JPH0558485A - 板材の吸引移替え装置 - Google Patents
板材の吸引移替え装置Info
- Publication number
- JPH0558485A JPH0558485A JP22293691A JP22293691A JPH0558485A JP H0558485 A JPH0558485 A JP H0558485A JP 22293691 A JP22293691 A JP 22293691A JP 22293691 A JP22293691 A JP 22293691A JP H0558485 A JPH0558485 A JP H0558485A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction cup
- plate
- suction
- coil spring
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Specific Conveyance Elements (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 パレット上に積み重ねられた状態の合成樹脂
板等の板材が変形していて、うねり(起伏)を生じてい
るような場合でも、吸盤により板材をしっかりと吸着し
て持ち上げ、これを上から順に1枚ずつ移し替えること
ができる、板材の吸引移替え装置を提供する。 【構成】 板材の吸引移替え装置1は、合成ゴム製の吸
盤3が、吸盤保持金具4と、円板状頭部15を有する吊
下げ具14とによって保持され、上部コイルばね39の
弾発力によって常に下方に付勢せられた軸部材27の下
端に側面よりみて略門形の吊下げ具保持部材17が取り
付けられて、空間部20内において、吊下げ具14の円
板状頭部15が空間部20の高さ分だけ上下に移動可能
となされ、かつ前後両側の内方凸部19に沿って左右に
スライド自在となされるとともに、あらゆる角度に揺動
可能となされている。
板等の板材が変形していて、うねり(起伏)を生じてい
るような場合でも、吸盤により板材をしっかりと吸着し
て持ち上げ、これを上から順に1枚ずつ移し替えること
ができる、板材の吸引移替え装置を提供する。 【構成】 板材の吸引移替え装置1は、合成ゴム製の吸
盤3が、吸盤保持金具4と、円板状頭部15を有する吊
下げ具14とによって保持され、上部コイルばね39の
弾発力によって常に下方に付勢せられた軸部材27の下
端に側面よりみて略門形の吊下げ具保持部材17が取り
付けられて、空間部20内において、吊下げ具14の円
板状頭部15が空間部20の高さ分だけ上下に移動可能
となされ、かつ前後両側の内方凸部19に沿って左右に
スライド自在となされるとともに、あらゆる角度に揺動
可能となされている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、積重ね状態の合成樹
脂板等の板材を、上から順に1枚ずつ移し替えるさいに
使用される板材の吸引移替え装置に関するものである。
脂板等の板材を、上から順に1枚ずつ移し替えるさいに
使用される板材の吸引移替え装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばパレット上に積み重ねられ
た状態の合成樹脂板等の板材を、上から順に1枚ずつ移
し替える板材の吸引移替え装置としては、吸盤により板
材を吸着して持ち上げ、この状態で板材を、成形装置の
金型上などの所定の作業台上に移し替えた後、吸盤によ
る吸引力を解除して、板材を解放するようにしたもの
が、既に知られている。
た状態の合成樹脂板等の板材を、上から順に1枚ずつ移
し替える板材の吸引移替え装置としては、吸盤により板
材を吸着して持ち上げ、この状態で板材を、成形装置の
金型上などの所定の作業台上に移し替えた後、吸盤によ
る吸引力を解除して、板材を解放するようにしたもの
が、既に知られている。
【0003】そして従来の板材の吸引移替え装置では、
吸盤を1本のコイルばねの弾発力を利用して、板材の上
面に押し付けるものであり、また球継手を利用して、吸
盤をいわゆる首振り可能とし、吸盤の角度を変え得るよ
うにしたものも、既に知られていた。
吸盤を1本のコイルばねの弾発力を利用して、板材の上
面に押し付けるものであり、また球継手を利用して、吸
盤をいわゆる首振り可能とし、吸盤の角度を変え得るよ
うにしたものも、既に知られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
パレット上に積み重ねられた状態の合成樹脂板等の板材
が変形していて、うねり(起伏)を生じているような場
合には、最上位の板材に対し、吸盤の角度を変えて、こ
れを上から押し付ける必要があるが、従来の装置では、
1本のコイルばねの弾発力を利用して吸盤を板材に押し
付けているだけであるため、押付け力が弱く、また、球
継手を利用して吸盤の角度を変えた場合、その傾斜方向
に対する押圧力は弱いものであるため、吸盤により板材
をしっかりと吸着して持ち上げることができず、移替え
作業に困難を生じるという問題があった。
パレット上に積み重ねられた状態の合成樹脂板等の板材
が変形していて、うねり(起伏)を生じているような場
合には、最上位の板材に対し、吸盤の角度を変えて、こ
れを上から押し付ける必要があるが、従来の装置では、
1本のコイルばねの弾発力を利用して吸盤を板材に押し
付けているだけであるため、押付け力が弱く、また、球
継手を利用して吸盤の角度を変えた場合、その傾斜方向
に対する押圧力は弱いものであるため、吸盤により板材
をしっかりと吸着して持ち上げることができず、移替え
作業に困難を生じるという問題があった。
【0005】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、吸盤が上下に昇降可能であることは勿論、前
後にも移動可能であるとともに、あらゆる角度に揺動可
能となされ、しかも2つのコイルばねを利用しているた
