JPH056158U - プランジヤポンプ - Google Patents

プランジヤポンプ

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Publication number
JPH056158U
JPH056158U JP5892391U JP5892391U JPH056158U JP H056158 U JPH056158 U JP H056158U JP 5892391 U JP5892391 U JP 5892391U JP 5892391 U JP5892391 U JP 5892391U JP H056158 U JPH056158 U JP H056158U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
shaft
discharge
plunger pump
shield plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP5892391U
Other languages
English (en)
Inventor
一彦 高柳
Original Assignee
株式会社アツギユニシア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アツギユニシア filed Critical 株式会社アツギユニシア
Priority to JP5892391U priority Critical patent/JPH056158U/ja
Publication of JPH056158U publication Critical patent/JPH056158U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高回転時のバルブの閉じ遅れや、バルブの叩
き音を解消できるようにしたプランジャポンプを得るに
ある。 【構成】 シャフト3に形成した偏心カム8の外周に、
等間隔で複数のプランジャ4を放射状に配設してなるプ
ランジャポンプ1において、上記プランジャポンプ1を
構成するリアカバー2bの吐出室17内にのぞむシヤフ
ト3の後部に、吐出通路16の開口部を遮蔽する円盤状
の遮蔽板18を圧入などにより設置し、この遮蔽板18
の所定位置に吐出通路16の開口部に対応した吐出孔1
8aを穿設し、上記シャフト3の回転により遮蔽板18
の所定位置に形成した吐出孔18aが、偏心カム8で作
動する各プランジャ4が吐出位置において各プランジャ
4に対応した吐出通路16に一致するように設定した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車用パワーステアリング装置やサスペンションなどの油 圧源として使用されるプランジャポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種パワーステアリング装置には、エンジンの動力によってプランジ ャポンプを駆動し、その油圧を操舵助勢力として使用しているものがあり、例え ば特開昭63−100279号公報に示すような先行技術が知られている。
【0003】 以下従来構造を、図3に示すようなラジアルプランジャポンプに基づいて説明 する。図において、プランジャポンプ20は、第1のハウジング21、第2のハ ウジング22、シャフト23、およびプランジャ24などで構成されている。
【0004】 上記第1、第2の各ハウジング21,22内の中心には前後方向に延びる状態 でシャフト23が配設されており、シャフト23の前端は軸受25を介して、ま た中間は軸受メタル26を介してそれぞれ各ハウジング21,22に回転自在に 支持されている。そして上記シャフト23が取り付けられる第1のハウジング2 1の前側は、シールリング27、パッキン体28などで液密に閉じられ、シャフ ト23の中間外周部分には、偏心カム29が形成されており、この偏心カム29 の外周には環状のスリップリング30が嵌合されている。また、上記偏心カム2 9の外周で第1のハウジング21内には複数のプランジャ24が等間隔で放射状 に配設され、上記シャフト23の回転に伴って偏心カム29により各プランジャ 24が作動すると、オイル吸入部31より吸入された作動油が吐出油路32から チェックバルブ33を介して吐出室に圧送されるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構造のプランジャポンプ20では、シャフト23の外 周に放射状に配設された複数のプランジャ24に対応して、それぞれチェックバ ルブ33が設けられており、このチェックバルブ33を介してプランジャ24の 吸入・吐出の流量制御を行うような構造になっているために、ポンプ回転が増大 するにしたがってチェックバルブ33が閉じきらないうちに、次のチェックバル ブ33か開くことになり、チェックバルブ間で相互に干渉してバルブの閉じ遅れ が生じると共に、チェックバルブの開閉時にバルブの叩き音が発生するという問 題があった。
【0006】 本考案は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、高回転時のバ ルブの閉じ遅れや、バルブの叩き音を解消できるようにしたプランジャポンプを 提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案は、シャフトに、吐出通路の開口部を遮蔽 する遮蔽板を設置し、この遮蔽板に、シャフトの回転により各プランジャが吐出 位置に到達したときに、各プランジャに対応した吐出通路に一致する吐出孔を、 一箇所穿設したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
このような構成に基づいて、本考案によるプランジャポンプでは、シャフトの 回転により、遮蔽板に形成した吐出孔は、偏心カムで作動する各ピストンが上死 点近傍において各ピストンに対応した吐出通路に開口することとなり、シャフト と一体に回転する1枚の遮蔽板によりオイルの流量制御を行うことができる。
【0009】
【実施例】
以下本考案による実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】 図1は、本考案の第1の実施例を示すプランジャポンプの縦断面図、図2は図 1の2−2線断面図である。
【0011】 図において、符号1はプランジャポンプであり、このプランジャポンプ1は図 示しないパワーステアリングの油圧回路に取付けられ、同油圧回路の図示しない オイルタンクより低油圧を吸入路を介し取入れ、高圧油を吐出側に排出供給する もので、ハウジング2aおよびリアカバー2bを備えており、ハウジング2aお よびリアカバー2bは連結ボルト2cにより互いに連結している。
