JPH0554438A - 光デイスク原盤製造装置 - Google Patents

光デイスク原盤製造装置

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Publication number
JPH0554438A
JPH0554438A JP21856391A JP21856391A JPH0554438A JP H0554438 A JPH0554438 A JP H0554438A JP 21856391 A JP21856391 A JP 21856391A JP 21856391 A JP21856391 A JP 21856391A JP H0554438 A JPH0554438 A JP H0554438A
Authority
JP
Japan
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nozzle
optical disk
disk master
master disk
photoresist
Prior art date
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Pending
Application number
JP21856391A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Kinoshita
昌幸 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0554438A publication Critical patent/JPH0554438A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像プロセス時における現像液の内外周間で
の不均一拡散を防止すると共に現像ムラのない光ディス
ク原盤の作製を行うことが可能な光ディスク原盤製造装
置を提供する。 【構成】 ガラス基盤1の表面にフォトレジスト4を塗
布し、このフォトレジスト4に光ビームを照射すること
により潜像を形成し、その後現像を行うことにより光デ
ィスク原盤5を作製する光ディスク原盤製造装置におい
て、光ディスク原盤5の回転中心部に対応した位置に現
像液垂直吐出用の第1ノズル孔11が形成された第1ア
ームノズル12を配設し、光ディスク原盤5の情報記録
領域の全面に対応した位置に現像液垂直吐出用の多数の
第2ノズル孔13が形成された第2アームノズル14を
配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報の書込み及び読込
みを行う光ディスクの原盤を作製する光ディスク原盤製
造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラス基盤の表面にフォトレジス
トを塗布し、このフォトレジストに光ビームを照射する
ことにより潜像を形成した後、現像を行うことにより光
ディスク原盤の作製を行う光ディスク原盤製造装置にお
いて、その現像プロセス時に現像液を塗布する手段とし
て種々のものが提案されている。例えばその第一の従来
例として、光ディスク原盤の回転中心部に現像液の垂直
吐出を行うノズル孔を有するアームノズルを備えたもの
や、また、その第二の従来例として、アームノズルの側
壁の数個所にノズル孔を設けることにより光ディスク原
盤の全面に渡って現像液を垂直に吐出するものや、さら
に、その第三の従来例として、特開平2−134640
号公報に開示されているようにアームノズルのノズル孔
の吐出角度がレジスト面に対して鋭角となるように形成
されているものがある。
【0003】そこで、今、具体例として第一及び第二の
従来例をとって述べる。まず、その第一の従来例を図4
に基づいて述べる。図4(a)に示すように、ガラス基
盤1の裏面側は、ターンテーブル2上でこれに形成され
たバキューム孔3からのバキュームによって吸着されて
いる。ガラス基盤1上にはフォトレジスト4がターンテ
ーブル2の回転によって全面に均一に塗布されており、
このフォトレジスト4には原盤露光機により情報用ピッ
トが潜像として記録される。この場合、ガラス基盤1と
フォトレジスト4とにより構成される光ディスク原盤5
の回転中心部に位置して、ノズル孔6を有するL字形を
したアームノズル7が配設されている。従って、そのノ
ズル孔6を通して現像液8を垂直に吐出させることによ
って、光ディスク原盤5上の情報記録領域Aの全面に渡
ってその現像液8が塗布されるようになり、これにより
情報用ピットを形成することができる。
【0004】また、その第二の従来例を図5に基づいて
説明する。ここでは、上述したようなL字形のアームノ
ズル7の代わりに、図5(a)に示すように、側壁の数
個所にノズル孔9が形成されたアームノズル10を用
