JPH0559211B2 - - Google Patents

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JPH0559211B2
JPH0559211B2 JP62178552A JP17855287A JPH0559211B2 JP H0559211 B2 JPH0559211 B2 JP H0559211B2 JP 62178552 A JP62178552 A JP 62178552A JP 17855287 A JP17855287 A JP 17855287A JP H0559211 B2 JPH0559211 B2 JP H0559211B2
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JP
Japan
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blow
plate
wind
road
support
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62178552A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6421105A (en
Inventor
Hiroshi Ishii
Kyoshi Yasuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Steel Co Ltd
Original Assignee
Toa Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toa Steel Co Ltd filed Critical Toa Steel Co Ltd
Priority to JP17855287A priority Critical patent/JPS6421105A/ja
Publication of JPS6421105A publication Critical patent/JPS6421105A/ja
Publication of JPH0559211B2 publication Critical patent/JPH0559211B2/ja
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  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Fencing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、季節風や吹雪から道路通行者、交
通機関、民家等を護るための道路脇に設置される
吹払い減風柵に関するものである。
〔従来の技術〕
東北地方や北海道地方では、当期に季節風や降
雪によつて、道路通行や自動車等の交通機関の運
行がしばしば妨げられる。特に、このような地方
の道路の大部分は市街地を外れると水田の中を通
るので、強い風の影響を受けやすく、交通事故の
発生する場合も多い。
第10図は、東北地方や北海道地方の郊外の代
表的な配置図であつて、道路1の一方側には水田
2が広がり、道路1の他方側には道路1に沿つて
鉄道線路3が敷設され、線路3の付近には民家4
があり、民家4の先(図面の左側)は海である。
冬期、降雪と共に、季節風である西または北西
の強風が矢印のように吹き、道路1及び鉄道線路
3上に多量の雪が積り交通を阻害する。そこで、
道路1及び鉄道線路3の除雪を行ない、除去した
雪を道路1及び線路3の両側に積み上げている。
ところが、このような除雪によつて形成された雪
丘5の表面の雪は、上述した強風により吹き飛ば
されて地吹雪となり、道路1及び鉄道線路3上に
激しく吹きつけるため、特に道路の通行者及び自
動車等の運転者に視程障害を引き起こし、通行や
運転を極めて困難にする。第10図において交差
斜線部分は地吹雪による視程障害区域である。
更に、このような地吹雪は、民家4にも吹き寄
せ、民家4の屋根に異常な積雪やその周辺に雪の
吹溜りが発生する結果、居住者の生活環境を著し
く害する。第10図において斜線部分は民家に対
する地吹雪区域である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述のような問題を解決する手段として、従
来、第11図に示すように、下向きに傾斜した多
数枚の吹払い板6からなる吹き払い柵7を道路脇
に沿つて設けることが、例えば実開昭60−144613
号公報等によつて開示されている。このような吹
き払い柵7によれば、吹払い板6間を吹き抜けて
通る風によつて、道路1上の雪を吹き払うことが
でき、上述した道路の通行者や運転者の視程障害
を防止することができる。
しかしながら、このような従来の吹払い柵7
は、民家に対する雪の吹き寄せ防止には全く効果
がない。その上、夏期には、吹払い柵7のために
道路沿いの水田2が日陰となる結果、その部分の
稲の成長を妨げる問題が生ずる。
一方、水田中に吹溜め柵を設置し、飛雪を道路
よりも風上側の水田中に溜めることも行なわれて
