JPH055941A - フイルムの給送制御装置 - Google Patents

フイルムの給送制御装置

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JPH055941A
JPH055941A JP3158807A JP15880791A JPH055941A JP H055941 A JPH055941 A JP H055941A JP 3158807 A JP3158807 A JP 3158807A JP 15880791 A JP15880791 A JP 15880791A JP H055941 A JPH055941 A JP H055941A
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高橋直己
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    • Y02E60/32Hydrogen storage

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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学的にフィルムのパーフォレーションをカ
ウントする際、オートローディングの動作中に、デジタ
ル変換された光電変換信号に基づいて光電変換信号に対
する閾値となる比較レベルの決定を実行する際、1枚目
の撮影駒から全て等間隔でのフィルム給送を行う。 【構成】 オートローディングの開始から2駒半に相当
するデジタル量によるフィルムの給送を行った後、コン
パレータにより決定した比較レベルとアナログ量である
光電変換信号とを比較し(ステップ503)、最終の駒
数である3駒目について、撮影時の給送状態と同じ状態
で給送制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムのパーフォレ
ーションとその間のフィルム部との光学的な特性差を利
用して、フィルムの給送状態を光学的に検出し、フィル
ムの給送を制御するフィルムの給送制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フィルムの給送制御方式は種
々提案されているが、フィルムのパーフォレーションと
その間のフィルム部との光学的な特性差を利用し、光電
変換手段により移動するパーフォレーションを検出して
フィルムの給送制御を行う方式は、機械的な機構を不要
とするためカメラの小型化、低コスト化に有利であり、
例えば特開昭62−86355号公報等で提案されてい
る。
【0003】このような光学的なフィルム給送制御方式
は、フィルム面で反射あるいは透過した投光部からの光
を受光部により受光し、フィルムの移動に伴って該受光
部からの光電変換信号を所定のレベルで比較し、パーフ
ォレーションの数をカウントし、フィルム1駒分給送す
る。
【0004】ところで、フィルムのパーフォレーション
及びその間のフィルム部の透過率又は反射率は各種フィ
ルムによって大幅に異なり、また光電変換信号を比較す
るための所定レベル(以下比較レベルと称す)は一定で
あることから、例えば該比較レベルに比べて光電変換信
号が小さい透過率あるいは反射率のフィルムであると、
正確にカウントすることができなくなる。
【0005】そこで、光電変換信号をDCカットし、A
C分を増幅してその信号を比較レベルで比較し、比較出
力をカウントする方式や、特開平2−256038号公
報、特開平2−77056号公報のように、光電変換信
号の最大値と最小値を検出し、その値から比較レベルを
決定する方式が提案されている。
【0006】また、カメラのオートフォーカス用に用い
られる高分解能のAD変換器を利用して光電変換信号を
デジタル変換し、所定のレベルとの比較からパーフォレ
ーションをカウントする方式が提案されている。
【0007】しかし、上記した光電変換信号をDCカッ
トする方式や、最大値と最小値を比較して比較レベルを
決定する方式では、フィルム自体が検知箇所において平
坦面に維持されているとは限らず、そのためパーフォレ
ーションでない箇所においてピークの信号を出力する場
合が生じ、実際のフィルム送り量が適正なフィルム送り
量と異なるという難点がある。
【0008】また、光電変換信号をDCカットする方式
では、フィルムが実際に移動しなくても、カメラ本体に
内蔵されている例えばモータのノイズ等の電源ノイズの
影響により、比較信号と比較されて信号がコンパレータ
から出力されるという誤検知を生じる虞があった。同様
に、最大値と最小値を比較して比較レベルを決定する方
式においても、電源ノイズが最大値と最小値を検出する
時点で影響し、決定する比較レベルの値が狂い、誤検知
する虞があった。
【0009】一方、常にAD変換する方式では、AD変
換器はフィルム給送中にはオートフォーカス用に使用で
きないため、オートフォーカス連写が遅くなるという難
点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、光電変換信号であるアナログ信号を直接利
用して、パーフォレーションのカウントをフィルムの種
類に応じて行う際、比較レベルに対して光電変換信号を
