JPH0559294B2 - - Google Patents

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JPH0559294B2
JPH0559294B2 JP63050338A JP5033888A JPH0559294B2 JP H0559294 B2 JPH0559294 B2 JP H0559294B2 JP 63050338 A JP63050338 A JP 63050338A JP 5033888 A JP5033888 A JP 5033888A JP H0559294 B2 JPH0559294 B2 JP H0559294B2
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JP
Japan
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hydraulic
control
clutch
pressure
oil
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JP63050338A
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Hiroyuki Shimada
Takashi Aoki
Nobuo Takemasa
Junichi Myake
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to CA000592520A priority patent/CA1307132C/en
Priority to US07/318,128 priority patent/US4942787A/en
Priority to DE8989302166T priority patent/DE68902850T2/de
Priority to EP89302166A priority patent/EP0331522B1/en
Publication of JPH01224549A publication Critical patent/JPH01224549A/ja
Publication of JPH0559294B2 publication Critical patent/JPH0559294B2/ja
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 イ 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は、変速機における変速段設定用等に用
いられる油圧作動クラツチの作動制御を行う装置
に関する。
(従来の技術) 油圧作動クラツチは、所定油圧の作動油の給排
によりその作動制御を行うもので、自動変速機の
変速段設定用等として、従来からよく用いられて
いる。この油圧作動クラツチを有した自動変速機
としては、例えば、特公昭52−21131号公報に開
示のもがある。
こような自動変速機において変速がなされる場
合には、それまで係合作動されていた油圧作動ク
ラツチ(これを前段クラツチと称する)の油圧室
をドレン側に解放させるとともに、変速設定され
るギヤ列用の油圧作動クラツチ(これを後段クラ
ツチと称する)の油圧室内に制御油圧を供給させ
て行う。この場合における前段および後段クラツ
チの油圧室内の油圧変化は、第4図に示すように
なる。この図においては、時間t1において変速
動作が開始した場合について示しており、前段ク
ラツチの油圧室内の油圧は線Bで示すように、途
中においてアキユルレータ、オリフイスコントロ
ールバルブ等の作用により棚圧を生ずるものの、
時間t1から急激に低下し、一方、後段クラツチ
の油圧室内の油圧は線Aで示すように、時間t1
〜t2の間は油圧P1程度に維持された後、時間
t2においてP2まで急激に上昇され、時間t2
〜t3の間は油圧P2からP3かで緩やかに上昇
する棚圧状態に保持され、時間t3〜t4の間に
油圧は所定のクラツチ圧PLにまで上昇される。
こような後段クラツチの油圧制御は後段クラツチ
の係合を滑らかに行わせ変速シヨツクを低減させ
るため行われるもので、この油圧変化は従来で
は、後段クラツチへの油圧供給路にアキユムレー
タを配設して制御することにより得ていた。
(発明が解決しようとする問題) 第4図に示した後段クラツチの油圧変化(線A
で示す変化)において、時間t1からt2までの
間の変化は、この後段油圧作動クラツチの作動ピ
ストンが制御油圧を受けて動き初めてからクラツ
チプレートを実際に押圧開始するまでの油圧変
化、すなわち、作動ピストンがクラツチクリアラ
ンス分だけ移動するまでの間の油圧変化を示して
いる。この間は無効ストロークであり、作動ピス
トンは移動するだけであるので、油圧室内の油圧
はこの移動抵抗に対応する低い油圧しか発生せ
ず、図において時間t1からt2までの間のよう
な油圧変化となる。