【0012】 上記ハウジング2a内の中心には前後方向に延びた状態でシャフト3が配設さ れており、シャフト3の前端は軸受5aを介して、また中間は軸受メタル5bを 介してそれぞれハウジング2aに回転自在に支持されている。そして上記軸受5 aを介してシャフト3が取り付けられるハウジング2aの部分は、軸受5aの前 側でシールリング6、オイルシール7等で液密に閉じられ、シャフト3の前方に 突き出た部分が図示しないエンジンのクランクシャフトにより回転駆動されるよ うになっている。上記シャフト3のハウジング2a内における中間外周部分には 、偏心カム8が形成されており、この偏心カム8の外周には環状のスリップリン グ9が嵌合されている。
【0013】 上記はハウジング2aの中央部分には、環状に6つのプランジャ室20が等間 隙に順次形成され、各プランジャ室20内に収容されるプランジャ4は、それぞ れの中心線がシャフト3の中心線Aの放射状方向に一致するよう配設されている 。各プランジャ室20は、ハウジング2aの外面側に螺着されるプラグ栓10に より密閉され、しかも、内側壁面より吐出通路16が延出形成されている。プラ ンジャ室20には、ピン状のリテーナ11と、リテーナ11およびプランジャ2 0の間に介在されたスプリング9とが配備されている。そして、スプリング9と プランジャ20との間には、オイルフィルタ13が嵌挿されている。この結果、 スプリング12の付勢力で、プランジャ4が偏心カム8のスリップリング9上に 当接された状態となる。
【0014】 また、上記プランジャ4には吸入孔4aが形成されており、偏心カム8により プランジャ4が作動すると、オイル吸入部14により吸入孔4aを介してプラン ジャ4内にオイルが流入し、各プランジャ4の上部に形成された吸入室15より 吐出通路16を介して吐出室17に作動油が圧送されるようになっている。
【0015】 一方、上記リアカバー2bの吐出室17内にのぞいているシャフト3の端部に は、プランジャ4より吐出室17に作動油を圧送する吐出通路16の開口部を遮 蔽するように円盤状の遮蔽板18が圧入などにより設置されており、この遮蔽板 18の所定位置には、吐出通路16の開口部に対応した吐出孔18aが一箇所穿 設されている。そして、上記シャフト3の回転により、遮蔽板18の所定位置に 形成した吐出孔18aは、偏心カム8で作動する各プランジャ4が吐出位置に到 達した時に各プランジャ4に対応した吐出通路16に一致するように設定されて おり、上記遮蔽板18の吐出孔18aが吐出通路16に一致した時に、作動油が 吐出室17内を経てリアカバー2bに設けた吐出油路19よりプランジャポンプ 1の外部に吐出されるようになっている。
【0016】 次いで、このように構成された実施例に基づいて、プランジャポンプ1の作用 を説明する。まず、エンジンが作動してシャフト3が回転するとプランジャポン プ1が駆動される。そして、各プランジャ4の吸入行程でポンプのオイル吸入部 14より吸入孔4bを介してプランジャ4内の吸入室15にオイルが吸入され、 このオイルは吸入室15より吐出通路16に吐出される。ここで、上記プランジ ャ4が吐出位置に到達した時に、シャフト3と一体に回転する遮蔽板18の吐出 孔18aが、上死点に到達したプランジャ4の吐出通路16に一致して、作動油 を吐出室17内に順次吐出する。したがって、この動作によって、偏心カム8の 回転位置に対応して時系列的に各プランジャ4が順次制御されるので、従来構造 のようなチェックバルブの開閉タイミングによる相互干渉、高回転時のバルブの 閉じ遅れ、バルブの叩き音が解消される。また、従来構造のようにプランジャの 数だけチェックバルブを設ける必要がなく、シャフト3と一体に回転する1枚の 遮蔽板18によりオイルの流量制御を行うことができるので、ポンプ全体のコン パクト化、および大幅なコスト低減を図ることができる。
【0017】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案によれば、シャフトに、プランジャより吐 出室に作動油を圧送する吐出通路の開口部を遮蔽する遮蔽板を設置し、この遮蔽 板に、シャフトの回転により各プランジャが吐出位置に達したとき各プランジャ に対応した吐出通路に一致する吐出孔を穿設したので、チェックバルブの開閉タ イミングによる相互干渉、高回転時のバルブの閉じ遅れ、バルブの叩き音が解消 される。また、従来構造のようにプランジャの数だけチェックバルブを設ける必 要がなく、ポンプ全体のコンパクト化、および大幅なコスト低減を図ることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示すプランジャポンプ
の縦断面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】従来構造のラジアルプランジャポンプを示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 プランジャポンプ 2a ハウジング 2b リアカバー 3 シャフト 4 プランジャ 8 偏心カム 16 吐出通路 18 遮蔽板 18a 吐出孔

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 シャフトに形成した偏心カムの外周に、
    等間隔で複数のプランジャを前記偏心カムにより作動す
    るように放射状に配設してなるプランジャポンプにおい
    て、上記シャフトに、吐出通路の開口部を遮蔽する遮蔽
    板を設置し、この遮蔽板に、上記シャフトの回転により
    上記各プランジャが吐出位置に到達したときに、各プラ
    ンジャに対応した吐出通路に一致する吐出孔を穿設した
    ことを特徴とするプランジャポンプ。
JP5892391U 1991-07-02 1991-07-02 プランジヤポンプ Pending JPH056158U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5892391U JPH056158U (ja) 1991-07-02 1991-07-02 プランジヤポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5892391U JPH056158U (ja) 1991-07-02 1991-07-02 プランジヤポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH056158U true JPH056158U (ja) 1993-01-29

Family

ID=13098348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5892391U Pending JPH056158U (ja) 1991-07-02 1991-07-02 プランジヤポンプ

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