調整したり、光電変換信号から比較レベルを決定する方
式では、電源のノイズやフィルム面の平坦性等により影
響を受け、また光電変換信号をデジタル変換して全ての
フィルム給送をデジタル制御する方式では、カメラの他
の制御に供する回路等がフィルム給送中に使用できなく
なり、例えばオートフォーカス連写が遅くなる。そのた
め、オートローディングの動作中にデジタル変換した光
電変換信号に基づいて、比較レベルの決定を行えば上記
の難点は解消されるが、オートローディングによって給
送される3駒半の駒送りの制御を全てデジタル量によっ
て行うと、実際のフィルムのパーフォレーションをカウ
ントしていないので、1駒目の撮影画面が所定位置にな
く、フィルムを現像したとき、画面の1駒目だけ離れて
いたり、逆に2駒目と重なって撮影される虞があった。
【0011】本発明は、光電変換信号をデジタル変換し
て確実に比較レベルの決定を可能にすることができるデ
ジタル方式の長所と、光電変換信号に対して間違いのな
い適正な比較レベルが決定できれば、爾後は簡単かつ確
実なフィルム給送が行えるという光電変換信号に基づく
アナログ式のフィルム制御方式との長所を利用してフィ
ルムの給送を行う際、撮影されるフィルム画面の間隔を
全て一定とすることができ、また所定の位置からの撮影
を可能とするフィルムの給送制御装置を提供することを
目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を実現する
ためのフィルムの給送制御装置の構成は、フィルムのパ
ーフォレーションとその間のフィルム部との光学的な特
性差に基づいて光電変換信号を出力する信号出力手段
と、該信号出力手段から出力される光電変換信号を比較
レベルと比較して比較信号を出力する信号比較手段と、
該信号出力手段からの光電変換信号と該信号比較手段か
らの比較信号とに基づいてフィルムの給送を制御する制
御手段とを有し、該制御手段は少なくともフィルムのオ
ートローディング動作を終える最終のパーフォレーショ
ンの検知前に該光電変換信号に基づき該比較レベルの決
定を行う比較レベル決定部と、該比較レベル決定手段に
より決定された比較レベルに基づき該信号比較手段から
の比較信号により、少なくともオートローディング動作
を終える最終のパーフォレーションの検知を行う最終給
送制御部とを有することを特徴とする。
【0013】
【作用】上記した構成のフィルムの給送制御装置は、オ
ートローディングの初期、例えば3駒半をオートローデ
ィングによりフィルム給送する場合、最初の2駒半の給
送はデジタル制御によって行い、その間に比較レベルの
決定を行い、最後の3駒目のフィルムの給送は、撮影時
と同じ比較レベルを用いた実際にパーフォレーションを
カウントした状態での制御を行う。
【0014】
【実施例】図1は本発明を実施したフイルム給送制御装
置を搭載したカメラの電気制御ブロック図である。
【0015】1はマイクロコンピュ−タ−で、カメラ各
部の動きを制御する。2はレンズ制御回路で、不図示の
撮影レンズの距離環と絞りを制御する。レンズ制御回路
2は、マイクロコンピュ−タ−1からのLCOM信号を
受けている間、データバスDBUSを介しシリアル通信
を行う。レンズ制御回路2はこの通信内容より不図示の
モ−タ−を制御し、距離環と絞りを制御する。また、マ
イクロコンピュータ1はレンズの焦点距離情報や、距離
情報、その他各種補正情報などを受け取る。
【0016】3は液晶表示回路で、シャッタ−スピ−ド
・絞り制御値などのカメラの各撮影情報を表示する回路
である。液晶表示回路3は、マイクロコンピュ−タ−1
からのDPCOM信号を受けている間、データバスDB
USを介しシリアル通信を行う。液晶表示回路3は、こ
の通信内容より液晶表示を行う。
【0017】4はスイッチセンス回路であり、液晶表示
回路3とともに、常に電源が供給されており、カメラの
レリーズボタンの第1ストロークと連動しているsw1
や、その他不図示の露出モードを決めるスイッチやAF
のモードを決めるスイッチなどを常に読みとることが出
来る。スイッチが切り替わると、スイッチセンス回路4
は不図示のDC/DCコンバータに信号を送り、DC/
DCコンバータを起動させる。DC/DCコンバータ
は、マイクロコンピュ−タ−1を始めとするその他の回
路に電源を供給する。スイッチセンス回路4は、マイク
ロコンピュ−タ−1からのSWCOM信号を受けている
間、データバスDBUSを介しシリアル通信を行う。ス
イッチセンス回路4は、マイクロコンピュ−タ−1より
DC/DCオフの命令を受け取ると、DC/DCコンバ
ータの出力をオフにさせる。また、マイクロコンピュ−
タ−1は各スイッチ情報を受け取る。
【0018】5はストロボ発光制御回路であり、ストロ
ボの発光と調光を制御する回路であり、発光のための電
荷を蓄えるための回路、発光部であるキセノン管、トリ
ガー回路、発光を停止させる回路、フイルム面反射光測
光回路、積分回路など既存の回路からなる。X接点はシ
ャッタ−ユニットの先幕走行によりONする。ストロボ
発光制御回路5は、X接点がONすることでストロボの
閃光を開始させる。
【0019】6はラインセンサー等からなる焦点検出ユ
ニットで、被写体が撮影レンズによりどの位置に焦点を
