JPH0556582U - 車両用回転シート - Google Patents

車両用回転シート

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JPH0556582U
JPH0556582U JP78192U JP78192U JPH0556582U JP H0556582 U JPH0556582 U JP H0556582U JP 78192 U JP78192 U JP 78192U JP 78192 U JP78192 U JP 78192U JP H0556582 U JPH0556582 U JP H0556582U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗降動作が容易な車両用回転シートを提供す
ること。 【構成】 車体フロアに沿って回転可能にアッパレール
12,22に組付けた回転体35、回転体35に固定し
たシート本体S、回転体35をアッパレール12,22
に対し解除可能にロックする回転ロック機構50、前後
方向に沿って延びる直線部39aと所要の曲率を有し同
直線部39aの途中から分岐する湾曲部39bからなる
係合部39a,39bを有し、ロアレール11,21に
固着したガイドプレート39、回転体35の回転中心か
ら偏心した部位に固設され係合部39a,39bに摺動
可能に係合した被係合部38、及び回転体35のロック
を解除したときアッパレール12のロックが解除される
ように回転体ロック機構50とシートトラックロック機
構40を連結するロック解除連動機構52,54,46
を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用回転シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用回転シートの一形式として、特開昭62−181931号公報には 車 体フロアに固定したロアレールと、同レールに前後方向へ摺動可能に組付けたア ッパレールからなるシートトラック、アッパレールに固定したロアベース、この ロアベースに回転軸を介して回転可能に組付けアッパベース、アッパベースに固 定したシート本体、及びアッパベースに設けた係止片が離脱可能に当接して同ベ ースの回転角度を制限するストッパを有し、一端を前記回動軸に回動可能に組付 けるとともに、他端をロアレールに設けたキッカーに当接するようにスプリング にて付勢したアームを備えたシートが開示されている。
【0003】 かかる構成によれば、アッパレールがロアレールに沿って前後方向へ摺動する ので、シート本体の前後位置を調整でき、かつアッパレールに固定したロアベー スに対しアッパベースが回転するので、ドアを開いて乗降する際、シート本体を 車室外側方向へ回転させることができる。しかして、アッパレールがロアレール に沿って摺動すると、アームが前後方向へ回動するので、アームに設けたストッ パの位置がシートの前後位置に応じて調整される。このストッパにアッパベース の係止片が当接して同ベースの回転角度が制限されるので、シート本体の回転角 度がシート本体の前後位置に応じ、例えば最も後方に設置したときは30度、最 も前方に設置したときは70度となるように制限できる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来の回転シートによれば、シート本体を後方に設置したときは回転 角度が小さく制限されるので、降車する際、乗員の側部がセンターピラー等のサ イドメンバーに当たるといった不都合を回避できる。しかし、シート本体の回転 角度が小さいと乗降には不便である。一方、シート本体を前方に設置すれば、同 本体の回転角度が大きくなるが、乗員の脚部とインストルメントパネルの間のス ペースが狭くなるので、着座したままではシート本体を回転させるのが困難にな る。本考案はかかる問題点に鑑み、乗降動作が容易な車両用回転シートを提供す ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る車両用シートは、車体フロアに固定したロアレールと、同レール に前後方向へ摺動可能に組付けられスプリングにより前方へ付勢したアッパレー ルを有する左右一対のシートトラック、前記アッパレールを前記ロアレールに対 し解除可能にロックするシートトラックロック機構、車体フロアに沿って回転可 能に前記両アッパレールに組付けた回転体、同回転体に固定したシート本体、前 記回転体を前記アッパレールに対し解除可能にロックする回転ロック機構、前後 方向に沿って延びる直線部と所要の曲率を有し同直線部の途中から分岐する湾曲 部からなる係合部を有し、前記ロアレールに固着したガイドプレート、前記回転 体の回転中心から偏心した部位に固設され前記係合部に摺動可能に係合した被係 合部、及び前記回転体のロックを解除したとき前記アッパレールのロックが解除 されるように前記回転体ロック機構と前記シートトラックロック機構を連結する ロック解除連動機構を備えたことを特徴とする。
