JPH055636Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH055636Y2
JPH055636Y2 JP8068188U JP8068188U JPH055636Y2 JP H055636 Y2 JPH055636 Y2 JP H055636Y2 JP 8068188 U JP8068188 U JP 8068188U JP 8068188 U JP8068188 U JP 8068188U JP H055636 Y2 JPH055636 Y2 JP H055636Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
button
inner tube
clip
electrode rod
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8068188U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH023650U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8068188U priority Critical patent/JPH055636Y2/ja
Publication of JPH023650U publication Critical patent/JPH023650U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH055636Y2 publication Critical patent/JPH055636Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、高圧ナトリウムランプにおける新規
な内管のボタン保持構造に関する。
(従来技術とその問題点) 従来の内管2′用のボタン4′の取付方法は、ま
ず、電極棒1′をボタン4′に挿通して電極棒1′
のカール部8′でボタン4′の内側を線接触させて
支持すると共にボタン4′の直径より若干長く両
側に係止部9′が突出している外側クリツプ6′を
ボタン4′の外面に線接触するように配設して電
極棒1′に取着した電極ブロツクB′を用意し、こ
の電極ブロツクB′のボタン4′と電極棒1′の電
極部1a′とを内管2′に挿入し、外側クリツプ
6′を内管2′の開口部に係止して電極部1a′とボ
タン4′とを内管2′内に吊下げた状態とし、この
状態を保持しつつ開口部とボタン4′とを一千数
百℃の温度で加熱し、ボタン4′と内管2′とを気
密状に溶着していた。
処が、前記のようにボタン4′の内外にはカー
ル部8′と外側クリツプ6′とがほぼ全長にわたつ
て線接触していたために一千数百℃と言う高温に
さらされると接触している部分とそうでない部分
との間で昇温時、加熱時乃至冷却時に熱膨張差が
生じ、ボタン4′が割れるというような問題が有
つた。
又、ボタン4′の熔着時、ボタン4′は外側クリ
ツプ6′にて吊下げられただけの状態であるため
に場合によつては外側クリツプ6′が回転中心と
なつて左右にずれ、電極部1a′の位置ずれの原因
になると言う問題点もあつた。
(考案の目的) 本考案はかかる従来例の問題点に鑑みてなされ
たもので、ボタンと内外クリツプとの接触面積を
出来る限り少なくして熱膨張によるボタンの割れ
をなくす事を第1の目的とし、内側クリツプの幅
を内管の内径にほぼ等しくする事によつて電極部
が常に内管の中心に位置してボタンが内管に熔着
されるようにした高圧ナトリウムランプにおける
内管のボタン保持構造の提供を第2の目的とする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するために、第1項
において: 電極棒1による吊設にて発光部分である内管
2をアウターバルブ3内に配設した高圧ナトリ
ウランプAにおいて、 筒状の内管2の両端に気密状に配設されたボ
タン4と、 ボタン4に挿通された電極棒1と、 内管2の内側にて電極棒1に取着され、内側
からボタン4に点接触する内側クリツプ5と、 内管2の外側にて電極棒1に取着され、内管
2の開口部に係止する外側クリツプ6とで高圧
ナトリウムランプAの内管2のボタン保持を構
成する。
と言う技術的手段を採用しており、第2項ではボ
タン保持をより的確に行うために; 外側クリツプ6にもボタン4の外面に点接触
する外側接触用突起7を突設する。
と言う技術的手段を採用しており、第3項では電
極部の中心位置保持のために; 外側クリツプ6と内側クリツプ5とを互いに
ほぼ直交するように配設する。
と言う技術的手段を採用しており、第4項では更
に中心位置保持をより的確にするために; 内側クリツプ5の幅を内管2の内径にほぼ等
しく形成する。
、と言う技術的手段を採用している。
(作用) 電極棒1をボタン4に挿通して電極棒1に取
着した内側クリツプ5を点接触させてボタン4
の内側を支持すると共にボタン4の直径より若
干長く両側に係止部9が突出している外側クリ
ツプ6を電極棒1に取着した電極ブロツクBを
用意する。
この電極ブロツクBのボタン4と電極部1a
とを内管2に挿入し、外側クリツプ6を内管2
の開口部に係止して電極部1aとボタン4とを
内管2内に吊下げた状態とする。
この状態を保持しつつ開口部とボタン4とを
一千数百℃の温度で加熱し、接着剤にてボタン
4と内管2の開口部並びにボタン4と電極棒1
とを気密状に溶着する。
この時ボタン4には内外クリツプは点接触で
あるために熱膨張差がほとんど発生せず、割れ
を生じない。
又、内外クリツプが直交しているためにボタ
ン4が傾こうとしても内側クリツプ5が内管2
の内周面に接触して傾きが規制され、電極部1
aが内管2の中心から外れない。
この時内管2の内径と内側クリツプ5の幅と
がほぼ等しい場合には前記ボタン4の傾きのみ
ならず、径方向へも電極部1aがずれず、電極
部1aの正しい中心位置の保持がなされる事に
なる。
(実施例) 以下、本考案を図示実施例に従つて詳述する。
高圧ナトリウムランプAは第1図に示すようにア
ウターバルブ3と発光部分である内管2とで構成
されている。アウターバルブ3の底部開口にはフ
レアー管10が配設溶着されており、このフレア
ー管10には2本の外部リード棒11が立設され
ている。図示していないが、アウターバルブ3の
底部開口には口金が取着される事になる。フレア
ー管10の中心にはチツプ管12が挿通されてお
り、アウターバルブ3内の排気に利用される。一
方の外部リード棒11にはコ字型の吊持用リード
棒13が溶接されており、内管2から導出された
一方の電極棒1が溶接されて内管2が吊下げ状態
となつている。他の電極棒1はチツプ管12を利
用したガイド用通孔15にスライド自在に挿通さ
れており、この電極棒1と他の外部リード棒11
とは導線16にて接続され電気的接触を確保して
いる。吊持用リード棒13に斜め下に向けて溶接
されている皿状のものはゲツタ17である。
次に、内管2部分に付いて詳述する。外側クリ
ツプ6は三角形状のものであり、その中心に形成
した凹条に電極棒1が溶接されており、電極棒1
の中心軸と外側クリツプ6の肉厚の中心とが直交
するようになつている。外側クリツプ6の幅はボ
タン4の直径よりやや大きく、その突出部分を内
管2に係止する係止部9とする。外側クリツプ6
の第1実施例ではボタン4に近接するエツジには
外側接触用突起7が形成されておらず、エツジと
ボタン4の接触はない。従つて、ボタン4の支持
は内側クリツプ5の点接触のみにて行なわれる。
第2実施例ではボタン4の外面に点接触する外側
接触用突起7が電極棒1の両側に突設されてお
り、この外側接触用突起7がボタン4の外面に点
接触する事になる。
内側クリツプ5も外側クリツプ6同様三角形状
のもので、その中心凹条に電極棒1が溶接されて
おり、電極棒1の中心と内側クリツプ5の肉厚中
心とが一致するようになつている。内側クリツプ
5のボタン4に近接せるエツジには内側接触用突
起18が電極棒1の両脇に突設されており、ボタ
ン4の内側から点接触にて支持するようになつて
いる。電極棒1は図の場合電極部1aと別体とな
つており、電極部1aが内側クリツプ5の先端に
溶接されるようになつている。内側クリツプ5と
外側クリツプ6との関係は同一平面上に設けても
良いが、図のように互いにほぼ直交するように配
設しても良い。
又、内側クリツプ5の幅を内管2の内径にほぼ
等しく形成しても良い。
しかして、電極棒1をボタン4に挿通し、電極
棒1に取着した内側クリツプ5を点接触させてボ
タン4の内側を支持すると共にボタン4の直径よ
り若干長く両側に係止部9が突出している外側ク
リツプ6を電極棒1に取着した電極ブロツクBと
する。この電極ブロツクBのボタン4との電極部
1aとを内管2に挿入し、外側クリツプ6の係止
部9を内管2の開口部に係止して電極部1aとボ
タン4とを内管2内に吊下げた状態とする。この
状態を保持しつつ所定雰囲気中で開口部とボタン
4とを一千数百℃の温度で加熱し、接着剤にてボ
タン4と内管2の開口部並びにボタン4と電極棒
1とを気密状に溶着する。同様の操作を行つて内
管2の他端にもボタン4と電極棒1とを固着し、
所定のガスを封入した内管2を完成する。
この内管2を前述のアウターバルブ3内に収容
配置し、チツプ管12を通じてアウターバルブ3
内を排気し、然る後チツプ管12を封切してて高
圧ナトリウムランプAを形成する。内管2に通電
すると電極間に放電が発生し、黄色い輝光が内管
2を通して発する。
(効果) 本考案は、電極棒の吊設にて発光部分である内
管をアウターバルブ内に配設した高圧ナトリウラ
ンプにおいて、筒状の内管の両端に気密状に配設
されたボタンと、ボタンに挿通された電極棒と、
内管の内側にて電極棒に取着され、内側からボタ
ンに点接触する内側クリツプと、内管の外側にて
電極棒に取着され、内管の開口部に係止する外側
クリツプとで構成されているので、ボタンの接触
箇所はわずか内側クリツプの点接触部分だけであ
つて極めて接触面積が小さく、その結果部分的な
温度むらが発生せず、ボタン全体がほぼ均一な温
度分布となつて部分的な熱膨張差が発生せず、ボ
タンとその周囲が一千数百℃の高温にさらされた
としてもボタンに割れが生ずると言うような事が
ないものである。
又、外側クリツプにもボタンの外面に点接触す
る外側接触用突起を突設すれば、内外からボタン
を点接触にて挟持する事になり、ボタンの保持が
確実になる。
更に、外側クリツプと内側クリツプとを互いに
ほぼ直交するように配設した場合、外側クリツプ
を中心にしてボタンと電極棒とが傾こうとしても
内側クリツプが内管の内周面に当接して傾きを規
制し、その結果電極部が内管の中心に位置する事
になる。ここで、内側クリツプの幅を内管の内径
にほほ等しく形成した場合前記の傾きの初期段階
で内側クリツプが内管に接触し、しかも内管の径
方向への電極棒のずれも規制され、中心位置への
正確な電極部保持が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図……本考案の該略正断面図、第2図……