結んでいるかを既存の位相差検出法で判別するための回
路である。マイクロコンピュ−タ−1は、焦点検出ユニ
ット6を駆動し、ラインセンサーに蓄積された信号を読
みだし、AD変換を行い、所定の演算によって被写体の
焦点状態を判別して、レンズ距離環の駆動や合焦判別を
行う。
【0020】7は測光回路で、画面を複数のエリアに分
割し、各エリアの被写体の輝度をTTL測光しマイクロ
コンピュ−タ−1に送る役目をする。8はシャッタ−制
御回路で、マイクロコンピュ−タ−1の制御信号に従っ
て、不図示のシャッタ−ユニットの制御を行う。9はモ
ータドライバ回路で、マイクロコンピュ−タ−1の制御
信号MS1,MS2に従って、フィルム給送用モ−タ−
を制御し、フイルムの巻き上げ巻き戻しを行う。
【0021】Prはフォトリフレクターで、図10の背
蓋開時のカメラの略図で示したように、フィルム給送時
にフィルムのパーフォレーションが通過する位置に配置
され、パーフォレーションが通過するときは、フォトリ
フレクターPrの発光部による光が受光部に反射してこ
ないためにAD変換器10に低い電圧が供給され、一方
パーフォレーション間のフィルム部が通過するときは、
フォトリフレクターPrの発光部による光が、受光部に
反射してくるためにAD変換器10に高い電圧が供給さ
れる。AD変換器10は、フォトリフレクターPrから
のアナログ信号である光電変換信号をデジタル信号に変
換しマイクロコンピュータ1に送る。
【0022】11はDA変換器で、マイクロコンピュー
タ1で決定された比較レベルであるデジタルデータをア
ナログ信号に変換し、コンパレータ12に送る。
【0023】コンパレータ12は、フォトリフレクター
Prからの光電変換信号に対し、DA変換器11からの
比較レベルを比較し、比較信号CMPを出力する。
【0024】マイクロコンピュータ1は、フィルム給送
時にPRS信号を出力してフォトリフレクターPrの発
光部を発光させ、MS1またはMS2信号によりフィル
ム給送モータを始動させ、AD変換器10からの信号と
CMP信号によりフィルムの給送状態を判断し、MS1
またはMS2信号によりモータをストップさせ、所定の
パーフォレーションフィルムを巻き上げたり、巻戻した
りする制御を行う。
【0025】本実施例では、コンパレータ12での比較
は、実際の撮影中におけるフィルムの給送時に行い、フ
ォトリフレクターPRからの光電変換信号に対するDA
変換器11から出力される比較レベルの信号は、フィル
ムのオートローディング動作中において決定するように
している。
【0026】この比較レベルの決定は、オートローディ
ング中においてフォトリフレクターPrからの光電変換
信号をAD変換器10によりデジタル変換した所定時間
間隔での多数のサンプリングデータを16階調に分け、
これらの度数分布の中間値を求め、この中間値に対応す
る階調のデジタル値をDA変換器11によりアナログ変
換し、これを比較レベルとしてコンパレータ12に出力
する。
【0027】すなわち、フィルムがフォトリフレクター
Prの投射面に対して理想的な平坦性を有して給送され
ていると仮定した場合、フォトリフレクターPrから出
力されるアナログデータである光電変換信号は正弦波と
なるので、これを一定時間毎にデジタル変換して得られ
た多数のサンプリングデータを16階調の反射強度に分
けて度数分布をとると、階調レベルの最大値及び最小値
の度数が最も多くなるといえる。つまり、パーフォレー
ション間のフィルム面に対応する箇所、及びパーフォレ
ーションに対応する箇所のサンプリングデータは階調レ
ベルの最大値及び最小値の近傍に多く分布することにな
る。
【0028】比較レベルを中間値にとれば、そのレベル
は必ずパーフォレーションからパーフォレーション間の
フィルム面に移動する中間に対応し、パーフォレーショ
ンの有る無しで、光電変換信号は比較レベルより大きく
なったり、小さくなったりする。
【0029】しかし、実際にフィルムはこのような理想
的な状態で給送されるとは言えず、また給送されるフィ
ルムの反射率も全て一定であるとは言えないため、時系
列的にサンプリングデータの階調レベルを見た場合には
前後関係にバラツキが生じるが、オートローディング中
において、フィルムを数駒分給送して検出した多数のサ
ンプリングデータの度数分布をとれば、このようなバラ
ツキは何等の影響もなく、理想的な状態で給送されたの
と同様の中間値を得ることができる。
【0030】以下、上記したフィルム給送の動作をカメ
ラにフィルムが装填されオートローディング処理を行う
ときの動作を中心に図2ないし図9に示すフローチャー
トにより説明する。
【0031】図2はオートローディング動作の全体を示
したあらわしたものである。
【0032】オートローディング動作は、オートローデ
ィング動作の初期化を行うオートゲインイニシャライズ
処理(AG−INIT:ステップ001)、パーフォレ
ーションのカウント処理(Perfo−Cnt:ステッ
プ002)、オートローディング動作が正常に行われて
いるか否かを判断するフィルム給送適否判断処理(TP
P−F:ステップ003、ステップ006)、比較レベ
ルを決定する処理、本実施例では上記した中間値を比較
レベルと決定する比較レベル処理(MID−DIST:
