JP4143423B2 - 現像装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

現像装置およびそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、潜像担持体(像担持体)上に形成される静電潜像を現像剤などによって現像する現像装置およびこれを備えた画像形成装置に関するものであり、特に、進行波電界を用いて現像剤を搬送する機構(電界カーテン)を利用する現像装置および画像形成装置に関するものである。
【0002】
また、本発明は、所定電荷を付与して帯電された感光体上に光情報を書き込んで静電潜像を形成するものだけでなく、イオンフロー方式のように誘電体上に直接静電荷潜像を形成したものや、トナージェット方式のように複数の開口部を有する電極に任意の電圧を印加することによって空間に静電像を形成して現像剤を記録媒体に飛翔させて直接画像形成を行うものにも適用できる。
【0003】
【従来の技術】
複写機、プリンタ等の電子写真プロセスを用いた画像形成装置に適用される現像装置としては、現在、像担持体に現像剤担持体を接触させずに現像を行う非接触方式の現像装置が注目されており、パウダークラウド法・ジャンピング法や電界カーテン(進行波電界)を利用した方法が提案されている。
【0004】
電界カーテンを用いた装置としては、例えば、特許文献1、特許文献2などに、互いに位相が異なる複数種の交番電圧を発生する電源と、基材上に所定の間隔をあけて複数配列された電極に上記電源からの交番電圧を印加することにより形成される進行波電界によって現像剤を搬送して像担持体(感光体)に供給する現像剤搬送手段とを備えた現像装置が提案されている。
【0005】
また、特許文献3には、現像剤担持搬送体によって搬送される現像剤を予備荷電する予備荷電手段と、現像剤担持搬送体上に電界カーテンを作用させる電界カーテン発生手段とを設けた装置が提案されている。この公報に記載の装置において、予備荷電手段としては、例えば発泡ウレタンからなる予備荷電ローラが用いられており、その予備荷電ローラが現像剤担持搬送体に接するように設けられているとともに、この予備荷電ローラに先端が接するようにブレードが設けられている。予備荷電ローラは、現像剤担持搬送体との間で現像剤を摩擦することにより現像剤の予備帯電を行うとともに現像剤の層厚も規制するようになっている。
【0006】
また、特許文献4には、現像剤を搬送する電界カーテンを発生させる第1の電極群と、第1の電極群の両側に現像剤の飛散を防止する第2の電極群を備えた現像装置が記載されている。
【0007】
上記のような電界カーテンを利用した現像装置では、現像剤搬送手段を構成している複数の電極によって、進行電界波(電界カーテン)が形成されるようになっている。そして、現像剤は、現像剤搬送手段上に形成された電界カーテン上を搬送されることとなる。
【0008】
【特許文献1】
特公平5−31146号公報(公開日;1993年5月11日)
【0009】
【特許文献2】
特公平5−31147号公報(公開日;1993年5月11日)
【0010】
【特許文献3】
特開平3−21967号公報(公開日;1991年1月30日)
【0011】
【特許文献4】
特開昭63−13071号公報(公開日;1988年1月20日)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の現像装置では、現像剤搬送手段上を搬送される現像剤(トナー)の状態については、開示も示唆もされていない。
【0013】
例えば、上記特許文献4に開示の現像装置は、トナー搬送用の第1の電極の両側に第2の電極を設け、その第2の電極に交流電圧を印加して、電界カーテンを発生させることによりトナー搬送用の第1の電極からトナーの飛散・横漏れを防止する構成である。しかしながら、上記の公報にはトナー搬送時に発生する現トナーの搬送ムラについては、何ら開示も示唆もされていない。
【0014】
しかしながら、上記のように進行波電界によって、現像剤を搬送する場合、以下に示すような問題点が発生する。
【0015】
まず、現像剤搬送手段には、複数の電極(電極群)が形成されている。このとき、上記現像剤搬送手段の厚さ方向から見た場合、現像剤搬送手段の表面に凹凸が発生する場合がある。この凹凸の原因としては、現像剤搬送手段の作成方法にも拠るが、例えばFPC(Flexible Print Circuit)などを用いる場合では、電極表面の保護、あるいは絶縁性確保のために形成する表面保護層を貼付たり、コーティングしたりする工程で発生するものであったり、電極層自体が有する凹凸であったりする。この場合、発生させる進行波電界の強度が現像剤搬送手段の表面で不均一になり、良好に現像剤が搬送することができない。
【0016】
また、上記現像剤搬送手段へ現像剤を供給する際に現像剤供給手段と上記電極との間で発生する摩擦帯電が起こる場合や、現像剤搬送手段による現像剤の搬送中に、上記現像剤と上記電極との間で発生する摩擦帯電が起こる場合がある。上記のような場合には、電極の表面の誘電層が局所的にチャージアップするため進行波電界が乱れる場合がある。
【0017】
このように、進行波電界が不均一になった場合や乱れた場合には、一部の現像剤が、該現像剤の搬送方向に対して横向き(直交する方向)の作用を受けることとなり、現像剤搬送手段上を良好に搬送されなくなるという問題点が生じる。具体的には、搬送される現像剤に、所謂「縦すじ」が発生する問題点が生じる。
【0018】
具体的には、例えば、現像剤搬送部材表面の局所的な凹凸や、現像剤と現像剤搬送部材との間での局所的な摩擦帯電が図9に示す「点X」にて発生したとする。
【0019】
その場合、点X近傍では現像剤搬送方向に対して横方向の電界成分が生まれる。現像剤および局所帯電部の極性、凹凸の方向にもよるが、点X近傍では進行波電界により搬送されてきた現像剤が引き寄せられるか、反発されて現像剤の流れが歪められる。即ち現像剤の搬送状態の偏りが発生し、進行方向の縦スジのような搬送状態の不均一が発生する場合がある。
【0020】
このような事態を回避するには、現像剤搬送部材表面を極めて平滑に保つ、あるいはチャージアップしないように現像剤搬送部材表面の抵抗値を調整するといった方策が考えられる。しかしながら極めて平滑な表面状態を形成することや、長期の使用において平滑性を維持することはコストアップや長期使用の安定性の観点から望ましくない。また現像剤を進行波電界で搬送するには、進行波電界を現像剤搬送部材表面に発生させることが必須となり、ある程度高い抵抗値を有する表面層である必要があり、チャージアップ抑制のみを優先するような表面層の配置はあまり現実的ではないという課題があった。
【0021】
