JP3599069B2 - ディスクオートチェンジャー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定間隔をおいて多数配列されたCD、MDなどと略称する光ディスクや光磁気ディスク(以下、ディスクと称する)から所望のディスクを取り出して再生や記録または消去するためのディスクオートチェンジャーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のディスクオートチェンジャーの一例として特開昭61−156563号公報に記載のものがある。これはケーシング内に、多数のディスクを所定間隔をおいて配列するためのディスク配列台と、該ディスク配列台に沿って往復移動可能な台車とが設けられ、該台車には、前記ディスク配列台上の所定のディスクを若干押し上げるためのディスク押し上げ機構と、その押し上げたディスクを転がして台車上に引き込むためのローディング機構と、その台車上に引き込んだディスクを台車上のプレーヤー本体に装着するためのディスク装着機構とが設けられており、前記台車を移動させて指定したディスクの前で停止させた後、該台車をロックし、次に、前記各機構を作動させて指定ディスクをプレーヤー本体に装着するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成では、例えばディスクオートチェンジャーを運搬する際に乱暴に取り扱ったり誤って落下させるなどして、そのディスクオートチェンジャーに過大な衝撃力がかかった場合、その衝撃力により大型で大重量のディスク装着機構が損傷されて故障する虞れがある。
【0004】
そこで、前記ディスク装着機構を作動時以外はロックするロック装置を設けることが考えられるが、そのディスク装着機構をロックするロック装置を台車をロックするロック装置とは別個に設けた場合には、部品点数が増加すると共に、操作が複雑になり、製作費が高くつくことになる。
【0005】
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、過大な衝撃力からディスク装着機構を確実に保護すると共に、ロック操作が簡単で部品点数を減少させて製作費を安くすることができるディスクオートチェンジャーを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ケーシング内に、多数のディスクを所定間隔をおいて配列するためのディスク配列台と、該ディスク配列台に沿って往復移動可能な台車とが設けられ、該台車には、前記ディスク配列台上の所定のディスクを挟持して台車上に引き込むためのローディング機構と、その台車上に引き込んだディスクを台車上のプレーヤー本体に装着するためのディスク装着機構とを備えたディスクオートチェンジャーであって、前記台車上に該台車の移動方向とは直交する方向に沿って移動可能な移動板が配置され、該移動板と台車との間に、その移動板が台車の移動方向に横揺れするのを阻止する横揺れ阻止手段が設けられ、前記移動板に、ケーシング内の被係合部に係合して台車を所定位置にロックするためのロックピンと、ディスク装着機構に係合して該ディスク装着機構を移動板にロックするためのロック片とが設けられており、前記移動板を前進させることにより、ロックピンを被係合部に係合させると共に、ロック片をディスク装着機構から離間させ、前記移動板を後退させることにより、ロックピンを被係合部から離間させると共に、ロック片をディスク装着機構に係合させるように構成したことを特徴としている。
【0007】
上記構成において、例えばディスクに記録されている情報を再生する場合には、ディスク配列台に配列されている多数のディスクのうち、所望のディスクを指定し、その指定ディスクの前まで台車を走行させて停止させた後、移動板を前進させる。これにより、ロックピンが被係合部に係合されて、台車を指定ディスクの前に確実にロックすることができると共に、ロック片がディスク装着機構から離間されて、該ディスク装着機構のロック状態を解除することができる。続いて、ローディング機構及びディスク装着機構が駆動され、そのローディング機構により指定ディスクが挟持されて該ディスクが台車上に引き込まれた後、前記ディスク装着機構により台車上に引き込んだディスクが台車上のプレーヤー本体に装着され、続いて、プレーヤー本体の光ピックアップによりディスクの情報が読み取られて再生される。その再生終了後、前記とは逆の手順でディスクがディスク配列台の元の位置に戻される。
【0008】
