JPH0556261B2 - - Google Patents
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- JPH0556261B2 JPH0556261B2 JP22556585A JP22556585A JPH0556261B2 JP H0556261 B2 JPH0556261 B2 JP H0556261B2 JP 22556585 A JP22556585 A JP 22556585A JP 22556585 A JP22556585 A JP 22556585A JP H0556261 B2 JPH0556261 B2 JP H0556261B2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、一面に例えばプラスチツクシート、
プラスチツクフイルム、プラスチツクフオームシ
ート、プラスチツククロス、合成皮革、布、不織
布、アルミ箔、アルミ蒸着フイルム、電解スチー
ル箔等の上張材を緩衝材、表粧材、防水材、保温
材、断熱材、補強材として貼着した特種な複合段
ボールの製造方法及びその製造装置に関するもの
である。
プラスチツクフイルム、プラスチツクフオームシ
ート、プラスチツククロス、合成皮革、布、不織
布、アルミ箔、アルミ蒸着フイルム、電解スチー
ル箔等の上張材を緩衝材、表粧材、防水材、保温
材、断熱材、補強材として貼着した特種な複合段
ボールの製造方法及びその製造装置に関するもの
である。
この種の段ボールは、上張材の材質により、乗
用車や建物の内装材あるいは梱包材料等の様々な
資材としては使用されているが、その従来の製造
方法は極めて非能率的であつた。それは、例えば
上盤と下盤を水蒸気で加熱しておき、下盤上に段
ボールと熱溶着フイルム、上張材を重ね、その上
から上盤を加圧し、熱溶着フイルムを溶融させて
段ボールに上張材を接着させるものであつたの
で、接着に至るまでの一工程に時間がかかるばか
りか、かなりの設備を要し、どうしてもコスト高
となる欠点があつた。そこで本発明者らは、段ボ
ール構造体の流れ工程において上張材を貼着する
製造方法を開発し、特願昭57−217560号等として
本出願人において出願し既に公開となつている。
この方法は、従来からのコルゲートマシンにわず
かの改良を加えるだけで製造装置が得られる特徴
があり、コルゲートマシンのダブルフエーサー部
において、駆動ベールトと従動ベルトとの間に段
ボール構造体のほかに少なくとも上張材を同時に
繰り込ませると共に、上張材を従動ベルトと接触
させながら上張材の動きに従動ベルトを随伴さ
せ、その随伴中に従動ベルトを介して上張材にそ
れが段ボール構造体に接着するに必要な熱量を緩
和して徐々に与えるよう改善したものである。
用車や建物の内装材あるいは梱包材料等の様々な
資材としては使用されているが、その従来の製造
方法は極めて非能率的であつた。それは、例えば
上盤と下盤を水蒸気で加熱しておき、下盤上に段
ボールと熱溶着フイルム、上張材を重ね、その上
から上盤を加圧し、熱溶着フイルムを溶融させて
段ボールに上張材を接着させるものであつたの
で、接着に至るまでの一工程に時間がかかるばか
りか、かなりの設備を要し、どうしてもコスト高
となる欠点があつた。そこで本発明者らは、段ボ
ール構造体の流れ工程において上張材を貼着する
製造方法を開発し、特願昭57−217560号等として
本出願人において出願し既に公開となつている。
この方法は、従来からのコルゲートマシンにわず
かの改良を加えるだけで製造装置が得られる特徴
があり、コルゲートマシンのダブルフエーサー部
において、駆動ベールトと従動ベルトとの間に段
ボール構造体のほかに少なくとも上張材を同時に
繰り込ませると共に、上張材を従動ベルトと接触
させながら上張材の動きに従動ベルトを随伴さ
せ、その随伴中に従動ベルトを介して上張材にそ
れが段ボール構造体に接着するに必要な熱量を緩
和して徐々に与えるよう改善したものである。
