JPH056076A - 帯電装置及びプロセスユニツト及び画像形成装置 - Google Patents

帯電装置及びプロセスユニツト及び画像形成装置

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JPH056076A
JPH056076A JP3275402A JP27540291A JPH056076A JP H056076 A JPH056076 A JP H056076A JP 3275402 A JP3275402 A JP 3275402A JP 27540291 A JP27540291 A JP 27540291A JP H056076 A JPH056076 A JP H056076A
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roller
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一男 宍戸
Koji Sato
康志 佐藤
Hiroaki Miyake
博章 三宅
Yoshiya Nomura
義矢 野村
Shinichi Sasaki
新一 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯電部材から放射される静電ノイズの発生を
低減する。 【構成】 感光ドラム1に接触して感光ドラム1を帯電
する帯電部材2と感光ドラム1と帯電部材2との間に電
力を供給する電源19とを有する帯電装置において、感
光ドラム1と帯電部材2との接触部を覆う導電性部材2
7、36を接地との間で接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置等に適用
可能な、被帯電体に接触して被帯電体を帯電する帯電部
材を有する帯電装置及びこの帯電装置を備えたプロセス
ユニット及びこのプロセスユニットを用いた画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機のような画像形成
装置の帯電装置として感光体に対向するワイヤ電極とワ
イヤ電極を囲むシールド電極とを備えたコロナ放電器を
用いることが知られている。
【0003】しかしながら、このようなコロナ放電器を
用いた場合、ワイヤ電極に印加する電圧が4KV〜8K
Vといった高電圧となる、ワイヤ電極からシールド電極
へほとんどの電流が流れるため帯電効率が低い、コロナ
放電によりオゾンが多量に発生する、放電ワイヤ電極の
汚れにより放電ムラが発生する、といった問題があっ
た。
【0004】そこで、この様な問題を解決すべく帯電部
材を被帯電体に接触させる帯電手段が、すでに本出願人
より提案されている。
【0005】図5に接触帯電装置を用いた電子写真装置
の一例を示す。感光体1は矢印方向に回転し、帯電ロー
ラ2はバネ3により押圧されて感光体1との間に接触部
(ニップ部)nを形成する。電源19よりローラ2にバ
イアス電圧を印加することにより感光体1に帯電が行な
われた後、露光14により静電潜像が形成される。感光
体1上の静電潜像は現像器15によりトナー粉を付与し
て顕像を得たのち、転写材である転写紙16に転写手段
17により顕像が転写される。転写紙16はこの後、図
示せぬ定着器により、加熱され、トナー像が永久定着さ
れる。転写後に感光体1上に残留するトナー粉は、クリ
ーナー18により清掃され感光体1は再び画像形成に供
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
5に示す従来例において、帯電による静電ノイズが機外
に放出されるという問題があることがわかった。即ち、
図5のニップ部n付近で帯電が行なわれるが帯電ローラ
2に対して感光体1の側と反対側(図の上方向)へ帯電
による静電ノイズがニップ付近から放射されることがわ
かった。
【0007】放射(静電)ノイズによる電波障害は電波
雑音により電子機器が誤動作させることがあった。その
意味から記録機器においても、機外への放射ノイズの低
減は必須である。
【0008】例えば図5に示す従来例では、放射ノイズ
が45dB(μV/m)になることがあった。
