JPH0555365A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH0555365A
JPH0555365A JP21497591A JP21497591A JPH0555365A JP H0555365 A JPH0555365 A JP H0555365A JP 21497591 A JP21497591 A JP 21497591A JP 21497591 A JP21497591 A JP 21497591A JP H0555365 A JPH0555365 A JP H0555365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
element isolation
semiconductor device
amorphous silicon
grown
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21497591A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Katsumata
康弘 勝又
Chihiro Yoshino
千博 吉野
Hiroshi Iwai
洋 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP21497591A priority Critical patent/JPH0555365A/ja
Publication of JPH0555365A publication Critical patent/JPH0555365A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Element Separation (AREA)
  • Recrystallisation Techniques (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トレンチ構造やフィールド埋め込み構造に加
わる応力を小さくし、Si基板中のストレスを低減させ
る。 【構成】 p型基板21上にn+ 層22,n型層23を
形成したのち、素子分離溝を形成し、300℃以下で成
長させた酸化膜24と非結晶シリコン25を埋めこむ。
素子領域以外のフィールド領域を異方性エッチングし、
フィールド領域に300℃以下で成長させた酸化膜の絶
縁膜27を埋める。絶縁膜27によって素子領域の分離
とフィールド埋め込み絶縁膜の形成を行う。 【効果】 酸化膜24、非結晶シリコン25、絶縁膜2
7を300℃以下の低温で成長させているため、素子分
離溝の底やコーナー部aに加わる応力を小さくし、スト
レスを低くできるので、電気的特性の劣化を防げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の素子分離
構造の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】バイポーラ型半導体装置の高速化は、浅
い拡散によるCut off 周波数の向上、微細加工技術によ
る寄生成分の低減によりなされてきた。このような高速
化という観点から、素子分離構造を考えた場合、寄生容
量が小さく、微細加工に向いた構造であることと、浅い
拡散に向いたプロセスであることが重要である。さらに
大規模集積回路への応用やコストの面から、高歩留な構
造およびプロセスとする必要がある。
【0003】以上から古典的なp−n接合による素子分
離に変わり、寄生容量の小さい選択熱酸化による素子分
離技術、いわゆるLOCOS構造が、1981年のSemi
condSiliconにおけるR.Lemme とH.Oppolzerによる“Bir
d’s beak configuration of Isolation Oxide in Bipo
lar Technology"と題する報告等に開示されており、広
く一般に用いられている。しかし、単純な熱酸化膜によ
る素子分離では、バーズビークによって形状が変形され
るため、変形した寸法を表わす変換差が大きく微細化に
不利となる。
【0004】これに対し微細化に有利な、トレンチ構造
による素子分離技術が1982年のIEDMにてAkio H
ayasaka,Youichi Tamaki,Masao Kawamura,Katsumi Ogiu
e 及びSeishiro Ohwaki が“U-Groove isolation techn
ique for high speed Bopolar VLSI’s"と題する発表で
開示されている。これは、Si基板に異方性エッチング
で溝を掘り、酸化膜や多結晶シリコン等を埋め込んで素
子分離とするものである。このトレンチ構造では、リソ
グラフィ技術により形成されたパターンとほぼ同程の寸
法の分離幅が達成でき、微細加工に向いている。
【0005】さらに、このトレンチ構造とフィールド領
域に厚い酸化膜を埋めこんだフィールド構造とを組みあ
わせた構造が、1982年のIEEE Journal of Solid-St
ateCircuits のvol.SC-17,No.5においてDenny D,Paul
M.Solomon,Tak H.Ning,Randall D.Isaac 及びRudolph
E.Burgerが、“1.25μm Deep-Groove-Isolated Self-Al
igned Bipolar Circuit" と題した論文で報告されてい
る。この構造では電極と基板間の容量を低くおさえるこ
とができるため、高速動作に有利である。
【0006】ここで、これらの素子分離構造におけるS
i基板に加わる応力の分布状態をシミュレーションした
断面図を図4に示す。図4(b)は、(a)の破線部分
を拡大した図である。この図は、Si基板41に溝を掘
り、SiO2絶縁膜42と多結晶シリコン43を埋めこ
んだトレンチ構造を示している。この図から分かるよう
に、トレンチ側面には8×108 dyn/cm2 以上の応力が
加わっており、特にトレンチ底部には強い応力集中が存
在する。そのmax部分には、11.5×108 dyn/cm
2 の大きな応力が加わっている。
【0007】このような強い応力を引きおこす原因は、
多結晶シリコン43を630℃程度で成長させ、溝を埋
め込んだのち、常温にもどすとき多結晶シリコン43が
収縮し、Si基板41を引っぱるためである。図5の、
応力の多結晶シリコン成長温度依存性で示すように、成
長温度が300℃をこえると応力が急激に増大する。こ
の図から、多結晶シリコン43の成長温度を下げること
により、収縮の割合が少なくなって応力も小さくなるこ
とが分かる。
【0008】なお、図では示していないが、トレンチ構
造とフィールド構造とを組み合わせた素子分離構造にお
いても、フィールドに埋め込んだ酸化膜のコーナー部分
に大きな応力が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
素子分離を行う製造方法では、多結晶シリコンや絶縁膜
に生じる応力が大きく、Si基板中に大きなストレスが
発生していた。このため、結晶欠陥が発生しやすく、電
気的特性に悪影響を与えていたという問題があった。
【0010】本発明は、上記問題点を改善するためにな
されたものであり、その目的とするところは、素子分離
構造を形成する際に、多結晶シリコンや絶縁膜を300
℃以下で成長させることにより、Si基板中のストレス
を小さくし、結晶欠陥の発生を防ぐことができる半導体
装置の素子分離構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、半導体基板上に形成した溝に絶縁膜ま
たは非単結晶半導体または絶縁膜と非単結晶半導体を埋
め込んで素子分離を行うトレンチ構造、あるいはフィー
ルド領域を埋め込み絶縁膜で埋め込んで素子分離を行う
フィールド埋め込み構造を形成する際に、前記絶縁膜お
よび非単結晶半導体を300℃以下で成長させて素子分
離構造を形成している。
【0012】
【作用】この発明は、トレンチ構造を形成する際、半導
体基板上に溝を形成し、この溝に300℃以下で成長さ
せた絶縁膜と非単結晶半導体を埋め込んで素子分離を行
っている。また、フィールド埋め込み構造を形成する
際、フィールド領域に300℃以下で成長させた埋め込
み絶縁膜を埋め込んで素子分離を行っている。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は、この発明の製造方法によってトレ
ンチ構造を形成した半導体装置の断面図である。同図に
おいて、p型基板11にSb等のn型不純物を熱拡散法
によって添加し、1×1019/cm3 程度のn+ 層12を
形成する。この後、エピタキシャル成長法により、1×
1016/cm3 程度のリン等の不純物を添加した単結晶1
3を成長させる。次に、素子分離溝を異方性エッチング
によって選択的に形成し、Boron等を35keV 1×10
14cm-2程度でイオン注入して反転防止のためのp型領域
14を形成する。
【0014】さらに、この溝の表面を100〜300Å
程度で薄く酸化したのち、CVD法によって酸化膜15
と非結晶シリコン16で埋めこむ。このとき、酸化膜1
5と非結晶シリコン16を300℃以下で成長させる。
この後、非結晶シリコン16上を酸化し、酸化膜17を
形成する。これに素子領域を開口し、酸化膜18を形成
する。酸化膜15と非結晶シリコン16を300℃以下
で成長させているため、素子分離溝周辺の応力を低くお
さえることができる。
【0015】図2は、この発明の製造方法によってトレ
ンチ構造とフィールド構造とを組み合わせた半導体装置
の断面図である。p型基板21上にn+ 層22,n型層
23を形成したのち、素子分離溝を形成し、300℃以
下で成長させた酸化膜24と非結晶シリコン25を埋め
こむ。溝の下部には反転防止用のp型層26を形成す
る。ここまでの製造方法は、図1に示した実施例と同じ
である。
【0016】この後、素子領域以外のフィールド領域を
異方性エッチングし、フィールド領域に300℃以下で
成長させた酸化膜等の絶縁膜27を埋める。この絶縁膜
27によって素子領域の分離とフィールド埋め込み絶縁
膜の形成を行う。酸化膜24、非結晶シリコン25、絶
縁膜27を300℃以下の低温で成長させているため、
素子分離溝の底や絶縁膜27のコーナー部aでの応力を
低くおさえることができる。
【0017】図3は、図2の素子分離構造の上に自己整
合型バイポーラトランジスタを形成した一例である。p
型基板31、n+ 層32、n型層33に、異方性エッチ
ングによる素子分離溝を掘り、300℃以下の成長温度
で絶縁膜34と非結晶シリコン35を埋め込む。素子領
域以外のフィールド領域をSi エッチングし、300
℃以下の成長温度で絶縁膜36を埋め込む。絶縁膜3
4、非結晶シリコン35、絶縁膜36を300℃以下で
成長させているため、フィールド領域及び素子分離領域
からくる応力が非常に小さく、素子分離特性や、バイポ
ーラトランジスタのベース37,38とコレクタ33間
の接合特性、及びベース38とエミッタ39間の接合特
性が良好となる。
【0018】図1〜3で説明したように、素子分離構造
を形成するための絶縁膜や非結晶シリコンの成長温度
を、300℃以下とすることにより、トレンチ構造やフ
ィールド構造に加わる応力を小さくすることができる。
例えば、図4で示したmax部分の値は、6×108 dy
n/cm2 以下となる。この値では、結晶欠陥の発生する確
率は非常に小さくなり、素子特性に対してほとんど影響
しない。これにより、寄生容量の小さい素子分離構造を
結晶欠陥なしに形成することができ、高速で大規模な半
導体装置が実現できる。
【0019】なお、今回の実施例では、素子分離構造を
形成する絶縁膜、非結晶シリコンともに300℃以下で
成長させる例をあげたが、どちらか片方だけを300℃
以下で成長させても同様な効果を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明の半導体装置の
製造方法によれば、トレンチ構造やフィールド構造に加
わる応力を小さくしSi基板中に発生するストレスを低
下させることができる。これにより、電気的特性の劣化
を防ぎ、高速性と高歩留をかねそなえた半導体装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法によってトレンチ構造を形成
した半導体装置の断面図である。
【図2】本発明の製造方法によってトレンチ構造とフィ
ールド構造を組み合わせた半導体装置の断面図である。
【図3】図2で示した素子分離構造の上にトランジスタ
を形成した半導体装置の断面図である。
【図4】従来の製造方法によるトレンチ構造に加わる応
力の分布状態を表わす半導体装置の断面図である。
【図5】多結晶シリコン膜の成長温度と応力の最大値の
関係を示すグラフである。
【符号の説明】
11,21 p型Si基板 12,22,32 n+ 層 13 不純物を添加した単結晶 14,26 反転防止のためのp型領域 15,17,18 酸化膜 16,25,35 非結晶シリコン 23,33 n型層 27,34,36 絶縁膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成した溝に少なくとも
    絶縁膜あるいは非単結晶半導体を埋め込んで素子分離を
    行うトレンチ構造、あるいはフィールド領域を埋め込み
    絶縁膜で埋め込んで素子分離を行うフィールド埋め込み
    構造を形成する際に、 前記絶縁膜および非単結晶半導体を300℃以下で成長
    させることを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP21497591A 1991-08-27 1991-08-27 半導体装置の製造方法 Pending JPH0555365A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21497591A JPH0555365A (ja) 1991-08-27 1991-08-27 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21497591A JPH0555365A (ja) 1991-08-27 1991-08-27 半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0555365A true JPH0555365A (ja) 1993-03-05

Family

ID=16664650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21497591A Pending JPH0555365A (ja) 1991-08-27 1991-08-27 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0555365A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001048814A1 (en) * 1999-12-24 2001-07-05 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method of manufacturing a semiconductor device comprising semiconductor elements formed in a top layer of a silicon wafer situated on a buried insulating layer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001048814A1 (en) * 1999-12-24 2001-07-05 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method of manufacturing a semiconductor device comprising semiconductor elements formed in a top layer of a silicon wafer situated on a buried insulating layer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5399511A (en) Method of manufacturing a hetero bipolar transistor
KR100244812B1 (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법
KR0180325B1 (ko) 얇은 베이스영역에 누설전류가 흐르지 않는 바이폴라 트랜지스터를 갖는 반도체장치 및 그 제조방법
JP2720793B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH088270A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US6384469B1 (en) Vertical bipolar transistor, in particular with an SiGe heterojunction base, and fabrication process
JP2003338558A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP2629644B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH05182980A (ja) ヘテロ接合バイポーラトランジスタ
JP2705344B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2989051B2 (ja) 炭化シリコンバイポーラ半導体装置およびその製造方法
JPS6150390B2 (ja)
US20070284674A1 (en) Porous silicon for isolation region formation and related structure
JPH09199511A (ja) バイポーラトランジスタ
JPS6273667A (ja) 半導体素子の製造方法
JPH0555365A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06349940A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
US20080203536A1 (en) Bipolar transistor using selective dielectric deposition and methods for fabrication thereof
KR100275537B1 (ko) 컬렉터 단결정 박막의 과성장을 이용한 쌍극자 트랜지스터 제조방법
JP2763105B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR100216510B1 (ko) 트렌치를 이용한 바이폴라 트랜지스터의 컬렉터 형성방법
JPH10125691A (ja) 半導体装置の製造方法
KR960013942B1 (ko) 자기정렬 쌍극자 트랜지스터의 제조방법
JP2633374B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH0766284A (ja) 半導体装置の製造方法