ステップ004)、フィルムを給送するフィルム給送処
理(WIND−1:ステップ005)、オートローディ
ングが不良の際にオートローディングを停止する処理
(NG−AL:007)から構成されている。
【0033】オートローディング動作は、先ずオートゲ
インイニシャライズ処理AG−INITがステップ00
1において行われる。
【0034】図3に処理AG−INITの詳細を示す。
【0035】処理AG−INITはステップ101 より開
始される。
【0036】ステップ101からステップ104は、A
D変換器10により変換されてサンプリングされた多数
のフィルム情報に対して、ヒストグラムをとるために設
定した配列変数HIST[n]を0に初期化する処理
で、本実施例ではn=0〜15の16階調に設定してい
る。
【0037】ステップ101において、変数nに0が代
入され、ステップ102へ進む。ステップ102におい
て、配列変数HIST[n]に0が代入され、ステップ
103へ進む。
【0038】ステップ103において、変数nがインク
リメントされ、ステップ104へ進む。ステップ104
において、変数nの値が判別される。該値が16より小
さいならば、ステップ102へ分岐し、それ以外ならば
ステップ105へ進む。
【0039】以上説明してきたように、nの値が16よ
り小さいならばプログラムはステップ102→103→
104→102を繰り返す。この繰り返しにより配列変
数HISTは[0]〜[15]の範囲がすべて0が代入
される。
【0040】次に、ステップ105において、変数PR
−AD、変数APO−UP、変数FLG−UP、変数p
erfo、変数count、変数TPPF−F、変数S
UMに0が代入され、ステップ106へ進む。
【0041】変数PR−ADは、前のAD変換データを
入れる変数但し、直前のAD変換値とは限らない、変数
APO−UPはフォトリフレクターの信号が立ち上がり
となるのか、あるいは立ち下がりとなるのかを期待する
変数で、その方向は「1」が立ち上がり、「0」が立ち
下がりであり、また変数FLG−UPは結果として立ち
上がりであると「1」、立ち下がりであると「0」とな
る変数である。変数perfoはパーフォレーションの
数をカウントする変数である。変数countについて
は後記する。変数SUMは度数分布の頻度の総数の変数
である。
【0042】ステップ106において、フォトリフレク
タのLEDを点灯させる処理Photo−ONが実行さ
れ、ステップ107へ進む。ステップ107において、
スタートタイマー変数S−timeにタイマーレジスタ
TIME−NOW(現在時刻)が代入され、ステップ1
08へ進む。タイマーレジスタTIME−NOWは、マ
イコンに内蔵されるタイマー割込によってインクリメン
トされるレジスタで、1カウントは4μ秒である。ステ
ップ108において、オートローディングの不具合があ
った場合の判定時間の変数AL−Timeに12000
0(カウント数)が代入され、ステップ109へ進む。
【0043】ステップ109において、フィルム給送用
モータをフィルム給送方向(正転方向)に駆動する処理
M1M1FORが実行され、処理AG−INITを終了
復帰し、パーフォレーションのカウントを行うステップ
002へ進む。以上の動作により、パーフォレーション
のカウント等のステップ002以降の処理に必要な初期
化が完了する。
【0044】ステップ002において、処理Perfo
−Cntが実行される。図4ないし図7は処理Perf
o−Cntをあらわしたもので、図4は処理Perfo
−Cntの全体をあらわしたものである。
【0045】処理Perfo−Cntはステップ201
より開始される。ステップ201において、遅延処理
(本実施例では128μ秒)Delay128が実行さ
れる。
【0046】処理Delay128を図5に示す。処理
Delay128はステップ251より開始される。ス
テップ251において、変数S−timeに値32を加
算した値が遅延レジスタDに代入され、ステップ252
へ進む。ステップ252において、遅延レジスタDの値
が判別され、該値がタイマーレジスタTIME−NOW
より大きいならば、ステップ252へ分岐し、それ以外
ならばステップ253へ進む。遅延レジスタDの値が、
タイマーレジスタTIME−NOWより大きいならばプ
ログラムはステップ252を繰り返す。この繰り返しに
より、128μ秒の時間が経過する。128μ秒の経過
の後、ステップ253において、変数S−timeに遅
延レジスタDの値が代入され、ステップ254へ進む。
【0047】ステップ254において、変数AL−Ti
meが1デクリメントされ、処理Delay128を終
了復帰し、ステップ202へ進む。ステップ202にお
いて、フォトリフレクターPRの光電変換信号をデジタ
ル信号に変換処理するAD変換処理AD−Convが実
行される。
【0048】図6は処理AD−Convをあらわしたも
のである。処理AD−Convはステップ261より開
始される。
【0049】ステップ261において、AD変換の実行
を開始する処理AD−Startが実行され、ステップ
262へ進む。処理AD−Startは、AD変換器1
0の変換した値を、変数AD−Valueに格納する処
理である。
【0050】ステップ262において、変数AD−Va
