JPH0558074U - 座席カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 形状及び大きさの異なる座席に対応でき、着
脱作業性に優れた座席カバーを提供すること。 【構成】 被覆部の両側部に連結耳を設け、背面部に折
り皺を設けて構成する背部用カバーと、被覆部の両側部
に縫設部を設け、前記縫設部を貫通する紐を設けて構成
するヘッド用カバーとからなる座席カバー。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動車の運転席及び助手席に装着する座席カバーに関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

自動車の運転席及び助手席に取り付ける座席カバーとしては、背部用カバーと ヘッドレストを被覆するヘッド用カバーで構成される分離式のものが存在する。 背部用カバーは袋状を呈し、座席の背部に丁度適合する様に設計されている。 また、ヘッド用カバーは、帯状の布体で構成され、その両端部に面テープが取 り付けてある。

【０００３】

【本考案が解決しようとする問題点】

前記の従来の座席カバーの技術には、次のような問題点がある。 ＜イ＞ 座席の寸法は、車種ごとに異なる為、寸法に合ったカバーを必要とする 。

【０００４】 ＜ロ＞ 座席カバーが汚れた際等の着脱において、座席カバーの寸法が座席の寸 法とほぼ同じである為、座席カバーを着脱する際の作業性が悪い。

【０００５】

【本考案の目的】

本考案は以上の点に鑑みて成されたもので、その目的とするところは形状及び 大きさの異なる座席に対応でき、着脱作業性に優れた座席カバーを提供すること にある。

【０００６】

【問題点を解決するための手段】

すなわち本考案は、被覆部の両側部に連結耳を設け、背面部に折り皺を設けて 構成する背部用カバーと、被覆部の両側部に縫設部を設け、前記縫設部を貫通す る紐を設けて構成するヘッド用カバーとからなる座席カバーである。

【０００７】

【実施例】

以下図面を参照しながら本考案について説明する。 ＜イ＞全体の構成 図２に本考案に係る背部用カバー１の一例を、図３に本考案に係るヘッド用カ バー３の一例を示す。 本考案は、背部用カバー１と、連結治具２と、ヘッド用カバー３とから成され る。

【０００８】 ＜ロ＞背部用カバー 背部用カバー１は、背部１０の前面を覆う前面部１１と背部１０の背面を覆う 背面部１２とで被覆部１６を形成し、背面部１２の左右両側面に一対の連結耳１ ３を設け、背面部１２に複数の折り皺１５を有し、被覆部１６のほぼ中央に一対 のスリット１４を設けて構成される。 連結耳１３は、帯状に折り込まれた形状のものであり、背部用カバー１装着時 連結治具２と結合し装着状態を調整する機能を有する。 スリット１４は、ヘッドレストの支柱３６を貫通させるために設けられている 。 折り皺１５は、背部用カバー１装着時背面部１２がスムーズに折り込める様 に、その端部を重ねて縫着されて形成されている。

【０００９】 ＜ハ＞連結治具 連結治具２は、本実施例以外の構造のものでも、二つの連結耳１３を締結する 機能のあるものであればよい。

【００１０】 ＜ニ＞ヘッド用カバー ヘッド用カバー３は、被覆部３５の両側部に縫設部３１を設け、被覆部３５の 一方の長手方向端部に二つのスリット３３を設け、他方の長手方向端部に延出部 ３４を形成し、縫設部３１内部を貫通する紐３２を設けて構成される。 スリット３３は、ヘッドレストの支柱３６が貫通するために設けられている。

【００１１】

【作用】

＜イ＞ 背部用カバー１の装着方法について説明する。 背部１０からヘッドレスト３０を取り外し、背部１０に背部用カバー１を被せ る。 そして連結耳１３を背面で図４のように連結治具２を利用して締め付けて、背 部用カバー１の装着を終了する。 背面部１２に折り皺１５が設けられているので、背部用カバー１は、前面部１ １が皺にならずに整然と装着する事ができる。 また、座席２の形状及び大きさが異なるものでも、連結耳１３と連結治具２の 締結状態を調整することにより、整然と装着する事が可能である。

【００１２】 ＜ロ＞ ヘッド用カバー３の装着方法について説明する。 背部１０から取り外したヘッドレスト３０に図１の様、ヘッド用カバー３を被 着し、側面部に来る紐３２を縛り、ヘッド用カバー３の装着を終了する。 ヘッドレストの形状及び大きさが異なるものでも、ヘッド用カバー３は、袋状 でないので、違和感なく整然と装着する事ができる。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。

【００１４】 ＜イ＞ 本考案は、車種の違いにより座席の形状または大きさが異なっても連結 部及び紐部を調整して整然と装着する事ができ、各車種に対しての装着対応性に 優れている。

【００１５】 ＜ロ＞ 本考案は、座席に被覆後、装着状態を調整するものであるので、被覆す る際に手間取らず着脱作業性に優れている。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の一実施例の座席カバー使用状態を示
す斜視図。

【図２】 本考案の一実施例の背部用カバーを示す平面
図。

【図３】 本考案の一実施例のヘッド用カバーを示す平
面図。

【図４】 本考案の一実施例の背部用カバー使用状態を
示す背面図。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】被覆部の両側部に連結耳を設け、背面部に
   折り皺を設けて構成する背部用カバーと、 被覆部の両側部に縫設部を設け、前記縫設部を貫通する
   紐を設けて構成するヘッド用カバーとからなる、 座席カバー。