JPH0557808U - コイル - Google Patents
コイルInfo
- Publication number
- JPH0557808U JPH0557808U JP11316291U JP11316291U JPH0557808U JP H0557808 U JPH0557808 U JP H0557808U JP 11316291 U JP11316291 U JP 11316291U JP 11316291 U JP11316291 U JP 11316291U JP H0557808 U JPH0557808 U JP H0557808U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- flange portion
- yoke
- wire
- bobbin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electromagnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイヤ溝および絡げピンをフランジ部の端面
に設けても、全長が長くならないコイルを提供すること
にある。 【構成】 ボビン本体部28、ワイヤ端末を引き出すワ
イヤ溝36が形成され、絡げピン34が立設されたフラ
ンジ部30a、bとから成るコイルボビン14と、コイ
ルボビン14に装着されるヨーク12と、ヨーク12に
接続され、コイルボビン14の一方のフランジ部30a
外面と当接する蓋体16bとを有するコイル10におい
て、フランジ部30a外面に外方に突出する複数の突出
部32a、bを設け、突出部32aに対応するフランジ
部30a内面にワイヤ溝36を設け、突出部32a、b
端面に絡げピン34を立設すると共に、突出部32a、
b以外のフランジ部30a部分を可及的に薄肉に形成
し、蓋体16bのフランジ部30a外面と当接する側
に、突出部32a、bを受容しうる欠切部38a、bを
設けたことを特徴とするコイル10。
に設けても、全長が長くならないコイルを提供すること
にある。 【構成】 ボビン本体部28、ワイヤ端末を引き出すワ
イヤ溝36が形成され、絡げピン34が立設されたフラ
ンジ部30a、bとから成るコイルボビン14と、コイ
ルボビン14に装着されるヨーク12と、ヨーク12に
接続され、コイルボビン14の一方のフランジ部30a
外面と当接する蓋体16bとを有するコイル10におい
て、フランジ部30a外面に外方に突出する複数の突出
部32a、bを設け、突出部32aに対応するフランジ
部30a内面にワイヤ溝36を設け、突出部32a、b
端面に絡げピン34を立設すると共に、突出部32a、
b以外のフランジ部30a部分を可及的に薄肉に形成
し、蓋体16bのフランジ部30a外面と当接する側
に、突出部32a、bを受容しうる欠切部38a、bを
設けたことを特徴とするコイル10。
Description
【0001】
本考案はコイルに関する。
【0002】
図3は、従来のコイルのコイルボビンの斜視図である。 従来、コイルの例としては特開平1−268103号に開示されるコイルボビ ンを使用するものがある。 このコイルボビン60の一方のフランジ部62内面には、ワイヤ端末をボビン 本体部64に巻着された巻線部(不図示)から絶縁しつつ引き出すため、フラン ジ部62の縁部からほぼボビン本体部64に達するワイヤ溝66が設けられてい る。 またフランジ部62の端面には、ワイヤ端末および巻線部に電圧を印加するた めのリード線(不図示)を巻き付ける複数の絡げピン68が立設されている。 上記コイルボビン60の構造により、巻線部のワイヤ端末は一旦フランジ部6 2のワイヤ溝66を通り、ワイヤ溝66の下方部分からボビン本体部64に進入 することができる。従って、ワイヤ端末は、巻線部とはワイヤ溝66の隔離壁7 0を介し、一定の距離を置いて巻線部の側方に配置可能となり、十分な絶縁が可 能となる。
【0003】
しかしながら、上記従来のコイルは次のような課題がある。 ワイヤ溝66および絡げピン68をフランジ部62の端面に設けるため、フラ ンジ部62の厚みを増す必要があり、コイルの全長が長くなるという課題がある 。 従って本考案は、上記課題を解消すべくなされ、その目的とするところは、ワ イヤ溝および絡げピンをフランジ部の端面に設けても、全長が長くならないコイ ルを提供することにある。
【0004】
上記課題を解決するため、本考案は次の構成を備える。 すなわち、ワイヤを巻き付けるボビン本体部、該ボビン本体部の端部に設けら れ、ワイヤ端末を引き出すためのワイヤ溝が形成されると共に、端縁部には複数 の絡げピンが立設されたフランジ部とから成るコイルボビンと、該コイルボビン に装着されるヨークと、該ヨークに接続され、ヨークの一部を成すと共に、前記 コイルボビンの一方のフランジ部外面と当接する蓋体とを有するコイルにおいて 、前記フランジ部外面に外方に突出する複数の突出部を設け、該突出部に対応す るフランジ部内面に前記ワイヤ溝を設け、突出部端面に前記絡げピンを立設する と共に、突出部以外のフランジ部部分を可及的に薄肉に形成し、前記蓋体のフラ ンジ部外面と当接する側に、前記突出部を受容しうる欠切部を設けたことを特徴 とする。
【0005】
作用について説明する。 ワイヤ溝および絡げピンは、フランジ部の蓋体との当接面上に形成された突出 部に対応するフランジ部の内面および突出部の端面に設けられ、しかも蓋体のフ ランジ部外面と当接する側に、突出部を受容しうる欠切部が設けられると共に、 突出部以外のフランジ部部分を可及的に薄肉に形成しているため、フランジ部に 蓋体を当接した際には、突出部の厚み分だけコイルの全長を削減することができ る。
【0006】
以下、本考案の好適な一実施例について添付図面と共に詳述する。 図1は、本実施例のコイルの組み立て図である。 図2は、図1に使用されるコイルボビンの斜視図である。 まず、構造について説明する。 10はコイルであり、ヨーク12と、巻線部が形成されるコイルボビン14と 、蓋体16a、16bと、プランジャ受け18と、プランジャ20と、リード線 固定部22とから構成されている。 さらに詳細には、ヨーク12は金属等の磁性材料を用いて、コ字状に形成され ており、底面部分には孔24が穿設されている。また側壁の上端部分には凹部2 6が形成されている。 コイルボビン14は、ワイヤを巻き付ける筒状のボビン本体部28とボビン本 体部28の端部に設けられたフランジ部30a、30bとからなる。さらに一方 のフランジ部としてのフランジ部30aには、蓋体16bとの当接面上に、端縁 部から延出する2つの突出部32a、32bが設けられ、各突出部32a、32 bにはワイヤ端末を絡げるための絡げピン34が立設されている。また突出部3 2aにはワイヤ溝36が形成されている。
【0007】 蓋体16a、16bの左右方向の端部には、ヨーク12の上方部分に嵌着する ために、ヨーク12の側壁の上端部分に設けられた凹部26と係合する係合部3 7が形成されている。さらに蓋体16bには、フランジ部30aの突出部32a 、32bを受容するため、突出部32a、32bの外形と同じ形状に切り欠かれ た欠切部38a、38bが設けられている。 リード線固定部22は、ヨーク12の幅より若干大きい幅に形成された絶縁紙 40と、ハトメ端子42と、ヨーク12の幅とほぼ同じ長さに形成された固定板 44と、リード線46とから構成され、絶縁紙40に2つのハトメ端子42と固 定板44がかしめにより固定され、ハトメ端子42にリード線46が半田付けさ れることで一体に形成されている。また固定板44の左右方向の端部には、ヨー クスポット固定用のプロジェクッション48が設けられている。
【0008】 次に、組み立て方法を説明する。 まず、コイルボビン14にワイヤを巻着し、巻線部(不図示)を形成させる。 この際に巻線部の巻き始めおよび巻き終わりのワイヤ端末は、コイルボビン14 のフランジ部30aに立設された絡げピン34に絡げ、半田付けで固定する。ま た巻き始めのワイヤ端末は、フランジ部30aの突出部32aに形成されたワイ ヤ溝36内を通してワイヤの巻着を開始する。巻線部の形成が終了したのち、巻 線部に絶縁テープを巻き付ける。 次に、ヨーク12に、巻線部が形成されたコイルボビン14を挿入し、組み付 ける。コイルボビン14のボビン本体部28内を通して、プランジャ受け18を 挿入し、ヨーク12の底面部分に穿設された孔24に配置する。コイルボビン1 4のフランジ部30aの上方から蓋体16b、蓋体16aの順番にヨーク12に 嵌着させる。この状態において、蓋体16aをスポット溶接すると共に、プラン ジャ受け18をかしめて、蓋体16a、16bおよびプランジャ受け18をヨー ク12に組み付ける。またフランジ部30aに立設され、ワイヤ端末が半田付け された絡げピン34は、コイルボビン14方向に曲げておく。 さらに、リード線固定部22をヨーク12の正面方向から、ハトメ端子42の 先端部分が絡げピン34に接触するようにヨーク12に付設する。この時、リー ド線固定部22の絶縁紙40は、巻線部に周設するように両端部分を曲げ、ヨー ク12内部に挿入する。ハトメ端子42と絡げピン34を半田付けし、さらに固 定板44の左右端をヨーク12側壁にスポット溶接してリード線固定部22をヨ ーク12に固定する。最後に、プランジャ20を装着して完成する。
【0009】 リード線固定部は絶縁紙、ハトメ端子、固定板、およびリード線を用いて、一 体に形成され、ヨークの側壁と固定板をスポット溶接で固定されるため、外方か らの引き抜き力に対して強くなると共に、ヨークにコイルボビン、蓋体等を組み 込んだ後に取り付けが可能なため、ワイヤの巻き付け(巻線部の形成)、ワイヤ 端末の絡げピンへの固定、巻線部への絶縁テープの巻き付け、ヨークへのコイル ボビンおよび蓋体の取り付け等が自動化でき、コイル製作の工数削減が可能とな る。 蓋体は2個となるため、製作のためのコストは上昇するが、2個とすることに より薄くすることができ、プレス時のダレがなくなり、ヨークと密接に嵌着可能 となり、コイルの特性が向上する。 ヨークへの蓋体およびリード線固定部の取り付けには、スポット溶接を用いて いるため、自動化、安全面、コスト面でも有利となる。