このため、実際の変速のための油圧作動クラツ
チの必要時間はt2〜t4の時間であるのに、上
記無効ストロークのための時間t1〜t2により
変速時間T2が長くなり、変速フイーリングが損
なわれることがあるという問題がある。
この問題に対しては、変速が開始されるとほぼ
同時に、後段クラツチへの供給制御油量を最大に
して、この無効ストロークに対応する作動ピスト
ンの移動時間を短くすることが考えられる。但
し、供給制御油量を最大にしたままでは、第4図
のt1〜t4の間での油圧上昇が急激となり変速
シヨツクが生ずるため、最大供給制御油量により
作動ピストンが無効ストロークに対応する分だけ
移動する時間を想定し、タイマを用いてこの想定
時間の経過ときには供給制御油量を低下させ、第
4図の時間t2〜t4において示すような油圧変
化を得るようにすることが考えられる。
しかしながら、この無効ストロークに対応する
時間t1〜t2は、クラツチクリアランスの大小
等の影響を受けて個体差が生じやすく、上記想定
された移動時間も変速機毎に異なることが多い。
このため、タイマを用いてこの想定時間の間だけ
供給制御油量を最大にした場合、ピストンがその
無効ストローク分を越えて移動するとともに後段
クラツチを押圧することがあり、後段クラツチの
係合が急激になされ、変速シヨツクを発生させる
おろれがあるというも問題がある。
本発明は上記のような問題に鑑み、油圧作動ク
ラツチの作動時における無効ストロークに対応す
る移動時間を短くして、変速時間を短縮し、個体
差等の影響を少なくすることができるようにした
油圧作動クラツチの制御装置を提供することを目
的とする。
ロ 発明の構成 (問題を解決するための手段) 上記目的達成のための手段として、本発明の制
御装置は、油圧作動クラツチの作動制御を行わせ
るための制御油圧を、電気駆動手段による駆動力
を用いた油圧制御バルブにより制御して油圧作動
クラツチに供給するようになし、このようにして
供給される制御油圧がピストンを無効ストローク
分移動させるに必要な所定圧以上になつたこと検
知して電気信号を送出する電気式油圧検知スイツ
チを配設し、この電気式油圧検知スイツチから送
出された前記電気信号に基づいて油圧制御バルブ
による油圧制御を行うように構成している。
この油圧制御は、変速指令が発せされたきに、
電気式油圧スイツチから、制御油圧が所定圧以上
となつたことを検知した前記電気信号が送出され
るまでは、油圧制御バルブにより、変速指令に応
して係合される油圧作動クラツチへの供給制御油
量から最大にする制御を行い、電気式油圧スイツ
チから、制御油圧が前記所定圧以上となつたこと
を検知した電気信号が送出されたときから、油圧
制御バルブにより、変速指令に応じて係合される
油圧作動クラツチの係合トルク特性が所定の特性
となるように行われる。
(作用) 上記構成の油圧作動クラツチ制御装置を用いる
と、油圧作動クラツチの作動を行わせるために制
御油圧の供給がなされる時において、電気式油圧
検知スイツチによりクラツチの作動ピストンの無
効ストロークが完了して所定油圧以上の油圧にな
つたことが検知されると、このスイツチから信号
が送出され、この信号を受けて油圧制御バルブに
より油圧作動クラツチへの供給油圧の制御が開始
される。この場合において、上記無効ストローク
が完了するまでの間は、油圧制御バルブから油圧
作動クラツチへの供給制御油量が最大にされ、上
記作動ピストンの無効ストローク分の移動が急速
に行われるため、無効ストロークに対応する変速
時間が短くなる。すなわち、無効ストロークの移
動が完了するまでは、供給制御油量を最大にして
作動ピストンを急速に係合側に移動せしめ、短時
間で無効ストローク分の移動を完了させる。
この場合、無効ストローク分の移動の間は作動
ピストンの反力が小さいため油圧作動クラツチに
供給される制御油量が多くてもその油圧は低いの
であるが、上記移動が完了して作動ピストンがク
ラツチプレートを実際に押圧し始めると、制御油
圧は急激に上昇するので、この上昇が電気式油圧
スイツチにより検知され、この検知信号を受けて
油圧制御バルブは油圧作動クラツチの係合作動に
必要な油圧制御を開始するのである。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施例
について説明する。
第1図は、本発明の油圧作動クラツチが用いら
れる自動変速機の構成を示す概略図であり、この
変速機ATにおいては、エンジンの出力軸1か
ら、トルクコンバータ2を介して伝達されたエン
ジン出力が、複数のギヤ列を有する変速機構10
により変速されて出力シヤフト6に出力される。
具体的には、トルクコンバータ2の出力はメイン
シヤフト3に出力され、このメインシヤフト3と
これに平行に配設されたカウンタシヤフト4との
間に並列に配設された5組のギヤ列のうちのいず
れかにより変速されてカウンタシヤフト4に伝達
され、さらに、カウンタシヤフト4と出力シヤフ
ト6との間に配設された出力ギヤ列5a,5bを
介して出力シヤフト6に出力される。