めに、吸盤の傾斜状態においても、ばねによる押圧力が
板材上面に強く作用するため、板材の吸着を確実に行な
うことができ、従って、例えばパレット上に積み重ねら
れた状態の合成樹脂板等の板材に、うねり(起伏)等の
変形が生じているような場合でも、吸盤により板材をし
っかりと吸着して持ち上げることができて、板材を上か
ら順に1枚ずつスムーズにかつ確実に移し替えることが
できる、板材の吸引移替え装置を提供しようとするにあ
る。
を解決し、吸盤が上下に昇降可能であることは勿論、前
後にも移動可能であるとともに、あらゆる角度に揺動可
能となされ、しかも2つのコイルばねを利用しているた
めに、吸盤の傾斜状態においても、ばねによる押圧力が
板材上面に強く作用するため、板材の吸着を確実に行な
うことができ、従って、例えばパレット上に積み重ねら
れた状態の合成樹脂板等の板材に、うねり(起伏)等の
変形が生じているような場合でも、吸盤により板材をし
っかりと吸着して持ち上げることができて、板材を上か
ら順に1枚ずつスムーズにかつ確実に移し替えることが
できる、板材の吸引移替え装置を提供しようとするにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、積重ね状態の合成樹脂板等の板材
を、合成ゴム製の吸盤によって吸着して持ち上げ、これ
を上から順に1枚ずつ移し替える装置であって、上記吸
盤が、吸引孔を有する吸盤保持金具の下端に取り付けら
れ、この吸盤保持金具に下部ばね受けが設けられるとと
もに、円板状頭部を有する吊下げ具が上方延長状に取り
付けられ、吸盤を昇降するための軸部材が取付基板に昇
降自在にかつ吊下げ状に保持され、この軸部材の下端部
に上部ばね受けが取り付けられるとともに、これの下側
に側面よりみて略門形の吊下げ具保持部材が取り付けら
れ、軸部材に上部コイルばねが嵌め被せられて、軸部材
は、上部コイルばねの弾発力によって常に下方に付勢せ
られており、略門形の吊下げ具保持部材に、左右両方お
よび下方に開口する広い空間部が設けられるとともに、
その前後両側壁下端部に内方凸部が設けられ、これらの
内方凸部に、吊下げ具の円板状頭部がスライド自在に掛
り合わせられ、略門形の吊下げ具保持部材およびこれに
揺動自在に保持された吊下げ具に、下部コイルばねが嵌
め被せられ、略門形の吊下げ具保持部材の空間部の左右
両端が、下部コイルばねによって塞がれており、この空
間部内に保持された吊下げ具の円板状頭部が、該空間部
内において、空間部の高さ分だけ上下に移動可能となさ
れ、かつ前後両側の内方凸部に沿って左右にスライド自
在となされるとともに、あらゆる角度に揺動可能となさ
れている、板材の吸引移替え装置を要旨としている。
を達成するために、積重ね状態の合成樹脂板等の板材
を、合成ゴム製の吸盤によって吸着して持ち上げ、これ
を上から順に1枚ずつ移し替える装置であって、上記吸
盤が、吸引孔を有する吸盤保持金具の下端に取り付けら
れ、この吸盤保持金具に下部ばね受けが設けられるとと
もに、円板状頭部を有する吊下げ具が上方延長状に取り
付けられ、吸盤を昇降するための軸部材が取付基板に昇
降自在にかつ吊下げ状に保持され、この軸部材の下端部
に上部ばね受けが取り付けられるとともに、これの下側
に側面よりみて略門形の吊下げ具保持部材が取り付けら
れ、軸部材に上部コイルばねが嵌め被せられて、軸部材
は、上部コイルばねの弾発力によって常に下方に付勢せ
られており、略門形の吊下げ具保持部材に、左右両方お
よび下方に開口する広い空間部が設けられるとともに、
その前後両側壁下端部に内方凸部が設けられ、これらの
内方凸部に、吊下げ具の円板状頭部がスライド自在に掛
り合わせられ、略門形の吊下げ具保持部材およびこれに
揺動自在に保持された吊下げ具に、下部コイルばねが嵌
め被せられ、略門形の吊下げ具保持部材の空間部の左右
両端が、下部コイルばねによって塞がれており、この空
間部内に保持された吊下げ具の円板状頭部が、該空間部
内において、空間部の高さ分だけ上下に移動可能となさ
れ、かつ前後両側の内方凸部に沿って左右にスライド自
在となされるとともに、あらゆる角度に揺動可能となさ
れている、板材の吸引移替え装置を要旨としている。
【0007】
【作用】上記板材の吸引移替え装置によれば、例えばパ
レット上に積み重ねられた状態の合成樹脂板等の板材の
上に、吸盤を載せた状態で、吸引して、吸盤により板材
を吸着して持ち上げる。この状態で板材を、成形装置の
金型上などの所定の作業台上に移し替え、その後、吸盤
による吸引力を解除して、板材を解放し、成形装置の金
型などの上に載せるものである。
レット上に積み重ねられた状態の合成樹脂板等の板材の
上に、吸盤を載せた状態で、吸引して、吸盤により板材
を吸着して持ち上げる。この状態で板材を、成形装置の
金型上などの所定の作業台上に移し替え、その後、吸盤
による吸引力を解除して、板材を解放し、成形装置の金
型などの上に載せるものである。
【0008】そしてこの場合、積み重ねられた状態の合
成樹脂板等の板材が変形していて、うねり(起伏)を生
じているような場合でも、吸盤昇降用軸部材の下端部に
吸盤保持金具と、円板状頭部を有する吊下げ具とによっ
て保持された合成ゴム製の吸盤を、最上位の板材に上か
ら押し付けると、相対的に、上部コイルばねの弾発力に
抗して吸盤および軸部材が上昇するとともに、吊下げ具
の円板状頭部が、側面よりみて略門形の吊下げ具保持部
材の空間部内において、空間部の高さ分だけ上下に移動
可能であり、かつ前後両側の内方凸部に沿って左右にス
ライド自在であり、結局、吸盤が同様に上下に移動可
能、および左右にスライド可能で、これによってあらゆ
る角度に揺動可能となされているとともに、吸盤の傾斜
状態において、下部コイルばねによる押圧力が作用する
ため、板材の吸着を確実に行なうことができ、従って吸
盤により板材をしっかりと吸着して、持ち上げることが
でき、すべての板材を上から順に1枚ずつ移し替えるこ
とができるものである。
成樹脂板等の板材が変形していて、うねり(起伏)を生
じているような場合でも、吸盤昇降用軸部材の下端部に
