JPH0557264U - 引き戸のクレセント錠装置 - Google Patents
引き戸のクレセント錠装置Info
- Publication number
- JPH0557264U JPH0557264U JP78292U JP78292U JPH0557264U JP H0557264 U JPH0557264 U JP H0557264U JP 78292 U JP78292 U JP 78292U JP 78292 U JP78292 U JP 78292U JP H0557264 U JPH0557264 U JP H0557264U
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- Japan
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- hook
- sliding door
- engaging
- crescent lock
- piece
- Prior art date
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- Pending
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 少し明けた状態でロックできる引き戸のクレ
セント錠5の係合片9が、フック21の外側に外れてい
る場合に、それを施錠者に認識できるようにする。 【構成】 内側の引き戸1に設けたクレセント錠5の係
合片9が係合する、外側の引き戸15のフック21を、
多数接近させて設け、一つのフック21の基部立ち上が
り部22と、このフック21に隣接するフック21の基
部立ち上がり部22間で、係合部25を形成し、この係
合部25を隣接させて設けた。
セント錠5の係合片9が、フック21の外側に外れてい
る場合に、それを施錠者に認識できるようにする。 【構成】 内側の引き戸1に設けたクレセント錠5の係
合片9が係合する、外側の引き戸15のフック21を、
多数接近させて設け、一つのフック21の基部立ち上が
り部22と、このフック21に隣接するフック21の基
部立ち上がり部22間で、係合部25を形成し、この係
合部25を隣接させて設けた。
Description
【0001】
本考案は、引き戸のクレセント錠装置に関する。
【0002】
従来、引き戸のクレセント錠装置として、実開平2−60175号公報、実開 平2−149075号公報がある。
【0003】 前記実開平2−60175号公報に記載された引き戸のクレセント錠装置は、 図2に示すように、内側の引き戸1にクレセント錠5を取り付け、このクレセン ト錠5に、係合片9を備えた係合金具7を回動自在に軸着し、外側の引き戸15 の内面側に、係止用板体20を取り付け、この係止用板体20に、前記係合片9 が回動して係脱可能に係合できるフック21を設けたものである。
【0004】 そして、前記フック21は、2個のフック21を向き合わせて設け、この2個 のフック21で、前記係合片9の係合部25を形成するものであり、かつ、前記 2個一組のフック21を、適宜の間隔を設けて、数組設けたものである。
【0005】 前記引き戸のクレセント錠装置は、引き戸を完全に閉鎖した状態でロックでき ると共に、前記間隔を設けて、設けた数組のフック21に、係合片9を係合する ことによって、引き戸を少し明けた状態、或は、引き戸をかなり明けた状態等に ロックできるものである。 前記実開平2−149079号公報に記載された引 き戸のクレセント錠装置は、図示してないが、前記図2に示すものと同様に、内 側の引き戸にクレセント錠が取り付けてある。
【0006】 そして、外側の引き戸に取り付けられる係止用板体20は、図3に示されてい る。前記係止用板体20は、適宜の間隔を設けて、フック21を数箇所に設け、 このフック21の開口部24に隣接して当て片30を設け、前記フック21の基 部立ち上がり部22と当て片30の間で、クレセント錠の係合片9が挿入される 係合部25を形成したものである。 前記図3に示すものも、引き戸を全閉状態 でロックできると共に、引き戸を少し明けた状態、或は、引き戸をかなり明けた 状態等にロックできるものである。
【0007】
前記図2及び図3に示された従来の引き戸のクレセント錠装置は、引き戸を完 全に閉鎖した状態でロックできると共に、引き戸を少し明けた状態、或は、引き 戸をかなり明けた状態でロックでき、便利である。
【0008】 しかしながら、前記従来の引き戸のクレセント錠装置は、引き戸を少し明けた 状態等でロックする場合に、クレセント錠5の係合片9が、係合しようとするフ ック21から少しずれていて、係合片9が前記フック21に突き当たる場合は、 係合片9がフック21に係合しないことを、施錠者は知ることができる。
【0009】 ところが、係合片9が係合しようとするフック21の外側の位置までずれてし まうと、係合片9は回動するが、前記フック21に係合せず、引き戸はロックさ れない。
【0010】 しかしながら、前記係合片9は、施錠者がフック21に係合できるものと思っ て回動させたものであるので、係合片9がフック21から外れていても、係合片 9がフック21に係合したものと誤信し、引き戸がロックされない状態のままと なる虞れがある。
【0011】 また、前記従来の引き戸のクレセント錠装置は、2個のフック21、或は、1 個のフック21と1個の当て片30で、一つの係合部25を形成しているので構 成が複雑となるものである。
