JPH0554948A - 電線接続端末の処理方法 - Google Patents
電線接続端末の処理方法Info
- Publication number
- JPH0554948A JPH0554948A JP3214054A JP21405491A JPH0554948A JP H0554948 A JPH0554948 A JP H0554948A JP 3214054 A JP3214054 A JP 3214054A JP 21405491 A JP21405491 A JP 21405491A JP H0554948 A JPH0554948 A JP H0554948A
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- electric wire
- terminal
- tip
- electric cable
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H50/00—Details of electromagnetic relays
- H01H50/44—Magnetic coils or windings
- H01H50/443—Connections to coils
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のハンダ付けによる電線接続方法のよう
に、接続部を洗浄するためにフレオン液を使用しないか
ら環境破壊の虞がなく、且つ電線を端子板に接続するに
際して、レーザー光線を利用してその接続端末が端子板
から離脱しないように迅速且つ確実に電線接続する。 【構成】 端子板1の先端部2を、細巾部3を介して円
形形状に形成し、その細巾部3に電磁継電器のコイルボ
ビン5の捲線4の端末を捲回した後、レーザー光線を照
射して、端子板1の先端部2、細巾部3及びその近辺部
の溶融金属の表面張力の作用で端子板1の先端部2に形
成された球状部6が、捲線4の捲回部を被包して端子板
1と捲線4とを電気的に接合する。
に、接続部を洗浄するためにフレオン液を使用しないか
ら環境破壊の虞がなく、且つ電線を端子板に接続するに
際して、レーザー光線を利用してその接続端末が端子板
から離脱しないように迅速且つ確実に電線接続する。 【構成】 端子板1の先端部2を、細巾部3を介して円
形形状に形成し、その細巾部3に電磁継電器のコイルボ
ビン5の捲線4の端末を捲回した後、レーザー光線を照
射して、端子板1の先端部2、細巾部3及びその近辺部
の溶融金属の表面張力の作用で端子板1の先端部2に形
成された球状部6が、捲線4の捲回部を被包して端子板
1と捲線4とを電気的に接合する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電磁継電器の捲
線コイルを端子板に接続する際に、その捲線コイルの接
続端末が端子板から離脱しないように電線接続できる電
線接続端末の処理方法に関する。
線コイルを端子板に接続する際に、その捲線コイルの接
続端末が端子板から離脱しないように電線接続できる電
線接続端末の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電線接続方法は、電線の端末を端
子板に捲回し、その電線の捲回部にフラックスを塗布し
た後、ハンダ付けにより端子板に電線の端末を接合し
て、電線接続を行なう方法が一般的である。
子板に捲回し、その電線の捲回部にフラックスを塗布し
た後、ハンダ付けにより端子板に電線の端末を接合し
て、電線接続を行なう方法が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電線
接続方法では、電線接続部に塗布されたフラックスを除
去するために、例えばフレオンを使用する洗浄工程が必
要となるばかりでなく、そのフラックス成分が電気機器
の部品に悪影響を及ぼす欠点があり、而もハンダ付けに
よる接合は、その接合状態が離脱し易く、不安定である
問題点もある。
接続方法では、電線接続部に塗布されたフラックスを除
去するために、例えばフレオンを使用する洗浄工程が必
要となるばかりでなく、そのフラックス成分が電気機器
の部品に悪影響を及ぼす欠点があり、而もハンダ付けに
よる接合は、その接合状態が離脱し易く、不安定である
問題点もある。
【0004】本発明は前記のような問題点に鑑み、従来
のハンダ付けによる電線接続方法のように、接続部を洗
浄するためにフレオン洗浄液を使用しないから、オゾン
層破壊のような環境破壊の虞がなく、且つ電線を端子板
に接続するに際して、レーザー光線を有効に利用して、
その接続端末が端子板から離脱しないように迅速且つ確
実に電線接続できる電線接続端末の処理方法を提供する
ことを目的とする。
のハンダ付けによる電線接続方法のように、接続部を洗
浄するためにフレオン洗浄液を使用しないから、オゾン
層破壊のような環境破壊の虞がなく、且つ電線を端子板
に接続するに際して、レーザー光線を有効に利用して、
その接続端末が端子板から離脱しないように迅速且つ確