本考案の内管の一実施例の縦断面図、第3図……
第2図のX−X断面図、第4図……第3図のY−
Y断面図、第5図……第4図のZ−Z断面図、第
6図……本考案の他の実施例のボタン部分の断面
図、第7図……本考案のボタン部分の拡大斜視
図、第8図……従来例のボタン部分の断面図、第
9図……従来例の平面図。 A……高圧ナトリウムランプ、B……電極ブロ
ツク、1……電極棒、1a……電極部、2……内
管、3……アウターバルブ、4……ボタン、5…
…内側クリツプ、6……外側クリツプ、7……外
側接触用突起、8……カール部、9……係止部、
10……フレアー管、11……外部リード棒、1
2……チツプ管、13……吊持用リード棒、15
……通孔、16……導線、17……ゲツタ、18
……内側接触用突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電極棒による吊設にて発光部分である内管を
    アウターバルブ内に配設した高圧ナトリウラン
    プにおいて、筒状の内管の両端に気密状に配設
    されたボタンと、ボタンに挿通された電極棒
    と、内管の内側にて電極棒に取着され、内側か
    らボタンに点接触する内側クリツプと、内管の
    外側にて電極棒に取着され、内管の開口部に係
    止する外側クリツプとで構成された事を特徴と
    する高圧ナトリウムランプにおける内管のボタ
    ン保持構造。 (2) 外側クリツプにもボタンの外面に点接触する
    外側接触用突起を突設した事を特徴とする実用
    新案登録第1項に記載の高圧ナトリウムランプ
    における内管のボタン保持構造。 (3) 外側クリツプと内側クリツプとを互いにほぼ
    直交するように配設してなる事を特徴とする実
    用新案登録第1項に記載の高圧ナトリウムラン
    プにおける内管のボタン保持構造。 (4) 内側クリツプの幅を内管の内径にほぼ等しく
    形成してなる事を特徴とする実用新案登録第3
    項に記載の高圧ナトリウムランプにおける内管
    のボタン保持構造。
JP8068188U 1988-06-18 1988-06-18 Expired - Lifetime JPH055636Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8068188U JPH055636Y2 (ja) 1988-06-18 1988-06-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8068188U JPH055636Y2 (ja) 1988-06-18 1988-06-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH023650U JPH023650U (ja) 1990-01-11
JPH055636Y2 true JPH055636Y2 (ja) 1993-02-15

Family

ID=31305501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8068188U Expired - Lifetime JPH055636Y2 (ja) 1988-06-18 1988-06-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH055636Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5495030U (ja) * 1977-12-19 1979-07-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPH023650U (ja) 1990-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2536863B2 (ja) ハロゲン白熱ランプおよびその製造方法
US3555338A (en) Incandescent lamp
JPH055636Y2 (ja)
US4023060A (en) Ruggedized, high power tungsten-halogen lamp
JPS6326944A (ja) ランプ用カプセル光源
US5369329A (en) Short arc lamp electrode rod supports
JPH0438456Y2 (ja)
JPS62145643A (ja) 電球の製造方法
JPH057728Y2 (ja)
JPS604361Y2 (ja) 管球
JPH0531800Y2 (ja)
JPH04220942A (ja) 片側を封着したハロゲンランプ
JPS604368Y2 (ja) けい光ランプ装置
JP3119075B2 (ja) リング状ヒーターランプ
JPH0580103B2 (ja)
JPH04558Y2 (ja)
JPH0249634Y2 (ja)
JPS6326942A (ja) 可撓性のカバ−保持体を有するランプ
JP2001076686A (ja) 電 球
JPH03167749A (ja) 高圧ナトリウムランプ
JPS62259341A (ja) ハロゲン電球
JPS62219456A (ja) 放電灯
JP2575344Y2 (ja) 二重管型ヒータランプ
JPH0249633Y2 (ja)
JPH0330231A (ja) 管球の接合構造