JPH0561510A - 冗長自由度ロボツト装置 - Google Patents

冗長自由度ロボツト装置

Info

Publication number
JPH0561510A
JPH0561510A JP22009191A JP22009191A JPH0561510A JP H0561510 A JPH0561510 A JP H0561510A JP 22009191 A JP22009191 A JP 22009191A JP 22009191 A JP22009191 A JP 22009191A JP H0561510 A JPH0561510 A JP H0561510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
redundant
parameter
teaching
degree
robot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22009191A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Iizuka
正美 飯塚
Kazuo Honma
和男 本間
Norihisa Miyake
徳久 三宅
Fusaaki Ozawa
房明 小沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP22009191A priority Critical patent/JPH0561510A/ja
Publication of JPH0561510A publication Critical patent/JPH0561510A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業に応じて適切な姿勢を取ることを可能と
し、教示作業が簡単にできる冗長自由度ロボット装置を
提供する。 【構成】 姿勢を決定するパラメータとして、作業に必
要な動作を記述する独立変数と冗長パラメータとがあ
り、この冗長パラメータを複数種類設ける。教示作業に
対し、手動操作手段として冗長パラメータ選択手段35
及び冗長パラメータ移動操作手段34と、教示操作手段
として冗長パラメータ動作選択手段40及びデータ入力
手段41を追加して教示のできる構成とする。 【効果】 冗長パラメータが複数種類あるため、ロボッ
トは多様な姿勢を取ることができてより多くの作業に適
用でき、手動及び教示操作手段により教示作業を容易に
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボット装置に係り、
溶接、組立、シーリング、バリ取り、塗装などの作業を
行う産業用ロボット装置として有用な冗長自由度ロボッ
ト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冗長自由度ロボット装置として
は、例えば特開昭62−70913号公報に記載されて
いる多関節型ロボット装置がある。この装置は例えば図
9に示す6自由度多関節型ロボット装置のように、作業
に必要な動作を記述する独立変数を、手先の位置、方向
という6個として、7個の軸を有する冗長自由度ロボッ
ト装置である。冗長パラメータを、上腕と前腕とを含む
平面の傾斜角の1種類とし、手動操作手段としての冗長
パラメータ移動操作手段はアーム面の回転操作手段を設
け、教示操作手段としてのデータ入力手段は目標値の手
先の位置、方向のデータとアーム面の回転角データの入
力手段あるいは関節角入力手段を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置では、冗
長パラメータを1種類に限定し、しかも教示操作手段と
して冗長パラメータの動作を決定する手段を持っていな
い。一般的な冗長自由度ロボット装置では,作業に必要
な動作を記述する独立変数の個数をMとして、冗長自由
度ロボットの自由度をN(N>M)とすると、冗長パラ
メータはN軸の中の(N−M)個の軸角度、隣同志の軸
でなす相対角度(N−M)個、隣同志の軸を結ぶ部材を
リンクあるいはアームと仮定して、隣同志の2個のリン
クあるいはアーム(仮想的なリンク、アームでもよい)
でできる面の傾き角度(N−M)個など複数種類存在す
る。その複数種類ある冗長パラメータに対して、手動操
作及び教示操作のできる装置が必要である。
【0004】本発明の目的は、冗長パラメータを複数種
類設定して多様なロボット姿勢を可能とし、教示作業が
容易にできる冗長自由度ロボット装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る冗長自由度ロボット装置は、作業動作
を記述する独立変数の個数をM個とし、M個を超えるN
個の軸を有するロボットと、ロボットを制御する制御手
