JPH0554532A - 音声多重記録再生装置 - Google Patents

音声多重記録再生装置

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Publication number
JPH0554532A
JPH0554532A JP3218669A JP21866991A JPH0554532A JP H0554532 A JPH0554532 A JP H0554532A JP 3218669 A JP3218669 A JP 3218669A JP 21866991 A JP21866991 A JP 21866991A JP H0554532 A JPH0554532 A JP H0554532A
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JP
Japan
Prior art keywords
signal
mode
recording
switch
level
Prior art date
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JP3218669A
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English (en)
Inventor
Yasushi Tamura
康 田村
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】再生時の音声信号がステレオ放送であるのか2
か国語放送であるのかの判別を行えるようにして、最終
出力段での出力コントロールを可能とした音声多重記録
再生装置を提供する。 【構成】1.3MHzの搬送波のレベルを変化させる第1
スイッチ13及び第3スイッチ18と、1.7MHzの搬
送波のレベルを変化させる第2スイッチ14及び第4ス
イッチ19とを設け、これらのスイッチの開閉を各スイ
ッチコントロール信号S1,S2,S3,S4によって
それぞれ異なったタイミングで行うことにより、2つの
搬送波の混合比率を変えて記録媒体に記録する。すなわ
ち、記録FM信号が通常放送モードである場合、ステレ
オ放送モードである場合、2か国語放送モードである場
合の2つの搬送波の混合比率が異なるので、この混合比
率の違いから放送モードの判別を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転する2つの磁気ヘ
ッドをヘッドスイッチングパルスによって交互に切り換
えることにより、音声信号帯域の2つの信号に従ってそ
れぞれ変調された2つの搬送波の記録と再生とを行う磁
気記録再生装置に係り、より詳細には、通常放送モー
ド、ステレオ放送モード、2か国語放送モード等の各種
モードの判別を可能とした音声多重記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、2つの回転する磁気ヘッドを
ヘッドスイッチングパルスによって交互に切り換えるこ
とにより、音声信号に従ってそれぞれ変調された2つの
搬送波を任意の比率で混合し、これを記録FM信号とし
て記録媒体に記録するとともに、その再生を行う磁気記
録再生装置が提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような磁気記録再
生装置においては、記録する音声信号がステレオ放送で
あるか2か国語放送であるかに係わらず、その音声信号
によって変調された2つの搬送波をそのまま記録媒体に
記録するようになっている。
【0004】そのため、再生時には、記録されている音
声信号の内容がステレオ放送であるのか2か国語放送で
あるのかの判別が行えず、最終出力段で出力をコントロ
ールすることができないといった問題があった。
【0005】本発明はかかる実情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、再生時の音声信号がステレオ放送であ
るのか2か国語放送であるのかの判別を行えるようにし
て、最終出力段での出力コントロールを可能とした音声
多重記録再生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の音声多重記録再生装置は、回転する2つの
磁気ヘッドをヘッドスイッチングパルスによって交互に
切り換えることにより、音声信号帯域の2つの信号に従