本発明は、上記従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、現像剤の搬送性能を犠牲にすることなく、長期渡って安定にかつ均一に現像剤を搬送することができる現像装置を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明の現像装置は、上記の課題を解決するために、現像剤搬送手段にて搬送される現像剤にて、静電的に形成された潜像を現像する現像装置であって、上記現像剤搬送手段は、該現像剤搬送手段の搬送面にて、現像剤の搬送方向と直交する方向に延びている複数の電極が所定の間隔を有して形成されてなり、進行波電界を形成する第1の電極群と、上記第1の電極群と電気的に絶縁されており、かつ、第1の電極群が形成されている面に垂直な方向から見て、該第1電極群を構成する電極と交差するように延びている複数の電極が所定の間隔を有して形成される第2の電極群とを含んでなることを特徴としている。
【0023】
現像剤(以下、トナーと称する)トナーの搬送方向に所定間隔で設けられた第1の電極群に多層交流電圧を印加することにより、各電極から電界が発生し、進行波電界を形成することとなる。具体的には、1列に並んだ複数の電極に対して、時間をずらして順にパルス状の電圧を印加することにより、進行波電界を形成している。この進行波電界を発生させることにより、該進行波電界の進行方向に、現像剤搬送手段上に存在するトナーが搬送されることとなる。
【0024】
また、第2電極群には、振動電界を発生させるようになっている。具体的には、例えば、第2電極群の互いに隣り合う電極に対して、逆位相の電圧をかけることにより、振動電界を発生させるようになっている。
【0025】
これにより、進行波電界によって、トナーを、現像剤搬送手段上を搬送することができる。そして、例えば、チャージアップ等の影響によって、現像剤搬送手段上に発生するトナーの局所的な偏りを振動電界によって解消することができる。従って、現像剤搬送手段上を搬送されるトナーを、より均一な状態とすることができる。
【0026】
すなわち、第2の電極群に、交番電圧を印加することにより、第2電極群が延びている方向(トナーの搬送方向と交差する方向)に振動電界を発生させ、トナーを上記延びている方向に振動制御することが可能となるので、例えば、トナーが一方向に偏るなどのトナーの搬送ムラを防止することが可能となる。
【0027】
本発明の現像装置は、さらに、上記第2の電極群は第1の電極群と直交する方向に配列されている構成であることがより好ましい。
【0028】
直交配置とすることで、第2の電極群の長さがほぼ等しく配置される。即ち、第2電極群を構成する各電極間の、容量成分をほぼ等しくすることができるので、印加する交番電圧の鈍りによるバラツキを小さくすることができる。従って、均一な振動電界を形成することが可能となる。これにより、より一層搬送ムラなく、トナーを現像剤搬送手段上に搬送することができる。
【0029】
本発明の現像装置は、上記第1の電極群は、第2の電極群に比べて、現像剤搬送手段の搬送面側に位置している構成がより好ましい。
【0030】
上記の構成によれば、現像剤搬送手段の搬送面側に第1電極群を配置するようになっている。つまり、トナーに対して、進行波電界を強く作用させることができるので、良好にトナーを搬送することができる。また、上記の場合には、第2電極群は、上記搬送面から距離が離れた位置に配置されることになるが、振動電界は、比較的弱い電界強度であっても、トナーに対して作用させることができる。これにより、良好にトナーを搬送することができるとともに、搬送ムラを低減させることができる。
【0031】
つまり、トナーを現像領域に搬送する第1の電極群を感光体側(トナーを搬送する面側)とすることにより、誘電体などによる進行波電界の減衰が少ないので、高いトナーの搬送性能を維持することができる。一方、第2の電極群による作用は、トナー搬送面からの距離が離れることで電界の減衰が生じても、浮遊しているトナーに対する作用であるため、比較的、弱い電界強度でも振動させることが可能となる。従って、上記の構成を採ることにより、安定したトナー搬送能力と、搬送状態の均一の両立が可能となる。
【0032】
本発明の現像装置は、上記第1の電極群と第2の電極群とは、絶縁層を介して、一体に形成されている構成であることがより好ましい。
【0033】
一体形成することにより、第1の電極と第2の電極との設定角度が正確になると共に、他の部品との取り付け精度も向上させることができるので、より正確なトナーの搬送が可能となる。
【0034】
本発明の現像装置は、第2の電極群には、2相以上の交番電圧が印加されるようになっている構成とすることがより好ましい。
【0035】
第2の電極群に2相以上の交番電圧を印加することにより、より安定した振動電界を発生させることができる。従って、トナーを所定の方向に浮遊(移動)させることが可能となるので、安定したトナー搬送が可能となる。
【0036】
本発明の現像装置は、第2の電極群には、互いに隣り合う電極に対して位相差が180°である2相の交番電圧が印加されるようになっている構成とすることがより好ましい。
【0037】
上記の構成によれば、互いに隣り合う電極に対して位相差が180°である2相の交番電圧を印加するようになっている。つまり、互いに隣り合う電極間で振動電界を安定して形成することができるので、時間的に安定した振動電界が形成されることとなり、トナーの搬送における搬送ムラをより一層防止することができる。
【0038】
本発明の現像装置は、第1の電極群には、互いに隣り合う電極に対して位相差が90°である4相の多相交流電圧が印加されるようになっているとともに、第2の電極群には、互いに隣り合う電極に対して位相差が180°である2相の交番電圧が印加されるようになっている構成とすることがより好ましい。
【0039】
本構成を採ることで、第2の電極群に印加する電圧の共用化が図れ、新たな電源を設ける必要がないので、より低コストな装置を供給することが可能となる。
【0040】
本発明の現像装置は、少なくとも現像剤搬送手段の現像剤の搬送面を覆う、無端状のベルト部材が設けられている構成とすることがより好ましい。
【0041】
無端状のベルト部材を設けることにより、現像搬送手段のトナー搬送面に形成されている誘電層のチャージアップを防止することができる。
【0042】
また、例えば、上記ベルト部材を回転可能、つまり、上記搬送面を移動可能とすることにより、上記搬送面を常にリフレッシュすることができるので、長期間使用した場合でも好適にトナーの搬送を行うことができる。
【0043】
本発明の画像形成装置は、上記の課題を解決するために、上記の現像装置を備えることを特徴としている。
【0044】