lueを値16で除算した値がレジスタBに代入され、処
理AD−Convを終了復帰し、ステップ203へ進
む。
【0051】このステップ262の処理は、AD変換器
10がカメラのオートフォーカス用等に兼用されている
ため、その分解能が高いことから、そのまま得られるサ
ンプリングデータは極めて細かく区切られたものとなり
ノイズなどによる微妙な光電変換信号のゆれを無視する
ため、それほど細分化されたデータは不要とすることか
ら、サンプリングを粗くすることを指示する処理で、4
bitのデータを捨てている。
【0052】ステップ203において、変数perfo
の値が判別される。これは、オートローディングの開始
から、パーフォレーションの個数が15個となるまでの
フィルム給送立ち上がり時には給送が不安定であること
から、その間ステップ204の頻度級数処理Divid
e−Rankを行わないこととしている。ここで、本実
施例ではパーフォレーションの開口エッジを1カウント
とし、したがって該エッジを2カウントすると1パーフ
ォレーションカウントしたことになる。本実施例では、
最初の15個のパーフォレーションの給送に対してステ
ップ204の処理を行っていないので、該値が29より
小さいならば、ステップ205へ分岐し、それ以外なら
ばステップ204へ進むようにしている。ここで、ステ
ップ001の処理で、図3におけるステップ105で最
初は変数perfoが0となっているため、ステップ2
05に進むことになる。
【0053】ステップ205において、レジスタBの値
が判別される。該値が変数PR−ADと等しいならば、
ステップ218へ分岐し、それ以外ならばステップ20
6へ進む。
【0054】上記のステップ202からステップ205
までの動作により、光電変換信号を粗い分解能でAD変
換し、前にAD変換された値(PR−AD) と比較す
る。ここで、現在のAD変換値(B)と前のAD変換値
(PR−AD) が等しいということは、フィルムの移動
が行われていると確認できないため、次のサンプリング
までステップ206以降の処理を行なわない。その後、
何度かサンプリングして、(B)と(PR−AD)が等
しければ、常にステップ218に分岐するようにしてい
る。
【0055】一方、現在のAD変換値(B)と前回のA
D変換値(PR−AD) が異なっている場合は、フィル
ムが移動していることによって光電変換信号が変化した
可能性があるから、オートローディングが正常に動作し
ていると判断し、ステップ206以降の動作を行う。な
おこの動作では、ノイズなどによる微妙な光電変換信号
の変化を無視しているため、誤動作の可能性を少なくし
ている。
【0056】ステップ205において、フィルムの移動
が確認できない場合、ステップ218において、オート
ローディングの動作不良判定時間の変数AL−Time
がオーバしたか否かを判別する。ここで、まだこの判定
時間内(AL−Time>0)であれば、次にステップ
222において、パーフォレーションのカウント数が3
9より小さいと、ステップ201の遅延処理Delay
128に分岐する。このカウント数39は、オートロー
ディングで給送するフィルムの駒数に対応するパーフォ
レーションの数(カウント数はパーフォレーションの両
エッジであるから、その2倍となる)に対応したもので
ある。
【0057】すなわち、1駒のパーフォレーション数は
8(パーフォレーションカウンターでのカウント数では
16)であり、このカウント数39は2駒半に相当し、
3駒半のフィルム給送を行うオートローディング動作に
おいては、以後の1駒分のフィルム給送は後記する処理
WIND−1において制御されるようにしている。
【0058】また、何度サンプリングしても(B)と
(PR−AD)が同じで、オートローディングの動作不
良判定時間が経過して、オートローディング動作不良と
認められた場合は、ステップ218からステップ219
に移行し、オートローディング動作を不良とする不良変
数TPP−Fを「1」とし、ステップ220においてフ
ィルム給送のために駆動されているモータの停止処理M
1BRKが実行される。
【0059】一方、オートローディング動作が正常に行
われている場合、一定のパーフォレーション数のフィル
ムが送られたとステップ203で判定されると、ステッ
プ204において、DA変換器11からコンパレータ1
2に出力される前述の比較レベルを決定するための頻度
級数の処理Divide−Rankが行われる。
【0060】ステップ204における処理Divide
−Rankを図7に示す。処理Divide−Rank
はステップ271より開始される。
【0061】ステップ271において、配列変数HIS
T[B]がインクリメントされ、ステップ272へ進
む。ステップ272において、変数SUMがインクリメ
ントされ、処理Divide−Rankを終了復帰し、
ステップ205へ進む。
【0062】すなわち、AD変換された値は、0から1
5までの16階調のいずれかに相当するものであるか
ら、AD変換された値が例えば第3の階調(HIST
[3])に相当するものであれば、これを計測し加算す
る処理が行われる。
【0063】次に、ステップ205において、フィルム
が移動しているか否かが判断されるが、オートローディ
ングが正常に行われていて、充分な時間がたっていれ