【0012】 本考案は、前記事項に鑑みなされたものであり、少し明けた状態でロックでき る引き戸のクレセント錠の係合片が、係合しようとするフックの外側に外れてい る場合は、その状態が施錠者にはっきりと認識できるようにすると共に、フック の係合部を構成の簡単なものとすることを技術的課題とする。
【0013】
本考案は、内側の引き戸1に、クレセント錠5を取り付け、このクレセント錠 5に、半円筒状をなす係合片9を備えた係合金具7を回動自在に軸着し、外側の 引き戸15の内面側に、係止用板体20を取り付け、この係止用板体20に、引 き戸の閉鎖された位置で、前記係合片9を回動して係脱可能に係合できるフック 21を設けた引き戸のクレセント状装置において、 係止用板体20に設けたフック21の基部立ち上がり部22の横に、別のフッ ク21の開口部24を接近させて、別のフック21を設け、以下同一の構成を備 えたフック21を順に接近させて設け、前記接近するフック21・21の基部立 ち上がり部22・22間で、前記係合片9が挿入される係合部25を形成し、か つ、前記係合部25を、2個以上隣接させて設けて引き戸のクレセント錠装置と した。
【0014】
本考案は、引き戸を完全に閉鎖した状態で、内側の引き戸1に設けたクレセン ト錠5の係合金具7を回動させると、係合金具7の係合片9が、外側の引き戸1 5に取り付けた係止用板体20の基部に設けたフック21の係合部25に係合し て引き戸をロックする。そして、これは従来のものと同様である。
【0015】 次に、引き戸を少し明けた状態でロックする場合は、引き戸を少し明け、クレ セント錠5の係合片9が、所望の位置のフック21の係合部25に係合できるよ う概略の位置合わせを行って、係合金具7を回動させる。
【0016】 そして、前記係合片9がフック21の係合部25に、略一致した位置にあると 、係合片9は、回動してフック21の係合部25内に挿入されて、引き戸は少し 明けた状態でロックされる。
【0017】 さらに、前記係合片9が係合しようとするフック21の係合部25から少しず れている場合は、係合片9は係合しようとするフック21、或は、隣のフック2 1の基部立ち上がり部22に突き当たり、係合片9は回動しない。
【0018】 そして、係合片9が係合しようとするフック21の外側の位置までずれると、 その係合片9は、隣接するフック21の係合部25に係合して引き戸をロックす る。
【0019】
図1は、本考案の一実施例の引き戸のクレセント錠装置の説明用の図である。 この実施例は、両側を開くことのできる引き戸のクレセント錠装置であり、内側 の引き戸1の端面に、クレセント錠5を取り付けてある。
【0020】 前記クレセント錠5には、係合金具7の基板8が回動自在に軸着されており、 この基板8の外周には、半円筒状をなす係合片9が一体に設けてあり、この係合 片9の基部には、つまみ10が設けられ係合金具7を形成している。
【0021】 前記内側の引き戸1の外側に設けられ、内側の引き戸1と一対となって引き戸 を形成する外側の引き戸15の内面側に、係止用板体20が、図示してないビス によって取り付けてあり、この係止用板体20は、外側の引き戸15のガラス1 6の内面に沿って横方向に延ばして設けてある。
【0022】 前記外側の引き戸15に取り付けられた係止用板体20の基部(図1の右側) に、第1番目のフック21が設けてある。 前記フック21は、前記係止用板体20に、逆コ字形の切り込みを形成し、こ の切り込みの内側を略90度右側に回動させ折曲して、基部立ち上がり部22を 形成し、次に、前記基部立ち上がり部22に続く部分を、さらに、略90度右側 に回動させ折曲して、前記係止用板体20と略平行にフック21を形成している 。
【0023】 そして、前記基部立ち上がり部22が、係止用板体20と接続する部分の、前 記逆コ字形の切り込み部の上下の右側の端部には、それぞれ斜状切り込み部23 を設け、前記基部立ち上がり部22、及び、フック21を長く形成できるように している。
【0024】 前記第1番目のフック21の左側の横に、別の逆コ字形の切り込みを形成し、 この切り込みの内側を、前記切り込みと同様に、略90度右側に回動させ折曲し て、基部立ち上がり部22を形成し、さらに、前記基部立ち上がり部22に続く 部分を、略90度右側に回動させ折曲して、前記係止用板体20と略平行なフッ ク21を形成し、逆コ字形の切り込み部の上下の右側の端部には、斜状切り込み 部23を形成している。
【0025】 以下、前記構成と同一の構成で、フック21を順に接近させて設け、前記接近 するフック21・21の基部立ち上がり部22・22間で、前記係合片9が挿入 される係合部25を、多数隣接させて設けてある。
【0026】 前記実施例の引き戸のクレセント錠装置は、図1に示す係止用板体20の右端 に設けたフック21によって形成される係合部25に、クレセント錠5の係合片 9を回動して挿入し係合すると、内側の引き戸1と外側の引き戸15は、完全に 閉鎖された状態でロックされる。
【0027】 そして、引き戸を少し明けた状態でロックするために、クレセント錠5の係合 片9を回動させた場合に、係合部25に係合片9が大体一致していると、係合片 9は先端の横幅が小さく形成されているので、係合片9は係合部25に係合して 引き戸を少し明けた状態でロックする。
【0028】 さらに、係合片9が係合部25から少しずれていると、係合片9は係合しよう とするフック21の基部立ち上がり部22、或は、隣のフック21の基部立ち上 がり部22に突き当たり、係合片9は回動しない。
【0029】 そして、係合片9が係合しようとするフック21の外側の位置までずれると、 係合片9は、隣接するフック21の係合部25に係合する。 したがって、係合片9が係合部25に係合しない場合は、係合片9が回動せず 、係合片9が回動した場合は、係合片9が係合部25に係合し、引き戸がロック されるので、引き戸をロックしていないのに、ロックしているものと錯覚する虞 れが少ない。
【0030】 前記実施例では、フック21の先端が右を向くように形成してあるが、係合金 具7の係合片9を、基板8の周縁部から右向きに突設するように形成すると、フ ック21の先端を左に向くように形成できる。
【0031】 また、フック21を係止用板体20と別体のコ字形等に形成し、このコ字形等 のフック21を係止用板体20に、溶着等によって固定して形成することも可能 である。
【0032】
本考案は、係止用板体20に設けたフック21の基部立ち上がり部22の横に 、別のフック21の開口部24を接近させて、別のフック21を設け、接近する フック21・21の基部立ち上がり部22・22間で、係合片9が挿入される係 合部25を、2個以上隣接させて設けたものである。
【0033】 したがって、引き戸を少し明けた状態でロックしようとする場合に、クレセン ト錠5の係合片9が、フック21の係合部25から少しずれている場合は、係合 片9がフック21の基部立ち上がり部22に突き当たって回動せず、係合片9が 係合しようとするフック21の外側の位置までずれた場合は、係合片9は隣接す るフック21の係合部25に係合する。
【0034】 よって、係合片9が係合部25に係合しない場合は、係合片9が回動せず、係 合片9が回動した場合は、係合片9が係合部25から大きくずれない限り、係合 片9が係合部25に係合するものである。
【0035】 したがって、引き戸をロックしていないのに、引き戸をロックしたものと錯覚 する虞が少ない。 そして、フック21を接近して設け、一つのフック21の基部立ち上がり部2 2と、接近して設けた別のフック21の基部立ち上がり部22間で、係合部25 を形成しているので、係合部25を形成するのに、フック21以外の部品を必要 とせず、簡単な構成で係合部25を隣接させて形成できるものである。
【図1】本考案の一実施例を示す図
【図2】従来例を示す図
【図3】別の従来例を示す図
1 内側の引き戸 5 クレセント錠 7 係合金具 9 係合片 15 外側の引き戸 20 係止用板体 22 基部立ち上がり部 24 開口部 25 係合部
Claims (1)
- 【請求項1】 内側の引き戸1に、クレセント錠5を取
り付け、このクレセント錠5に、半円筒状をなす係合片
9を備えた係合金具7を回動自在に軸着し、外側の引き
戸15の内面側に、係止用板体20を取り付け、この係
止用板体20に、引き戸の閉鎖された位置で、前記係合
片9を回動して係脱可能に係合できるフック21を設け
た引き戸のクレセント状装置において、 係止用板体20に設けたフック21の基部立ち上がり部
22の横に、別のフック21の開口部24を接近させ
て、別のフック21を設け、以下同一の構成を備えたフ
ック21を順に接近させて設け、前記接近するフック2
1・21の基部立ち上がり部22・22間で、前記係合
片9が挿入される係合部25を形成し、かつ、前記係合
部25を、2個以上隣接させて設けた引き戸のクレセン
ト錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP78292U JPH0557264U (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 引き戸のクレセント錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP78292U JPH0557264U (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 引き戸のクレセント錠装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557264U true JPH0557264U (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11483272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP78292U Pending JPH0557264U (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 引き戸のクレセント錠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0557264U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040063067A (ko) * | 2003-01-04 | 2004-07-12 | 임병학 | 창문의 환기용 걸림고리부재 |
-
1992
- 1992-01-13 JP JP78292U patent/JPH0557264U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040063067A (ko) * | 2003-01-04 | 2004-07-12 | 임병학 | 창문의 환기용 걸림고리부재 |
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