【0009】[発明の目的]本発明は、上記の問題点に
鑑みなされたものであり、その目的は帯電部材から放射
される静電ノイズの発生を低減した帯電装置及びこの帯
電装置を備えたプロセスユニット及びプロセスユニット
を用いた画像形成装置を提供するものである。
【0010】また、本発明の他の目的は低コストで帯電
効率の高い帯電装置及びこの帯電装置を備えたプロセス
ユニット及びプロセスユニットを用いた画像形成装置を
提供するものである。
【0011】本発明の更なる目的は、オゾンの発生の少
ない帯電装置及びこの帯電装置を備えたプロセスユニッ
ト及びプロセスユニットを用いた画像形成装置を提供す
るものである。
【0012】本発明の更なる目的及び特徴とするところ
は添付図面を参照しつつ以下の詳細な説明を読むことに
より一層明らかになるだろう。
【0013】[発明の構成]上記目的を達成するために
本発明は被帯電体に接触して被帯電体を帯電する帯電部
材と上記被帯電体と帯電部材との間に電力を供給する電
力供給手段とを有する帯電装置において、上記被帯電体
と上記帯電部材との接触部を覆う導電性部材を有しこの
導電性部材は接地との間を接続されることを特徴とす
る。
【0014】また、本発明によれば画像形成装置に着脱
可能なプロセスユニットであって、像担持体と上記像担
持体に接触して上記像担持体を帯電する帯電部材とを有
し、この帯電部材と上記像担持体との間には電力が供給
されるプロセスユニットにおいて、上記像担持体と上記
帯電部材との接触部を覆う導電性部材を有し、この導電
性部材は接地との間を接続されることを特徴とする。
【0015】さらに、本発明は、像担持体と上記像担持
体に像を形成する像形成手段と上記像担持体に接触して
上記像担持体を帯電する帯電部材と上記像担持体と上記
帯電部材との間に電力を供給する電力供給手段とを有す
る画像形成装置において、上記像担持体と上記帯電部材
との接触部を覆う導電性部材を有し、この導電性部材は
接地との間を接続されることを特徴とする。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0017】図1は、画像形成装置の概略側面図であ
る。
【0018】図1において、被帯電体である像担持体と
して感光体1はアルミニウム、鉄等からなる導電性基体
1b上に感光層1aが設けられており、導電性基体1b
は接地との間を接続されている。帯電部材である帯電ロ
ーラ2は感光体1表面と接触し、帯電ローラ2と感光体
との間に電力を供給する電源19に接続されている。
【0019】感光体1が矢印Aの方向に回転すると、感
光体1に従動回転する帯電ローラ2により感光体1は一
次帯電される。図示されないレーザー走査装置からのレ
ーザー露光14により静電潜像が感光体1上に形成さ
れ、さらに現像器15のトナー粉を担持する担持体であ
る現像スリーブ25上にトナー粉を規制する規制部材で
ある現像ブレード26により層厚規制されたトナー粉で
感光体1は現像され、顕像化される。給紙ローラ29に
よって給紙され、レジストローラ対30等でタイミング
を合わせられて搬送される紙からなる転写材16上に感
光体1上の顕像化されたトナー粉は転写ローラ31によ
って転写される。トナー像が転写された転写材16は定
着ローラ32、加圧ローラ33からなる定着装置で定着
される。転写後に感光体1上に残存するトナーは、クリ
ーナ装置18により清掃される。
【0020】電源19は、周期的に電圧値が変化する振
動成分(ピーク間電圧1500V)と、直流成分(70
0V)とが重畳された振動電圧を帯電ローラ2の芯金に
印加する。この振動成分のピーク間電圧は、本出願人に
よって出願された特開昭63−149668号に示すよ
うに被帯電体である感光体1の帯電開始電圧の2倍以上
とする。これにより感光体1の帯電は均一となる。振動
成分の波形は正弦波、矩形波、三角波が使用可能であ
る。上記振動電圧は直流電源をオンオフさせることによ
って形成しても良い。また、帯電部材である帯電ローラ
2に供給される振動成分は制御手段20によって一定電
流(560μA)となるように制御される。このように
振動成分が定電流制御されることによって温度、湿度の