ってそれぞれ変調された2つの搬送波の記録と再生とを
行う磁気記録再生装置において、記録時、音声信号帯域
の2つの信号に従ってそれぞれ変調された2つの搬送波
を混合して得られる信号を記録FM信号とするとき、こ
の記録FM信号がステレオ放送モードである場合の2つ
の搬送波の混合比率と、前記記録FM信号が2か国語放
送モードである場合の2つの搬送波の混合比率とを通常
放送モードの場合の混合比率と異ならせて設定すること
により、それぞれのモードを判別するためのモード判別
信号の作成を行うモード判別信号作成部と、前記記録F
M信号のうち前記ヘッドスイッチングパルスの立ち上が
りの直前又は直後に相当する部分及び立ち下がりの直前
又は直後に相当する部分に、前記モード判別信号作成部
によって作成されたモード判別信号を挿入するモード判
別信号挿入部とを備え、再生時、前記2つの磁気ヘッド
によってそれぞれ再生された再生FM信号の終端部分又
は始端部分に挿入された前記モード判別信号の抽出を行
うモード判別信号抽出部と、このモード判別信号抽出部
によって抽出されたモード判別信号に基づいて再生FM
信号の放送モードを判別するモード判別部とを備えた構
成とする。
【0007】
【作用】音声信号帯域のLチャンネル及びRチャンネル
の2つの信号に従ってそれぞれ変調された2つの搬送波
を混合して得られる信号を記録FM信号とするとき、モ
ード判別信号作成部は、この記録FM信号がステレオ放
送モードである場合の2つの搬送波の混合比率と、2か
国語放送モードである場合の2つの搬送波の混合比率と
を、通常放送モードの場合の混合比率と異ならせて設定
する。
【0008】モード判別信号挿入部では、記録FM信号
のうちヘッドスイッチングパルスの立ち上がりの直前又
は直後に相当する部分及び立ち下がりの直前又は直後に
相当する部分に、モード判別信号作成部によって作成さ
れたモード判別信号を挿入する。
【0009】すなわち、2つの回転する磁気ヘッドによ
って記録媒体の各記録トラックに記録される記録FM信
号の終端部分又は始端部分に混合比率の差として表され
たモード判別信号が挿入されることになる。
【0010】一方、再生時、モード判別信号抽出部は、
回転する2つの磁気ヘッドによって交互に再生された各
再生FM信号の終端部分又は始端部分に挿入されたモー
ド判別信号を抽出し、これをモード判別部に送出する。
【0011】モード判別部では、モード判別信号に基づ
いて再生FM信号の放送モードを判別する。
【0012】すなわち、通常放送モードの混合比率とモ
ード判別信号の示す混合比率との比較から、通常放送モ
ード、ステレオ放送モード、2か国語放送モードの判別
を行うようになっている。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0014】図1は本発明の音声多重記録再生装置の記
録系の電気的構成を示すブロック図、図2は本発明の音
声多重記録再生装置の再生系の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【0015】図1において、1.3MHzの搬送波を取り
出すバンドパスフィルタ11の出力は、コンデンサC1
を介して各抵抗R1,R2の一端に接続されており、抵
抗R1の他端には第1スイッチ13の一端が接続されて
いる。そして、第1スイッチ13の他端と抵抗R2の他
端とが接続されて、抵抗R5とカップリングコンデンサ
C3とに接続されている。
【0016】また、1.7MHzの搬送波を取り出すバン
ドパスフィルタ12の出力は、コンデンサC2を介して
各抵抗R3,R4の一端に接続されており、抵抗R4の
他端には第2スイッチ14の一端が接続されている。
【0017】そして、第2スイッチ14の他端と抵抗R
3の他端とが接続されて、抵抗R5とカップリングコン
デンサC3とに接続されている。カップリングコンデン
サC3の出力は、記録アンプ16を介して一方の磁気ヘ
ッド(録再ヘッド)17に接続されている。
【0018】また、コンデンサC1の出力は、各抵抗R
6,R7の一端にも接続されており、抵抗R6の他端に
は第3スイッチ18の一端が接続されている。そして、
第3スイッチ18の他端と抵抗R7の他端とが接続され
て、抵抗R10とカップリングコンデンサC4とに接続
されている。
【0019】また、コンデンサC2の出力は、各抵抗R
8,R9の一端にも接続されており、抵抗R9の他端に
は第4スイッチ19の一端が接続されている。そして、
第4スイッチ19の他端と抵抗R8の他端とが接続され