かくして、本出願人は、従来のコルゲートマシ
ンを一部改良し上張材のラミネート段ボールの量
産に成功した。
ンを一部改良し上張材のラミネート段ボールの量
産に成功した。
しかし、かかるコルゲートマシンは、原紙の表
面に上張材をラミネートして一体化させた複合ラ
イナーを直接中芯に接着させた上張材ラミネート
の複合段ボールの製造方法とその装置である。
面に上張材をラミネートして一体化させた複合ラ
イナーを直接中芯に接着させた上張材ラミネート
の複合段ボールの製造方法とその装置である。
近年、需要者の好みの多様化により、上張材の
ラミネートの段ボールでも注文が細くなつてき
た。例えば、上張材がフイルムであるときは、そ
のフイルムの材質、厚み、色彩等の違いによる注
文が細分化されるため、それに対応する必要があ
る。普通規模の段ボール工場でその注文に応じて
いると、一日のうちに一台のコルゲートマシンで
何回も上張材ラミネートのうけ原紙を取替えなけ
ればならないことなり、上張材ラミネート段ボー
ルの製造能率が極端に悪化するという問題が生じ
てきた。更に、上張材ライナー原紙は、原紙に上
張材をラミネートしたため厚さが増し嵩ばること
から上張材ライナロールの取替えも頻繁になる問
題も生じてきた。
ラミネートの段ボールでも注文が細くなつてき
た。例えば、上張材がフイルムであるときは、そ
のフイルムの材質、厚み、色彩等の違いによる注
文が細分化されるため、それに対応する必要があ
る。普通規模の段ボール工場でその注文に応じて
いると、一日のうちに一台のコルゲートマシンで
何回も上張材ラミネートのうけ原紙を取替えなけ
ればならないことなり、上張材ラミネート段ボー
ルの製造能率が極端に悪化するという問題が生じ
てきた。更に、上張材ライナー原紙は、原紙に上
張材をラミネートしたため厚さが増し嵩ばること
から上張材ライナロールの取替えも頻繁になる問
題も生じてきた。
本発明は、上記のような上張材のラミネート段
ボールの製造に伴なう実情に鑑み、シングルフエ
ーサ部及びダブルフエーサ部にそれぞれに原紙と
上張材のロールを別々に設け、それぞれ原紙ロー
ルを常設しておき、需要に応じて上張材ロールの
みを取替えるようにした上張材のラミネートの製
造方法とその装置を提供することを目的としてい
る。
ボールの製造に伴なう実情に鑑み、シングルフエ
ーサ部及びダブルフエーサ部にそれぞれに原紙と
上張材のロールを別々に設け、それぞれ原紙ロー
ルを常設しておき、需要に応じて上張材ロールの
みを取替えるようにした上張材のラミネートの製
造方法とその装置を提供することを目的としてい
る。
上記の目的を達成する本発明方法の構成は、中
芯を挾む表裏ライナーの少なくとも一方のライナ
ーが原紙の表面に上張材をラミネートした複合ラ
イナーである複合段ボールの製造方法において、
上記複合ライナーが中芯に接着する前に、原紙の
表面側を被覆した熱接着性樹脂層を加熱溶融させ
ると同時に、上記上張材をその溶融した熱接着性
樹脂層の上に圧着する手段によつて上張材とライ
ナー用原紙とをラミネートさせたことを特徴とし
ている。
芯を挾む表裏ライナーの少なくとも一方のライナ
ーが原紙の表面に上張材をラミネートした複合ラ
イナーである複合段ボールの製造方法において、
上記複合ライナーが中芯に接着する前に、原紙の
表面側を被覆した熱接着性樹脂層を加熱溶融させ
ると同時に、上記上張材をその溶融した熱接着性
樹脂層の上に圧着する手段によつて上張材とライ
ナー用原紙とをラミネートさせたことを特徴とし
ている。
また、本発明装置は、中芯を挾む表裏ライナー
の少なくとも一方のライナーが原紙の表面に上張
材をラミネートした複合ライナーである複合段ボ
ールの製造装置において、上記複合ライナーが中
芯に接着する装置の前に、加熱ロールと対向して
圧着ロールを配備し、更にライナー原紙用ミルロ
ールスタンドと上張材用ミルロールスタンドとを
設け、加熱ロール面にはライナー原紙用ミルロー
ルスタンドより引き出された熱接着性樹脂を被覆
