JPH0557950U - Pll方式のfm無線機におけるnrz変調器 - Google Patents
Pll方式のfm無線機におけるnrz変調器Info
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- JPH0557950U JPH0557950U JP11280091U JP11280091U JPH0557950U JP H0557950 U JPH0557950 U JP H0557950U JP 11280091 U JP11280091 U JP 11280091U JP 11280091 U JP11280091 U JP 11280091U JP H0557950 U JPH0557950 U JP H0557950U
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 NRZ変調器の使用周波数が変化したとき
に、一方の変調度がずれた場合の両変調度を自動的にバ
ランスさせるようにする。 【構成】 使用周波数が変化して分周回路5の分周値N
が変化したとき、CPU(制御手段)13を設けこれに
よって分周回路5及び両ボリューム10,11を調整し
て分周値Nの変化に基づく周波数偏移分を補正して、V
CO2及びOSC7に対する両変調度をバランスさせる
ように制御する。
に、一方の変調度がずれた場合の両変調度を自動的にバ
ランスさせるようにする。 【構成】 使用周波数が変化して分周回路5の分周値N
が変化したとき、CPU(制御手段)13を設けこれに
よって分周回路5及び両ボリューム10,11を調整し
て分周値Nの変化に基づく周波数偏移分を補正して、V
CO2及びOSC7に対する両変調度をバランスさせる
ように制御する。
Description
【0001】
本考案は、PLL回路の電圧制御型発振器及び基準発振器の変調度を調整して 2ポイント変調を行うPLL方式のFM無線機におけるNRZ変調器に関する。
【0002】
PLL回路の電圧制御型発振器(VCO)及び基準発振器(OSC)の変調度 を調整して2ポイント変調を行うPLL方式のFM無線機におけるNRZ変調器 (以下単にNRZ変調器と称する)として、図2の構成のものが知られている。
【0003】 図2において、1はPLL回路で、VCO2、ローパスフィルタ3、位相比較 器4、分周回路(分周値N)5及び分周回路(分周値A)6から構成されている 。7はOSC、8,9はアンプ、10,11はボリューム(可変抵抗器)、12 はローパスフィルタである。また、F(a)±△F(a)はVCO出力周波数、 F(b)±△F(b)はOSC出力周波数、△VVCOはアンプ8から出力される 誤差信号、Verrorはローパスフィルタ3から出力される誤差信号、△VREFはア ンプ9から出力される誤差信号、△F(a)は△VVCO信号によるVCO2の周 波数偏移、△F(b)は△VREF信号によるOSC7の周波数偏移、N,Aは分 周値、f(a)は分周回路5の出力周波数、f(b)は分周回路6の出力周波数 である。
【0004】 以上のような構成で、変調信号であるNRZ信号が無い場合は、 △VVCO=0 ∴△F(a)=0となる。 △VREF=0 ∴△F(b)=0となる。 よって、PLL回路1がロック状態ならば、 F(a)/N=F(b)/A ∴f(a)=f(b)となる。
【0005】 一方、NRZ信号がある場合は、 (F(a)±△F(a))/N=(F(b)±△F(b))/A となれば、 f(a)=f(b)が成立するので、次式のようにPLL回路1はロック状態と なる。 ±△F(a)/N=±△F(b)/A … すなわち、式が辺変調方式において変調信号がPLLループの動作の影響を 受けない条件となる。ここで、△F(a)と△F(b)の位相は同一である。こ れによって、変調特性は変調周波数に依存しないで平坦となる。
【0006】 ここで、使用周波数が変化したときはこの影響を受けて分周回路5の分周値N が変化する。すなわち、NはN+△Nに変化する。このときNRZ信号が無い場 合は次式が成立する。 F'(a)/(N+△N)=F'(b)/A …
【0007】 一方、NRZ信号が有る場合は、 F'(a)±△F(a)/(N+△N)=(F(b)±△F(b))/A となるので、次式が考えられる。 ±△F(a)/(N+△N)=±△F(b)/A … しかしながら、式は式と矛盾するので成立しない。このことは2ポイント 変調のうち、分周値Nの変化に基づいてVCO2に対する変調度がずれてくるこ とを意味している。
【0008】
このように従来のNRZ変調器では、使用周波数が変化したときNRZ信号が 有る場合には分周値Nの変化に基づいて2ポイント変調の一方の変調度がずれて くるので、変調バランスがくずれてくるという問題がある。
【0009】 このようにNRZ変調器の2ポイントの変調度のバランスがくずれてくると、 要求の高い広帯域無線機に適用しようとした場合、その都度調整作業が必要とな るので余分な手間がかかることになる。
【0010】 本考案は以上のような問題に対処してなされたもので、2ポイント変調の一方 の変調度が変化してきたときは自動的に両変調度をバランスさせるようにしたP LL方式のFM無線機におけるNRZ変調器を提供することを目的とするもので ある。
【0011】
上記目的を達成するために本考案は、PLL回路の電圧制御型発振器及び基準 発振器のNRZ信号による変調度を各々ボリュームによって調整するNRZ変調 器において、使用周波数の変化によってPLL回路の分周値が変化したとき、分 周回路及び前記両ボリュームを調整することにより分周値の変化に基づく周波数 偏移分を補正して両変調度をバランスさせるように動作する制御手段を設けたこ とを特徴とするものである。
【0012】
使用周波数が変化してPLL回路の分周値が変化したときは、制御手段が動作 して分周回路及び両ボリュームを調整して分周値の変化に基づく周波数偏移分を 補正する。これによって一方の変調度が変化しても両変調度は自動的にバランス されるように調整される。