上記メインシヤフト3とカウンタシヤフト4と
の間に配設される5組のギヤ列は、1速用ギヤ列
11a,11bと、2速用ギヤ列12a,12b
と、3速ギヤ列13a,13bと、4速用ギヤ列
14a,14bと、リバース用ギヤ列15a,1
5b,15cからなり、各ギヤ列には、そのギヤ
列による動力伝達を行なわせるための油圧作動ク
ラツチ11c,12c,13c,14c,15d
が配設されている。なお、1速用ギヤ11bには
ワンウエイクラツチ11dが配設されている。こ
のため、これら油圧作動クラツチを選択的に作動
されることにより、上記5組のギヤ例のいずれか
により動力伝達を選択して変速を行わせることが
できるのである。
この油圧作動クラツチの選択的な作動制御をお
こなわせるのがコントロールのバルブCVであり、
このコントロールバルブCVについて、第2図を
用いて説明する。
このコントロールバルブCVでは、ポンプ8か
ら供給されるオイルタンク7の作動油を、ライン
101を介してレギユレータバルブ30に導いて
レギユレータバルブ30により所定のライン圧に
調圧する。このライン圧はライン110を介して
マニユアルバブル40に導かれ、コントロールバ
ルブCV内の各種バルブを作動により各速度段用
油圧作動クラツチ11c,12c,13c,14
c,15dへ走行条件に応じて選択的に供給さ
れ、各クラツチの作動制御がなされる。
ここで、まず、コントロールバルブCV内の各
種バルブについて説明する。チエツクバルブ35
は、レギユレータバルブ30の下流側に配設さ
れ、ライン102を通つて変速機の潤滑部へ送ら
れる潤滑油の油圧が所定圧以上になるのを防止す
る。モジユレータバルブ48は、ライン103を
介して送られてきたライン圧を減圧して、所定圧
のモジユレータ圧を作り出し、このモジユレータ
圧の作動油を、ライン104を介してトルクコン
バータ72のロツクアツプクラツチ制御用として
ロツクアツプクラツチ制御回路(図示せず)に供
給し、さらに、ライン105を介してシフトバル
ブ作動用として供給する。
マニユアルバルブ40、運転者により操作され
るシフトレバーに連動して作動され、P、R、
N、D、S、2の6ポジシヨンのいずれかに位置
し、各ポジシヨンに応じてライン110からのラ
イン圧の供給制御がなされる。
1−2シフトバルブ50、2−3シフトバルブ
52、3−4シフトバルブ54は、マニユアルバ
ルブ50がD、S、2のいずれかのポジシヨンに
ある場合に、このポジシヨン並びに第1および第
2ソレノイドバルブ71,72のON・OFF作動
に応じて供給されるモジユレート圧の作用により
作動され、1速用から4速用までのクラツチ11
c,12c,13c,14cへのライン圧の給排
を制御するバルブであり、これらのバルブ50,
52,54を作動させることにより変速が行われ
る。
クラツチプレツシヤコントロールバルブ45は
特許請求の範囲に規定する油圧制御バルブに相当
するバルブであり、各クラツチ11c〜14cに
供給される制御油圧をリニアソレノイド46によ
り所望の油圧に制御するもので、これにより、変
速時での油圧作動クラツチへの供給油圧制御を行
つて変速シヨツクを防止したり、スロツトル開度
に対応したライン圧を発生させてクラツチ容量を
適正に制御したりされる。
第1〜第3オリイフイスコントロールバルブ6
0,66,68は、変速時における前段クラツチ
の油圧の解放を、後段クラツチの油圧上昇とタイ
ミングを合させて行わせるバルブである。第1オ
リフイスコントロールバルブ60は、3速から2
速へのダウンシフトおよび3速から4速へのアツ
プシフト時での3速クラツチ13cの油圧室内の
油圧の解放を行わせる。第2オリフイスコントロ
ールバルブ66は、2速から3速もしくは2速か
ら4速へのアツプシフト時での2速クラツチ12
cの油圧室内の油圧の解放を行わせる。第3オリ
フイスコントロールバルブ68は、4速から3速
もしくは4速から2速べのダウンシフト時での4
速クラツチ14cの油圧室内の油圧の解放を行わ
せる。なお、第1および第3オリフイスコントロ
ールバルブ60,68の左側部には、電気スイツ
イ65,69が配設されているが、これは、両バ
ルブのスプールの動きに応じてON作動されるス
イツチであり、スプールの右端に作動する後段ク
ラツチへの供給制御油圧が所定油圧以上になる
と、スプールがスプリングの付勢力に抗して左動
されるのであるが、この左動を電気的に検知でき
るようになつている。
1速クラツチ11cおよびリバースクラツチ1
5dには、それぞれアキユムレータ90,95が
接続されており、これりクラツ11c,15dが
作動されるときの油圧変動を滑らかにして変速シ
ヨツクが生じるのを防止することになつている。
また、2速〜4速クラツチ12c〜14cには電
気的油圧検知スイツチ80,82,84が接続さ
れており、このスイツチ80,82,84内のス
プールの移動を電気スイツチ81,83,85に
より検知することにより、各クラツチ12c〜1
4cの作動開始を検知し、クラツチプレツシヤコ
