JPH0560236A - 油圧走行式作業機の走行駆動装置 - Google Patents

油圧走行式作業機の走行駆動装置

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JPH0560236A
JPH0560236A JP3220107A JP22010791A JPH0560236A JP H0560236 A JPH0560236 A JP H0560236A JP 3220107 A JP3220107 A JP 3220107A JP 22010791 A JP22010791 A JP 22010791A JP H0560236 A JPH0560236 A JP H0560236A
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traveling
hydraulic motors
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Chikanori Imagawa
今川周典
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Tadano Iron Works Co Ltd
Tadano Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 作業機の一方の走行駆動輪が浮き上がった場
合に圧油の供給管路を自動的に切り換え、かかる事態か
らの脱出に伴うオペレータの認識や操作を不要とし、作
業機操作の複雑化を防止するとともに、とくに操作に熟
知していないオペレータの場合に作業効率の低下を軽減
する。 【構成】 走行駆動輪13をそれぞれ駆動する油圧モー
タ2a,2bと、単一の油圧ポンプ1と各油圧モータ2
a,2bとの間を接続切換弁5を備えた給排油路3で連
結し、接続切換弁5で油圧モータ2a,2bの接続を直
列または並列に切り換えるものにおいて、圧力検出器2
1aを給排油路3中に配置し、これらの圧力検出器21
aによる検出値が所定値より小さい場合に接続切換弁5
を直列接続に切り換えるコントローラ23を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高所作業車やクレー
ン車等の作業機であって、油圧により走行するものに関
し、とくにその走行駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高所作業車等の作業機においては、油圧
ポンプからの圧油を、車両の左右の走行駆動輪のそれぞ
れに設けた油圧モータに供給して走行させるものがあ
る。
【0003】この種の作業機の走行駆動装置は、例えば
図6に示すように構成されている。
【0004】すなわち、図6において、1は油圧ポン
プ、2a,2bは油圧モータである。これらの油圧モー
タ2a,2bは、左右一対の走行駆動輪をそれぞれ回転
駆動するものである。
【0005】そして、前記油圧ポンプ1とこれらの油圧
モータ2a,2bとの間には、油圧ポンプ1の圧油を各
油圧モータ2a,2bに導く給排油路3が設けられてい
る。
【0006】この給排油路3中には、前記各油圧モータ
2a,2bへの圧油の供給方向の正逆切り換えを行な
い、作業機の走行方向の前進後進を切り換える方向切換
弁4が設けられている。
【0007】また、この給排油路3中には、前記油圧ポ
ンプ1に対する前記各油圧モータ2a,2bの接続を直
列接続あるいは並列接続に切り換える接続切換弁5が設
置されている。
【0008】この接続切換弁5は、前記油圧モータ2
a,2bを油圧ポンプ1に並列接続することによる低速
走行モードと、各油圧モータ2a,2bを直列接続する
ことによる高速走行モードとを切り換えるものであっ
て、この接続切換弁5の操作は不図示の操作スイッチで
手動で行なうようになっている。
【0009】なお、図6において、6はリリーフ弁、7
はドレンである。
【0010】ところで、この種の作業機が前記低速走行
モードで悪路を走行する場合に、走行駆動輪の一方が路
面から浮き上がったスリップ状態となると、その走行駆
動輪の負荷が小さくなるので、前記油圧ポンプ1からの
圧油がその走行駆動輪側の油圧モータに多量に供給され
ることとなり、その結果接地している側の走行駆動輪の
油圧モータへの圧油の供給量が減少し、接地側の走行駆
動輪の駆動トルクも低下し、悪路からの脱出が困難とな
る場合がある。
【0011】このような場合には、前記操作スイッチを
手動で操作して接続切換弁5を切り換えて作業機の走行
を低速走行モードから高速走行モードとすることによ
り、接地している側の走行駆動輪への圧油の供給を確保
