JPH0555351U - オートチェンジャー装置のディスク脱落防止機構 - Google Patents

オートチェンジャー装置のディスク脱落防止機構

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JPH0555351U
JPH0555351U JP11082691U JP11082691U JPH0555351U JP H0555351 U JPH0555351 U JP H0555351U JP 11082691 U JP11082691 U JP 11082691U JP 11082691 U JP11082691 U JP 11082691U JP H0555351 U JPH0555351 U JP H0555351U
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勉 皆川
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日本コロムビア株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクをディスク収納部に多数載置したオ
ートチェンジャー装置で、輸送時等の衝撃によるディス
クの脱落を防止する脱落防止機構の取扱いを簡単にす
る。 【構成】 ディスク収納部の両側面部にディスクを載置
したときの中心孔の位置に該中心孔と略等しい大きさで
設けた孔と、該孔の近傍で支点を有し孔を塞ぐ方向に回
動可能な強磁性体で構成した固定金具と、前記孔を介し
前記ディスクの中心孔を挿通する脱落防止部材と、該脱
落防止部材の一方の端部に設けた切り込みと、該切り込
みの内部の面に接するように設けた磁石とによって前記
固定金具を前記切り込み内に吸着固定することを特徴と
するオートチェンジャー装置のディスク脱落防止機構。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、再生可能に情報を記録したディスク、例えばCD(光学式コンパク トディスク)等のディスクを複数枚収納した中から、一枚のディスクを任意に順 次選択交換して連続再生を可能にするオートチェンジャー装置のディスク脱落防 止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のオートチェンジャー装置として、例えばCDディスクを扱う場合には 、特願平3ー112021号に示されるディスクオートチェンジャー装置がある 。また、ディスク脱落防止機構としては、実願平3ー57742号がある。これ らについて詳細な説明をする。図3は、従来例を示すオートチェンジャー装置の 概略構成斜視図であり、図示しないキャビネットからオートチェンジャー装置を 取外し示したものである。参照符号100は後述するCDのディスク情報再生手 段とディスク搬送手段とが一体的に構成された再生移動搬送機構部であり、この 再生移動搬送機構部100に対して一対のディスク収納部120a,120bが 配置される。
【0003】 再生移動搬送機構部100は、シャーシ130に固定されたガイドレール13 2に沿ってワイヤ移動機構134によりディスク収納部120a,120bと平 行に往復移動する。各ディスク収納部120a,120bはそれぞれシャーシ1 36上に設けられたガイド板140,141上を矢印方向(図示しない正面パネ ル方向)に摺動して着脱できるよう配設される。なお、参照符号138はパネル オープン検知ホトディテクタおよび139は再生移動搬送機構部100のパネル 面到達検知ホトディテクタである。
【0004】 図4および図5は、このディスク収納部120をガイド板140,141に対 して固定する方法を示す外観斜視図である。図4に示すように、ディスク収納部 120には取っ手121側の面に略X字状の係止板122が取り付けられ、一方 ディスク収納部120の挿入方向(奥行き方向)の面には前記取っ手121を構 成する丸棒がディスク収納部120を貫通してその端部123,124を突出さ せている。
【0005】 この突出した端部123,124は、シャーシ(図示せず)に設けた固定部1 50のそれぞれ凹部152,154と嵌合するように位置決めされている。固定 部150の中央に設けられたスプリング156は、ディスク収納部120が固定 されたときのガタ付き防止および取出す場合に取出し方向にディスク収納部12 0を付勢し、取出し易くするためのものである。