した原紙の裏面を接触させ、圧着ロール面には上
張材用ミルロールスタンドより引き出された上張
材の表面側を接触させるように構成したことをそ
の要旨とするものである。
の少なくとも一方のライナーが原紙の表面に上張
材をラミネートした複合ライナーである複合段ボ
ールの製造装置において、上記複合ライナーが中
芯に接着する装置の前に、加熱ロールと対向して
圧着ロールを配備し、更にライナー原紙用ミルロ
ールスタンドと上張材用ミルロールスタンドとを
設け、加熱ロール面にはライナー原紙用ミルロー
ルスタンドより引き出された熱接着性樹脂を被覆
した原紙の裏面を接触させ、圧着ロール面には上
張材用ミルロールスタンドより引き出された上張
材の表面側を接触させるように構成したことをそ
の要旨とするものである。
更に、本発明は中芯を挾む表裏ライナーの少な
くとも一方のライナーが原紙の表面に上張材をラ
ミネートした複合ライナーである複合段ボールの
製造装置において、上記複合ライナーが中芯に接
着する装置の前に、加熱ロールと対向して圧着ロ
ールを設けると共に、加熱ロールとライナー原紙
用ミルロールスタンドとの間に原紙表面に熱接着
性樹脂層を被覆するための装置を設け、加熱ロー
ル面にはこの熱接触樹脂を被覆した原紙の裏面を
接触させ、圧着ロール面には上張材用ミルロール
スタンドより引き出された上張材の表面側を接触
させるように構成したことをも特徴とするもので
ある。
くとも一方のライナーが原紙の表面に上張材をラ
ミネートした複合ライナーである複合段ボールの
製造装置において、上記複合ライナーが中芯に接
着する装置の前に、加熱ロールと対向して圧着ロ
ールを設けると共に、加熱ロールとライナー原紙
用ミルロールスタンドとの間に原紙表面に熱接着
性樹脂層を被覆するための装置を設け、加熱ロー
ル面にはこの熱接触樹脂を被覆した原紙の裏面を
接触させ、圧着ロール面には上張材用ミルロール
スタンドより引き出された上張材の表面側を接触
させるように構成したことをも特徴とするもので
ある。
以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。
る。
実施例 1
第1図において、シングルフエーサ部Sに中芯
原紙1aのミルロールスタンド6と熱接着性樹脂
ラミネートの裏ライナ原紙2aのミルロールスタ
ンド7、上張材3aのミルロールスタンド8と上
張材3aをラミネートする加熱ロール15、圧着
冷却ロール16のラミネート装置L1を備え、ダ
ブルフエーサ部Dには熱接着性樹脂ラミネートの
表ライナ原紙4aのミルロールスタンド9と上張
材5aのミルロールスタンド10、上張材5aを
ラミネートする加熱ロール30、圧着冷却ロール
31のラミネート装置L2を備えている。ダブル
フエーサ部Dには発熱部22を循回しその熱板2
3上を滑走す自由ベルト24を設けてある。
原紙1aのミルロールスタンド6と熱接着性樹脂
ラミネートの裏ライナ原紙2aのミルロールスタ
ンド7、上張材3aのミルロールスタンド8と上
張材3aをラミネートする加熱ロール15、圧着
冷却ロール16のラミネート装置L1を備え、ダ
ブルフエーサ部Dには熱接着性樹脂ラミネートの
表ライナ原紙4aのミルロールスタンド9と上張
材5aのミルロールスタンド10、上張材5aを
ラミネートする加熱ロール30、圧着冷却ロール
31のラミネート装置L2を備えている。ダブル
フエーサ部Dには発熱部22を循回しその熱板2
3上を滑走す自由ベルト24を設けてある。
自由ベルト24は後記するように段ボール構造
体F2との接触によつてその移動に伴ない循回す
るものであるが、補助的に駆動が掛けられていて
もよい。
体F2との接触によつてその移動に伴ない循回す
るものであるが、補助的に駆動が掛けられていて
もよい。
シングルフエーサ部S、ダブルフエーサ部Dに
配備する図示のラミネート装置L1,L2は、加熱
ロール15,30と圧着冷却ロール16,31か
らなり、圧着冷却ロール16,31は加熱ロール
15,30の上部に対向して配備されている。加