吸盤保持金具と、円板状頭部を有する吊下げ具とによっ
て保持された合成ゴム製の吸盤を、最上位の板材に上か
ら押し付けると、相対的に、上部コイルばねの弾発力に
抗して吸盤および軸部材が上昇するとともに、吊下げ具
の円板状頭部が、側面よりみて略門形の吊下げ具保持部
材の空間部内において、空間部の高さ分だけ上下に移動
可能であり、かつ前後両側の内方凸部に沿って左右にス
ライド自在であり、結局、吸盤が同様に上下に移動可
能、および左右にスライド可能で、これによってあらゆ
る角度に揺動可能となされているとともに、吸盤の傾斜
状態において、下部コイルばねによる押圧力が作用する
ため、板材の吸着を確実に行なうことができ、従って吸
盤により板材をしっかりと吸着して、持ち上げることが
でき、すべての板材を上から順に1枚ずつ移し替えるこ
とができるものである。
【0009】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0010】この明細書において、前後、左右は図2を
基準とし、前とは図2図面紙葉の表側、後とは同裏側を
いゝ、また左とは同図の左側、右とは同右側をいうもの
とする。
基準とし、前とは図2図面紙葉の表側、後とは同裏側を
いゝ、また左とは同図の左側、右とは同右側をいうもの
とする。
【0011】まず図2において、この発明による板材の
吸引移替え装置(1)は、例えばパレット(P) 上に積重ね
状態に載置されたポリ塩化ビニル樹脂板等の合成樹脂板
よりなる板材(2) を、上から順に1枚ずつ例えば成形金
型(図示略)上に移し替えるさいに使用されるものであ
る。
吸引移替え装置(1)は、例えばパレット(P) 上に積重ね
状態に載置されたポリ塩化ビニル樹脂板等の合成樹脂板
よりなる板材(2) を、上から順に1枚ずつ例えば成形金
型(図示略)上に移し替えるさいに使用されるものであ
る。
【0012】板材(2) の吸引移替え装置(1) は、合成ゴ
ム製の吸盤(3) を備えており、この実施例では、前後一
対ずつ左右2組(すなわち合計4つ)の吸盤(3) が備え
られている。
ム製の吸盤(3) を備えており、この実施例では、前後一
対ずつ左右2組(すなわち合計4つ)の吸盤(3) が備え
られている。
【0013】そして、各吸盤(3) は、上下に昇降可能で
あることは勿論、合成樹脂板よりなる板材(2) を吸着し
て持ち上げるときのために、あらゆる角度に揺動可能で
あり、さらにまた前後にも移動可能である。なお、各吸
盤(3) に関係する構造および作用は、すべて同じである
ので、以下1つの吸盤(3) について、その構造および作
用を説明する。
あることは勿論、合成樹脂板よりなる板材(2) を吸着し
て持ち上げるときのために、あらゆる角度に揺動可能で
あり、さらにまた前後にも移動可能である。なお、各吸
盤(3) に関係する構造および作用は、すべて同じである
ので、以下1つの吸盤(3) について、その構造および作
用を説明する。
【0014】すなわち図1〜図3に詳しく示すように、
吸盤(3) は、これの中央部内面に開口した吸引孔(5) を
有する吸盤保持金具(4) の下端に保持されている。吸盤
保持金具(4) の高さの中央部には、平面よりみて六角形
の凸部(6) が設けられ、この凸部(6) の一面に吸引孔
(5) の他端開口部がのぞませられていて、この開口部に
連なるように吸引ホース(8) の接続用パイプ(7) が取り
付けられている。また吸盤保持金具(4) の上端部には上
向きに開口したねじ孔(9) が設けられている。
吸盤(3) は、これの中央部内面に開口した吸引孔(5) を
有する吸盤保持金具(4) の下端に保持されている。吸盤
保持金具(4) の高さの中央部には、平面よりみて六角形
の凸部(6) が設けられ、この凸部(6) の一面に吸引孔
(5) の他端開口部がのぞませられていて、この開口部に
連なるように吸引ホース(8) の接続用パイプ(7) が取り
付けられている。また吸盤保持金具(4) の上端部には上
向きに開口したねじ孔(9) が設けられている。
【0015】吸盤保持金具(4) には、浅い皿形の下部ば
ね受け(10)と、円板状のばね下端部位置決め部材(11)と
が順に嵌め被せられ、これらは上記平面よりみて六角形
の凸部(6) に受け止められているとともに、これらの上
から断面逆U形の押え金具(12)が嵌め被せられている。
そして、押え金具(12)の上壁にあけられた貫通孔(13)
に、吸盤保持金具(4) を吊り下げるための吊下げ具(14)
の下端部の雄ねじ部(16)がねじ込まれて、この吊下げ具
(14)により下部ばね受け(10)と、ばね下端部位置決め部
材(11)と、押え金具(12)との三者が、一括して押さえ止
められている。
ね受け(10)と、円板状のばね下端部位置決め部材(11)と
が順に嵌め被せられ、これらは上記平面よりみて六角形
の凸部(6) に受け止められているとともに、これらの上
から断面逆U形の押え金具(12)が嵌め被せられている。
そして、押え金具(12)の上壁にあけられた貫通孔(13)
に、吸盤保持金具(4) を吊り下げるための吊下げ具(14)
の下端部の雄ねじ部(16)がねじ込まれて、この吊下げ具
(14)により下部ばね受け(10)と、ばね下端部位置決め部
材(11)と、押え金具(12)との三者が、一括して押さえ止
められている。
【0016】吊下げ具(14)の上端には円板状頭部(15)が
設けられていて、この頭部(15)の前後両側縁部が、側面
よりみて略門形の吊下げ具保持部材(17)の前後両側壁(1
8)(18)下端部に設けられた内方凸部(19)(19)にスライド
自在に掛り合わせられている。
設けられていて、この頭部(15)の前後両側縁部が、側面
よりみて略門形の吊下げ具保持部材(17)の前後両側壁(1
8)(18)下端部に設けられた内方凸部(19)(19)にスライド
自在に掛り合わせられている。
【0017】略門形の吊下げ具保持部材(17)には、左右
両方および下方に開口しかつ吊下げ具(14)の円板状頭部
(15)のすべての揺動を許容し得る広い空間部(20)が設け