て、抵抗R10とカップリングコンデンサC4とに接続
されている。カップリングコンデンサC4の出力は、記
録アンプ21を介して他方の磁気ヘッド(録再ヘッド)
22に接続されている。
【0020】上記構成において、第1スイッチ13はス
イッチコントロール信号S1により、第2スイッチ14
はスイッチコントロール信号S2により、第3スイッチ
18はスイッチコントロール信号S3により、第4スイ
ッチ19はスイッチコントロール信号S4により、それ
ぞれのタイミング(後述する)で開閉制御が行われるよ
うになっている。
【0021】図2において、磁気ヘッド17の出力は、
回転トランス31を介して再生アンプ32に接続されて
おり、再生アンプ32の出力は、第5切換スイッチ34
の固定接点aに接続されている。
【0022】また、磁気ヘッド22の出力は、回転トラ
ンス31を介して再生アンプ33に接続されており、再
生アンプ33の出力は、第5切換スイッチ34の固定接
点bに接続されている。
【0023】そして、第5切換スイッチ34の可動接点
cは、1.3MHzのバンドパスフィルタ35と1.7M
Hzのバンドパスフィルタ37とに接続されており、各バ
ンドパスフィルタ35,37の出力は、対応して設けら
れた復調回路36,38を介して図示しないその後の信
号処理系に出力されるとともに、1.3MHzのバンドパ
スフィルタ35の出力は、レベル比較回路41に導かれ
ている。
【0024】また、再生アンプ32の出力は第6切換ス
イッチ39の固定接点aに、再生アンプ33の出力は第
6切換スイッチ39の固定接点bにそれぞれ接続されて
いる。そして、第6切換スイッチ39の可動接点cは、
1.3MHzのバンドパスフィルタ40に接続されてお
り、バンドパスフィルタ40の出力は、レベル比較回路
41に導かれている。
【0025】また、レベル比較回路41の出力は、放送
モードの判別を行う判別回路42に導かれており、判別
回路42の出力は、再生モード制御信号として、図示し
ない本装置のその後の信号処理系に出力されるようにな
っている。
【0026】上記構成において、第5切換スイッチ34
及び第6切換スイッチ39は、磁気ヘッド17,22に
よって図示しない記録媒体から再生される再生FM信号
の切り換えのタイミングを制御するヘッドスイッチング
パルスに従って、それぞれのタイミング(後述する)で
切り換え制御が行われるようになっている。
【0027】次に、上記構成の音声多重記録再生装置の
動作を、図3に示す記録時のタイミングチャート及び図
4に示す再生時のタイミングチャートを参照して説明す
る。
【0028】(1) 記録時の動作 スイッチコントロール信号S1は、記録する音声信号が
通常放送モードの信号であるとき及び2か国語放送モー
ドの信号であるときには、常に「H」レベルの信号を出
力し、第1スイッチ13を常にオン状態に制御する。ま
た、記録する音声信号がステレオ放送モードの信号であ
るときには、ヘッドスイッチングパルスHSPの立ち上
がりの直前及び立ち下がりの直後で所定期間「L」レベ
ルに変化する信号を出力し、その「L」レベルの期間だ
け第1スイッチ13をオフ状態とする制御を行う。
【0029】スイッチコントロール信号S2は、記録す
る音声信号が通常放送モードの信号であるとき及びステ
レオ放送モードの信号であるときには、常に「H」レベ
ルの信号を出力し、第2スイッチ14を常にオン状態に
制御する。また、記録する音声信号が2か国語放送モー
ドの信号であるときには、ヘッドスイッチングパルスH
SPの立ち上がりの直前及び立ち下がりの直後で所定期
間「L」レベルに変化する信号を出力し、その「L」レ
ベルの期間だけ第2スイッチ14をオフ状態とする制御
を行う。
【0030】スイッチコントロール信号S3は、記録す
る音声信号が通常放送モードの信号であるとき及び2か
国語放送モードの信号であるときには、常に「H」レベ
ルの信号を出力し、第3スイッチ18を常にオン状態に
制御する。また、記録する音声信号がステレオ放送モー
ドの信号であるときには、ヘッドスイッチングパルスH
SPの立ち上がりの直後及び立ち下がりの直前で所定期
間「L」レベルに変化する信号を出力し、その「L」レ
ベルの期間だけ第3スイッチ18をオフ状態とする制御
を行う。
【0031】スイッチコントロール信号S4は、記録す
る音声信号が通常放送モードの信号であるとき及びステ
レオ放送モードの信号であるときには、常に「H」レベ
ルの信号を出力し、第4スイッチ19を常にオン状態に
