JPH0557940A - サーマルヘツド - Google Patents
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- JPH0557940A JPH0557940A JP21853991A JP21853991A JPH0557940A JP H0557940 A JPH0557940 A JP H0557940A JP 21853991 A JP21853991 A JP 21853991A JP 21853991 A JP21853991 A JP 21853991A JP H0557940 A JPH0557940 A JP H0557940A
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- thermal head
- head
- common electrode
- head substrate
- electrode
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヘッド基板の共通電極と個別電極との端子部
にフレキシブルプリント配線基板で駆動回路を結線した
サーマルヘッドにおいて、発熱抵抗体を高密度化しても
フレキシブルプリント配線基板を良好に接続できるよう
にする。 【構成】 少なくとも個別電極の端子部33を発熱抵抗
体35に対して複数方向に位置させ、端子部33の配列
ピッチを発熱抵抗体35より大きくした。
にフレキシブルプリント配線基板で駆動回路を結線した
サーマルヘッドにおいて、発熱抵抗体を高密度化しても
フレキシブルプリント配線基板を良好に接続できるよう
にする。 【構成】 少なくとも個別電極の端子部33を発熱抵抗
体35に対して複数方向に位置させ、端子部33の配列
ピッチを発熱抵抗体35より大きくした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッド基板と駆動回路
とをフレキシブルプリント配線基板で接続してレイアウ
トの自由度を向上させたサーマルヘッドに関するもので
ある。
とをフレキシブルプリント配線基板で接続してレイアウ
トの自由度を向上させたサーマルヘッドに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在では各種形態のプリンタが実用化さ
れており、例えば、プリペイドカードに印刷を行なうサ
ーマルプリンタなども実施されている。このようなサー
マルプリンタは端面型等と呼称されており、一般的には
放熱板の端面に配置したヘッド基板と側面に配置した回
路基板とをフレキシブルプリント配線基板で接続した構
造などとなっている。
れており、例えば、プリペイドカードに印刷を行なうサ
ーマルプリンタなども実施されている。このようなサー
マルプリンタは端面型等と呼称されており、一般的には
放熱板の端面に配置したヘッド基板と側面に配置した回
路基板とをフレキシブルプリント配線基板で接続した構
造などとなっている。
【0003】そこで、このようなサーマルプリンタに利
用されるサーマルヘッドの従来例として、特開平1-2179
1号公報に開示された装置を図10及び図11に基づい
て説明する。まず、このサーマルヘッド1では、図10
に例示するように、L字型に形成された放熱板2の上端
面に主走査方向に細長いヘッド基板3が取付けられてお
り、このヘッド基板3上に多数の発熱抵抗体4が主走査
方向に連設されている。一方、このサーマルヘッド1で
は、前記放熱板2の凹部に相当する側面に取付けられた
回路基板5上に駆動回路であるドライバIC(Integrat
ed Circuit)6が実装されてカバー7で被われてお
り、前記ヘッド基板3と前記回路基板5とがフレキシブ
ルプリント配線基板であるFPC(Flexible Printed
Circuite)8で接続されている。
用されるサーマルヘッドの従来例として、特開平1-2179
1号公報に開示された装置を図10及び図11に基づい
て説明する。まず、このサーマルヘッド1では、図10
に例示するように、L字型に形成された放熱板2の上端
面に主走査方向に細長いヘッド基板3が取付けられてお
り、このヘッド基板3上に多数の発熱抵抗体4が主走査
方向に連設されている。一方、このサーマルヘッド1で
は、前記放熱板2の凹部に相当する側面に取付けられた
回路基板5上に駆動回路であるドライバIC(Integrat
ed Circuit)6が実装されてカバー7で被われてお