いるが、この場合は、水田中に溜つた大量の雪の
重さによつて、水田の地盤が沈降したり、地盤の
温度の低下によつて、稲の成育が阻害される等の
問題が生ずる。
また、一般に夏期にはやませと呼ばれる冷風の
吹き付けによつて、水田の稲が被害を受ける問題
がある。
従つて、この発明の目的は、冬期における地吹
雪の発生を防止して道路の通行や自動車等交通機
関の運転を安全ならしめ、且つ、道路近辺の民家
に対する雪の吹き寄せを防止して居住者の生活環
境を保護し、しかも、夏期における作物の成長に
必要な日照を確保し、更にやませと呼ばれる冷風
の吹き付けから作物を保護することができる吹払
い減風柵を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の吹払い減風柵は、道路に沿つて所定
間隔で立設された支柱と、前記支柱の上部間に固
定された、その山部および谷部に多数の透孔を有
する波板状の防風板と、前記支柱の下部間に所定
角度で傾斜して取り付けられた、風を下向きに偏
向させこの風によつて路面の雪を吹き払うための
吹き払い板とからなり、 前記防風板の前記透孔は、太陽光線の透過率が
約40%になるように設けられており、 前記吹き払い板は、その両側縁に取り付けられ
た支持金具の中央部を前記支柱に回動可能に軸着
する水平な支軸、および、前記支持金具の両端の
各々にその一端が軸着され、前記支柱にその他端
が軸着された支杆によつて、前記支柱に、取り外
し且つ回動可能に取り付けられていることに特徴
を有するものである。
次に、この発明を図面を参照しながら説明す
る。第1図はこの発明の柵の一実施態様を示す正
面図、第2図はその側面図である。第1図および
第2図に示すように、道路に沿つて所定間隔をあ
けて立設された所定高さのH形鋼製の支柱8の上
部間には、波板状の防風板9が固定され、そし
て、その下部間には、波板状の吹払い板10が取
外し可能に取付けられている。
第3図に支柱に対する防風板取付け部分の拡大
正面図で、第4図にその平面図で、第5図にその
側面図で示すように、波板状の防風板9は、その
谷部9aに透光用の多数の長孔11が一定間隔を
あけて設けられ、そして、その山部9bに同じく
透光用の多数の小孔12が一定間隔をあけて設け
られている。このような長孔11及び小孔12か
らなる多数の透孔は、太陽光線の透過率が約40%
即ち遮蔽率が約60%になるように設けることが必
要である。
波板状の防風板9は、その谷部9aを支柱8の
フランジ部内側にボルト止めすることによつて支
柱8に固定されている。図示の例では、防風板9
は複数枚の溝形状の形鋼によつて波板状に形成さ
れているが、キーストンプレート状の1枚の波板
を使用してもよい。
第6図に吹払い板の拡大側面図で示すように、
波板状の吹払い板10の両側縁の一方の面にはア
ングル状の支持金具13が、その他方の面を覆う
抑え板14を介してボルト17により取り付けら
れている。
第1図および第2図に示すように、吹払い板1
0の両側縁に取り付けられた支持金具13の中央
部は、水平な支軸15によつて支柱8に軸着され
ている。支持金具13の両端には所定長さの支杆
16,16′が着脱可能に連結されており、支杆
16,16′の他端は、支柱8に軸着されている。
従つて、上述の支杆16,16′による支持金具
13の支持により、吹払い板10は、所定角度で
下向きに傾斜して支柱8に取り付けられる。
支持金具13の両端と支杆16,16′との連
結を解除すると、第7図に示すように支持金具1
3は支軸15を中心として回動し、吹払い板10
は支柱8に沿つて垂直に位置する。
吹払い板10の不使用時や農作業車の通行時に
は、吹払い板10を抑え板14を介して支持金具
13に取り付けているボルト17を外すことによ
り、吹払い板10を支柱8から取り外す。第1図
には、このような吹払い板10を取外した部分が
併せて示されている。取外された吹払い板10
は、第1図に示すようにその複数枚をまとめて、
支柱8の下部に適宜の手段で取り付けておく。
〔作用〕
第8図に示すように、この発明の吹払い減風柵
Aを、道路1の水田2に沿った側に立設する。こ
の結果、冬期には、支柱8の下半部に取り付けら
れた吹払い板10により下向きに偏向した風によ
つて道路1上の雪は吹き払われ、且つ、雪丘5か
らの飛雪も道路1上に吹き付けられそして吹き払
われるので、道路1の通行者や自動車等の運転者
に視程障害を生ずることはない。
更に、民家4に向けて吹き付ける強い風は、防
風板9によつて減風される結果、鉄道線路3帯か
らの飛雪が防止される。従つて、このような減風
域にある民家4の屋根への異常な積雪やその周辺
に生ずる吹溜りを防止することができる。
例えば、第2図において道路上からの支柱8の
高さHを4000mm、防風板9の高さh1を1800mm、そ
の遮蔽率を60%、そして、吹払い板10の高さh2
を1300mmとし、吹払い板を適切な傾斜角度に保持
すれば、幅は8〜10m位までの道路に対し上述し
た作用が適確に発揮され、且つ、吹払い減風柵A
から12〜16m離れた民家に対する接近風速の20〜
30%まで減風することが可能である。
夏期には、第9図に示すように、冬期と反対に
水田に向けて吹き付けるやませと呼ばれる冷風に
