JPH0560732U - ワーク挿入装置 - Google Patents

ワーク挿入装置

Info

Publication number
JPH0560732U
JPH0560732U JP247892U JP247892U JPH0560732U JP H0560732 U JPH0560732 U JP H0560732U JP 247892 U JP247892 U JP 247892U JP 247892 U JP247892 U JP 247892U JP H0560732 U JPH0560732 U JP H0560732U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
outer cylinder
cylinder
cylinder outer
gripping means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP247892U
Other languages
English (en)
Inventor
昌史 神山
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユニシアジェックス filed Critical 株式会社ユニシアジェックス
Priority to JP247892U priority Critical patent/JPH0560732U/ja
Publication of JPH0560732U publication Critical patent/JPH0560732U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被挿入ワークと挿入ワークとの挿入作業の自
動化を図り、該挿入作業能率の向上と製造コストの低廉
化を図る。 【構成】 スライダー13を所定方向にスライド移動さ
せるスライド手段11と、スライダー13に設けられ
て、シリンダ外筒15の下端部を把持する把持手段14
と、スライダー13の下降スライドに伴い把持手段14
を介してシリンダ外筒15の下端開口部15aから内部
に挿入されるピストンロッド17を支持するワーク支持
部材16とを備え、前記把持手段14を、シリンダ外筒
15の下端部を把持する開閉自在な一対のハンド部材2
4,24と、該ハンド部材24,24を適宜開閉作動さ
せる開閉機構25とにより構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば車両用ショックアブソーバの組み立て時においてシリンダ外 筒内にピストンロッドを自動的に挿入するワーク挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、乗用車等の車両懸架装置の一つとして、走行中における路面等 から伝達されたショックを効果的に減衰するショックアブソーバがあり、このシ ョックアブソーバは、工場の組立ラインにおいて一般に図4に示すような方法で 組み立てられるようになっている。
【0003】 即ち、図中1は一端開口部が蓋体2で閉塞されたシリンダ外筒、3は一端部3 aがシリンダ外筒1の他端開口部1aから内部に挿入され、かつ一端部3aにシ リンダ外筒1内を2液室に隔成しつつ摺動するピストン4が設けられたピストン ロッド、5はシリンダ外筒1の他端部に装着された略円筒状のガイド部材であっ て、このガイド部材5には、内部の一端側にシリンダ外筒1の他端部に装着され る円柱孔5aが設けられていると共に、他端側にピストンロッド3の一端部3a をシリンダ外筒1内に案内する円錐状のガイド孔5bが形成されている。
【0004】 そして、シリンダ外筒1にピストンロッド3を挿入するには、シリンダ外筒1 の他端部にガイド部材5を円柱孔5aを介して予め挿入固着しておくと共に、ピ ストンロッド3を所定の固定手段によってベース上に垂直に保持する。その後、 シリンダ外筒1及びガイド部材5を手で持ってピストンロッド3方向へ垂直に下 降して、ガイド部材5のガイド孔5bを介してピストンロッド3の一端部3aを シリンダ外筒1内に挿入し、その後にガイド部材5をピストンロッド3側から取 り外すようになっている。
【0005】 また他の挿入方法としては、図5に示すように予めガイド部材5が固着された シリンダ外筒1を所定手段で垂直に保持しておき、その後ピストンロッド3を手 で持ってシリンダ外筒1方向へ垂直に下降させてガイド部材5を介して内部に挿 入し、その後に前述と同様にガイド部材5をピストンロッド3側から取り外すよ うになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、前記従来にあっては、シリンダ外筒1に対するピストンロッド3の 挿入及びシリンダ外筒1に対するガイド部材5の取り付け,取り外し作業を全て 手作業により行っている。このため、該挿入作業が極めて煩雑になり、作業能率 の低下を招くばかりか、製造コストの高騰が余儀なくされている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記従来の問題点に鑑みて案出されたもので、スライド手段により 所定方向へスライド移動自在に設けられ、かつ被挿入ワークの端部を把持する把 持手段と、該把持手段のスライド移動に伴い該把持手段のガイド孔を介して被挿 入ワークの端部開口から内部に挿入される挿入ワークを支持するワーク支持手段 とを備えたワーク挿入装置であって、前記把持手段を被挿入ワークの端部を把持 する開閉自在な一対のハンド部材と、該ハンド部材を適宜開閉作動させる開閉機 構とにより構成したことを特徴としている。
【0008】
【作用】
まず、予め挿入ワークを作業ベース上にワーク支持手段を介して垂直状態に支 持すると共に、スライド手段を介して上昇位置にある把持手段の両ハンド部材間 に被挿入ワークの下端部を把持しておく。続いて、把持手段で把持された被挿入 ワークを、スライド手段により挿入ワークの上端まで下降移動させる。さらに、 被挿入ワークを下降させると把持手段のガイド孔を介して挿入ワークの上端部が 被挿入ワーク内に円滑に挿入され、所定挿入位置で把持手段の下降移動が停止さ れる。その後、開閉機構により両ハンド部材が互いに横方向に開いて被挿入ワー クに対する把持状態を解除する。これによって、被挿入ワークに対する挿入ワー クの挿入作業が自動的かつ速やかに完了する。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
【0010】 図1は本考案に係るワーク挿入装置の一実施例を示している。尚、この実施例 もショックアブソーバのシリンダ外筒内にピストンロッドを挿入する装置に適用 したものを示している。
【0011】 即ち、図中11はベース12上に立設されてスライダー13を上下方向にスラ イド移動させるスライド手段、14はスライダー13の前端部に取り付けられた 把持手段、15は該把持手段14によって把持された被挿入ワークたるシリンダ 外筒、16はベース12のスライド手段11の前端側に設けられて、挿入ワーク たるピストンロッド17を垂直状態に固定支持するワーク支持部材である。
【0012】 前記スライド手段11は、ベース12上に基台11bを介して立設されたコラ ム11aと、該コラム11aの上端に有する支持板18上面に設けられた油圧シ リンダ19と、コラム11aの前端部に上下方向に沿って設けられて、前記スラ イダー13を上下にスライド案内するスライドレール20とを備えている。前記 スライダー13は、上端部が油圧シリンダ19の駆動ロッド19aに連結されて いると共に、前端部に保持部材21が固定されている。この保持部材21は、略 コ字形を呈し、水平に突出した上腕部21aのL字形に折曲された先端部21b 下面でシリンダ外筒15の蓋体22上面を支持していると共に、水平に突出した 短尺な下腕部21cの下面に前記把持手段14を固定支持している。
【0013】 前記シリンダ外筒15は、従来と同一の構成であって、上端開口部に前記蓋体 22が液密的に閉止固定されていると共に、下端開口部15aが垂直下方に開口 している。一方、ピストンロッド17は、前述と同様の構成であって、下端部1 7aがワーク支持部材16の中央に有する保持穴16a内に垂直方向から挿入さ れていると共に、上端部17bにピストン23がボルト等により固着されている 。
【0014】 前記ワーク支持部材16は、略段差円柱状を呈し、保持穴16a内に保持した ピストンロッド17の軸心とシリンダ外筒15の軸心が同軸Xとなるようにベー ス12上に位置決め固定されている。
【0015】 前記把持手段14は、図2及び図3にも示すようにシリンダ外筒15の下端部 を把持する一対のハンド部材24,24と、ケーシング25aが前記下腕部21 cの下面に固定されて両ハンド部材24,24を左右に開閉作動させる開閉機構 25とから構成されている。
【0016】 前記一対のハンド部材24,24は、図2及び図3にも示すように、夫々基部 24a,24aの先端側に有する各爪部24b,24bの間にシリンダ外筒15 の外周面15bを半分づつ把持する略半円形状の把持面24c,24cが形成さ れていると共に、該把持面24c,24cの下端部に下方へ拡開した円錐状のガ イド孔を構成するガイド面24d,24dが形成されている。また、両者24, 24は、シリンダ外筒15を把持する合掌状態の閉位置から互いに横方向へ約9 0°の開き角度をもって開閉するようになっている。
【0017】 前述開閉機構25は、図2及び図3に示すようにケーシング25aの両側部に 設けらて、前記基部24a,24aに連結したアーム26,26とケーシング2 5a内に設けられて前記アーム26,26を90°角度範囲で開閉作動させる図 外のリンク機構及び該リンク機構を作動させる油圧制御機構とを備えている。
【0018】 また、前記油圧シリンダ及び油圧制御機構は、図外の電子コントローラからの 制御信号によって、夫々の作動が制御されるようになっている。
【0019】 以下、本実施例の作用について説明する。
【0020】 まず、予めワーク支持部材16にピストンロッド17を所定位置に垂直に固定 すると共に、スライダー13を介して最上昇位置にある把持手段14が両ハンド 部材24,24の把持面24c,24c間にシリンダ外筒15の下端部を挾圧状 態で確実に把持し、夫々をセットしておく。
【0021】 その後、油圧シリンダ19の作動によりスライダー13と共に、把持手段14 及びシリンダ外筒15を、ピストンロッド17の上端部17b付近までスライド 下降させる。そのままシリンダ外筒15をさらに下降させると、ピストンロッド 17の上端部17a及びピストン23がガイド面24d,24d間で案内されな がらシリンダ外筒15の内部に円滑に挿入される。そして、所定の挿入位置まで 達すると油圧シリンダ19の作動が停止されてピストンロッド17のそれ以上の 挿入が規制される。
【0022】 続いて、開閉機構25により両ハンド部材24,24が図3に示すように互い に左右横方向に開いてシリンダ外筒15に対する把持状態を解除し、把持手段1 4はスライド手段11を介してそのまま元の最上昇位置にスライド移動する。こ のため、ワーク支持部材16は、互いに挿入組み立てられたピストンロッド17 及びシリンダ外筒15を一緒に支持する形になり、その後ワーク支持部材16か らピストンロッド17と一緒にシリンダ外筒15を取り外せば挿入作業が完了す る。
【0023】 このように、本実施例ではシリンダ外筒15へのピストンロッド17の挿入作 業の自動化が図れるため、挿入作業性が向上する。特に、シリンダ外筒15を把 持手段14によって横方向から把持あるいは把持状態を解除するようにしたため 、組み立て後における把持手段14のシリンダ外筒15からの離間性が良好とな り、挿入作業能率の大巾な向上と、製造コストの低廉化が図れる。しかも、シリ ンダ外筒15をピストンロッド17の上部に配置して、開口部を垂直下方に向け たため、シリンダ外筒15内への塵やゴム等の異物の侵入を確実に防止できる。
【0024】 尚、本考案は、前記実施例に限定されることなく、例えば被挿入ワーク及び挿 入ワークを別のものに変更することも可能である。
【0025】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案に係るワーク挿入装置にあっては、被挿 入ワークと挿入ワークとの挿入作業を手作業に替えて自動化できるため、該挿入 作業能率の大巾な向上と製造コストの低廉化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図。
【図2】本実施例に供される把持手段の作用を示す平面
図。
【図3】本実施例に供される把持手段の作用を示す平面
図。
【図4】従来におけるシリンダ外筒とピストンロッドの
挿入作用を示す概略図。
【図5】従来の他例を示す概略図。
【符号の説明】
11…スライド手段、14…把持手段、15…シリンダ
外筒(被挿入ワーク)、16…ワーク支持部材(ワーク
支持手段)、17…ピストンロッド(挿入ワーク)、2
4…ハンド部材、25…開閉機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライド手段により所定方向へスライド
    移動自在に設けられ、かつ被挿入ワークの端部を把持す
    る把持手段と、該把持手段のスライド移動に伴い該把持
    手段のガイド孔を介して被挿入ワークの端部開口から内
    部に挿入される挿入ワークを支持するワーク支持手段と
    を備えたワーク挿入装置であって、前記把持手段を被挿
    入ワークの端部を把持する開閉自在な一対のハンド部材
    と、該ハンド部材を適宜開閉作動させる開閉機構とによ
    り構成したことを特徴とするワーク挿入装置。
JP247892U 1992-01-28 1992-01-28 ワーク挿入装置 Pending JPH0560732U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP247892U JPH0560732U (ja) 1992-01-28 1992-01-28 ワーク挿入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP247892U JPH0560732U (ja) 1992-01-28 1992-01-28 ワーク挿入装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0560732U true JPH0560732U (ja) 1993-08-10

