JPH0554672U - 水栓における電装品の設置構造 - Google Patents

水栓における電装品の設置構造

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JPH0554672U
JPH0554672U JP10442191U JP10442191U JPH0554672U JP H0554672 U JPH0554672 U JP H0554672U JP 10442191 U JP10442191 U JP 10442191U JP 10442191 U JP10442191 U JP 10442191U JP H0554672 U JPH0554672 U JP H0554672U
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研次 白井
啓介 平出
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水栓のセンサやスイッチの点検、修理をきわ
めて容易に行なえるようにする。 【構成】 吐水管16の先端にヘッド20を着脱自在に
設け、このヘッド20にスイッチ32やセンサ34を設
ける。吐水管16の先端面にコネクタ44の半割体48
を固着し、ヘッド20の後端面に半割体46を固着す
る。そして、ヘッド20を吐水管16の先端面に結合す
るべく凸部54、60を凹部56、62に押し込んだ際
に、併せて半割体46が半割体48に押し込まれるよう
にする。 【効果】 ヘッド20を吐水管16から取り外してセン
サ34やスイッチ32を容易に点検、修理できる。ま
た、ヘッド20のみをそっくり交換することもできる。
ヘッド20を吐水管16に取り付けるに際し、半割体4
6、48が併せて結合されるため、電気的な結線作業が
不要でヘッドの連結作業がきわめて容易である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスイッチ操作や、人体感知センサの人体感知により吐水作動を行なわ せるようにした水栓における電装品の設置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
スイッチ操作や、センサによって人体を検知して吐水作動を行なわせるように した電気駆動式水栓あるいは自動水栓は既に広く用いられている。
【0003】 この種の水栓において、スイッチやセンサを水栓の先端例えば吐水管の先端に 設けることがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この種のスイッチやセンサを備えた従来の水栓においては、スイッチやセンサ を水栓の本体部分にそのまま取り付けるようにしているため、スイッチやセンサ を点検したり、交換したりする際には水栓の多くの部分を分解する(ばらす)こ とが必要であり、作業が面倒であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の水栓における電装品の設置構造は、水栓の先端に吐水制御用スイッチ 及び人体感知センサの少なくとも一方よりなる電装品が設置され、該電装品に接 続されたリード線が該水栓内に挿通されている水栓における電装品の設置構造に おいて、前記水栓の先端部を該先端部以外の水栓本体部と別体とし、該先端部を 該本体部に取外し可能に連結すると共に、結合及び離反可能な一対の半割体より なる電気配線用コネクタの一方の該半割体を前記先端部の後端面に、そして、他 方の該半割体を前記本体部の先端面に、且つ、該先端部を該本体部に連結した際 に該半割体同志が結合される配置にて設置し、前記リード線を該コネクタに接続 したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
かかる本考案の水栓における電装品の設置構造によると、センサやスイッチな どの電装品を備えた先端部が本体部に対し取り外し可能となっているため、この 先端部を本体部から取り外してセンサやスイッチなどの点検、修理等を容易に行 なえる。
【0007】 また、この先端部のみをそっくり交換することもできる。
【0008】 本考案では、この先端部を本体部に連結すると、コネクタの半割体同志も結合 され、センサやスイッチと本体部側のリード線とが電気的に接続される。従って 、先端部と本体部との脱着作業はきわめて容易である。
【0009】
【実施例】
以下図面を参照して実施例について説明する。なお、本実施例では、次に述べ る水栓14の吐水管16が本体部に相当し、ヘッド20が先端部に相当する。
【0010】 第1図は本考案の実施例に係る水栓の先端部の縦断面図、第2図は組立斜視図 、第3図は同水栓を備えた化粧台の斜視図である。
【0011】 第3図において、キャビネット10の上面に洗面器12が設けられ、該洗面器 12の奥側部分にセンサ付き水栓14が設置されている。該水栓14の吐水管1 6の先端側は洗面器12の上面側にせり出すように湾曲しており、吐水管16の 先端側の下面に吐水口16aが設けられている。また、この吐水管16の先端に 電装品取付用ヘッド20が着脱自在に装着されている。
【0012】 水栓14の基端部分に設けられた操作盤18は、吐水スイッチ22のほか、吐 水水量を増大させるための水量スイッチ24、吐水水量を減少させるための水量 スイッチ26、吐水水温を上昇させるための水温スイッチ28及び吐水水温を低 下させるための水温スイッチ30を備えている。
【0013】 第1図及び第2図に示す如く、前記ヘッド20の先端側の斜め上向きの傾斜面 20aに吐水スイッチ32が設けられ、該吐水スイッチ32は軟質カバー33に て水密的に覆われている。該ヘッド20の下面側には人体感知用のセンサ34が 設けられている。該センサ34やスイッチ32からの信号を操作盤10内の制御 器(図示略)に接続するために吐水管16内にリード線42が挿通されている。