い、これにより現像液8の塗布を行うようにしたもので
ある。従って、この場合にも、ターンテーブル2の回転
に伴って現像液8は全面に塗布されることになり、情報
用ピットを形成することができる。
【0005】なお、ここで、上述したような現像プロセ
スの一般的な方法を具体例を上げて述べておく。ガラス
基盤上に密着材としてのHMDSが塗布され、その上に
ポジ型フォトレジストを0.16μmの厚さに塗布し、
熱処理した後、Arレーザ光を用いてレーザカッティン
グによりプリフォーマット部及びプリグルーブ部を潜像
として形成する。その後、ポジ型フォトレジスト用の現
像液を現像液:純水=1:2で希釈し、これにより記録
された光ディスク原盤上に30秒間吐出する。その後、
純水を用いて光ディスク原盤の表面をリンスして付着し
た現像液を完全に除去する。このようにして一連の現像
プロセスを行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第一の従来例(図4参
照)で述べたような光ディスク原盤5の回転中心部に垂
直吐出を行うような方法において、光ディスク原盤5が
回転し、現像液8がフォトレジスト4の面上に吐出され
た直後の状態は、図4(b)に示すように、ノズル孔6
の光ディスク原盤5に対する垂直角のズレによって現像
液8が一方向へ流れやすくなる。このため、現像液8の
吐出直後と全面に渡って現像液8が覆う時間との間にタ
イムラグが発生し、その塗布終了後に外観上のムラが生
じていた。そこで、そのようなタイムラグをなくすため
に、回転を高速に設定すると、フォトレジスト4の面に
現像液8を吐出した際に飛散し、その結果、未現像部と
現像部との間に現像ムラが発生してしまうことになる。
【0007】また、第二の従来例(図5参照)で述べた
ようなアームノズル10に数個所のノズル孔9を設けて
垂直吐出するような方法においては、前述した第一の従
来例の場合と同様にタイムラグが発生し、外観上のムラ
が発生していた。また、図6は図5(a)に示すような
塗布の状態が全面に形成され、30秒現像した時の現像
ムラの状態をノズル孔9との位置関係で表わしたもので
ある。この場合、ノズル孔9に位置するところは、フォ
トレジスト4の膜減が大きく、ノズル位置から離れた位
置では膜減が小さいことから、図6(b)に示すような
現像ムラが現れることになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、ガラス基盤の表面にフォトレジストを塗布し、この
フォトレジストに光ビームを照射することにより潜像を
形成し、その後現像を行うことにより光ディスク原盤を
作製する光ディスク原盤製造装置において、前記光ディ
スク原盤の回転中心部に対応した位置に現像液垂直吐出
用の第1ノズル孔が形成された第1アームノズルを配設
し、前記光ディスク原盤の情報記録領域の全面に対応し
た位置に現像液垂直吐出用の多数の第2ノズル孔が形成
された第2アームノズルを配設した。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、第2ノズル孔を光ディスク原盤の情報記
録領域の内外周よりも広い範囲に渡って形成した。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明において、第2ノズル孔の孔径をφd とし、そのノ
ズルの径方向のピッチをPとした時、 P<φd の条件を満たすように前記第2ノズル孔を径方向に配列
した。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明においては、現像液の光デ
ィスク原盤への供給は、第1ノズル孔及び第2ノズル孔
を用いて光ディスク原盤の内外周の全面に渡って同時に
塗布することができるため、これにより瞬時拡散が可能
となり現像ムラの発生がなく均一な現像を行うことが可
能となる。
【0012】請求項2記載の発明においては、光ディス
ク原盤の情報記録範囲以上の領域に渡って第2ノズル孔
を配置することにより、現像による膜減りが均一とな
り、これにより現像ムラをなくすことができる。
【0013】請求項3記載の発明においては、第2ノズ
ル孔の配列をP<φdの条件でしかも円周方向に多数取
付けることにより環状ムラがなくなり、現像液の広がり
時間を短縮でき均一な光ディスク原盤を作製することが
可能となる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図3に基づいて説
明する。なお、従来例(図4及び図5参照)と同一部分
については同一符号を用い、その同一部分についての説
明は省略する。
【0015】ガラス基盤1の表面にフォトレジスト4を
塗布してなる光ディスク原盤5の回転中心部に対応した
位置には、現像液垂直吐出用の第1ノズル孔11が先端
部に形成されたL字形の第1アームノズル12が配設さ