られている。また吊下げ具保持部材(17)の上壁(21)中央
部には、ねじ孔(22)が貫通状に設けられており、この吊
下げ具保持部材(17)は、断面逆L形の連結部材(24)の上
壁(25)下面に当接せしめられている。また連結部材(24)
の上壁(25)の上面には、浅い皿形を有する合成樹脂製の
上部ばね受け(26)が、吊下げ具保持部材(17)の上壁(21)
の丁度真上に位置するようにのせられていて、吸盤(3)
を昇降するための軸部材(27)下端部に設けられた下側雄
ねじ部(28)が、上部ばね受け(26)の中央部と連結部材(2
4)の上壁(25)中央部とを貫通して、吊下げ具保持部材(1
7)の上壁(21)中央部のねじ孔(22)にねじ込まれることに
より、上部ばね受け(26)、連結部材(24)および吊下げ具
保持部材(17)が一体に結合されている。
両方および下方に開口しかつ吊下げ具(14)の円板状頭部
(15)のすべての揺動を許容し得る広い空間部(20)が設け
られている。また吊下げ具保持部材(17)の上壁(21)中央
部には、ねじ孔(22)が貫通状に設けられており、この吊
下げ具保持部材(17)は、断面逆L形の連結部材(24)の上
壁(25)下面に当接せしめられている。また連結部材(24)
の上壁(25)の上面には、浅い皿形を有する合成樹脂製の
上部ばね受け(26)が、吊下げ具保持部材(17)の上壁(21)
の丁度真上に位置するようにのせられていて、吸盤(3)
を昇降するための軸部材(27)下端部に設けられた下側雄
ねじ部(28)が、上部ばね受け(26)の中央部と連結部材(2
4)の上壁(25)中央部とを貫通して、吊下げ具保持部材(1
7)の上壁(21)中央部のねじ孔(22)にねじ込まれることに
より、上部ばね受け(26)、連結部材(24)および吊下げ具
保持部材(17)が一体に結合されている。
【0018】側面よりみて略門形の吊下げ具保持部材(1
7)には、下部コイルばね(23)の上半部が嵌め被せられて
おり、この下部コイルばね(23)の下端部は、ばね下端部
位置決め部材(11)に嵌め被せられ、かつ下部コイルばね
(23)の下端は、下部ばね受け(10)に受けられているとと
もに、同コイルばね(23)の上端は、連結部材(24)の上壁
(25)下面に受けられている。
7)には、下部コイルばね(23)の上半部が嵌め被せられて
おり、この下部コイルばね(23)の下端部は、ばね下端部
位置決め部材(11)に嵌め被せられ、かつ下部コイルばね
(23)の下端は、下部ばね受け(10)に受けられているとと
もに、同コイルばね(23)の上端は、連結部材(24)の上壁
(25)下面に受けられている。
【0019】図6と図7を参照すると明らかなように、
略門形の吊下げ具保持部材(17)に下部コイルばね(23)の
上半部が嵌め被せられている結果、これの空間部(20)の
左右両端が、下部コイルばね(23)によって塞がれてい
る。従って、この空間部(20)内に保持された吊下げ具(1
4)の円板状頭部(15)は、空間部(20)内において、空間部
(20)の高さ分だけ上下に移動可能となされ、かつあらゆ
る角度に揺動可能である。
略門形の吊下げ具保持部材(17)に下部コイルばね(23)の
上半部が嵌め被せられている結果、これの空間部(20)の
左右両端が、下部コイルばね(23)によって塞がれてい
る。従って、この空間部(20)内に保持された吊下げ具(1
4)の円板状頭部(15)は、空間部(20)内において、空間部
(20)の高さ分だけ上下に移動可能となされ、かつあらゆ
る角度に揺動可能である。
【0020】また図1、図5、および図7を参照すると
明らかなように、略門形の吊下げ具保持部材(17)の内方
凸部(19)(19)は、それぞれ前後両側壁(18)(18)の左右両
端部よりも延長して、左右両側に突出しており、このた
め吊下げ具(14)の円板状頭部(15)は、前後両側の内方凸
部(19)(19)に沿って左右にスライド自在であり、とくに
図7に示すように、前後両側壁(18)(18)の端部を外れて
左または右に移動可能である。しかしながら、下部コイ
ルばね(23)の存在によって空間部(20)の左右両方へは脱
出しないようになされている。
明らかなように、略門形の吊下げ具保持部材(17)の内方
凸部(19)(19)は、それぞれ前後両側壁(18)(18)の左右両
端部よりも延長して、左右両側に突出しており、このた
め吊下げ具(14)の円板状頭部(15)は、前後両側の内方凸
部(19)(19)に沿って左右にスライド自在であり、とくに
図7に示すように、前後両側壁(18)(18)の端部を外れて
左または右に移動可能である。しかしながら、下部コイ
ルばね(23)の存在によって空間部(20)の左右両方へは脱
出しないようになされている。
【0021】結局、吊下げ具(14)の円板状頭部(15)、ひ
いては保持金具(4) を介して吸盤(3) が、あらゆる角度
に揺動可能となされ、かつ前後にも移動可能に保持され
ているものである。
いては保持金具(4) を介して吸盤(3) が、あらゆる角度
に揺動可能となされ、かつ前後にも移動可能に保持され
ているものである。
【0022】吸盤(3) を昇降するための軸部材(27)の上
端部は、取付基板(30)に吊下げ状に保持されている。す
なわち、取付基板(30)の所要箇所に軸部材挿通用貫通孔
(31)があけられ、取付基板(30)の下面にこの貫通孔(31)
に連通する合成樹脂製スリーブ(33)を内蔵した円筒状ガ
イド部材(32)が、4本のねじ(34)によって垂下状に取り
付けられている。円筒状ガイド部材(32)の下端には、ス
リーブ(33)の脱落を防する下蓋(35)が、やはり4本のね
じ(34)によって取り付けられている。
端部は、取付基板(30)に吊下げ状に保持されている。す
なわち、取付基板(30)の所要箇所に軸部材挿通用貫通孔
(31)があけられ、取付基板(30)の下面にこの貫通孔(31)
に連通する合成樹脂製スリーブ(33)を内蔵した円筒状ガ
イド部材(32)が、4本のねじ(34)によって垂下状に取り
付けられている。円筒状ガイド部材(32)の下端には、ス