上記の構成によれば、搬送ムラなく、トナーを感光体表面まで搬送することができるので、より良好な画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について図1ないし図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0046】
本実施の形態にかかる現像装置は、進行波電界を用いてトナーの搬送を行う現像装置であって、トナーの搬送電極(第1の電極群)と直交する第2の電極群とを備え、この第2の電極群に交番電圧を印加することにより振動電界を作用させて、トナー搬送時に横揺れを制御することにより搬送ムラ(縦すじ)を解消するものである。
【0047】
具体的には、本実施の形態にかかる現像装置は、現像剤搬送手段にて搬送される現像剤にて、静電的に形成された潜像を現像する現像装置であって、上記現像剤搬送手段は、該現像剤搬送手段の搬送面にて、現像剤の搬送方向(トナー搬送方向)と直交する方向に延びている複数の電極が所定の間隔を有して形成されてなり、進行波電界を形成する第1の電極群と、上記第1の電極群と電気的に絶縁されており、かつ、第1の電極群が形成されている面に垂直な方向から見て、該第1電極群を構成する電極と交差するように延びている複数の電極が所定の間隔を有して形成されてなり、振動電界を形成する第2の電極群とを含んでなる構成である。
【0048】
本実施の形態に係る画像形成装置100は、図4に示すように、感光体ドラム(像担持体)1、帯電部材2、露光部材3、現像装置4、転写部材5、クリーニング材部6、除電部材7、および定着装置9を備えている。そして、感光体ドラム1を中心として、その周囲に、帯電部材2、露光部材3、現像装置4、転写部材5、クリーニング部材6、および除電部材7がこの順で配置されている。
【0049】
また、感光体ドラム1と転写部材5との間には、記録媒体としての用紙(PPC用紙等)Pが搬送される用紙搬送路が配置されている。用紙搬送路の搬送方向から見て感光体ドラム1の下流側には、上下一対の定着部材81,81を備えた定着装置8が配置されている。
【0050】
電子写真プロセスでは、感光体ドラム1に原稿像、あるいはホストコンピュータ(図示せず)からのデータに対応した静電潜像が形成され、その静電潜像が現像装置4によって現像(可視化)され、用紙P上に転写されて画像形成が行われる。
【0051】
感光体ドラム1は、導電性基体11上に光導電層12が形成されており、帯電部材2から上記各部材3〜7の配置順に従って回転可能となっている。上記感光体ドラム1としては、例えばアルミニウムなどで製作された導電性基体(金属ドラム)11の外周面に、アモルファスシリコン(a−Si)、セレン(Se)や有機光半導体(OPC)などの光導電層12が薄膜状に形成されてなる構成が挙げられるが、特に限定されるものではない。
【0052】
帯電部材2は、感光体ドラム1の表面(光導電層12)を所定の電位に帯電するためのものである。帯電部材2としては、例えばタングステンワイヤなどの導電線、金属性のシールド板、グリッド板からなるコロナ帯電器や帯電ローラ、帯電ブラシなどの構成が挙げられるが、特に限定されるものではない。
【0053】
露光部材3は、書き込み手段であり、画像情報に基づいて、例えばレーザ光などの光によって、帯電している感光体ドラム1の表面上に画像を書き込む。これによって、感光体ドラム1上に静電潜像が形成されることとなる。露光部材3としては、例えば半導体レーザや発光ダイオードなどが挙げられるが、特に限定されるものではない。
【0054】
現像装置4は、トナー(現像剤)Tによって、感光体ドラム1の表面の静電潜像を、現像剤像として現像するためのものである。この現像装置4は、非接触方式の現像装置である。また、現像装置4は、搬送部材(現像剤搬送手段)41を備えている。また、現像装置4は、ケーシング40に備えられた現像剤Tを補給部材42から搬送部材41に供給し、搬送部材41によって現像剤Tを感光体ドラム1へと搬送する。この現像装置4の詳細な構成については後述する。
【0055】
転写部材5は、感光体ドラム1上の現像剤像を、印刷シートPに転写するためのものである。この転写部材5と感光体ドラム1との間は、印刷シートPを搬送するための搬送路となっている。転写部材5としては、例えば、コロナ転写器、転写ローラ、転写ブラシなどが挙げられるが、特に限定されるものではない。
【0056】
クリーニング部材6は、感光体ドラム1の表面に残留している現像剤Tや紙粉などを除去するためのものである。クリーニング部材6としては、クリーニングブレードなどが挙げられるが、特に限定されるものではない。
【0057】
除電部材7は、感光体ドラム1の表面に残留している電位を除去するためのものである。除電部材7としては、除電ランプなどが挙げられるが、特に限定されるものではない。
【0058】
定着装置8は、搬送される印刷シートPに現像剤を定着させるためのものであり、上下一対の定着部材81,81を備えている。この定着装置8は、感光体ドラム1と転写部材5との間の搬送路において、転写部材5の下流側に配置されている。
【0059】
上記構成の画像形成装置100が、電子写真プロセスとしての印刷を行う際には、感光体ドラム1に原稿像の静電潜像、あるいはホストコンピュータ(図示せず)からのデータに対応した画像の静電潜像を形成し、その静電潜像を現像装置4によって現像(可視化)し、印刷シートP上に転写して画像形成を行う。
【0060】
具体的には、まず、感光体ドラム1の表面(光導電層12)は、帯電部材2によって所定の電位となるまで帯電される。所定電位まで帯電された感光体ドラム1の表面は、感光体ドラム1の回転によって露光部材3の位置まで到達する。この露光部材3は、書き込み手段であり、画像情報に基づいて、例えばレーザ光などの光によって帯電している感光体ドラム1の表面上に画像を書き込む。これによって、感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。静電潜像が形成された感光体ドラム1の表面は、その感光体ドラム1の回転によって現像装置4の位置まで到達する。
【0061】
現像装置4では、搬送部材41上を搬送される現像剤(トナー)Tによって、感光体ドラム1の表面の静電潜像が現像剤像として現像される。現像剤Tが担持された感光体ドラム1の表面は、この感光体ドラム1の回転によって転写部材5の位置まで到達する。
【0062】
そして、転写部材5まで搬送された感光体ドラム1の表面上の現像剤Tは、該転写部材5によって、用紙P上に転写される。そして、感光体ドラム1から用紙P上に転写された現像剤像は、定着装置8によって用紙P上に定着される。
【0063】