ントロールバルブ45によるライン圧の制御開始
タイミングを決定する。
以上のように構成されたコントロールバルブ
CVにおいて、シフトレバーの操作のよるマニユ
アルバルブ40の作動およびソレノイドバルブ7
1,72のON・OFF作動により上記各バルブが
作動されて、各クラツチ11c〜15dへのライ
ン圧の選択的な供給がなされ、自動変速がなされ
る。
この変速における第3速から第4速への変速の
場合での各バルブの作動、並びに3速用および4
速用油圧作動クラツチ13c,14cの油圧室内
の制御油圧変化について説明する。
まず、3速時での状態を考える。このときに
は、第1ソレノイドバルブ71がOFFであり、
油路107とドレン側との連通が遮断されて油路
107に油路105からのモジユレート圧が作用
する。一方、第2ソレノイドバルブ72はONで
あり、油路106がドレン側に連通され、油路1
06内の油圧はほぼ零となつている。このため、
1−2シフトバルブ50および2−3シフトバル
ブ52のスプールは左動し、3−4シフトバルブ
54のスプールは右動した状態にある。これによ
り、クラツチプレツシヤコントロールバルブ45
により所定ライン圧PLに制御された制御油圧が、
油路135,134,133,132,131を
介して3速クラツチ13cに供給され、3速クラ
ツチ13cが係合状態になつている。なお、この
制御油圧PLは油路130を介して第2および第
3オリフイスコントロールバルブ66,68に作
用し、これらのバルブ66,68のスプールを左
動させる。
以上の状態の場合には、2速および4速クラツ
チ12c,14fが非係合であり3速クラツチ1
3cが係合しており、3速用ギヤ列13a,13
dによる動力伝達がなされる。なお、このとき1
速クラツチ11cも係合するが、ワンウエイクラ
ツチ11dの作用により1速用ギヤ列11a,1
1bにより動力伝達はなされない。
次に、上記状態から4速へ変速される場合を考
える。この変速は第1および第2ソレノイドバル
ブ71,72をともにOFFにして油路106お
よび油路107に油路105からのモジユレータ
圧を発生させることによりなされる。これによ
り、3−4シフトバルブ54のスプールがそれま
で右動されていたのであるが、左動される。この
ため、それまで3速クラツチ13cに供給されて
いたクラツプレツシヤコントロールバルブ45か
らの制御油圧は、油路135,134,133,
132および油路141を介して4速クラツチ1
4cに供給され、3速クラツチ13cへの油圧供
給は遮断される。
このようにして3速から4速への変速を行わせ
た場合での、3速クラツチ13cおよび4速クラ
ツチ14cの油圧変化を示すのが第3図である。
このグラフにおいて時間t11において、ソレノ
イドバルブ71,72がともにOFFされたとき
の3速クラツチ13cを油圧変化を実線Dで示
し、4速クラツチ14fを油圧変化を実線C応で
示している。
3速クラツチ13cの油圧は、変速前にはPL
であるが、変更により油圧供給が遮断されるた
め、クラツチのスプリング13dの反力等を平衡
する油圧P4まで急激に低下し、この後、油路1
36,137を介して連通する第1オリフイスコ
ントロールバルブ60てのオリフイスにより制御
により図示のように緩やかな油圧低下となる。
一方、4速クラツチ14cの油圧は、最初はク
ラツチ作動ピストンに無効ストロークがあるた
め、この間油圧はほとおんど上昇しない。ところ
が、本例においては、クラツチプレツシヤコント
ロールバルブ45は最初全開状態にされ油路13
5,134,133,132,141を介して最
大の油量供給がなされる。このため、作動ピスト
ンは急速に移動され、無効ストローク分の移動は
時間t12での極く短時間で完了する。
無効ストローク分の移動が完了すると、作動ピ
スントンはクラツチプレートを押圧し始めるため
油圧は急激に上昇するのであるが、この油圧が所
定油液圧P1より高くなると、油路140を介し
てこの油圧を受ける油圧検知スイツチ84をスプ
ールが図中右動され、電気スイツチ85のアーム
がこのスプールと右端により押されてこの電気ス
イツチ85がON作動される。このため、この
ON作動により4速クラツチ14cの油圧が所定
油圧P1より高くなつたことを検知することがで
き、この検知がなされると、この後(すなわち、
時間t12の後)、クラツチプレシヤコントロー
ルバルブ45による油圧制御が開始される。
この油圧制御は、図示のように、ほぼ時間T1
2において油圧P2まで急激に上昇された後、時
間13までの間は緩やかな油圧上昇となる棚圧状
態となし、次いで時間t14までの間に油圧PL
まで急激に上昇させて行われ、これにより、時間
遅れのない且つ滑らかな変速がなされる。なお、
この4速クラツチ14cの油圧は、油路142を
介して第1オリフイスコントロールバルブ60に
も供給されており、4速クラツチ14cの油圧が
設定油圧より高くなると、第1オリフイスコント
ロールバルブ60のスプールが左動され、油路1
37がドンレンに連通される。本例においてこの
スプールの作動が生じるのが時間t21において
であり、3速クラツチ13cの油圧は軸関t21
から急激に低下する。
以上のように、本例のコントロールバルブCV
では、変速時において、クラツチ作動ピストンの
無効ストローク分の移動が急速に行われるので、
この移動に対応する時間(時間t11〜t12)
を短くして、全変速時間T1を短縮することがで
きる。
なお、本例においては、変速時において、クラ
ツチ作動ピストンの無効ストローク分の移動完了
を検知するスイツチとして、油圧検知スイツチ8
4(他変速の場合は油圧検知スイツチ80もしく
は82を用いる)を用いる例を示したが、クラツ
チの供給制御油圧を電気的に検知する他の形式の
スイツチを用いても良いのは無論である。さら
に、オリフイスコントロールバルブ60,66,
68は後段クラツチの油圧によりスプールが移動
されるもの故、このスプールが移動される油圧設
定を無効ストロークの移動完了を検知できるよう
な値にすることにより、これらオリフイスコント
ロールバルブ60,66,68のオスプールの移
動を電気スイツチ65,69等により検知して、
上記無効ストローク分の移動完了を検知するこも
できる。
ハ 発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、電気式
油圧検知スイツイにより油圧作動クラツチに供給
される制御油圧が所定油圧以上になつたことを検
知することによりクラツチピストンの無効ストロ
ーク分の移動完了を検知して油圧制御の開始タイ
ミングを調整するようになつている。このため、
電気式油圧検知スイツチによりクラツチの作動ピ
ストンの無効ストロークが完了して所定油圧以上
の油圧になつたことが検知されるまでの間は、油
圧制御バルブから油圧作動クラツチへの供給制御
油量を最大にして、作動ピストンの無効ストロー
ク分の移動を急速に行わせ、この後、変速のため
の油圧制御を開始させることが可能であり、無効
ストロークに対応する変速時間が短くなり、全変
速時間を短くしてレスポンの良い変速制御を行う
ことができる。また、この無効ストロークに対応
する変速時間は個体差が大きく、経時変化が生じ
やすいのである、これを短くすることにより、こ
のような変速時間のバラツキの原因となる個体
差、経時変化を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動変速機の構成を示す概略図、第2
図は自動変速機制御用のコントロールバルブを示
す油圧回路図、第3図は上記コントロールバルブ
による変速制御におけるクラツチ制御油圧の変化
を示すグラフ、第4図は従来の変速制御における
クラツチ制御油圧の変化を示すグラフである。 2……トルクコンバータ、3……メインシヤフ
ト、4……カウンタシヤフト、6……出力シヤフ
ト、30……レギユレータバルブ、40……マニ
ユアルバルブ、50,52,54……シフトバル
ブ、60……オリフイスコントロールバルブ、7
1,72……ソレノイドバルブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電気駆動手段46による駆動力を用いて油圧
    制御を行う油圧制御バルブ45と、 該油圧制御バルブにより制御された制御油圧を
    受けて作動される油圧作動クラツチ11c,12
    c,13c,14c,15dと、 該油圧作動クラツチに供給される前記制御油圧
    が、該油圧作動クラツチにおいてピストンを無効
    ストローク分移動させるに必要な所定圧以上にな
    つたことを検知して電気信号を送出する電気式油
    圧式検知スイツチ81,83,85とからなり、 変速指令が発せられたときには、 前記電気式油圧スイツチから、前記制御油圧が
    前記所定圧以上となつたことを検知した前記電気
    信号が送出されるまでは、前記油圧制御バルブ
    は、前記変速指令に応じて係合される前記油圧作
    動クラツチへの供給制御油量を最大にする制御を
    行い、 前記電気式油圧スイツチから、前記制御油圧が
    前記所定圧以上となつたことを検知した前記電気
    信号が送出されたときから、前記油圧制御バルブ
    は、前記変速指令に応じて係合される前記油圧作
    動クラツチの係合トルク特性が所定の特性となる
    ように油圧制御を行うことを特徴とする油圧作動
    クラツチ制御装置。
JP63050338A 1988-03-03 1988-03-03 油圧作動クラッチ制御装置 Granted JPH01224549A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63050338A JPH01224549A (ja) 1988-03-03 1988-03-03 油圧作動クラッチ制御装置
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