JPH056100Y2 - - Google Patents

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JPH056100Y2
JPH056100Y2 JP8361688U JP8361688U JPH056100Y2 JP H056100 Y2 JPH056100 Y2 JP H056100Y2 JP 8361688 U JP8361688 U JP 8361688U JP 8361688 U JP8361688 U JP 8361688U JP H056100 Y2 JPH056100 Y2 JP H056100Y2
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molded product
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molded
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は射出成形機の金型から軟質成形品を取
出すための装置に関する。
(従来技術) 射出成形機等によつて成形される成形品のう
ち、特にゴム成分を含んだポリプロピレンを主成
分とする自動車のバンパーのような軟質材料より
なる成形品は、外力を加えると容易に変形したり
傷が付いたりするため、この種の成形品を金型か
ら把持して取出すのはきわめて困難で、これまで
は、エジエクタピンにより押出された成形品を成
形機の下方に設けたコンベアによつて受けるよう
にしていた。ところが、このような取出し法で
は、落下した成形品がコンベア上に不揃いに載置
されるため、後工程のために整列させる作業が必
要になるほか、コンベア表面の油や汚れが成形品
の表面に付着して塗装に悪影響を及ぼしたり、さ
らには自動車のバンパーのような長尺の成形品に
あつては、コンベアの一側から突出した部分が搬
送経路に沿つて設けた他物と接触してコンベア上
で移動し、その際の摩擦により表面に傷がつくと
いつた不都合が生じる。
(考案が解決しようとする課題) 本考案はこのような問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、軟質材よりなる成
形品に傷を付けることなくこれを確実に保持して
金型から取出すことのできる新たな装置を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) すなわち、本考案はかかる課題を達成するため
の取出し装置として、金型に向けて移動自在に取
付けた基板に、先端に成形品の裏面を支持する鍵
形係止爪を備えた一対のクランプ部材を開閉自在
に対向配設するとともに、クランプ部材の一部
に、係止爪との間で成形品の不要部分を挟持する
移動自在な挟持部材を設け、一対のクランプ部材
によつて軟質材よりなる成形品を把持するととも
に、係止爪と移動自在な挟持部材の間で成形品の
一部に付着しているランナーのような不要部分を
強固に挟持するようにしたものである。
(実施例) そこで以下に図示した実施例について説明す
る。
図面は自動車のバンパーのような長尺の成形品
を取出す装置として構成したものである。
はじめに第4図により装置の大要を説明する
と、横型のダブル射出成形機1の直下にはその長
手方向にピツト2が設けられていて、ここには長
尺の成形品Wを搬送するため2条のコンベア3が
配設され、また成形機1の端部外方にはコンベア
3によつて搬送されてきた成形品Wをピツト2内
から搬出するためのリフタ5が設けられている。
10は成形品取出し装置で、成形機1の直下に
固定された機枠11にはピツト2の長手方向にレ
ール17が敷かれていて、そこには移動台12,
12が走行し得るように設けられている。
この実施例ではダブルの射出成形機に対応すべ
く2台の移動台12,12が設けられているが、
この移動台12には、後述する取出しユニツト2
0を金型6とコンベア3の間を移動させるための
3本のシリンダ13,14,15からなる昇降機
構が設けられ、その上部のシリンダ15には、ブ
ラケツト16に設けたピンを支点として、成形品
Wの取出し姿勢とコンベア3へ移載するための吊
下げ姿勢を採る取出しユニツト20が図示しない
シリンダにより変位し得るように取付けられてい
る。
第1図乃至第3図は成形品取出しユニツト20
の詳細を示したもので、最上部のシリンダ15に
設けたブラケツト16に起伏動自在に取付けられ
た取出しユニツト20は、その基板21が側面か
ら見てL字型をなしており、第1図に見られるよ
うに正面の左右両側に固設したZ軸方向の2本の
ガイドレール22,22には、上下2本の横杆2
3U,23Lがそれぞれの係合溝24,24を介
して上下に摺動自在に取付けられている。
これら両横杆23U,23Lは、基板21の中
央に固定したクランプシリンダ25U,25Lの
各ロツド26,26端に取付けられてZ字方向に
駆動されるよう構成され、また、これらの横杆2
3U,23Lに一端を固定し他端を他方の横杆2
3U,23Lに摺動自在に挿通した互いに平行な
2本のラツク杆27,27を基板21の中央に軸
支した共通のピニオン28に噛合わすことによつ
て、これらの横杆23U,23Lは、ピニオン2
8を中心として同時に等しい距離だけ上下に接近
離間するように構成されている。
31,41は成形品Wを把持するために上下の
横杆23U,23Lの各両端に固定したクランプ
腕で、第2図に示したように上部クランプ腕31
は、その基端側に設けたコ字型取付け部32を上
部横杆23Uの端部に嵌合わせた上ネジ33によ
り固定され、下部クランプ腕41はその基端側に
突設した嵌合凸部42を下部横杆23Uの蟻溝2
9に端部から挿通した上ピン43により固定され
ている。
これら上下のクランプ腕31,41には、それ
ぞれ先端に相対向する向きの係止爪34,44が
鍵形に形成され、さらに上部クランプ腕31の下
面にはランナー挟持用のシリンダ35が設けられ
ていて、そのロツド端に固定した挟持片36を係
止爪34に向けて進退動させることにより、成形