して悪路からの脱出が可能となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこの種
の作業機において、前記のように悪路からの脱出を円滑
に行なうには、オペレータが走行駆動輪の一方がスリッ
プ状態であることを認識することが求められるととも
に、この事態の解決のために所定の操作スイッチを操作
すべきことが求められるので、その運転操作が複雑なも
のとなる。
【0013】これは、とくに操作に熟知していないオペ
レータにとって、作業機操作の困難性を増すものであっ
て、取り扱い説明書を参照しながらの作業となりがちで
あるので、作業効率を著しく低下させるものでもある。
【0014】この発明は、このような事情に基づいてな
されたもので、作業機の一方の走行駆動輪が浮き上がっ
た場合に圧油の給排油路を自動的に切り換え、かかる事
態からの脱出に伴うオペレータの認識や操作を不要のも
のとし、作業機操作の複雑化を防止することを目的とす
るものである。
【0015】また、これによりとくに操作に熟知してい
ないオペレータの場合に作業効率の低下を軽減すること
をも目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、左右一対の走行駆動輪を備
え、これらの走行駆動輪をそれぞれ駆動する油圧モータ
を有し、単一の油圧ポンプと前記各油圧モータとの間を
接続切換弁を備えた給排油路で連結し、この接続切換弁
の切り換え操作により前記油圧モータの前記油圧ポンプ
への接続を直列または並列に切り換える作業機の走行駆
動装置において、前記給排油路で、前記接続切換弁によ
る前記油圧モータの接続が直列,並列の如何にかかわら
ず、これらの油圧モータの双方に関して上流側となる部
位と下流側となる部位とに圧力検出器をそれぞれ設置
し、これらの圧力検出器によって検出される検出値を予
め設定された所定値と比較し、前記検出値の双方がとも
に前記所定値より小さい値であるときには、前記接続切
換弁を前記各油圧モータが直列接続するように切り換え
るコントローラを備えたことを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明によれば、この種の作業機
の走行駆動装置において、前記油圧モータの接続が直
列,並列の如何にかかわらず、左右一対の走行駆動輪の
各油圧モータの全体に加わる油圧が前記圧力検出器で検
出され、この検出値に応じてコントローラにより接続切
換弁の切り換えが自動的に行なわれる。
【0018】すなわち、一般に走行駆動輪の一方が悪路
中でスリップしている場合には、油圧モータの全体に加
わる油圧が小さくなるので、前記圧力検出器によって検
出される検出値を予め設定された所定値と比較すること
により、前記のコントローラは走行駆動輪が悪路中でス
リップしていることを峻別判断することができる。
【0019】この判断に基づき、このコントローラは、
前記検出値の双方がともに前記所定値より小さい値であ
るときには、前記接続切換弁を前記各油圧モータを直列
接続するように切り換えるものであり、この直列接続に
より、各油圧モータには確実に一定の流量の圧油を供給
することができるので、悪路からの脱出が可能となる。
【0020】したがって、作業機の一方の走行駆動輪が
浮き上がった場合に圧油の給排油路を自動的に切り換
え、かかる事態からの脱出に伴うオペレータの認識や操
作を不要とし、作業機操作の複雑化を防止することがで
きる。
【0021】これは、とくに操作に熟知していないオペ
レータにとって、操作頻度の少ない操作スイッチの手動
操作がなくなるので、作業効率の低下を軽減することを
も意味するものでもある。
【0022】
【実施例】以下、図面に示す高所作業車の実施例により
この発明を説明するが、まず、図2により高所作業車の
全体概略を説明する。
【0023】11は高所作業車を示し、12は車体、1
3は走行駆動輪(左右一対の一側のみを図示)である。
【0024】14は伸縮ブームであって、テレスコピッ
クにはめ合わされた3本のブーム部で構成されている。
この伸縮ブーム14の先端部にはこの伸縮ブーム14の
起伏角度の如何にかかわらず常に垂直姿勢を維持するポ
スト15を介してバケット16が支持されている。
【0025】このように構成された高所作業車11にお
いて、以下に説明する走行駆動装置Sの主要部17は前
記車体12に配置されており、走行駆動輪13のハブ内
に設置された油圧モータ2a,2bと、バケット16上
に設置された後述のスイッチ部18とで走行駆動装置S
が構成されている。
【0026】この実施例の走行駆動装置Sの油圧回路は
先に図6で説明したものと概ね同様であるので、この実
施例においても前記と同一の参照番号を用いて相違点を
中心に説明する(図1参照)。
【0027】なお、この実施例の油圧ポンプ1は、図示
しないが前記伸縮ブーム14の起伏動等によるバケット
16の移動のための駆動用油圧源と兼用としたものであ
る。
【0028】この実施例は、簡易型として構成されたも
ので、その給排油路3の構成は図6に示すものと同一で
あるが、この給排油路3には2つの圧力検出器21a,
21dが設置されている点が異なる。
【0029】前記給排油路3中に設置された方向切換弁
4は、左側のオフセット位置とすると各油圧モータ2
a,2bをともに正転方向に回転させ、高所作業車1を
前進させるものであり、右側のオフセット位置とすると
各油圧モータ2a,2bをともに逆転方向に回転させ、
高所作業車1を後進させるものである。
【0030】この方向切換弁4は、電磁比例制御弁から
なるものであるので、前記のように圧油の向きの正逆切
り換えが可能であるとともに、供給油量を適宜調整する
ことができ、これにより高所作業車1の前進,後進の移
動速度の調節が可能である。
【0031】また、この給排油路3中に設置された接続
切換弁5は、電磁弁からなるものである。
【0032】そして、前記圧力検出器21a,21d
は、接続切換弁5による前記油圧モータ2a,2bの接
続が直列,並列の如何にかかわらず、これらの油圧モー
タ2a,2bの双方に関して圧油の上流側と下流側とに
それぞれを位置させて給排油路3に設置してある。
【0033】したがって、方向切換弁4を右側のオフセ
ット位置とした場合には、圧力検出器21aは、油圧モ
ータ2a,2bの接続が直列,並列のいずれの場合であ
ってもこれらの油圧モータ2a,2bに全体として加わ
る油圧を検出することができ、圧力検出器21dは前記
油圧モータ2a,2bを経たリターン油の圧力を検出す
ることができる。
【0034】なお、方向切換弁4を左側のオフセット位
置とした場合には、逆に圧力検出器21dが油圧モータ
2a,2bに全体として加わる油圧を検出し、圧力検出
器21aはリターン油の油圧を検出することとなる。
【0035】そして、かかる油圧回路を構成する前記接
続切換弁5には、電源回路22が装着されており、この
電源回路22内には、マイクロコンピュータ(CPU)
からなるコントローラ23からの信号に基づいて開閉動
作を行なう開閉接点24が設置されており、接続切換ス
イッチ26でこの開閉接点24を操作して前記接続切換
弁5の切換操作が行えるようになっている。
【0036】前記コントローラ23には、前記圧力検出
器21a,21dにより検出した各検出値と、バケット
16上に設置されたスイッチ部18を構成する方向切換
スイッチ25および接続切換スイッチ26からの信号
と、前記方向切換弁4からの信号とが入力されるように
なっている。
【0037】コントローラ23は、これらの入力信号を
予め記憶されたデータを参照しつつ後述のごときフロー
チャートに沿う演算を行い、前記開閉接点24と前記方
向切換弁4に対して所要の出力を行なうものである。
【0038】以下、このコントローラ23の機能を図3
に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0039】このフローチャートは、接続切換スイッチ
26の操作によりスタートする。
【0040】このスタートに伴い、前記接続スイッチ2
6の高速,低速の選択に応じて圧油の流量が予め設定さ
れた値となるように方向切換弁4の調整が行われる。
【0041】ステップ101においては、まず、方向切
換弁4が中立位置であるか否かが判断され、NOの場合
にはステップ102にすすみ、YESの場合には方向切
換弁4が操作されるのを待つ。
【0042】そして、この方向切換弁4の操作により、
前記流量による圧油の供給が開始する。
【0043】ステップ102においては、接続切換スイ
ッチ26が低速側(油圧モータ2a,2bが並列接続)
であるか否かを判断し、NOである場合にはステップ1
03にすすみ、YESである場合にはステップ104に
すすむ。
【0044】ステップ102でNOと判断され、ステッ
プ103にすすむと、コントローラ23は開閉接点24
に接点を閉じる信号を出力し、これにより接続切換弁5
のソレノイドを励磁させて油圧モータ2a,2bを直列
接続状態とし、ステップ105にすすむ。
【0045】ステップ105においては、コントローラ
23は方向切換弁5に圧油の流量をQ3にすべき信号を
出力する。なお、この流量Q3は高所作業車1を高速走
行させるのに適切な範囲の数値であって、このコントロ
ーラ23に予め記憶されている数値である。
【0046】これにより、高所作業車1は所定の高速走
行を行い、このフローチャートによるタスクが完了しエ
ンドとなる。
【0047】また、前記ステップ102でYESの場合