ように装置の雰囲気環境が変化しても感光ドラム1と帯
電ローラ2との間に一定の交番電界が形成されるので環
境によらず感光ドラム1を常に均一に帯電できる。ここ
で環境にかかわらず帯電を均一とするために振動電圧の
ピーク間電圧が常に感光ドラム1の帯電開始電圧値の2
倍以上となるように定電流制御されることが望ましい。
このときの電流値は560μAであった。
【0021】ところで本実施例における、クリーナ装置
18のクリーニングブレード34は端部が弾性体のゴム
チップ35と、ゴムチップ35を支持し、導電性部材か
らなるホルダ部36とを備え、そのホルダ部36は帯電
ローラ2を覆うL字型の形状になっている。このホルダ
部は、接地と接続され鉄等の金属から成り、感光体1と
帯電ローラ2とのニップ部を覆うと共に帯電ローラ2に
対して感光体1と反対側に、即ち感光体1との間で帯電
ローラ2をはさむように設けられている。
【0022】このことにより、感光体1と帯電ローラ2
のニップ部付近で発生する静電ノイズのクリーナ装置1
8側への放射を抑えることが可能になっている。また、
クリーニングブレード34のホルダ部36をL字型にす
ることでホルダ36自身の剛性が向上している。
【0023】一方、現像器15の現像ブレード26は、
アルミニウムからなる現像スリーブ25上のトナーを層
厚規制するウレタン等のゴムブレード部28とゴムブレ
ード部28を支持するブレードホルダ部27とを備え、
ブレードホルダ部27は接地と接続され鉄等の金属から
なる導電性部材である。そしてこのホルダ部27は感光
体1と帯電ローラ2とのニップ部を覆っている。従っ
て、感光体1と帯電ローラ2とのニップ部付近から発生
する静電ノイズの現像器15側への放射をブレードホル
ダ部27により抑えることが可能になった。
【0024】また、上記ニップ部よりも感光ドラム1側
方向への静電ノイズの放射は感光ドラム1の基体がアル
ミニウム等の導電体で接地されていることにより抑えら
れる。
【0025】本実施例では放射ノイズの低減を確実なも
のとするためにクリーニングブレードホルダ36および
現像ブレードホルダ27を接地とした。またホルダ36
及び27は、帯電ローラ2の長手方向、即ち母線方向
(図1紙面に垂直な方向)において、ローラ2より長く
設けられている。本実施例において、放射ノイズの大き
さを示す電磁界強度を測定したところ30dB未満であ
った。
【0026】本実施例のように、帯電ローラ2を覆う導
電性部材をクリーニングブレードホルダ36と現像ブレ
ードホルダ27とで構成したので新たなシールド部材を
設ける必要もなく、低コストでシールド効果が得られ、
また、シールド部材設置のためのスペースも不要となっ
た。
【0027】図2は本発明の他の実施例を説明するため
の画像形成装置に着脱可能なプロセスユニットの側面図
である。
【0028】図2において、プロセスユニットを画像形
成装置本体に装着して画像信号が入力されると、感光体
1は矢印の方向に回転し、装置本体に設けられた電源1
9及び定電流制御手段20に接続された帯電ローラ2に
より一次帯電される。図示されないレーザー走査装置か
らのレーザー露光14により静電潜像が感光体1上に形
成され、さらに現像器15の現像スリーブ25上に現像
ブレード26により層厚規制されたトナー粉で感光体1
の潜像は現像され、顕像化される。顕像化されたトナー
像は不図示の給紙ローラによって給紙され、レジストロ
ーラ対(不図示)等でタイミングを合わせられて搬送さ
れる転写材上に転写ローラ(不図示)によって転写され
る。トナー像が転写された転写材は、共に不図示の定着
ローラ、加圧ローラから成る定着装置で定着される。転
写後に感光体1上に残存するトナーはクリーナ装置18
により清掃される。
【0029】ところで本実施例において、感光体1に接
触する帯電ローラ2は、帯電ローラの芯金軸の絶縁性軸
受を支持するホルダ7に保持されており、このホルダ7
は導電性部材である鉄等の金属からなる。更には、ホル
ダ7は、画像形成装置本体に接地されている。また、ホ
ルダ7は、帯電ローラ2の母線方向(図2紙面に垂直な
方向)において、ローラ2より長く設けられローラの両
