JPH0554809U - クリップ - Google Patents

クリップ

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JPH0554809U
JPH0554809U JP10788491U JP10788491U JPH0554809U JP H0554809 U JPH0554809 U JP H0554809U JP 10788491 U JP10788491 U JP 10788491U JP 10788491 U JP10788491 U JP 10788491U JP H0554809 U JPH0554809 U JP H0554809U
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JP
Japan
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clip
inner panel
hole
lining material
head
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Pending
Application number
JP10788491U
Other languages
English (en)
Inventor
貴志 飯田
誠 大森
Original Assignee
ダイハツ工業株式会社
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Publication date
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Priority to JP10788491U priority Critical patent/JPH0554809U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前記天井内張り材等のルーフインナパネルへ
の取付けがスムーズに行えるようにする。 【構成】 天井内張り材1の保持部3及び頭部4を備え
たクリップ本体5と、ルーフインナパネル2に形成した
貫通孔20に嵌着する嵌着体6とから成り、該嵌着体6
の外径を前記頭部4の外径よりも大径に形成して、該嵌
着体6における前記部品1との対向部に、テーパ状の案
内面80を設けて、該案内面80の中心部に、前記頭部
4の係止孔9を設け、前記案内面80の案内により前記
頭部4を前記係止孔9に嵌着させるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として天井内張り材をルーフパネルの内面に取付けるのに用い るクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にこの種のクリップは、例えば実開昭56−154273号公報に開示 され、また図5に概略的に示すように、天井内張り材Aを保持する保持部Bと、 ルーフインナパネルCに形成した取付孔Dに嵌着可能な頭部Eとを備え、前記保 持部Bに前記天井内張り材Aを取付けた上で、前記頭部Eを前記ルーフインナパ ネルCの内面側から前記取付孔Dに当てがい、クリップ全体を前記ルーフインナ パネルC側に押し込んで、前記頭部Eを前記取付孔Dに嵌め込むことで、クリッ プを介して前記天井内張り材Aを前記ルーフインナパネルCの内面に敷設するよ うにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで以上のクリップにより前記天井内張り材Aを前記ルーフインナパネ ルCの内面に敷設するに際して、前記頭部Eを前記取付孔Dに嵌め込む作業を行 う時には、前記取付孔Dが前記天井内張り材Aで覆われるために、該取付孔Dの 位置が作業者からは見ることが出来ない。
【0004】 そのため、前記天井内張り材Aに形成する前記保持部Bの保持孔Fや前記ル ーフインナパネルCに形成する取付孔Dの成形誤差等により、前記天井内張り材 Aを前記ルーフインナパネルCに取付ける際、図5に示すように、前記天井内張 り材Aに組付けたクリップの頭部Eが、前記取付孔Dからずれた位置に位置した 場合には、前記頭部Eを前記取付孔Dに嵌着させるのが難しくなり、前記天井内 張り材Aの前記ルーフインナパネルCへの敷設作業に手間を要すると云う不具合 がある。
【0005】 本考案は以上の実情に鑑みて開発したものであって、目的とするところは、 前記天井内張り材等の部品のルーフインナパネル等の被取付部材への取付けがス ムーズに行えるクリップを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
しかして本考案は、部品1の保持部3及び前記被取付部材2側に嵌着する頭 部4を備えたクリップ本体5と、前記被取付部材2に形成した貫通孔20に嵌着 する嵌着体6とから成り、該嵌着体6の外径を前記頭部4の外径よりも大径に形 成して、該嵌着体6における前記部品1との対向部に、該嵌着体6の外周部から 軸芯部に向かって前記部品1の前記被取付部材2に対する取付側とは反対方向に 傾斜するテーパ状の案内面80を設けて、該案内面80の中心部に、前記頭部4 の係止孔9を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
本考案によれば、例えば、前記被取付部材2に形成する前記貫通孔20の成 形誤差等により、前記クリップ本体5を組付けた前記部品1を前記被取付部材2 に取付ける際、前記クリップ本体5の頭部4が、前記係止孔9から径方向に多少 ずれても、前記クリップ本体5の前記被取付部材2側への押し込みにより、前記 頭部4が、前記案内面80によりスムーズに案内されて前記係止孔9に確実に嵌 着するのである。
【0008】
【実施例】
図に示すクリップは、天井内張り材1を自動車のルーフインナパネル2の内 面に取付けるのに用いるものであって、基本的には、前記天井内張り材1の保持 部3及び前記ルーフインナパネル2側に嵌着する球状の頭部4を備えたクリップ 本体5と、前記ルーフインナパネル2に形成した円形の貫通孔20に嵌着する嵌 着体6とから成り、これらクリップ本体5及び嵌着体6は何れも合成樹脂材料か ら形成している。
【0009】 前記クリップ本体5の保持部3は、前記天井内張り材1に形成した保持孔1 0を挟んで、該保持孔10の周縁部を挾持する一対のフランジ31・32からな り、また前記クリップ本体5の頭部4は、前記保持部3の中心から立設した脚部 50の遊端部に一体形成すると共に、該頭部4の外径を前記脚部50の外径より も大径に形成している。