には、ステップ104でタイマの作動が開始し、ステッ
プ106でT秒経過するのを待ち、ステップ107にす
すむ。
【0048】これは、各油圧モータ2a,2bの近傍の
給排油路3での油圧の安定を待つもので、通常数秒程度
であり、コントローラ23に予め記憶された数値であ
る。
【0049】ステップ107においては、圧力検出器2
1a,21dにより、それぞれ圧力値Pa,Pdを測定し
てステップ108にすすむ。
【0050】ステップ108においては、圧力検出器2
1aによる検出値Paが予め設定した圧力値P1より小さ
いか否かを判断する。この圧力値P1は、リリーフセッ
ト圧のおよそ1/2程度の圧力であり、例えばリリーフ弁
6のセット圧が210kg/cm2である場合には、およそ100kg
/cm2程度である。
【0051】このような数値に設定するのは、油圧がこ
れより高い場合には油圧モータ2a,2bが高い駆動ト
ルクを要する状態であると考えられ、このような場合に
は油圧モータ2a,2bを並列接続とすることが好まし
いからである。
【0052】ステップ108でYESと判断された場合
には、ステップ109にすすみ、NOと判断された場合
にはステップ112にすすむ。
【0053】ステップ109においては、圧力検出器2
1dによる検出値Pdが前記P1より小さいか否かが同様
に判断され、YESの場合にはステップ110にすす
み、NOの場合にはステップ112にすすむ。
【0054】ステップ110においては、前記ステップ
108およびステップ109で前記油圧モータ2a,2
bに加わる油圧がいずれも前記圧力値P1より小さいの
で、いずれかの走行駆動輪3がスリップ状態であるか、
あるいは各油圧モータ2a,2bが大きな駆動トルクを
要しない状態であると考えられる。そのため、このステ
ップ110では接続切換弁5を直列接続に切り換え、ス
テップ111で方向切換弁4に圧油の流量をQ1とする
信号を出力する。
【0055】これにより、油圧モータ2a,2bの双方
に所定の油圧を加えることができ、走行駆動輪13が確
実に回転駆動されるので、高所作業車11がスリップ状
態であった場合には悪路から脱出することができ、エン
ドとなる。
【0056】一方、ステップ112においては、ステッ
プ108およびステップ109で各油圧モータ2a,2
bのいずれかに加わる油圧が前記P1より大きいことが
判断されているので、走行駆動輪13はスリップしてお
らず,各油圧モータ2a,2bが大きな駆動トルクを要
する状態であると考えられ、所定の低速走行を行なうう
えでは油圧を高めることが必要な状態にあると考えられ
る。
【0057】したがって、ステップ112では、接続切
換弁5を並列接続のままとし、同時に方向切換弁4に圧
油の流量をQ2に増加させる信号を出力する。
【0058】これにより、油圧モータ2a,2bのいず
れかの側で油圧が下がっている場合にはその不足が補わ
れ、このステップ112の後エンドとなる。
【0059】このように機能するコントローラ23と、
2つの圧力検出器21a,21dとを用いた,この実施
例の低速走行においては、いずれかの走行駆動輪13が
スリップ状態であるか否かが判断され、スリップ状態で
ある場合には自動的に接続切換弁5を切り換えて油圧モ
ータ2a,2bを直列接続とし、悪路からの脱出が可能
となる。
【0060】また、低速走行であって、スリップ状態で
ないと判断された場合には、圧油の流量を低速走行に適
切な流量に調整するので円滑な低速走行が可能となる。
【0061】さらに、この実施例においては、接続切換
スイッチ26を操作することにより手動操作により高速
走行を行なうことも可能である。
【0062】なお、以上説明した実施例において、ステ
ップ108およびステップ109で判断の基準とする圧
力値P1をリリーフ弁6のセット圧の概ね1/2程度とした
が、これを一層低圧(例えば、20〜30kg/cm2程度)の圧
力値P2としてもよい。
【0063】この場合にも、低速走行において、いずれ
かの走行駆動輪13がスリップ状態であるか否かを判断
することが可能である。
【0064】また、以上説明した実施例においては、圧
力検出器2a,2bにより検出した検出値そのものを所
定値と比較させることにより制御することとしたが、前
記圧力検出器2aと2bとの検出値の差圧の絶対値を演
算し、次に説明する第2実施例のように前記差圧の絶対
値を所定値と比較することとしてもよい。
【0065】次に、図4および図5に示す第2実施例に
ついて説明する。
【0066】この第2実施例は、前記した実施例と概ね
同様に構成されているが、4つの圧力検出器21a,2
1b,21c,21dを用い、これに伴うコントローラ
23の機能が前記実施例とは若干相違するものとなって
いる。
【0067】以下の説明においては、前記実施例と共通
の部分については、同一の参照番号を用いてその詳細な
説明は省略し、主に前記実施例との相違点について説明
を行なう。
【0068】すなわち、この第2実施例においては、左
右一対の走行駆動輪13の油圧モータ2a,2bに供給
する給排油路3には、先の実施例において設置されたと
同様の圧力検出器21a,21dが設置されており、そ
のうえさらに圧力検出器21b,21cが追加して設置
されている。
【0069】圧力検出器21bは、油圧モータ2aにつ
いて前記圧力検出器21aとは逆側となる位置に設置さ
れており、これらの圧力検出器21aと21bとでその
油圧モータ2aの前後での油圧が検出できるようになっ
ている。
【0070】また、圧力検出器21cは、前記と同様に
油圧モータ2bに関して設置され、圧力検出器21dと
21cとで油圧モータ2bの前後での油圧を検出できる
ようにしたものである。
【0071】したがって、油圧モータ2aの消費動力は
圧力検出器21a,21bによる検出値の差圧の絶対値
として、また油圧モータ2bの消費動力は圧力検出器2
1c,21dの検出値の差圧の絶対値として演算するこ
とができる。
【0072】なお、この実施例においては、接続切換弁
5や配管路による影響を軽減して検出値を正確にするた
め、前記のように圧力検出器21b,21cの2つを追
加したものであるが、場合により油圧モータ2a,2b
に共通に単一の圧力検出器を第2の圧力検出器として追
加設置することとしてもよい。
【0073】そして、かかる油圧回路を制御するコント
ローラ23には、前記圧力検出器21a,21b,21
c,21dによる各検出値と、バケット16上に設置さ
れたスイッチ部18を構成する方向切換スイッチ25お
よび接続切換スイッチ26からの信号と、前記方向切換
弁4からの信号とが入力されるようになっており、この
コントローラ23は、これらの入力信号を予め記憶され
たデータを参照しつつ図5に示すフローチャートに沿っ
て演算を行い、前記開閉接点24と前記方向切換弁4に
対して所要の出力を行なうものである。
【0074】以下、このコントローラ23の機能を図5
に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0075】このフローチャートに示す機能は、接続切
換スイッチ26の操作によりスタートし、ステップ20
1にすすむ。なお、このスタートに伴って行われる方向
切換弁4での圧油の流量調整および圧油供給の開始は前
記実施例と同様である。
【0076】ステップ201においては、まず、方向切
換弁4が中立位置であるか否かが判断され、NOの場合
にはステップ202にすすみ、YESの場合には方向切
換弁4が操作されるのを待つ。
【0077】ステップ202においては、接続切換スイ
ッチ26が低速側であるか否かを判断し、NOである場
合にはステップ203にすすみ、YESである場合には
ステップ204にすすむ。
【0078】ステップ202でNOと判断され、ステッ
プ203にすすむと、接続切換弁5を直列接続状態と
し、ステップ205で、方向切換弁5に圧油の流量をQ
3にすべき信号を出力する。
【0079】したがって、ステップ202でNOと判断
された場合には、前記ステップ203およびステップ2
05により油圧モータ2a,2bが直列状態に接続され
て高速走行の可能の状態となり、高速走行に対する適切
な圧油の流量Q3が確保されるので、高所作業車1は高
速走行を行い、このフローチャートによるタスクが完了
しエンドとなる。
【0080】ところで、前記ステップ202でYESと
なって、ステップ204にすすむと、タイマの作動が開
始し、ステップ206でT秒経過するのを待つ。
【0081】ステップ206でT秒経過すると、ステッ
プ207にすすみ、各圧力検出器21a,21b,21
c,21dにより各検出値Pa,Pb,Pc,Pdを検出し
てステップ208にすすむ。
【0082】ステップ208においては、圧力検出器2
1aによる検出値Paと圧力検出器21bによる検出値
bとの差圧を演算して、前記油圧モータ2aによる消
費動力に相当する,その絶対値が予め設定記憶した圧力
値P3より大きいか否かの判断が行なわれる。
【0083】この圧力値P3は、直列接続による走行が
可能となる圧力の上限値であって、走行駆動輪13がス
リップ状態の場合には圧力値はこの値より小さい値とな
るものであり、例えばリリーフ弁6のセット圧が210kg/
cm2である場合には、およそ100kg/cm2程度である。
【0084】ステップ208でNOと判断された場合に
は、ステップ210にすすみ、YESと判断された場合
にはステップ209にすすむ。
【0085】ステップ209においては、圧力検出器2
1cによる検出値Pcと圧力検出器21dによる検出値
dとの差圧の絶対値が前記P3より大きいか否かが前記
ステップ208と同様に判断され、NOの場合にはステ
ップ210にすすみ、YESの場合にはステップ212
にすすむ。
【0086】なお、スタート直後に前記ステップ208
およびステップ209に至る場合、ステップ201で油
圧モータ2a,2bが並列であることが確認されている
ので、前記検出値PaとPcは概ね等圧であり、前記検出
値PbとPdも概ね等圧である。
【0087】このような状態において、ステップ208
でNOと判断されると、いずれかの走行駆動輪13がス
リップ状態の可能性があり、この場合に仮にステップ2
08でYESと判断されても、ステップ209で再度同
様の判断が行なわれるので判断間違いのおそれが少な
く、これらのステップ208またはステップ209のい
ずれであってもNOと判断されることにより、ステップ
210にすすみ、自動的に悪路からの脱出動作が行なわ
れる。
【0088】すなわち、ステップ210においては、並
列接続されていた前記油圧モータ2a,2bを、接続切
換弁5を直列接続に切り換えることにより直列接続とし
てステップ211にすすむ。
【0089】ステップ211においては、方向切換弁4
に圧油の流量をQ1とする信号を出力しステップ213
にすすむ。
【0090】このステップ211では、前述のように走
行駆動輪13をスリップ状態から脱出させることを目的
として油圧モータ2a,2bを直列状態としており高速
での走行を目的としていないので流量Q1は高所作業車
11の低速走行に適切な値として予め設定された数値で
あり、概ね後述の流量Q2の1/2程度である。
【0091】一方、ステップ212においては、ステッ
プ208およびステップ209で各油圧モータ2a,2
bの消費動力に対応する差圧の絶対値がともに前記P3
より大きいことが判断されているので、走行駆動輪13
はスリップしておらず、低速走行を継続できるが、所定
の低速走行を行なううえでは油圧を高めることが必要な
状態にあることも考えられる。
【0092】したがって、ステップ212では、接続切
換弁5を並列接続のままとし、同時に方向切換弁4に圧
油の流量をQ2に増加させる信号を出力してステップ2
13にすすむ。
【0093】なお、流量Q2は、油圧モータ2a,2b
を並列接続とした場合に所定の低速走行を行なうのに適
切な数値であって、予めコントローラ23に設定された
ものである。
【0094】ステップ213においては、方向切換スイ
ッチ4が中立位置であるか否かが判断され、YESの場
合はエンドとなるが、NOの場合はステップ207に戻
り前記各ステップによる動作が繰り返されることとな
る。
【0095】ところで、このステップ213でNOであ
りステップ207に戻る場合には、前記のように油圧モ
ータ2a,2bが並列接続である場合の他、前記ステッ
プ210により油圧モータ2a,2bが直列接続状態で
あるものも含まれている。
【0096】この場合に、前記ステップ208およびス
テップ209においてともにYESと判断されると、ス
テップ212において、接続切換弁5は並列に切り換え
られ、流量をQ2とし、通常の低速走行モードに自動的
に切り換えが行なわれる。
【0097】また、前記のように油圧モータ2a,2b
が直列接続である場合において、ステップ208または
ステップ209での判断がNOであることは、油圧モー
タ2a側または油圧モータ2b側の走行駆動輪13の消
費動力が小さく、スリップ状態にあることを意味するの
で、ステップ211で圧油の流量を悪路からの脱出に適
切な値Q1に調整することにより悪路からの迅速な脱出
を行なうことができる。
【0098】以上説明した第2実施例において、接続切
換スイッチ26で低速とされスリップ状態である場合に
は、油圧モータ2aと2bとの接続が並列あるいは直列
の如何にかかわらず、これを自動的に判断し、油圧モー
タ2a,2bを直列接続として圧油の流量をQ1とす
る,悪路からの脱出手段を自動的に講じることができ
る。
【0099】そして、前記のようにステップ213でN
Oの場合にステップ207に戻され、条件が整えばステ
ップ212で油圧モータ2a,2bを並列接続に戻し、
さらに方向切換スイッチ25が中立状態に戻されるまで
一連の制御動作を連続して行うので、悪路走行を行なう
ことの多い低速走行での走行駆動輪13をスリップ状態
から迅速に脱出させ安定的に走行することができる。
【0100】また、この第2実施例においては、低速走
行状態でそのままの走行が可能であるかをも判断し、必
要に応じて圧油の流量を調整することができる。
【0101】さらに、このようなコントローラ23を用
いているので、接続切換スイッチ26を操作することに
