JP2825682B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2825682B2
JP2825682B2 JP15880391A JP15880391A JP2825682B2 JP 2825682 B2 JP2825682 B2 JP 2825682B2 JP 15880391 A JP15880391 A JP 15880391A JP 15880391 A JP15880391 A JP 15880391A JP 2825682 B2 JP2825682 B2 JP 2825682B2
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラに係り、特にフィ
ルムのパーフォレーションとその間のフィルム部との光
学的な特性差を利用して、フィルムの給送状態を光学的
に検出し、フィルムの給送を制御するフィルムの給送制
御装置を有するカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フィルムの給送制御方式は種
々提案されているが、フィルムのパーフォレーションと
その間のフィルム部との光学的な特性差を利用し、光電
変換手段により移動するパーフォレーションを検出して
フィルムの給送制御を行う方式は、機械的な機構を不要
とするためカメラの小型化、低コスト化に有利であり、
例えば特開昭62−86355号公報等で提案されてい
る。
【0003】このような光学的なフィルム給送制御方式
は、フィルム面で反射あるいは透過した投光部からの光
を受光部により受光し、フィルムの移動に伴って該受光
部からの光電変換信号を所定のレベルで比較し、パーフ
ォレーションの数をカウントし、フィルム1駒分給送す
る。
【0004】ところで、フィルムのパーフォレーション
及びその間のフィルム部の透過率又は反射率は各種フィ
ルムによって大幅に異なり、また光電変換信号を比較す
るための所定レベル(以下比較レベルと称す)は一定で
あることから、例えば該比較レベルに比べて光電変換信
号が小さい透過率あるいは反射率のフィルムであると、
正確にカウントすることができなくなる。
【0005】そこで、光電変換信号をDCカットし、A
C分を増幅してその信号を比較レベルで比較し、比較出
力をカウントする方式や、特開平2−256038号公
報、特開平2−77056号公報のように、光電変換信
号の最大値と最小値を検出し、その値から比較レベルを
決定する方式が提案されている。
【0006】また、カメラのオートフォーカス用に用い
られる高分解能のAD変換器を利用して光電変換信号を
デジタル変換し、所定のレベルとの比較からパーフォレ
ーションをカウントする方式が提案されている。
【0007】しかし、上記した光電変換信号をDCカッ
トする方式や、最大値と最小値を比較して比較レベルを
決定する方式では、フィルム自体が検知箇所において平
坦面に維持されているとは限らず、そのためパーフォレ
ーションでない箇所においてピークの信号を出力する場
合が生じ、実際のフィルム送り量が適正なフィルム送り
量と異なるという難点がある。
【0008】また、光電変換信号をDCカットする方式
では、フィルムが実際に移動しなくても、カメラ本体に
内蔵されている例えばモータのノイズ等の電源ノイズの
影響により、比較信号と比較されて信号がコンパレータ
から出力されるという誤検知を生じる虞があった。同様
に、最大値と最小値を比較して比較レベルを決定する方
式においても、電源ノイズが最大値と最小値を検出する
時点で影響し、決定する比較レベルの値が狂い、誤検知
する虞があった。
【0009】一方、常にAD変換する方式では、AD変
換器はフィルム給送中にはオートフォーカス用に使用で
きないため、オートフォーカス連写が遅くなるという難
点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、光電変換信号であるアナログ信号を直接利
用して、パーフォレーションのカウントをフィルムの種
類に応じて行う際、比較レベルに対して光電変換信号を
調整したり、光電変換信号から比較レベルを決定する方
式では、電源のノイズやフィルム面の平坦性等により影
響を受け、また光電変換信号をデジタル変換して全ての
フィルム給送をデジタル制御する方式では、カメラの他
の制御に供する回路等がフィルム給送中に使用できなく
なり、例えばオートフォーカス連写が遅くなることにあ
る。
【0011】本発明は、光電変換信号をデジタル変換し
て確実に比較レベルの決定を可能にすることができるデ
ジタル方式の長所と、光電変換信号に対して間違いのな
い適正な比較レベルが決定できれば、爾後は簡単かつ確
実なフィルム給送が行えるという光電変換信号に基づく
アナログ式のフィルム制御方式との長所を利用し、フィ
ルムのオートローディング中にデジタル方式により比較
レベルの決定を行うフィルムの給送制御装置を有するカ
メラを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現する第1の構成は、フィルムのパーフォレーショ
ンとその間のフィルム部との光学的な特性差に基づいて
光電変換信号を出力する信号出力手段と、フィルムの移
動に伴って該信号出力手段から出力される光電変換信号
を所定の比較レベルと比較する信号比較手段と、該信号
比較手段から出力される比較信号に基づき、フィルム給
送用の駆動手段を制御する制御手段とを有し、該制御手
段は、該信号出力手段から出力される光電変換信号をサ
ンプリングし、光電変換信号の所定レベル毎の度数分布
演算する第1の演算手段と、該第1の演算手段によっ
て演算された度数分布に基づいて、該信号比較手段にお
ける比較レベルを決定する第2の演算手段を有すること
を特徴とする。本出願に係る発明の目的を実現する第2
の構成は、上記した第1の構成において、制御手段の第
2の演算手段は、第1の演算手段によって演算された度
数分布より信号の中間値を求めることによって信号比較
手段における所定の比較レベルを演算することを特徴と
する本出願に係る発明の目的を実現する第3の構成
は、上記した第1の構成において、制御手段の第2の演
算手段は、第1の演算手段によって演算された度数分布
より信号の平均値を求めることによって信号比較手段に
おける所定の比較レベルを演算することを特徴とする
本出願に係る発明の目的を実現する第4の構成は、上記
した第1の構成において、制御手段の第2の演算手段
は、第1の演算手段によって演算された度数分布の所定
の範囲内における度数分布で最小頻度級数を求めて比較
レベルを決定することを特徴とする本出願に係る発明
の目的を実現する第5の構成は、上記した第4の構成に
おいて、制御手段の第2の演算手段は、第1の演算手段
により演算された度数分布より、度数が存在する階級の
内、レベルの最大のものと最小のものに挟まれた部分を
所定の範囲とすることを特徴する本出願に係る発明の
目的を実現する第6の構成は、上記した第4の構成にお
いて、制御手段の第2の演算手段は、第1の演算手段に
より演算された度数分布よ り、度数がある所定度数以上
存在する階級の内、レベルの最大のものと最小のものに
挟まれた部分を所定の範囲とすることを特徴する本出
願に係る発明の目的を実現する第7の構成は、フィルム
のパーフォレーションとその間のフィルム部との光学的
な特性差に基づいて光電変換信号を出力する信号出力手
段と、フィルムの移動に伴って該信号出力手段から出力
される光電変換信号を所定の比較レベルと比較する信号
比較手段と、該信号比較手段から出力される比較信号と
に基づき、フィルム給送用の駆動手段を制御する制御手
段とを有し、該制御手段は、所定時間間隔で該信号出力
手段から出力される光電変換信号をサンプリングし、サ
ンプリングした光電変換信号の平均値を求め、求められ
た平均値に基づいて該信号比較手段における比較レベル
を決定する演算手段を有することを特徴とする本出願
