバレル型となるよう構成している。このように
構成された各偏向コイルを用いれば、理論的に
は、前述のミスコンバーゼンスを零にすることが
可能である。しかしながら実際上では、受像管の
構造や偏向ヨーク装置の構成等に起因するため理
論的な特性を得ることは難かしく、第12図a,
bに図示する如き受像管画面のコーナー部におけ
るミスコンバーゼンスを除くことは困難である。
このような画面コーナー部のミスコンバーゼンス
を水平偏向コイルの磁界分布の修正のみによつて
補正しようとすると、第10図a,bに図示する
ようなX軸上のミスコンバーゼンスが残り、これ
を補正することが又困難である。そこで従来よ
り、X軸上のミスコンバーゼンスの補正手段とし
ては、第13図aに図示するような補正磁界発生
器3′にパラボラ状波形電流を流す方法が採用さ
れていた。補正磁界発生器3′は、1対のコの字
型磁性体7,7′のそれぞれに発生磁界が互に逆
方向となるように、コイル3a′,3b′を巻回して
構成される。そして、この補正磁界発生器3′を
電子ビームB.G.Rの配列方向に対向して配置し、
コイル3a′,3b′別回路で形成したパラボラ波状
電流(第13図b参照)を流し、補正磁界発生器
3′で形成される磁界分布により画面X軸上の横
ずれミスコンバーゼンスを補正していた。しか
し、この従来方法では、補正磁界発生器3′のコ
イル3a′,3b′に流すパラボラ状波形の電流を別
回路にて形成させることが必要であり、装置が複
雑、高価になるという難点があつた。
〈解決するための手段〉 本発明の偏向ヨーク装置は、補正磁界発生器の
1対のコイルへ水平偏向周期で差動的に変化する
電流を供給するため、1対のコイルから成る可飽
和リアクターを設け、この可飽和リアクターを水
平偏向コイル及び補正磁界発生器と接続し構成さ
れるものである。可飽和リアクターは、1対の磁
性コアの各々に磁気方向が互に逆方向となるよう
巻回され、かつ並列接続された1対のコイルと、
このコイルに磁気バイアスを付与するためのマグ
ネツトとから成り、可飽和リアクターの1対のコ
イルの各々を、補正磁界発生器の1対のコイルの
各々と直列に接続して構成される。かかる構成に
より、可飽和リアクターの1対のコイルのインピ
ーダンスの水平偏向周期での差動的変化に応動
し、補正磁界発生器の1対のコイルに流れる電流
も水平偏向周期で差動的に変化し、これによつて
発生する補正磁界によりブラウン管画面X軸上の
ミスコンバーゼンスが補正されるものである。
〈作用及び実施例〉 第1図は、本発明の1実施例を示す回路図、第
2図は、可飽和リアクターの具体例を示す外観図
と動作説明図、第3図は、補正磁界発生器の説明
図である。以下図に沿つて説明する。図におい
て、1は水平偏向コイル、2は可飽和リアクタ
ー、3は補正磁界発生器である。可飽和リアクタ
ー2は、1対のドラム型磁性コア5,5′のそれ
ぞれに磁気方向が互に逆方向となるよう巻回し、
かつ並列接続して形成した1対のコイル2a,2
bとコイル2a,2bに磁気バイアスを付与する
ための円筒状マグネツト4とから構成される。円
筒状マグネツト4は回動自在に配設され円筒状マ
グネツト4を挟みコイル2aと2bがその同軸上
に対向配置される。そして1対のコイル2a,2
bと円筒状マグネツト4は、円筒状マグネツト4
の一端面を除き全体を絶縁ケース6に収納され、
偏向ヨークの電子銃側に配置される。補正磁界発
生器3は、1対のコの字型磁性コア7,7′のそ
れぞれに、磁気方向が互に同方向となるよう巻回
し、かつ並列接続して形成した1対のコイル3a
と3bから成り、コイル3aと3bは、偏向ヨー
クの電子銃側に電子ビームB.G.R配列の左右に配
列方向に対向配置される。かように構成した可飽
和リアクター2と、補正磁界発生器3とは互にそ
れぞれの並列接続して形成されているコイル2
a,2b及びコイル3a,3bの一同志を互に直
列に接続して、コイル2aとコイル3a、またコ
イル2bとコイル3bからなる並列回路とし、こ
の並列回路を、水平偏向コイル1と直列接続して
回路を形成する。次に、作用を第4図乃至第12
図に沿い説明する。水平偏向周期で変化する電流