ば、何回目かのサンプリングで、(B)と(PR−A
D)の値が違っているから、ステップ206に進み、A
D変換された現在の値(B)と前回の値とが(PR−A
D)との比較が行われる。すなわち、現在の値(B)が
前回の値よりも大きいということは、光電変換信号の出
力波形が立ち上がりの傾向にあるといえることから、こ
の場合は変数FLG−UPを「1」とし(ステップ20
7)、逆の場合にはステップ208において変数FLG
−UPを「0」とする処理が行われ、パーフォレーショ
ンが遠ざかっているのか、あるいは近づいているのかの
判断要素とする。
【0064】ステップ207又はステップ208が終了
すると、ステップ209において、変数PR−ADは更
新されレジスタBが代入され、ステップ210へ進む。
【0065】ステップ210において、変数FLG−U
Pの値が判別される。該値が変数APO−UPと等しく
なければステップ223へ分岐し、それ以外ならばステ
ップ211へ進む。
【0066】すなわち、例えばステップ207において
立ち上がりの傾向にあると判断された場合、最初は変数
APO−UP=0に設定されているから、ステップ22
3に分岐し、また例えばステップ208において立ち下
がりの傾向にあると判断された場合ステップ211に進
む。なお、最初に変数FLG−UPが「1」となるか、
「0」となるかは全く不明であるから、最初のステップ
211以降の処理は立ち下がりの状態にあると判断した
場合から開始するものとしている。
【0067】ここで、ステップ210において変数FL
G−UP=「1」であると、ステップ223に分岐し、
最初は傾向変数countは0であるから、ステップ2
18に進み、再びステップ201に戻り、立ち下がりの
傾向になるまでこのルーチンを行う。
【0068】そして、立ち下がりの傾向にあると判断し
た場合、ステップ210からステップ211に進み、傾
向変数countを1インクリメントし、ステップ21
2に進む。
【0069】ステップ211では、カウントレジスタの
値が4と同じ、又は越えているか否かが判別されるが、
ここではまだ1であることから、この値が4となるまで
ステップ218に分岐し、ステップ222→201→2
10→211のルーチンが繰り返されることになる。し
かし、このルーチンの途中で、例えばフィルムのたわみ
等の原因で傾向の異なるイレギュラーな値が検出された
場合、これを傾向変数countに1インクリメントし
て以下の処理を行うと、誤りが生じる虞があるため、傾
向変数のカウント数を1デクリメントするようにしてい
る(ステップ223、224)。
【0070】傾向変数countの値が4となったら、
ステップ213に進み、変数countに0が代入さ
れ、ステップ214に進む。
【0071】ここで、ステップ206、207、208
において立ち上がりの傾向にあるか、又は立ち下がりの
傾向にあるかは、単に前後のAD変換値を比較している
だけであり、全体として例えば立ち上がりの傾向にある
場合でもイレギュラーな値と比較することもあり、必ず
しも正しいとは言えない。そのため、ある程度のAD変
換信号の変化量(本実施例では偏向変数count数
4)の範囲で立ち下がりの傾向にあるか、あるいは立ち
上がりの傾向にあるかを判断するようにしている。
【0072】ステップ214において、変数perfo
が1インクリメントされ、パーフォレーションのカウン
トが行われ、ステップ215へ進む。
【0073】ステップ215において、変数FLG−U
Pの値が判別される。
【0074】すなわち、オートローディングの最初は、
変数FLG−UPの値が立ち下がりを傾向を示す「0」
から傾向変数countのインクリメントを開始してお
り、また立ち下がり傾向の後は、立ち上がり傾向にある
と期待できることから、期待変数APO−UPを逆にす
る処理を、ステップ215、216、221において行
っている。つまり、最初にステップ210からステップ
211に移行する際の変数FLG−UPの値は「0」で
あるから、ステップ215で判断する変数FLG−UP
の値は「0」となり、次回の処理における期待変数AP
O−UPの値を今回の「0」から「1」にする(ステッ
プ216)。また、その後の処理において、ステップ2
10における変数FLG−UPの値が「1」であると、
ステップ221において期待変数APO−UPの値を
「0」にする。
【0075】ステップ216又はステップ221の処理
が終了すると、オートローディングの適否の判断を行う
ため、あるいはフィルムが給送されているかの判断を行
うための変数AL−Timeの値を、最初の「1200
00」から「1200」に変更し(ステップ217)、
この時間が経過するまで(ステップ218)、又は所定
の駒数のオートローディングが終了するまで(ステップ
222)、順次このルーチンを繰り返し行い、ステップ
003に進む。
【0076】以上の動作により、オートローディング中
に巻き上げたフィルムのパーフォの数(変数perfo
÷2)のカウント、パーフォ数15〜19の間フォトリ
フレクタからの信号のヒストグラム(配列変数HIS
T)、そしてヒストグラムの総数(SUM)を求めるこ
とができる。
【0077】ステップ003において、変数TPPF−
Fの値が判別される。該値が0でないならば、すなわち