実に電線接続できる電線接続端末の処理方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る電線接続端末の処理方法は、細巾部を
介して円形、角形その他多角形の形状を有する先端部を
端子板に形成し、前記細巾部に電線を捲回した後、前記
先端部、細巾部及びその近辺部にレーザー光線を照射す
ることにより該部を溶融し、その溶融金属の表面張力に
より形成された球状部が、電線捲回部を被包することに
より、前記端子板と電線とを接合して、電線接続を迅速
且つ的確に行うものである。
め、本発明に係る電線接続端末の処理方法は、細巾部を
介して円形、角形その他多角形の形状を有する先端部を
端子板に形成し、前記細巾部に電線を捲回した後、前記
先端部、細巾部及びその近辺部にレーザー光線を照射す
ることにより該部を溶融し、その溶融金属の表面張力に
より形成された球状部が、電線捲回部を被包することに
より、前記端子板と電線とを接合して、電線接続を迅速
且つ的確に行うものである。
【0006】
【作用】次に本発明に係る電線接続端末の処理方法の作
用状態について述べる。端子板の先端部に、細巾部を介
して円形、角形その他多角形の形状を有する部分を形成
し、その細巾部に電線を捲回した後、先端部、細巾部及
びその近辺部にレーザー光線を照射すると、そのレーザ
ー光線に照射された部分が溶融する。そしてその溶融金
属は表面張力の作用で球状部に形成されることになり、
その溶融金属の球状部が電線捲回部を被包して端子板と
電線とを電気的に接合し、電線接続を行うのである。
用状態について述べる。端子板の先端部に、細巾部を介
して円形、角形その他多角形の形状を有する部分を形成
し、その細巾部に電線を捲回した後、先端部、細巾部及
びその近辺部にレーザー光線を照射すると、そのレーザ
ー光線に照射された部分が溶融する。そしてその溶融金
属は表面張力の作用で球状部に形成されることになり、
その溶融金属の球状部が電線捲回部を被包して端子板と
電線とを電気的に接合し、電線接続を行うのである。
【0007】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明に係る電線接
続端末の処理方法の実施例を具体的に説明する。図1は
電気機器の例として電磁継電器のコイルボビンの捲線の
端子接続の例を示した外観斜視図である。図1に於いて
端子板1の先端部2を、細巾部3を介して円形、角形そ
の他多角形の形状に形成し、その細巾部3に電磁継電器
のコイルボビン5の捲線4の端末を捲回するもので、捲
線4の端末は、図2に示すように細巾部3により適正な
捲線位置が決定される。
続端末の処理方法の実施例を具体的に説明する。図1は
電気機器の例として電磁継電器のコイルボビンの捲線の
端子接続の例を示した外観斜視図である。図1に於いて
端子板1の先端部2を、細巾部3を介して円形、角形そ
の他多角形の形状に形成し、その細巾部3に電磁継電器
のコイルボビン5の捲線4の端末を捲回するもので、捲
線4の端末は、図2に示すように細巾部3により適正な
捲線位置が決定される。
【0008】こうして捲線4の端末の端子板1に於ける
捲線位置を決定した後、円形、角形その他多角形の形状
を有する先端部2にレーザー光線を照射すると、そのレ
ーザー光線の熱により端子板1の先端部2、細巾部3及
びその近辺部が溶融する。その溶融金属の表面張力の作
用により、図3に示すように端子板1の先端部2には球
状部6が形成される。そしてこの球状部6が、端子板1
に対する捲線4の捲回部を被包することにより、端子板
1と捲線4とを電気的に接合して確実に電線接続を行う
のである。
捲線位置を決定した後、円形、角形その他多角形の形状
を有する先端部2にレーザー光線を照射すると、そのレ
ーザー光線の熱により端子板1の先端部2、細巾部3及
びその近辺部が溶融する。その溶融金属の表面張力の作
用により、図3に示すように端子板1の先端部2には球
状部6が形成される。そしてこの球状部6が、端子板1
に対する捲線4の捲回部を被包することにより、端子板
1と捲線4とを電気的に接合して確実に電線接続を行う
のである。
【0009】図4は夫々異なる形状を有する端子板の例
を示しており、図4の(イ)は端子板1の先端部2が正
方形aの例、図4の(ロ)は端子板1の先端部2が半円
形bの例、図4の(ハ)は端子板1の先端部2が矩形c
の例を示しており、端子板1は燐青銅、洋白等の電気導
電材料で作製されている。
を示しており、図4の(イ)は端子板1の先端部2が正
方形aの例、図4の(ロ)は端子板1の先端部2が半円
形bの例、図4の(ハ)は端子板1の先端部2が矩形c
の例を示しており、端子板1は燐青銅、洋白等の電気導
電材料で作製されている。
【0010】
【発明の効果】本発明に係る電線接続端末の処理方法は
前記のように構成して成るもので、従来の電線接続方法
のようにハンダ付けの方法を使用しないから、フラック
ス除去のためにフレオン洗浄液を使用する必要がないの
で、オゾン層破壊のような環境破壊の虞がなく、特にレ
ーザー光線の照射により熱溶融された金属の表面張力に
起因して形成された球状部が電線捲回部を被包し、端子
板に電線の端末を電気的に接合する電線接続作業を迅速