【0006】
【考案の作用・効果】
上記構成からなる車両用回転シートにおいて、シート本体の前後位置を調整す るにはシートトラックロック機構を操作してアッパレールのロックを解除する。 ロック解除に伴い、スプリングにて付勢されているアッパレールがロアレールに 沿って前方へ摺動するので、回転体とシート本体が一体に前方へ摺動する。その 際、回転体は回転ロック機構によるロックを解除しない限り回転しないので、回 転体に固設した被係合部は係合部の直線部に沿って前方へ摺動する。そこで、シ ート本体に力を加えて停止させ、またはスプリングに抗して後方へ押し戻し、シ ートトラックロック機構の操作を解除すればシート本体が所望の位置に設置され る。
【0007】 降車時にシート本体を回転させるには回転ロック機構を操作して、回転体のロ ックを解除する。これに伴い、ロック解除連動機構を介してシートトラックロッ ク機構が作動し、アッパレールのロックが解除されるので、アッパレール、回転 対及びシート本体が一体になってスプリングの力で前方へ移動する。このとき、 回転体はロックが解除されているので、被係合部が係合部の直線部の途中から湾 曲部に進入し、回転体とシート本体は前進しながら回転する。そして、被係合部 が湾曲部の終端に達するとシート本体は停止し、スプリングの力で回転位置に保 持される。一方、シート本体が所定位置より前方に設定されており、そのため被 係合部が湾曲部より前方の直線部に係合しているときは、回転ロック機構を操作 して回転体とアッパレールのロックを解除しても被係合部が直線部に沿って前方 へ摺動するのみで、湾曲部へは進入しないので、回転体及びこれと一体のシート 本体は前方へ移動するだけで回転しない。
【0008】 しかして、本考案によれば、回転ロック機構を操作すると、シート本体がスプ リングの力で前方へ移動しながら回転するので、格別シート本体の回転角度を同 本体の前後位置に合わせて制限しなくても、乗員の側部がセンターピラー等のサ イドメンバーに当たるといった不都合を回避できる。このためシート本体を大き く回転させて乗降できるので、乗降動作が容易になる。また、シート本体が所定 位置より前方にあるときは、たとえ回転ロック機構を操作しても同本体が回転し ないので、不用意にシート本体を回転させたとき脚部がインストルメントパネル に当たるのを防止でき、さらに、シート本体はアッパレールを前方へ付勢するス プリングの力で回転位置に保持されるので、乗降動作が容易になるとともに乗降 時の安全性が向上する。
【0009】
【実施例】
以下に本考案を図面に基づき説明するに、図1及び図2には本考案の一実施例 に係る車両用回転シートの主要部が示されている。また、図3にはシート本体の 外観が示されている。
【0010】 当該車両用回転シートは車体フロアに固定したロアレール11,21と同レー ル11,21に前後方向へ摺動可能に組付けたアッパレール12,22を有する 左右一対のシートトラック10,20、4隅に一体に設けたブラケット31aを 介して両アッパレール12,22に固着したロアフレーム31、ロアプレート3 2とアッパプレート33を介してロアフレーム31に回転可能に組付けた回転プ レート、回転プレート34に溶接して固定したアッパフレーム35、アッパフレ ーム35に載置して固定したシート本体S、右側のシートトラック10に設けら れアッパレール12をロアレール11にロックして前後方向の摺動を阻止するシ ートトラックロック機構40、及びアッパフレーム35に設けられ同フレーム3 5をロアフレーム31にロックして回転を阻止する回転ロック機構50を備えて いる。
【0011】 ロアプレート32は環状段部32a、環状段部32aの内周部に沿って等角度 間隔で設けたネジ穴32b、環状段部32aの内側に設けた半円形の開口32c を有し、ロアフレーム31に溶接して固定されている。一方、回転プレート34 にはロアプレート32の環状段部32aに回転可能に嵌合する環状段部34aが 設けられ、この環状段部34aの内側には円形開口34bが形成されている。ま た、アッパプレート33は回転プレート34の環状段部34aに嵌合するフラン ジ部33a、フランジ部33aの内周部に沿って等角度間隔で設けた通孔33b 、環状段部33aの内側に設けた円形開口33cを有し、通孔33bを貫通して ロアプレート32のネジ穴32bに螺合するボルト36によりロアプレート32 に固着されている。回転プレート34はこれらロアプレート32とアッパプレー ト33に上下から狭持され、環状段部34aの中心を回転中心として回転可能に ロアフレーム31に組付けられている。