制御する。また、記録する音声信号が2か国語放送モー
ドの信号であるときには、ヘッドスイッチングパルスH
SPの立ち上がりの直後及び立ち下がりの直前で所定期
間「L」レベルに変化する信号を出力し、その「L」レ
ベルの期間だけ第4スイッチ19をオフ状態とする制御
を行う。
【0032】すなわち、通常放送モードでは、すべての
スイッチ13,14,18,19は常にオン状態となっ
ており、そのときの記録搬送波レベルは図3(f)にA
で示す関係となっている。つまり、1.3MHzの搬送波
のレベルより1.7MHzの搬送波のレベルの方が高くな
っている。
【0033】また、ステレオ放送モードでは、スイッチ
コントロール信号S1は、ヘッドスイッチングパルスH
SPの立ち上がりの直前及び立ち下がりの直後で所定期
間「L」レベルに変化する信号を出力し、その「L」レ
ベルの期間だけ第1スイッチ13をオフ状態とすること
から、この期間だけ1.3MHzの搬送波のレベルが低下
する。従って、このときの記録搬送波レベルは、図3
(f)にBで示す関係となっている。つまり、1.3M
Hzの搬送波のレベルの方が1.7MHzの搬送波のレベル
より低くなっている。
【0034】第1スイッチ13がオフ状態となるタイミ
ングは、磁気ヘッド17によって図示しない記録媒体の
一つの記録トラックに記録される記録FM信号の始端部
分及び終端部分(再生時の音声信号に直接影響を与える
ことのない部分)に相当することから、磁気ヘッド17
によって一つの記録トラックに記録される記録MF信号
の始端部分及び終端部分には、図3(f)にBで示すレ
ベル関係の搬送波がモード判別信号として記録されるこ
とになる。
【0035】また、スイッチコントロール信号S3は、
ヘッドスイッチングパルスHSPの立ち上がりの直後及
び立ち下がりの直前で所定期間「L」レベルに変化する
信号を出力し、その「L」レベルの期間だけ第3スイッ
チ18をオフ状態とすることから、この期間だけ1.3
MHzの搬送波のレベルが低下する。従って、このときの
記録搬送波レベルは、図3(f)にBで示す関係となっ
ている。つまり、1.3MHzの搬送波のレベルの方が
1.7MHzの搬送波のレベルより低くなっている。
【0036】第3スイッチ18がオフ状態となるタイミ
ングは、磁気ヘッド22によって図示しない記録媒体の
一つの記録トラックに記録される記録FM信号の始端部
分及び終端部分(再生時の音声信号に直接影響を与える
ことのない部分)に相当することから、磁気ヘッド22
によって一つの記録トラックに記録される記録MF信号
の始端部分及び終端部分には、図3(f)にBで示すレ
ベル関係の搬送波がモード判別信号として記録されるこ
とになる。
【0037】また、このときの通常放送モード時の1.
3MHzの搬送波とステレオ放送モード時の1.3MHzの
搬送波とのレベル比較では、通常放送モード時の1.3
MHzの搬送波の方がステレオ放送モード時の1.3MHz
の搬送波より高いレベルとなっている。
【0038】次に、2か国語放送モードでは、スイッチ
コントロール信号S2は、ヘッドスイッチングパルスH
SPの立ち上がりの直前及び立ち下がりの直後で所定期
間「L」レベルに変化する信号を出力し、その「L」レ
ベルの期間だけ第2スイッチ14をオフ状態とすること
から、この期間だけ1.7MHzの搬送波のレベルが低下
する。従って、このときの記録搬送波レベルは、図3
(f)にCで示す関係となっている。つまり、1.3M
Hzの搬送波のレベルより1.7MHzの搬送波のレベルの
方が低くなっている。
【0039】第2スイッチ14がオフ状態となるタイミ
ングは、磁気ヘッド17によって図示しない記録媒体の
一つの記録トラックに記録される記録FM信号の始端部
分及び終端部分(再生時の音声信号に直接影響を与える
ことのない部分)に相当することから、磁気ヘッド17
によって一つの記録トラックに記録される記録FM信号
の始端部分及び終端部分には、図3(f)にCで示すレ
ベル関係の搬送波がモード判別信号として記録されるこ
とになる。
【0040】また、スイッチコントロール信号S4は、
ヘッドスイッチングパルスHSPの立ち上がりの直後及
び立ち下がりの直前で所定期間「L」レベルに変化する
信号を出力し、その「L」レベルの期間だけ第4スイッ
チ19をオフ状態とすることから、この期間だけ1.7
MHzの搬送波のレベルが低下する。従って、このときの
記録搬送波レベルは、図3(f)にCで示す関係となっ
ている。つまり、1.3MHzの搬送波のレベルより1.