を可飽和リアクター2のコイル2a,2bに流す
ことにより、コイル2aと2bには、互に磁気方
向の逆な磁束φ2a,φ2bが発生する。この磁
束φ2a,φ2bの方向は、円筒状マグネツト4
の発生する磁束φMと打ち消し合う方向もしくは
重畳し合う方向となるので、磁束φMと打ち消し
合う方向の磁束を発生しているコイルの磁性コア
は、未飽和傾向となり、そのコイルのインダクタ
ンスは増大し、一方重畳し合う方向の磁束を発生
しているコイルの磁性コアは、飽和傾向となり、
そのコイルのインダクタンスは減少し、1対のコ
イル2aと2bのインダクタンスは水平偏向周期
で差動的に変化することになる。この結果、可飽
和リアクター2の各コイル2a,2bとそれぞれ
直列に接続された補正磁界発生器3の各コイル3
aと3bに流れる電流は、可飽和リアクター2の
コイル2a,2bのインダクタンスの変化に応動
して水平偏向周期で変化する。依つて、前述の第
10図a,bに図示する如きX軸上のミスコンバ
ーゼンスが補正される。例えば、電子ビームB.
G.Rが陰極線管画面の左側偏向時は、第4図aに
図示するように可飽和リアクター2の一方のコイ
ル2aの発生磁束φ2aと、円筒状マグネツト4
の磁束φMとは、重畳し合い、他方のコイル2b
の発生磁束φ2bと磁束φMとは打ち消し合う。
このため、コイル2aの磁性コア5は、飽和傾向
となり、コイル2aのインダクタンスは減少し、
コイル2aと直列接続されている補正磁界発生器
3のコイル3aに流れる電流は増大する。他方、
可飽和リアクター2のコイル2bの磁性コア5′
は未飽和傾向となり、コイル2bのインダクタン
スは増大し、コイル2bと直列接続されている補
正磁界発生器3のコイル3bに流れる電流は減少
する。この結果、電子ビームB.G.Rに対し、補正
磁界発生器3により形成される磁界分布は、第5
図aの如くなり、電子ビームB(青)の受ける磁
束密度が、電子ビームR(赤)の受ける磁束密度
より大きくなるので、Bビームの振幅は、Rビー
ムの振幅より大きくなる。この電子ビームの振幅
の状況を第6図のAに示す。また、電子ビーム
B.G.Rが陰極線管画面の右側偏向時は、第4図b
に図示するように、可飽和リアクター2のコイル
2a,2bに発生する磁束φ2a,φ2bの方向
は、前述の電子ビームが画面左側偏向時と全く逆
方向となるので、コイル2aの磁束φ2aと円筒
状マグネツトの磁束φMとは打ち消し合いコイル
2bの磁束φ2bと磁束φMとは重畳し合い、前
述の電子ビームの画面左側偏向時とは逆に、コイ
ル2aの磁性コア5は未飽和傾向に、コイル2b
の磁性コア5′は飽和傾向となり、コイル2aの
インダクタンスは増大し、コイル2bのインダク
タンスは減少する。このためコイル2aと直列接
続された補正磁界発生器のコイル3aに流れる電
流が減少し、コイル2bと直列接続された補正磁
界発生器のコイル3bに流れる電流が増加して補
正磁界発生器により形成される磁界分布は第5図
bの如くとなり、Rビームの振幅は、Bビームの
振幅より大きくなる。その状況を第6図のBに示
す。このようにして、第10図aに図示される如
きX軸上のミスコンバーゼンスが補正される。同
様に、第10図bに図示される如きX軸上のミス
コンバーゼンスに対しては、上述の第10図aの
ミスコンバーゼンスの補正の場合と、円筒状マグ
ネツト4の極性を180°反転し、磁束φMの方向を
第7図の如く形成することにより、前述と同様な
作用により補正がなされる。尚、一般に偏向ヨー
ク装置の電子銃側において磁界を変化させた場合
には、第9図に示すようなコマ収差によるミスコ
ンバーゼンスが発生するが、本発明においては第
5図のような磁界分布を利用しており前述のよう
なコマ収差によるミスコンバーゼンスの影響は極
めて少なく画質品位への影響もない。
〈効果〉 本発明の偏向ヨーク装置によれば、従来補正の
非常に困難であつたX軸上の横ずれミスコンバー
ゼンスを複雑・高価な補正回路を設けることなく
極く簡単な構成の可飽和リアクター装置の付加に
より容易に補正し得るようにした点、工業上の利