熱ロール15,30はミルロールスタンド7,9
から送られてくる裏ライナ原紙2a表ライナ原紙
4aの表面側に被覆した熱接着性樹脂層を加熱溶
解するロールで、熱伝導を良くするため鉄製の大
きいロールが設けられ、このロール内部には熱媒
体が通され180〜200℃程度に加熱されており、こ
の熱で熱接着性樹脂層は原紙を通して加熱溶融さ
れる。圧着冷却ロール16,31はミルロールス
タンド8,10から送られる上張材3a,5aを
溶融した熱接着性樹脂層に溶融と同時に圧着し冷
却するロールで内部に冷却水を通した鉄製または
ゴム製の小さいロールが設けられ、表面には上張
材が剥れ易いようにテフロン又はシリコン加工が
施されている。この装置L1,L2の冷却兼用圧着
ロールにおいて、圧着ロールと冷却ロールとを
別々に設けてもよいことは当然である。
配備する図示のラミネート装置L1,L2は、加熱
ロール15,30と圧着冷却ロール16,31か
らなり、圧着冷却ロール16,31は加熱ロール
15,30の上部に対向して配備されている。加
熱ロール15,30はミルロールスタンド7,9
から送られてくる裏ライナ原紙2a表ライナ原紙
4aの表面側に被覆した熱接着性樹脂層を加熱溶
解するロールで、熱伝導を良くするため鉄製の大
きいロールが設けられ、このロール内部には熱媒
体が通され180〜200℃程度に加熱されており、こ
の熱で熱接着性樹脂層は原紙を通して加熱溶融さ
れる。圧着冷却ロール16,31はミルロールス
タンド8,10から送られる上張材3a,5aを
溶融した熱接着性樹脂層に溶融と同時に圧着し冷
却するロールで内部に冷却水を通した鉄製または
ゴム製の小さいロールが設けられ、表面には上張
材が剥れ易いようにテフロン又はシリコン加工が
施されている。この装置L1,L2の冷却兼用圧着
ロールにおいて、圧着ロールと冷却ロールとを
別々に設けてもよいことは当然である。
次に段ボールの組立て工程についてはシングル
フエーサ部Sにおいて、ミルロールスタンド6か
ら送り出された中芯原紙1aは段ロール11,1
2間に繰り込まれて加工を施されると共に、その
段頂に糊ロール13により澱粉糊が塗布される。
一方ラミネート装置L1から送り出された裏複合
ライナ2bはプレスロール14により中芯1aの
段頂に接着され、片面複合段ボールF1が構成さ
れる。
フエーサ部Sにおいて、ミルロールスタンド6か
ら送り出された中芯原紙1aは段ロール11,1
2間に繰り込まれて加工を施されると共に、その
段頂に糊ロール13により澱粉糊が塗布される。
一方ラミネート装置L1から送り出された裏複合
ライナ2bはプレスロール14により中芯1aの
段頂に接着され、片面複合段ボールF1が構成さ
れる。
片面複合段ボールF1は、ダブルフエーザ部D
の手前において中芯1aの他の段頂に糊ロール1
8に澱粉糊が塗布され、ダブルフエーサ部Dにお
いては、表複合ライナ4bと合体し段ボール構造
体F2が構成される。
の手前において中芯1aの他の段頂に糊ロール1
8に澱粉糊が塗布され、ダブルフエーサ部Dにお
いては、表複合ライナ4bと合体し段ボール構造
体F2が構成される。
段ボール構造体F2は、コルゲーテイングベル
ト26の駆動により繰熱部22の上を走行する
が、加熱部22の熱板23上には自由ベルト24
が置かれているので、上張材4bがその自由ベル
ト24と接触しその間の摩擦力で段ボール構造体
F2が自由ベルト24を随伴する。上張材4bが
自由ベルト24と擦り合うことがなく、加熱部2
2上を走行する間に自由ベルトと密着しても、加
熱部22から間接的に熱を受けるため熱溶融する
ことなく、段ボール構造体F2は加熱部22を通
過する間に澱粉糊の糊化に要する熱量を受け、中
芯1aと表複合ライナー4bとの接着が完了す
る。そして最後に冷却ベルト27により冷却され
た後、カツター28により切断された一定寸法の
複合段ボールが得られる。
ト26の駆動により繰熱部22の上を走行する
が、加熱部22の熱板23上には自由ベルト24
