JP3076217U - 道路用衝撃吸収装置 - Google Patents

道路用衝撃吸収装置

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JP3076217U
JP3076217U JP2000006544U JP2000006544U JP3076217U JP 3076217 U JP3076217 U JP 3076217U JP 2000006544 U JP2000006544 U JP 2000006544U JP 2000006544 U JP2000006544 U JP 2000006544U JP 3076217 U JP3076217 U JP 3076217U
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road
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impact absorbing
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JP2000006544U
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Inventor
昌郁 金
Original Assignee
株式会社巨道産業
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輌衝突の際,ローラが回転しながら衝撃を
緩和すると共に,車輌を進行方向へ誘導し,運転者がハ
ンドルを握り直して本線へ進入できるようにした道路用
衝撃吸収装置を提供すること。 【解決手段】複数の回転可能な緩衝用ローラを軸棒にス
ぺーサ等で一定間隔で貫通,支持させる。軸棒の両端
を,上板と下板に設けられた孔に通し,それぞれ固定す
る。緩衝用ローラは,ゴム,ウレタン,合成樹脂,廃タ
イヤ圧縮物のいずれかで形成するのがよい。この道路用
衝撃吸収装置を,上板と下板の片側を地面に埋設された
支持棒にU字ボルト等で固定し,ガードレールとして路
側に設置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は,道路用衝撃吸収装置に係り,特に路側,中央線,橋脚,欄干,また は壁面に設置でき,車輌衝突の衝撃を最小化できるだけでなく,車輌が進行方向 へ復帰できるよう誘導することのできる道路用衝撃吸収装置に関するものである 。
【従来の技術】
【0002】 一般に,道路を走行中の車輌のスピードオーバーや不注意などにより発生する 交通事故を減らすために,路側や中央線にガードレールや中央分離帯が設置され ている。従来,このようなガードレールは,縦方向の凹凸部を有する鉄板を地面 に設置された支柱に固定したものである。軽微な衝撃にはある程度耐えられるが ,車輌の速度が大きく衝突が激しいと,ガードレールが衝撃を吸収できないばか りか,破損したり,押しつぶされたりする。ガードレールが車輌を止められない 場合は,反対車線に飛び出したり,崖下に転落して大事故になることが少なくな かった。
【0003】 また,カーブの多い箇所や,地下車道の出入り口など,中央線の分かりにくい ところに設置する従来の中央分離帯には,蛍光塗料を塗った棒を一定間隔で立て たものなどがある。これは,中央線を侵犯しないように誘導する役割を果たすだ けで,走行時に前方不注意により衝突した時は,車輌はこれを押し倒し,そのま ま中央線を越えてしまう。カーブになっている地下車道の壁面にも多くの車輌が ぶつかっているが,特別な緩衝装置がないため,車輌の破損や事故を予防できな いという問題点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は,このような問題点に鑑みてなされたもので,その目的とするところ は,車輌衝突の際,ローラが回転しながら衝撃を緩和すると共に,車輌を進行方 向へ誘導し,運転者がハンドルを握り直して本線へ進入できるようにした道路用 衝撃吸収装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を達成するために本考案は,複数の回転可能な緩衝用ローラと, このローラをスぺーサ等で一定間隔で貫通,支持する軸棒とを備え,軸棒の両端 が一定間隔で上板と下板にそれぞれ固定されることを特徴とする道路用衝撃吸収 装置である。
【0006】 ここで緩衝用ローラは,ゴム,ウレタン,合成樹脂,廃タイヤ圧縮物のいずれ かで形成されるのがよい。
【0007】 この道路用衝撃吸収装置は上板と下板の片側を,地面に埋設された支持棒にU 字ボルト等で固定し,ガードレールとして路側に設置できる。
【0008】 また,軸棒を筒形に配列し,橋脚に設置することもできる。