り、前記ヘッド基板3と前記回路基板5とがフレキシブ
ルプリント配線基板であるFPC(Flexible Printed
Circuite)8で接続されている。
【0004】そして、例えば、上述のようなサーマルヘ
ッド1の発熱抵抗体4に印刷用紙やインクリボン等から
なる記録媒体の搬送路を介してプラテンローラが対向配
置されると共にドライバIC6にプリンタコントローラ
が接続されることで、サーマルプリンタ(図示せず)が形
成される。
ッド1の発熱抵抗体4に印刷用紙やインクリボン等から
なる記録媒体の搬送路を介してプラテンローラが対向配
置されると共にドライバIC6にプリンタコントローラ
が接続されることで、サーマルプリンタ(図示せず)が形
成される。
【0005】なお、このようなサーマルヘッド1では、
図11に例示するように、一般的に前記ヘッド基板3は
一個の共通電極9と多数の個別電極10との間隙に位置
する発熱抵抗体層11が前記発熱抵抗体4となってお
り、前記電極9,10の末端の端子部12,13は前記
ヘッド基板3の一縁部に位置している。
図11に例示するように、一般的に前記ヘッド基板3は
一個の共通電極9と多数の個別電極10との間隙に位置
する発熱抵抗体層11が前記発熱抵抗体4となってお
り、前記電極9,10の末端の端子部12,13は前記
ヘッド基板3の一縁部に位置している。
【0006】このような構成において、このサーマルヘ
ッド1では、入力される印刷データに対応してドライバ
IC6が選択的にスイッチングされることで発熱抵抗体
4に駆動電力が印加され、この発熱抵抗体4の発熱走査
に同期してプラテンローラの回転で記録媒体が搬送され
ることで、この記録媒体にインクの溶着や感熱発色など
で画像印刷が行なわれる。
ッド1では、入力される印刷データに対応してドライバ
IC6が選択的にスイッチングされることで発熱抵抗体
4に駆動電力が印加され、この発熱抵抗体4の発熱走査
に同期してプラテンローラの回転で記録媒体が搬送され
ることで、この記録媒体にインクの溶着や感熱発色など
で画像印刷が行なわれる。
【0007】ここで、このサーマルヘッド1では、上述
のようにドライバIC6が実装された回路基板5を発熱
抵抗体4が形成されたヘッド基板3とは別体としてFP
C8で接続することで、記録媒体の搬送路上からドライ
バIC6などを退避させると共に装置全体の前後長も短
縮している。
のようにドライバIC6が実装された回路基板5を発熱
抵抗体4が形成されたヘッド基板3とは別体としてFP
C8で接続することで、記録媒体の搬送路上からドライ
バIC6などを退避させると共に装置全体の前後長も短
縮している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したサーマルヘッ
ド1では、全体を副走査方向に短縮して記録媒体の搬送
を容易にするために、放熱板2の端面と側面との各々に
取付けたヘッド基板3と回路基板5とをFPC8で結線
している。
ド1では、全体を副走査方向に短縮して記録媒体の搬送
を容易にするために、放熱板2の端面と側面との各々に
取付けたヘッド基板3と回路基板5とをFPC8で結線
している。
【0009】ここで、現在では上述のようなサーマルヘ
ッド1で200(dpi)などと高密度な印刷を行なうことが要
望されているが、この場合の配線ピッチは125(μm)とな
ってFPC8での接続は極めて困難である。
ッド1で200(dpi)などと高密度な印刷を行なうことが要
望されているが、この場合の配線ピッチは125(μm)とな
ってFPC8での接続は極めて困難である。
【0010】このような課題を解決する手段としては、
接続をTAB(Tape AutometedBonding)で形成する
ことが考えられるが、これでは装置のコストが増加して
安価なサーマルヘッドを供給することができない。
接続をTAB(Tape AutometedBonding)で形成する
ことが考えられるが、これでは装置のコストが増加して
安価なサーマルヘッドを供給することができない。
【0011】また、図12に例示するように、上記公報
にはT字型の放熱板14の端面に二個のヘッド基板3を
並設すると共に両側面に二個の回路基板5を取付け、こ
れらの基板5をFPC8で接続したサーマルヘッド15
も開示されている。そこで、このような構造のサーマル
ヘッド15は、二個のヘッド基板3を発熱抵抗体4が千
鳥配置となるように配置することで、配線ピッチに対し
て画素密度を二倍にすることが可能である。