【0014】 前記吐水管16の内部は、第1図に示す如く、吐水管16の長手方向に延在す る仕切壁36によって電気配線用スペース38と通水路40とに区画されている 。前記吐水口16aは、この通水路40に連通するように設けられている。電気 配線用スペース38内にはリード線42が挿通されている。
【0015】 なお、この仕切壁36を設ける代わりに、ホース(図示略)を吐水管16内に 通し、このホースを吐水口16aに接続しても良い。
【0016】 前記ヘッド20の後端面にはコネクタ44の半割体46が固着されており、吐 水管16の先端面にはもう1つの半割体48が固着されている。前記リード線4 2はこの半割体48に接続されている。また、前記吐水スイッチ32及びセンサ 34はそれぞれリード線50、52を介して半割体46に接続されている。これ ら半割体46、48は、第1図及び第2図に示す如く、ヘッド20を吐水管16 の先端に装着したときに互いに結合される配置関係にてそれぞれヘッド20の後 端面及び吐水管16の先端面に固着されている。
【0017】 第1図及び第2図に示す如く、ヘッド20の後端面には凸部54が設けられ、 吐水管16の先端面には該凸部54が嵌合する凹部56が設けられている。該凸 部54は四角筒状であり、半割体46はその内部に配置されている。凹部56も 四角形状であり、前記半割体48は該凹部56内に配置されている。このコネク タ44の部分に水が侵入しないようにするために、凸部54の周囲にOリング5 8が設けられている。
【0018】 前記ヘッド20の後端面には、該凸部54の下方部分に別の凸部60が設けら れている。そして、吐水管16の先端面には、この凸部60が嵌合する凹部62 が溝状に設けられている。凸部60を凹部62に嵌合させ、下側から該凸部60 を刺し通すようにダッピングビス64を凹部62の天井面部分にねじ込むことに より、ヘッド20と吐水管16との連結が完成する。
【0019】 このように構成された水栓14においては、センサ34や吐水スイッチ32の 点検を行なう場合、ビス64を外してヘッド20を引くことにより、該ヘッド2 0が吐水管16から分離される。従って、このヘッド20を水栓14の本体側か ら取り外してスイッチ32やセンサ34を容易に点検、修理することができる。 また、スイッチ32やセンサ34に故障があった場合には、ヘッド20ごとそっ くり交換することができ、このようにすれば現場にて細かな電気配線作業を行な う必要がなく、部品の交換作業がきわめて容易かつ迅速に行なえる。
【0020】 なお、ヘッド20を吐水管16に結合すべく、該凸部54、60を凹部56、 62に押し込むと、このときにコネクタ44の半割体46が半割体48に押し込 まれる。従って、ヘッド20を吐水管16に結合すると、併せてコネクタ44の 結合も完成することになり、特別な電気的結線を行なうことが不要である。
【0021】 なお、本実施例にあっては、スイッチ32がヘッド20の上向きの上り勾配面 20aに取り付けられているため、スイッチ32を操作し易い。
【0022】 上記実施例は洗面台に用いられる水栓に関するものであるが、本考案はその他 の各種の箇所に設置される水栓に適用することができる。
【0023】 また、上記実施例ではセンサ34及びスイッチ32の双方がヘッド20に設け られているが、本考案ではスイッチとセンサの一方のみをヘッドに設けても良い 。
【0024】
【考案の効果】
以上の通り、本考案の水栓によると、先端部を本体部から取り外してセンサや スイッチなどの点検、修理等を容易に行なえる。また、センサ部のみをそっくり 交換することもできる。
【0025】 本考案では、ヘッド等の先端部を吐水管等の本体部に連結することにより、コ ネクタの連結も行なうことができ、現場における電気的な結線作業が不要であり 、先端部を本体部に対しきわめて容易に結合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る水栓の先端部の縦断面図
である。
【図2】実施例に係る水栓の先端部の分解斜視図であ
る。
【図3】実施例に係る水栓を備えた洗面台の斜視図であ
る。
【符号の説明】
14 水栓 16 吐水管(本体部) 18 操作盤 20 ヘッド(先端部) 32 スイッチ 34 センサ 44 コネクタ 46 半割体 48 半割体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 永田 雅昭 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水栓の先端に吐水制御用スイッチ及び人
    体感知センサの少なくとも一方よりなる電装品が設置さ
    れ、該電装品に接続されたリード線が該水栓内に挿通さ
    れている水栓における電装品の設置構造において、 前記水栓の先端部を該先端部以外の水栓本体部と別体と
    し、該先端部を該本体部に取外し可能に連結すると共
    に、 結合及び離反可能な一対の半割体よりなる電気配線用コ
    ネクタの一方の該半割体を前記先端部の後端面に、そし
    て、他方の該半割体を前記本体部の先端面に、且つ、該
    先端部を該本体部に連結した際に該半割体同志が結合さ
    れる配置にて設置し、 前記リード線を該コネクタに接続したことを特徴とする
    水栓における電装品の設置構造。
JP10442191U 1991-12-18 1991-12-18 水栓における電装品の設置構造 Expired - Lifetime JP2534205Y2 (ja)

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