【0006】 ガイド板140,141はそれぞれ手前側が若干傾斜している。このガイド板 140には前記X字状の係止板122と嵌合する溝部142,143が設けられ ると共にガイド板140の溝部142に係止板122を固定するL字状の掛合部 144が溝部142と直交した位置に回動可能に突設されている。このように構 成されるディスク収納部120とガイド板140とは、図5の(A)乃至(C) に示すようにディスク収納部120を矢印方向に押すことによりガイド板140 上を摺動させ、ディスク収納部120に設けた係止板122が溝部142に嵌合 すると同時に、掛合部144により固定される。
【0007】 図5の(A)はディスク収納部120がガイド板140上を矢印方向に摺動し 、X字状の係止板122がガイド板140の傾斜部に位置している状態を示して いる。さらに、ディスク収納部120が押され、X字状の係止板122が掛合部 144と当接し掛合部144を押している状態を示すのが、図5の(B)である 。掛合部144は破線で示すように、スプリング146により係止板122を押 返す方向に付勢されている。さらに掛合部144には連結棒147を介して電気 信号で往復動可能なプランジャ148が取り付けられている。
【0008】 図5の(C)は、係止板122が溝部142に嵌合すると共に係止板122の 間隙部125に掛合部144が挿通してディスク収納部120を着脱できないよ うに固定した状態を示している。この掛合部144はプランジャ148に電気信 号が印加されて連結棒147が矢印方向に移動しない限り解除されずロックされ たままとなる。従って、ディスク収納部120を取外すには、先ず電気信号によ りプランジャ148を作動させ掛合部144を外してから、取っ手121を持っ て上方に少し持ち上げ、係止板122を溝部142から出した後、手前に引くこ とにより容易に行える。
【0009】 このようにディスク収納部120a,120bがそれぞれ各ガイド板140, 141上に、再生移動搬送機構部100を挾んで一対固定される。図示しない制 御部からCD再生要求が発せられると、目的のCDまで再生移動搬送機構部10 0を移動し、ディスクを選択してこれをディスク情報再生手段へ搬送するディス ク搬送手段が起動する。以下、これら情報再生手段およびディスク搬送手段につ いて説明する。
【0010】 図6は、情報再生手段である再生部200、およびディスク搬送部300、デ ィスク選択部400からなるディスク搬送手段等の概略位置関係を示す一部切欠 正面図である。再生移動搬送機構部100はディスク搬送部300、再生部20 0、ディスク選択部400が筐体110に固定され一体的にユニット化されてい る。なお、図示しないがディスク選択部400は、図面左側のディスク収納部1 20bに対しても同様の位置に設けられている。
【0011】 参照符号500は複数のホトディテクタが取付けられたディスクアドレス検出 器であり、このディスクアドレス検出器500により目的とするCDの位置を検 出し、所定位置まで再生移動搬送機構部100が移動すると、ディスク収納部1 20aの切欠部126の下に位置するディスク選択部400が目的とするCDを 押上げる。押上げられたCDは、上方に位置するディスク搬送部300によりチ ャッキングガイド210へ搬送される。直立状態のチャッキングガイド210は 移動機構600によって水平となるように90度転倒され、CDが再生部200 上にセットされる。なお、チャッキングガイド210は図示しないが、再生部2 00を挾んで対向してもう1つ設けられている。
【0012】 図7はディスク選択部400の詳細図面であり、このディスク選択部400を それぞれディスク収納部120a,120bに対向して1組筐体110に設ける 。各ディスク選択部400は2つのディスクリフト410,412を有するので 、再生移動搬送機構部100としては4つの押上部を備えることとなる。図7に おいて、折曲板414,416に固定したディスクリフト410,412はそれ ぞれ支持部418,420に設けた軸422,424を中心に回動可能に軸支す るとともに、それぞれ支持部418,420と折曲板414,416との間に設 けたスプリング424,426によりディスクリフト410,412を下側に付 勢している。
【0013】 折曲板414,416には、それぞれ棒428,430が突設される。さらに 前記軸422,424には、棒432,434がそれぞれ突設されたコ字状に折 曲した小折曲板436,438が揺動可能に軸止される。小折曲板436,43 8にそれぞれ突設した棒432,434は、突起部440を有するリフトカム4 42上に位置するよう配置する。リフトカム442は、底部側面に刻設した歯車 444がモータ446で駆動されるウォームギヤ等からなる歯車部448と噛合 することにより回転する。