一方、現像剤像が転写された後の感光体ドラム1の表面は、この感光体ドラム1の回転によってクリーニング部材6の位置まで到達する。そして、感光体ドラム1の表面に残留している現像剤Tや紙粉などは、クリーニング部材6によって除去される。クリーニング部材6によってクリーニングされた感光体ドラム1の表面は、この感光体ドラム1の回転によって除電部材7の位置まで到達する。そして、除電部材7によって、感光体ドラム1の表面に残留している電位が除去される。上述した一連の動作によって一回の画像形成が終了する。
【0064】
ここで、本実施の形態にかかる現像装置4の詳細な構成について説明する。
【0065】
現像装置4は、図5に示すように、ケーシング40、搬送部材(現像剤搬送手段)41、ミキシングパドル42、支持部材43、現像剤供給部材44、現像剤回収部材45および現像剤層厚規制部材46等を含んで構成されている。そして、搬送部材41に多相交流電源(電界生成手段)47および現像バイアス直流電源48が接続されている。なお、上記電源は、画像形成装置100の外部の電源であってもよいし、また、例えば、画像形成装置100に備えた図示しない変換装置を用いて外部からの入力電圧を変換することによって実現されるものであってもよい。
【0066】
ケーシング40は、現像剤Tを内部に収容するものである。また、ケーシング40は、現像装置4を構成する他の部材が取り付けられ、これらの部材を支持する。ミキシングパドル42は、ケーシング40内に収容されている現像剤Tを混合するためのものである。
【0067】
現像剤供給部材44は、ケーシング40内に収容されている現像剤Tを搬送部材41に供給するためのものである。そして、現像剤供給部材44は、搬送部材41に対して、所定の線圧力で当接した状態で設けられている。現像剤供給部材44と搬送部材41との圧接力はバネ等によって与えられる。そして、現像剤供給部材44には、その表面上に形成する現像剤層の層厚を規制するための現像剤層厚規制部材46が当接している。
【0068】
現像剤供給部材44の材質としては特に限定されるものではないが、例えばシリコーン、ウレタン、EPDM(エチレン−プロピレン−メチレン共重合体)などのソリッドゴム、発泡ゴムなどが挙げられる。また、現像剤供給部材44は、これらの材質に、カーボンブラックやイオン導電剤を添加することによって導電性を付与した構成であってもよい。この場合には、現像剤供給部材44に対して、電圧を印加することが可能となる。従って、現像剤Tを帯電させることもできる。
【0069】
なお、現像剤供給部材44および後述する搬送部材41を構成する材料を適宜設定することにより、弾性率を調整して、両者の位置関係を調整するようにしてもよい。さらに、現像剤供給部材44に印加する電圧を適切な値に設定し、現像剤供給部材44に現像剤Tを帯電させる機能を付加するようにしてもよい。あるいは、現像剤供給部材44の前段に、例えば薄板状のブレード(材料としては、現像剤供給部材44と同じものが使用可能)を設けて現像剤Tを帯電させるようにしても構わない。また、現像剤層厚規制部材46によって、現像剤供給部材44上の現像剤を摩擦帯電させるようになっていてもよい。さらには、図示していないがスポンジローラー等を現像材供給部材に接触回動させて、現像剤の予備帯電および現像剤供給部材上への現像剤供給能を高めても好適である。
【0070】
現像剤回収部材45は、感光体ドラム1上の静電潜像の現像に寄与しない現像剤Tを回収してケーシング40内に戻すためのものであり、その材質としては、特に限定されないが、例えば現像剤供給部材44と同様のものを使用することができる。
【0071】
支持部材43は、ベルト形状の搬送部材41を感光体ドラム1の現像領域に対向した状態を保持するためのもので、その構成は特に限定されるものではない。支持部材43としては、例えば、ABS(Acrylonitrile-Butadiene-Styrene:アクリロニトリルブタジエンスチレン)樹脂などを挙げることができる。
【0072】
搬送部材41は、感光体ドラム1の現像領域に対向して略平面を形成するような形状となっている。なお、本実施の形態では、搬送部材41として略平面状のものを示しているが、搬送部材41の形状はこれに限定されるものではなく、例えば、緩やかな曲面を形成するような形状であっても構わない。また、搬送部材41は、感光体ドラム1の現像領域に対向して略平面を形成し、かつ、無端ベルト状に形成されていてもよい。
【0073】
搬送部材41は、現像装置4における上下方向に対して若干傾斜して、感光体ドラム1の表面における現像領域の接線に対して略平行となるように配置されている。また、ベルト形状の搬送部材41が上記配置を保持できるように、現像剤Tを搬送する表面とは反対側の表面に、搬送部材41を保持する支持部材43が設けられている。
【0074】
また、搬送部材41の下方端部、つまり、現像領域から見て現像剤Tの搬送方向上流側には、搬送部材41の表面上を搬送される現像剤Tを供給する現像剤供給部材44が設けられている。一方、搬送部材41の上方端部、つまり、現像領域から見て現像剤Tの搬送方向下流側には、この搬送部材41の表面を搬送される現像剤Tをケーシング40内部に回収するための現像剤回収部材45が設けられている。なお、本実施の形態では、現像剤回収部材45が搬送部材41の表面に回転可能に接触している形態としているが、これに限定されるものではなく、非接触の形態や、回動しない形態であってもよい。
【0075】
ここで、搬送部材41について詳述する。
【0076】
搬送部材41は、電界カーテン作用により現像剤Tを搬送するものであり、図6に示すように、絶縁材料からなる基材41a上に、電界カーテン作用を発生させる長尺状の進行波電界発生電極41bが、例えば、4本を1組として複数組が順次連続して配設されている。また、感光体1から見て、進行波電界発生電極41bよりも遠い位置に、振動電界を発生させる振動電極41dが、上記進行波電界発生電極41bと絶縁層を介して設けられている。上記振動電極41dは、2本を1組として複数組が順次連続して配設されている。そして、振動電極41dの延びている方向と、進行波電界発生電極41bの延びている方向とは、搬送部材41の表面に垂直から見た方向に対して、交差するように配置されている。また、この搬送部材41の表面側(感光体1と対面している側)は表面保護層41cによって覆われている。つまり、本実施の形態にかかる上記搬送部材41は、基材41a、振動電極41d、絶縁層、進行波電界発生電極41bおよび表面保護層41cが、順に積層されて構成されている。そして、表面保護層41cが感光体1と対向した位置であり、かつ、最も近い位置に配置されている。また、振動電極41dと進行波電界発生電極41bとは電気的に絶縁されている。
【0077】