に係る発明の目的を実現する第8の構成は、フィルムの
パーフォレーションとその間のフィルム部との光学的な
特性差に基づいて光電変換信号を出力する信号出力手段
と、フィルムの移動に伴って該信号出力手段から出力さ
れる光電変換信号を所定の比較レベルと比較する信号比
較手段と、該信号比較手段から出力される比較信号とに
基づき、フィルム給送用の駆動手段を制御する制御手段
とを有し、該制御手段は、該信号出力手段から出力され
る光電変換信号をサンプリングし、サンプリングした光
電変換信号の変化量の所定レベル毎の平均値を演算する
第1の演算手段と、該第1の演算手段によって演算され
た平均値に基づいて、該信号比較手段における所定の比
較レベルを決定する第2の演算手段を有することを特徴
とする本出願に係る発明の目的を実現する第9の構成
は、上記した第8の構成において、制御手段の第2の演
算手段は、第1の演算手段によって演算された平均値よ
り最大平均値級数を求めることによって信号比較手段に
おける所定の比較レベルを演算することを特徴とする
本出願に係る発明の目的を実現する第10の構成は、フ
ィルムのパーフォレーションとその間のフィルム部との
光学的な特性差に基づいて光電変換信号を出力する信号
出力手段と、フィルムの移動に伴って該信号出力手段か
ら出力される光電変換信号を所定の比較レベルと比較す
る信号比較手段と、該信号比較手段から 出力される比較
信号とに基づき、フィルム給送用の駆動手段を制御する
制御手段とを有し、該制御手段は、該信号出力手段から
出力される光電変換信号をサンプリングし、サンプリン
グした光電変換信号の変化量が最大となる信号レベルを
求め、求められた信号レベルに基づいて該信号比較手段
における比較レベルを決定する演算手段を有することを
特徴とする本出願に係る発明の目的を実現する第11
の構成は、上記した各構成のいずれかにおいて、制御手
段における比較レベルの決定は、フィルムのオートロー
ディング動作中に行うことを特徴とする
【0013】
【作用】上記した構成のカメラは、光電変換によってフ
ィルムのパーフォレーションをカウントし、フィルムの
給送制御を行う際、例えば撮影のためのフィルム給送に
先だって行われるオートローディング動作中に、光電変
換信号をデジタル変換し、これらの度数分布をとってそ
の中間値を比較レベルとし、撮影中におけるパーフォレ
ーションカウントのための閾値として用いる。
【0014】
【実施例】図1は本発明を実施したカメラの電気制御ブ
ロック図である。
【0015】1はマイクロコンピュ−タ−で、カメラ各
部の動きを制御する。2はレンズ制御回路で、不図示の
撮影レンズの距離環と絞りを制御する。レンズ制御回路
2は、マイクロコンピュ−タ−1からのLCOM信号を
受けている間、データバスDBUSを介しシリアル通信
を行う。レンズ制御回路2はこの通信内容より不図示の
モ−タ−を制御し、距離環と絞りを制御する。また、マ
イクロコンピュータ1はレンズの焦点距離情報や、距離
情報、その他各種補正情報などを受け取る。
【0016】3は液晶表示回路で、シャッタ−スピ−ド
・絞り制御値などのカメラの各撮影情報を表示する回路
である。液晶表示回路3は、マイクロコンピュ−タ−1
からのDPCOM信号を受けている間、データバスDB
USを介しシリアル通信を行う。液晶表示回路3は、こ
の通信内容より液晶表示を行う。
【0017】4はスイッチセンス回路であり、液晶表示
回路3とともに、常に電源が供給されており、カメラの
レリーズボタンの第1ストロークと連動しているsw1
や、その他不図示の露出モードを決めるスイッチやAF
のモードを決めるスイッチなどを常に読みとることが出
来る。スイッチが切り替わると、スイッチセンス回路4
は不図示のDC/DCコンバータに信号を送り、DC/
DCコンバータを起動させる。DC/DCコンバータ
は、マイクロコンピュ−タ−1を始めとするその他の回
路に電源を供給する。スイッチセンス回路4は、マイク
ロコンピュ−タ−1からのSWCOM信号を受けている
間、データバスDBUSを介しシリアル通信を行う。ス
イッチセンス回路4は、マイクロコンピュ−タ−1より
DC/DCオフの命令を受け取ると、DC/DCコンバ
ータの出力をオフにさせる。また、マイクロコンピュ−
タ−1は各スイッチ情報を受け取る。
【0018】5はストロボ発光制御回路であり、ストロ
ボの発光と調光を制御する回路であり、発光のための電
荷を蓄えるための回路、発光部であるキセノン管、トリ
ガー回路、発光を停止させる回路、フイルム面反射光測
光回路、積分回路など既存の回路からなる。X接点はシ
ャッタ−ユニットの先幕走行によりONする。ストロボ
発光制御回路5は、X接点がONすることでストロボの
閃光を開始させる。
【0019】6はラインセンサー等からなる焦点検出ユ
ニットで、被写体が撮影レンズによりどの位置に焦点を
結んでいるかを既存の位相差検出法で判別するための回
路である。マイクロコンピュ−タ−1は、焦点検出ユニ
ット6を駆動し、ラインセンサーに蓄積された信号を読
みだし、AD変換を行い、所定の演算によって被写体の
焦点状態を判別して、レンズ距離環の駆動や合焦判別を
行う。
【0020】7は測光回路で、画面を複数のエリアに分
割し、各エリアの被写体の輝度をTTL測光しマイクロ
コンピュ−タ−1に送る役目をする。8はシャッタ−制
御回路で、マイクロコンピュ−タ−1の制御信号に従っ
て、不図示のシャッタ−ユニットの制御を行う。9はモ
ータドライバ回路で、マイクロコンピュ−タ−1の制御
信号MS1,MS2に従って、フィルム給送用モ−タ−
を制御し、フイルムの巻き上げ巻き戻しを行う。
【0021】Prはフォトリフレクターで、図12の背
蓋開時のカメラの略図で示したように、フィルム給送時
にフィルムのパーフォレーションが通過する位置に配置
され、パーフォレーションが通過するときは、フォトリ
フレクターPrの発光部による光が受光部に反射してこ
ないためにAD変換器10に低い電圧が供給され、一方
パーフォレーション間のフィルム部が通過するときは、
フォトリフレクターPrの発光部による光が、受光部に
反射してくるためにAD変換器10に高い電圧が供給さ
れる。AD変換器10は、フォトリフレクターPrから
のアナログ信号である光電変換信号をデジタル信号に変
換しマイクロコンピュータ1に送る。
【0022】11はDA変換器で、マイクロコンピュー
タ1で決定された比較レベルであるデジタルデータをア
ナログ信号に変換し、コンパレータ12に送る。
【0023】コンパレータ12は、フォトリフレクター
Prからの光電変換信号に対し、DA変換器11からの
比較レベルを比較し、比較信号CMPを出力する。
【0024】マイクロコンピュータ1は、フィルム給送
時にPRS信号を出力してフォトリフレクターPRの発
光部を発光させ、MS1またはMS2信号によりフィル
ム給送モータを始動させ、AD変換器10からの信号と
CMP信号によりフィルムの給送状態を判断し、MS1
またはMS2信号によりモータをストップさせ、所定の
パーフォレーションフィルムを巻き上げたり、巻戻した
りする制御を行う。
【0025】本実施例では、コンパレータ12での比較
は、実際の撮影中におけるフィルムの給送時に行い、フ
ォトリフレクターPRからの光電変換信号に対するDA
変換器11から出力される比較レベルの信号は、フィル
ムのオートローディング動作中において決定するように
している。
【0026】この比較レベルの決定は、オートローディ
ング中においてフォトリフレクターPRからの光電変換
信号をAD変換器10によりデジタル変換した所定時間
間隔での多数のサンプリングデータを16階調に分け、
これらの度数分布の中間値を求め、この中間値に対応す
る階調のデジタル値をDA変換器11によりアナログ変
換し、これを比較レベルとしてコンパレータ12に出力
する。
【0027】すなわち、フィルムがフォトリフレクター
PRの投射面に対して理想的な平坦性を有して給送され
ていると仮定した場合、フォトリフレクターPRから出
