JPH0559863B2 - - Google Patents
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- JPH0559863B2 JPH0559863B2 JP62146875A JP14687587A JPH0559863B2 JP H0559863 B2 JPH0559863 B2 JP H0559863B2 JP 62146875 A JP62146875 A JP 62146875A JP 14687587 A JP14687587 A JP 14687587A JP H0559863 B2 JPH0559863 B2 JP H0559863B2
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Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は炭素材料の製造法に関する。
従来の技術および発明が解決しようとする問題点
炭素/炭素複合材料は、1000℃以上の高温にお
いても高強度、高弾性率を維持し、かつ熱膨張率
が小さい等の得異な性質を有する材料であり、航
空宇宙機器の部品、ブレーキ、炉材等への利用が
期待されている。しかしながら、マトリツクスと
炭素繊維とを複合化する製造プロセスは複雑であ
り、かつ長い日数を要するためコストがかかつて
いる。
いても高強度、高弾性率を維持し、かつ熱膨張率
が小さい等の得異な性質を有する材料であり、航
空宇宙機器の部品、ブレーキ、炉材等への利用が
期待されている。しかしながら、マトリツクスと
炭素繊維とを複合化する製造プロセスは複雑であ
り、かつ長い日数を要するためコストがかかつて
いる。
問題点を解決するための手段
本発明者らは、前記問題点を解決し、簡便な製
造プロセスで炭素/炭素複合材料に匹敵する炭素
材料を製造すべく研究した結果、本発明の完成に
至つた。
造プロセスで炭素/炭素複合材料に匹敵する炭素
材料を製造すべく研究した結果、本発明の完成に
至つた。
本発明は、ピツチ繊維を不融化処理して得られ
る不融化繊維および/または不融化繊維をさらに
前炭化処理して得られる前炭化繊維であり、かつ
酸素/炭素の元素比が0.01〜0.16、水素/炭素の
元素比が0.10〜0.52である繊維を加圧下あるいは
プレス下で炭化し、さらに必要に応じて常圧下で
炭化あるいは黒鉛化することを特徴とする炭素材
料の製造法に関する。
る不融化繊維および/または不融化繊維をさらに
前炭化処理して得られる前炭化繊維であり、かつ
酸素/炭素の元素比が0.01〜0.16、水素/炭素の
元素比が0.10〜0.52である繊維を加圧下あるいは
プレス下で炭化し、さらに必要に応じて常圧下で
炭化あるいは黒鉛化することを特徴とする炭素材
料の製造法に関する。
以下、本発明について詳述する。
本発明でいうピツチ繊維とは、炭素質ピツチを
公知の方法で溶融紡糸することにより得られる平
均直径5〜100μm、好ましくは7〜30μmの繊維
である。炭素質ピツチとしては、軟化点100〜400
℃、好ましくは150〜350℃を有する石炭系あるい
は石油系のピツチが用いられる。炭素質ピツチ
は、光学的に等方性のピツチあるいは異方性のピ
ツチのいずれも使用できるが、光学的異方性相の
含量が60〜100%の光学的異方性ピツチが特に好
ましく用いられる。
公知の方法で溶融紡糸することにより得られる平
均直径5〜100μm、好ましくは7〜30μmの繊維
である。炭素質ピツチとしては、軟化点100〜400
℃、好ましくは150〜350℃を有する石炭系あるい
は石油系のピツチが用いられる。炭素質ピツチ
は、光学的に等方性のピツチあるいは異方性のピ
ツチのいずれも使用できるが、光学的異方性相の
含量が60〜100%の光学的異方性ピツチが特に好
ましく用いられる。
本発明でいう不融化繊維とは、前記ピツチ繊維
を不融化処理して得られる繊維である。不融化処
理は、酸化性ガス雰囲気下、50〜400℃、好まし
くは100〜350℃で行うことが出来る。酸化性ガス
としては、空気、酸素、窒素化合物、硫黄化合
物、ハロゲン、あるいはこれらの混合物が使用で
きる。処理時間は10分〜20時間である。
を不融化処理して得られる繊維である。不融化処
理は、酸化性ガス雰囲気下、50〜400℃、好まし
くは100〜350℃で行うことが出来る。酸化性ガス
としては、空気、酸素、窒素化合物、硫黄化合
物、ハロゲン、あるいはこれらの混合物が使用で
きる。処理時間は10分〜20時間である。
本発明でいう前炭化繊維とは、前記不融化繊維
をさらに前炭化処理して得られる繊維をいう。前
炭化処理は、不活性ガス雰囲気下、400〜800℃で
10分〜5時間実施する。
をさらに前炭化処理して得られる繊維をいう。前
炭化処理は、不活性ガス雰囲気下、400〜800℃で
10分〜5時間実施する。
本発明で用いる不融化繊維あるいは前炭化繊維
は、酸素/炭素の元素比が0.01〜0.16、好ましく
は0.02〜0.13、水素/炭素の元素比が0.10〜0.52、
好ましくは0.20〜0.44のものである。酸素/炭素
の元素比あるいは水素/炭素の元素比のいずれか
一方が前記範囲に満たない場合あるいは越える場
合には、繊維とマトリツクスからなる緻密な成型
物が得られない。
は、酸素/炭素の元素比が0.01〜0.16、好ましく
は0.02〜0.13、水素/炭素の元素比が0.10〜0.52、
好ましくは0.20〜0.44のものである。酸素/炭素
の元素比あるいは水素/炭素の元素比のいずれか
一方が前記範囲に満たない場合あるいは越える場
合には、繊維とマトリツクスからなる緻密な成型
物が得られない。
不融化繊維あるいは前炭化繊維を加圧下あるい
はプレス下で炭化するに先だち、これらの少なく
とも一種を混織、混合粉砕、積層あるいは加圧、
プレス容器内に自然沈積することができる。また
混合粉砕する場合、l/d(アスペクト比)は、
2〜5000、好ましくは10〜3000である。
はプレス下で炭化するに先だち、これらの少なく
とも一種を混織、混合粉砕、積層あるいは加圧、
プレス容器内に自然沈積することができる。また
混合粉砕する場合、l/d(アスペクト比)は、
2〜5000、好ましくは10〜3000である。
加圧下の炭化は、不活性ガスにより50〜10000
Kg/cm2、好ましくは100〜3000Kg/cm2に加圧し、
400〜2000℃、好ましくは500〜1500℃において実
施する。加圧下の炭化に先立ち、前記繊維を室温
で予備成型することもできる。また、プレス下の
炭化は、ホツトプレスにより10〜500Kg/cm2、好
ましくは50〜300Kg/cm2の圧力下、400〜2000℃、
好ましくは500〜1500℃において実施する。加圧
下あるいはプレス下での炭化に続く常圧下の炭化
あるいは黒鉛化は、不活性ガス雰囲気下400〜
3000℃において実施する。
Kg/cm2、好ましくは100〜3000Kg/cm2に加圧し、
400〜2000℃、好ましくは500〜1500℃において実
施する。加圧下の炭化に先立ち、前記繊維を室温
で予備成型することもできる。また、プレス下の
炭化は、ホツトプレスにより10〜500Kg/cm2、好
ましくは50〜300Kg/cm2の圧力下、400〜2000℃、
好ましくは500〜1500℃において実施する。加圧
下あるいはプレス下での炭化に続く常圧下の炭化
あるいは黒鉛化は、不活性ガス雰囲気下400〜
3000℃において実施する。
発明の効果
本発明による炭素材料は、マトリツクスと炭素
繊維とを複合化する製造プロセスがなく、極めて
簡単な工程で従来の炭素/炭素複合材料に匹敵す
る材料を製造することができる。
繊維とを複合化する製造プロセスがなく、極めて
簡単な工程で従来の炭素/炭素複合材料に匹敵す
る材料を製造することができる。
実施例
以下に実施例をあげ、本発明を具体的に説明す
る。
る。
実施例 1
軟化点280℃を有する光学的異方性の石油系ピ
ツチを溶融紡糸し、平均直径13μmのピツチ繊維
を得た。このピツチ繊維2000本のトウを空気中で
280℃、1時間不融化処理し、酸素/炭素の元素
比が0.11、水素/炭素の元素比が0.44の不融化繊
維を得た。この不融化繊維トウをホツトプレスの
ダイス内に積層し、100Kg/cm2の圧力下、1000℃
において30分プレス炭化し、かさ密度1.5g/c.c.
の炭素材料を製造した。得られた炭素材料の空隙
率は5%未満であつた。偏光顕微鏡あるいは電子
顕微鏡を用いた観察により、繊維組織がきわめて
均一に分布していることが明らかであつた。
ツチを溶融紡糸し、平均直径13μmのピツチ繊維
を得た。このピツチ繊維2000本のトウを空気中で
280℃、1時間不融化処理し、酸素/炭素の元素
比が0.11、水素/炭素の元素比が0.44の不融化繊
維を得た。この不融化繊維トウをホツトプレスの
ダイス内に積層し、100Kg/cm2の圧力下、1000℃
において30分プレス炭化し、かさ密度1.5g/c.c.
の炭素材料を製造した。得られた炭素材料の空隙
率は5%未満であつた。偏光顕微鏡あるいは電子
顕微鏡を用いた観察により、繊維組織がきわめて
均一に分布していることが明らかであつた。
比較例 1
実施例1で用いたピツチ繊維2000本のトウを空
気中で240℃、1時間不融化処理し、酸素/炭素
の元素比が0.005、水素/炭素の元素比が0.53の
不融化繊維を得た。この不融化繊維トウをホツト
プレスのダイス内に積層し、100Kg/cm2の圧力下、
1000℃において30分プレス炭化し、炭素材料を製
造した。偏光顕微鏡あるいは電子顕微鏡を用いた
観察により、得られた炭素材料はその内部に、炭
化時のガス発生に伴うミクロポアが存在すること
が明らかとなつた。また空隙率は20%であつた。
気中で240℃、1時間不融化処理し、酸素/炭素
の元素比が0.005、水素/炭素の元素比が0.53の
不融化繊維を得た。この不融化繊維トウをホツト
プレスのダイス内に積層し、100Kg/cm2の圧力下、
1000℃において30分プレス炭化し、炭素材料を製
造した。偏光顕微鏡あるいは電子顕微鏡を用いた
観察により、得られた炭素材料はその内部に、炭
化時のガス発生に伴うミクロポアが存在すること
が明らかとなつた。また空隙率は20%であつた。
実施例 2
実施例1で用いたピツチ繊維2000本のトウを空
気中300℃で1時間不融化処理した後、窒素中、
400℃で1時間処理して、酸素/炭素の元素比が
0.09、水素/炭素の元素比が0.40の前炭化繊維を
得た。この前炭化繊維トウをダイス内に自然沈積
し、ホツトプレスにより100Kg/cm2の圧力下、600
℃において1時間プレス炭化した。この炭化物を
窒素雰囲気下1200℃で30分焼成し、かさ密度1.6
g/c.c.の炭素材料を製造した。得られた炭素材料
の空隙率は5%未満であつた。偏光顕微鏡あるい
は電子顕微鏡を用いた観察より、繊維組織がきわ
めて均一に分布していることが明らかであつた。
気中300℃で1時間不融化処理した後、窒素中、
400℃で1時間処理して、酸素/炭素の元素比が
0.09、水素/炭素の元素比が0.40の前炭化繊維を
得た。この前炭化繊維トウをダイス内に自然沈積
し、ホツトプレスにより100Kg/cm2の圧力下、600
℃において1時間プレス炭化した。この炭化物を
窒素雰囲気下1200℃で30分焼成し、かさ密度1.6
g/c.c.の炭素材料を製造した。得られた炭素材料
の空隙率は5%未満であつた。偏光顕微鏡あるい
は電子顕微鏡を用いた観察より、繊維組織がきわ
めて均一に分布していることが明らかであつた。
比較例 2
実施例1で用いたピツチ繊維2000本のトウを空
気中300℃で1時間不融化処理した後、窒素中、
800℃で処理して、酸素/炭素の元素比が0.05、
水素/炭素の元素比が0.08の前炭化繊維を得た。
この前炭化繊維トウをダイス内に自然沈積し、ホ
ツトプレスにより100Kg/cm2の圧力下、600℃にお
いて1時間プレス炭化した。この炭化物を窒素雰
囲気下1200℃で30分焼成し、炭素材料を製造し
た。得られた炭素材料は成型性が悪く、また偏光
顕微鏡あるいは電子顕微鏡を用いた観察により繊
維の剥離も見られた。
気中300℃で1時間不融化処理した後、窒素中、
800℃で処理して、酸素/炭素の元素比が0.05、
水素/炭素の元素比が0.08の前炭化繊維を得た。
この前炭化繊維トウをダイス内に自然沈積し、ホ
ツトプレスにより100Kg/cm2の圧力下、600℃にお
いて1時間プレス炭化した。この炭化物を窒素雰
囲気下1200℃で30分焼成し、炭素材料を製造し
た。得られた炭素材料は成型性が悪く、また偏光
顕微鏡あるいは電子顕微鏡を用いた観察により繊
維の剥離も見られた。
実施例 3
実施例1で用いたピツチ繊維2000本のトウを空