この場合、移動板を後退させることにより、ロック片がディスク装着機構に係合されて該ディスク装着機構をロックするので、例えばディスクオートチェンジャーを運搬する際に乱暴に取り扱ったり誤って落下させるなどして、そのディスクオートチェンジャーに過大な衝撃力がかかったとしても、その衝撃力によりディスク装着機構が損傷されて故障する虞れがない。
【0009】
また、移動板を前進させることにより、ロックピンが被係合部に係合されて台車をロックするので、その台車を指定ディスクの前に確実に停止させておくことができる。
【0010】
更に、移動板を前後に移動させるだけで、ディスク装着機構と台車とを交互にロックできるので、そのロック操作が簡単であると共に、ディスク装着機構と台車とにロック装置をそれぞれ別個に設ける場合に比べて、部品点数が少なくて済み、製作費を安くすることができる。
【0011】
しかも、移動板の横揺れを阻止する横揺れ阻止手段が設けられているので、該移動板を前後方向に沿って直線的に移動させて、その移動板に設けたロックピンを被係合部に対し確実に係脱させることができる。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記横揺れ阻止手段が、前記台車に移動板を間に挟んで立設された左右一対のガイド板からなることを特徴としている。
【0013】
上記構成によれば、台車の上板を部分的に切り起こして前記左右一対のガイド板を形成することができるから、部品点数が増加せず、製作費を安くすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図19は本発明の実施の一形態であるディスクオートチェンジャーを示すものであって、ケーシング1の前面上部にディスクDを出し入れするための開閉蓋2付き開口部3が形成されると共に、その前面下部に表示部4及び電源スイッチ5aやディスク指定スイッチ5bなどの各種の操作スイッチが配設されている。
【0015】
図1及び図2に示すように、前記ケーシング1内には、多数のディスクDを所定間隔をおいて配列するためのディスク配列台6と、該ディスク配列台6に沿って左右方向a,bに往復移動可能な台車7とが設けられ、該台車7には、前記ディスク配列台6上の所定のディスクDを挟持して台車7上に引き込むためのローディング機構8と、その台車7上に引き込んだディスクDを台車7上のプレーヤー本体9に装着するためのディスク装着機構10とが設けられ、前記台車7上に前記両機構8,10を駆動するためのカム11が回転駆動可能に配設され、また、前記カム11により駆動されて配列台6に係脱可能に係合することにより台車7を所定位置にロックするロックピン12が設けられ、更に、台車7とカム11との間に、該カム11が正逆両方向にそれぞれ所定角度回転して停止位置に達したことを検出するカム停止スイッチ13が設けられている。
【0016】
前記ディスク配列台6は、図1及び図2に示すように、互いに所定間隔をおいて平行に配置された一対の前列部6aと後列部6bとからなり、該両部6a,6bには、左右方向a,bに沿って所定間隔をおいて多数の溝15が形成され、その各溝15にディスクDを挿入するようになっている。
【0017】
前記台車7は、図1及び図2に示すように、ケーシング1に固定した上下両基板17a,17b間に配置されると共に、車輪18を介して下側基板17b上に載置され、台車7から上下に突出する横振れ防止ローラ19,19が上下両基板17a,17bに形成した長孔20,20の側縁部に転動可能に当接され、該台車7を上下方向に貫通する支軸21の両端部に固定したピニオン22,22が上下両基板17a,17bのラック23,23に噛合されると共に、下側ピニオン22に伝達ベルト24を介して連動するピニオン25が下側基板17bのラック26に噛合されており、台車7の上部に設けた台車モータ27を駆動することにより、歯車機構28を介して各ピニオン22,22,25を正逆回転させ、台車7を左右方向a,bに往復移動させることができる。
【0018】
前記カム11は、図1及び図2に示すように、台車7上に支軸21を中心に正逆方向c,dに回転可能に枢支されており、台車7の下部に設けたカムモータ30を駆動することにより、歯車機構31、ウォーム32及びカム11の外周に形成したギヤ部33を介して正逆回転される。
【0019】
図3及び図4に示すように、前記後列部6bの下面中央部に垂設した中間板35に左右方向a,bに沿って一定間隔ごとにスリット36が形成され、前記中間板35を間に挟んで対向する投光部と受光部とからなる光検知器37が台車7に配設されており、台車7を矢印a,b方向に沿って往復移動させると、投光部から受光部に投射される光が各スリット36間の切り残し部35aにより遮断され、それにより発生するパルス信号をカウントすることにより、台車7の位置を検出することができる。
【0020】
前記ロックピン12は、図5及び図6に示すように、台車7上に前後方向e,fに移動可能に載置した略L字状の移動板39の立上り部39aに前後方向e,fに沿って突設され、前記移動板39の上面後端部に突設したカムピン40がカム11の下面に形成したロックピン用カム溝41に係合され、前記後列部6bの後端に垂設した後板42に左右方向a,bに沿って各溝15の間隔に合わせて多数のロック孔(被係合部)43が貫設され、移動板39を後方に引っ張るばね44が設けらている。
【0021】
上記構成において、台車7を指定したディスクDの前に停止させた後、カム11を正転cさせると、図16(b)及び図17に示すように、該カム11が0°位置からイ位置(21°)に達した時点からカム溝41によりカムピン40が前進eされ、ロ位置(45°)でカムピン40の前進eが停止され、これにより、ロックピン12がロック孔43に嵌入され(図5及び図6の仮想線状態)、台車7を所定位置にロックすることができる。またカム11を逆転dさせることにより、上記とは逆の手順でカムピン40が後退fされ、これにより、ロックピン12がロック孔43から引き抜かれ(図5及び図6に実線状態)、台車7を左右方向a,bに移動させることができるようになる。
【0022】
前記ローディング機構8は、図7及び図8に示すように、ディスクDの下縁部に対向する下側ローディング部47とディスクDの横縁部に対向する横側ローディング部48とからなり、該両ローディング部47,48は、互いに約90°の対向角度をおいて基端部が枢支軸49を介して台車7に回動可能に枢支された一対のディスク挟持用アーム47a,48aと、該各アーム47a,48aの先端部に揺動可能に連結された円弧状のディスク挟持片47b,48bと、台車7に前後方向e,fに沿って移動可能に支持され、先端部に形成した上下方向の長孔50が各アーム47a,48aの基端部に突設した係合ピン51に係合された連結杆47c,48cとを有し、該各連結杆47c,48cの上面後端部に突設したカムピン52a,52bがカム11の下面に形成したローディング用カム溝53に係合され、横側ローディング部48の連結杆48cに該連結杆48cを後方に付勢するばね54とリミットスイッチなどからなるディスク検出器55とが設けられ、下側ローディング部47の連結杆47cに該連結杆47cを前方に付勢するばね56と前記ディスク検出器55の検出部55a,55bに対向する突起片57とが設けられている。
【0023】
上記構成において、ローディング機構8によりディスクDを挟持する前の状態では、図7及び図8に示すように、両ディスク挟持片47b,48bがディスクDから離間した状態で保持されており、台車7を左右方向a,bに移動させる際に、該ディスク挟持片47b,48bをディスクDに衝突させる虞れがない。
【0024】
次に、台車7を指定したディスクDの前で停止させ、カム11を正転cさせると、図16(c)及び図17に示すように、該カム11が0°位置からハ位置(95°)に達するまでは、ディスク挟持用アーム47a,48aがディスクDから離間され(図7及び図8状態)、ニ位置(105°)からホ位置(115°)に達するまでに、カム溝53により両カムピン52a,52bが押され、これにより、図9実線及び図10に示すように、下側ローディング部47の連結杆47cが前進eされると共に、横側ローディング部48の連結杆48cが後退fされ、両ディスク挟持用アーム47a,48aによりディスクDが挟持される。
【0025】
続いて、カム11がヘ位置(250°)に達するまでの間に、カム溝53の外側壁面に窪み部53aが形成されているため、両ディスク挟持用アーム47a,48aによりディスクDを挟持している場合には、その窪み部53aに関係無く、カムピン52bが仮想線59に沿って移動するが、指定したディスクDが存在せず、両ディスク挟持用アーム47a,48aによりディスクDを挟持することができない場合には、図9仮想線に示すように、横側ローディング部48のディスク挟持用アーム48aが前側に回動し、それに連動して連結杆48cが後退fされ、カムピン52bが窪み部53aに沿って移動するようになるため、図11に示すように、ディスク検出器55の検出部55a,55bが突起片57に当接され、該ディスク検出器55が作動し、ディスクDが存在しないことが検出される。
【0026】
その後、両ディスク挟持用アーム47a,48aによりディスクDを挟持した状態で、カム11がト位置(290°)に達するまでに、カム溝53により両カムピン52a,52bが押されて両連結杆47c,48cが前進eされ、両アーム47a,48aが一体となって枢支軸49を中心に後方に回動され、図12に示すように、ディスクDがディスク装着機構10内に挿入される。
【0027】
次に、カム11がチ位置(320°)に達し、カム溝53により両カムピン52a,52bが押されて、両ディスク挟持用アーム47a,48aが互いに離間され、ディスクDの挟持が解除される。
【0028】
前記ディスク装着機構10は、図13及び図14に示すように、支軸21を中心に開閉可能に配設された一対の回動枠61,62を有し、その一方の回動枠61にターンテーブル9aや光ピックアップなどを備えたプレーヤー本体9が配設され、その他方の回動枠62にターンテーブル9aに嵌脱可能なディスク押さえ部材63が取り付けられ、両回動枠61,62の下方に前後方向e,fに沿って移動可能に配設した操作板64の中央部に貫設した長孔65が支軸21に嵌合されると共に、該操作板64の二股状両先端部にそれぞれ貫設した二段折曲孔66,66が各回動枠61,62に突設した係合ピン67,67に係合され、且つ、その操作板64の基端部に突設したカムピン68がカム11の上面に形成したカム溝69に嵌入され、前記二段折曲孔66,66の先端部間の間隔αがその後端部間の間隔βよりも狭く設定されている(α<β)。
【0029】
上記構成において、ディスク装着機構10の作動前の状態では、両回動枠61,62が互いに閉鎖状態にされており(図2参照)、この状態から、カム11を正転cさせることにより、図16(a)及び図17に示すように、該カム11が0°位置からリ位置(55°)に達すると、カム溝69によりカムピン68が前進eされ、二段折曲孔66,66の後端部が係合ピン67,67に係合されて、両回動枠61,62が支軸21を中心に開放され、その開放状態がヌ位置(85°)からル位置(260°)まで保持され、その間に、図13に示すように、ローディング機構8によりディスクDが両回動枠61,62間に挿入される。続いて、オ位置(285°)に達するまでに、カム溝69によりカムピン68が後退fされ、二段折曲孔66,66の先端部が係合ピン67,67に係合されて、両回動枠61,62が支軸21を中心に閉鎖され、図15に示すように、ターンテーブル9aとディスク押さえ部材63とでディスクDが挟持され、該ディスクDがプレーヤー本体9に装着される。
【0030】
図5及び図6に示すように、ディスク装着機構10の一方の回動枠61の下面に水平断面略L字状の突起片85が垂設され、移動板39の両側縁に形成した舌片を引き起こして突起片85を挟持する一対のロック片86,86が形成され、台車7の上板を部分的に切り起こしてロック片86,86を挟持する一対のガイド板(横揺れ阻止手段)87,87が立設されている。
【0031】
上記構成において、図5及び図6に実線で示すように、移動板39を後退fさせることにより、ロック片86,86が突起片85に係合されてディスク装着機構10をロックするので、例えばディスクオートチェンジャーを運搬する際に乱暴に取り扱ったり誤って落下させるなどして、そのディスクオートチェンジャーに過大な衝撃力がかかった場合でも、大重量のプレーヤー本体9を取り付けた大型のディスク装着機構10が支軸21を中心に回動して係合ピン67が押し曲げられたりせず、ディスク装着機構10が損傷されて故障するのを確実に防ぐことができる。
【0032】
また、図5及び図6に仮想線で示すように、移動板39を前進eさせることにより、ロックピン12がロック孔43に係合されて台車7をロックするので、その台車7を指定ディスクDの前に確実に停止させておくことができる。
【0033】
更に、移動板39を前後に移動させるだけで、ディスク装着機構10と台車7とを交互にロックできるので、そのロック操作が簡単であると共に、ディスク装着機構10と台車7とにロック装置をそれぞれ別個に設ける場合に比べて、部品点数が少なくて済み、製作費を安くすることができる。
【0034】
しかも、移動板39の横揺れを両ガイド板87,87により阻止しているので、該移動板39を前後方向e,fに沿って直線的に移動させて、ロックピン12をロック孔43に対し確実に係脱させることができる。
【0035】
また更に、左右一対のガイド板87,87は、台車7の上板を部分的に切り起こして形成されているから、部品点数が増加せず、製作費を安くすることができる。
【0036】
上記実施例では、移動板39の横揺れ阻止手段としてガイド板87,87を用いたが、それ代えて、例えば台車7に前後方向e,fに沿ってスリットを形成し、該スリットに移動板39に垂設した垂設片を嵌入させることにより、その移動板39をスリットに沿って前後方向e,fに移動させるようにしてもよい。
【0037】
前記カム停止スイッチ13は、この実施の形態では、図1に示すように、タンブラースイッチからなり、その検出レバー13aがカム11の係合部71〔図16(a)参照〕に係合するようになっている。
【0038】
上記構成において、カム11を正転cさせると、図16(a)及び図17に示すように、該カム11が0°位置からワ位置(335°)に達した時点で検出レバー13aが係合部71の一方側縁71aに係合してカム停止スイッチ13が作動され、その検出信号によりカム11の回転が停止され、また、その逆に、ワ位置からカム11が逆転dしてカ位置(25°)に達した時点で検出レバー13aが係合部71の他方側縁71bに係合してカム停止スイッチ13が作動され、その検出信号によりカム11の回転が停止される。
【0039】
上記構成によれば、1つのカム11だけでローディング機構8、ディスク装着機構10、ロックピン12及びカム停止スイッチ13を作動させることができ、構造が簡単で製作費を安くすることができる。
【0040】
前記ローディング機構8、ディスク装着機構10、ロックピン12などはマイクロコンピュータからなる制御装置(図示せず)により制御されており、その制御装置の機能を図18に基づいて説明すると、まず、電源スイッチ5aを押すと、プレーヤー本体9が作動し、該プレーヤー本体9の光ピックアップがディスクDのTOC情報読み取り位置にあるか否かが判断され(S1)、位置ずれしている場合には、プレーヤー本体9のフィードモータを駆動して、位置ずれを解消する(S2)。次に、カム11がゼロ(0°)位置にある否かが判断され(S3)、位置ずれしている場合には、カムモータ30を駆動して、位置ずれを解消する(S4)。続いて、台車7がスタート位置にあるか否かが判断され(S5)、位置ずれしている場合には、台車モータ27を駆動して、位置ずれを解消する(S6)。その後、ディスク配列台6上の多数のディスクDから所望のディスクDを選択し、その選択に基づいてディスク指定スイッチ5bを操作してディスクナンバーを指定する(S7)。その指定信号に基づいて制御装置により台車モータ27が駆動され、台車7を指定ディスクDの前まで走行させる(S8)。これにより、図7及び図8に示すように、ローディング機構8の両ディスク挟持用アーム47a,48aが指定ディスクDを挟んで対向する。
【0041】
続いて、カム11を正転cさせ(S9)、図16に示すタイミングチャートに基づいてロックピン12、ディスク装着機構10、ローディング機構8及びカム停止スイッチ13を順次作動させる。その詳細を説明すると、まず、カムピン40とカム溝41とによりロックピン12が前進eされてロック孔43に嵌入され(図5及び図6参照)、台車7をロックする(S10)。
【0042】
次に、ディスクDをローディングする(S11)。即ち、ディスク装着機構10のカムピン68とカム溝69とにより両回動枠61,62が開放状態にされた後(図13参照)、ローディング機構8のカムピン52a.52bとカム溝53とにより下側ローディング部47の連結杆47cが前進eされると共に、横側ローディング部48の連結杆48cが後退fされ、両ディスク挟持用アーム47a,48aによりディスクDが挟持された後(図9実線及び図10)、両連結杆47c,48cが前進eされ、両ディスク挟持用アーム47a,48aにより挟持されたディスクDが台車7上に引き込まれ(図12)、ディスク装着機構10の両回動枠61,62間に挿入される(図13)。
【0043】
前記ローディング中にディスクDがあるか否かが判断される(S12)。即ち、指定したディスクDが存在せず、両ディスク挟用アーム47a,48aによりディスクDを挟持することができない場合には、図9仮想線に示すように、横側ローディング部48のディスク挟持用アーム48aが前側に回動し、それに連動して連結杆48cが後退fされ、ディスク検出器55の検出部55a,55bが突起片57に当接して、該ディスク検出器55が作動し、その検出信号により前述した操作が解除され、台車7が元の待機位置に戻される。
【0044】
前述したように、ディスクDがディスク装着機構10の両回動枠61,62間に挿入されると(図13)、両回動枠61,62が閉鎖され、ディスク押さえ部材63とターンテーブル9aとによりディスクDが挟まれ、該ディスクDをプレーヤー本体9に装着することができる(S13)。次に、カム停止スイッチ13の検出レバー13aが係合部71の一方側縁71aに係合してカム停止スイッチ13が作動され、その検出信号によりカム11の回転が停止される(S14)。
【0045】