にはT字型の放熱板14の端面に二個のヘッド基板3を
並設すると共に両側面に二個の回路基板5を取付け、こ
れらの基板5をFPC8で接続したサーマルヘッド15
も開示されている。そこで、このような構造のサーマル
ヘッド15は、二個のヘッド基板3を発熱抵抗体4が千
鳥配置となるように配置することで、配線ピッチに対し
て画素密度を二倍にすることが可能である。
【0012】しかし、この場合は二個のヘッド基板3を
極めて高精度に位置合わせする必要があり、装置の生産
性や信頼性が低下することになる。
極めて高精度に位置合わせする必要があり、装置の生産
性や信頼性が低下することになる。
【0013】本発明は、配線密度を高めることなく画素
密度を向上させて印刷品質が良好なサーマルヘッドを良
好な生産性で得るものである。
密度を向上させて印刷品質が良好なサーマルヘッドを良
好な生産性で得るものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
一端に共通電極が接続されて他端に個別電極が接続され
た発熱抵抗体をヘッド基板上にアレイ状に連設し、この
ヘッド基板の外周部に形成された共通電極と個別電極と
の端子部にフレキシブルプリント配線基板で駆動回路を
結線したサーマルヘッドにおいて、少なくとも個別電極
の端子部を発熱抵抗体に対して複数方向に位置させた。
一端に共通電極が接続されて他端に個別電極が接続され
た発熱抵抗体をヘッド基板上にアレイ状に連設し、この
ヘッド基板の外周部に形成された共通電極と個別電極と
の端子部にフレキシブルプリント配線基板で駆動回路を
結線したサーマルヘッドにおいて、少なくとも個別電極
の端子部を発熱抵抗体に対して複数方向に位置させた。
【0015】請求項2記載の発明は、線形の共通電極を
介して二列となる位置に発熱抵抗体を千鳥配置した。
介して二列となる位置に発熱抵抗体を千鳥配置した。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明は、少なくとも個別電極の
端子部を発熱抵抗体に対して複数方向に位置させたこと
で、発熱抵抗体と同数となる個別電極の端子部の配列ピ
ッチを発熱抵抗体より大きくすることができるので、発
熱抵抗体を高密度に配列しても個別電極の端子部にフレ
キシブルプリント配線基板を良好に接続することができ
る。
端子部を発熱抵抗体に対して複数方向に位置させたこと
で、発熱抵抗体と同数となる個別電極の端子部の配列ピ
ッチを発熱抵抗体より大きくすることができるので、発
熱抵抗体を高密度に配列しても個別電極の端子部にフレ
キシブルプリント配線基板を良好に接続することができ
る。
【0017】請求項2記載の発明は、線形の共通電極を
介して二列となる位置に発熱抵抗体を千鳥配置したこと
で、共通電極と個別電極とを同一平面上に形成すること
ができる。
介して二列となる位置に発熱抵抗体を千鳥配置したこと
で、共通電極と個別電極とを同一平面上に形成すること
ができる。
【0018】
【実施例】請求項1記載の発明の実施例を図1ないし図
4に基づいて説明する。まず、このサーマルヘッド16
では、図1に例示するように、主走査方向に細長いヘッ
ド基板17が端面に取付けられた直方体状の放熱板18
の両面に二個の回路基板19,20が取付けられてお
り、前記ヘッド基板17と前記回路基板19,20とが
フレキシブルプリント配線基板であるFPC21で接続
されている。さらに、このサーマルヘッド16では、前
記回路基板19,20上に駆動回路である駆動IC22
が実装されており、一方の回路基板19がフラットケー
ブル23で接続された回路基板20の下縁部には接続コ
ネクタ24が設けられている。
4に基づいて説明する。まず、このサーマルヘッド16
では、図1に例示するように、主走査方向に細長いヘッ
ド基板17が端面に取付けられた直方体状の放熱板18
の両面に二個の回路基板19,20が取付けられてお
り、前記ヘッド基板17と前記回路基板19,20とが
フレキシブルプリント配線基板であるFPC21で接続
されている。さらに、このサーマルヘッド16では、前
記回路基板19,20上に駆動回路である駆動IC22
が実装されており、一方の回路基板19がフラットケー
ブル23で接続された回路基板20の下縁部には接続コ
ネクタ24が設けられている。
【0019】ここで、図2に例示するように、前記ヘッ
ド基板17は、副走査方向の両縁部25,26より突出
した平面部27が中央部に形成されており、この平面部