【0009】 上板と下板の両端に支持台を固定し,所定の長さだけ連結し,支持台の下端に 設けられた支持板をコンクリートなどの舗装面にアンカボルト等により固定する ことにより中央分離帯に設置することもできる。
【0010】 あるいは地下車道の出入り口やカーブしている車道に沿った壁面に凹入部を形 成し,軸棒をその内部に一定間隔で設置することもできる。
【0011】 また,軸棒を,所定の大きさに築造した剛直なケーシングの内部に一定間隔で 固定設置して構成することもできる。
【0012】 このように衝撃エネルギーを吸収することのできるローラが,回転しながら衝 突の衝撃を緩和すると共に,車輌を進行方向へ誘導するので,運転者が本軌道へ 復帰することができる。
【0013】 また,設置時の形状も,設置場所の条件に応じて多様に形成することができる 。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下,図面に基づいて,本考案の実施の形態を詳細に説明する。 図1に,本考案の一実施の形態の基本構成を示した。カバー101で覆われた 凹字形状の上板102と,下板103を背中合わせにした間に,軸棒104を一 定間隔で設置する。軸棒104の両端のねじ部104´はそれぞれ上板102と 下板103の孔105に突出し,ナット106で固定される。軸棒104には軸 穴107が貫通するように成形した緩衝用ローラ108,108´を,スぺ?サ 109により一定間隔で通し,回転可能に設置する。
【0015】 緩衝用ローラ108,108´は,上板102と下板103の間に一定の間隔 で設置した軸棒104が貫通しており,間に設けられるスぺーサ109によって 多段に構成され,自由に回転できるように設置される。
【0016】 これにより,自動車が走行中,進行方向へ斜めに衝突すると,軸棒104上で回 転する緩衝用ローラ108,108´により,先ず衝撃が緩和され,次いで緩衝 用ローラ108,108´の回転により,自動車は進行方向へ前進するようにな る。従って運転者がハンドルを握り直し,本線へ復帰することができるようにな るため,車輌の転覆や墜落を防止できる。
【0017】 ここで緩衝用ローラ108,108´は,基本的に衝撃を吸収することのできる ゴムやウレタン,廃タイヤを圧縮した圧縮物,ポリエチレン等の合成物樹脂で成 形するのがのぞましく,場合によっては鋼管やセメント等を軸棒104により回 転させても良い。
【0018】 このような本考案の一実施の形態は,図1または図3に示したように,地面に 埋設した支柱棒110にUボルト111で上板102と下板103の片側を固定 し,図4のようにガードレール100として路側に設置使用することができる。
【0019】 また,本考案の一実施の形態は,筒形に形成し,図5のように橋脚120に取 り付け,車輌衝突の際の衝撃を吸収させることもできる。
【0020】 また,図6から図8に示したように,上板102と下板103の両端にHビー ムのような支柱台113を固定し,これを必要な長さだけ連結する。この下端に 沿って設置した支持板114をコンクリート等の地面にアンカーボルト116等 で固定することにより,道路の両側からの衝撃が吸収できる中央分離帯200に も使用することができる。
【0021】 さらに,道路のカーブ部分や,S字になっている地下車道の出入口の壁面に, 図9及び図10のように設置することもできる。壁面に本考案の一実施の形態の 入る凹入部115を形成し,これにアンカーボルト116等で固定する。
【0022】 凹入部115を形成せずに図11のように壁面に若干突出するように固定させ ると,車輌が地下車道を出入りする際に壁面にぶつかる時,衝撃を緩和させるだ けでなく,車輌の破損の程度を減らすことができる。道路の幅が狭い場合,前述 のように凹入部115を形成して設置するのが大変効果的である。
【0023】 また,図12のように,本考案の一実施の形態の道路用衝撃吸収装置の設置さ れるコンクリート建造物117を別途構築してもよく,壁面や取り付けられると ころのない場所にも便利に設置することができる。
【0024】 図13のように分岐する道路の三角地帯に設置してもよく,突出による事故を 減らすことができる。また,橋梁の欄干に設置して,車輌衝突の際,緩衝用ロー ラ108,108´により,進行方向への前進を誘導することによって橋脚11 2の下へ,あるいは川へ転落するのを防止して,貴重な人名を守ることができる 。
【0025】 そして,多段の緩衝用ローラ108,108´は,車輌の衝突の時を勘案し, 設置場所に合わせて,運転者と車輌を保護できる位の高さで多段設置するとよい 。
【0026】 以上,添付図面を参照しながら本考案にかかる道路用衝撃吸収装置の好適な実 施形態について説明したが,本考案はかかる例に限定されない。当業者であれば ,実用新案登録請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更 例または修正例に想到し得ることは明らかでありそれについても当然に本考案の 技術的範囲に属するものと了解される。