7MHzの搬送波のレベルの方が低くなっている。
【0041】第4スイッチ19がオフ状態となるタイミ
ングは、磁気ヘッド22によって図示しない記録媒体の
一つの記録トラックに記録される記録FM信号の始端部
分及び終端部分(再生時の音声信号に直接影響を与える
ことのない部分)に相当することから、磁気ヘッド22
によって一つの記録トラックに記録される記録FM信号
の始端部分及び終端部分には、図3(f)にCで示すレ
ベル関係の搬送波がモード判別信号として記録されるこ
とになる。
【0042】また、このときの通常放送モード時の1.
3MHzの搬送波と2か国語放送モード時の1.3MHzの
搬送波とのレベル比較では、通常放送モード時の1.3
MHzの搬送波の方が二カ国語放送モード時の1.3MHz
の搬送波より低いレベルとなっている。
【0043】(2) 再生時の動作 回転する2つの磁気ヘッド17,22によって記録媒体
から順次再生され、各再生アンプ32,33によって増
幅された再生FM信号S5,S6は、ヘッドスイッチン
グパルスHSPによる第5切換スイッチ34の切り換え
によって一連の再生FM信号S7に復元され、各バンド
パスフィルタ35,37、各復調回路36,38を介し
て各チャンネルの音声信号に復調され、その後の信号処
理系に出力される。
【0044】一方、第6切換スイッチ39は、第5切換
スイッチ34の切り換え動作とは逆の動作となってい
る。すなわち、第5切換スイッチ34が固定接点a側に
接続されて磁気ヘッド17による再生が行われていると
き、第6切換スイッチ39は固定接点b側に接続されて
おり、第5切換スイッチ34が固定接点b側に接続され
て磁気ヘッド22による再生が行われているとき、第6
切換スイッチ39は固定接点a側に接続されるようにな
っている。
【0045】その結果、第6切換スイッチ39の可動端
子cには、図4(e)に示すように、ヘッドスイッチン
グパルスHSPの立ち上がりの直前に再生された磁気ヘ
ッド17による再生FM信号とヘッドスイッチングパル
スHSPの立ち上がりの直後まで再生された磁気ヘッド
22による再生FM信号、及びヘッドスイッチングパル
スHSPの立ち下がりの直前に再生された磁気ヘッド2
2による再生FM信号とヘッドスイッチングパルスHS
Pの立ち下がりの直後まで再生された磁気ヘッド17に
よる再生FM信号とが、モード判別信号S8として、ヘ
ッドスイッチングパルスHSPによる切り換えのタイミ
ングに従って交互に現れることになる。
【0046】このような第6切換スイッチ39の切り換
え動作によって抽出されたモード判別信号S8は、次の
バンドパスフィルタ40によって1.3MHzの搬送周波
数成分が取り出された後、レベル比較回路41に与えら
れる。
【0047】レベル比較回路41には、バンドパスフィ
ルタ35によって取り出された1.3MHzの搬送周波数
成分(この搬送周波数は、通常放送モード時の1.3M
Hzの搬送波成分と同様のレベルとなっている)が与えら
れている。
【0048】レベル比較回路41では、バンドパスフィ
ルタ35から与えられた1.3MHzの搬送波レベルを基
準として、バンドパスフィルタ40から与えられた1.
3MHzの搬送波レベルの比較を行う。
【0049】例えば、ステレオ放送モード時、バンドパ
スフィルタ35から与えられた1.3MHzの搬送波レベ
ルは図4(f)のAに示すレベルであり、バンドパスフ
ィルタ40から与えられた1.3MHzの搬送波レベル
は、図4(f)のBに示すレベルとなる。
【0050】そのため、レベル比較回路41では、バン
ドパスフィルタ35から与えられた1.3MHzの搬送波
レベルよりバンドパスフィルタ40から与えられた1.