リーブ(33)の脱落を防する下蓋(35)が、やはり4本のね
じ(34)によって取り付けられている。
【0023】軸部材(27)の上半部は、この下蓋(35)と、
円筒状ガイド部材(32)内のスリーブ(33)と、取付基板(3
0)の貫通孔(31)とに挿通せられ、取付基板(30)より上方
に突出した上端部に設けられている上側雄ねじ部(36)
に、環状のストッパ(37)が嵌め被せられて、このストッ
パ(37)がナット(38)により止められている。
円筒状ガイド部材(32)内のスリーブ(33)と、取付基板(3
0)の貫通孔(31)とに挿通せられ、取付基板(30)より上方
に突出した上端部に設けられている上側雄ねじ部(36)
に、環状のストッパ(37)が嵌め被せられて、このストッ
パ(37)がナット(38)により止められている。
【0024】軸部材(27)の下半部には、上部コイルばね
(39)が嵌め被せられ、この上部コイルばね(39)の上端が
下蓋(35)の下面に受けられるとともに、同コイルばね(3
9)の下端が上部ばね受け(26)の上面に受けられている。
(39)が嵌め被せられ、この上部コイルばね(39)の上端が
下蓋(35)の下面に受けられるとともに、同コイルばね(3
9)の下端が上部ばね受け(26)の上面に受けられている。
【0025】従って、軸部材(27)は、上部コイルばね(3
9)の弾発力によって常に下方に付勢せられており、これ
の上端部に取り付けられたストッパ(37)が取付基板(30)
の上面に当たることにより、下方への脱落を阻止されて
いる。しかしながら、軸部材(27)は、この上部コイルば
ね(39)の弾発力に抗して、上昇することは可能であり、
軸部材(27)と一緒に吸盤(3) がさらに上昇することがで
きるものである。
9)の弾発力によって常に下方に付勢せられており、これ
の上端部に取り付けられたストッパ(37)が取付基板(30)
の上面に当たることにより、下方への脱落を阻止されて
いる。しかしながら、軸部材(27)は、この上部コイルば
ね(39)の弾発力に抗して、上昇することは可能であり、
軸部材(27)と一緒に吸盤(3) がさらに上昇することがで
きるものである。
【0026】図3と図4に示すように、この実施例で
は、取付基板(30)の2箇所に軸部材挿通用貫通孔(31)が
あけられ、かつスリーブ(33)を内蔵した円筒状ガイド部
材(32)が2個取り付けられている。また図3に示すよう
に、取付基板(30)は、左右一対あり、これらの取付基板
(30)(30)は、水平連結バー(41)を有するアーム(40)によ
り相互に連結されている。従って、合成ゴム製の吸盤
(3) を備えた板材吸引移替え装置(1) は、この実施例で
は、前後一対ずつ左右2組を備えられ、吸盤(3) は合計
4つ存在する。
は、取付基板(30)の2箇所に軸部材挿通用貫通孔(31)が
あけられ、かつスリーブ(33)を内蔵した円筒状ガイド部
材(32)が2個取り付けられている。また図3に示すよう
に、取付基板(30)は、左右一対あり、これらの取付基板
(30)(30)は、水平連結バー(41)を有するアーム(40)によ
り相互に連結されている。従って、合成ゴム製の吸盤
(3) を備えた板材吸引移替え装置(1) は、この実施例で
は、前後一対ずつ左右2組を備えられ、吸盤(3) は合計
4つ存在する。
【0027】上記において、例えば図3に示すように、
パレット(P) 上に積み重ねられた状態のポリ塩化ビニル
樹脂等の合成樹脂板等の板材(2) の上に、吸盤(3) を載
せた状態で、図示しない真空ポンプにより吸引して、吸
盤(3) により板材(2) を吸着して持ち上げる。この状態
で板材(2) を、成形装置の金型上などの所定の作業台
(図示略)上に移し替え、その後、吸盤(3) による吸引
力を解除して、板材(2)を解放し、成形装置の金型など
の上に載せるものである。
パレット(P) 上に積み重ねられた状態のポリ塩化ビニル
樹脂等の合成樹脂板等の板材(2) の上に、吸盤(3) を載
せた状態で、図示しない真空ポンプにより吸引して、吸
盤(3) により板材(2) を吸着して持ち上げる。この状態
で板材(2) を、成形装置の金型上などの所定の作業台
(図示略)上に移し替え、その後、吸盤(3) による吸引
力を解除して、板材(2)を解放し、成形装置の金型など
の上に載せるものである。
【0028】そしてこの場合、積み重ねられた状態の合
成樹脂板等の板材(2) が変形していて、うねり(起伏)
を生じているような場合でも、吸盤昇降用軸部材(27)の
下端部に吸盤保持金具(4) と、円板状頭部(15)を有する
吊下げ具(14)とによって保持された吸盤(3) を、最上位
の板材(2) に上から押し付けると、相対的に、上部コイ
ルばね(39)の弾発力に抗して吸盤(3) および軸部材(27)
が上昇するとともに、吊下げ具(14)の円板状頭部(15)
が、側面よりみて略門形の吊下げ具保持部材(17)の空間
部(20)内において、空間部(20)の高さ分だけ上下に移動
可能であり、かつ前後両側の内方凸部(19)(19)に沿って
左右にスライド自在であり、結局、吸盤(3) が同様に上
下に移動可能、および左右にスライド可能で、これによ
ってあらゆる角度に揺動可能となされているとともに、
吸盤(3) の傾斜状態において、下部コイルばね(23)によ
る押圧力が作用するため、板材(2) の吸着を確実に行な
うことができ、従って吸盤(3) により板材(2) をしっか
りと吸着して、持ち上げることができ、すべての板材
(2) を上から順に1枚ずつ移し替えることができるので
ある。
成樹脂板等の板材(2) が変形していて、うねり(起伏)
を生じているような場合でも、吸盤昇降用軸部材(27)の
下端部に吸盤保持金具(4) と、円板状頭部(15)を有する
吊下げ具(14)とによって保持された吸盤(3) を、最上位
の板材(2) に上から押し付けると、相対的に、上部コイ
ルばね(39)の弾発力に抗して吸盤(3) および軸部材(27)
が上昇するとともに、吊下げ具(14)の円板状頭部(15)
が、側面よりみて略門形の吊下げ具保持部材(17)の空間