27上にガラスグレーズ層(図示せず)が形成されてい
る。そして、図3及び図4に例示するように、この上に
主走査方向に二列に形成された共通電極28は末端の端
子部29が前記ヘッド基板17の四隅に位置しており、
この上に形成された絶縁層30には二列の前記共通電極
28に千鳥配置で連通するスルーホール30aが形成さ
れている。そして、この上に形成された発熱抵抗体層3
1は、前記スルーホール30aを介して前記共通電極2
8に連通しており、この発熱抵抗体層31上に個別電極
32が主走査方向に連設されている。ここで、これらの
個別電極32は、末端の端子部33が前記ヘッド基板1
7の副走査方向の両縁部に交互に位置しており、その先
端部は前記スルーホール30a内の発熱抵抗体層31を
介して前記共通電極28に導通した対向電極34と相対
向している。そこで、これらの電極32,34間に位置
する前記発熱抵抗体層31が発熱抵抗体35となってお
り、この上に保護膜(図示せず)が形成されている。な
お、ここで云う対向電極34とは前記共通電極28の一
部に相当する。
ド基板17は、副走査方向の両縁部25,26より突出
した平面部27が中央部に形成されており、この平面部
27上にガラスグレーズ層(図示せず)が形成されてい
る。そして、図3及び図4に例示するように、この上に
主走査方向に二列に形成された共通電極28は末端の端
子部29が前記ヘッド基板17の四隅に位置しており、
この上に形成された絶縁層30には二列の前記共通電極
28に千鳥配置で連通するスルーホール30aが形成さ
れている。そして、この上に形成された発熱抵抗体層3
1は、前記スルーホール30aを介して前記共通電極2
8に連通しており、この発熱抵抗体層31上に個別電極
32が主走査方向に連設されている。ここで、これらの
個別電極32は、末端の端子部33が前記ヘッド基板1
7の副走査方向の両縁部に交互に位置しており、その先
端部は前記スルーホール30a内の発熱抵抗体層31を
介して前記共通電極28に導通した対向電極34と相対
向している。そこで、これらの電極32,34間に位置
する前記発熱抵抗体層31が発熱抵抗体35となってお
り、この上に保護膜(図示せず)が形成されている。な
お、ここで云う対向電極34とは前記共通電極28の一
部に相当する。
【0020】ここで、このようなサーマルヘッド16の
ヘッド基板17上の薄膜層の製作方法を以下に詳述す
る。まず、前述のように中央の平面部27が両縁部2
5,26より突出したヘッド基板17上にスパッタリン
グ法や真空蒸着でアルミニウムや金等の良導体からなる
薄膜を形成し、この上にスピンコートなどでレジストを
塗布する。そして、このレジストを露光後に現像してか
らエッチングを行なって共通電極28を形成し、この上
にSiCやSi3N4及びSiO2等からなる絶縁層30をプ
ラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法やス
パッタリング法及び真空蒸着等で形成し、この絶縁層3
0を共通電極28と同様にパターニングしてスルーホー
ル30aを形成する。さらに、この絶縁層30上に、T
aSiO2やBaRuO3及びNbSiO2等からなる発熱抵抗
体層31と、アルミニウムや金等の良導体からなる個別
電極32とを真空蒸着やスパッタリング法で製膜してか
らエッチング等でパターニングすることで形成する。ま
た、この上に端子部29,33が露出するようにSiC
やSiO及びムライト等の保護膜(図示せず)をスパッタ
リング法やプラズマCVD法等で形成することで、ヘッ
ド基板17上の薄膜層の製作が完了する。
ヘッド基板17上の薄膜層の製作方法を以下に詳述す
る。まず、前述のように中央の平面部27が両縁部2
5,26より突出したヘッド基板17上にスパッタリン
グ法や真空蒸着でアルミニウムや金等の良導体からなる
薄膜を形成し、この上にスピンコートなどでレジストを
塗布する。そして、このレジストを露光後に現像してか
らエッチングを行なって共通電極28を形成し、この上
にSiCやSi3N4及びSiO2等からなる絶縁層30をプ
ラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法やス
パッタリング法及び真空蒸着等で形成し、この絶縁層3
0を共通電極28と同様にパターニングしてスルーホー
ル30aを形成する。さらに、この絶縁層30上に、T
aSiO2やBaRuO3及びNbSiO2等からなる発熱抵抗
体層31と、アルミニウムや金等の良導体からなる個別
電極32とを真空蒸着やスパッタリング法で製膜してか
らエッチング等でパターニングすることで形成する。ま
た、この上に端子部29,33が露出するようにSiC
やSiO及びムライト等の保護膜(図示せず)をスパッタ
リング法やプラズマCVD法等で形成することで、ヘッ
ド基板17上の薄膜層の製作が完了する。
【0021】このようにすることで、このサーマルヘッ
ド16では、一個のヘッド基板17の中央部に一列に形
成された発熱抵抗体35に対し、個別電極32はヘッド
基板17の両縁部に交互に形成されているので、この個
別電極32の配列ピッチは発熱抵抗体35の半分となっ
ている。つまり、このサーマルヘッド16では、200(dp
i)などと高密度に発熱抵抗体35を配置しても個別電極
32の配列ピッチは二倍の250(μm)となるので、これは
FPC21で簡易に接続することができ、その生産性や
信頼性の向上に寄与することができる。
ド16では、一個のヘッド基板17の中央部に一列に形
成された発熱抵抗体35に対し、個別電極32はヘッド
基板17の両縁部に交互に形成されているので、この個
別電極32の配列ピッチは発熱抵抗体35の半分となっ
ている。つまり、このサーマルヘッド16では、200(dp
i)などと高密度に発熱抵抗体35を配置しても個別電極
32の配列ピッチは二倍の250(μm)となるので、これは
FPC21で簡易に接続することができ、その生産性や
信頼性の向上に寄与することができる。
【0022】さらに、このようなFPC21は、配列ピ
ッチが160(μm)程度の電極まで接続することができるの
で、この場合は300(dpi)と極めて高密度に発熱抵抗体3
5を配置できることになり、サーマルヘッド16の生産
性や信頼性を阻害することなく印刷品質を向上させるこ
とができる。
ッチが160(μm)程度の電極まで接続することができるの
で、この場合は300(dpi)と極めて高密度に発熱抵抗体3
5を配置できることになり、サーマルヘッド16の生産
性や信頼性を阻害することなく印刷品質を向上させるこ
とができる。
【0023】つぎに、請求項2記載の発明の実施例を図
5ないし図9に基づいて説明する。まず、このサーマル
ヘッド36では、図5に例示するように、主走査方向に
細長いヘッド基板37が端面に取付けられた直方体状の
放熱板18の両面に二個の回路基板19,20が取付け
られており、前記ヘッド基板37と前記回路基板19,
20とがフレキシブルプリント配線基板であるFPC2
1,38で接続されている。さらに、このサーマルヘッ
ド36では、前記回路基板19,20上に駆動回路であ
る駆動IC22が実装されており、一方の回路基板19
がフラットケーブル23で接続された回路基板20の下
縁部には接続コネクタ24が設けられている。
5ないし図9に基づいて説明する。まず、このサーマル
ヘッド36では、図5に例示するように、主走査方向に
細長いヘッド基板37が端面に取付けられた直方体状の
放熱板18の両面に二個の回路基板19,20が取付け
られており、前記ヘッド基板37と前記回路基板19,
20とがフレキシブルプリント配線基板であるFPC2
1,38で接続されている。さらに、このサーマルヘッ
ド36では、前記回路基板19,20上に駆動回路であ
る駆動IC22が実装されており、一方の回路基板19
がフラットケーブル23で接続された回路基板20の下
縁部には接続コネクタ24が設けられている。
【0024】ここで、図6に例示するように、前記ヘッ
ド基板37は、副走査方向の両縁部39,40と中央部
41とより突出した平面部42,43が二列に形成され
ており、これらの平面部42,43上にガラスグレーズ
層(図示せず)を介して発熱抵抗体層44が形成されてい
る。そして、図7に例示するように、前記平面部42,
43より低い中央部41に形成された共通電極45は末
端の端子部46が前記ヘッド基板37の主走査方向の両
端部に位置しており、その両側部には前記平面部42,
43上に至る対向電極47が千鳥配置で連設されてい
る。そして、これらの対向電極47と各々対向する位置
に個別電極48が形成されており、その末端の端子部4
9が前記ヘッド基板37の副走査方向の両縁部に位置し
ている。そこで、これらの電極47,48間に位置する
前記発熱抵抗体層44が発熱抵抗体50となっている。
なお、ここで云う対向電極34とは前記共通電極44の
一部である。
ド基板37は、副走査方向の両縁部39,40と中央部