【0010】 一方、前記嵌着体6は、前記貫通孔20に挿嵌する筒状部7と、該筒状部7 における前記天井内張り材1の上面と対向する下端部から径方向外方に延びて前 記ルーフインナパネル2の内面に重合するフランジ部8とを備え、前記筒状部7 の外径を前記頭部4の外径よりも大径に形成する一方、該筒状部7に、該筒状部 7の外周面よりも径方向外方に突出する一対の突起70を設けて、前記突起70 と前記フランジ部8とにより、前記貫通孔20を挟んで前記ルーフインナパネル 2を挾持して、前記貫通孔20に挿通した前記筒状部7を前記ルーフインナパネ ル2に組付けるようにしている。
【0011】 尚、前記筒状部7における前記突起70の両側縁乃至下縁にスリット71を 形成して、前記筒状部7の前記貫通孔20への挿嵌時、該突起70が径方向内方 に弾性変位出来るようにしている。
【0012】 また前記筒状部7における前記天井内張り材1の上面と対向する下端に、該 筒状部7の下端内周縁から該筒状部7の軸芯部に向かって該筒状部7の上端開口 側に傾斜する円錐状の底壁8を設けて、該底壁8における前記天井内張り材1の 上面と対向する下面に、前記嵌着体6の外周部から軸芯部に向かって前記天井内 張り材1の前記ルーフインナパネル2に対する取付側とは反対方向に傾斜するテ ーパ状の案内面80を形成する一方、該底壁8の中心部に前記頭部4の係止孔9 を形成している。
【0013】 また図に示す実施例では、前記底壁8に前記係止孔9から放射状に延びる3 条のスリット90を形成している。
【0014】 以上の構成から成るクリップを用いて、前記天井内張り材1をルーフインナ パネル2の内面に敷設するには、先ず、前記嵌着体6の筒状部7を前記ルーフイ ンナパネル2の下方から前記貫通孔20に挿嵌して、前記突起70と前記フラン ジ部8とにより、前記ルーフインナパネル2における前記貫通孔20の周縁部を 挾持させることで、前記嵌着体6を前記ルーフインナパネル2に組付ける一方、 前記クリップ本体5の保持部3を構成する一方のフランジ32を、前記天井内張 り材1の上方から前記保持孔10を通過させて、両フランジ31・32により前 記天井内張り材1における前記保持孔10の周縁部を挾持させることで、前記天 井内張り材1に前記クリップ本体5を組付ける。
【0015】 しかる後、前記天井内張り材1を前記ルーフインナパネル2の下面に沿わせ た後、前記クリップ本体5を前記ルーフインナパネル2方向に押し込んで、図1 に示すように、前記頭部4を前記嵌着体6の係止孔9に嵌着させるのである。
【0016】 ところで、前記天井内張り材1に形成する前記保持孔10や前記ルーフイン ナパネル2に形成する貫通孔20の成形誤差により、前記クリップ本体5を組付 けた前記天井内張り材1を、前記ルーフインナパネル2の下面に敷設した際、図 2に示すように、前記クリップ本体5の頭部4が、前記係止孔9から成形誤差に 相当する寸法(例えば図1において矢印Sで示す範囲)ずれた位置に位置しても 、前記頭部4が前記案内面80と対向している限り、前記クリップ本体5の上方 への押し込みにより、前記頭部4は、前記案内面80により案内されて前記係止 孔9にスムーズに嵌着するのである。
【0017】 以上の実施例では、本考案にかかるクリップを、天井内張り材1のルーフイ ンナパネル2への取付けに用いたが、これに限定されるものではなく、例えばシ ートの表皮をシート本体に敷設するのに用いてもよい。
【0018】
【考案の効果】
以上のごとく本考案は、部品1の保持部3及び前記被取付部材2側に嵌着す る頭部4を備えたクリップ本体5と、前記被取付部材2に形成した貫通孔20に 嵌着する嵌着体6とから成り、該嵌着体6の外径を前記頭部4の外径よりも大径 に形成して、該嵌着体6における前記部品1との対向部に、該嵌着体6の外周部 から軸芯部に向かって前記部品1の前記被取付部材2に対する取付側とは反対方 向に傾斜するテーパ状の案内面80を設けて、該案内面80の中心部に、前記頭 部4の係止孔9を設けたことにより、例えば、前記被取付部材2に形成する前記 貫通孔20成形誤差等により、前記クリップ本体5を組付けた前記部品1を前記 被取付部材2に取付ける際、前記クリップ本体5の頭部4が、前記係止孔9から 径方向に多少ずれても、前記クリップ本体5の前記被取付部材2側への押し込み により、前記頭部4が、前記案内面80により案内されて前記係止孔9に確実に 嵌着するのであって、従って、前記部品の前記被取付部材への取付作業が良好且 つスムーズに行えるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるクリップにより天井内張り材を
ルーフインナパネルに取付ける過程を示す断面図。
【図2】本考案にかかるクリップにより天井内張り材を
ルーフインナパネルに取付けた状態を示す断面図。
【図3】嵌着体の平面図。
【図4】嵌着体の側面図。
【図5】従来のクリップにより天井内張り材をルーフイ
ンナパネルに取付ける過程を示す断面図。
【符号の説明】
1 天井内張り材(部品) 2 ルーフインナパネル(被取付部材) 3 保持部 4 頭部 5 クリップ本体 6 嵌着体 80 案内面 9 係止孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品1を被取付部材2に取付けるクリッ
    プであって、前記部品1の保持部3及び前記被取付部材
    2側に嵌着する頭部4を備えたクリップ本体5と、前記
    被取付部材2に形成した貫通孔20に嵌着する嵌着体6
    とから成り、該嵌着体6の外径を前記頭部4の外径より
    も大径に形成して、該嵌着体6における前記部品1との
    対向部に、該嵌着体6の外周部から軸芯部に向かって前
    記部品1の前記被取付部材2に対する取付側とは反対方
    向に傾斜するテーパ状の案内面80を設けて、該案内面
    80の中心部に、前記頭部4の係止孔9を設けたことを
    特徴とするクリップ。
JP10788491U 1991-12-27 1991-12-27 クリップ Pending JPH0554809U (ja)

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Cited By (4)

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