段とを備えた冗長自由度ロボット装置において、(N−
M)個の冗長パラメータを複数種類設け、制御手段は、
M個の独立変数と冗長パラメータとにより冗長自由度ロ
ボットの姿勢を一つに決定させる構成とする。
【0006】そして作業動作を記述する独立変数の個数
をM個とし、M個を超えるN個の軸を有するロボット
と、ロボットを制御する制御手段とを備えた冗長自由度
ロボット装置において、(N−M)個の冗長パラメータ
を複数種類設け、M個の独立変数と冗長パラメータとに
より冗長自由度ロボットの姿勢を一つに決定させる制御
手段と、冗長自由度ロボットの動作をシミュレートさせ
るオフラインプログラミング装置とを具備したものであ
る。
【0007】また制御手段は、制御装置と、教示装置と
よりなる構成でもよい。
【0008】さらに教示装置は、冗長パラメータを手動
で動作させる手動操作手段と、冗長パラメータの動作を
教示する教示操作手段とを具備している構成でもよい。
【0009】さらに手動操作手段は、複数種類ある冗長
パラメータを選択する冗長パラメータ選択手段と、冗長
パラメータを動作させる冗長パラメータ移動操作手段と
を具備している構成とする。
【0010】そして手動操作手段は、冗長パラメータを
動作させる冗長パラメータ移動操作手段と、拘束すべき
冗長パラメータを選択して拘束する冗長パラメータ拘束
選択手段とを具備しているでもよい。
【0011】また教示操作手段は、複数種類ある冗長パ
ラメータの動作を選択する冗長パラメータ動作選択手段
と、目標値のM個の独立変数のデータ及び(N−M)個
の冗長パラメータのデータを入力するデータ入力手段と
を具備している構成である。
【0012】さらに教示操作手段は、複数種類ある冗長
パラメータの動作を選択する冗長パラメータ動作選択手
段と、目標値のN個の各軸角度データを入力するデータ
入力手段とを具備している構成でもよい。
【0013】
【作用】本発明のN自由度の冗長自由度ロボット装置で
は、ロボットの姿勢を一つに決定するためにN個のパラ
メータが必要である。作業に必要な動作を記述する独立
変数の個数をMとした場合、M個のパラメータでは不十
分であり、更に冗長パラメータが(N−M)個追加して
決定される。しかも冗長パラメータを複数種類用意する
ことで、多様なロボット姿勢を取ることができる。次に
ロボットの手動操作手段として、冗長パラメータ選択手
段を設けることにより複数種類ある冗長パラメータが選
択され、冗長パラメータ移動操作手段により冗長パラメ
ータが動作される。これは冗長パラメータ移動操作手段
と冗長パラメータ拘束選択手段によっても同じ作用とな
る。次にロボットの教示操作手段として、冗長パラメー
タ動作選択手段により複数種類ある冗長パラメータの動
作が選択され、データ入力手段により目標値のM個の独
立変数のデータと(N−M)個の冗長パラメータのデー
タあるいは目標値のN個の各軸角度データを入力でき
る。以上の手動操作手段と教示操作手段を用いて冗長自
由度ロボットの教示作業が簡単になる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図9を参照しなが
ら説明する。図1は本発明の冗長自由度ロボットの教示
フロー図、図2は図1に示す教示フローを実現する、冗
長自由度である7自由度多関節型ロボット装置の概略を
示す外観斜視図、図3及び図4はそれぞれ図2に示す教
示装置の中の表示画面に表れる内容を示す説明図、図5
は図2に示す7自由度多関節型ロボットの教示フロー
図、図6は図2に示すロボット本体の軸構成図、図7は
図2に示す制御装置における制御系の要部ブロック図、
図8は図2に示すロボット本体の他の姿勢状態を示す斜
視図、図9は従来の6自由度多関節型ロボットの軸構成
図である。なお、これにより本発明が限定されるもので
はない。まず図2に示す7自由度多関節型ロボット装置
の一実施例で本発明を説明する。7自由度多関節型ロボ
ット装置は、ロボット本体(冗長自由度ロボット)1
0、制御装置(制御手段)20、教示装置(制御手段)
30より構成されている。最初に図2及び図6によりロ
ボット本体10の軸構成を説明する。
【0015】ロボット本体10を床等の面に固定するベ
ース11、それに連結し床等の面に垂直となる旋回軸1
2’を中心として回転運動をする旋回ボディ12、それ
に連結し旋回軸12’に直角な方向となる上腕軸13’
を中心として回転運動をする上腕13、その他端に上腕
軸13’と平行な軸である前腕軸14’を中心として回
転運動をする前腕ベース14、それに連結し、前腕軸1
4’の方向と、より先に位置する前腕15への方向のい
ずれに対しても直角方向となる前腕旋回軸15’を中心
として回転運動をする前腕15、それに連結し、前腕1
5の方向である手首回転軸16’を中心として回転運動
をする手首回転部16、それに連結し、手首回転軸1
6’に直角な方向となる手首曲げ軸17’を中心として
