JPH0556046A - ネツトワークシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネットワークシステムを、表示切替制御装置
に障害が発生しても表示業務の継続が可能となるように
する。 【構成】 ネットワークシステムは、表示切替制御装置
１３と第１のバス型ＬＡＮ２１で接続された端末１５を
含み、現用系表示制御装置１１₁ と現用系表示装置１２
₁ とが第２のバス型ＬＡＮ２２で接続され、予備系表示
制御装置１１₂ と予備系表示装置１２₂ とが第３のＬＡ
Ｎ２３で接続され、第１のバス型ＬＡＮ２１と第２のバ
ス型ＬＡＮ２２と第３のバス型ＬＡＮ２３とがループ型
ＬＡＮ２５で接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークシステム
に関し、特に、リアルタイムに変化するデータの表示業
務を行うネットワークシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のネットワークシステム
は、図６に示すように、リアルタイムに変化する表示デ
ータを生成して一定間隔で送信する現用系表示制御装置
５１₁ と、現用系表示制御装置５１₁ に障害が発生した
際に代わりに使用される予備系表示制御装置５１₂ と、
受信した表示データを表示する現用系表示装置５２₁
と、現用系表示装置５２₁ に障害が発生した際に代わり
に使用される予備系表示装置５２₂ と、現用系表示制御
装置５１₁ および予備系表示制御装置５１₂ と現用系表
示装置５２₁ および予備系表示装置５２₂ との接続の切
替を行う表示切替制御装置５３を有する。すなわち、こ
のネットワークシステムでは、表示切替制御装置５３
は、現用系と予備系との切替機能のほか、現用系表示制
御装置５１₁ または予備系表示制御装置５１₂ から受信
した表示データを現用系表示装置５２₁ または予備系表
示装置５２₂ に中継する中継機能も兼ね備えている。

【０００３】表示切替制御装置５３による現用系と予備
系との切替は以下のようにして行われる。

【０００４】通常の状態では、表示切替制御装置５３
は、図７に破線で示すように、現用系表示制御装置５１
₁ と現用系表示装置５２₁ とを接続し、予備系表示制御
装置５１₂ と予備系表示装置５２₂ とを接続する（以
下、このような接続を「ストレート接続」と称す
る。）。一方、現用系表示制御装置５１₁ または現用系
表示装置５２₁ に障害が発生した場合には、表示切替制
御装置５３は、図８に破線で示すように、現用系表示制
御装置５１₁ と予備系表示装置５２₂とを接続し、予備
系表示制御装置５１₂ と現用系表示装置５２₁ とを接続
して（以下、このような接続を「クロス接続」と称す
る。）、表示データの表示業務を継続させる。ここで、
表示切替制御装置５３は、内部に有するリレーで回線を
切替ることにより、ストレート接続およびクロス接続の
切替を行う。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のネットワークシステムでは、表示切替制御装置
５３が中継機能も兼ね備えているため、表示切替制御装
置５３に障害が発生した場合には中継機能が損なわれて
しまい、現用系表示制御装置５１₁ および予備系表示制
御装置５１₂ と現用系表示装置５２₁ および予備系表示
装置５２₂ との間の通信が途絶えてしまい、現用系表示
装置５２₁ および予備系表示装置５２₂ に表示データを
表示することができなくなるという問題がある。特に、
リアルタイムに変化する表示データを取り扱うネットワ
ークシステムにおいては、現用系表示装置５２₁ および
予備系表示装置５２₂ に表示データを表示することがで
きなくなると表示業務が中断されるため、大きな問題と
なる。

【０００６】本発明の目的は、表示切替制御装置に障害
が発生しても表示業務の継続が可能なネットワークシス
テムを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明のネットワークシ
ステムは、リアルタイムに変化する表示データを生成し
て一定間隔で送信する現用系表示制御装置と、該現用系
表示制御装置に障害が発生した際に代わりに使用される
予備系表示制御装置と、受信した表示データを表示する
現用系表示装置と、該現用系表示装置に障害が発生した
際に代わりに使用される予備系表示装置と、前記現用系
表示制御装置および前記予備系表示制御装置と前記現用
系表示装置および前記予備系表示装置との接続の切替を
行う表示切替制御装置を有するネットワークシステムに
おいて、前記表示切替制御装置と第１のバス型ローカル
エリアネットワークで接続された端末を含み、前記現用
系表示制御装置と前記現用系表示装置とが第２のバス型
ローカルエリアネットワークで接続され、前記予備系表
示制御装置と前記予備系表示装置とが第３のバス型ロー
カルエリアネットワークで接続され、前記第１のバス型
ローカルエリアネットワークと前記第２のバス型ローカ
ルエリアネットワークと前記第３のバス型ローカルエリ
アネットワークとがループ型ローカルエリアネットワー
クで接続されている。

