JPH0557289U - シートシャッターのサイドガード機構 - Google Patents
シートシャッターのサイドガード機構Info
- Publication number
- JPH0557289U JPH0557289U JP102792U JP102792U JPH0557289U JP H0557289 U JPH0557289 U JP H0557289U JP 102792 U JP102792 U JP 102792U JP 102792 U JP102792 U JP 102792U JP H0557289 U JPH0557289 U JP H0557289U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide
- sheet
- shutter
- case
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 シャッターシート両側にガイド部材を列設
し、当該ガイド部材をガイドケース内に係合させてシー
トが風に煽られないようにしても、ガイド部材が傾いて
ケースとに多大な摩擦が生じたり、シャッターシートが
ケース内に絡み込んだりしないようにする。 【構成】 シャッターシートS側方に立設されるガイド
ケース3内にガイドレール4を設けて、当該レールとガ
イド部材に設けられた転輪2とが係合するように構成
し、更に、ガイドケースには一対の規制溝を設けて、ガ
イド部材を2か所から保持できるようにする。 【効果】 ガイド部材の転輪がレールに係合して転動す
る上、規制溝が2か所でガイド部材を保持するので、ガ
イド部材のケースに対する傾きが少なくなる上、摩擦も
小さくなる。
し、当該ガイド部材をガイドケース内に係合させてシー
トが風に煽られないようにしても、ガイド部材が傾いて
ケースとに多大な摩擦が生じたり、シャッターシートが
ケース内に絡み込んだりしないようにする。 【構成】 シャッターシートS側方に立設されるガイド
ケース3内にガイドレール4を設けて、当該レールとガ
イド部材に設けられた転輪2とが係合するように構成
し、更に、ガイドケースには一対の規制溝を設けて、ガ
イド部材を2か所から保持できるようにする。 【効果】 ガイド部材の転輪がレールに係合して転動す
る上、規制溝が2か所でガイド部材を保持するので、ガ
イド部材のケースに対する傾きが少なくなる上、摩擦も
小さくなる。
Description
【0001】
本考案は、シャッターシートを強化しつつその開閉をスムーズにする、シート シャッターのサイドガード機構に関するものである。
【0002】
普通の金属製シャッターは白色に照りかえって殺風景になりがちなので、最近 は、布など色彩豊かで温かみのある柔らかな素材を用いたシートシャッターが使 用されることも多い。ただし、このような柔らかな素材をシャッターに用いると 風に煽られやすくなるので、通常は、この対策として、シャッターシート側縁に 所定間隔でガイド部材を突設し、これをその側方に立設したガイドレール内に遊 嵌して、シャッターシートを両側から支えるようにする。しかし、このような手 段を採っても、シャッターの開閉時には、強風によりシートが煽られて斜向しな がら昇降しがちになり、遂には、シートがガイドレール内に絡み込んだり、ガイ ド部材とガイドレールとの間に大きな摩擦が生じたりして、シャッターの開閉が できなくなってしまうという問題があったのである。特に、シャッターを閉める ときには、シャッターケースからシートを巻き戻しつつ、シートとその下部に設 けられた重りの重量でシート端を下げるという方法が採られるので、金属シャッ ターよりも軽いシートシャッターの場合には、風の影響が大であった。
【0003】 このため、ガイド部材に転輪を設け、シャッター開閉時の摩擦を減少させよう という提案がなされたが(実開昭61-107891号公開明細書及び実開昭62-80989号 公報参照)、本考案者がこれを実地に試験してみたところ、シャッターシートが 風に煽られると、ガイド部材がガイドレール内で傾いてしまい、転輪が思うよう に転がってくれず、結局、従来型とあまり変わらなかった。また、これとは別に 、シャッターシートに横棧を架け渡して、シートがガイドレール内に絡まり込む ことを防ごうという試みもなされているが、折角のシートの柔らかみや色彩美感 を害してしまう結果となっていたのである。
【0004】
以上のようなシートシャッターの問題に鑑み、本考案においては、より優れた シートシャッターの防風対策を実現することを課題とする。
【0005】
そこで、本考案においては、シャッターシート側縁に、転輪と滑動子とを備え たシートガイドを配設し、シャッターシート側方には、前後一対の規制溝を持つ 筒状のガイドケースを配置し、更に、ガイドケースに配設したガイドレールにシ ートガイドの転輪を嵌入させつつ、滑動子は前後一対の規制溝で滑動自在に2箇 所で挟持させて、シートガイドの走行を規制するという手段を採用することによ り、強風下でもシャッターの開閉を可能にし得る、優れたサイドガード機構を実 現したのである。
【0006】
以下、本考案を実施例に基づいて説明する。
【0007】 大小2枚の樹脂板を成形する。小さい方の樹脂板は、大きい方のそれを半分に 割ったような形状とする。この樹脂板の3辺を合せ、間にシャッターシートSを 挟み込んで重ね、ボルトで止める。この後、樹脂板のシャッターシートSからは み出た部分に、樹脂製の転輪2を枢設する。このとき、2枚の樹脂板が、滑動子 1を構成する。
【0008】 このようにして、シートガイドをシャッターシート両側に所定間隔で幾つか取 り付けた後、シャッターシートをシャッターケース内に配置される巻芯Dに連結 する。この巻芯Dは、スイッチ操作があると、図示しないモータによって、正逆 両方向に回転され、シャッターシートを巻き上げたり巻き下ろしたりする。また 、シート側部のシートガイドは、シャッターケース両側に立設される各ガイドケ ース3内に収める。このガイドケース3は、全体として有溝角筒状を呈しており 、シートガイドを内部に収めるために、縦割り状態に分解組み立て可能となって いる。また、筒の内部には、帯板が2枚、長手方向に沿って所定間隔を開けて対 設されており、この2枚の帯板によって、ガイドレール4が構成される。