が置かれているので、上張材4bがその自由ベル
ト24と接触しその間の摩擦力で段ボール構造体
F2が自由ベルト24を随伴する。上張材4bが
自由ベルト24と擦り合うことがなく、加熱部2
2上を走行する間に自由ベルトと密着しても、加
熱部22から間接的に熱を受けるため熱溶融する
ことなく、段ボール構造体F2は加熱部22を通
過する間に澱粉糊の糊化に要する熱量を受け、中
芯1aと表複合ライナー4bとの接着が完了す
る。そして最後に冷却ベルト27により冷却され
た後、カツター28により切断された一定寸法の
複合段ボールが得られる。
本発明では、シングルフエーサ側のみ稼動して
片面が上張材をラミネートした複合ライナの片面
段ボールを製造することも可能であるし、また片
面が上張材をラミネートした複合ライナで他面が
原紙ライナの両面段ボールも製造することもでき
る。このことは、複両面段ボールや複々両面段ボ
ールについても同様に言えることである。
片面が上張材をラミネートした複合ライナの片面
段ボールを製造することも可能であるし、また片
面が上張材をラミネートした複合ライナで他面が
原紙ライナの両面段ボールも製造することもでき
る。このことは、複両面段ボールや複々両面段ボ
ールについても同様に言えることである。
本発明で原紙に被覆する熱接着性樹脂層とは、
低融点の樹脂で、例えばポリ酢酸ビニル系、ポリ
塩化ビニル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン
系等の樹脂の層である。これらの樹脂は原紙にフ
イルム状にして貼着するか、またはホツトメルト
系の接着剤となして塗布して層を形成させライナ
原紙として使用できるものである。好ましくは原
紙に熱接着性フイルムを被覆したライナ原紙が使
用できる。本発明では、また上張材をライナ原紙
にラミネートするラミネート装置L1,L1の前に、
前記熱接着性樹脂を原紙に被覆させる装置(実施
例2)を設けて使用することもできる。この熱接
着性樹脂層の上にラミネートする上張材は、最近
の需要または用途に応じ特に制限するものでない
が、例えばプラスチツクフイルム、プラスチツク
シート、プラスチツクフオームシート、プラスチ
ツククロス、耐熱性フイルム、延伸フイルム、ア
ルミ蒸着フイルム等のプラスチツク材、アルミ
箔、電解スチール等の金属材、その他合成皮革、
布、不織布等が使用できる。
低融点の樹脂で、例えばポリ酢酸ビニル系、ポリ
塩化ビニル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン
系等の樹脂の層である。これらの樹脂は原紙にフ
イルム状にして貼着するか、またはホツトメルト
系の接着剤となして塗布して層を形成させライナ
原紙として使用できるものである。好ましくは原
紙に熱接着性フイルムを被覆したライナ原紙が使
用できる。本発明では、また上張材をライナ原紙
にラミネートするラミネート装置L1,L1の前に、
前記熱接着性樹脂を原紙に被覆させる装置(実施
例2)を設けて使用することもできる。この熱接
着性樹脂層の上にラミネートする上張材は、最近
の需要または用途に応じ特に制限するものでない
が、例えばプラスチツクフイルム、プラスチツク
シート、プラスチツクフオームシート、プラスチ
ツククロス、耐熱性フイルム、延伸フイルム、ア
ルミ蒸着フイルム等のプラスチツク材、アルミ
箔、電解スチール等の金属材、その他合成皮革、
布、不織布等が使用できる。
実施例 2
第2図は、原紙に熱接着性樹脂層を設ける装置
L3についての実施例を示したもので、その装置
L3は、ラミネート装置L1と原紙のミルロールス
タンド7の間に設けられている。ミルロールスタ
ンド7より送り出される原紙は、ガイドロール4
1を経て圧力ロール42と冷却ロール43との間
に繰り込まれる。一方ホツパー44に投入された
熱接着性樹脂は、押出機45により加熱溶融さ
れ、Tダイス46のスリツトから一定の厚みのフ
イルム状に押し出され、そのフイルム状の熱接着