【0014】 このように構成されたディスク選択部400において、リフトカム442が回 転し、突起部440が小折曲板436(または438)の棒432(または43 4)を押し上げることにより、連動して小折曲板436(または438)が折曲 板414(または416)の棒428(または430)を押し上げ、この結果、 ディスクリフト410(または412)も連動して押し上げられ、ディスクリフ ト410(または412)上に位置するディスクを押し上げることとなる。
【0015】 即ち、前記図6のディスク選択部400において示すように、ディスクリフト 410が目的とするディスク101をディスク収納部120aの切欠部126の 位置から一点鎖線で図示する上方位置へ押し上げる。次に、このように選択され たディスク101は、上部に位置するディスク搬送部300によってチャッキン グガイド210へ搬送される。図8は、このディスク搬送部300の要部を示す 一部切欠外観斜視図である。
【0016】 上側フレ−ム310に固定されたガイドレール板312の両側面にガイドロー ラG1,G2,G3,G4が矢印方向に進退移動できるよう係合して取り付けら れている。これらガイドローラG1〜G4は下側フレーム314に固定されてい る。下側フレーム314に設けたラック316と、モータ318により歯車部3 20を介して駆動されるシャフト322に取付けられたピニオン歯車324との 噛み合わせにより下側フレーム314が進退移動する。
【0017】 この下側フレーム314の四隅には移送用ローラR1,R2,R3,R4が取 り付けられ、移送用ローラR1とR3の間および移送用ローラR2とR4の間に それぞれ下側フレーム314の進退方向と平行に位置するようV溝形状のディス クガイド326および328が下側フレーム314にネジ止めされている。さら に断面が略Y字状のプラスチック板330が下側フレーム314に固定され、こ のプラスチック板330の両端にガイドローラG5,G6(ただし、この場合ガ イドローラG6は見えない)が設けられる。
【0018】 尚、図示しないが、上側フレ−ム310の長手方向の両端にはリミットスイッ チを設け、下側フレーム314の移動が上側フレ−ム310の両端に来たことを 検出し駆動モータ318を停止するように構成する。このように構成されるディ スク搬送部300は、次のように動作する。前記ディスクリフト410により押 し上げられたディスク101の上端は、ディスクガイド326のV溝内に入り垂 直状態に保持され、モータ318によって駆動されるピニオン歯車324とラッ ク316との噛合により移動する下側フレーム314に固定された移送用ローラ R1の移動によってチャッキングガイド側へ引き込まれる。
【0019】 ここで、図9は移送用ローラR1によってディスク収納部120からチャッキ ングガイド66へ目的とするディスク101を搬送する様子を示す概略図である 。最初ディスク101は、ディスク収納部120の所定位置に格納されている。 このとき、ディスク収納部120の底面127はディスク形状に沿って凹んでい るため、ディスク101は安定してディスク収納部120内に収まるとともに、 搬送部300の移送用ローラR1に接触しない高さに位置している。
【0020】 図6に示したようにディスク101をディスク選択部400のディスクリフト 410が押し上げると、ディスク101は移送用ローラR1が矢印方向に下側フ レーム314と共に移動する際にディスク上部が移送用ローラR1に当接する高 さとなる。従って、ディスク101は移送用ローラR1によりチャッキングガイ ド210側へ回転しながら引き込まれる。
【0021】 ディスク101は、ディスク収納部120と対向するチャッキングガイド21 0との双方の平坦な底面部分を回転しながら図9に示すように移動し、ディスク 101がディスク形状に沿って凹んでいるチャッキングガイド210の底面21 2の肩部にかかると自分の重さで自然にチャッキングガイド210内の所定位置 に収まる。すなわちディスク101は、図9にディスク101の中心点Oの軌跡 として示すように、O0,O1,O2,O3,O4の軌跡に沿ってディスク収納部1 20からチャッキングガイド210へと搬送部300の移送用ローラR1によっ て移動する。
【0022】 チャッキングガイド210に保持されたディスク101は、この後、図10に 示すように直立して保持された状態からチャッキングガイド210と共に再生部 200上へ90度転倒して水平状態になる。再生部200上に位置するディスク 101は、図示しないモータにより回転駆動されると共に光ピックアップにより 再生処理が成される。このチャッキングガイド210を90度転倒する移動機構 600について、以下図11および図12を用いて説明する。
【0023】 図11は移動機構600を駆動モータ610側から見た場合(すなわち、図6 の正面図で示した移動機構600を右側面から見た場合)の要部外観斜視図であ り、図12は図11の移動機構600を再生部200側から見た場合の要部外観 斜視図である。図11において筐体110(図示せず)に固定されたシャフト6 12に対し、矢印方向ABに摺動可能にガイド板614を軸支する。ガイド板6 14は側面に設けたラック616と、このほぼ中央で噛合するピニオン歯車61 8および歯車部620を介してモータ610によりシャフト612に沿って移動 する。
【0024】 このとき、切欠部622,624はそれぞれガイド板614を挾むようにして 両端に設置したホトディテクタ626,628により検出され、ガイド板614 の矢印方向ABへの移動限度を電気的に検出するリミッタとして働く。ここで、 ガイド板614がモータ610により駆動されてA方向に移動したとすると、軸 212を中心に回動可能に軸支されたチャッキングガイド210のアーム214 の先端の突起部216が、ガイド板614に設けたガイド溝630内に入る。
【0025】 ガイド板614の移動と共にガイド溝630に案内されてアーム214は下側 へ押され、これによりチャッキングガイド210はC方向へ90度転倒する。な お、チャッキングガイド210は図6に示すようにスプリング216が取付けら れ、チャッキングガイド210が軸212を中心に正逆両回転方向に付勢されて 、垂直状態および水平状態の位置で安定し易くなっている。
【0026】 図12に示すようにガイド板614の反対側に設けた前記ラック616と対向 する位置には湾曲ガイドレール640が取付けられ、この湾曲ガイドレール64 0に押さえローラ642,644が当接する。図11で示すピニオン歯車618 とこの押さえローラ642,644の3点でガイド板614を支える状態となる 。ここで、矢印A方向へガイド板614が移動しホトディテクタ626による切 欠部622の検出が何等かの原因でできずに更に移動した場合、湾曲部646に 押さえローラ642が入り、ガイド板614への押圧力が減少する。
【0027】 この結果平衡を保っていた3点支持がくずれ、わずかのずれのためにピニオン 歯車618がラック616と噛合せず空回り状態となり、ガイド板614の移動 が停止する。すなわち、本来の前記ホトディテクタ626,628による切欠部 622,624の検出による移動停止が不能となった場合でも機械的に確実に停 止させ、安全側へ動作するよう構成したものである。
【0028】 以上のように構成される本発明に係るオートチェンジャー装置に、連続した複 数枚のCD再生要求がなされた場合の動作を図13を用いて説明する。図13は 、本願装置の動作原理を説明する概略模式図である。図13において、参照符号 160,170はn枚のCDを収納するそれぞれディスク収納部であり、ブロッ ク,はディスク収納部160の半分ずつのブロックを示し、ブロック, はディスク収納部170の半分ずつのブロックを示す。
【0029】 一体的に構成された再生移動搬送機構部100は、4つのディスクリフト46 1,462,463,464と2つのチャッキングガイド250,260と、再 生部200とを概略的に示した。ここで、ディスク収納部160のアドレス位置 162に収納されているCDおよびディスク収納部170のアドレス位置172 に収納されているCDの順で連続再生要求がなされているとする。先ず、一体化 になっている再生移動搬送機構部100を矢印E方向に移動させ、ディスクリフ ト461がアドレス位置162に来た時点で移動を停止する。
【0030】 ディスクリフト461を動作させ前述したディスク搬送部300(図7を参照 のこと)によりCDをチャッキングガイド250に搬送・ローディングする。次 に、ディスク収納部170のアドレス位置172に収納されているCDを選択・ 搬送するために、再び一体化になっている再生移動搬送機構部100を矢印F方 向に移動させ、ディスクリフト464がアドレス位置172に来た時点で移動を 停止する。
【0031】 この移動の際に、チャッキングガイド250を矢印J方向に移動機構600( 図11,図12を参照のこと)により倒すことによってCDは再生部200にセ ットされ、そして再生処理が開始される。この再生処理中に、ディスクリフト4 64を動作させアドレス位置172に収納されているCDを同様にチャッキング ガイド260内に搬送し、アドレス位置162に収納されていたCDの再生処理 が終了するまで待機する。
【0032】 アドレス位置162に収納されていたCDの再生が終了したら、再生部200 にセットされているCDを元に戻すため、チャッキングガイド250を矢印K方 向に起こす。このチャッキングガイド250の移動終了後にチャッキングガイド 260にローディングされ待機していたCDの再生を行うため、チャッキングガ イド260を矢印K方向に倒し、再生処理を開始する。
【0033】 この再生処理中に再生移動搬送機構部100を矢印E方向に移動させ、ディス クリフト461がアドレス位置162の前に来た時点で移動を停止させる。次い でディスク搬送部300(図6を参照のこと)を動作させ、チャッキングガイド 250内にローディングされている再生の終了したCDを断面が略Y字状のプラ スチック板330に設けたガイドローラ(図8のG5)によりディスク収納部1 50の元のアドレス位置152へ搬出しアンローディング処理を終了する。
【0034】 このCDを戻す処理が終了後にディスク収納部160のブロックまたはディ スク収納部170のブロックに収納されているCDに対して再生要求が発生し た場合、上記手順によりCDの選択、搬送、ローディングおよび再生処理を行う 。更に、このブロックまたはに収納されているCDの再生終了後にブロック またはに収納されているCDに対して再生要求が発生した場合、再び同様の 手順でCDの選択、搬送、ローディングおよび再生処理を行う。
【0035】 次にディスク収納部120a,120bについて詳細な説明をするが、このデ ィスク収納部120aと120bは、対称に配置された対称形状なので、ディス ク収納部120aで説明する。ディスク収納部120aは、鉄板で構成した筺体 128に、ディスク101を1枚ずつ収納するための仕切用エレメント129を 多数並列に組合せて固定している。そして、この仕切用エレメント129は、デ ィスク搬送部300の搬送用アームでCDを搬送するために、CDの上部半分以 上を露出している。
【0036】 また、筺体128のフロント面と反対側の側面には、CDの中心孔を覆う程度 の突出部があって、脱落防止部材701をCDの中心孔に挿通したとき、当接す るようになっている。この脱落防止部材701は、鉄製のパイプで作製され一方 の端部に鉄片702を固着し、この鉄片702に永久磁石703を貼着している 。そして、永久磁石703が筺体128に吸着すると、脱落防止部材701のも う一方の端部は、筺体128の側面に設けた突出部に、当接するようになってい る。
【0037】 そのため、この永久磁石703の両極は、鉄片702,脱落防止部材701, 筺体128で構成される磁気回路の閉ループとなって、突出部に当接している脱 落防止部材701の端面を強力に吸着する。したがって、輸送時に発生する振動 や衝撃でも外れることなく、ディスクを所定の位置に保持することができる。ま た、装置の運転開始時には、脱落防止部材701をディスク収納部120a,1 20bの下部空間に、吸着固定して収納することができる。 この実施例では、ディスク収納部120bのガイド板141を固定しているシ ャーシ136の空間に収納している。このようにして、ディスクオートチェンジ ャー装置が構成され、輸送時のディスクの脱落を防止するための脱落防止部材が 用いられている。
【0038】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したディスクオートチェンジャー装置の脱落防止部材は、 移動時の衝撃でも外れることないようにするため、装着時の吸着力が強力になっ ている。そのため、脱落防止部材を引き抜くときは大きな力が必要となり、場合 によってはディスク収納部も一緒に動いてしまう等取扱いが難しい問題点があっ た。
【0039】
【課題を解決するための手段】
そのため本考案では、再生可能に情報を記録した複数枚のディスクを整列載置 したディスク収納手段と、このディスク収納手段に載置されたディスクをローデ ィングして記録された情報を再生する情報再生手段と、前記ディスク収納手段に 載置されたディスクを選択してこれを前記情報再生手段へ搬送するディスク搬送 手段とを備え、前記ディスク搬送手段により予め指定したディスク収納手段に載 置されたディスクを選択し取出してこれを前記情報再生手段へ搬送すると共に情 報の再生を終了したディスクをディスク収納手段の所定位置に返送するよう構成 する。
【0040】 前記情報再生手段に対し相対する一対のディスク搬送部を設け、これらディス ク搬送部によりそれぞれ個別に選択されるディスク収納部を設けたオートチェン ジャー装置で、前記ディスク収納部と収納したディスクの中心孔に挿通する脱落 防止部材において、前記ディスク収納部の両側面部に前記ディスクを載置したと きの中心孔の位置に該中心孔と略等しい大きさで設けた孔と、該孔の近傍で支点 を有し孔を塞ぐ方向に回動可能な強磁性体で構成した固定金具と、前記孔を介し 前記ディスクの中心孔を挿通する脱落防止部材と、該脱落防止部材の一方の端部 に設けた切り込みと、該切り込みの内部の面に接するように設けた磁石とによっ て前記固定金具を前記切り込み内に吸着固定することを特徴としたものである。
【0041】
【作用】
ディスク収納部に設けた固定金具を脱落防止部材に設けた切り込みに磁石で吸 着固定することにより、ディスク収納部に脱落防止部材を固定することができる 。また、脱落防止部材を回転させることにより、吸着していた固定金具を引き離 し、切り込みから外れるので簡単に引き抜くことができる。
【0042】
【実施例】
本考案による一実施例を図1の斜視図及び図2の説明図によって説明する。尚 、ディスクオートチェンジャー装置については従来例と同様なので説明を省略す る。図において、ディスク収納部1の両側面部には、ディスク101を載置した ときの中心孔の位置に略等しい孔2があって、載置しているディスク101の中 心孔にディスク収納部1の孔2を介して脱落防止部材3が挿通できるようになっ ている。
【0043】 そして前面側に位置する孔2の近傍には、支点4を有し孔2を塞ぐ方向に回動 可能な強磁性体で構成した固定金具5があって、ストッパー6によって可動範囲 が規制されている。脱落防止部材3は、一方の端部が挿通しやすいように円錐形 状を成し、もう一方の端部7の近傍には切り込み8があって、この切り込み面に 磁石9が接するように設けられている。そして、脱落防止部材3は、切り込み8 が固定金具5と合致する位置まで挿通することができ、切り込み8内の磁石9に 固定金具5を吸着させて、ディスク収納部1に固定することができる。
【0044】 この固定金具5が脱落防止部材3の切り込み8内に位置しているので、ストッ パーとして作用しディスク収納部1から外れることはない。また、脱落防止部材 3を引き抜くときは、この脱落防止部材3を回転させることにより、切り込み8 内の磁石9から固定金具5が引き離されて吸着力がなくなると同時に、切り込み 8が固定金具5の位置から離れてしまうため、ストッパーとしての機能がなくな って簡単に引き抜くことができる。
【0045】
【考案の効果】
本考案によれば、ディスク収納部のディスクを固定する脱落防止部材を、簡単 に装着,取外しを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図。
【図2】本考案の一実施例を説明する説明図。
【図3】従来例に係るオートチェンジャー装置の概略構
成の外観斜視図。
【図4】従来例に係るオートチェンジャー装置のディス
ク収納部の固定方法を示す外観斜視図。
【図5】(A)乃至(C)は図4のディスク収納部をガ
イド板に対して固定する過程を概略的に示す説明図。
【図6】従来例に係るオートチェンジャー装置の再生
部、ディスク搬送部、ディスク選択部からなるディスク
搬送手段等の概略位置関係を示す一部切欠正面図。
【図7】従来例に係るオートチェンジャー装置のディス
ク選択部の斜視図。
【図8】従来例に係るオートチェンジャー装置のディス
ク搬送部の要部を示す一部切欠外観斜視図。
【図9】従来例に係るオートチェンジャー装置のディス
ク収納部からチャッキングガイドへディスクが搬送され
る状態を示す説明図。
【図10】従来例に係るオートチェンジャー装置のディ
スク収納部からチャッキングガイドへディスクが搬送さ
れ、再生部にセットされる状態を示す斜視図。
【図11】従来例に係るオートチェンジャー装置のチャ
ッキングガイドを90度転倒する移動機構の要部外観斜
視図。
【図12】図11の移動機構を反対側からみた要部外観
斜視図。
【図13】装置の動作原理を説明する概略模式図。
【符号の説明】
1 ディスク収納部 2 孔 3 脱落防止部材 4 支点 5 固定金具 6 ストッパー 7 端部 8 切り込み 9 磁石 100,105 再生移動搬送機構部 101 ディスク 110 筐体 120 ディスク収納部 121 取っ手 122 係止板 123,124
端部 125 間隙部 126 切欠部 127 ディスク収納部の底面 128 筺体 129 仕切用エレメント 130 シャーシ 132 ガイドレール 134 ワイヤ移
動機構 136 シャーシ 138,139
ホトディテクタ 140,141 ガイド板 142,143
溝部 144 掛合部 145 支点 146 スプリング 147 連結棒 148 プランジャ 150 固定部 152,154 凹部 160,170
ディスク収納部 162,172 アドレス位置 200 再生部 210,250,260 チャッキングガイド 212 軸 214 アーム 216 突起部 220 移動機構 300 ディスク搬送部 310 上側フレ−ム 312 ガイドレ
ール板 314 下側フレーム 316 ラック 318 モータ 320 歯車部 322 シャフト 324 ピニオン
歯車 326,328 ディスクガイド 400 ディスク選択部 410,412 ディスクリフト 414,416
折曲板 418,420 支持部 422,424
軸 424,426 スプリング 428,430,432,434 棒 436,438 小折曲板 440 突起部 442 リフトカム 444 歯車 446 モータ 448 歯車部 450 ディスク選択部 461,462,463,464 ディスクリフト 500 ディスクアドレス検出器 600 移動機構 610 駆動モータ 612 シャフト 614 ガイド板 616 ラック 618 ピニオン歯車 620 歯車部 622,624 切欠部 626,628 ホトディテクタ 630 ガイド溝 640 湾曲ガイドレール 642,644
ローラ 646,648 湾曲部 701 脱落防止
部材 702 鉄片 703 永久磁石 G1,G2,G3,G4,G5.G6 ガイドローラ R1,R2,R3,R4 移送用ローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生可能に情報を記録した複数枚のディ
    スクを整列載置したディスク収納手段と、このディスク
    収納手段に載置されたディスクをローディングして記録
    された情報を再生する情報再生手段と、前記ディスク収
    納手段に載置されたディスクを選択してこれを前記情報
    再生手段へ搬送するディスク搬送手段とを備え、前記デ
    ィスク搬送手段により予め指定したディスク収納手段に
    載置されたディスクを選択し取出してこれを前記情報再
    生手段へ搬送すると共に情報の再生を終了したディスク
    をディスク収納手段の所定位置に返送するよう構成し、
    前記情報再生手段に対し相対する一対のディスク搬送部
    を設け、これらディスク搬送部によりそれぞれ個別に選
    択されるディスク収納部を設けたオートチェンジャー装
    置で、前記ディスク収納部と収納したディスクの中心孔
    に挿通する脱落防止部材において、前記ディスク収納部
    の両側面部に前記ディスクを載置したときの中心孔の位
    置に該中心孔と略等しい大きさで設けた孔と、該孔の近
    傍で支点を有し孔を塞ぐ方向に回動可能な強磁性体で構
    成した固定金具と、前記孔を介し前記ディスクの中心孔
    を挿通する脱落防止部材と、該脱落防止部材の一方の端
    部に設けた切り込みと、該切り込みの内部の面に接する
    ように設けた磁石とによって前記固定金具を前記切り込
    み内に吸着固定することを特徴とするオートチェンジャ
    ー装置のディスク脱落防止機構。
JP11082691U 1991-12-19 1991-12-19 オートチェンジャー装置のディスク脱落防止機構 Withdrawn JPH0555351U (ja)

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JPH0555351U true JPH0555351U (ja) 1993-07-23

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JP (1) JPH0555351U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012526338A (ja) * 2009-05-08 2012-10-25 パワーファイル,インク. 光ディスク記憶システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 19960404