部(20)内において、空間部(20)の高さ分だけ上下に移動
可能であり、かつ前後両側の内方凸部(19)(19)に沿って
左右にスライド自在であり、結局、吸盤(3) が同様に上
下に移動可能、および左右にスライド可能で、これによ
ってあらゆる角度に揺動可能となされているとともに、
吸盤(3) の傾斜状態において、下部コイルばね(23)によ
る押圧力が作用するため、板材(2) の吸着を確実に行な
うことができ、従って吸盤(3) により板材(2) をしっか
りと吸着して、持ち上げることができ、すべての板材
(2) を上から順に1枚ずつ移し替えることができるので
ある。
【0029】なお、上記実施例においては、吸盤(3) は
合成ゴム製、上部ばね受け(26)と、スリーブ(33)とは合
成樹脂製、取付基板(30)と、円筒状ガイド部材(32)とは
アルミニウム製であり、その他の部材はステンレス鋼製
であるが、勿論これらの素材には、限定はない。
合成ゴム製、上部ばね受け(26)と、スリーブ(33)とは合
成樹脂製、取付基板(30)と、円筒状ガイド部材(32)とは
アルミニウム製であり、その他の部材はステンレス鋼製
であるが、勿論これらの素材には、限定はない。
【0030】なお、上記実施例においては、板材の吸引
移替え装置(1) に吸盤(3) が、合計4つ備えられている
が、この吸盤(3) の取付数は任意であり、例えば左右に
1つずつ備えられていても良く、あるいは場合によって
は1つだけ備えられていても良い。
移替え装置(1) に吸盤(3) が、合計4つ備えられている
が、この吸盤(3) の取付数は任意であり、例えば左右に
1つずつ備えられていても良く、あるいは場合によって
は1つだけ備えられていても良い。
【0031】
【発明の効果】この発明は、上述のように、積重ね状態
の合成樹脂板等の板材を、合成ゴム製の吸盤によって吸
着して持ち上げ、これを上から順に1枚ずつ移し替える
装置であって、上記吸盤が、吸引孔を有する吸盤保持金
具の下端に取り付けられ、この吸盤保持金具に下部ばね
受けが設けられるとともに、円板状頭部を有する吊下げ
具が上方延長状に取り付けられ、吸盤を昇降するための
軸部材が取付基板に昇降自在にかつ吊下げ状に保持さ
れ、この軸部材の下端部に上部ばね受けが取り付けられ
るとともに、これの下側に側面よりみて略門形の吊下げ
具保持部材が取り付けられ、軸部材に上部コイルばねが
嵌め被せられて、軸部材は、上部コイルばねの弾発力に
よって常に下方に付勢せられており、略門形の吊下げ具
保持部材に、左右両方および下方に開口する広い空間部
が設けられるとともに、その前後両側壁下端部に内方凸
部が設けられ、これらの内方凸部に、吊下げ具の円板状
頭部がスライド自在に掛り合わせられ、略門形の吊下げ
具保持部材およびこれに揺動自在に保持された吊下げ具
に、下部コイルばねが嵌め被せられ、略門形の吊下げ具
保持部材の空間部の左右両端が、下部コイルばねによっ
て塞がれており、この空間部内に保持された吊下げ具の
円板状頭部が、該空間部内において、空間部の高さ分だ
け上下に移動可能となされ、かつ前後両側の内方凸部に
沿って左右にスライド自在となされるとともに、あらゆ
る角度に揺動可能となされているもので、この発明の板
材の吸引移替え装置によれば、吸盤が上下に昇降可能で
あることは勿論、前後にも移動可能であるとともに、あ
らゆる角度に揺動可能となされ、しかも2つのコイルば
ねを利用しているために、吸盤の傾斜状態においても、
ばねによる押圧力が板材上面に強く作用するため、板材
の吸着を確実に行なうことができ、従って、例えばパレ
ット上に積み重ねられた状態の合成樹脂板等の板材に、
うねり(起伏)等の変形が生じているような場合でも、
吸盤により板材をしっかりと吸着して持ち上げることが
できて、板材を上から順に1枚ずつスムーズにかつ確実
に移し替えることができるという効果を奏する。
の合成樹脂板等の板材を、合成ゴム製の吸盤によって吸
着して持ち上げ、これを上から順に1枚ずつ移し替える
装置であって、上記吸盤が、吸引孔を有する吸盤保持金
具の下端に取り付けられ、この吸盤保持金具に下部ばね
受けが設けられるとともに、円板状頭部を有する吊下げ
具が上方延長状に取り付けられ、吸盤を昇降するための
軸部材が取付基板に昇降自在にかつ吊下げ状に保持さ
れ、この軸部材の下端部に上部ばね受けが取り付けられ
るとともに、これの下側に側面よりみて略門形の吊下げ
具保持部材が取り付けられ、軸部材に上部コイルばねが
嵌め被せられて、軸部材は、上部コイルばねの弾発力に
よって常に下方に付勢せられており、略門形の吊下げ具
保持部材に、左右両方および下方に開口する広い空間部
が設けられるとともに、その前後両側壁下端部に内方凸
部が設けられ、これらの内方凸部に、吊下げ具の円板状
頭部がスライド自在に掛り合わせられ、略門形の吊下げ
具保持部材およびこれに揺動自在に保持された吊下げ具
に、下部コイルばねが嵌め被せられ、略門形の吊下げ具
保持部材の空間部の左右両端が、下部コイルばねによっ
て塞がれており、この空間部内に保持された吊下げ具の
円板状頭部が、該空間部内において、空間部の高さ分だ
け上下に移動可能となされ、かつ前後両側の内方凸部に
沿って左右にスライド自在となされるとともに、あらゆ
る角度に揺動可能となされているもので、この発明の板
材の吸引移替え装置によれば、吸盤が上下に昇降可能で
あることは勿論、前後にも移動可能であるとともに、あ
らゆる角度に揺動可能となされ、しかも2つのコイルば
ねを利用しているために、吸盤の傾斜状態においても、
ばねによる押圧力が板材上面に強く作用するため、板材
の吸着を確実に行なうことができ、従って、例えばパレ
ット上に積み重ねられた状態の合成樹脂板等の板材に、
うねり(起伏)等の変形が生じているような場合でも、
吸盤により板材をしっかりと吸着して持ち上げることが
できて、板材を上から順に1枚ずつスムーズにかつ確実
に移し替えることができるという効果を奏する。
【図1】この発明の実施例を示す板材吸引移替え装置の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】この発明による板材吸引移替え装置の使用状態
を示す概略正面図である。
を示す概略正面図である。
【図3】この発明による2連式の板材吸引移替え装置の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】図3のB−B線に沿う断面図である。
【図6】図3の要部拡大縦断面図で、吸盤の揺動状態を
示している。
示している。
【図7】図1の要部拡大縦断面図で、吸盤が左方にずれ
た状態を示している。
た状態を示している。
1 板材吸引移替え装置 2 板材 3 合成ゴム製の吸盤 4 吸盤保持金具 10 浅い皿形の下部ばね受け 12 断面逆U形の押え金具 14 吊下げ具 15 円板状頭部 17 側面よりみて略門形の吊下げ具保持部材 18 前後両側壁 19 内方凸部 20 広い空間部 23 下部コイルばね 24 断面逆L形の連結部材 26 浅い皿形を有する合成樹脂製の上部ばね受け 27 吸盤昇降用軸部材 30 取付基板 32 円筒状ガイド部材 33 合成樹脂製スリーブ 37 環状のストッパ 39 上部コイルばね 40 アーム
Claims (1)
- 【請求項1】 積重ね状態の合成樹脂板等の板材(2)
を、合成ゴム製の吸盤(3) によって吸着して持ち上げ、
これを上から順に1枚ずつ移し替える装置であって、上
記吸盤(3) が、吸引孔(5) を有する吸盤保持金具(4) の
下端に取り付けられ、この吸盤保持金具(4) に下部ばね
受け(10)が設けられるとともに、円板状頭部(15)を有す
る吊下げ具(14)が上方延長状に取り付けられ、吸盤(3)
を昇降するための軸部材(27)が取付基板(30)に昇降自在
にかつ吊下げ状に保持され、この軸部材(27)の下端部に
上部ばね受け(26)が取り付けられるとともに、これの下
側に側面よりみて略門形の吊下げ具保持部材(17)が取り
付けられ、軸部材(27)に上部コイルばね(39)が嵌め被せ
られて、軸部材(27)は、上部コイルばね(39)の弾発力に
よって常に下方に付勢せられており、略門形の吊下げ具
保持部材(17)に、左右両方および下方に開口する広い空
間部(20)が設けられるとともに、その前後両側壁(18)(1
8)下端部に内方凸部(19)(19)が設けられ、これらの内方
凸部(19)(19)に、吊下げ具(14)の円板状頭部(15)がスラ
イド自在に掛り合わせられ、略門形の吊下げ具保持部材
(17)およびこれに揺動自在に保持された吊下げ具(14)
に、下部コイルばね(23)が嵌め被せられ、略門形の吊下
げ具保持部材(17)の空間部(20)の左右両端が、下部コイ
ルばね(23)によって塞がれており、この空間部(20)内に
保持された吊下げ具(14)の円板状頭部(15)が、該空間部
(20)内において、空間部(20)の高さ分だけ上下に移動可
能となされ、かつ前後両側の内方凸部(19)(19)に沿って
左右にスライド自在となされるとともに、あらゆる角度
に揺動可能となされている、板材の吸引移替え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22293691A JPH07115766B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 板材の吸引移替え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22293691A JPH07115766B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 板材の吸引移替え装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558485A true JPH0558485A (ja) | 1993-03-09 |
JPH07115766B2 JPH07115766B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=16790193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22293691A Expired - Fee Related JPH07115766B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 板材の吸引移替え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07115766B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7290890B2 (en) | 2004-09-08 | 2007-11-06 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Retracting mechanism of vehicular outer mirror device |
KR100815988B1 (ko) * | 2001-10-26 | 2008-03-21 | 주식회사 포스코 | 스트립 선,후단 불량 시트 처리장치 |
WO2011024689A1 (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-03 | 旭硝子株式会社 | 剥離装置 |
JP2011207585A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Toppan Printing Co Ltd | 枚葉印刷機の給紙装置 |
KR20150139436A (ko) * | 2014-06-03 | 2015-12-11 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 박리 장치, 박리 시스템, 박리 방법 및 컴퓨터 기억 매체 |
CN117585453A (zh) * | 2024-01-18 | 2024-02-23 | 常州市力烨重型设备科技有限公司 | 一种自走式太阳能板安装设备 |
CN118559418A (zh) * | 2024-07-31 | 2024-08-30 | 忻州上衡电子科技有限公司 | 一种传感器生产用封装设备及封装方法 |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP22293691A patent/JPH07115766B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100815988B1 (ko) * | 2001-10-26 | 2008-03-21 | 주식회사 포스코 | 스트립 선,후단 불량 시트 처리장치 |
US7290890B2 (en) | 2004-09-08 | 2007-11-06 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Retracting mechanism of vehicular outer mirror device |
WO2011024689A1 (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-03 | 旭硝子株式会社 | 剥離装置 |
US8360129B2 (en) | 2009-08-31 | 2013-01-29 | Asahi Glass Company, Limited | Peeling device |
TWI400166B (zh) * | 2009-08-31 | 2013-07-01 | Asahi Glass Co Ltd | Stripping device |
JP2011207585A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Toppan Printing Co Ltd | 枚葉印刷機の給紙装置 |
KR20150139436A (ko) * | 2014-06-03 | 2015-12-11 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 박리 장치, 박리 시스템, 박리 방법 및 컴퓨터 기억 매체 |
JP2015230905A (ja) * | 2014-06-03 | 2015-12-21 | 東京エレクトロン株式会社 | 剥離装置、剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 |
TWI621213B (zh) * | 2014-06-03 | 2018-04-11 | 東京威力科創股份有限公司 | 剝離裝置、剝離系統、剝離方法及電腦記憶媒體 |
CN117585453A (zh) * | 2024-01-18 | 2024-02-23 | 常州市力烨重型设备科技有限公司 | 一种自走式太阳能板安装设备 |
CN117585453B (zh) * | 2024-01-18 | 2024-04-19 | 常州市力烨重型设备科技有限公司 | 一种自走式太阳能板安装设备 |
CN118559418A (zh) * | 2024-07-31 | 2024-08-30 | 忻州上衡电子科技有限公司 | 一种传感器生产用封装设备及封装方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07115766B2 (ja) | 1995-12-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007253249A (ja) | 吸着装置及びこの吸着装置を用いた吸着方法 | |
CN109263243A (zh) | 撕离型纸装置及具有其的撕离型纸设备 | |
JPH0558485A (ja) | 板材の吸引移替え装置 | |
CN216775128U (zh) | 立式电路板承载装置 | |
CN110690155A (zh) | 晶圆翻转定位装置 | |
US4058223A (en) | Article handling device | |
JP4135530B2 (ja) | 物品移載装置 | |
JP4166077B2 (ja) | ガラス板の位置決め方法および装置 | |
CN210336001U (zh) | 吸附机械手 | |
JP2551509Y2 (ja) | 材料吸着装置 | |
CN208666508U (zh) | 玻璃定位装置 | |
KR101515106B1 (ko) | 비접촉식 판부재 터닝장치 | |
WO1987005588A1 (en) | Double blank detecting device in destacker | |
CN220115665U (zh) | 一种防止工件贴附的薄件上料机 | |
JPS6239191A (ja) | 物品吸着装置 | |
TWM646456U (zh) | 可變深度晶片置放座及具備該置放座之晶片測試系統 | |
CN216542826U (zh) | 一种矩形工件的定位装置 | |
JPH0618348U (ja) | 板材1枚取り装置 | |
CN215945279U (zh) | 一种分料机构和存储柜 | |
CN217648405U (zh) | 一种抓取吸盘以及平面板料抓取装置 | |
CN216511383U (zh) | 一种特大板分拣码垛夹具 | |
CN216996689U (zh) | 一种防止玻璃破损的自动化堆垛设备 | |
JPH07227787A (ja) | 偏平ワーク等の吸着式移動装置における脱着装置 | |
CN116216304A (zh) | 柔性片料定位吸附机构 | |
CN219359491U (zh) | 一种防脱型运料机械手 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960528 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |