JPH0559453A - 帯状物連続処理ラインのパスルート切替え装置 - Google Patents

帯状物連続処理ラインのパスルート切替え装置

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Publication number
JPH0559453A
JPH0559453A JP21840391A JP21840391A JPH0559453A JP H0559453 A JPH0559453 A JP H0559453A JP 21840391 A JP21840391 A JP 21840391A JP 21840391 A JP21840391 A JP 21840391A JP H0559453 A JPH0559453 A JP H0559453A
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JP
Japan
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steel strip
route
switching
pinch roll
path route
Prior art date
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Pending
Application number
JP21840391A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kato
一夫 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH0559453A publication Critical patent/JPH0559453A/ja
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  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理の種類に応じてパスルートを切替える作
業を機械化し、迅速・安全に実施する。 【構成】 鋼帯等の連続処理ラインのパスルート切替え
位置のデフレクタロール2に付属させて、ブラケット12
と、その上部に設けた揺動軸13と、この揺動軸を中心に
切替え方向に向けて揺動自在とした揺動フレーム10と、
その先端に取り付けたクランプならびに板送り可能なピ
ンチロール装置9とからなる揺動式ピンチロール8を設
置して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼帯、アルミニウム帯
等の金属ストリップ(以下、鋼帯等という)をはじめと
する帯状物を連続処理するプロセスラインにおいて、処
理の種類によって通過させる必要のないライン内の一部
の設備について前記帯状物をバイパスさせ、また必要に
よりその設備を通過させるため帯状物のパスルートを切
替えるパスルート切替え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼帯等の亜鉛めっきライン、塗装ライン
等の連続処理ラインにおいては、製品の種類によって処
理プロセスの一部が異なり、鋼帯等を通過させる必要の
ない設備が発生することがある。例えば過時効処理炉を
備えた連続亜鉛めっきラインであっても、合金成分を添
加しない普通亜鉛めっき鋼板に対しては過時効処理は行
わないのが普通である。多くの場合、鋼帯を処理を行わ
ない設備を単に通過させることは品質上好ましくないの
で、これらの設備をバイパスさせ、ショートカットした
パスルートをとることが望ましいが、これらのラインに
おいては鋼帯等はつぎつぎに接続され連続しているの
で、パスルートを変更することは簡単ではない。しかも
パスルートの変更は短時間のうちに行わないと品質不良
部が大量に発生する可能性があり、迅速に行わねばなら
ないという時間的制約もある。
【0003】こうした問題を解決する手段として例えば
特開昭56-9360号公報により鋼帯の亜鉛めっきラインに
おけるパスライン切替装置が提案されている。図4にこ
の装置を示す。この図において、Aは品種によりバイパ
スさせねばならない過時効処理炉で、過時効処理を行う
場合の鋼帯1のパスルートは亜鉛ポット63よりピンチロ
ール59、ステアリングロール60を経て過時効処理炉Aを
通り出側ピンチロール61、62を経てライン出側へ向か
う。一方、過時効処理を行わない品種の場合は、ピンチ
ロール59から出側ピンチロール62へ直行するパスルート
が選択される。この切替えを迅速に行うため、鋼帯をそ
の位置で保持するクランプ51、52、53、54、所定位置で
鋼帯を分割しまた接合するシヤー・ステッチャー装置5
5、56、昇降テーブル57、58が備えられている。例え
ば、過時効処理を行うパスルートからバイパスさせるパ
スルートに切替える場合は、まず各クランプ51、52、5
3、54を閉として鋼帯の落下を防止しておいてシヤー・
ステッチャー装置55により鋼帯を切断し、昇降テーブル
57を降下させてこの上に残っていた鋼帯といま切断した
鋼帯とをシヤー・ステッチャー装置55により接合する。
同様に出側においてもシヤー・ステッチャー装置56によ
って過時効処理炉Aから出た鋼帯を切断してバイパスル
ートに残っていた鋼帯と接合するのである。バイパスル
ートから過時効処理ルートへの切替えも同様にして行
う。
【0004】ところで、この切替装置は、図4のように
バイパスさせる場合のパスルートが水平で、バイパスさ
せたり通したりする過時効処理炉Aがその下方に位置し
ているライン配置に限って適用できるもので、図5に示
すようにパスルートが下方から上方に向かっている部分
の側方に水平型の処理設備Aをもつ鋼帯等の連続処理ラ
インには応用できない。
【0005】図5のライン配置では、処理設備Aを通さ
ない場合の鋼帯1のパスルートは下方より垂直に上昇
し、デフレクタロール2で折れ曲がらずにデフレクタロ
ール5へ直行するものであるが、処理設備Aを通す場合
はピンチロール兼用のデフレクタロール2により右水平
方向に向かって処理設備Aを通り、デフレクタロール
3、4をへて左水平方向へ向かい、必要によりもう一度
処理設備Aを通過したのちピンチロール兼用のデフレク
タロール5に至るのである。
【0006】このようなラインでは、従来はつぎのよう
な手順で、人力により切替作業を行っていた。まず、処
理設備Aをバイパスさせている状態からこれを通す状態
にパスルートを切替えるときは、デフレクタロール2、
5のピンチロールを閉じて鋼帯の落下を防止したのち、
図5のXの位置で鋼帯1を切断し、矢印のように下側鋼
帯1aを右側へ倒し、案内テーブル6上で処理設備Aの入
側に残っていた鋼帯の後端1cと接続する。一方、切断し
た上側鋼帯1bは上段の案内テーブル7上に持ち上げ、処
理設備Aの出側に残っていた鋼帯の先端1dと接続する。
この逆のパスルートの切替えの場合は、上下の案内テー
ブル6、7で鋼帯を切断し、上段のデフレクタロール寄
りの鋼帯1bは下方に下ろし、下段のデフレクタロール寄
りの鋼帯1aは上方に持ち上げ、Xの位置でこれらを接続
する。なお、上記の鋼帯の切断、接続は専用の設備を設
置して行う場合もあるが、人力で行う場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、図5のよう
な、これまで機械化されていなかった鋼帯等の連続プロ
セスラインにおけるパスルートの切替えを機械化し、切
替え時間を短縮してライン能率と製品品質さらに作業の
安全性を向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、帯状物連続処
理ラインのパスルート切替え位置のデフレクタロールに
付属させて、切替え方向に向けて揺動自在とした揺動フ
レームを設置し、その先端にクランプならびに板送り可
能なピンチロールを取り付けたことを特徴とする。
【0009】
【作 用】本発明によれば、帯状物の端部をロールに挟
んだままピンチロール全体が切替え方向に向けて揺動す
るから、帯状物がデフレクタロールを支点として切替わ
るべきパスルートの方向へ向き変わり、パスルートの切
替え作業のうちもっとも肉体的負荷が大きくかつ危険度
の高かった作業が機械化される。
【0010】
【実施例】図1に本発明の一実施例である鋼帯の連続処
理ラインの一部を示す。図1はさきに示した図5と基本
構成は同じで、品種によってバイパスさせることもある
処理設備Aは上下2段に分かれているが、一方のみであ
ってもよいし、上下が連続して一体となっていてもよ
い。図5との相違は、本発明の核心をなす揺動式ピンチ
ロール8がデフレクタロール2、5に付設されているこ
とである。そこで、まず図2により、この揺動式ピンチ
ロール8の構造と機能を説明する。
【0011】図2において、9は鋼帯1を板送りしたり
クランプしたりするピンチロール装置で、軸受箱15によ
り両端を支持された上下1対のロール21と、軸受箱15を
上下から圧下する流体シリンダ11と、ロールを回転させ
るブレーキ付駆動モータ14とから構成され、流体シリン
ダ11を圧下して駆動モータ14のブレーキを作動させれば
鋼帯1をその位置でクランプでき、駆動モータ14を回転
すれば鋼帯1を任意の方向に送ることができる。
【0012】このピンチロール装置9はブラケット12の
上部に設けた揺動軸13を中心に揺動する揺動フレーム10
の先端に取り付けられており、揺動フレーム10は揺動モ
ータ16により任意の角度に揺動、停止する。以上のよう
に構成したことにより、この揺動式ピンチロール8は鋼
帯1をクランプし、そのままの姿勢でこれを保持した
り、揺動機能によりクランプした鋼帯を任意の方向に振
り向けたり、切断や接続等の作業のため、クランプした
鋼帯を任意の方向に板送りしたりすることができる。
【0013】つぎに図3により、この揺動式ピンチロー
ル8を用いて行うパスルート切替え作業の一部を説明す
る。図3(a)は鋼帯1が処理設備Aを通らずにデフレ
クタロール2からデフレクタロール5へ直行している状
態から、処理設備Aを通る状態にパスルートを変更すべ
く、位置Xにおいて鋼帯1を切断した状態を示す。切断
後、ピンチロールを駆動して鋼帯1をわずかに後退さ
せ、揺動モータ16によりピンチロール装置9を時計方向
に90度揺動させると、鋼帯はデフレクタロール2に沿っ
て右側に向きを変えて図3(b)の状態となる。ここで
再びピンチロールを駆動して鋼帯をやや前進させると、
右側に残存している鋼帯端部1cと重なるから、これをス
テッチャーあるいはウエルダー等の接続装置18により接
続する。
【0014】ふたたび図1に戻って、本実施例では以上
説明した揺動式ピンチロール8をデフレクタロール2お
よび5に付属して設置したほか、処理設備Aの入り側、
出側に相当する下段、上段ならびにバイパスルートであ
るデフレクタロール2、5間の垂直部分にそれぞれ必要
に応じ切断装置17、接続装置18、ピンチロール19を適宜
配置して構成したから、パスルート切替えに伴う鋼帯の
切断、鋼帯端部の向き変更、鋼帯の接続等の一連の作業
がこれらの機械により能率的に行われる。これらの切断
装置17、接続装置18は、合体した構成のシヤー・ステッ
チャー装置であってもよいし、一部を手作業によっても
よい。
【0015】また、以上の実施例ではバイパスルートが
垂直になった図5のラインに適用した場合を説明した
が、本発明は図4のようなバイパスルートが水平なライ
ンにも適用できる。すなわち、さきの図4において、ピ
ンチロール59、62に本発明の揺動式ピンチロール8を付
設してやれば、クランプ装置51、54や昇降テーブル57、
58が不要となり、パスルートの切替えができることは、
あらためて図示するまでもない。さらに、バイパスとそ
うでないルートとの切替えにとどまらず、下流工程が複
数方向に枝分かれする連続処理ラインなどであっても、
揺動式ピンチロールの揺動範囲を適宜設定してやれば本
発明は適用可能であり、ひろく汎用性を有するパスルー
ト切替え装置である。帯状物としても金属ストリップは
もとよりプラスチックフィルム、紙等あらゆる帯状物の
連続処理ラインに適用できることは、いうまでもない。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、あらゆるレイアウトの
帯状物の連続プロセスラインにおけるパスルートの切替
えを機械化し、切替え時間を短縮してライン能率と製品
の品質さらに作業の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すライン配置図で
ある。
【図2】本発明の揺動式ピンチロールの(a)は平面
図、(b)は側面図である。
【図3】本発明の揺動式ピンチロールによるパスルート
切替え作業の実施例の説明図で、(a)(b)(c)の
順に作業の進行状況を表す。
【図4】従来の技術を示す構成図である。
【図5】他の従来の技術を示す構成図である。
【符号の説明】
1 鋼帯 2、3、4、5 デフレクタロール 8 揺動式ピンチロール 9 ピンチロール装置 10 揺動フレーム 12 ブラケット 13 揺動軸 17 切断装置 18 接続装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状物連続処理ラインのパスルート切替
    え位置のデフレクタロールに付属させて、切替え方向に
    向けて揺動自在とした揺動フレームを設置し、その先端
    にクランプならびに板送り可能なピンチロールを取り付
    けたことを特徴とする帯状物連続処理ラインのパスルー
    ト切替え装置。
JP21840391A 1991-08-29 1991-08-29 帯状物連続処理ラインのパスルート切替え装置 Pending JPH0559453A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21840391A JPH0559453A (ja) 1991-08-29 1991-08-29 帯状物連続処理ラインのパスルート切替え装置

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JP21840391A JPH0559453A (ja) 1991-08-29 1991-08-29 帯状物連続処理ラインのパスルート切替え装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0559453A true JPH0559453A (ja) 1993-03-09

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ID=16719368

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JP21840391A Pending JPH0559453A (ja) 1991-08-29 1991-08-29 帯状物連続処理ラインのパスルート切替え装置

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JP (1) JPH0559453A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018059150A (ja) * 2016-10-05 2018-04-12 中外炉工業株式会社 金属ストリップの経路切替機構

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018059150A (ja) * 2016-10-05 2018-04-12 中外炉工業株式会社 金属ストリップの経路切替機構

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