品Wのランナー部Wa(第5図)を挟持するよう
に構成されている。
一方、基板21の成形品Wと相対向する部分に
は取付けブラケツト51,51が左右に一体的に
突出形成され、ここに固定した各支持体52,5
2には、成形品Wとの当接面にゴム等の弾性材5
3を添着した押当て板54,54が常時バネ55
により突出方向に付勢された状態で摺動自在に取
付けられている。
なお図中符号45は下部クランプ腕41の係止
爪44内面に添設した弾性材、56は基板21の
成形品Wと相対向する部分の内面に設けた成形品
把持確認用のセンサを示している。
上述した装置において、型開きが行われるまで
の間、成形品取出し装置10は第4図の右側のも
ののように3本のシリンダ13,14,15を収
縮し、上部シリンダ15に取付けた取出しユニツ
ト20を金型6の下方へ下降させており、またこ
の状態において取出しユニツト20は、クランプ
シリンダ25U,25Lをもつて上下の横杆23
U,23Lを開放状態となし、上部クランプ腕3
1に設けた挟持用シリンダ35はロツドを収縮さ
せて挟持片36を後退させている(第2図の実線
位置)。
このような状態のもとで型開きが行われると、
第4図の左側のもののように成形品取出し装置1
0は各シリンダ13,14,15を作動させて取
出しユニツト20を固定型と可動型の間へと上昇
させる。そして図示しないエジエクトピンが成形
品Wを押出すと、基台12はレール17上を前進
し、取出しユニツト20に設けた上下のクランプ
腕31,41を成形品Wの上下から取囲むように
して差入れるとともに、基板21上の押当て板5
4を成形品Wbに当接させる。
一方、基板21上のセンサ56は成形品Wを検
知してその検出信号によりクランプシリンダ25
U,25Lを作動し、上下のクランプ腕31,4
1を成形品Wの巾に相当する量だけ閉方向に動か
し、腕31,41と係止爪34,44とにより成
形品Wを側面と裏側から把持する(第2図2点鎖
線位置)。そして引続く装置10の前進動により
成形品Wの表面Wbに当接した押当て板54が成
形品Wを若干変形させるようにしてその両側裏面
Wc,Wcを係止爪34,44に押当てたら、最後
に挟持用シリンダ35が挟持片36を前進させ
て、係止爪34とこの挟持片36との間に成形品
Wのランナー部Waを強固に把持する。
そしてこの一連の把持動作が終了したら、取出
し装置10は型から後退し、ついで取出しユニツ
ト20を吊下げ姿勢に回動して下降させ、保持し
た成形品Wをコンベア3の上に乗せて把持を解
く。
なお、上述した実施例では、成形品Wとしての
自動車用バンパーに対応させてランナー挟持用の
シリンダ35及び挟持片36を上部クランプ腕3
1に配設したものであるが、ランナーWaの位置
に応じてランナー挟持機構の配設位置を適宜変更
することは云うまでもなく、またクランプ腕3
1,41についても、成形品Wの形状等に応じて
左右方向に開閉動させるよう構成することができ
る。
また上述した実施例では、ランナー部分を挟持
するように構成したものであるが、この部分以外
に、成形品Wの不要部分、つまり成形品Wの一部
に残存するゲートまたはスプルー(第5図中符号
Wd部分)もしくは、ボデイ等の他部材に組付け
た際、表面から隠れてしまうような成形品Wの外
周縁部等を挟持対象として構成することもでき
る。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、成形品取出
しユニツトの基板に先端に鍵形係止爪を備えた一
対のクランプ部材を設けて、そのクランプ部材に
成形品の不要部分を挟持する挟持部材を設けたの
で、切取るべきランナー部分等を利用して成形品
自体に傷をつけることなくこれを強固に把持する
ことができるばかりでなく、対をなすクランプ部
材の各先端係止爪と挟持部材とにより成形品を複
数の個所で確実に保持することができて軟質材よ
りなる成形品を変形させることなく安全に型から
取出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す装置の平面
図、第2図はその側面図、第3図はその下面図、
第4図は成形品取出し装置の全容を示した図、第
5図は成形品の一例を示した図である。 1……射出成形機、10……成形品取出し装
置、20……取出しユニツト、21……基板、2
3……横杆、25……クランプシリンダ、31,
41……クランプ腕、34,44……係止爪、3
5……挟持用シリンダ、36……挟持片、54…
…押当て板、W……成形品、Wa……ランナー
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金型に向けて移動自在に取付けた基板に、先端
    に成形品の裏面を支持する鍵形係止爪を備えた一
    対のクランプ部材を開閉自在に対向配設するとと
    もに、上記クランプ部材の一部に、上記係止爪と
    の間で成形品の不要部分を挟持する移動自在な挟
    持部材を設けた軟質成形品の取出し装置。
JP8361688U 1988-06-23 1988-06-23 Expired - Lifetime JPH056100Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8361688U JPH056100Y2 (ja) 1988-06-23 1988-06-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8361688U JPH056100Y2 (ja) 1988-06-23 1988-06-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0210016U JPH0210016U (ja) 1990-01-23
JPH056100Y2 true JPH056100Y2 (ja) 1993-02-17

Family

ID=31308330

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