オートローディングの不良と判断されているとステップ
007へ分岐し処理NG−ALが行われ、オートローデ
ィングの動作が正常であればステップ004へ進む。処
理NG−ALでは、フィルム駆動用モータM1を停止さ
せ、フォトリフレクタのLED を消灯させ、オートローデ
ィングが失敗したという所定の表示を行い、本プログラ
ムを終了する。
【0078】ステップ004において、ステップ204
の処理Divide−Rankにより得られたヒストグ
ラムから、その中間値を比較レベルと決定する処理MI
D−DISTが実行される。
【0079】図8は処理MID−DISTをあらわした
もので、処理MID−DISTはステップ401より開
始される。ステップ401において、変数SUMを2で
除算した値が変数Middleに代入され、ステップ4
02へ進む。変数Middleは中心値を表す。ステッ
プ402において、変数mid−rankに値0代入さ
れ、ステップ403へ進む。ステップ403おいて、変
数Middleより変数HIST[mid−rank]
を減算した値が変数Middleに代入され、ステップ
404へ進む。ステップ404において、変数Midd
leの値が判別される。該値が0より小さいならば、処
理MID−DISTを終了しステップ005へ復帰す
る、それ以外ならばステップ405へ進む。ステップ4
05において、変数mid−rankがインクリメント
され、ステップ406へ進む。ステップ406におい
て、変数Middleの値を判別し、該値が15(AD
変換値を0〜15の16階調のいずれかに分けるように
していることから、最後のレベルの15をに達したか否
かを判別している)より小さいならば、処理MID−D
ISTを終了しステップ005へ復帰する、それ以外な
らばステップ403へ進む。以上の動作により、ヒスト
グラムの中心値(変数middle)を含む階級(変数
mid−rank)を求めることができる。
【0080】すなわち、0〜15の16階調に分けられ
たAD変換値の全ての数が例えば150とすると、これ
を2で除算した値は75となる。一方、例えばレベル0
の度数が20、レベル1の度数が22、レベル2の度数
が24、レベル3の度数が18であるとすると、先ず
(SUM÷2)75から、レベル0の度数20を減算
し、その値55からレベル1の度数22を減算し、その
値33からレベル2の値24を減算し、さらにその値9
からレベル3の値18を減算する。ここで、減算値はマ
イナスとなるため、レベル3を中間値と決定する。
【0081】ステップ005において、オートローディ
ング動作の終段におけるフィルム給送の処理WIND−
1が実行される。図9は処理WIND−1をあらわした
もので、処理WIND−1はステップ501より開始さ
れる。ステップ501において、処理MID−DIST
で求められた変数mid−rankの値に従って、DA
変換器11にデータを送る。ステップ502において、
タイマーレジスタTIME−NOWに値32×1200
を加算した値がレジスタDに代入され、ステップ503
へ進む。ステップ503おいて、コンパレータ12の出
力CMPが判別される。該値が変数APO−UPと等し
くなければ、ステップ510へ分岐し、それ以外ならば
ステップ504へ進む。ステップ504において、変数
perfoがインクリメントされ、ステップ505へ進
む。ステップ505おいて、再び信号CMPが判別され
る。該値が0と等しくなければ、ステップ507へ分岐
し、それ以外ならばステップ506へ進む。ステップ5
06において、変数APO−UPに値1が代入され、ス
テップ508へ進む。ステップ507において、変数A
PO−UPに値0が代入され、ステップ508へ進む。
ステップ508において、変数perfoの値が判別さ
れる。該値が56より小さいならば、ステップ502へ
分岐し、それ以外ならば、ステップ509へ進む。ステ
ップ509において、処理AG−ENDが実行され、処
理WIND−1を終了復帰する。処理AG−ENDで
は、フィルム駆動用モータM1を停止させ、フォトリフ
レクタのLEDを消灯させ、オートローディングの終了
した所定の表示を行う。ステップ510において、レジ
スタDの値が判別される。該値がタイマーレジスタTI
ME−NOWより大きいならば、ステップ503へ分岐
し、それ以外ならばステップ511へ進む。ステップ5
11において、変数TPPF−Fに値1が代入され、処
理WIND−1を終了復帰する。
【0082】上記の処理WIND−1では、フィルムを
2駒半給送後に、AD変換器10に変り、DA変換器1
1からの決定した比較レベルとコンパレータ12による
アナログ量でのパーフォレーションをカウントし、所定
のカウント数までオートローディングによるフィルムの
巻き上げを行う。
【0083】すなわち、フィルムの1駒は8パーフォレ
ーションに対応し、オートローディングは3駒半分のフ
ィルム給送を行うことから、(8×3.5)×2(パー
フォレーションの両エッジを検出するために2倍として
いる)=56パーフォレーション数をカウントすると、
オートローディングの停止を行なうが、既に処理Per
fo−Cntにおいて2駒半の給送制御を行っており、
丁度13駒目の給送が終了した時点でオートローディン