且つ確実に行うことができて、電線接続状態の信頼性を
著しく向上できる効果がある。
前記のように構成して成るもので、従来の電線接続方法
のようにハンダ付けの方法を使用しないから、フラック
ス除去のためにフレオン洗浄液を使用する必要がないの
で、オゾン層破壊のような環境破壊の虞がなく、特にレ
ーザー光線の照射により熱溶融された金属の表面張力に
起因して形成された球状部が電線捲回部を被包し、端子
板に電線の端末を電気的に接合する電線接続作業を迅速
且つ確実に行うことができて、電線接続状態の信頼性を
著しく向上できる効果がある。
【図1】 本発明に係る電線接続端末の処理方法の実施
例を示したものであって、電磁継電器のコイルボビンの
捲線の端子接続の例を示した外観斜視図。
例を示したものであって、電磁継電器のコイルボビンの
捲線の端子接続の例を示した外観斜視図。
【図2】 同上の端子板に電線を捲回した状態を示す外
観斜視図。
観斜視図。
【図3】 同上の端子板先端に球状部が形成された状態
を示す外観斜視図。
を示す外観斜視図。
【図4】 同上の夫々異なる形状を有する端子板の平面
図であり、夫々図4の(イ)は端子板の先端部が正方形
の例、図4の(ロ)は端子板の先端部が半円形の例及び
図4の(ハ)は端子板の先端部が矩形の例を示す。
図であり、夫々図4の(イ)は端子板の先端部が正方形
の例、図4の(ロ)は端子板の先端部が半円形の例及び
図4の(ハ)は端子板の先端部が矩形の例を示す。
【符号の説明】 1 端子板 2 先端部 3 細巾部 4 捲線 5 コイルボビン
Claims (1)
- 【請求項1】 細巾部を介して円形、角形その他多角形
の形状を有する先端部を端子板に形成し、前記細巾部に
電線を捲回した後、前記先端部、細巾部及びその近辺部
にレーザー光線を照射することにより該部を溶融し、そ
の溶融金属の表面張力により形成された球状部で、電線
捲回部を被包することにより、前記端子板と電線とを接
合して、電線接続を行うことを特徴とする電線接続端末
の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3214054A JPH0554948A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 電線接続端末の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3214054A JPH0554948A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 電線接続端末の処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0554948A true JPH0554948A (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=16649501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3214054A Withdrawn JPH0554948A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 電線接続端末の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0554948A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000091147A (ja) * | 1998-09-07 | 2000-03-31 | Tdk Corp | コイル部品 |
EP2919251A1 (en) * | 2014-03-14 | 2015-09-16 | Omron Corporation | Coil terminal and electromagnetic relay |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP3214054A patent/JPH0554948A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000091147A (ja) * | 1998-09-07 | 2000-03-31 | Tdk Corp | コイル部品 |
JP4651135B2 (ja) * | 1998-09-07 | 2011-03-16 | Tdk株式会社 | コイル部品 |
EP2919251A1 (en) * | 2014-03-14 | 2015-09-16 | Omron Corporation | Coil terminal and electromagnetic relay |
US9401238B2 (en) | 2014-03-14 | 2016-07-26 | Omron Corporation | Coil terminal and electromagnetic relay |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |