JPH0560539A - 寸法測定装置 - Google Patents
寸法測定装置Info
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- JPH0560539A JPH0560539A JP3219785A JP21978591A JPH0560539A JP H0560539 A JPH0560539 A JP H0560539A JP 3219785 A JP3219785 A JP 3219785A JP 21978591 A JP21978591 A JP 21978591A JP H0560539 A JPH0560539 A JP H0560539A
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- Japan
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- section
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の寸法測定装置は、画像に表示された
物体の寸法を高い精度をもって正確に測定することを目
的とする。 【構成】 表示部1に表示された物体の画像の測定した
い所望の範囲に対してカーソル制御部3を介してマウス
やトラックボール等のポイント設定部5で測定線を設定
し、この測定線上の画像の濃淡値から所望の範囲を画定
するしきい値をしきい値設定部9で設定し、このしきい
値に基づいて寸法計算部11において所望の範囲の端部
位置をそれぞれ決定し、該端部間の寸法を計算してい
る。
物体の寸法を高い精度をもって正確に測定することを目
的とする。 【構成】 表示部1に表示された物体の画像の測定した
い所望の範囲に対してカーソル制御部3を介してマウス
やトラックボール等のポイント設定部5で測定線を設定
し、この測定線上の画像の濃淡値から所望の範囲を画定
するしきい値をしきい値設定部9で設定し、このしきい
値に基づいて寸法計算部11において所望の範囲の端部
位置をそれぞれ決定し、該端部間の寸法を計算してい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、濃淡値を有するディジ
タル画像上の所望の範囲の寸法を測定する寸法測定装置
に関し、更に具体的には、例えばタービンのセラミック
スフィン等の寸法をCTスキャナ等で撮像した画像から
測定する寸法測定装置に関する。
タル画像上の所望の範囲の寸法を測定する寸法測定装置
に関し、更に具体的には、例えばタービンのセラミック
スフィン等の寸法をCTスキャナ等で撮像した画像から
測定する寸法測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CTスキャナに使用されている従来の寸
法測定処理は、トラックボールやマウス等のポイント設
定手段を使用して、画像上の測定したい物体の両端をオ
ペレータが目視で指定することにより、測定したい領域
の始点と終点の2点を決定し、この2点を結ぶ直線の長
さを計算して行われている。なお、寸法測定処理とは、
ディジタル画像上で物体の寸法を測定する画像処理を称
する。
法測定処理は、トラックボールやマウス等のポイント設
定手段を使用して、画像上の測定したい物体の両端をオ
ペレータが目視で指定することにより、測定したい領域
の始点と終点の2点を決定し、この2点を結ぶ直線の長
さを計算して行われている。なお、寸法測定処理とは、
ディジタル画像上で物体の寸法を測定する画像処理を称
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の寸法測定処理に
おいては、上述したように、トラックボールやマウス等
を使用して、画像を目視で判断しながら測定したい物体
の両端位置を指定しているので、1画素単位でしか物体
の両端位置を指定することができず、寸法誤差が大きい
という問題がある。
おいては、上述したように、トラックボールやマウス等
を使用して、画像を目視で判断しながら測定したい物体
の両端位置を指定しているので、1画素単位でしか物体
の両端位置を指定することができず、寸法誤差が大きい
という問題がある。
【0004】特に、上述したトラックボールやマウス等
による物体の両端位置の指定では、例えば1/2画素等
の指定はできないというように画素単位でしか指定する
ことができないので、寸法誤差が大きいという問題があ
る。
による物体の両端位置の指定では、例えば1/2画素等
の指定はできないというように画素単位でしか指定する
ことができないので、寸法誤差が大きいという問題があ
る。
【0005】更に詳しくは、例えばCTスキャナのよう
なX線による画像は、X線の散乱等により輪郭がぼやけ
てしまうため、測定したい物体の端の境界部分を明確に
決定することができず、この境界部分を拡大して決定し
ようとすると、個人差が出て、ばらつきがあるととも
に、データに再現性がないという問題がある。
なX線による画像は、X線の散乱等により輪郭がぼやけ
てしまうため、測定したい物体の端の境界部分を明確に
決定することができず、この境界部分を拡大して決定し
ようとすると、個人差が出て、ばらつきがあるととも
に、データに再現性がないという問題がある。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、画像に表示された物体の寸法
を高い精度をもって正確に測定することができる寸法測
定装置を提供することにある。
その目的とするところは、画像に表示された物体の寸法
を高い精度をもって正確に測定することができる寸法測
定装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の寸法測定装置は、濃淡値を有するディジタ
ル画像上の所望とする範囲の寸法を測定する寸法測定装
置であって、前記所望とする範囲を含む測定線を設定す
る測定線設定手段と、この測定線設定手段で設定された
測定線上の画像の濃淡値から前記所望の範囲を画定する
しきい値を設定するしきい値設定手段と、このしきい値
設定手段で設定されたしきい値に基づいて前記所望の範
囲の端部位置を決定し、該端部間の寸法を計算する計算
手段とを有することを要旨とする。
め、本発明の寸法測定装置は、濃淡値を有するディジタ
ル画像上の所望とする範囲の寸法を測定する寸法測定装
置であって、前記所望とする範囲を含む測定線を設定す
る測定線設定手段と、この測定線設定手段で設定された
測定線上の画像の濃淡値から前記所望の範囲を画定する
しきい値を設定するしきい値設定手段と、このしきい値
設定手段で設定されたしきい値に基づいて前記所望の範
囲の端部位置を決定し、該端部間の寸法を計算する計算
手段とを有することを要旨とする。
【0008】
【作用】本発明の寸法測定装置では、測定したい所望の
範囲を含む測定線を設定し、この測定線上の画像の濃淡
値から所望の範囲を画定するしきい値を設定し、このし
きい値に基づいて所望の範囲の端部位置を決定し、該端
部間の寸法を計算している。
範囲を含む測定線を設定し、この測定線上の画像の濃淡
値から所望の範囲を画定するしきい値を設定し、このし
きい値に基づいて所望の範囲の端部位置を決定し、該端
部間の寸法を計算している。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
る。
【0010】図1は、本発明の一実施例に係わる寸法測
定装置の構成を示すプロック図である。同図に示す寸法
測定装置は、寸法を測定したい物体をディジタル濃淡画
像で表示しているモノクロディスプレスまたはカラーデ
ィスプレイ等からなる表示部1を有する。該表示部1上
には該表示部1上に表示された画像の所望の位置を指定
するカーソルが表示されているが、このカーソルは表示
部1にカーソル制御部3を介して接続されているマウス
5aやトラックボール5bまたはタブレット等からなる
ポイント設定部5を操作することにより表示部1上の所
望の位置に移動し得るようになっている。具体的には、
マウスやトラックボールからなるポイント設定部5を操
作することにより、カーソル制御部3を介して表示部1
上のカーソルを所望の位置に移動することができ、これ
により該所望の位置をマークしたり、またはマークを2
ケ所指定することにより該2つのマーク間に直線を描く
ことができる。
定装置の構成を示すプロック図である。同図に示す寸法
測定装置は、寸法を測定したい物体をディジタル濃淡画
像で表示しているモノクロディスプレスまたはカラーデ
ィスプレイ等からなる表示部1を有する。該表示部1上
には該表示部1上に表示された画像の所望の位置を指定
するカーソルが表示されているが、このカーソルは表示
部1にカーソル制御部3を介して接続されているマウス
5aやトラックボール5bまたはタブレット等からなる
ポイント設定部5を操作することにより表示部1上の所
望の位置に移動し得るようになっている。具体的には、
マウスやトラックボールからなるポイント設定部5を操
作することにより、カーソル制御部3を介して表示部1
上のカーソルを所望の位置に移動することができ、これ
により該所望の位置をマークしたり、またはマークを2
ケ所指定することにより該2つのマーク間に直線を描く
ことができる。
【0011】また、前記カーソル制御部3にはプロフィ
ール処理部7が接続されているが、このプロフィール処
理部7は上述したようにカーソル制御部3を介して表示
部1上に描いた直線上の画像の濃淡値(画像データ)を
例えば図2(b)に示すような折れ線グラフとして表示
部1上に表示するものである。なお、表示部1が画面を
1つしか持っていない場合には、既に表示されている画
像上にオーバーラップして表示することもある。
ール処理部7が接続されているが、このプロフィール処
理部7は上述したようにカーソル制御部3を介して表示
部1上に描いた直線上の画像の濃淡値(画像データ)を
例えば図2(b)に示すような折れ線グラフとして表示
部1上に表示するものである。なお、表示部1が画面を
1つしか持っていない場合には、既に表示されている画
像上にオーバーラップして表示することもある。
【0012】図2(a)は、表示部1の画面1a上に表
示された物体10を該物体10を横切って描かれた直線
20とともに示しており、図2(b)はこの直線20上
の画像の濃淡値を縦軸に取り、横軸に該直線20に沿っ
た画素を示している。従って、図2(b)においては、
物体10に対応する部分の画像の濃淡値が周辺の画像の
濃淡値よりも大きなプロフィール像30として示されて
いる。なお、図2において、50は物体10の測定した
い寸法区間を示し、40は物体10を濃淡値から識別す
るためのしきい値を示している。
示された物体10を該物体10を横切って描かれた直線
20とともに示しており、図2(b)はこの直線20上
の画像の濃淡値を縦軸に取り、横軸に該直線20に沿っ
た画素を示している。従って、図2(b)においては、
物体10に対応する部分の画像の濃淡値が周辺の画像の
濃淡値よりも大きなプロフィール像30として示されて
いる。なお、図2において、50は物体10の測定した
い寸法区間を示し、40は物体10を濃淡値から識別す
るためのしきい値を示している。
【0013】図1に戻って、9はしきい値設定部であ
る。該しきい値設定部9は、図2(b)に示したように
プロフィール処理部7によって表示部1上に表示される
濃淡値の折れ線グラフからなるプロフィール像30で示
される物体10を識別するための、更に具体的には図2
(a)に示すように直線20で横切られる物体10の直
径の寸法を測定するためのしきい値40を設定する部分
である。しきい値設定部9でしきい値が設定されると、
このしきい値は寸法計算部11に供給される。寸法計算
部11は、該しきい値、すなわち図2(b)に示すよう
なしきい値40に基づいて該しきい値40よりも濃淡値
の大きい部分に相当する物体10の寸法区間50を決定
し、この寸法区間50の実寸法、すなわち物体10の直
径を計算し、これを表示部1に表示する。
る。該しきい値設定部9は、図2(b)に示したように
プロフィール処理部7によって表示部1上に表示される
濃淡値の折れ線グラフからなるプロフィール像30で示
される物体10を識別するための、更に具体的には図2
(a)に示すように直線20で横切られる物体10の直
径の寸法を測定するためのしきい値40を設定する部分
である。しきい値設定部9でしきい値が設定されると、
このしきい値は寸法計算部11に供給される。寸法計算
部11は、該しきい値、すなわち図2(b)に示すよう
なしきい値40に基づいて該しきい値40よりも濃淡値
の大きい部分に相当する物体10の寸法区間50を決定
し、この寸法区間50の実寸法、すなわち物体10の直
径を計算し、これを表示部1に表示する。
【0014】なお、表示部1に表示される画像は2次元
のマトリックスで構成され、ある区間の寸法を測定する
場合には、1次元の線分の長さを測定することになる
が、この線分の方向または位置はオペレータが指定する
必要があるので、前記ポイント設定部5のマウスやトラ
ックボール等を使用して、オペレータが表示部1の画面
上に図2(a)の直線20に示すような直線を描いて指
定する。そして、このように描かれた直線20に沿った
画像の濃淡値を図2(b)に示すようにプロフィール処
理部7で表示部1に表示し、この濃淡画像からプロフィ
ール像30からなる物体10を識別し得るしきい値40
をしきい値設定部9が設定し、このしきい値40より濃
淡値の大きな部分から寸法を測定すべき物体10の寸法
区間50を寸法計算部11が決定し、この決定された寸
法区間50の寸法を寸法計算部11が計算するのであ
る。次に作用を説明する。
のマトリックスで構成され、ある区間の寸法を測定する
場合には、1次元の線分の長さを測定することになる
が、この線分の方向または位置はオペレータが指定する
必要があるので、前記ポイント設定部5のマウスやトラ
ックボール等を使用して、オペレータが表示部1の画面
上に図2(a)の直線20に示すような直線を描いて指
定する。そして、このように描かれた直線20に沿った
画像の濃淡値を図2(b)に示すようにプロフィール処
理部7で表示部1に表示し、この濃淡画像からプロフィ
ール像30からなる物体10を識別し得るしきい値40
をしきい値設定部9が設定し、このしきい値40より濃
淡値の大きな部分から寸法を測定すべき物体10の寸法
区間50を寸法計算部11が決定し、この決定された寸
法区間50の寸法を寸法計算部11が計算するのであ
る。次に作用を説明する。
【0015】図2(a)に示すように、表示部1の画面
1a上に物体10の画像が表示されている場合には、該
物体10の直径を測定しようとする場合には、オペレー
タはポイント設定部5のマウスやトラックボール等を使
用して、物体10の測定したい位置を示す直線20を表
示部1上の物体10の画像上に表示する。このように直
線20が表示されると、該直線20が物体10を横切る
部分の長さ、すなわち寸法区間50を測定することにな
る。
1a上に物体10の画像が表示されている場合には、該
物体10の直径を測定しようとする場合には、オペレー
タはポイント設定部5のマウスやトラックボール等を使
用して、物体10の測定したい位置を示す直線20を表
示部1上の物体10の画像上に表示する。このように直
線20が表示されると、該直線20が物体10を横切る
部分の長さ、すなわち寸法区間50を測定することにな
る。
【0016】このために、まずプロフィール処理部7は
表示部1に表示された直線20に沿った画像の濃淡値を
図2(b)に示すように物体10のプロフィール像30
を含む濃淡値グラフを表示部1に表示する。しきい値設
定部9はこのように表示された濃淡値グラフから物体1
0の測定寸法区間50の両端部を明確にするために図2
(b)のしきい値40で示すようにしきい値を設定す
る。すなわち、このしきい値を濃淡値のどこに設定する
かによって寸法区間50が異なってくる。例えば、しき
い値40を図2(b)のプロフィール像30の上部の方
に設定すると、寸法区間50は小さくなるし、下部の方
に設定すると、大きくなるので、物体10の画像の濃淡
値から最適なしきい値40を設定する。
表示部1に表示された直線20に沿った画像の濃淡値を
図2(b)に示すように物体10のプロフィール像30
を含む濃淡値グラフを表示部1に表示する。しきい値設
定部9はこのように表示された濃淡値グラフから物体1
0の測定寸法区間50の両端部を明確にするために図2
(b)のしきい値40で示すようにしきい値を設定す
る。すなわち、このしきい値を濃淡値のどこに設定する
かによって寸法区間50が異なってくる。例えば、しき
い値40を図2(b)のプロフィール像30の上部の方
に設定すると、寸法区間50は小さくなるし、下部の方
に設定すると、大きくなるので、物体10の画像の濃淡
値から最適なしきい値40を設定する。
【0017】このようにしきい値40が設定されると、
このしきい値40よりも大きな濃淡値を有する寸法区間
50の画素を数え、この画素数に1画素当りの実寸法を
乗算し、区間50の寸法が計算されることになる。この
画素数の計数は、具体的にはしきい値40以上の濃淡値
を有する画素を画像の端から順次検索していって、該し
きい値40以上の濃淡値を有する画素を区間50の一方
の端として検出し、それから同様に続いて検索し、しき
い値40以下の濃淡値を有する画素を区間50の他方の
端として検出する。そして、この両端間の画素数を計数
すれば、区間50の画素数を算出することができる。
このしきい値40よりも大きな濃淡値を有する寸法区間
50の画素を数え、この画素数に1画素当りの実寸法を
乗算し、区間50の寸法が計算されることになる。この
画素数の計数は、具体的にはしきい値40以上の濃淡値
を有する画素を画像の端から順次検索していって、該し
きい値40以上の濃淡値を有する画素を区間50の一方
の端として検出し、それから同様に続いて検索し、しき
い値40以下の濃淡値を有する画素を区間50の他方の
端として検出する。そして、この両端間の画素数を計数
すれば、区間50の画素数を算出することができる。
【0018】ところで、前記区間50は実際には丁度画
素の切れ目に設定されているとは限らず、画素の間に区
間50の両端が設定されていることが多いが、このよう
な場合には画素よりも細かい単位の寸法測定を行うこと
が必要である。本実施例の寸法測定装置は、このように
画素よりも細かい単位の寸法を測定することができるよ
うになっているが、この測定方法について図3を参照し
て説明する。図3は、図2(b)に示す画像の濃淡グラ
フを拡大して示す図であり、図2(b)と同様に縦軸に
濃淡値を示し、横軸に画素または画素番号を示してい
る。
素の切れ目に設定されているとは限らず、画素の間に区
間50の両端が設定されていることが多いが、このよう
な場合には画素よりも細かい単位の寸法測定を行うこと
が必要である。本実施例の寸法測定装置は、このように
画素よりも細かい単位の寸法を測定することができるよ
うになっているが、この測定方法について図3を参照し
て説明する。図3は、図2(b)に示す画像の濃淡グラ
フを拡大して示す図であり、図2(b)と同様に縦軸に
濃淡値を示し、横軸に画素または画素番号を示してい
る。
【0019】図3において、物体10のプロフィール像
30に対してしきい値40が横切る区間50、すなわち
横軸の位置iおよびjの間で示される距離Lの区間50
が寸法を測定しようとする区間であるが、左端の位置i
は画素ga とgとの間にあり、右端の位置jは画素ha
とhとの間にあるので、これらの位置i,jを以下に示
すように1次補間計算で算出する必要がある。すなわ
ち、図3に示すように、しきい値40に対する濃淡値を
d、画素ga に対する濃淡値をf、画素gに対する濃淡
値をb、画素ha に対する濃淡値をc、画素hに対する
濃淡値をeとすると、位置iおよびjは次のように計算
される。 i=(d−f)/(b−f)+ga j=(c−d)/(c−e)+ha 従って、寸法区間50の距離Lは、1画素の実寸法を
kとすると、次式のようになる。 L=(i−j)×k
30に対してしきい値40が横切る区間50、すなわち
横軸の位置iおよびjの間で示される距離Lの区間50
が寸法を測定しようとする区間であるが、左端の位置i
は画素ga とgとの間にあり、右端の位置jは画素ha
とhとの間にあるので、これらの位置i,jを以下に示
すように1次補間計算で算出する必要がある。すなわ
ち、図3に示すように、しきい値40に対する濃淡値を
d、画素ga に対する濃淡値をf、画素gに対する濃淡
値をb、画素ha に対する濃淡値をc、画素hに対する
濃淡値をeとすると、位置iおよびjは次のように計算
される。 i=(d−f)/(b−f)+ga j=(c−d)/(c−e)+ha 従って、寸法区間50の距離Lは、1画素の実寸法を
kとすると、次式のようになる。 L=(i−j)×k
【0020】このような計算を行うことにより、1画素
未満の寸法まで正確に測定することができる。なお、寸
法区間50の端部は上述したように濃淡値に基づいて1
次補間計算で算出しているものであるため、濃淡値は正
確に与えることが必要である。
未満の寸法まで正確に測定することができる。なお、寸
法区間50の端部は上述したように濃淡値に基づいて1
次補間計算で算出しているものであるため、濃淡値は正
確に与えることが必要である。
【0021】図4(a),(b)は測定対象物体が2つ
存在する場合の図2(a),(b)にそれぞれ対応する
図である。図4(a)に示すように、2つの物体110
の画像が表示されている場合でも、両物体110をまた
ぐように直線120を描き、両物体を分離できるしきい
値140を図4(b)に示すように設定することによ
り、同様に物体の寸法150を測定することができる。
なお、2つの物体が1つのしきい値で分離できない場合
でも、直線120をそれぞれ1つの物体のみを横切るよ
うに描くことにより、各物体に対して別々にしきい値を
設定して寸法を測定することができる。
存在する場合の図2(a),(b)にそれぞれ対応する
図である。図4(a)に示すように、2つの物体110
の画像が表示されている場合でも、両物体110をまた
ぐように直線120を描き、両物体を分離できるしきい
値140を図4(b)に示すように設定することによ
り、同様に物体の寸法150を測定することができる。
なお、2つの物体が1つのしきい値で分離できない場合
でも、直線120をそれぞれ1つの物体のみを横切るよ
うに描くことにより、各物体に対して別々にしきい値を
設定して寸法を測定することができる。
【0022】また、図5(a),(b)は、中央に凹部
のある物体210に対して直線220を描いて、この凹
部の部分の寸法を測定しようとする図2(a),(b)
および図4(a),(b)に対応する図であるが、物体
210の濃淡画像であるプロフィール像230に対して
2種類のしきい値240および250を設定し、この両
しきい値の間の濃淡値を有する区間を測定することによ
り区間260の寸法を測定することができる。
のある物体210に対して直線220を描いて、この凹
部の部分の寸法を測定しようとする図2(a),(b)
および図4(a),(b)に対応する図であるが、物体
210の濃淡画像であるプロフィール像230に対して
2種類のしきい値240および250を設定し、この両
しきい値の間の濃淡値を有する区間を測定することによ
り区間260の寸法を測定することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
測定したい所望の範囲を含む測定線を設定し、この測定
線上の画像の濃淡値から所望の範囲を画定するしきい値
を設定し、このしきい値に基づいて所望の範囲の端部位
置を決定し、該端部間の寸法を計算しているので、測定
したい範囲の寸法を個人差によるばらつきもなく高い精
度をもって正確に測定することができる。
測定したい所望の範囲を含む測定線を設定し、この測定
線上の画像の濃淡値から所望の範囲を画定するしきい値
を設定し、このしきい値に基づいて所望の範囲の端部位
置を決定し、該端部間の寸法を計算しているので、測定
したい範囲の寸法を個人差によるばらつきもなく高い精
度をもって正確に測定することができる。
【図1】本発明の一実施例に係わる寸法測定装置の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】図1の寸法測定装置に使用されている表示部に
表示される表示画面および該表示画面に表示されている
画像の濃淡値を示す図である。
表示される表示画面および該表示画面に表示されている
画像の濃淡値を示す図である。
【図3】図1の寸法測定装置に使用されている寸法計算
部における計算を説明するための図である。
部における計算を説明するための図である。
【図4】測定対象物体が2つ存在する場合の図2
(a),(b)にそれぞれ対応する図である。
(a),(b)にそれぞれ対応する図である。
【図5】中央に凹部のある物体において該凹部の寸法を
測定しようとする図2(a),(b)に対応する図であ
る。
測定しようとする図2(a),(b)に対応する図であ
る。
1 表示部 3 カーソル制御部 5 ポイント設定部 7 プロフィール処理部 9 しきい値設定部 11 寸法計算部
Claims (1)
- 【請求項1】 濃淡値を有するディジタル画像上の所望
とする範囲の寸法を測定する寸法測定装置であって、 前記所望とする範囲を含む測定線を設定する測定線設定
手段と、 この測定線設定手段で設定された測定線上の画像の濃淡
値から前記所望とする範囲を画定するためのしきい値を
設定するしきい値設定手段と、 このしきい値設定手段で設定されたしきい値に基づいて
前記所望とする範囲の端部位置を決定し、該端部間の寸
法を計算する計算手段とを有することを特徴とする寸法
測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3219785A JPH0560539A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 寸法測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3219785A JPH0560539A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 寸法測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0560539A true JPH0560539A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16740976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3219785A Pending JPH0560539A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 寸法測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0560539A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008185359A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-14 | Shimadzu Corp | X線ct装置 |
KR100870999B1 (ko) * | 2006-08-29 | 2008-11-27 | 김원섭 | 이미지 편집 시 사이즈 정보 자동 입력 방법 및 이를 위한기록 매체 |
JP2009002841A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Bridgestone Corp | 物品の断面画像の比較方法 |
JP2010102862A (ja) * | 2008-10-21 | 2010-05-06 | Dainippon Printing Co Ltd | 画像形成方法及び荷電粒子線装置 |
JP4691644B2 (ja) * | 2000-12-27 | 2011-06-01 | ネッツエスアイ東洋株式会社 | 媒体位置検出方法、及び媒体認識装置 |
JP2012052981A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-15 | Anritsu Sanki System Co Ltd | 計量装置 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3219785A patent/JPH0560539A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4691644B2 (ja) * | 2000-12-27 | 2011-06-01 | ネッツエスアイ東洋株式会社 | 媒体位置検出方法、及び媒体認識装置 |
KR100870999B1 (ko) * | 2006-08-29 | 2008-11-27 | 김원섭 | 이미지 편집 시 사이즈 정보 자동 입력 방법 및 이를 위한기록 매체 |
JP2008185359A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-14 | Shimadzu Corp | X線ct装置 |
JP2009002841A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Bridgestone Corp | 物品の断面画像の比較方法 |
JP2010102862A (ja) * | 2008-10-21 | 2010-05-06 | Dainippon Printing Co Ltd | 画像形成方法及び荷電粒子線装置 |
JP2012052981A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-15 | Anritsu Sanki System Co Ltd | 計量装置 |
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