【０００８】

【作用】本発明のネットワークシステムは、第１のバス
型ローカルエリアネットワークと第２のバス型ローカル
エリアネットワークと第３のバス型ローカルエリアネッ
トワークとがループ型ローカルエリアネットワークで接
続されていることにより、現用系表示制御装置または現
用系表示装置に障害が発生しても、表示切替制御装置を
経由させることなく、第２のバス型ローカルエリアネッ
トワーク，第３のバス型ローカルエリアネットワークお
よびループ型ローカルエリアネットワークを経由させ
て、現用系表示制御装置または予備系表示制御装置から
予備系表示装置または現用系表示装置に表示データをそ
れぞれ送信することができる。

【０００９】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【００１０】図１は本発明のネットワークシステムの一
実施例を示す概略構成図である。

【００１１】本実施例のネットワークシステムが図６に
示した従来のものと異なる点は、表示切替制御装置１３
と第１のバス型ローカルエリアネットワーク（以下、
「第１のバス型ＬＡＮ」と称する。）２１で接続された
端末１５を含み、現用系表示制御装置１１₁ と現用系表
示装置１２₁ とが第２のバス型ローカルエリアネットワ
ーク（以下、「第２のバス型ＬＡＮ」と称する。）２２
で接続され、予備系表示制御装置１１₂ と予備系表示装
置１２₂ とが第３のバス型ローカルエリアネットワーク
（以下、「第３のバス型ＬＡＮ」と称する。）２３で接
続され、第１のバス型ＬＡＮ２１と第２のバス型ＬＡＮ
２２と第３のバス型ＬＡＮ２３とがループ型ローカルエ
リアネットワーク（以下、「ループ型ＬＡＮ」と称す
る。）２５で接続されている点である。

【００１２】本実施例のネットワークシステムでは、通
常の状態においては、図２に破線で示すように、現用系
表示制御装置１１₁ から送信される表示データは、第２
のバス型ＬＡＮ２２を経由して現用系表示装置１２₁ に
より受信され表示される。また、予備系表示制御装置１
１₂ から送信される表示データは、第３のバス型ＬＡＮ
２３を経由して予備系表示装置１２₂ により受信され表
示される。

【００１３】現用系表示装置１２₁ に障害が発生した場
合には、図３に示すように、オペレータが端末１５から
現用系と予備系との切替コマンドを投入する。この切替
コマンドが第１のバス型ＬＡＮ２１を経由して表示切替
制御装置１３で受信されると、表示切替制御装置１３
は、図４に破線で示すように、第１のバス型ＬＡＮ２
１，ループ型ＬＡＮ２５および第２のバス型ＬＡＮ２２
を経由して現用系表示制御装置１１₁ に対して予備系表
示装置１２₂ のステーションアドレスを送信するととも
に、第１のバス型ＬＡＮ２１，ループ型ＬＡＮ２５およ
び第３のバス型ＬＡＮ２３を経由して予備系表示制御装
置１１₂ に対して現用系表示装置１２₁ のステーション
アドレスを送信する。現用系表示制御装置１１₁ は、受
信したステーションアドレスを参照することにより新規
に表示データを送信する相手（予備系表示装置１２₂ ）
を認識して、図５に破線で示すように、第２のバス型Ｌ
ＡＮ２２，ループ型ＬＡＮ２５および第３のバス型ＬＡ
Ｎ２３を経由して表示データを予備系表示装置１２₂ に
送信する。また、予備系表示制御装置１１₂ は、受信し
たステーションアドレスを参照することにより新規に表
示データを送信する相手（現用系表示装置１２₁ ）を認
識して、図５に破線で示すように、第３のバス型ＬＡＮ
２３，ループ型ＬＡＮ２５および第２のバス型ＬＡＮ２
２を経由して表示データを現用系表示装置１２₁ に送信
する。その結果、論理的にクロス接続が実現され、表示
データは予備系表示装置１２₂ に表示されるため、表示
業務の継続が可能となる。

【００１４】その後、障害が発生した現用系表示装置１
２₁ が復旧した場合には、オペレータが端末１５から切
替コマンドを投入することにより、表示切替制御装置１
３は、現用系表示制御装置１１₁ に対して現用系表示装
置１２₁ のステーションアドレスを送信し、予備系表示
制御装置１１₂ に対して予備系表示装置１２₂ のステー
ションアドレスを送信する。その結果、現用系表示制御
装置１１₁ から現用系表示装置１２₁ へ表示データが送
信されるとともに、予備系表示制御装置１１₂から予備
系表示装置１２₂ へ表示データが送信されることによ
り、論理的にストレート接続が実現される。

【００１５】なお、現用系表示装置１２₁ に障害が発生
した場合について述べたが、現用系表示制御装置１１₁
に障害が発生した場合でも、同様の動作を行うことによ
り、表示業務の継続が可能となる。

【００１６】したがって、本実施例のネットワークシス
テムでは、表示データは表示切替制御装置１３を経由す
ることなく送信・受信されるため、表示切替制御装置１
３には中継機能は不要であり、切替機能のみ有するもの
であればよい。その結果、表示切替制御装置１３に障害
が発生しても表示業務の継続が可能となる。また、表示
切替制御装置１３から中継機能を取り除いたことによ
り、表示切替制御装置１３の負荷を軽減させることがで
き、ネットワークシステムの信頼性の向上も図られる。

【００１７】

【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。

【００１８】第１のバス型ローカルエリアネットワーク
と第２のバス型ローカルエリアネットワークと第３のバ
ス型ローカルエリアネットワークとがループ型ローカル
エリアネットワークで接続されていることにより、現用
系表示制御装置または現用系表示装置に障害が発生して
も、表示切替制御装置を経由させることなく現用系表示
制御装置または予備系表示制御装置から予備系表示装置
または現用系表示装置へ表示データをそれぞれ送信する
ことができるため、表示切替制御装置に障害が発生して
も表示業務の継続を可能とすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のネットワークシステムの一実施例を示
す概略構成図である。

【図２】図１に示したネットワークシステムにおける通
常の状態での表示データの流れを説明するための図であ
る。

【図３】図１に示したネットワークシステムにおける障
害発生時の動作を説明するための図である。

【図４】図１に示したネットワークシステムにおける障
害発生時の表示切替制御装置の動作を説明するための図
である。

【図５】図１に示したネットワークシステムにおける障
害発生時の表示データの流れを説明するための図であ
る。

【図６】この種のネットワークシステムの一従来例を示
す概略構成図である。

【図７】図６に示した従来のネットワークシステムにお
けるストレート接続を説明するための図である。

【図８】図６に示した従来のネットワークシステムにお
けるクロス接続を説明するための図である。

【符号の説明】

１１₁ 現用系表示制御装置 １１₂ 予備系表示制御装置 １２₁ 現用系表示装置 １２₂ 予備系表示装置 １３ 表示切替制御装置 １５ 端末 ２１ 第１のバス型ＬＡＮ ２２ 第２のバス型ＬＡＮ ２３ 第３のバス型ＬＡＮ ２５ ループ型ＬＡＮ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 リアルタイムに変化する表示データを生
   成して一定間隔で送信する現用系表示制御装置と、該現
   用系表示制御装置に障害が発生した際に代わりに使用さ
   れる予備系表示制御装置と、受信した表示データを表示
   する現用系表示装置と、該現用系表示装置に障害が発生
   した際に代わりに使用される予備系表示装置と、前記現
   用系表示制御装置および前記予備系表示制御装置と前記
   現用系表示装置および前記予備系表示装置との接続の切
   替を行う表示切替制御装置を有するネットワークシステ
   ムにおいて、 前記表示切替制御装置と第１のバス型ローカルエリアネ
   ットワークで接続された端末を含み、 前記現用系表示制御装置と前記現用系表示装置とが第２
   のバス型ローカルエリアネットワークで接続され、 前記予備系表示制御装置と前記予備系表示装置とが第３
   のバス型ローカルエリアネットワークで接続され、 前記第１のバス型ローカルエリアネットワークと前記第
   ２のバス型ローカルエリアネットワークと前記第３のバ
   ス型ローカルエリアネットワークとがループ型ローカル
   エリアネットワークで接続されていることを特徴とする
   ネットワークシステム。