より、ステップ201,ステップ203およびステップ
205により手動で前記油圧モータ2a,2bを直列状
態として、高速走行を行なうことも可能である。
【0102】このように、この第2実施例によっても、
前記した実施例と同様に走行駆動輪13がスリップ状態
にある場合に、自動的に悪路からの脱出手段が講じら
れ、オペレータの認識や手動操作が不要となるので、作
業機操作の複雑化が防止されている。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、この種の作業機の走行駆動装置において、
前記油圧モータの接続が直列,並列の如何にかかわら
ず、左右一対の走行駆動輪の各油圧モータの全体に加わ
る油圧が前記圧力検出器で検出され、この検出値に応じ
てコントローラにより接続切換弁の切り換えが自動的に
行なわれる。
【0104】すなわち、一般に走行駆動輪の一方が悪路
中でスリップしている場合には、油圧モータの全体に加
わる油圧が小さくなるので、前記圧力検出器によって検
出される検出値を予め設定された所定値と比較すること
により、前記のコントローラは走行駆動輪が悪路中でス
リップしていることを峻別判断することができる。
【0105】この判断に基づき、このコントローラは、
前記検出値の双方がともに前記所定値より小さい値であ
るときには、前記接続切換弁を前記各油圧モータを直列
接続するように切り換えるものであり、この直列接続に
より、各油圧モータには確実に一定の流量の圧油を供給
することができるので、悪路からの脱出が可能となる。
【0106】したがって、作業機の一方の走行駆動輪が
浮き上がった場合に圧油の給排油路を自動的に切り換
え、かかる事態からの脱出に伴うオペレータの認識や操
作を不要とし、作業機操作の複雑化を防止することがで
きる。
【0107】これは、とくに操作に熟知していないオペ
レータにとって、操作頻度の少ない操作スイッチの手動
操作がなくなるので、作業効率の低下を軽減することを
も意味するものでもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の走行駆動装置の全体システム説明図で
ある。
【図2】高所作業車の外観説明図である。
【図3】実施例のコントローラのフローチャートであ
る。
【図4】第2実施例の走行駆動装置の全体システム説明
図である。
【図5】第2実施例におけるコントローラのフローチャ
ートである。
【図6】従来の走行駆動装置の説明図である。
【符号の説明】
S 走行駆動装置 1 油圧ポンプ 2a,2b 油圧モータ 3 給排油路 4 方向切換弁 5 接続切換弁 7 ドレン 11 高所作業車(作業機) 13 走行駆動輪 21a,21b,21c,21d 圧力検出器 23 コントローラ
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図4】
【図6】
【図3】
【図5】
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E02F 9/22 A 9022−2D F15B 11/16 Z 9026−3H // B60P 3/14 A 7006−3D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の走行駆動輪を備え、これらの
    走行駆動輪をそれぞれ駆動する油圧モータを有し、単一
    の油圧ポンプと前記各油圧モータとの間を接続切換弁を
    備えた給排油路で連結し、この接続切換弁の切り換え操
    作により前記油圧モータの前記油圧ポンプへの接続を直
    列または並列に切り換える作業機の走行駆動装置におい
    て、 前記給排油路で、前記接続切換弁による前記油圧モータ
    の接続が直列,並列の如何にかかわらず、これらの油圧
    モータの双方に関して上流側となる部位と下流側となる
    部位とに圧力検出器をそれぞれ設置し、 これらの圧力検出器によって検出される検出値を予め設
    定された所定値と比較し、前記検出値の双方がともに前
    記所定値より小さい値であるときには、前記接続切換弁
    を前記各油圧モータが直列接続するように切り換えるコ
    ントローラを備えたことを特徴とする油圧走行式作業機
    の走行駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の作業機の走行駆動装置に
    おいて、所定値との比較を、前記各圧力検出器による検
    出値の差圧の絶対値で行なうことを特徴とする油圧走行
    式作業機の走行駆動装置。
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