【0012】 このようにして、アッパレール12,22にロアフレーム31を固定し、ロア フレーム31に回転プレート34を介してアッパフレーム35を回転可能に組付 け、アッパフレーム35にシート本体Sを固定したので、シート本体Sが車体フ ロアに沿って回転し、かつ前後方向へ移動する。
【0013】 回転プレート34の中央部には長方形プレート37がアッパプレート33の上 から固着され、長方形プレート37に固設したピン38が回転プレート34とア ッパプレート33の円形開口34b,33c及びロアプレート32の半円形開口 32cを通って下方に突出している。このピン38は回転プレート34の回転中 心となる環状段部34aの中心に対し偏心した位置に設けられている。一方、両 シートトラック10,20のロアレール11,21にはピン38が摺動可能に係 合するガイド溝39a,39bを形成したガイドプレート39が固着されている 。このガイド溝39aは前後方向に沿ってまっすぐに延び、またガイド溝39b はガイド溝39aの途中から所要の曲率半径で車室外側方向へ曲がって延びてい る。
【0014】 図4に示すように、右側のシートトラック10を構成するアッパレール12は 同レール12の後部に固着したブラケット13とロアレール11の前部に固着し たブラケット14間に掛け渡したテンションスプリング15により前方へ付勢さ れている。また、図4及び図5に詳細に図示するように、シートトラックロック 機構40はアッパレール12にブラケット41,42を介して回転可能に組付け られ、同レール12に沿って前後方向に延びるシートトラックハンドル43、前 後方向に沿って複数の係合孔44aを有し、ロアレール11の底面に固着したロ ックプレート44、シートトラックハンドル43に固着され一体に回動してロッ クプレート44の係合孔44aの一つに離脱可能に係合するロックレバー45、 及び図示しないがロックレバー45が係合孔44aに係合する方向へシートトラ ックハンドル43を回転付勢するバックスプリングを備えている。
【0015】 シートトラックロック機構40はかかる構成を有し、バックスプリングの力で シートトラックハンドル43とともにロックレバー45が回動して係合孔44a の一つに係合し、アッパレール12の前後方向の摺動が阻止される。また、シー トトラックハンドル43をバックスプリングの力に抗して回転させ、ロックレバ ー45を係合孔44aから離脱させると、アッパレール12がテンションスプリ ング15の力でロアレール11に沿って前方へ摺動する。また、シートトラック ハンドル43にはリモートレバー46が回動可能に組付けられている。このリモ ートレバー46はロックレバー45に係合する爪部46aを有し、後述する回転 ロック機構50にワイヤ54を介して連結されている。回転ロック機構50を操 作するとワイヤ47が引っ張られ、リモートレバー46が図5において時計方向 に回動するので、ロックレバー45が一体に回動して係合孔44aから離脱し、 アッパレール12のロックが解除される。
【0016】 回転ロック機構50は図1及び図2に示すように、アッパフレーム35に回転 可能に組付けた回転ロック解除ハンドル51、アッパフレーム35に固着したブ ラケット55及びロアフレーム31に固着したストライカ56を備えている。図 6に詳細に示すように、ブラケット55にはロックプレート57とカムプレート 58がそれぞれピン57a,58aを介して回動可能に組付けられている。この ロックプレート57にはストライカ56に離脱可能に係合する凹部57b、ロッ クレバー58に設けた爪部58bが離脱可能に係合する段部57c、所要形状を 有する湾曲端部57dが設けられている。一方、カムプレート58には爪部58 bに連接して所要形状のカム面58cが設けられている。また、ロックプレート 57とカムプレート58間にはテンションスプリング59が装着され、同スプリ ング59によりロックプレート57は凹部57bがストライカ56から離脱する 方向へ回動付勢され、カムプレート58は爪部58bが段部57cに係合する方 向へ回動付勢されている。また、カムプレート58はワイヤ52を介して回転ロ ック解除ハンドル51に連結されるとともに、ワイヤ54を介してリモートレバ ー46に連結されている。