回転運動をする手首曲げ部17、それに連結し、手首曲
げ軸17’に直角な方向となる手首ひねり軸18’を中
心として回転運動をする手首ひねり部18よりなってい
る。手首ひねり部18について詳しく書いてはないが、
ここにグリッパーなどが装着されて手先を構成してい
る。また図6にはロボット本体10の床等との設置位置
を原点としたベース座標0−XYZも示してある。ロボ
ット本体10は前腕旋回軸15’を増加し7軸をもった
冗長自由度多関節型ロボットであり、別の姿勢状態を図
8に斜視図で示してある。作業に必要な動作を記述する
独立変数はこの場合6個であるが、本ロボットを制御す
るためには7個のパラメータが必要である。図9に示す
6自由度多関節型ロボットの場合は手先の位置、方向と
いう6個のパラメータで十分であるが、本ロボットの場
合さらに1個のパラメータが必要となる。ここではそれ
を冗長パラメータと呼ぶ。教示装置30は、操作者がロ
ボット本体10を手動動作させたり、自動運転させるた
めのプログラムを教示したり、ロボット本体10を自動
運転させたりするためのものである。その構成は、手動
操作手段、教示操作手段、自動運転操作手段、いろいろ
な内容を表示する表示画面37及び画面上のメニューを
選択するファンクションキー38などよりなっている。
手動操作手段は、各軸動作をさせる関節座標、直角座
標、手先座標などの座標を設定する手動座標選択手段3
1と、速度を設定する手動速度選択手段32と、旋回
軸、上腕軸などの各軸を動作させる各軸移動操作手段3
3と、冗長パラメータを選択する冗長パラメータ選択手
段35と、冗長パラメータを動作させる冗長パラメータ
移動操作手段34とよりなる。教示操作手段は、教示作
業をする場合の教示選択手段36と、図3の表示画面3
7に示した、速度、加速度、位置決め精度、手先動作、
冗長動作などの教示メニュー選択手段39と、教示メニ
ュー選択手段39で冗長パラメータの動作である「冗長
動作」を選択した場合に切り替わる図4の表示画面37
に示した、アーム相対角補間、肘位置直線補間及び肘位
置円弧補間などの冗長パラメータ動作選択手段40と、
教示メニュー選択手段39で冗長動作以外のメニューを
選択した場合のそれぞれに対する選択手段(図示せず)
と、手動座標選択手段31、手動速度選択手段32、各
軸移動操作手段33及び冗長パラメータ移動操作手段3
4と、冗長パラメータ選択手段35によりロボットを手
動動作して目標の位置へ動かし、手先位置(X,Y,
Z)と手先方向(α,β,γ)と冗長パラメータ1個、
あるいは各軸角度データθ(i)(i=1〜7)を入力す
るデータ入力手段41とよりなる。自動運転操作手段に
ついては本発明に直接関係しないのでここでは述べな
い。但し、これに限定する訳ではなく、また教示操作手
段で述べた手先動作とは手先位置及び手先方向の動作方
法である。制御装置20は、図7の制御系の要部ブロッ
ク図に示すように、教示データメモリー部、制御データ
演算部、座標変換部、出力ポート部、サーボ制御装置、
サーボアンプなどから構成され、入力された教示データ
に基いてロボット本体10の動作を制御する。但しここ
では直接関係ないので詳述しない。また教示装置30の
機能の一部あるいは全部が制御装置20にあっても構わ
ない。
【0016】次に図5の教示フローに従い教示作業につ
いて説明する。これには図2の教示装置30で述べた手
動操作手段と教示操作手段とを用いる。図9に示す従来
の6自由度以下の多関節型ロボットにおいては、教示選
択手段36を押して表示画面37上に第3図に示す教示
メニュー選択手段39を出して現在の手先位置P(j-1)
(j=1〜n)よりの速度、加速度、位置決め精度、手
先動作を必要に応じ選択して設定する。次に手動座標選
択手段31、手動速度選択手段32を必要に応じ押して
ロボット本体を目標の手先位置P(j)まで各軸移動操作
手段33を使用して動かしP(j)点の手先位置(X,
Y,Z)と手先方向(α,β,γ)データをデータ入力
手段41により入力する。この教示作業をP(1)点から
P(n)点まで繰返し行い、教示終了となる。それに対し
7自由度多関節型ロボットの場合は、手先の位置、方向
の決定では6個のパラメータを決めただけであるため、
ロボット姿勢は一つに決まらない。さらに1個の冗長パ
ラメータが必要である。冗長パラメータとして考えられ
るのは、7軸の中の1個の軸、すなわち旋回軸あるいは
上腕軸あるいは前腕軸あるいは前腕旋回軸あるいは手首
回転軸あるいは手首曲げ軸あるいは手首ひねり軸、上前
腕アーム相対角、肘位置(図6のE点)などが考えられ
る。7自由度多関節型ロボットにおいて教示作業をする
とき、教示装置30を使用して教示選択手段36を押し
て表示画面37上に図3に示す教示メニュー選択手段3
9を出して現在の手先位置P(j-1)よりの速度、加速
度、位置決め精度、手先動作、そして新たに追加となる
冗長動作を必要に応じ選択して設定する。ここで「冗長
動作」を選択した場合は、図4に示す画面に切り替わ
り、冗長パラメータ動作方法選択手段40により冗長動
作を選択する。次に手動速度選択手段32を必要に応じ
押し、冗長パラメータ選択手段35を必要に応じ押して
選択し、冗長パラメータ移動操作手段34、あるいはい
ずれかの軸を冗長パラメータとして選択した場合は各軸
移動操作手段33を使用してロボット本体10の冗長パ
ラメータを動作させる。あるいは冗長パラメータを冗長
パラメータ移動操作手段34を押して手動操作後冗長パ
ラメータ拘束選択手段(図示せず)により拘束しても同
じである。次に手動座標選択手段31を必要に応じ押し
て座標系を選択し、各軸移動操作手段33(但し、直角
座標系、手先座標系を選択した場合は図2に示すように
各座標系における移動操作手段となる)を操作して目標
の手先位置P(j)まで動作させる。この冗長動作と手先
動作を何回か繰り返して目標の手先位置P(j)まで動作
させてもよい。そこでデータ入力手段41を押してP
(j)点の手先位置(X,Y,Z)と手先方向(α,β,
γ)及び冗長パラメータ1個のデータ、あるいは各軸角
度データθ(i)を入力する。この教示作業をP(1)点から
P(n)点まで繰返し行い、教示終了となる。なお本実施
例では、冗長自由度ロボット装置は、ロボット本体1
0、制御装置20、教示装置30の構成としたが、ロボ
ット動作をシミュレートするオフラインプログラミング
装置でも構わない。
【0017】同様にして、一般的な冗長自由度ロボット
の教示作業について、図1の教示フロー、図2の教示装
置30、図3、図4に従い説明する。作業に必要な動作
を記述する独立変数の個数をMとして、N>MなるN個
の軸を有する冗長自由度ロボットを制御する場合、作業
に必要な動作を記述するM個の独立変数と、冗長自由度
ロボットの姿勢を一つに決定するための、(N−M)個
の冗長パラメータが必要である。冗長パラメータとして
考えられるのは、一般的にN軸の中の(N−M)個の軸
角度、隣同志の軸でなす相対角度(N−M)個、2個の
リンクあるいはアーム(仮想的なリンク、アームでも良
い)でできる面の傾き角度(N−M)個など複数種類考
えられるが、それに限定されるものではない。冗長自由
度ロボットにおいて教示作業をするとき、教示装置30
を使用して教示選択手段36を押して表示画面37上に
図3に示す教示メニュー選択手段39を出して現在のP
(j-1)点よりの速度、加速度、位置決め精度、M個の独
立変数の動作方法(図示せず)、冗長動作を必要に応じ
選択して設定する。ここで「冗長動作」を選択した場合
は、図4に示す画面に切り替わり、冗長パラメータ動作
方法選択手段40により(N−M)個の冗長パラメータ
の動作方法を選択する。次に手動速度選択手段32を必
要に応じ押し、冗長パラメータ選択手段35を必要に応
じ押して選択し、冗長パラメータ移動操作手段34、あ
るいはいずれかの軸を冗長パラメータとして選択した場
合は各軸移動操作手段33を使用して冗長自由度ロボッ
トの冗長パラメータを動作させる。あるいは冗長パラメ
ータを冗長パラメータ移動操作手段34を押して手動操
作後冗長パラメータ拘束選択手段(図示せず)により拘
束しても同じである。次に手動座標選択手段31を必要
に応じ押して座標系を選択し、各軸移動操作手段33
(但し手動座標選択手段31で選択した座標系による動
作となる)を操作して目標のP(j)点まで動作させる。
この冗長動作とM個の独立変数の動作を何回か繰り返し
て目標のP(j)点まで動作させてもよい。そこでデータ
入力手段41を押してP(j)点のM個の独立変数と(N
−M)個の冗長パラメータのデータ、あるいはN個の各
軸角度データθ(i)を入力する。この教示作業をP(1)点
からP(n)点まで繰返し行い、教示終了となる。
【0018】以上述べてきたように、冗長自由度ロボッ
トにおいて、M個の独立変数の他に、N軸の中の(N−
M)個の軸角度、隣同志の軸でなす相対角度(N−M)
個、隣同志の2個のリンクあるいはアーム(仮想的なリ
ンク、アームでもよい)でできる面の傾き角度(N−
M)個など複数種類の冗長パラメータを設定できるの
で、ロボットは多様な姿勢を取ることができ、より多く
の作業に適用できる。
【0019】また作業に必要な動作を記述する独立変数
の個数をMとして、従来のM自由度以下のロボットと比
較して、教示作業において追加となる手段をまとめてみ
ると、手動操作手段では、冗長パラメータ選択手段35
と冗長パラメータ移動操作手段34、または冗長パラメ
ータ移動操作手段34と冗長パラメータ拘束選択手段、
教示操作手段では、P(j-1)点からP(j)点(j=1〜
n)まで動作するときの冗長パラメータ動作方法選択手
段40と、M個の独立変数と冗長パラメータ(N−M)
個、あるいは各軸角度θ(i)(i=1〜N)を入力する
データ入力手段41である。これを設けることにより冗
長自由度多関節型ロボットの教示作業を容易に行うこと
ができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の冗長自由度ロボット装置によれ
ば、冗長パラメータを複数種類設定したため、冗長自由
度ロボットは多様な姿勢を取ることができ、より多くの
作業に適用できる。
【0021】また手動操作手段として冗長パラメータ選
択手段と冗長パラメータ移動操作手段、または冗長パラ
メータ移動操作手段と冗長パラメータ拘束選択手段、教
示操作手段として冗長パラメータ動作選択手段とデータ
入力手段とを具備したことにより、教示作業を容易に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冗長自由度ロボット装置の教示フロー
を示す図である。
【図2】図1に示す教示フローを実現する7自由度多関
節型ロボット装置の斜視図である。
【図3】図2に示す教示装置の中の表示画面に表れる内
容を説明する図である。
【図4】図2に示す教示装置の中の表示画面に表れる他
の内容を説明する図である。
【図5】図2の7自由度多関節型ロボット装置の教示フ
ローを示す図である。
【図6】図2に示すロボット本体の軸の構成図である。
【図7】図2に示す装置における制御系の要部のブロッ
ク図である。
【図8】図2に示すロボット本体の他の姿勢状態を示す
斜視図である。
【図9】従来の6自由度多関節型ロボットの軸の構成図
である。
【符号の説明】
10 ロボット本体 20 制御装置 30 教示装置 33 各軸移動操作手段 34 冗長パラメータ移動操作手段 35 冗長パラメータ選択手段 39 教示メニュー選択手段 40 冗長パラメータ動作選択手段 41 データ入力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B23Q 15/00 305 C 9136−3C (72)発明者 小沢 房明 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業動作を記述する独立変数の個数をM
    個とし、該M個を超えるN個の軸を有するロボットと、
    該ロボットを制御する制御手段とを備えた冗長自由度ロ
    ボット装置において、(N−M)個の冗長パラメータを
    複数種類設け、前記制御手段は、前記M個の独立変数と
    前記冗長パラメータとにより冗長自由度ロボットの姿勢
    を一つに決定させることを特徴とする冗長自由度ロボッ
    ト装置。
  2. 【請求項2】 作業動作を記述する独立変数の個数をM
    個とし、該M個を超えるN個の軸を有するロボットと、
    該ロボットを制御する制御手段とを備えた冗長自由度ロ
    ボット装置において、(N−M)個の冗長パラメータを
    複数種類設け、前記M個の独立変数と前記冗長パラメー
    タとにより冗長自由度ロボットの姿勢を一つに決定させ
    る制御手段と、前記冗長自由度ロボットの動作をシミュ
    レートさせるオフラインプログラミング装置とを具備し
    たことを特徴とする冗長自由度ロボット装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、制御装置と、教示装置
    とよりなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の冗長自由度ロボット装置。
  4. 【請求項4】 前記教示装置は、前記冗長パラメータを
    手動で動作させる手動操作手段と、前記冗長パラメータ
    の動作を教示する教示操作手段とを具備していることを
    特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の冗長
    自由度ロボット装置。
  5. 【請求項5】 前記手動操作手段は、複数種類ある前記
    冗長パラメータを選択する冗長パラメータ選択手段と、
    前記冗長パラメータを動作させる冗長パラメータ移動操
    作手段とを具備していることを特徴とする請求項1〜請
    求項4のいずれか1項記載の冗長自由度ロボット装置。
  6. 【請求項6】 前記手動操作手段は、前記冗長パラメー
    タを動作させる冗長パラメータ移動操作手段と、拘束す
    べき前記冗長パラメータを選択して拘束する冗長パラメ
    ータ拘束選択手段とを具備していることを特徴とする請
    求項1〜請求項5のいずれか1項記載の冗長自由度ロボ
    ット装置。
  7. 【請求項7】 前記教示操作手段は、複数種類ある前記
    冗長パラメータの動作を選択する冗長パラメータ動作選
    択手段と、目標値のM個の前記独立変数のデータ及び
    (N−M)個の前記冗長パラメータのデータを入力する
    データ入力手段とを具備していることを特徴とする請求
    項1〜請求項6のいずれか1項記載の冗長自由度ロボッ
    ト装置。
  8. 【請求項8】 前記教示操作手段は、複数種類ある前記
    冗長パラメータの動作を選択する冗長パラメータ動作選
    択手段と、目標値のN個の各軸角度データを入力するデ
    ータ入力手段とを具備していることを特徴とする請求項
    1〜請求項7のいずれか1項記載の冗長自由度ロボット
    装置。
JP22009191A 1991-08-30 1991-08-30 冗長自由度ロボツト装置 Pending JPH0561510A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22009191A JPH0561510A (ja) 1991-08-30 1991-08-30 冗長自由度ロボツト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22009191A JPH0561510A (ja) 1991-08-30 1991-08-30 冗長自由度ロボツト装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0561510A true JPH0561510A (ja) 1993-03-12

Family

ID=16745787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22009191A Pending JPH0561510A (ja) 1991-08-30 1991-08-30 冗長自由度ロボツト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0561510A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016016474A (ja) * 2014-07-08 2016-02-01 株式会社ダイヘン ロボット制御装置
US11345019B2 (en) 2017-04-03 2022-05-31 Fanuc Corporation Robot teaching apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016016474A (ja) * 2014-07-08 2016-02-01 株式会社ダイヘン ロボット制御装置
US11345019B2 (en) 2017-04-03 2022-05-31 Fanuc Corporation Robot teaching apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5847528A (en) Mechanism for control of position and orientation in three dimensions
JP2874238B2 (ja) 多関節形ロボットの制御方法
JP2022122729A (ja) 教示装置、教示方法および教示プログラム
JPH0561510A (ja) 冗長自由度ロボツト装置
JPH0693209B2 (ja) ロボツトの円弧補間姿勢制御装置
JP4230196B2 (ja) 位置決め演算方法および位置決め演算装置
JPH0385608A (ja) ロボットの制御方法
JPH0647689A (ja) 多関節形ロボットの制御方法
JPH06259126A (ja) ロボット動作のシミュレーション装置
JPH06110545A (ja) 教示データのプログラミング方法
JPH07108478A (ja) ロボット姿勢変更指示装置
JPH05282029A (ja) ツール座標定義方式
JP2649463B2 (ja) 回転外部軸を有する産業用ロボットの教示方法およびそれに用いる教示装置
JP3402378B2 (ja) 7軸マニピュレータの制御方法
JPH05289730A (ja) ロボットの教示データ修正装置
JPH0420203B2 (ja)
JPH05337861A (ja) 冗長自由度ロボット装置
EP4300231A1 (en) Teaching method and teaching apparatus
JP4399815B2 (ja) ロボットの制御方法及び制御装置
JPH0277805A (ja) ロボットオフラインティーチング教示点デバッキング方式
JP2001312305A (ja) ロボットのツール制御方法
JPS621005A (ja) ロボツトの教示方法
JPS60225207A (ja) ジヨイステイツク
JP2932443B2 (ja) ロボットの円弧補間姿勢制御方法
JP2022122728A (ja) 教示装置、教示方法および教示プログラム