41とより突出した平面部42,43が二列に形成され
ており、これらの平面部42,43上にガラスグレーズ
層(図示せず)を介して発熱抵抗体層44が形成されてい
る。そして、図7に例示するように、前記平面部42,
43より低い中央部41に形成された共通電極45は末
端の端子部46が前記ヘッド基板37の主走査方向の両
端部に位置しており、その両側部には前記平面部42,
43上に至る対向電極47が千鳥配置で連設されてい
る。そして、これらの対向電極47と各々対向する位置
に個別電極48が形成されており、その末端の端子部4
9が前記ヘッド基板37の副走査方向の両縁部に位置し
ている。そこで、これらの電極47,48間に位置する
前記発熱抵抗体層44が発熱抵抗体50となっている。
なお、ここで云う対向電極34とは前記共通電極44の
一部である。
【0025】つまり、このサーマルヘッド36では、前
記ヘッド基板37の副走査方向の両縁部に個別電極48
の端子部49が位置すると共に主走査方向の両端部に共
通電極45の端子部46が位置しているので、発熱抵抗
体50に対して四方向に各端子部46,49が位置して
いる。そして、このサーマルヘッド36では、前記共通
電極45とFPC38との導通を良好に確保するため、
図8に例示するように、中央部が前記共通電極45と同
形状で両端部が放熱板18の両側面に沿って回路基板2
0に連通する一個のFPC38が設けられている。
記ヘッド基板37の副走査方向の両縁部に個別電極48
の端子部49が位置すると共に主走査方向の両端部に共
通電極45の端子部46が位置しているので、発熱抵抗
体50に対して四方向に各端子部46,49が位置して
いる。そして、このサーマルヘッド36では、前記共通
電極45とFPC38との導通を良好に確保するため、
図8に例示するように、中央部が前記共通電極45と同
形状で両端部が放熱板18の両側面に沿って回路基板2
0に連通する一個のFPC38が設けられている。
【0026】このようにすることで、このサーマルヘッ
ド36では、個別電極48の端子部49の配列ピッチは
発熱抵抗体50の二倍となるので、生産性や信頼性及び
印刷品質の向上に寄与することができる。なお、このよ
うなサーマルヘッド36では、同一平面上に位置する各
電極45〜49は一つの金属膜等で製作でき、スルーホ
ール等を形成することも要しないので、その生産性が極
めて良好である。
ド36では、個別電極48の端子部49の配列ピッチは
発熱抵抗体50の二倍となるので、生産性や信頼性及び
印刷品質の向上に寄与することができる。なお、このよ
うなサーマルヘッド36では、同一平面上に位置する各
電極45〜49は一つの金属膜等で製作でき、スルーホ
ール等を形成することも要しないので、その生産性が極
めて良好である。
【0027】また、このサーマルヘッド36では、共通
電極45の端子部46はヘッド基板37の主走査方向の
両端部に位置しているので、このヘッド基板37の主走
査方向長さが短縮されている。
電極45の端子部46はヘッド基板37の主走査方向の
両端部に位置しているので、このヘッド基板37の主走
査方向長さが短縮されている。
【0028】なお、図9に例示するように、共通電極5
1の端子部52をヘッド基板53の四隅に形成し、回路
基板との接続を前記サーマルヘッド16と同様に行なう
ようにしたサーマルヘッドなども実施可能である。
1の端子部52をヘッド基板53の四隅に形成し、回路
基板との接続を前記サーマルヘッド16と同様に行なう
ようにしたサーマルヘッドなども実施可能である。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、一端に共通電極
が接続されて他端に個別電極が接続された発熱抵抗体を
ヘッド基板上にアレイ状に連設し、このヘッド基板の外
周部に形成された共通電極と個別電極との端子部にフレ
キシブルプリント配線基板で駆動回路を結線したサーマ
ルヘッドにおいて、少なくとも個別電極の端子部を発熱
抵抗体に対して複数方向に位置させたことにより、発熱
抵抗体と同数となる個別電極の端子部の配列ピッチを発
熱抵抗体より大きくすることができるので、発熱抵抗体
を高密度に配列しても個別電極の端子部にフレキシブル
プリント配線基板を良好に接続することができ、生産性
や信頼性を阻害することなくサーマルヘッドの印刷品質
の向上に寄与することができる等の効果を有するもので
ある。
が接続されて他端に個別電極が接続された発熱抵抗体を
ヘッド基板上にアレイ状に連設し、このヘッド基板の外