力されるアナログデータである光電変換信号は正弦波と
なるので、これを一定時間毎にデジタル変換して得られ
た多数のサンプリングデータを16階調の反射強度に分
けて度数分布をとると、階調レベルの最大値及び最小値
の度数が最も多くなるといえる。つまり、パーフォレー
ション間のフィルム面に対応する箇所、及びパーフォレ
ーションに対応する箇所のサンプリングデータは階調レ
ベルの最大値及び最小値の近傍に多く分布することにな
る。
【0028】比較レベルを中間値にとれば、パーフォレ
ーションの有る無しで、必ず光電変換信号は比較レベル
より大きくなったり小さくなったりする。
【0029】しかし、実際にフィルムはこのような理想
的な状態で給送されるとは言えず、また給送されるフィ
ルムの反射率も全て一定であるとは言えないため、時系
列的にサンプリングデータの階調レベルを見た場合には
前後関係にバラツキが生じるが、オートローディング中
において、フィルムを数駒分給送して検出した多数のサ
ンプリングデータの度数分布をとれば、このようなバラ
ツキは何等の影響もなく、理想的な状態で給送されたの
と同様の中間値を得ることができる。
【0030】以下、上記したフィルム給送の動作をカメ
ラにフィルムが装填されオートローディング処理を行う
ときの動作を中心に図2ないし図9に示すフローチャー
トにより説明する。
【0031】図2はオートローディング動作の全体を示
したあらわしたものである。
【0032】オートローディング動作は、オートローデ
ィング動作の初期化を行うオートゲインイニシャライズ
処理(AG−INIT:ステップ001)、パーフォレ
ーションのカウント処理(Perfo−Cnt:ステッ
プ002)、オートローディング動作が正常に行われて
いるか否かを判断するフィルム給送適否判断処理(TP
P−F:ステップ003、ステップ006)、比較レベ
ルを決定する処理、本実施例では上記した中間値を比較
レベルと決定する比較レベル処理(MID−DIST:
ステップ004)、フィルムを給送するフィルム給送処
理(WIND−1:ステップ005)、オートローディ
ングが不良の際にオートローディングを停止する処理
(NG−AL:007)から構成されている。
【0033】オートローディング動作は、先ずオートゲ
インイニシャライズ処理AG−INITがステップ00
1において行われる。
【0034】図3に処理AG−INITの詳細を示す。
【0035】処理AG−INITはステップ101 より開
始される。
【0036】ステップ101からステップ104は、A
D変換器10により変換されてサンプリングされた多数
のフィルム情報に対して、ヒストグラムをとるために設
定した配列変数HIST[n]を0に初期化する処理
で、本実施例ではn=0〜15の16階調に設定してい
る。
【0037】ステップ101において、変数nに0が代
入され、ステップ102へ進む。
【0038】ステップ102において、配列変数HIS
T[n]に0が代入され、ステップ103へ進む。
【0039】ステップ103において、変数nがインク
リメントされ、ステップ104へ進む。
【0040】ステップ104において、変数nの値が判
別される。該値が16より小さいならば、ステップ10
2へ分岐し、それ以外ならばステップ105へ進む。
【0041】以上説明してきたように、nの値が16よ
り小さいならばプログラムはステップ102→103→
104→102を繰り返す。この繰り返しにより配列変
数HISTは[0]〜[15]の範囲がすべて0が代入
される。
【0042】次に、ステップ105において、変数PR
−AD、変数APO−UP、変数FLG−UP、変数p
erfo、変数count、変数TPPF−F、変数S
UMに0が代入され、ステップ106へ進む。
【0043】変数PR−ADは、前のAD変換データを
入れる変数、但し直前のサンプリングにおけるAD変換
値とは限らず、AD変換データが大きく変化したときの
み、更新されるものである。変数APO−UPはフォト
リフレクターの信号が立ち上がりとなるのか、あるいは
立ち下がりとなるのかを期待する変数で、その方向は
「1」が立ち上がり、「0」が立ち下がりであり、また
変数FLG−UPは結果として立ち上がりであると
「1」、立ち下がりであると「0」となる変数である。
変数perfoはパーフォレーションの数をカウントす
る変数である。変数countについては後記する。変
数SUMは、度数分布の頻度の総数の変数である。
【0044】ステップ106において、フォトリフレク
タのLEDを点灯させる処理Photo−ONが実行さ
れ、ステップ107へ進む。ステップ107において、
スタートタイマー変数S−timeにタイマーレジスタ
TIME−NOW(現在時刻)が代入され、ステップ1
08へ進む。タイマーレジスタTIME−NOWは、マ
イコンに内蔵されるタイマー割込によってインクリメン
トされるレジスタで、1カウントは4μ秒である。ステ
ップ108において、オートローディングの不具合があ
った場合の判定時間の変数AL−Timeに12000
0(カウント数)が代入され、ステップ109へ進む。
【0045】ステップ109において、フィルム給送用
モータをフィルム給送方向(正転方向)に駆動する処理
M1M1FORが実行され、処理AG−INITを終了
復帰し、パーフォレーションのカウントを行うステップ
002へ進む。以上の動作により、パーフォレーション
のカウント等のステップ002以降の処理に必要な初期
化が完了する。
【0046】ステップ002において、処理Perfo
−Cntが実行される。図4ないし図7は処理Perf
o−Cntをあらわしたもので、図4は処理Perfo
−Cntの全体をあらわしたものである。
【0047】処理Perfo−Cntはステップ201
より開始される。ステップ201において、遅延処理
(本実施例では128μ秒)Delay128が実行さ
れる。
【0048】処理Delay128を図5に示す。処理
Delay128はステップ251より開始される。ス
テップ251において、変数S−timeに値32を加
算した値が遅延レジスタDに代入され、ステップ252
へ進む。ステップ252において、遅延レジスタDの値
が判別され、該値がタイマーレジスタTIME−NOW
より大きいならば、ステップ252へ分岐し、それ以外
ならばステップ253へ進む。遅延レジスタDの値が、
タイマーレジスタTIME−NOWより大きいならばプ
ログラムはステップ252を繰り返す。この繰り返しに
より、128μ秒の時間が経過する。128μ秒の経過
の後、ステップ253において、変数S−timeに遅
延レジスタDの値が代入され、ステップ254へ進む。
【0049】ステップ254において、変数AL−Ti
meが1デクリメントされ、処理Delay128を終
了復帰し、ステップ202へ進む。ステップ202にお
いて、フォトリフレクターPRの光電変換信号をデジタ
ル信号に変換処理するAD変換処理AD−Convが実
行される。
【0050】図6は処理AD−Convをあらわしたも
のである。処理AD−Convはステップ261より開
始される。
【0051】ステップ261において、AD変換の実行
を開始する処理AD−Startが実行され、ステップ
262へ進む。処理AD−Startは、AD変換器1
0の変換した値を、変数AD−Valueに格納する処
理である。
【0052】ステップ262において、変数AD−Va
lueを値16で除算した値がレジスタBに代入され、処
理AD−Convを終了復帰し、ステップ203へ進
む。
【0053】このステップ262の処理は、AD変換器
10がカメラのオートフォーカス用等に兼用されている
ため、その分解能が高いことから、そのまま得られるサ
ンプリングデータは極めて細かく区切られたものとな
り、それほど細分化されたデータは不要とすることか
ら、サンプリングを粗くすることを指示する処理で、4
bitのデータを捨て、ノイズなどによる微妙な光電変
化信号を無視している。
【0054】ステップ203において、変数perfo
の値が判別される。これは、オートローディングの開始
から、パーフォレーションの個数が15個となるまでの
フィルム給送立ち上がり時には給送が不安定であること
から、その間ステップ204の頻度級数処理Divid
e−Rankを行わないこととしている。ここで、本実
施例ではパーフォレーションの開口エッジを1カウント
とし、したがって該エッジを2カウントすると1パーフ
ォレーションカウントしたことになる。本実施例では、
最初の15個のパーフォレーションの給送に対してステ
ップ204の処理を行っていないので、該値が29より
小さいならば、ステップ205へ分岐し、それ以外なら
ばステップ204へ進むようにしている。ここで、ステ
ップ001の処理で、図3におけるステップ105で最
初は変数perfoが0となっているため、ステップ2
05に進むことになる。
【0055】ステップ205において、レジスタBの値
が判別される。該値が変数PR−ADと等しいならば、
ステップ218へ分岐し、それ以外ならばステップ20
6へ進む。
【0056】上記のステップ202からステップ205
までの動作により、光電変換信号を粗い分解能でAD変
換し、前にAD変換された値(PR−AD) と比較す
る。ここで、現在のAD変換値(B)と前のAD変換値
(PR−AD) が等しいということは、フィルムの移動
が行われていると確認できないため、次のサンプリング
まで、ステップ206以降の処理を行わない。その後、
何度かサンプリングして、(B)と(PR−AD)が同
じであれば、いつもステップ218に分岐する。一方、
何回目かのサンプリングで現在のAD変換値(B)と前
回のAD変換値(PR−AD) が異なっている場合は、
フィルムが移動していることによって光電変換信号が変
化した可能性があるから、オートローディングが正常に
動作していると判断し、ステップ206以降の動作を行
う。なおこの動作では、ノイズなどによる微妙な光電変
換信号の変化を無視しているため、誤動作の可能性を少
なくしている。
【0057】ステップ205において、フィルムの移動
が確認できないと判断された場合、ステップ218にお
いて、オートローディングの動作不良判定時間の変数A
L−Timeがオーバしたか否かを判別する。ここで、
まだこの判定時間内(AL−Time>0)であれば、
次にステップ222において、パーフォレーションのカ
ウント数が39より小さいと、ステップ201の遅延処
理Delay128に分岐し前述の処理に戻る。このカ
ウント数39は、オートローディングで給送するフィル
ムの駒数に対応するパーフォレーションの数(カウント
数はパーフォレーションの両エッジであるから、その2
倍となる)に対応したものである。したがって、何度サ
ンプリングしても(B)と(PR−AD)が同じで、オ
ートローディングの動作不良判定時間が経過して、オー
トローディングの動作不良と認められた場合は、ステッ
プ218からステップ219に移行し、オートローディ
ング動作を不良とする不良変数TPP−Fを「1」と
し、ステップ220において、フィルム給送のために駆
動されているモータの停止処理M1BRKが実行され
る。
【0058】一方、オートローディング動作が正常に行
われている場合、一定のパーフォレーション数のフィル
ムが送られたとステップ203で判定されると、ステッ
プ204において、DA変換器11からコンパレータ1
2に出力される前述の比較レベルを決定するための頻度
級数の処理Divide−Rankが行われる。
【0059】ステップ204における処理Divide
−Rankを図7に示す。処理Divide−Rank
はステップ271より開始される。
【0060】ステップ271において、配列変数HIS
T[B]がインクリメントされ、ステップ272へ進
む。ステップ272において、変数SUMがインクリメ
ントされ、処理Divide−Rankを終了復帰し、
ステップ205へ進む。
【0061】すなわち、AD変換された値は、0から1
5までの16階調のいずれかに相当するものであるか
ら、AD変換された値が例えば第3の階調(HIST
[3])に相当するものであれば、これを計測し加算す
る処理が行われる。
【0062】次に、ステップ205において、フィルム
が移動しているか否かが判断されるが、オートローディ
ングが正常に行われていて、充分な時間がたっていて、
何回目かのサンプリングであれば、(B)と(PR−A
D)の値が違っているから、ステップ206に進み、A
D変換された現在の値(B)と前回の値とが(PR−A
D)との比較が行われる。すなわち、現在の値(B)が
前回の値よりも大きいということは、光電変換信号の出
力波形が立ち上がりの傾向にあるといえることから、こ
の場合は変数FLG−UPを「1」とし(ステップ20
7)、逆の場合にはステップ208において変数FLG
−UPを「0」とする処理が行われ、パーフォレーショ
ンが遠ざかっているのか、あるいは近づいているのかの
判断要素とする。
【0063】ステップ207又はステップ208が終了
すると、ステップ209において、変数PR−ADは更
新され、にレジスタBが代入され、ステップ210へ進
む。
【0064】ステップ210において、変数FLG−U
Pの値が判別される。該値が変数APO−UPと等しく
なければステップ223へ分岐し、それ以外ならばステ
ップ211へ進む。
【0065】すなわち、例えばステップ207において
立ち上がりの傾向にあると判断された場合、最初は変数
APO−UP=0に設定されているから、ステップ22
3に分岐し、また例えばステップ208において立ち下
がりの傾向にあると判断された場合ステップ211に進
む。なお、最初に変数FLG−UPが「1」となるか、
「0」となるかは全く不明であるから、最初のステップ
211以降の処理は立ち下がりの状態にあると判断した
場合から開始するものとしている。
【0066】ここで、ステップ210において変数FL
G−UP=「1」であると、ステップ223に分岐し、
最初は傾向変数countは0であるから、ステップ2
18に進み、再びステップ201に戻り、立ち下がりの
傾向になるまでこのルーチンを行う。
【0067】そして、立ち下がりの傾向にあると判断し
た場合、ステップ210からステップ211に進み、傾
向変数countを1インクリメントし、ステップ21
2に進む。
【0068】ステップ211では、カウントレジスタの
値が4を越えているか否かが判別されるが、ここではま
だ1であることから、この値が4となるまでステップ2
18に分岐し、ステップ222→201→210→21
1のルーチンが繰り返されることになる。しかし、この
ルーチンの途中で、例えばフィルムのたわみ等の原因で
傾向の異なるイレギュラーな値が検出された場合、これ
を傾向変数countに1インクリメントして以下の処
理を行うと、誤りが生じる虞があるため、傾向変数のカ
ウント数を1デクリメントするようにしている(ステッ
プ223、224)。
【0069】傾向変数countの値が4となったら、
ステップ213に進み、変数countに0が代入さ
れ、ステップ214に進む。
【0070】ここで、ステップ206、207、208
において立ち上がりの傾向にあるか、又は立ち下がりの
傾向にあるかは、単に前後のAD変換値を比較している
だけであり、全体として例えば立ち上がりの傾向にある
場合でもイレギュラーな値と比較することもあり、必ず
しも正しいとは言えない。そのため、ある程度のAD変
換信号の変化量(本実施例では傾向変数count数
4)で立ち下がりの傾向にあるか、あるいは立ち上がり
の傾向にあるかを判断するようにしている。
【0071】ステップ214において、変数perfo
が1インクリメントされ、パーフォレーションのカウン
トが行われ、ステップ215へ進む。
【0072】ステップ215において、変数FLG−U
Pの値が判別される。
【0073】すなわち、オートローディングの最初は、
変数FLG−UPの値が立ち下がりを傾向を示す「0」
から傾向変数countのインクリメントを開始してお
り、また立ち下がり傾向の後は、立ち上がり傾向にある
と期待できることから、期待変数APO−UPを逆にす
る処理を、ステップ215、216、221において行
っている。つまり、最初にステップ210からステップ
211に移行する際の変数FLG−UPの値は「0」で
あるから、ステップ215で判断する変数FLG−UP
の値は「0」となり、次回の処理における期待変数AP
O−UPの値を今回の「0」から「1」にする(ステッ
プ216)。また、その後の処理において、ステップ2
10における変数FLG−UPの値が「1」であると、
ステップ221において期待変数APO−UPの値を
「0」にする。
【0074】ステップ216又はステップ221の処理
が終了すると、オートローディングの適否の判断を行う
ため、あるいはフィルムが給送されているかの判断を行
うための変数AL−Timeの値を、最初の「1200
00」から「1200」に変更し(ステップ217)、
この時間が経過するまで(ステップ218)、又は所定
の駒数のオートローディングが終了するまで(ステップ
222)、順次このルーチンを繰り返し行い、ステップ
003に進む。
【0075】以上の動作により、オートローディング中
に巻き上げたフィルムのパーフォの数(変数perfo
÷2)のカウント、パーフォ数15〜19の間フォトリ
フレクタからの信号のヒストグラム(配列変数HIS
T)、そしてヒストグラムの総数(SUM)を求めるこ
とができる。
【0076】ステップ003において、変数TPPF−
Fの値が判別される。該値が0でないならば、すなわち
オートローディングの不良と判断されているとステップ
007へ分岐し処理NG−ALが行われ、オートローデ
ィングの動作が正常であればステップ004へ進む。処
理NG−ALでは、フィルム駆動用モータM1を停止さ
せ、フォトリフレクタのLED を消灯させ、オートローデ
ィングが失敗したという所定の表示を行い、本プログラ
ムを終了する。
【0077】ステップ004において、ステップ204
の処理Divide−Rankにより得られたヒストグ
ラムから、その中間値を比較レベルと決定する処理MI
D−DISTが実行される。
【0078】図8は処理MID−DISTをあらわした
もので、処理MID−DISTはステップ401より開
始される。ステップ401において、変数SUMを2で
除算した値が変数Middleに代入され、ステップ4
02へ進む。変数Middleは中心値を表す。ステッ
プ402において、変数mid−rankに値0代入さ
れ、ステップ403へ進む。ステップ403おいて、変
数Middleより変数HIST[mid−rank]
を減算した値が変数Middleに代入され、ステップ
404へ進む。ステップ404において、変数Midd
leの値が判別される。該値が0より小さいならば、処
理MID−DISTを終了しステップ005へ復帰す
る、それ以外ならばステップ405へ進む。ステップ4
05において、変数mid−rankがインクリメント
され、ステップ406へ進む。ステップ406におい
て、変数Middleの値を判別し、該値が15(AD
変換値を0〜15の16階調のいずれかに分けるように
していることから、最後のレベルの15をに達したか否
かを判別している)より小さいならば、処理MID−D
ISTを終了しステップ005へ復帰する、それ以外な
らばステップ403へ進む。以上の動作により、ヒスト
グラムの中心値(変数middle)を含む階級(変数
mid−rank)を求めることができる。
【0079】すなわち、0〜15の16階調に分けられ
たAD変換値の全ての数が例えば150とすると、これ
を2で除算した値は75となる。一方、例えばレベル0
の度数が20、レベル1の度数が22、レベル2の度数
が24、レベル3の度数が18であるとすると、先ず
(SUM÷2)75から、レベル0の度数20を減算
し、その値55からレベル1の度数22を減算し、その
値33からレベル2の値24を減算し、さらにその値9
からレベル3の値18を減算する。ここで、減算値はマ
イナスとなるため、レベル3を中間値と決定する。
【0080】ステップ005において、オートローディ
ング動作の終段におけるフィルム給送の処理WIND−
1が実行される。図9は処理WIND−1をあらわした
もので、処理WIND−1はステップ501より開始さ
れる。ステップ501において、処理MID−DIST
で求められた変数mid−rankの値に従って、DA
変換器11にデータを送る。ステップ502において、
タイマーレジスタTIME−NOWに値32×1200
を加算した値がレジスタDに代入され、ステップ503
へ進む。ステップ503おいて、コンパレータ12の出
力CMPが判別される。該値が変数APO−UPと等し
くなければ、ステップ510へ分岐し、それ以外ならば
ステップ504へ進む。ステップ504において、変数
perfoがインクリメントされ、ステップ505へ進
む。ステップ505おいて、再び信号CMPが判別され
る。該値が0と等しくなければ、ステップ507へ分岐
し、それ以外ならばステップ506へ進む。ステップ5
06において、変数APO−UPに値1が代入され、ス
テップ508へ進む。ステップ507において、変数A
PO−UPに値0が代入され、ステップ508へ進む。
ステップ508において、変数perfoの値が判別さ
れる。該値が56より小さいならば、ステップ502へ
分岐し、それ以外ならば、ステップ509へ進む。ステ
ップ509において、処理AG−ENDが実行され、処
理WIND−1を終了復帰する。処理AG−ENDで
は、フィルム駆動用モータM1を停止させ、フォトリフ
レクタのLEDを消灯させ、オートローディングの終了
した所定の表示を行う。ステップ510において、レジ
スタDの値が判別される。該値がタイマーレジスタTI
ME−NOWより大きいならば、ステップ503へ分岐
し、それ以外ならばステップ511へ進む。ステップ5
11において、変数TPPF−Fに値1が代入され、処
理WIND−1を終了復帰する。
【0081】上記の処理WIND−1ではAD変換器1
0に変り、DA変換器11とコンパレータ12によるア
ナログ量でのパーフォレーションをカウントし、所定の
カウント数までオートローディングによるフィルムの巻
き上げを行う。
【0082】すなわち、フィルムの1駒は8パーフォレ
ーションに対応し、オートローディングは3駒半分のフ
ィルム給送を行うことから、(8×3.5)×2(パー
フォレーションの両エッジを検出するために2倍として
いる)=56パーフォレーション数をカウントすると、
オートローディングの停止を行っている。
【0083】また、コンパレータ12の出力CMP信号
が期待変数APO−UPと異なっていれば正常にフィル
ム給送が行われていると判断し、パーフォレーションの
カウントを行うが、同じ値であると一応オートローディ
ングの不良であるか否かの判断を行い、時間Dの間でコ
ンパレータ12の出力CMP信号が変化するのを待って
パーフォレーションを1カウントする。フィルムの給送
が正常に行われていれば、次のコンパレータ12のCM
P信号は、前回の値と逆になるはずであるから、ステッ
プ505、506、507において、期待変数APO−
UPの値を入れ替える処理を行っている。
【0084】もし、所定時間内にコンパレータ12の出
力CMP信号が変化しない場合は、変数TPPF−Fに
値1が代入され処理NG−ALが実行される。
【0085】以上の処理WIND−1が終了すると、ス
テップステップ006において、変数TPPF−Fの値
が判別される。該値が0でないならば、ステップ007
へ分岐して処理NG−ALが実行され本プログラムを終
了し、またそれ以外ならば本プログラムを終了し撮影待
機状態となる。
【0086】なお、処理NG−ALでは、フィルム駆動
用モータM1を停止させ、フォトリフレクタのLED を消
灯させ、オートローディングが失敗したという所定の表
示を行い、本プログラムを終了する。
【0087】上記した実施例において、処理MID−D
ISTは度数分布から中間値をとって、これを比較レベ
ルの値とする処理を行っているが、度数分布の平均値か
ら比較レベルを決定するようにしても同様に適正な比較
レベルを決定することができる。この処理を図11に示
す。
【0088】すなわち、この処理は、下記の数1に示す
式によって比較レベルを求めるものである。
【0089】
【数1】
【0090】すなわち、ステップ421において、SU
MHISTを0とし、ステップ422においてステップ
423〜425の動作をランク0から始めるために、
(B)を0とする。
【0091】そして、ランク0から順にその度数とラン
ク(B)レベルを積算したものを加算し(ステップ42
3〜425)、最後にステップ426において上記の数
1による比較レベルの決定が行われる。
【0092】なお上記の各実施例は、比較レベル決定の
処理MID−DISTの際、0〜15の全てのレベルの
度数から、中間値、あるいは平均値をとって比較レベル
の決定を行っているが、最小頻度級数をとって、これを
比較レベルとするようにしてもよい。つまり、0〜15
のランクにおいて、度数が最小であるレベルが急激な変
化となっていることから、そこを比較レベルとすると、
上記の各実施例と同様の比較レベルが決定できることに
なる。
【0093】なお、例えば低レベルあるいは高レベルの
ランクでは度数が0となることもあるので、これを最小
頻度級数とすると誤った比較レベルが決定されるため、
度数が存在する最大と最小の階級の挟まれた範囲内での
最小頻度級数をとるようにすることが望まれる。
【0094】また、0〜15のレベルの中で、例えば最
小のレベルあるいは最大のレベルのランクは度数が少な
いことがあるので、これを最小頻度級数とすると上記の
場合と同様に誤った比較レベルが決定されるため、度数
がある所定値以上の階級の範囲内で最小頻度級数をとる
ようにしてもよい。この比較レベル決定の処理MID−
DISTを図12に示す。
【0095】ステップ441において、決定する比較レ
ベル値(mid−rank)を0とすると共に、最小頻
度級数の度数を記憶するRAM(min−data)に
可能な限り大きい値(∞)を記憶させ、ランク0(ステ
ップ442)から、順に度数が所定値cより大きいか否
かを判断し(ステップ443、446、447)、ステ
ップ443において大きいと判断した場合の度数をmi
n−dataと比較し(ステップ444)、小さければ
ステップ445において、min−dataをこの値に
更新する。したがって、所定値C以上の度数を有するラ
ンク内において更新された最後のmin−dataに対
応するランクが最小頻度級数となり、これを比較レベル
とする。
【0096】さらに、上記の各実施例を実行するために
用いられるRAMは、比較レベルを決定するのに、オー
トローディング中は、オートフォーカスの必要がないの
で、カメラのオートフォーカス用のRAMを使用するこ
とができる。
【0097】このように、AD変換値の度数分布をと
り、その中間値、平均値、最小頻度級数から比較レベル
の決定が可能となるので、フィルムの種類等が変わって
も、最適なレベルで、しかも正確にアナログ信号である
光電変換信号に対する比較レベルを決定することができ
ることとなる。
【0098】ところで、上記の度数分布は、比較レベル
の決定される度数が最小の度数であるといえるが、これ
は光電変換信号を正弦波とした場合、振幅の中央に対応
する急激な変化(傾きが急)をしている箇所といえる。
すなわち、時系列的にAD変換された値をその前後で比
較すると、比較レベルに対応するのはその変化量が最も
大きいランクであるといえるので、その変化量のヒスト
グラムをとって、最大頻度級数をとれば、同様に比較レ
ベルを決定することができる。以下にこの最大頻度級数
による比較レベル決定方式を図13及び図14および図
15に基づいて説明する。
【0099】図13は図7に代わり、図4に示す処理P
erfo−Cntのステップ204での処理Divid
e−Rankを示し、図14はステップ004での処理
MID−DISTを示すフローチャートである。
【0100】図6の代わりに図15のステップ263で
現在のAD値を変数CUR−ADに代入する。図13の
処理Divide−Rankにおいて、DELTAは前
回のAD変換値(PR−AD)と今回のAD変換値(C
UR−AD)との差の絶対値、HIST[B]はランク
Bの頻度を蓄えるメモリー、HENKA[B]はランク
Bの変化量を積算していくメモリーを示している。
【0101】すなわち、ステップ281において、前回
のAD変換値(PR−AD)と今回のAD変換値(CU
R−AD)との差の絶対値DELTAをとり、ステップ
282において、AD変換の結果がランクBであればH
IST[B]が1インクリメントされ、ステップ283
に進む。ステップ283は、AD変換の結果がランクB
であれば、DELTAをHENKA[B]に加算してい
く。ステップ284で現在のAD値の値CUR−ADを
次回のサンプリングのためにRR−ADに代入する。
【0102】次に、この処理Divide−Rankの
結果に基づき、図14に示す処理MID−DISTによ
って比較レベルの決定が行われる。この処理MID−D
ISTは、処理Divide−Rankによって求めら
れた変化量のヒストグラムから、平均最大変化量のレベ
ルを比較レベルとする処理で、ステップ481において
決定する比較レベルmid−rank、最大変化量のラ
ンクの変化量のメモリーmax−dataを0とし、ス
テップ482に進む。ステップ482では、HENKA
[B]の変化量の累積より、頻度(HIST[B])を
割って、変化量の平均をHENKA[B]に代入し、ス
テップ483に進む。ステップ483で変化量の平均が
max−dataより大きければ、mid−rankに
Bを代入し、max−dataも更新する(ステップ4
84)。そして、ステップ483〜484の動作を、B
=0〜15の間繰り返す。
【0103】したがって、最終的に更新されたmax−
dataの値を比較レベルと決定されることとなる。
【0104】なお、上記の実施例においてはフォトリフ
レクタを用いたが、透過型のフォトインタラプタであっ
てもよい。
【0105】図15から図17は、比較レベルを決定す
るのに、16階調に分けるやり方ではなく、サンプルデ
ータそのものから平均値を割り出す方式の実施例を示
す。
【0106】図6の代わりに図15があり、ステップ2
63で、生のAD変換の値を現在のAD値を格納する変
数CUR−ADに代入する。
【0107】図7の各階調の度数を1個1個インクリメ
ントして数えていく代わりに、図16の動作を行う。ス
テップ271であらかじめ0にイニシャライズされてい
るAD変換値が積算される変数SUMADに、現在のA
D値CUR−ADを加算する。これは、128μSごと
のサンプルの度に加算されていく。
【0108】図8の各階調の度数分布のうち中間値をと
る代わりに、図17の動作を行う。ステップ401で変
数SUMADを変数SUMで割った値を、平均値を収め
る変数AVEに代入する。ステップ402で変数mid
−rankにAVEを16で割った値を代入する。この
動作により、サンプルされたAD変換データすべての平
均値をとることにより、比較レベルを決めることができ
る。この方式は階調に分けて度数分布から平均を見つけ
出すやり方に比べて簡便である。
【0109】図18は比較レベルを決定するのに、変化
量の最大値を取るレベルに決める実施例を示す。
【0110】図13変化量を各階調ごとに加算していく
やり方の代わりに、図18の動作を行う。
【0111】ステップ282では、現在のAD値である
CUR−ADと前のAD値であるRR−ADの差の絶対
値のDELTAを変数max−deltaと比較し、小
さければ、この処理を終えるが、等しいか又は大きけれ
ば、ステップ283,284の動作を行う。すなわち、
比較レベルとなるmid−rankにレベルBを代入
し、max−deltaをDELTAに更新する。サン
プリングごとにステップ281から282の動作を繰り
返せば、最後に最大の変化量をもったレベルがmid−
rankに残り、これを比較レベルとする。
【0112】この方式は、階調に分けて変化量の平均の
最大のランクを比較レベルに決めるよりは、簡便に構成
できる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明によれば、フィルムのパーフォレーションとその間
のフィルム部との光学的な特性差に基づいて光電変換信
号を出力する信号出力手段と、フィルムの移動に伴って
該信号出力手段から出力される光電変換信号を所定の比
較レベルと比較する信号比較手段と、該信号比較手段か
ら出力される比較信号に基づき、フィルム給送用の駆動
手段を制御する制御手段とを有し、 該制御手段は、該信
号出力手段から出力される光電変換信号をサンプリング
し、光電変換信号の所定レベル毎の度数分布を演算する
第1の演算手段と、該第1の演算手段によって演算され
た度数分布に基づいて、該信号比較手段における比較レ
ベルを決定する第2の演算手段を有することによって、
比較手段の出力もノイズが乗りにくく、フィルムの種
類、透化率、反射率等の性状が変わっても、あるいは電
源ノイズの多い環境下等においても、常に安定ししかも
信頼性の高い小型低コストの簡便なフィルムの給送制御
装置を有するカメラを実現することができる。 以上説明
したように請求項2に記載した発明によれば、請求項1
において、制御手段の第2の演算手段は、第1の演算手
段によって演算された度数分布より信号の中間値を求め
ることによって信号比較手段における所定の比較レベル
を演算することによって、比較手段の出力もノイズが乗
りにくく、フィルムの種類、透化率、反射率等の性状が
変わっても、あるいは電源ノイズの多い環境下等におい
ても、常に安定ししかも信頼性の高い小型低コストの簡
便なフィルムの給送制御装置を有するカメラを実現する
ことができる。 以上説明したように請求項3に記載した
発明によれば、請求項1において、制御手段の第2の演
算手段は、第1の演算手段によって演算された度数分布
より信号の平均値を求めることによって信号比較手段に
おける所定の比較レベルを演算することによって、比較
手段の出力もノイズが乗りにくく、フィルムの種類、透
化率、反射率等の性状が変わっても、あるいは電源ノイ
ズの多い環境下等においても、常に安定ししかも信頼性
の高い小型低コストの簡便なフィルムの給送制御 装置を
有するカメラを実現することができる。 以上説明したよ
うに請求項4に記載した発明によれば、請求項1におい
て、制御手段の第2の演算手段は、第1の演算手段によ
って演算された度数分布の所定の範囲内における度数分
布で最小頻度級数を求めて比較レベルを決定することに
よって、比較手段の出力もノイズが乗りにくく、フィル
ムの種類、透化率、反射率等の性状が変わっても、ある
いは電源ノイズの多い環境下等においても、常に安定し
しかも信頼性の高い小型低コストの簡便なフィルムの給
送制御装置を有するカメラを実現することができる。
上説明したように請求項5に記載した発明によれば、請
求項4において、制御手段の第2の演算手段は、第1の
演算手段により演算された度数分布より、度数が存在す
る階級の内、レベルの最大のものと最小のものに挟まれ
た部分を所定の範囲とすることによって、比較手段の出
力もノイズが乗りにくく、フィルムの種類、透化率、反
射率等の性状が変わっても、あるいは電源ノイズの多い
環境下等においても、常に安定ししかも信頼性の高い小
型低コストの簡便なフィルムの給送制御装置を有するカ
メラを実現することができる。 以上説明したように請求
項6に記載した発明によれば、請求項4において、制御
手段の第2の演算手段は、第1の演算手段により演算さ
れた度数分布より、度数がある所定度数以上存在する階
級の内、レベルの最大のものと最小のものに挟まれた部
分を所定の範囲とすることによって、比較手段の出力も
ノイズが乗りにくく、フィルムの種類、透化率、反射率
等の性状が変わっても、あるいは電源ノイズの多い環境
下等においても、常に安定ししかも信頼性の高い小型低
コストの簡便なフィルムの給送制御装置を有するカメラ
を実現することができる。 以上説明したように請求項7
に記載した発明によれば、フィルムのパーフォレーショ
ンとその間のフィルム部との光学的な特性差に基づいて
光電変換信号を出力する信号出力手段と、フィルムの移
動に伴って該信号出力手段から出力される光電変換信号
を所定の比較レベルと比較する信号比較手段と、該信号
比較手段から出力される比較信号とに基づき、フィルム
給送用の駆動手段を制御する制御手段とを有し、 該制御
手段は、所定時間間隔で該信号出力手段から出力される
光電変換信号を サンプリングし、サンプリングした光電
変換信号の平均値を求め、求められた平均値に基づいて
該信号比較手段における比較レベルを決定する演算手段
を有することによって、比較手段の出力もノイズが乗り
にくく、フィルムの種類、透化率、反射率等の性状が変
わっても、あるいは電源ノイズの多い環境下等において
も、常に安定ししかも信頼性の高い小型低コストの簡便
なフィルムの給送制御装置を有するカメラを実現するこ
とができる。 以上説明したように請求項8に記載した発
明によれば、フィルムのパーフォレーションとその間の
フィルム部との光学的な特性差に基づいて光電変換信号
を出力する信号出力手段と、フィルムの移動に伴って該
信号出力手段から出力される光電変換信号を所定の比較
レベルと比較する信号比較手段と、該信号比較手段から
出力される比較信号とに基づき、フィルム給送用の駆動
手段を制御する制御手段とを有し、 該制御手段は、該信
号出力手段から出力される光電変換信号をサンプリング
し、サンプリングした光電変換信号の変化量の所定レベ
ル毎の平均値を演算する第1の演算手段と、該第1の演
算手段によって演算された平均値に基づいて、該信号比
較手段における所定の比較レベルを決定する第2の演算
手段を有することによって、比較手段の出力もノイズが
乗りにくく、フィルムの種類、透化率、反射率等の性状
が変わっても、あるいは電源ノイズの多い環境下等にお
いても、常に安定ししかも信頼性の高い小型低コストの
簡便なフィルムの給送制御装置を有するカメラを実現す
ることができる。 以上説明したように請求項9に記載し
た発明によれば、請求項8において、制御手段の第2の
演算手段は、第1の演算手段によって演算された平均値
より最大平均値級数を求めることによって信号比較手段
における所定の比較レベルを演算することによって、比
較手段の出力もノイズが乗りにくく、フィルムの種類、
透化率、反射率等の性状が変わっても、あるいは電源ノ
イズの多い環境下等においても、常に安定ししかも信頼
性の高い小型低コストの簡便なフィルムの給送制御装置
を有するカメラを実現することができる。 以上説明した
ように請求項10に記載した発明によれば、フィルムの
パーフォレーションとその間のフィルム部との光学的な
特性差に基づいて光電変換信号を 出力する信号出力手段
と、フィルムの移動に伴って該信号出力手段から出力さ
れる光電変換信号を所定の比較レベルと比較する信号比
較手段と、該信号比較手段から出力される比較信号とに
基づき、フィルム給送用の駆動手段を制御する制御手段
とを有し、 該制御手段は、該信号出力手段から出力され
る光電変換信号をサンプリングし、サンプリングした光
電変換信号の変化量が最大となる信号レベルを求め、求
められた信号レベルに基づいて該信号比較手段における
比較レベルを決定する演算手段を有することによって、
比較手段の出力もノイズが乗りにくく、フィルムの種
類、透化率、反射率等の性状が変わっても、あるいは電
源ノイズの多い環境下等においても、常に安定ししかも
信頼性の高い小型低コストの簡便なフィルムの給送制御
装置を有するカメラを実現することができる。 以上説明
したように請求項11に記載した発明によれば、請求項
1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10におい
て、制御手段における比較レベルの決定は、フィルムの
オートローディング動作中に行うことによって、比較手
段の出力もノイズが乗りにくく、フィルムの種類、透化
率、反射率等の性状が変わっても、あるいは電源ノイズ
の多い環境下等においても、常に安定ししかも信頼性の
高い小型低コストの簡便なフィルムの給送制御装置を有
するカメラを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラの一実施例を示すブロック
図。
【図2】オートローディング動作のフローチャート。
【図3】オートローディングイニシャライズ処理のフロ
ーチャート。
【図4】処理Perfo−Cntのフローチャート。
【図5】遅延処理のフローチャート。
【図6】デジタル変換処理のフローチャート。
【図7】頻度級数の処理のフローチャート。
【図8】処理MID−DISTのフローチャート。
【図9】フィルム巻上処理のフローチャート。
【図10】カメラの概略を示す図。
【図11】処理MID−DISTの他の例のフローチャ
ート。
【図12】処理MID−DISTの他の例のフローチャ
ート。
【図13】頻度級数の他の処理のフローチャート。
【図14】処理MID−DISTの他の例のフローチャ
ート。
【図15】他の実施例のデジタル変換処理のフローチャ
ート。
【図16】図15の処理に伴う処理のフローチャート。
【図17】図15の動作に伴う処理のフローチャート。
【図18】比較レベル決定を行うのに変化量の最大値を
とるレベルに決める実施例のフローチャート。
【符号の説明】
1…マイクロコンピュータ 2…レンズ制御回路 3…液晶表示回路 4…スイッチセンス回路 5…ストロボ発光制御回路 6…焦点検出ユニット 7…測光回路 8…シャッタ−制御回路 9…モータドライバ 10…AD変換器 11…DA変換器 12…コンパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 17/00 G03B 1/22

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムのパーフォレーションとその間
    のフィルム部との光学的な特性差に基づいて光電変換信
    号を出力する信号出力手段と、フィルムの移動に伴って
    該信号出力手段から出力される光電変換信号を所定の比
    較レベルと比較する信号比較手段と、該信号比較手段か
    ら出力される比較信号に基づき、フィルム給送用の駆動
    手段を制御する制御手段とを有し、 該制御手段は、該信号出力手段から出力される光電変換
    信号をサンプリングし、光電変換信号の所定レベル毎の
    度数分布演算する第1の演算手段と、該第1の演算手
    段によって演算された度数分布に基づいて、該信号比較
    手段における比較レベルを決定する第2の演算手段を有
    することを特徴とするカメラ
  2. 【請求項2】 請求項1において、制御手段の第2の演
    算手段は、第1の演算手段によって演算された度数分布
    より信号の中間値を求めることによって信号比較手段に
    おける所定の比較レベルを演算することを特徴とする
    メラ
  3. 【請求項3】 請求項1において、制御手段の第2の演
    算手段は、第1の演算手段によって演算された度数分布
    より信号の平均値を求めることによって信号比較手段に
    おける所定の比較レベルを演算することを特徴とする
    メラ
  4. 【請求項4】 請求項1において、制御手段の第2の演
    算手段は、第1の演算手段によって演算された度数分布
    の所定の範囲内における度数分布で最小頻度級数を求め
    て比較レベルを決定することを特徴とするカメラ
  5. 【請求項5】 請求項4において、制御手段の第2の演
    算手段は、第1の演算手段により演算された度数分布よ
    り、度数が存在する階級の内、レベルの最大のものと最
    小のものに挟まれた部分を所定の範囲とすることを特徴
    するカメラ
  6. 【請求項6】 請求項4において、制御手段の第2の演
    算手段は、第1の演算手段により演算された度数分布よ
    り、度数がある所定度数以上存在する階級の内、レベル
    の最大のものと最小のものに挟まれた部分を所定の範囲
    とすることを特徴するカメラ
  7. 【請求項7】 フィルムのパーフォレーションとその間
    のフィルム部との光学的な特性差に基づいて光電変換信
    号を出力する信号出力手段と、フィルムの移動に伴って
    該信号出力手段から出力される光電変換信号を所定の比
    較レベルと比較する信号比較手段と、該信号比較手段か
    ら出力される比較信号とに基づき、フィルム給送用の駆
    動手段を制御する制御手段とを有し、 該制御手段は、所定時間間隔で該信号出力手段から出力
    される光電変換信号をサンプリングし、サンプリングし
    光電変換信号の平均値を求め、求められた平均値に基
    づいて該信号比較手段における比較レベルを決定する演
    算手段を有することを特徴とするカメラ
  8. 【請求項8】 フィルムのパーフォレーションとその間
    のフィルム部との光学的な特性差に基づいて光電変換信
    号を出力する信号出力手段と、フィルムの移動に伴って
    該信号出力手段から出力される光電変換信号を所定の比
    較レベルと比較する信号比較手段と、該信号比較手段か
    ら出力される比較信号とに基づき、フィルム給送用の駆
    動手段を制御する制御手段とを有し、 該制御手段は、該信号出力手段から出力される光電変換
    信号をサンプリングし、サンプリングした光電変換信号
    の変化量の所定レベル毎の平均値を演算する第1の演算
    手段と、該第1の演算手段によって演算された平均値に
    基づいて、該信号比較手段における所定の比較レベルを
    決定する第2の演算手段を有することを特徴とするカメ
    ラ。
  9. 【請求項9】 請求項8において、制御手段の第2の演
    算手段は、第1の演算手段によって演算された平均値よ
    り最大平均値級数を求めることによって信号比較手段に
    おける所定の比較レベルを演算することを特徴とする
    メラ
  10. 【請求項10】 フィルムのパーフォレーションとその
    間のフィルム部との光学的な特性差に基づいて光電変換
    信号を出力する信号出力手段と、フィルムの移動に伴っ
    て該信号出力手段から出力される光電変換信号を所定の
    比較レベルと比較する信号比較手段と、該信号比較手段
    から出力される比較信号とに基づき、フィルム給送用の
    駆動手段を制御する制御手段とを有し、 該制御手段は、該信号出力手段から出力される光電変換
    信号をサンプリングし、サンプリングした光電変換信号
    の変化量が最大となる信号レベルを求め、求められた信
    号レベルに基づいて該信号比較手段における比較レベル
    を決定する演算手段を有することを特徴とするカメラ
  11. 【請求項11】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9又は10において、制御手段における比較レベル
    の決定は、フィルムのオートローディング動作中に行う
    ことを特徴とするカメラ
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