【0017】 回転ロック機構50は以上の構成からなり、シート本体Sが図2に一点鎖線で 示で示し、かつ図3に実線で示すようにシートトラック10,20に沿ってまっ すぐ前方に向いた位置にあるとき、図6に実線で示すようにロックプレート57 の凹部57bがストライカ56に係合し、ロックレバー58の爪部58bがロッ クプレート57の段部57cに係合して凹部57bとストライカ56の係合が維 持されるので、アッパフレーム35がロアフレーム31に対してロックされ、シ ート本体Sの回転が阻止される。回転ロック解除ハンドル51を操作すると、ワ イヤ52が引っ張られてカムプレート58が図6において反時計方向へ回動し、 爪部58bが段部57cから外れ、段部57cがカム面58cに乗り上げる。こ のため、ロックプレート57がテンションスプリング59により反時計方向へ回 動し、凹部57bがストライカ56から外れてアッパフレーム35のロックが解 除され、同フレーム35及びこれと一体のシート本体Sが回転可能となる。
【0018】 一方、回転したシート本体Sを元位置に戻すべく力を加えて回転させると、ア ッパフレーム35が回転し、元位置近くにくるとロックプレート57の湾曲端部 57dがストライカ56に当り、ロックプレート57がテンションスプリング5 9の力に抗して回動するので、ロックプレート57の凹部57bがストライカ5 6に係合するとともに、段部57cがカム面58cから外れ、爪部58bが段部 57cに係合する。これにより、アッパフレーム35が再びロアフレーム31に ロックされ、シート本体Sの回転が阻止される。
【0019】 本実施例に係る車両用回転シートは以上の構成からなり、次にその作用を説明 する。シート本体Sの前後位置を調整するにはシートトラックハンドル43を操 作してロックレバー45をロックプレート44の係合孔44aから外し、アッパ レール12のロックを解除する。ロック解除に伴い、テンションスプリング15 の力でアッパレール12がロアレール11に沿って前方へ摺動し、ロアフレーム 31、ロアプレート32、回転プレート34、アッパプレート33、アッパフレ ーム35及びシート本体Sが一体に前方へ摺動する。しかして、アッパフレーム 35は回転ロック解除ハンドル51を操作しない限りロアフレーム31にロック されているので、シート本体S、アッパフレーム35及び回転プレート34は回 転しない。そのため、回転プレート34に長方形プレート37を介して固設した ピン38はガイド溝39aに沿って直線的に摺動する。そこで、シート本体Sに 力を加えて移動を止めるか、またはテンションスプリング15に抗して後方へ摺 動させ、シートトラックハンドル43の操作を解除すると、ロックレバー45が 再びロックプレート44の係合孔44aの一つに係合してアッパレール12がロ アレール11にロックされ、シート本体Sが所望の前後位置に設定される。
【0020】 乗降時にシート本体Sを車室の外側方向へ回転させるにはドアを開いた後、回 転ロック解除ハンドル51を操作する。これにより、ワイヤ52が引っ張られて カムプレート58の爪部58bがロックプレート57の段部57cから外れ、こ れに連動してロックプレートの凹部57bがストライカ56から外れるので、ア ッパフレーム35のロックが解除される。同時にワイヤ54が引っ張られてリモ ートレバー46が回動し、ロックレバー45が一体に回動してロックプレート4 4の係合孔44aから外れるので、アッパレール12のロックが解除される。こ れに伴い、アッパレール12がテンションスプリング15の力で前方へ摺動し、 シート本体Sが前方へ移動する。その際、アッパフレーム35のロックが解除さ れているので、ピン38がガイド溝39aの途中からガイド溝39bに進入し、 このため回転プレート34、アッパフレーム35及びシート本体Sが一体となっ て前方へ移動しながら回転する。そして、ピン38がガイド溝39bの終端に到 達すると、シート本体Sが停止する。これにより、シート本体Sはまっすぐ前方 を向いた元位置から車室の外側方向へ約90度回転した回転位置に設定され、か つテンションスプリング15の力で同位置に保持される。
【0021】 シート本体Sを元位置に復帰させるには、同本体Sを車室内側方向へ回転させ 、テンションスプリング15の力に抗して後方へ押し戻す。これに伴い、アツパ フレーム35、回転プレート34及びシート本体Sが一体に回転しながら後退し 、ピン38がガイド溝39bからガイド溝39aへと後退する。シート本体Sが 元位置の近くまでくるとロックプレート57の湾曲端部57Dがストライカ56 に当って、同プレート57が回動し、シート本体Sが元位置に達すると、ロック プレート57の凹部57Bがストライカ56に係合するとともに、カムプレート 58のカム面58cに乗り上げていた段部57cがカム面58cから外れ、爪部 58bが段部57cに係合する。これにより、アッパフレーム35が再びロアフ レーム31にロックされる。同時にワイヤ54が緩むので、シートトラックハン ドルが回転してロックレバー45がロックプレート44の係合孔44aに係合、 アッパレール12がロアレール11にロックされる。