【0013】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図1は本考案による実施例を示す結線図で、図2の従来例と同一部分は同一番 号及び同一符号で示している。
【0014】 13は制御手段として動作するCPU(中央演算処理装置)で制御動作に必要 なデータ等が格納されたメモリ14が接続されている。CPU13は分周回路5 、VCO2の変調度を調整するボリューム10及びOSC7の変調度を調整する ボリューム11に接続されている。
【0015】 CPU13はNRZ変調器における使用周波数が変化して分周回路5の分周値 Nが変化したときは、これを検出して必要な制御動作を行う。すなわち、分周回 路5及び両ボリューム10,11を調整することにより、分周値Nの変化に基づ く周波数偏移成分である前記式における±△F(a)/△Nを補正するように 動作する。
【0016】 この結果、使用周波数が変化してPLL回路1の分周値Nが変化してVCO2 に対する変調度が変化することによって2ポイント変調の一方の変調度がずれて きても、周波数偏移分が補正されるようになるので、前記式が成立するように 調整される。
【0017】 従って、VCO2に対する変調度とOSC7に対する変調度との両変調度がバ ランスされるように自動的に制御される。これによって、広帯域無線機に適用し た場合は変調度バランスのための調整作業は不要となるので、余分な手間を省く ことができる。さらに、本考案のNRZ変調器は広帯域無線機の他にもテレメト リー等に対しても適用することができ、いずれにおいても調整作業を不要とする ことによりサービス性を向上することができる。
【0018】
以上のように本考案によれば、2ポイント変調の一方の変調度が変化してきた ときは制御手段によって分周回路及びボリュームを調整して周波数偏移分を補正 するようにしたので、両変調度を自動的にバランスさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す結線図である。
【図2】従来例を示す結線図である。
1 PLL回路 2 VCO(電圧制御型発振器) 5 分周回路 7 OSC(基準発振器) 10,11 ボリューム(可変抵抗器) 13 CPU(制御手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 PLL回路の電圧制御型発振器及び基準
発振器のNRZ信号による変調度を各々ボリュームによ
って調整するNRZ変調器において、使用周波数の変化
によってPLL回路の分周値が変化したとき、分周回路
及び前記両ボリュームを調整することにより分周値の変
化に基づく周波数偏移分を補正して両変調度をバランス
させるように動作する制御手段を設けたことを特徴とす
るPLL方式のFM無線機におけるNRZ変調器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11280091U JPH0557950U (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | Pll方式のfm無線機におけるnrz変調器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11280091U JPH0557950U (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | Pll方式のfm無線機におけるnrz変調器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557950U true JPH0557950U (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=14595842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11280091U Pending JPH0557950U (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | Pll方式のfm無線機におけるnrz変調器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0557950U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006238402A (ja) * | 2005-01-27 | 2006-09-07 | Saxa Inc | Fsk変調装置及びそれを備えた無線通信装置 |
JP2010200172A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Icom Inc | 変調回路の変調度調整方法 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP11280091U patent/JPH0557950U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006238402A (ja) * | 2005-01-27 | 2006-09-07 | Saxa Inc | Fsk変調装置及びそれを備えた無線通信装置 |
JP4618554B2 (ja) * | 2005-01-27 | 2011-01-26 | サクサ株式会社 | Fsk変調装置及びそれを備えた無線通信装置 |
JP2010200172A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Icom Inc | 変調回路の変調度調整方法 |
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