【0009】 このガイドレール4は、シートガイドの転輪2の運動を規制するため、特異な 形状をしている。詳しくは、両帯板中間の溝の近傍の部分が、平らな走行面Rに なっており、その両側に、走行面Rに対して傾斜したテーパ面Tになっている。 しかして、転輪2がガイドレール4内に嵌入すると、シャッターシートの昇降に 応じて転輪が走行面上を転動するが、この転動の間、テーパ面によって、シート ガイドが転倒したり、ガイドレール4の中心からずれないのである。
【0010】 また、上記の、角筒状のガイドケース3表面に現れた溝、およびガイドレール 4構成用の帯板の間にできる溝も、規制溝5・5として使用されるため、以下の ような、特徴的な形をしている。即ち、溝両脇の金属板材が、縁から所要幅の部 分でのりしろのように折り畳まれ、折り畳まれた部分が溝を挟んで相対するよう になっているのであり、更に、折り畳んだ部分の表面には、摩擦減少のため樹脂 シートが貼り込んである。
【0011】 そして、実際に、各シートガイドをガイドケース内に収めると、シートガイド の滑動子1部分が、前後規制溝に挟み込まれて支持され、風が吹いてもシートガ イドが横方向に揺振することなく、昇降できるようになる。このとき、シートを 巻き上げたときに、一旦、シャッターケース内に入っていたシートガイドが、確 実にガイドケースへ復帰するよう、ガイドケース上部には、上広がりの案内部材 31を設けてある。
【0012】 また、シャッターシートSの下部には、擦れ止めと重りの目的で金属製の座板 Bが設けられてある。更に、シャッターケース内の巻芯Dは、完全な円筒でなく 所々に凹部が設けてあり、シャッターシートSを巻き取ったときには当該凹部に シートガイドが入り込むので、シートガイドによるシート巻き取り不均等が生じ ることがなく、したがって、皺が寄りにくい。
【0013】
以上のように、本考案のサイドガード機構によれば、転輪とかみ合うガイドレ ール及び一対の規制溝により、たとえ強風が吹いても、シートガイドが傾くこと がなく、ために、転輪がちゃんと転動して摩擦小さく昇降できる。また、規制溝 は2箇所に設けられているので、溝とシートガイドの接触面積を小さくしても、 揺振効果が落ちることがなく、したがって、摩擦を非常に小さくできる。
【0014】 このように、本考案のシートシャッターのサイドガード機構は、産業上の利用 価値が高い。
【図1】実施例の部分拡大断面図である。
【図2】実施例の部分拡大断面図である。
【図3】実施例を採用したシートシャッターの正面図で
ある。
ある。
【図4】実施例における、ガイドケース上部の様子を説
明するための部分拡大断面図である。
明するための部分拡大断面図である。
【図5】実施例における巻芯の斜視図である。
1 滑動子 2 転輪 3 ガイドケース 4 ガイドレール 5 規制溝
Claims (1)
- 【請求項1】 シャッターシートを補強するため、その
側方に設けられるサイドガード機構であって、 転輪と滑動子とを備えたシートガイドがシャッターシー
ト側縁に配設され、 筒状のガイドケースがシャッターシート側方に配置され
る一方、 当該ガイドケースには、対向する滑動面によって構成さ
れる規制溝が一対と、ガイドレールとが、それぞれケー
ス長手方向に沿って配設され、 前記シートガイドの転輪がガイドレールに転動自在に嵌
入し、同シートガイドの滑動子が両規制溝に滑動自在に
2箇所で挟持されることによって、シートガイドの走行
が規制されることを特徴とするシートシャッターのサイ
ドガード機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992001027U JP2590892Y2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | シートシャッターのサイドガード機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992001027U JP2590892Y2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | シートシャッターのサイドガード機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557289U true JPH0557289U (ja) | 1993-07-30 |
JP2590892Y2 JP2590892Y2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=11490083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992001027U Expired - Lifetime JP2590892Y2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | シートシャッターのサイドガード機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590892Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6249596U (ja) * | 1985-09-17 | 1987-03-27 |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP1992001027U patent/JP2590892Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6249596U (ja) * | 1985-09-17 | 1987-03-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2590892Y2 (ja) | 1999-02-24 |
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