対し、吹払い板10によつて吹上げ作用が発揮さ
れ、やませが水田2の稲に直接吹き付けることが
防止される。更に、防風板9によつて、吹払い減
風柵Aからその高さの約20倍即ち上述した例では
約80m位までは、冷風の風速をその70%以下に減
らすことができる。従つて、やませによる水田の
作物の被害を適確に防止することができる。
吹払い板10は、容易に取外すことができるか
ら、不使用時にはこれを取外して水田2が日陰に
なることを防止することができ、且つ、農作業車
の通行時には随時取外すことによりその通行の妨
げになることはない。また、吹払い板10を取付
けたままであつても、これにより影響される日陰
の範囲は、一般の防雪柵の1/3〜1/4である。
防風板9には多数の長孔11および小孔12が
設けられているから、その遮蔽率を60%にする
と、日光の透過率は40%となり、稲の成長に必要
な最低限の光量を確保することができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、この発明によれば、冬期に
おける地吹雪の発生を防止して道路の通行や自動
車等交通機関の運転を安全ならしめ、且つ、道路
近辺の民家に対する雪の吹き寄せを防止して居住
者の生活環境を保護することができ、しかも、夏
期における作物の成長に必要な日照は確保され、
更に、やませと呼ばれる冷風から水田の作物を保
護することができる等、多くの産業上有用な効果
がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の吹払い減風柵の一実施態様
を示す正面図、第2図はその側面図、第3図は支
柱に対する防風板取付け部分の拡大正面図、第4
図はその平面図、第5図はその側面図、第6図は
吹払い板の拡大側面図、第7図は吹払い板を支柱
に沿つて垂直に変位させた状態を示す側面図、第
8図および第9図はこの発明の吹払い減風柵の作
用を示す説明図、第10図はこの発明の吹払い減
風柵を取付けないときの状態を示す説明図、第1
1図は従来の吹払い柵を示す側面図である。図面
において、 1……道路、2……水田、3……鉄道路、4…
…民家、5……雪丘、6……吹払い板、7……吹
払い柵、8……支柱、9……防風板、10……吹
払い板、11……長孔、12……小孔、13……
支持金具、14……押え板、15……支軸、1
6,16′……支杆、17……ボルト、A……吹
払い減風柵。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 道路に沿つて所定間隔で立設された支柱と、
    前記支柱の上部間に固定された、その山部および
    谷部に多数の透孔を有する波板状の防風板と、前
    記支柱の下部間に所定角度で傾斜して取り付けら
    れた、風を下向きに偏向させこの風によつて路面
    の雪を吹き払うための吹き払い板とからなり、 前記防風板の前記透孔は、太陽光線の透過率が
    約40%になるように設けられており、 前記吹き払い板は、その両側縁に取り付けられ
    た支持金具の中央部を前記支柱に回動可能に軸着
    する水平な支軸、および、前記支持金具の両端の
    各々にその一端が軸着され、前記支柱にその他端
    が軸着された支杆によつて、前記支柱に、取り外
    し且つ回動可能に取り付けられていることを特徴
    とする吹払い減風柵。
JP17855287A 1987-07-17 1987-07-17 Blow-off air-reducing fence Granted JPS6421105A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17855287A JPS6421105A (en) 1987-07-17 1987-07-17 Blow-off air-reducing fence

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JP17855287A JPS6421105A (en) 1987-07-17 1987-07-17 Blow-off air-reducing fence

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Publication Number Publication Date
JPS6421105A JPS6421105A (en) 1989-01-24
JPH0559211B2 true JPH0559211B2 (ja) 1993-08-30

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ID=16050477

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JP17855287A Granted JPS6421105A (en) 1987-07-17 1987-07-17 Blow-off air-reducing fence

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