そして、これらの進行波電界発生電極41bに多相交流電源(電界生成手段)47から多相の交番電圧が印加されることにより、搬送部材41の表面上に電界カーテン(進行波電界)が発生し、この進行波電界によって、現像剤Tが現像領域まで搬送されるようになっている。また、進行波電界発生電極41bには現像バイアス直流電源48にてバイアス電圧が印加される。
【0078】
また、多相交流電源47から、交番電圧が印加されることにより、振動電極41dには、振動電界が発生することとなる。そして、上記振動電界によって、現像剤Tは、現像剤Tの搬送方向に略直交する方向に対して、微小な振動が起きることとなる。なお、上記の説明では、多相交流電源47から、進行波電界発生電極41bと振動電極41dとに電圧が印加され、それぞれに、進行波電界、振動電界が形成されるようになっている。しかしながら、それぞれの電極に電圧を印加する手段は、1つでなくともよく、例えば、それぞれの電極に電圧を印加する手段が個別に設けられていても良い。
【0079】
搬送部材41としては、例えば、基材41a:ポリイミド(厚さ25μm)、進行波電界発生電極41b:銅(厚さ18μm)、表面保護層41c:ポリイミド(厚さ25μm)といった構成を挙げることができる。また、振動電極41dは、例えば、進行波電界発生電極41bを構成する材料と同じものを用いればよい。なお、進行波電界発生電極41bと振動電極41dとを、異なる材料にて構成してもよい。
【0080】
進行波電界発生電極41bは、例えば、約50dpi(dot per inch)〜300dpi、すなわち約500μm〜85μmの範囲内のピッチ間隔を保って互いに平行に配置されており、幅40μm〜250μm程度の微小電極となっている。また、進行波電界発生電極41bの1本の電極の長さは、少なくとも現像剤の搬送方向と直交する現像領域よりも長ければ特に限定されるものではない。
【0081】
また、振動電極41dは、例えば、1本の電極の幅が40〜200μmの範囲内であり、互いの電極の間は、80〜500μmの範囲内のピッチ間隔となるように設けられていることがより好ましい。また、進行波電界発生電極41bと振動電極41dとを、同じピッチ間隔、かつ、同じ幅で形成することが特に好ましい。この場合には、搬送部材41を製造する際に、同じ電極配置のものを進行波電界発生電極41bと振動電極41dとにすればよいので、製造が簡単になる。つまり、同じ電極配置である電極群を複数形成して、一方を進行波電界発生電極41b、他方を振動電極41dとすることができるので、製造コストを低くすることができる。
【0082】
ここで、進行波電界発生電極41bを用いた現像剤Tの搬送について説明する。現像剤の搬送を行うには、各進行波電界発生電極41bに、多相交流電源47・現像バイアス直流電源48から進行波生成のための電圧を印加する。
【0083】
より詳細には、多相交流電源47は進行波電界発生電極41bに時間変化する電圧を印加する。多相交流電源47は、4本を一組とした進行波電界発生電極41bに対して、例えば図7に示すように、90度(π/2)の位相差を付与した電圧V1〜V4(4相の交流電圧)をそれぞれ印加する。現像バイアス直流電源48も、進行波電界発生電極41bに時間変化しない電圧を印加する。
【0084】
このように、進行波電界発生電極41bに、多相交流電源47から上述のような電圧が印加されると、搬送部材41の表面に進行波電界が生成される。また、この進行波電界の進行方向は、搬送部材41の進行波電界発生電極41bの延びている方向と垂直方向となる。この進行波電界によって、現像剤供給部材44から供給される現像剤Tが、搬送部材41上を現像領域まで搬送される。このとき、現像剤Tは、それぞれの進行波電界発生電極41bの上をジャンプして、順次、現像剤Tの搬送方向へと進むこととなる。なお、進行波電界発生電極41bには、現像バイアス直流電源48からのバイアス電圧も印加しても良い。
【0085】
なお、本実施の形態では、4本の進行波電界発生電極41bを1組として、これら各組の進行波電界発生電極41bに対して、例えば図7に示すような電圧波形が4相の交流電圧を印加することにより、進行波電界発生電極41b上に進行波電界を形成している。換言すると、進行波電界発生電極41bにおいて、互いに隣り合う電極には、位相が90°異なる4相の交流電圧が印加されるようになっている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、3本の進行波電界発生電極を1組として、3相の交流電圧を印加してもよい。
【0086】
また、上記電圧波形は正弦波や台形波などでもよく、電圧値の範囲としては100V〜3kV程度が好ましい。また、周波数の範囲としては100Hz〜5kHzの範囲内がより好ましい。ただし、これらの電圧値や周波数については、進行波電界発生電極41bの形状、現像剤Tの搬送速度、現像剤Tの使用材料などによって適正値を設定すればよく、特に限定されるものではない。
【0087】
そして、本実施の形態では、図1に示すように、搬送部材41の現像剤Tを搬送する進行波電界発生電極(第1の電極)41bと交差し、かつ、トナー搬送方向と交差する方向に延びた、振動電界を発生させる振動電極(第2の電極)41dが設けられている。なお、上記「交差」とは、搬送部材の表面に垂直な方向から見た状態を示す。従って、進行波電界発生電極41bと振動電極41dとは、上述のように、電気的に接続されているものではなく、絶縁層を介して絶縁されて配置されている。
【0088】
以下に。振動電極41dの動作について説明する。本実施の形態において、振動電極41dは、2本の電極を1組として、複数組設けられている。そして、1組の電極に対して、多相交流電源(電界生成手段)47から、互いの位相差が180°になるように交番電圧が印加されている。より詳細には、複数の組の電極が並んでおり、ある1つの電極から1つおき、つまり、1本の電極を隔てた電極には、同じ電圧が印加されており、隣接する電極には、位相差が180°となるように電圧が印加される。この交番電圧により、振動電極41dには、振動電界が存在することとなる。なお、上記振動電界とは、搬送部材41の表面を搬送される現像剤Tを、搬送方向に対して搬送面上で交差するように、該現像剤Tを振動させる電界である。そして、該振動電界によって、現像剤Tは、浮遊した状態になり、上記隣り合う2本の振動電極41dの間で振動することとなる。
【0089】
これについて、図2を参照して、搬送部材41上を搬送される現像剤Tの挙動について詳細に説明を行う。現像剤Tの搬送を行う進行波電界発生電極41bと所定の角度を有し、進行波電界発生電極41bの全面に渡って振動電極41dが設けられ、この振動電極41dには位相が180度異なる交番電圧が印加されるようになっている。換言すると、振動電極41dのうちの、互いに隣り合う電極には、位相差が180°異なる2相の交番電圧が印加されるようになっている。
【0090】
例えば、上記したチャージアップなどの何らかの要因により、部分的に搬送不良が発生した場合、隣り合う振動電極41d−1と振動電極41d−2とには、180°位相の異なる電圧が印加されているので、現像剤Tは一定方向に移送されることなく、振動電極41d−1と振動電極41d−2との間に発生する振動電界により、吸引、反発力が働くこととなる。これにより、現像剤Tは一定方向に搬送されること無く該電極間で浮遊した状態に維持されることとなる。また、上記と同様に振動電極41d−2と振動電極41d−3との間にも振動電界が発生することとなる。
【0091】
そして、現像剤Tを搬送する進行波電界発生電極41bの電界が作用すると、進行波電界発生電極41bによる進行波電界と、振動電極41d−1と振動電極41d−2との間に作用する振動電界とのベクトル方向に現像剤Tが搬送されることとなる。具体的には、隣り合う振動電極41dに位相が180度異なる交番電圧を印加すると、図2の矢印で示すように振動電界が発生し、現像剤Tの進行方向に対して横方向(交差する方向)に作用するので、チャージアップなどによる部分的な搬送不良が発生しても振動電極41dにより搬送ムラを解消することが可能となる。従って、チャージアップ等による搬送不良の箇所がある場合でも、進行波電界発生電極41bと振動電極41dの発生させる電界のベクトル和によって現像剤Tの進行方向に対して横向きの力を発生させることができるので、現像剤Tの搬送ムラを解消することができる。
【0092】
つまり、進行波電界発生電極41bによって、現像剤Tは、搬送部材41の表面上を、上記進行波電界が形成される方向に搬送されることとなる。また、振動電極41dによって、現像剤Tは、該隣り合う振動電極41d間で、現像剤Tの搬送方向に対して交差する方向に力を受けることとなる。従って、局所的に、チャージアップすることにより進行波電界が乱れた箇所がある場合でも、上記振動電界によって、現像剤Tは、該チャージアップにより発生する縦すじを緩和するように搬送される。これにより、現像領域に搬送される現像剤Tは、均一な状態となるので、静電潜像をより均一に現像することができる。
【0093】
このように、本実施の形態では、振動電極41dを備えることにより、現像剤Tを搬送方向に対して交差方向に振動制御することが可能となるので、現像剤Tの搬送時に発生したチャージアップなどの要因により、現像剤Tが一方向に偏るなどの搬送ムラを防止することが可能となる。
【0094】
なお、上記説明では、振動電極41dと進行波電界発生電極41bとは、搬送部材41の搬送面、換言すると、進行波電界発生電極41bに垂直な方向から見て、互いの電極の延びている方向が45°の角度で交差している例について説明したが、上記交差している角度については特に限定されるものではない。しかしながら、振動電極41dと進行波電界発生電極41bとは、進行波電界発生電極41bに垂直な方向から見て、直交するように交差していても良い。
【0095】
この場合、図3に示すように、振動電極41dの電極の長さを全て同じ長さにすることができる。これにより、上記振動電極41d間の、容量成分をほぼ等しくすることができるので、印加する交番電圧の鈍りによるバラツキを小さくすることができる。従って、より均一な振動電界を形成することが可能となる。
【0096】
また、現像領域に順次トナーを安定的に搬送するためには所定の電界強度が必要となる。そこで、印加電圧と電界強度の効率とを考えると、電極と現像剤Tとの間には電界を減衰させる障害がないことが良い。そのため、現像剤Tを現像領域に搬送する進行波電界発生電極41bを、感光体と対向する位置、つまり、振動電極41dと比べて、感光体1と近い側(現像剤搬送手段の搬送面側)に設けることにより、効率の良い電界の発生が可能となる。また、上記の場合には、振動電極41dは、上記搬送面から距離が離れた位置に配置されることになるが、振動電界は、比較的弱い電界強度であっても、現像剤Tを振動させることができる。
【0097】
また、進行波電界発生電極41bと振動電極41dとを搬送手段41の表裏に設けることにより、換言すると、進行波電界発生電極41bと振動電極41dとを一体形成することにより、進行波電界発生電極41bと振動電極41dとの位置関係(角度、距離)を正確に設定することができる。従って、安定した現像剤Tの搬送が可能となる。また、進行波電界発生電極41bと振動電極41dとを1枚の搬送手段41となるように形成することで、搬送手段41を現像装置4に取り付ける際等の取り付け精度を向上させることができる。
【0098】
また、振動電極41dには2相以上の交番電圧を印加することがより好ましく、2相の交番電圧を印加することが特に好ましい。なお、振動電極41dには、振動電界を発生させることができればよいので、例えば、1相の交番電圧を印加してもよい。この場合、振動電界は弱くなるが、強い振動電界が不要の場合は、コストダウンの観点から好ましい。
【0099】
また、振動電極41dに印加する交番電圧の位相差を180度異ならせる、つまり、2相の交番電圧を印加することで、電界によるトナーの浮遊が確実に行えるので、搬送ムラが発生した部分においても確実に搬送ムラの補正が可能となる。
【0100】
また、進行波電界発生電極41aに印加する多層の交流電圧を4相とする、すなわち、進行波電界発生電極41aに対して、互いに隣り合う電極との位相差が90°となるように多層の交流電圧を印加するとともに、振動電極41dに対して、互いに隣り合う電極との位相差が180°となるように交番電圧を印加することが最も好ましい。上記の構成にすることにより、進行波電界発生電極41aと振動電極41dとに電圧を印加する電圧印加手段(電界生成手段)を1つにすることができる。具体的には、例えば、進行波電界発生電極41aに印加する4相の交流電圧のうち、ある電圧と、該電圧から1つ隔てた電圧との2つの電圧を振動電極41dに印加することにより、位相差が180°の振動電圧を作り出すことができるので、電界生成手段(上記説明では、多相交流電源47)を1つで上記2つの電界を作成することができる。
【0101】
また、上記実施の形態では、進行波電界発生電極41aの4相の交流電圧を印加して、振動電極41dには2相の交番電圧を印加しており、上記電極に電圧を印加する電界生成手段を共用している例について説明した、しかしながら、上記に限定されるものではなく、進行波電界発生電極41aと振動電極41dとに電圧を印加する電界生成手段を別に形成してもよい。また、進行波電界発生電極41aに印加する多相の交流電圧および振動電極41dに印加する交番電圧の相の数については特に限定されるものではない。つまり、進行波電界および振動電界を形成することができる相の数であれば、現像装置4の構成、現像条件等によって適宜変更すればよい。