【0027】
【考案の効果】
以上,詳細に説明したように本考案によれば,車輌衝突の際,ローラが回転し ながら衝撃を緩和すると共に,車輌を進行方向へ誘導し,運転者がハンドルを握 り直して本線へ進入できるようにした道路用衝撃吸収装置を提供することができ る。
【0028】 また,設置場所に合わせてガードレールや中央分離帯,橋脚や壁面の衝撃緩和 用に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施の形態をガードレールに使用
した場合の斜視図である。
【図2】 図1の一部横断面図である。
【図3】 図1の設置状態の縦断面図である。
【図4】 図1の使用状態の斜視図である。
【図5】 本考案の一実施の形態を橋脚に設置した状態
の斜視図である。
【図6】 本考案の一実施の形態を中央分離帯に適用し
た状態の横断面図である。
【図7】 図6の縦断面図である。
【図8】 図6の使用状態の斜視図である。
【図9】 本考案の一実施の形態を壁面の凹入部に設置
した状態の縦断面図である。
【図10】 図9の使用状態を示す図である。
【図11】 本考案の一実施の形態を壁面に設置した状
態の縦断面図である。
【図12】 本考案の一実施の形態をコンクリート建造
物に設置した状態の斜視図である。
【図13】 本考案の一実施の形態を分岐する道路の三
角地帯に設置した状態を示す図である。
【符号の説明】
100 ガードレール 102 上板 103 下板 104 軸棒 108,108´ 緩衝用ローラ 109 スぺーサ 110 支柱棒 112 橋脚 113 支柱台 115 凹入部 117 コンクリート建造物

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回転可能な緩衝用ローラと,前記
    ローラを一定間隔で貫通,支持する軸棒とを備え,前記
    軸棒の両端が一定間隔で上板と下板にそれぞれ固定され
    ることを特徴とする道路用衝撃吸収装置。
  2. 【請求項2】 前記緩衝用ローラが,ゴム,ウレタン,
    合成樹脂,廃タイヤ圧縮物のいずれかで形成されること
    を特徴とする請求項1に記載の道路用衝撃吸収装置。
  3. 【請求項3】 前記上板と下板の片側を,地面に埋設さ
    れた支持棒に固定し,路側に設置できることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の道路用衝撃吸収装置。
  4. 【請求項4】 前記軸棒を筒形に配列し,橋脚に設置で
    きることを特徴とする請求項1または2に記載の道路用
    衝撃吸収装置。
  5. 【請求項5】 前記上板と下板の両端に支持台を固定
    し,所定の長さだけ連結し,前記支持台の下端に設けら
    れた支持板を舗装面にアンカボルト等により固定するこ
    とにより中央分離帯に設置できることを特徴とする請求
    項1または2に記載の道路用衝撃吸収装置。
  6. 【請求項6】 前記軸棒を車道に沿った壁面に形成され
    た凹入部内に設置できることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の道路用衝撃吸収装置。
  7. 【請求項7】 前記軸棒を,所定の大きさに築造した剛
    直なケーシングの内部に一定間隔で固定設置して構成さ
    れることを特徴とする請求項1または2に記載の道路用
    衝撃吸収装置。
JP2000006544U 1999-10-22 2000-09-08 道路用衝撃吸収装置 Expired - Lifetime JP3076217U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011241571A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Kimio Otake ガードレール
CN107447704A (zh) * 2017-06-30 2017-12-08 许恪铭 一种免安装快拆道路护栏
CN107605535A (zh) * 2017-09-29 2018-01-19 贵州大学 一种便于安装的矿用爆破用烟尘报警器的安装结构
CN114687309A (zh) * 2022-04-08 2022-07-01 中南大学 一种防撞垫

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CN107605535A (zh) * 2017-09-29 2018-01-19 贵州大学 一种便于安装的矿用爆破用烟尘报警器的安装结构
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