性樹脂は圧力ロール42と冷却ロール43との間
に流れ込み原紙に被覆され、次のラミネート装置
L1に送られる。
L3についての実施例を示したもので、その装置
L3は、ラミネート装置L1と原紙のミルロールス
タンド7の間に設けられている。ミルロールスタ
ンド7より送り出される原紙は、ガイドロール4
1を経て圧力ロール42と冷却ロール43との間
に繰り込まれる。一方ホツパー44に投入された
熱接着性樹脂は、押出機45により加熱溶融さ
れ、Tダイス46のスリツトから一定の厚みのフ
イルム状に押し出され、そのフイルム状の熱接着
性樹脂は圧力ロール42と冷却ロール43との間
に流れ込み原紙に被覆され、次のラミネート装置
L1に送られる。
本発明は、以上説明したように上張材の需要に
応じ、原紙ラミネートして直ぐ使用でき、また上
張材と原紙のミルロールスタンドも別々に設けて
あるため、ロール自体嵩ばらずこれの取替頻度も
軽減されるため、極めて生産能率が良好であり、
然も各種上張材の基材となるライナー用原紙は共
通であるため、資材管理や在庫管理上非常に有利
になるなど、総じて段ボールの製品コストが安く
つく効果がある。
応じ、原紙ラミネートして直ぐ使用でき、また上
張材と原紙のミルロールスタンドも別々に設けて
あるため、ロール自体嵩ばらずこれの取替頻度も
軽減されるため、極めて生産能率が良好であり、
然も各種上張材の基材となるライナー用原紙は共
通であるため、資材管理や在庫管理上非常に有利
になるなど、総じて段ボールの製品コストが安く
つく効果がある。
本発明の装置は、段ボール構造体の流れ工程の
中で、資材から製品に至るまでの製造工程の一貫
性によつて、段ボールの生産と同時に上張材を貼
着することができる。これは特に普通の段ボール
を生産するコルゲートマシンにわずかの改良を加
えることによつて使用できるものであるから設備
投資も安価であり広く提供できるものである。
中で、資材から製品に至るまでの製造工程の一貫
性によつて、段ボールの生産と同時に上張材を貼
着することができる。これは特に普通の段ボール
を生産するコルゲートマシンにわずかの改良を加
えることによつて使用できるものであるから設備
投資も安価であり広く提供できるものである。
第1図および第2図は本発明の一実施例を示
し、第1図は本発明装置の概略を示す説明図、第
2図は他の実施例による装置要部の概略を示す説
明図である。 S……シングルフエーサ部、D……ダブルフエ
ーサ部、L1,L2……ラミネート装置、L3……熱
接着性樹脂の被覆装置、2a,4a……熱接着性
樹脂ラミネート原紙、3a,5a……上張材、2
b,4b……複合ライナ、6,7,8,9,10
……ミルロールスタンド、22……発熱部、23
……熱板、24……自由ベルト、26……コルゲ
ーテイングベルト。
し、第1図は本発明装置の概略を示す説明図、第
2図は他の実施例による装置要部の概略を示す説
明図である。 S……シングルフエーサ部、D……ダブルフエ
ーサ部、L1,L2……ラミネート装置、L3……熱
接着性樹脂の被覆装置、2a,4a……熱接着性
樹脂ラミネート原紙、3a,5a……上張材、2
b,4b……複合ライナ、6,7,8,9,10
……ミルロールスタンド、22……発熱部、23
……熱板、24……自由ベルト、26……コルゲ
ーテイングベルト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 中芯を挾む表裏ライナーの少なくとも一方の
ライナーが原紙の表面に上張材をラミネートした
複合ライナーである複合段ボールの製造方法にお
いて、上記複合ライナーが中芯に接着する前に、
原紙の表面側を被覆した熱接着性樹脂層を加熱溶
融させると同時に、上記上張材をその溶融した熱
接着性樹脂層の上に圧着する手段によつて上張材
とライナー用原紙とをラミネートさせたことを特
徴とする複合段ボールの製造方法。 2 圧着すると共に冷却手段を設けたことを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 3 中芯を挾む表裏ライナーの少なくとも一方の
ライナーが原紙の表面に上張材をラミネートした
複合ライナーである複合段ボールの製造装置にお
いて、上記複合ライナーが中芯に接着する装置の
前に、加熱ロールと対向して圧着ロールを配備
し、更にライナー原紙用ミルロールスタンドと上
張材用ミルロールスタンドとを設け、加熱ロール
面にはライナー原紙用ミルロールスタンドより引
き出された熱接着性樹脂を被覆した原紙の裏面を
接触させ、圧着ロール面には上張材用ミルロール
スタンドより引き出された上張材の表面側を接触
させるように構成したことを特徴とする複合段ボ
ールの製造装置。 4 圧着ロールが冷却を兼用していることを特徴
とする特許請求の範囲第3項記載の製造装置。 5 中芯を挾む表裏ライナーの少なくとも一方の
ライナーが原紙の表面に上張材をラミネートした
複合ライナーである複合段ボールの製造装置にお
いて、上記複合ライナーが中芯に接着する装置の
前に、加熱ロールと対向して圧着ロールを設ける
と共に、加熱ロールとライナー原紙用ミルロール
スタンドとの間に原紙表面に熱接着性樹脂層を被
覆するための装置を設け、加熱ロール面にはこの
熱接着性樹脂を被覆した原紙の裏面を接触させ、
圧着ロール面には上張材用ミルロールスタンドよ
り引き出された上張材の表面側を接触させるよう
に構成したことを特徴とする複合段ボールの製造
装置。 6 原紙表面に熱接着性樹脂層を被覆するための
装置が熱溶融性フイルムのエキストレージヨン装
置であることを特徴とする特許請求の範囲第5項
記載の製造装置。 7 圧着ロールが冷却を兼用していることを特徴
とする特許請求の範囲第5項又は第6項記載の製
造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22556585A JPS6285933A (ja) | 1985-10-09 | 1985-10-09 | 複合段ボ−ルの製造方法及びその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22556585A JPS6285933A (ja) | 1985-10-09 | 1985-10-09 | 複合段ボ−ルの製造方法及びその製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6285933A JPS6285933A (ja) | 1987-04-20 |
JPH0556261B2 true JPH0556261B2 (ja) | 1993-08-19 |
Family
ID=16831293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22556585A Granted JPS6285933A (ja) | 1985-10-09 | 1985-10-09 | 複合段ボ−ルの製造方法及びその製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6285933A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06170992A (ja) * | 1992-12-09 | 1994-06-21 | Honshu Paper Co Ltd | フィルムラミネート段ボール及びその製造方法 |
-
1985
- 1985-10-09 JP JP22556585A patent/JPS6285933A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6285933A (ja) | 1987-04-20 |
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Legal Events
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