【0010】 以上、本考案の好適な実施例について種々述べてきたが、本考案は上述の実施 例に限定されるのではなく、ソレノイド用のコイルにかえてモータ、トランス等 のコイルであっても良い等、考案の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得 るのはもちろんである。
【0011】
本考案に係るコイルを用いると、絡げピンはフランジ部外面に外方に突出する 突出部の端面に立設されると共に、ワイヤ溝は突出部に対応するフランジ部内面 に設けられ、突出部以外のフランジ部部分は可及的に薄肉に形成されており、し かも蓋体には突出部を受容する欠切部が形成されているため、巻線部が形成され たコイルボビンをヨークに組付け、フランジ部外面に蓋体を当接して固定した際 には、突出部の厚み分だけコイルの全長を削減することができるという著効を奏 する。
【提出日】平成5年2月2日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【0004】
上記課題を解決するため、本考案は次の構成を備える。 すなわち、ワイヤを巻き付けるボビン本体部、該ボビン本体部の端部に設けら れ、ワイヤ端末を引き出すためのワイヤ溝が形成されると共に、端縁部には複数 の絡げピンが立設されたフランジ部とから成るコイルボビンと、該コイルボビン に装着されるヨークと、該ヨークに接続され、ヨークの一部を成すと共に、前記 コイルボビンの一方のフランジ部外面と当接する蓋体とを有するコイルにおいて 、前記フランジ部外面に外方に突出する突出部を設け、該突出部に対応するフラ ンジ部内面に前記ワイヤ溝を設け、突出部端面に前記絡げピンを立設すると共に 、突出部以外のフランジ部部分を可及的に薄肉に形成し、前記蓋体のフランジ部 外面と当接する側に、前記突出部を受容しうる欠切部を設けたことを特徴とする 。
【図1】本考案に係るコイルの組み立て図である。
【図2】図1に使用されるコイルボビンの斜視図であ
る。
る。
【図3】従来のコイルのコイルボビンの斜視図である。
10 コイル 12 ヨーク 14 コイルボビン 16a、16b 蓋体 32a、32b 突出部 34 絡げピン 36 ワイヤ溝 38a、38b 欠切部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
Claims (1)
- 【請求項1】 ワイヤを巻き付けるボビン本体部、該ボ
ビン本体部の端部に設けられ、ワイヤ端末を引き出すた
めのワイヤ溝が形成されると共に、端縁部には複数の絡
げピンが立設されたフランジ部とから成るコイルボビン
と、 該コイルボビンに装着されるヨークと、 該ヨークに接続され、ヨークの一部を成すと共に、前記
コイルボビンの一方のフランジ部外面と当接する蓋体と
を有するコイルにおいて、 前記フランジ部外面に外方に突出する複数の突出部を設
け、該突出部に対応するフランジ部内面に前記ワイヤ溝
を設け、突出部端面に前記絡げピンを立設すると共に、
突出部以外のフランジ部部分を可及的に薄肉に形成し、 前記蓋体のフランジ部外面と当接する側に、前記突出部
を受容しうる欠切部を設けたことを特徴とするコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11316291U JPH0557808U (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11316291U JPH0557808U (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | コイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557808U true JPH0557808U (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=14605126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11316291U Pending JPH0557808U (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0557808U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012186238A (ja) * | 2011-03-04 | 2012-09-27 | Shindengen Mechatronics Co Ltd | ソレノイド |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP11316291U patent/JPH0557808U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012186238A (ja) * | 2011-03-04 | 2012-09-27 | Shindengen Mechatronics Co Ltd | ソレノイド |
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