気中300℃で1時間不融化処理した後、窒素中、
350℃で1時間処理して、酸素/炭素の元素比が
0.10、水素/炭素の元素比が0.42の前炭化繊維を
得た。この前炭化繊維トウを平均l/dが10とな
るように粉砕し、ホツトプレスにより100Kg/cm2
の圧力下、窒素雰囲気中1200℃で30分焼成し、か
さ密度1.6g/c.c.の炭素材料を製造した。得られ
た炭素材料の空隙率は5%未満であつた。偏光顕
微鏡あるいは電子顕微鏡を用いた観察により、繊
維組織がきわめて均一に分布していることが明ら
かであつた。
気中300℃で1時間不融化処理した後、窒素中、
350℃で1時間処理して、酸素/炭素の元素比が
0.10、水素/炭素の元素比が0.42の前炭化繊維を
得た。この前炭化繊維トウを平均l/dが10とな
るように粉砕し、ホツトプレスにより100Kg/cm2
の圧力下、窒素雰囲気中1200℃で30分焼成し、か
さ密度1.6g/c.c.の炭素材料を製造した。得られ
た炭素材料の空隙率は5%未満であつた。偏光顕
微鏡あるいは電子顕微鏡を用いた観察により、繊
維組織がきわめて均一に分布していることが明ら
かであつた。
実施例 4
実施例3で用いた前炭化繊維トウを平均l/d
が10となるように混合粉砕し、室温で予備成型し
た後、ステンレス容器中に入れ、200Kg/cm2の圧
力下、窒素雰囲気中1000℃で30分加圧炭化し、か
さ密度1.5g/c.c.の炭素材料を製造した。得られ
た炭素材料の空隙率は5%未満であつた。偏光顕
微鏡あるいは電子顕微鏡を用いた観察により、繊
維組織がきわめて均一に分布していることが明ら
かであつた。
が10となるように混合粉砕し、室温で予備成型し
た後、ステンレス容器中に入れ、200Kg/cm2の圧
力下、窒素雰囲気中1000℃で30分加圧炭化し、か
さ密度1.5g/c.c.の炭素材料を製造した。得られ
た炭素材料の空隙率は5%未満であつた。偏光顕
微鏡あるいは電子顕微鏡を用いた観察により、繊
維組織がきわめて均一に分布していることが明ら
かであつた。
Claims (1)
- 1 ピツチ繊維を不融化処理して得られる不融化
繊維および/または不融化繊維をさらに前炭化処
理して得られる前炭化繊維であり、かつ酸素/炭
素の元素比が0.01〜0.16、水素/炭素の元素比が
0.10〜0.52である繊維を加圧下あるいはプレス下
で炭化し、さらに必要に応じて常圧下で炭化ある
いは黒鉛化することを特徴とする炭素材料の製造
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62146875A JPS63310769A (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | 炭素材料の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62146875A JPS63310769A (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | 炭素材料の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63310769A JPS63310769A (ja) | 1988-12-19 |
JPH0559863B2 true JPH0559863B2 (ja) | 1993-09-01 |
Family
ID=15417541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62146875A Granted JPS63310769A (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | 炭素材料の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63310769A (ja) |
-
1987
- 1987-06-15 JP JP62146875A patent/JPS63310769A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63310769A (ja) | 1988-12-19 |
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