【0102】
また、搬送手段41を構成している進行波電界発生電極41aと振動電極41dとのうち、進行波電界発生電極41aが、搬送手段41の搬送面側に形成されていることがより好ましい。進行波電界発生電極41aを、搬送手段41の搬送面側に形成することにより、現像剤Tに対して、進行波電界を強く作用させることができるので、良好に現像剤Tを搬送することができる。また、上記の場合には、振動電極41dは、上記搬送面から距離が離れた位置に配置されることになるが、振動電界は、比較的弱い電界強度であっても、トナーに対して作用させることができる。以上のように、進行波電界発生電極41aを、搬送手段41の搬送面側に形成することにより、良好にトナーを搬送することができるとともに、搬送ムラを低減させることができる。
【0103】
また、進行波電界発生電極41aおよび/または振動電極41dの形状としては特に限定されるものではなく、例えば、搬送面から見て、波形形状であってもよく、V字形状であってもよい。また、例えば、搬送面において、現像剤Tの搬送方向に直交する方向に点状の電極を形成し、該点状の電極を細線で接続した形状としてもよい。
【0104】
〔実施の形態2〕
また、本実施の形態にかかる現像装置は、上記第1電極群もしくは第2の電極群のうち、少なくともトナー搬送面側を覆う様に配置され、微速で回転するベルト部材を備える構成であることがより好ましい。
【0105】
本発明の他の実施の形態について図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記実施の形態1にて示した各部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0106】
本実施の形態にかかる現像装置4は、図8に示すように、ケーシング40、搬送部材41、ミキシングパドル42、支持部材43、現像剤供給部材44、現像剤回収部材45、および現像剤層厚規制部材46等を備えており、搬送部材41に多相交流電源47および現像バイアス直流電源48が接続されている。
【0107】
本実施の形態においては、搬送部材41の表面(感光体ドラム1との対向面)に、その表面を周方向に覆うように無端ベルト(ベルト部材)101が設けられている。この無端ベルト101は、ケーシング40内に設けられたベルト駆動部材102によって、現像剤Tの搬送方向に所定の周速度で移動(回動)される。
【0108】
このように、無端ベルト101が所定の周速度で移動することによって、搬送部材41の表面が常に刷新され、この表面上での帯電および現像剤Tの固着が防止されるようになっている。
【0109】
無端ベルト101の駆動速度は、現像剤Tの搬送速度に対して、ほぼ静止しているとみなされるレベルに制御されることが好ましく、例えば、現像剤Tの搬送速度に対して10分の1ないしは100分の1程度に設定される。なお、無端ベルト101の速度は、例えば赤外線センサを2つ設け、各々で現像剤Tの到達した時間を検知する方法、あるいは高速ビデオカメラを用いて測定する方法を採用すればよい(例えばIS&Ts NIP 15:1999 International Conference on Digital Printing Technologies p.262-265 参照)。
【0110】
無端ベルト101には、搬送部材41の表面に対して着した状態となるように一定の張力が付与されており、その表面上において進行波電界発生電極41bにより形成された進行波電界(電界カーテン)が均一に作用するようになっている。
【0111】
無端ベルト101の材料としては、例えば、ポリイミド、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリ4フッ化エチレン、ポリフッ化エチレンプロプレン、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などの有機絶縁材料や、シリコーン、イソプレン、ブタジエンなどのゴム材料を挙げることができる。また、無端ベルト101の厚さは、搬送部材41の電極間ピッチλにもよるが、5μm〜200μmの範囲内がより好ましく、10μm〜100μmの範囲内がさらに好ましい。
【0112】
ベルト駆動部材102としては、SUS(ステンレス鋼板)または鉄などの金属ローラ部材や、これを芯金にしてその表面にゴム、フィルムやスポンジなどの部材を被覆したものが用いられる。
【0113】
さらに、この実施の形態においては、無端ベルト101の回動をスムーズにするために、ベルト駆動部材102と無端ベルト101とを介して当接するように駆動補助部材103が設けられている。無端ベルト101は、ベルト駆動部材102と駆動補助部材103とにて挟み込まれた状態となっており、ベルト駆動部材102との接触性が高く、高い駆動力を得る構造となっている。
【0114】
駆動補助部材103としては、例えば、ベルト駆動部材102と同様に、SUSまたは鉄などの金属ローラ部材や、これを芯金にしてその表面にゴム、フィルムやスポンジなどの部材を被服したものを挙げることができる。また、駆動補助部材103の形状は、ローラ状だけでなく、板状あるいは角状であってもよい。
【0115】
さらに、本実施の形態では、駆動補助部材103には、ベルト駆動部材102に対して加圧当接させるための加圧手段(図示せず)が設けられていてもよい。その加圧手段としては、例えば板ばねやコイルばねなど、押付け力を付与できるものを挙げることができる。
【0116】
駆動補助部材103の回動機構としては、無端ベルト101との接触による従動回転機構、ギヤまたはプーリーとベルトにてベルト駆動部材102の駆動源に連結する連結駆動機構などを挙げることができる。また、図示はしないが、駆動補助部材103には別の駆動源を設けてもよい。
【0117】
また、駆動補助部材103を電気的に接地することにより、無端ベルト101の表面に帯電した電位を除電することができる。
【0118】
さらに、本実施の形態においては、無端ベルト101上に付着した現像剤Tを除去するためのクリーニング部材として、ベルト駆動部材102に無端ベルト101を介して当接するクリーニングブレード104を設けている。クリーニングブレード104はケーシング40の一部に固定されている。クリーニングブレード104の材質としては、例えば、SUS、ニッケルコートを施した鉄、ウレタンまたはシリコーンゴムなどが挙げられる。
【0119】
クリーニングブレード104は、無端ベルト101上に残留した現像剤Tを掻き取り、無端ベルト101表面をクリーニングするとともに、ケーシング40の現像剤蓄積部40aに現像剤Tを戻す。なお、図8の構造では、クリーニングブレード104と現像剤供給部材44との間に存在する無端ベルト101に、現像剤Tが付着しないように、無端ベルト101側と、現像剤蓄積部40a側とを隔てるための隔壁部材105が設けられており、無端ベルト101のクリーニングをより有効に行える構造となっている。