Family

ID=11530456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP247892U Pending JPH0560732U (ja) 1992-01-28 1992-01-28 ワーク挿入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0560732U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100798348B1 (ko) * 2002-05-21 2008-01-28 한라공조주식회사 사판식 압축기의 피스톤 조립장치
WO2009057217A1 (ja) * 2007-11-01 2009-05-07 Shikoku Research Institute Incorporated シンブルチューブの挿脱装置
JP2020055060A (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 積水メディカル株式会社 栓体の製造方法及び栓体組立装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100798348B1 (ko) * 2002-05-21 2008-01-28 한라공조주식회사 사판식 압축기의 피스톤 조립장치
WO2009057217A1 (ja) * 2007-11-01 2009-05-07 Shikoku Research Institute Incorporated シンブルチューブの挿脱装置
JP2020055060A (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 積水メディカル株式会社 栓体の製造方法及び栓体組立装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0284680B1 (en) Holding apparatus for a vehicle assembly line
EP1279587B1 (en) Device and method for mounting part to base structure
CN107804389B (zh) 一种汽车前端模块总成自动居中的装配工装及方法
US20020175048A1 (en) Overhead conveyor
CN110732878B (zh) 一种汽车平衡杆工装
JPH0560732U (ja) ワーク挿入装置
KR100873863B1 (ko) 차량용 도어 힌지 장착장치
JPS63265787A (ja) 自動車用ドアの取り外し装置
JP3805551B2 (ja) ヘミング加工ワークの製造装置
JPH10119848A (ja) 自動車部品の組み付け装置
JPH01306139A (ja) 自動組立装置
JP4031955B2 (ja) 自動車車体の組立方法
CN112108793A (zh) 汽车总拼抓手定位系统
JPH02274309A (ja) 押出機の型材牽引装置
JP2605135Y2 (ja) 自動車のドア位置決め装置
CN216539100U (zh) 一种四门限位装置
CN220419375U (zh) 一种具有测试机构的机械手、电池生产系统及汽车生产线
CN218874361U (zh) 一种插拔销解锁结构
JP3045843B2 (ja) ボンネットの閉塞方法およびその装置
CN214236873U (zh) 汽车白车身焊接夹具的紧凑型夹紧器
JPH04244328A (ja) 自動車車体の組立方法及びその組付治具装置
CN213499253U (zh) 一种用于下车体前地板合拼的抓取装置及机器人
CN2388935Y (zh) 面罩
JPH0469120A (ja) 搬送装置
KR19980037315U (ko) 자동차 조립라인의 위치결정장치