3MHzの搬送波レベルの方が低いことを示す信号を判別
回路42に出力する。判別回路42では、この信号に基
づいてステレオ放送モードであることを判別し、その判
別信号をその後の信号処理系の制御信号として出力す
る。
【0051】また、2か国語放送モード時、バンドパス
フィルタ35から与えられた1.3MHzの搬送波レベル
は図4(f)のAに示すレベルであり、バンドパスフィ
ルタ40から与えられた1.3MHzの搬送波レベルは、
図4(f)のCに示すレベルとなる。
【0052】そのため、レベル比較回路41では、バン
ドパスフィルタ35から与えられた1.3MHzの搬送波
レベルよりバンドパスフィルタ40から与えられた1.
3MHzの搬送波レベルの方が高いことを示す信号を判別
回路42に出力する。判別回路42では、この信号に基
づいて2か国語放送モードであることを判別し、その判
別信号をその後の信号処理系の制御信号として出力す
る。
【0053】
【発明の効果】本発明の音声多重記録再生装置は、記録
FM信号がステレオ放送モードである場合の2つの搬送
波の混合比率と、記録FM信号が2か国語放送モードで
ある場合の2つの搬送波の混合比率とを通常放送モード
の場合の混合比率と異ならせて設定することによりモー
ド判別信号を作成し、このモード判別信号を、各記録F
M信号の始端部分及び終端部分に記録し、再生時、2つ
の磁気ヘッドによってそれぞれ再生された再生FM信号
の始端部分及び終端部分に挿入されたモード判別信号を
抽出し、この抽出したモード判別信号に基づいて再生F
M信号の放送モードを判別するように構成したので、再
生FM信号を音声信号として復調する際に必要な情報を
損なうことなく、記録されている音声信号がステレオ放
送モードが2か国語放送モードかの判別に必要な情報の
記録、再生を行うことができる。そのため、再生時の最
終出力段でのステレオ放送モードと2か国語放送モード
とのそれぞれに対応した出力コントロールが可能になる
といった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声多重記録再生装置の記録系の電気
的構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の音声多重記録再生装置の再生系の電気
的構成を示すブロック図である。
【図3】記録時のタンミングチャートを示す図である。
【図4】再生時のタイミングチャートを示す図である。
【符号の説明】
13 第1スイッチ 14 第2スイッチ 18 第3スイッチ 19 第4スイッチ 34 第5切換スイッチ 39 第6切換スイッチ 40 バンドパスフィルタ 41 レベル比較回路 42 判別回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する2つの磁気ヘッドをヘッドスイ
    ッチングパルスによって交互に切り換えることにより、
    音声信号帯域の2つの信号に従ってそれぞれ変調された
    2つの搬送波の記録と再生とを行う磁気記録再生装置に
    おいて、 記録時、音声信号帯域の2つの信号に従ってそれぞれ変
    調された2つの搬送波を混合して得られる信号を記録F
    M信号とするとき、この記録FM信号がステレオ放送モ
    ードである場合の2つの搬送波の混合比率と、前記記録
    FM信号が2か国語放送モードである場合の2つの搬送
    波の混合比率とを通常放送モードの場合の混合比率と異
    ならせて設定することにより、それぞれのモードを判別
    するためのモード判別信号の作成を行うモード判別信号
    作成部と、 前記記録FM信号のうち前記ヘッドスイッチングパルス
    の立ち上がりの直前又は直後に相当する部分及び立ち下
    がりの直前又は直後に相当する部分に、前記モード判別
    信号作成部によって作成されたモード判別信号を挿入す
    るモード判別信号挿入部とを備え、 再生時、前記2つの磁気ヘッドによってそれぞれ再生さ
    れた再生FM信号の終端部分又は始端部分に挿入された
    前記モード判別信号の抽出を行うモード判別信号抽出部
    と、 このモード判別信号抽出部によって抽出されたモード判
    別信号に基づいて再生FM信号の放送モードを判別する
    モード判別部とを備えたことを特徴とする音声多重記録
    再生装置。
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