【0022】 一方、シート本体がS所定位置より前方に設定されており、そのためピン38 がガイド溝39bの始端より前方のガイド溝39aに係合しているときは、回転 ロック解除ハンドル51を操作してアッパフレーム35のロックを解除しても、 ピン38がガイド溝39aに沿って前方へ摺動し、ガイド溝39bへは進入しな いので、シート本体Sは前方へ移動するだけで回転しない。
【0023】 しかして、本実施例によれば、回転ロック解除ハンドル51を操作すると、シ ート本体Sがテンションスプリング15の力で前方へ移動しながら回転するので 、シート本体Sが後方位置に設定されていても乗員の側部がセンターピラー等の サイドメンバーに当たるおそれはない。従って、回転許容角度を同本体の前後位 置に応じて制限する必要がなく、大きく設定できるので、乗降性が大幅に向上す る。また、シート本体Sはシートトラック10に設けたテンションスプリング1 5の力で回転位置に保持されるので、乗降時にシート本体Sが不用意に回転した り、後退しない。さらに、シート本体Sが所定位置より前方にあるときは、たと え回転ロック解除ハンドル操作51しても同本体Sが回転しないので、脚部がイ ンストルメントパネルに当たるといった不測の事態を防止できる。このため、安 全性も大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る車両用回転シートの主
要部を示す分解斜視図である。
【図2】同車両用回転シートの主要部を示す平面図であ
る。
【図3】同車両用回転シートのシート本体を示す斜視図
である。
【図4】同車両用回転シートのシートトラックを示す側
面図である。
【図5】図4の5ー5線から切断した断面図である。
【図6】同車両用回転シートの回転ロック機構を示す平
面図である。
【符号の説明】
10,20…シートトラック、11,21…ロアレー
ル、12,22…アッパレール、15…テンションスプ
リング、31…ロアフレーム、32…ロアプレート、3
3…アッパプレート、34…回転プレート、38…ピ
ン、39…ガイドプレート、39a,39b…ガイド
溝、40…シートトラックロック機構、43…シートト
ラックハンドル、44…ロックプレート、44a…係合
孔、45…ロックレバー、46…リモートレバー、50
…回転ロック機構、51…回転ロック解除ハンドル、5
2,54…ワイヤ、55…ブラケット、56…ストライ
カ、57…ロックプレート、58…カムプレート、59
…テンションスプリング、S…シート本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体フロアに固定したロアレールと、同レ
    ールに前後方向へ摺動可能に組付けられスプリングによ
    り前方へ付勢したアッパレールを有する左右一対のシー
    トトラック、前記アッパレールを前記ロアレールに対し
    解除可能にロックするシートトラックロック機構、車体
    フロアに沿って回転可能に前記両アッパレールに組付け
    た回転体、同回転体に固定したシート本体、前記回転体
    を前記アッパレールに対し解除可能にロックする回転ロ
    ック機構、前後方向に沿って延びる直線部と所要の曲率
    を有し同直線部の途中から分岐する湾曲部からなる係合
    部を有し、前記ロアレールに固着したガイドプレート、
    前記回転体の回転中心から偏心した部位に固設され前記
    係合部に摺動可能に係合した被係合部、及び前記回転体
    のロックを解除したとき前記アッパレールのロックが解
    除されるように前記回転体ロック機構と前記シートトラ
    ックロック機構を連結するロック解除連動機構を備えた
    ことを特徴とする車両用回転シート。
JP78192U 1992-01-13 1992-01-13 車両用回転シート Expired - Lifetime JP2568778Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009292435A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Toyota Motor Corp シート
JP2015223940A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 トヨタ車体株式会社 スライド回転シート

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