その後、プレーヤー本体9が作動し、ディスクDの情報が再生され、その再生終了後、前記とは逆の手順でディスクDがディスク配列台6の元の位置に戻され、台車7が待機位置に戻される。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、移動板を後退させることにより、ロック片がディスク装着機構に係合されて該ディスク装着機構をロックするので、例えばディスクオートチェンジャーを運搬する際に乱暴に取り扱ったり誤って落下させるなどして、そのディスクオートチェンジャーに過大な衝撃力がかかったとしても、その衝撃力によりディスク装着機構が損傷されて故障する虞れがない。
【0047】
また、移動板を前進させることにより、ロックピンが被係合部に係合されて台車をロックするので、その台車を指定ディスクの前に確実に停止させておくことができる。
【0048】
更に、移動板を前後に移動させるだけで、ディスク装着機構と台車とを交互にロックできるので、そのロック操作が簡単であると共に、ディスク装着機構と台車とにロック装置をそれぞれ別個に設ける場合に比べて、部品点数が少なくて済み、製作費を安くすることができる。
【0049】
しかも、移動板の横揺れを阻止する横揺れ阻止手段が設けられているので、該移動板を前後方向に沿って直線的に移動させて、その移動板に設けたロックピンを被係合部に対し確実に係脱させることができる。
【0050】
請求項2記載の発明によれば、台車の上板を部分的に切り起こして横揺れ阻止手段である左右一対のガイド板を形成することができるから、部品点数が増加せず、製作費を安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるディスクオートチェンジャーの縦断面図である。
【図2】同水平断面図である。
【図3】同ディスク配列台の後列部の横断面図である。
【図4】同後列部の縦断面である。
【図5】同ロックピン付近の横断面図である。
【図6】同ロックピン付近の平面図である。
【図7】同ローディング機構のローディング前の側面図である。
【図8】同ローディング機構のローディング前の平面図である。
【図9】同ローディング機構のディスク挟持状態の側面図である。
【図10】同ローディング機構のディスク挟持状態の平面図である。
【図11】同ローディング機構のディスク不存在状態の平面図である。
【図12】同ローディング機構のローディング中の側面図である。
【図13】同ディスク装着装置の装着前の平面図である。
【図14】同ディスク装着装置の装着前の側面図である。
【図15】同ディスク装着装置の装着中の平面図である。
【図16】(a)〜(c)は同カムの概略平面図である。
【図17】同タイミングチャートである。
【図18】同フローチャートである。
【図19】同ディスクオートチェンジャーの斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
6 ディスク配列台
7 台車
8 ローディング機構
9 プレーヤー本体
10 ディスク装着装置
12 ロックピン
43 ロック孔(被係合部)
85 突起片
86 ロック片
87 ガイド板(横揺れ阻止手段)
D ディスク

Claims (2)

  1. ケーシング内に、多数のディスクを所定間隔をおいて配列するためのディスク配列台と、該ディスク配列台に沿って往復移動可能な台車とが設けられ、該台車には、前記ディスク配列台上の所定のディスクを挟持して台車上に引き込むためのローディング機構と、その台車上に引き込んだディスクを台車上のプレーヤー本体に装着するためのディスク装着機構とを備えたディスクオートチェンジャーであって、前記台車上に該台車の移動方向とは直交する方向に沿って移動可能な移動板が配置され、該移動板と台車との間に、その移動板が台車の移動方向に横揺れするのを阻止する横揺れ阻止手段が設けられ、前記移動板に、ケーシング内の被係合部に係合して台車を所定位置にロックするためのロックピンと、ディスク装着機構に係合して該ディスク装着機構を移動板にロックするためのロック片とが設けられており、前記移動板を前進させることにより、ロックピンを被係合部に係合させると共に、ロック片をディスク装着機構から離間させ、前記移動板を後退させることにより、ロックピンを被係合部から離間させると共に、ロック片をディスク装着機構に係合させるように構成したことを特徴とするディスクオートチェンジャー。
  2. 前記横揺れ阻止手段は、前記台車に移動板を間に挟んで立設された左右一対のガイド板からなることを特徴とする請求項1記載のディスクオートチェンジャー。
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