グの動作が終了することになる。
【0084】したがって、オートローディングの最終駒
の給送によって撮影の1駒目となるフィルム部は、以後
の撮影のためのフィルム給送と同じ状態で制御されるこ
とになるので、撮影駒間を一定の間隔とすることがで
き、1枚目と2枚目とが離れ過ぎたり、あるいはフィル
ム自身に表示されているフィルム駒数の表示位置に適正
に位置せず、重なったりするといったことが防止でき
る。
【0085】つまり、フィルムの2駒半の給送状態の検
知は、あくまでもデジタル情報に基づいて行っており、
この間ではまだ比較レベルの決定が行われておらず、こ
のため3駒目のフィルム給送をさらにデジタル値により
行うと、フィルムの停止位置が実際のパーフォレーショ
ンの位置と合わず、フィルムを現像した時に、フィルム
に表示されているフィルムの駒数の番号に一致した位置
に撮影フレームがこないことになる。しかし、オートロ
ーディングの最後の動作を実際のパーフォレーションを
カウントして制御しているため、このようなことが防止
される。
【0086】また、コンパレータ12の出力CMP信号
が期待変数APO−UPと異なっていれば正常にフィル
ム給送が行われていると判断し、パーフォレーションの
カウントを行うが、同じ値であると一応オートローディ
ングの不良であるか否かの判断を行い、時間Dの間でコ
ンパレータ12の出力CMP信号が変化するのを待って
パーフォレーションを1カウントする。フィルムの給送
が正常に行われていれば、次のコンパレータ12のCM
P信号は、前回の値と逆になるはずであるから、ステッ
プ505、506、507において、期待変数APO−
UPの値を入れ替える処理を行っている。
【0087】もし、所定時間内にコンパレータ12の出
力CMP信号が変化しない場合は、変数TPPF−Fに
値1が代入され処理NG−ALが実行される。
【0088】以上の処理WIND−1が終了すると、ス
テップステップ006において、変数TPPF−Fの値
が判別される。該値が0でないならば、ステップ007
へ分岐して処理NG−ALが実行され本プログラムを終
了し、またそれ以外ならば本プログラムを終了し撮影待
機状態となる。
【0089】なお、処理NG−ALでは、フィルム駆動
用モータM1を停止させ、フォトリフレクタのLEDを
消灯させ、オートローディングが失敗したという所定の
表示を行い、本プログラムを終了する。
【0090】なお、上記の実施例においてはフォトリフ
レクタを用いたが、透過型のフォトインタラプタであっ
てもよい。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
なくともオートローディングの最終パーフォレーション
の検知は、実際の撮影時におけるフィルムの給送制御と
同じ制御方式により行えるので、1枚目と2枚目の間隔
が広過ぎたりすることがなく、全ての撮影駒数の画面間
隔を一定にすることができ、さらにフィルム自身に表示
されている駒数の番号に対して重なったりすることを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフィルムの給送装置の一実施例を
示すブロック図。
【図2】オートローディング動作のフローチャート。
【図3】オートローディングイニシャライズ処理のフロ
ーチャート。
【図4】処理Perfo−Cntのフローチャート。
【図5】遅延処理のフローチャート。
【図6】デジタル変換処理のフローチャート。
【図7】頻度級数の処理のフローチャート。
【図8】処理MID−DISTのフローチャート。
【図9】フィルム巻上処理のフローチャート。
【図10】カメラの概略を示す図。
【符号の説明】
1…マイクロコンピュータ 2…レンズ制御回路 3…液晶表示回路 4…スイッチセンス回路 5…ストロボ発光制御回路 6…焦点検出ユニット 7…測光回路 8…シャッタ−制御回路 9…モータドライバ 10…AD変換器 11…DA変換器 12…コンパレータ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 フィルムのパーフォレーションとその間
    のフィルム部との光学的な特性差に基づいて光電変換信
    号を出力する信号出力手段と、該信号出力手段から出力
    される光電変換信号を比較レベルと比較して比較信号を
    出力する信号比較手段と、該信号出力手段からの光電変
    換信号と該信号比較手段からの比較信号とに基づいてフ
    ィルムの給送を制御する制御手段とを有し、該制御手段
    は少なくともフィルムのオートローディング動作を終え
    る最終のパーフォレーションの検知前に該光電変換信号
    に基づき該比較レベルの決定を行う比較レベル決定部
    と、該比較レベル決定手段により決定された比較レベル
    に基づき該信号比較手段からの比較信号により、少なく
    ともオートローディング動作を終える最終のパーフォレ
    ーションの検知を行う最終給送制御部とを有することを
    特徴とするフィルムの給送制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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