端部でもローラ2を覆うように設けられる。即ち、ロー
ラ2の両端では、母線方向と交差する方向(紙面に平行
な方向)にもホルダの壁が設けられている。従って、感
光体1と帯電ローラ2とのニップ部近傍より発生する放
射ノイズは、接地されている前記帯電ローラホルダ7及
び感光体1によって抑えることが可能となった。
【0030】本実施例においても電磁界強度は30dB
未満であり、ホルダとして非導電性の樹脂製のものを使
用したときの電磁界強度45dBに比べて大幅に放射ノ
イズが低減された。
【0031】なお、以上の実施例において、帯電ローラ
2の構成の好ましい例を図6に示す。
【0032】芯金21の上に導電性の弾性層22があ
り、その上に高抵抗の弾性層23、更に表面に保護膜2
4を有する。導電性弾性層22はEPDM(エチレンプ
ロピレンジエンの3元共重合体)中にカーボンを分散し
たもので構成され、芯金21に供給されるバイアス電圧
を導く作用をなす。高抵抗の弾性層23は、ウレタンゴ
ム等で構成され、微量の導電性微粉末(例えば、カーボ
ン)を含有するものが一例として挙げられ、感光体1の
ピンホールなど導電度の高い部分に帯電ローラ2が相対
した場合でも、感光体1へのリーク電流を制限してバイ
アス電圧の急降下を防ぐ作用をなす。表面の保護膜24
はN−メチルメトキシ化ナイロンで構成され、導電弾性
層22や、高抵抗弾性層23の組成物質が、感光体1に
触れて、感光体1の表面を変質させることが無いよう
に、保護作用をなす。
【0033】図3に、本発明の画像形成装置に着脱可能
なプロセスユニットの他の実施例を示す。
【0034】図2と共通な部分には同じ番号で示してお
り、本実施例では帯電部材のみ異なっている。また、図
7には、図3のプロセスユニットを画像形成装置本体に
装着したときの側面図を示す。図3、図7を用いてその
動作について説明する。
【0035】感光体1は、矢印の方向に回転し、装置本
体に設けられた電源19及び定電流制御手段20に接続
され、感光体1と接触する帯電ブレード4により帯電を
受ける。レーザスキャナユニット46から画像信号によ
り変調されて出射したレーザ光46aが、ミラー47に
より反射されて感光体1の上記帯電された表面に照射さ
れると感光体1上に静電潜像が形成される。感光体1の
静電潜像は、現像器15の現像スリーブ25上に現像ブ
レード26により層厚規制されたトナー粉で現像され
る。一方、カセット41に載置された紙からなる転写材
16は、給紙ローラ42によって給紙され、レジストロ
ーラ対43、43により、レーザの出射するタイミング
と合わせて搬送され、転写ガイド44により転写位置へ
案内される。転写位置へ搬送された転写材16には、上
述したように感光体1上に形成されたトナー像が転写用
コロナ放電器45により転写される。転写後転写材16
は、定着ローラ51、加圧ローラ52より成る定着器に
よりトナー像が定着された後排紙ローラ49により装置
外のトレイ48へ排出される。一方、転写後の感光体1
は、残留トナーがクリーニング装置18でクリーニング
される。
【0036】また、図3に示すように、感光体1と現像
器15とクリーニング装置18及び帯電装置4、5、6
はプロセスユニットとして一つの枠体8に設けられ、画
像形成装置本体に着脱可能に設けられる。このプロセス
ユニット8は、少なくとも感光体と帯電装置とで形成さ
れれば良い。図7において、装置本体は、転写材搬送路
を境にして、即ち、感光体1と転写用帯電器45との間
で、上部筺体と下部筺体とに分割可能となっており、支
軸53を中心として上部筺体は、左回りに回動可能とな
っている。そして、装置を分割開放した状態で上部筺体
からプロセスユニット8を着脱動作できる。
【0037】次に、プロセスユニット8内の帯電装置に
ついて図4を用いて説明する。
【0038】接触帯電部材としての帯電ブレード4は、
例えば105〜108 Ωcm程度に抵抗をコントロール
されたヒドリン・EPDM・ウレタン・NBR等の厚さ
1〜2mmのゴムブレードであり、鋼板等の導電性剛体
支持部材(支持体)5にブレード基部側を導電性接着剤
13で一体に取付けて保持させてあり、ブレード自由長
l(ブレードの支持部材先端とブレードの感光ドラム当