周部に形成された共通電極と個別電極との端子部にフレ
キシブルプリント配線基板で駆動回路を結線したサーマ
ルヘッドにおいて、少なくとも個別電極の端子部を発熱
抵抗体に対して複数方向に位置させたことにより、発熱
抵抗体と同数となる個別電極の端子部の配列ピッチを発
熱抵抗体より大きくすることができるので、発熱抵抗体
を高密度に配列しても個別電極の端子部にフレキシブル
プリント配線基板を良好に接続することができ、生産性
や信頼性を阻害することなくサーマルヘッドの印刷品質
の向上に寄与することができる等の効果を有するもので
ある。
【0030】請求項2記載の発明は、線形の共通電極を
介して二列となる位置に発熱抵抗体を千鳥配置したこと
により、共通電極と個別電極とを同一平面上に形成する
ことができ、さらにサーマルヘッドの生産性の向上に寄
与することができる等の効果を有するものである。
介して二列となる位置に発熱抵抗体を千鳥配置したこと
により、共通電極と個別電極とを同一平面上に形成する
ことができ、さらにサーマルヘッドの生産性の向上に寄
与することができる等の効果を有するものである。
【図1】請求項1記載の発明の実施例を示す側面図であ
る。
る。
【図2】ヘッド基板の斜視図である。
【図3】横断平面図である。
【図4】縦断側面図である。
【図5】請求項2記載の発明の実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】ヘッド基板の斜視図である。
【図7】横断平面図である。
【図8】フレキシブルプリント配線基板の斜視図であ
る。
る。
【図9】変形例を示すヘッド基板の横断平面図である。
【図10】第一の従来例を示す斜視図である。
【図11】要部の平面図である。
【図12】第二の従来例を示す側面図である。
16,36 サーマルヘッド 17,37,53 ヘッド基板 21,38 フレキシブルプリント配線
基板 22 駆動回路 28,34,45,51 共通電極 32,41 個別電極 33,49 端子部 35,50 発熱抵抗体
基板 22 駆動回路 28,34,45,51 共通電極 32,41 個別電極 33,49 端子部 35,50 発熱抵抗体
Claims (2)
- 【請求項1】 一端に共通電極が接続されて他端に個別
電極が接続された発熱抵抗体をヘッド基板上にアレイ状
に連設し、このヘッド基板の外周部に形成された前記共
通電極と個別電極との端子部にフレキシブルプリント配
線基板で駆動回路を結線したサーマルヘッドにおいて、
少なくとも前記個別電極の端子部を前記発熱抵抗体に対
して複数方向に位置させたことを特徴とするサーマルヘ
ッド。 - 【請求項2】 線形の共通電極を介して二列となる位置
に発熱抵抗体を千鳥配置したことを特徴とする請求項1
記載のサーマルヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21853991A JPH0557940A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | サーマルヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21853991A JPH0557940A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | サーマルヘツド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557940A true JPH0557940A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16721516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21853991A Pending JPH0557940A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | サーマルヘツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0557940A (ja) |
-
1991
- 1991-08-29 JP JP21853991A patent/JPH0557940A/ja active Pending
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