JP2932443B2 - ロボットの円弧補間姿勢制御方法 - Google Patents

ロボットの円弧補間姿勢制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は多関節ロボットの姿勢制御方法に関し、特
に少なくとも3つのティーチング点に基づく円弧補間制
御において円弧平面に対するツールの姿勢角を一定また
は連続性をもって制御できるようにしたロボットの円弧
補間姿勢制御方法に関する。
〔従来の技術〕
ロボットの軌跡制御の方法の1つに円弧補間といわれ
るものがある。この円弧補間は少なくとも3つのティー
チング点におけるティーチングデータに基づき円弧軌跡
上の各点の制御データをもとめ、ロボットの各種制御要
素を制御するもので、かかる制御において、例えば溶接
やガス切断等の作業に通用する場合には上記円弧軌跡に
よって形成される円弧平面に対するロボットのツールの
姿勢角を一定または連続性をもって制御する必要があ
る。
ところで、従来のロボットの姿勢制御装置としては、 ロボットの各軸の角度変化量をそれぞれ分割すること
によりツールの姿勢制御データを得る。
ツールの姿勢をロボットの原点に固定したロボット座
標系におけるオイラー角で表し、このオイラー角の変化
量をそれぞれ分割することによりツールの姿勢制御デー
タを得る。
ツールの姿勢をロボット座標系におけるベクトル(姿
勢ベクトル)で表し、この姿勢ベクトルの変化量を分割
することによりツールの姿勢制御データを得る。
円弧軌跡上のティーチング点において姿勢制御用の座
標系を設定し、ツールの姿勢ベクトルを前記姿勢制御用
座標系におけるベクトルで表し、このベクトルに基づ
き、姿勢制御することにより、ツールの姿勢制御データ
を得る(例えば、特開昭62−194513参照)。
等の方法がある。
しかしながらの方法においては円弧軌跡上の各点に
おいてツールの姿勢を一定に保つことはできない。
またの方法においては円弧軌跡がロボット座標系に
関して2次元平面で表される場合にはツールの姿勢一定
制御が可能であるが、上記円弧軌跡が3次元の任意平面
に形成されたものであるとツールの姿勢一定制御は不可
能となる。
更にまたの方法は直線補間の姿勢制御には適してい
るが、円弧補間の場合はの装置と同様にツールの好ま
しい姿勢補償はできない。例えば、第5図に示すよう
に、ツールを作業面に対してある角度を保ち、円錐状に
ガスカットを行う場合、従来制御では第6図に示すよう
に、円錐状にならなかった。
の方法においては、も同じように、ロボットの姿
勢を定義するのに、1つのベクトルでは不可能である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したように、従来のロボットの姿勢制御方法にお
いては直線補間を行う場合、または円弧補間を行う円弧
軌跡がロボット座標系に関して2次元平面で表される場
合においては、満足すべき結果が得られるが、円弧補間
を行う円弧軌跡がロボット座標系に関して任意の3次元
平面で表されるような場合にはツールの姿勢を一定また
は連続性をもって制御することはできなかった。
また、ロボットの姿勢制御においては、ツールの姿勢
は第4図に示すように一般に3つの単位ベクトルで表し の3行3列の行列で表す。
しかしながら、上述の、の従来のロボットの姿勢
制御方法においては、1つのベクトルの制御であり、1
つのベクトルからロボットの姿勢を表すのは不可能であ
り、ティーチングされた姿勢に基づいた姿勢制御は不可
能であった。
そこで、この発明は、任意の円弧平面に対して、ツー
ルの姿勢を3行3列の行列で制御する事により、ツール
の姿勢を連続性をもって制御する事ができるロボットの
円弧補間姿勢制御方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、姿勢制御できるロボットにおいて、 ロボットのツールの位置と姿勢を教示する装置により
教示された少なくとも3点のティーチング点によって規
定される各ティーチング点毎に姿勢制御用座標系を算出
し、 ロボットの原点に固定されたロボット座標系における
各ティーチング点のロボットのツールの姿勢を表す3行
3列の行列(以下この3行3列の行列を姿勢フレームと
いう)を前記姿勢制御用座標系における姿勢フレームに
変換し、 前記各ティーチング点間の、前記姿勢制御用座標系に
おける姿勢フレームの変位量を求める計算をし、 前記円弧軌跡上の各点における前記姿勢制御用座標系
を求め、 前記円弧軌跡上の各点における前記姿勢制御用座標系
におけるツールの姿勢フレームを求め、 求められた前記円弧軌跡上の姿勢フレームと姿勢制御
用座標系より計算して求まるロボット座標系における姿
勢フレームを求め、 求められたロボット座標系における姿勢フレームに基
づき前記ロボットのツールの位置と姿勢を制御すること
を特徴とするロボットの円弧補間姿勢制御方法。
〔作 用〕
したがって、この発明によれば円弧補間の演算は、ロ
ボットの姿勢である3行3列の行列を円弧軌跡上の姿勢
制御用座標系によって姿勢制御行われ、これによりロボ
ットのツールの姿勢はティーチングの姿勢に基づき円弧
軌跡によって規定される円弧平面に対して一定または、
連続性をもって制御される。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
ロボットのティーチング手段101により教示されたロ
ボットの位置、姿勢及び速度は、ティーチングデータ記
憶部102に記憶され、円弧補間演算部103において、位
置、姿勢を求め、ロボット動作指令作成部104でロボッ
ト動作指令を作成し、ロボット制御装置に出力する。
第2図は、本発明の実施のフローチャートであり、円
弧補間姿勢制御部の制御フローチャートである。
例えば、第3図に示すある円弧軌跡上にティーチング
されたP1〜P3のP1→P2の円弧補間する場合を考える。
なお、第4図は6自由度の関節型ロボットを示すスケ
ルトン図であり、本体401に下腕402が取り付けられ、下
腕402には上腕403が取り付けられ、上腕403には手首404
が取り付けられた構成を示す。
そして、下腕402ではロボット本体401に対して旋回自
在(θ方向)、かつ回動自在(θ方向)にされ、上腕
403は下腕402に対して回動自在(θ方向)、かつ回動
自在(θ方向)にされ、手首404は上腕403に対して回
動自在(θ方向)、かつ回動自在(θ方向)にされ
ている。
この6自由度のロボットの手首先端の位置がPであ
り、N、O、Aの3ベクトルは姿勢に関するベクトルを
示す。
さて、第3図のX0、Y0、Z0はロボットの原点に固定さ
れたロボット座標系であり、T1、T2はロボット座標系か
らのP1、P2点での位置姿勢を表す4行4列の行列式で一
般に で表し、 以後、Ti=[ni oi ai pi]とする。ここで、n、
o、aのベクトルが姿勢を示し、pが位置を示す。
TE1,TE2は円弧中心点における円弧フレームと称し、
円弧中心点をEとすると、E→P1点方向の単位ベクトル
をNe1、P1,P2,P3により形成される円弧面に垂直な単位
ベクトルをAe、Ne1とAeにより形成される面に垂直な単
位ベクトルをOe1とし、 TE1=[Ne1 Oe1 Ae Pe] とする。
同様にP2点における円弧フレームは TE2=[Ne2 Oe2 Ae Pe] となる。
そしてこの円弧フレームは、前記姿勢制御用座標系で
ある。
θはNe1とNe2のはさむ角、TC1,TC2は、T1をTE1から見
たフレーム同様にTC2はTzをTE2から見たフレームであ
る。
次に第2図のフローチャートで、ステップ201でTE1,T
E2を求める。
ステップ202では、Ne1,Ne2ではさまれる角θを求め
る。
次にステップ203では、ロボット座標から見たT1を円
弧始点フレームTE1から見たフレームに変換し、Tc1とす
る。
またT2についても同様にしてTC2を求める。
ステップ204ではTC1とTC2の差分を求め、ΔTCを求め
る。但しここでは、姿勢データのみの差分を求める。
ステップ205では、P1P2の弧の長さと速度からトータ
ルの時間Timeが求められる。
ステップ206では、円弧フレームでのt時間経過した
目標点TC(t)を求める。
姿勢フレームは、ΔTCと経過時間tより求め、位置P
C(t)はPC1をAEまわりにθ(t)回転する事より求め、 TC(t)=[NC(t) OC(t) AC(t) PC(t)] を求める。
ステップ207ではt時間後の円弧フレームTE(t)をTE1
をAEまわりにθ(t)まわすことにより求められる。
ステップ208では、ロボット座標系における目標点フ
レームT(t)を求める。
これは、TC(t)=TE(t)・TC(t) の行列の掛け算で求まる。
ステップ208では、TC(t)を指令作成部へ送り、ステッ
プ209でtがTimeになるまで操り返す為の判別を行う。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明によれば円弧補間の演
算をロボットの姿勢データの3行3列の行列式と円弧フ
レームによって行うようにしたので、ティーチングした
姿勢に基づいて補間中の姿勢を円弧の平面に対して一定
にかつ連続性をもって制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
本発明の実施例のフローチャート、第3図は円弧軌跡の
例を示す説明図、第4図はロボットとロボットの姿勢を
示す図である、第5図は円錐状にガスカットを行うよう
すを示す図、第6図は第5図の作業を従来制御で行なっ
た場合の軌跡を示す図である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−154006(JP,A) 特開 昭62−194513(JP,A) 特開 平1−136207(JP,A) 特開 平1−230104(JP,A) 特開 平1−316185(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05B 19/18 - 19/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロボットの円弧補間姿勢制御方法におい
    て、 ロボットのツールの位置と姿勢を教示する装置により教
    示された少なくとも3点のティーチング点によって規定
    される各ティーチング点毎に姿勢制御用座標系を算出
    し、 ロボットの原点に固定されたロボット座標系における各
    ティーチング点のロボットのツールの姿勢を表す3行3
    列の行列(以下この3行3列の行列を姿勢フレームとい
    う)を前記姿勢制御座標系における姿勢フレームに変換
    し、 前記各ティーチング点間の、前記姿勢制御用座標系にお
    ける姿勢フレームの変位量を求める計算をし、 前記円弧軌跡上の各点における前記姿勢制御用座標系を
    求め、 前記円弧軌跡上の各点における前記姿勢制御用座標系に
    おけるツールの姿勢フレームを求め、 求められた前記円弧軌跡上の姿勢フレームと姿勢制御用
    座標系より計算して求まるロボット座標系における姿勢
    フレームを求め、 求められたロボット座標系における姿勢フレームに基づ
    き前記ロボットのツールの位置と姿勢を制御することを
    特徴とするロボットの円弧補間姿勢制御方法。
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