【0120】
このように、搬送部材41の現像剤Tの搬送面に、無端ベルト101を設けることにより、上記搬送面がチャージアップすることを防止することができる。また、無端ベルト101を回転させることにより、搬送面の状態を常にリフレッシュすることができるので、例えば、現像剤Tが搬送面に固着することを防止することができる。これにより、長期間使用した場合でも、良好に現像剤Tの搬送を行うことができる。
【0121】
また、上記の説明では、上記静電潜像に対して所定の電荷を付与して帯電させた像担持体上の光情報を書き込む構成について説明したが、例えば、イオンフロー方式のように誘電体上に直接静電電荷潜像を形成するものや、トナージェット方式のように複数の開口部を有する電極に任意の電圧を印加することにより空間に静電潜像を形成し、現像剤を記録媒体に飛翔させ直接画像形成を行うものにも適用可能である。
【0122】
【発明の効果】
本発明の現像装置は、以上のように、上記現像剤搬送手段は、該現像剤搬送手段の搬送面にて、現像剤の搬送方向と直交する方向に延びている複数の電極が所定の間隔を有して形成されてなり、進行波電界を形成する第1の電極群と、上記第1の電極群と電気的に絶縁されており、かつ、第1の電極群が形成されている面に垂直な方向から見て、該第1電極群を構成する電極と交差するように延びている複数の電極が所定の間隔を有して形成されてなる第2の電極群とを含んでなる構成である。
【0123】
これにより、現像剤搬送手段上を搬送されるトナーを、より均一な状態とすることができるという効果を奏する。
【0124】
本発明の現像装置は、さらに、上記第2の電極群は第1の電極群と直交する方向に配列されている構成とすることにより、より一層搬送ムラなく、トナーを現像剤搬送手段上に搬送することができる。
【0125】
本発明の現像装置は、上記第1の電極群は、第2の電極群に比べて、現像剤搬送手段の搬送面側に位置している構成とすることにより、良好にトナーを搬送することができるとともに、搬送ムラを低減させることができる。
【0126】
本発明の現像装置は、上記第1の電極群と第2の電極群とは、絶縁層を介して、一体に形成されている構成とすることにより、第1の電極と第2の電極との設定角度が正確になると共に、他の部品との取り付け精度も向上させることができるので、より正確なトナーの搬送が可能となる。
【0127】
本発明の現像装置は、第2の電極群には、2相以上の交番電圧が印加されるようになっている構成とすることにより、安定したトナー搬送が可能となる。
【0128】
本発明の現像装置は、第2の電極群には、互いに隣り合う電極に対して位相差が180°である2相の交番電圧が印加されるようになっている構成であるので、トナーの搬送における搬送ムラをより一層防止することができる。
【0129】
本発明の現像装置は、第1の電極群には、互いに隣り合う電極に対して位相差が90°である4相の多相交流電圧が印加されるようになっているとともに、第2の電極群には、互いに隣り合う電極に対して位相差が180°である2相の交番電圧が印加されるようになっている構成であるので、より低コストな装置を供給することが可能となる。
【0130】
本発明の現像装置は、少なくとも現像剤搬送手段の現像剤の搬送面を覆う、無端状のベルト部材が設けられている構成とすることにより、現像搬送手段のトナー搬送面に形成されている誘電層のチャージアップを防止することができる。
【0131】
本発明の画像形成装置は、以上のように、上記の現像装置を備える構成である。それゆえ、より良好な画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像剤搬送手段の概略の構成を示す正面図である。
【図2】上記現像剤搬送手段の要部の構成を示す正面図である。
【図3】上記現像剤搬送手段の他の概略の構成を示す正面図である。
【図4】本発明の現像装置を備えた画像形成装置の概略の構成を示す側面図である。
【図5】上記現像装置の概略の構成を示す側面図である。
【図6】上記現像装置の要部の構成を説明する概略の断面図である。
【図7】上記現像装置に対して印加する電圧の一例を示すタイミングチャートである。
【図8】上記本実施の他の現像装置の概略の構成を示す側面図である。
【図9】従来の現像装置の一例における要部を示す概略の断面図である。
【符号の説明】
4 現像装置
41 搬送手段(現像剤搬送手段)
41b 進行波電界発生電極(第1の電極群)
41d 振動電極(第2の電極群)
100画像形成装置

Claims (6)

  1. 現像剤搬送手段にて搬送される現像剤にて、静電的に形成された潜像を現像する現像装置であって、
    上記現像剤搬送手段は、該現像剤搬送手段の搬送面にて、現像剤の搬送方向と直交する方向に延びている複数の電極が互いに所定の間隔を有して形成されてなり、進行波電界を形成する第1の電極群と、
    上記第1の電極群と電気的に絶縁されており、かつ、第1の電極群が形成されている面に垂直な方向から見て、該第1電極群を構成する電極と交差するように延びている複数の電極が互いに所定の間隔を有して形成される第2の電極群とを含んでなり、
    第1の電極群には、互いに隣り合う電極に対して位相差が90°である4相の多相交流電圧が印加されるようになっているとともに、第2の電極群には、互いに隣り合う電極に対して位相差が180°である2相の交番電圧が印加されるようになっており、かつこれら4相の多相交流電圧と2相の交番電圧とが一つの電源から供給されていることを特徴とする現像装置。
  2. 上記第2の電極群は、第1の電極群が形成されている面に垂直な方向から見て、第1の電極群に対して直交していることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 上記第1の電極群は、第2の電極群に対し、現像剤搬送手段の搬送面側に位置していることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 上記第1の電極群と第2の電極群とは、絶縁層を介して、一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 少なくとも現像剤搬送手段の現像剤の搬送面を覆う、無端状のベルト部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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