接部までの長さ距離)を5〜20mm程度、感光ドラム
1に対する当接角θ(ブレード先端部と、ドラム上にブ
レードが当接している点でのドラムの接線のうちブレー
ド当接点よりドラム面移動方向下流側の線とのなす角)
を8°〜25°程度、当接圧4〜40gr/cm程度に
設定して、ブレード先端部を感光ドラム1の回転に対し
てカウンタ方向に当接(当接角が鋭角)させてある。帯
電ブレード4の感光ドラム1に対する当接はドラム1の
回転に対して順方向(当接角が鋭角)にすることもでき
る。
【0039】9は帯電ブレード4の感光ドラム1に対す
る当接部に設けた表面抵抗層であり、108 〜1012
Ωcm程度で、厚みが2〜100μmのナイロン・ウ
レタン等の抵抗をコントロールされた薄層で、帯電ブレ
ード4にプリントされている。
【0040】既に述べたように19は帯電ブレード4に
対する電圧印加電源であり、この電源19により帯電ブ
レード4の導電性剛体支持部材5に対して、例えば、感
光ドラム1の所要電位に応じたDC電圧、もしくは帯電
均一性を得るために帯電ブレードと感光ドラムとで決ま
る帯電開始電圧(直流電圧印加時に感光体が帯電を開始
する印加直流電圧値VTH)の2倍以上のピーク間電圧を
有する交番電圧と上記DC電圧を重畳させた振動電圧が
供給されることで、該支持部材5を介して帯電ブレード
4に給電され、表面抵抗層8を有する帯電ブレード4と
感光ドラム1の当接部に電界が生じて感光ドラム1面が
所定の極性、所定の電位に均一に帯電処理される。
【0041】一方、図3に示すようにプロセスユニット
の内壁には厚さ0.3mm程度の銅箔(導電性部材)6
が帯電ブレード4を覆うように両面テープにより貼られ
ており、この銅箔は、接地されている。また、支持体5
は図示していないが、枠体7にビスにより固定されてい
る。更には、クリーニングブレード35のホルダ部36
を導電性部材で構成すると共に銅箔と一緒に接地する。
また、銅箔6とホルダ部36は、帯電ブレード4の長手
方向(図3紙面に垂直な方向)においてブレード4より
も長く設けられる。
【0042】本実施例においても電磁界強度を測定した
ところ、30dB未満であった。これにより、帯電ブレ
ードを用いた接触帯電方式においても、前記実施例と同
様、接触帯電のニップ部近傍の放射ノイズを発生する部
分周囲をすべて接地された導電体により覆うことによ
り、従来問題となっていた放射ノイズ問題を解決するこ
とが可能となった。
【0043】なお、図3の実施例において、導電性部材
は、銅箔の両面テープを用いたが、その代わりにプロセ
スユニット内壁に銅箔でコートするものでも良いのはも
ちろんである。
【0044】また、以上の実施例において放射ノイズを
低減するために上記導電性部材の好ましい体積抵抗値は
103 Ωcm以下だった。
【0045】また、図2に示すプロセスユニット8も本
実施例と同様に図7に示す画像形成装置本体に着脱可能
となっている。
【0046】なお、帯電を均一安定に行なうため例えば
接触帯電部材に振動電圧を印加して帯電部材と感光体1
との間で交番電界を形成するとき、帯電部材に直流電圧
を印加するときよりも特に放射ノイズが大きくなるの
で、上述したように導電性部材を設けることは特に有効
である。
【0047】また、以上の実施例において、感光体への
帯電とは、必ずしも感光体の電位を上げる場合に限ら
ず、感光体の電位を下げる、いわゆる除電も含むのはも
ちろんである。
【0048】また、以上の実施例において、上記感光体
1と帯電部材とのニップ部を覆う導電性部材と帯電部材
との距離は、近接している方が小さい面積の導電性部材
で効率的に放射ノイズを防止することが可能となる。し
かしながら、近接し過ぎると、帯電部材と前記導電性部
材がリークし、感光体1への帯電能力が低下するため、
画像不良が起きる可能性がある。そのため、帯電部材と
導電性部材は、最低限、絶縁状態を保つ様な距離を保つ
必要がある。ここで、帯電部材への印加直流電圧が約
2.0kVであるとき、帯電部材と導電性部材の距離は
約3mm以上必要であった。
【0049】また、通常、接地には、回路内のシグナル
グラウンドと、大地に接続するフレームグラウンドがあ
る。ここで、本実施例では、前記導電性部材は、フレー
ムグラウンドに直接接続している。なぜなら、シグナル
グラウンドに直接接続しても、放射ノイズの防止につい
ては効果があるが、画像形成装置内の回路上のシグナル
グラウンドを介してフレームグラウンドに落とすと、前
記帯電装置で発生したノイズが、回路内に入り込み、画
像形成装置本体に誤動作を起こす可能性があるためであ
る。そのため、より好ましくは、フレームグラウンドに
直接接続することが望ましい。
【0050】また、接触帯電方式の帯電装置に於て、帯
電部材が感光体1を一次帯電させる際、少なからず、放
射ノイズは発生する。そのため、本発明は、接触帯電装
置の放射ノイズ防止に有効であるが、特に上述した実施
例のように、帯電部材に印加する振動成分を有する電流
値が環境にかかわらず帯電均一性を保つために560μ
Aで定電流制御されている場合発生する放射ノイズは比
較的大きく機外へ漏れ易くなるので、上記導電性部材を
設けることは特に有効である。
【0051】さらに、上述したように帯電部材へ流れる
電流が一定になるように制御される場合、帯電部材と導
電性部材との間に電流が流れないようにすることによっ
て常に帯電部材と感光ドラムとの間に一定電界が形成さ
れるので望ましい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コロナ放電器に比べメリットの多い接触帯電を用いるこ
とが可能となり、接触帯電において問題となった静電放
射ノイズを大幅に低減することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロセスユニットの第1実施例を示す
側面図である。
【図2】本発明のプロセスユニットの第2実施例を示す
側面図である。
【図3】本発明のプロセスユニットの第3実施例を示す
側面図である。
【図4】図3のプロセスユニットに用いられる帯電装置
の側面図である。
【図5】従来の帯電装置を説明する側面図である。
【図6】帯電ローラの一例を示す側面図である。
【図7】図3のプロセスユニットを装着した画像形成装
置の側面図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電ローラ 4 帯電ブレード 8 プロセスユニット 6、7、27、36 導電性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 義矢 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 佐々木 新一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被帯電体に接触して被帯電体を帯電する
    帯電部材と、上記被帯電体と帯電部材との間に電力を供
    給する電力供給手段とを有する帯電装置において、上記
    被帯電体と上記帯電部材との接触部を覆う導電性部材を
    有しこの導電性部材は接地との間を接続されることを特
    徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置に着脱可能なプロセスユニ
    ットであって、像担持体と上記像担持体に接触して上記
    像担持体を帯電する帯電部材とを有し、この帯電部材と
    上記像担持体との間には電力が供給されるプロセスユニ
    ットにおいて、上記像担持体と上記帯電部材との接触部
    を覆う導電性部材を有し、この導電性部材は接地との間
    を接続されることを特徴とするプロセスユニット。
  3. 【請求項3】 像担持体と上記像担持体に像を形成する
    像形成手段と上記像担持体に接触して上記像担持体を帯
    電する帯電部材と上記像担持体と上記帯電部材との間に
    電力を供給する電力供給手段とを有する画像形成装置に
    おいて、上記像担持体と上記帯電部材との接触部を覆う
    導電性部材を有し、この導電性部材は接地との間を接続
    されることを特徴とする画像形成装置。
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