用効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の1実施例を示す回路図、第
2図aは本発明に用いられる可飽和リアクターの
外観斜視図、同図bはその動作説明図、第3図a
は、本発明による、偏向ヨーク装置の背面図、同
図bは補正磁界発生器の説明図、第4図は可飽和
リアクターの動作説明図、第5図は、補正磁界発
生器の動作と磁界分布を示す説明図、第6図は第
5図の磁界分布で得られるミスコンバーゼンスを
示す図、第7図は、円筒状マグネツトの極性を反
転した場合の可飽和リアクターの動作説明図、第
8図は、第7図の可飽和リアクターによつて得ら
れるミスコンバーゼンスの説明図、第9図は、コ
マ収差によるミスコンバーゼンス、第10図はX
軸上のミスコンバーゼンス、第11図は、斉一磁
界によるミスコンバーゼンス、第12図は、斉一
磁界でのX軸上のミスコンバーゼンスを補正した
時に残るコーナー部のミスコンバーゼンス、第1
3図aは、従来の補正磁界発生器の説明図、同図
bはパラボラ電流の波形図である。 1……水平偏向コイル、2……可飽和リアクタ
ー、3,3′……補正磁界発生器、4……円筒状
マグネツト、5,5′……磁性コア、6……絶縁
ケース、7,7′……コの字型磁性体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 インライン配列の電子銃を具備するカラー受
    像管に装着させる、偏向ヨーク装置の受像管ネツ
    ク部側に、コイルの巻回された1対のコの字型磁
    性体を電子ビーム配列の左右両側へ対向せしめて
    設けて成る偏向ヨーク装置において、該偏向ヨー
    クに、磁性コアに巻回されマグネツトにより磁気
    バイアスの付与された1対のコイルから成る可飽
    和リアクターを、該可飽和リアクターの1対のコ
    イルの磁気方向が互に逆方向となるよう並列接続
    して設けるとともに、並列接続された該可飽和リ
    アクターの1対のコイルの各々と前記1対のコの
    字型磁性体のコイルの各々とを直列接続して並列
    回路を形成せしめ、前記可飽和リアクターのイン
    ピーダンスを水平偏向周期で差動的に変化せしめ
    ることにより、前記1対のコの字型磁性体の各コ
    イルに流れる電流を水平偏向周期で差動的に変化
    せしめたことを特徴とする偏向ヨーク装置。
JP15704287A 1987-06-24 1987-06-24 Deflection yoke Granted JPS642242A (en)

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JP15704287A JPS642242A (en) 1987-06-24 1987-06-24 Deflection yoke

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JPH012242A JPH012242A (ja) 1989-01-06
JPS642242A JPS642242A (en) 1989-01-06
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JPH0775151B2 (ja) * 1990-04-04 1995-08-09 三菱電機株式会社 Crtディスプレイ装置
US5075590A (en) * 1990-07-06 1991-12-24 Samsung Electron Devices Co., Ltd. Convergence correcting device for in-line type color picture tube
JP5780119B2 (ja) 2011-10-31 2015-09-16 ヤマハ株式会社 音声出力アンプ

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JPS642242A (en) 1989-01-06

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