れている。また、前記光ディスク原盤5の情報記録領域
Aの全面に対応した位置には、現像液垂直吐出用の多数
の第2ノズル孔13が形成された第2アームノズル14
が配設されている。
【0016】このような構成において、現像プロセス時
には、ターンテーブル2の回転に伴って光ディスク原盤
5が回転し、その上部に配置された第1ノズル孔11及
び第2ノズル孔13から現像液8が同時に吐出されるた
め、これにより現像液8は情報記録領域Aの全面に渡っ
て同時に接触して供給されることになる。そして、この
ようにして光ディスク原盤5の記録面に現像液8が拡散
された後、第2アームノズル14の電磁弁15を閉じ、
その後はL字形の第1アームノズル12側のみから現像
液8の吐出を行うことにより現像プロセスを終了する。
なお、現像液8の消費を考えないならば、電磁弁15を
閉じずに連続的に使用してもよい。
【0017】従って、このように現像液8の光ディスク
原盤5への供給は、第1ノズル孔11及び第2ノズル孔
13を用いて光ディスク原盤5の内外周の全面に渡って
同時に塗布することができるため、瞬時拡散が可能とな
り、現像ムラの発生がなく均一な現像を行うことが可能
となる。また、第2アームノズル14は多数の第2ノズ
ル孔13を有するため現像液8の量は多くなるが、一旦
全面に渡って広げられた後は吐出を停止することができ
るため、実際には現像液8をそれほど大量には必要とし
ない。
【0018】次に、前述した第2ノズル孔13の配列の
変形例について述べる。図3は、第2ノズル孔13を光
ディスク原盤5の情報記録領域Aの内外周よりも広い範
囲に渡って形成し、しかも、この場合、第2ノズル孔1
3は、その第2ノズル孔13の孔径をφd とし、そのノ
ズルの径方向のピッチをPとした時、P<φd の条件を
満たすように径方向Xに配列されている。
【0019】この場合、ターンテーブル2の回転のタイ
ムラグを少なくするために、円周方向は40°の方向に
一周当り9個所形成されている。また、ここでは、ター
ンテーブル2の回転は150rpmで回転されるため、
現像液8が情報記録領域Aに塗布されるのに、従来の方
式では一回転するのに0.4sを費やすが、本実施例の
ような2ノズル方式の場合には0.045s(0.4s
/9個所)で全面に塗布される。なお、一回転するのに
0.1s以下を満足するには、分割数を4個所以上とす
ればよい。
【0020】上述したように、光ディスク原盤5の情報
記録領域A以上に渡って第2ノズル孔13を配置するこ
とにより、現像による膜減りが均一となり、これにより
現像ムラをなくすことが可能となる。また、第2ノズル
孔13の配列を、P<φd の条件でしかも円周方向に多
数形成することによって、環状ムラをなくすことがで
き、これにより現像液8の広がり時間を短縮できると共
に、膜厚の均一な光ディスク原盤5を作製することがで
きるようになる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、ガラス基盤の表
面にフォトレジストを塗布し、このフォトレジストに光
ビームを照射することにより潜像を形成し、その後現像
を行うことにより光ディスク原盤を作製する光ディスク
原盤製造装置において、前記光ディスク原盤の回転中心
部に対応した位置に現像液垂直吐出用の第1ノズル孔が
形成された第1アームノズルを配設し、前記光ディスク
原盤の情報記録領域の全面に対応した位置に現像液垂直
吐出用の多数の第2ノズル孔が形成された第2アームノ
ズルを配設したので、現像液の光ディスク原盤への供給
は、第1ノズル孔及び第2ノズル孔を用いて光ディスク
原盤の内外周の全面に渡って同時に塗布することができ
るため、これにより瞬時拡散が可能となり、現像ムラの
発生がなく膜厚の均一な現像を行うことが可能となるも
のである。
【0022】請求項2記載の発明は、第2ノズル孔を光
ディスク原盤の情報記録領域の内外周よりも広い範囲に
渡って形成したので、現像による膜減りを均一とするこ
とができ、これにより現像ムラをなくすことが可能とな
るものである。
【0023】請求項3記載の発明は、第2ノズル孔の孔
径をφd とし、そのノズルの径方向のピッチをPとした
時、P<φd の条件を満たすように第2ノズル孔を径方
向に配列したので、環状ムラがなくなり、現像液の広が
り時間を短縮でき均一な光ディスク原盤を作製すること
が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光ディスク原盤製造装
置の一例を示す側面図である。
【図2】光ディスク原盤上に現像液が塗布される状態を
第1ノズル孔の側から見た場合の様子を示す平面図であ
る。
【図3】第2ノズル孔の配列の状態を示す底面図であ
る。
【図4】(a)は第一の従来例を示す側面図、(b)は
その平面図である。
【図5】(a)は第二の従来例を示す側面図、(b)は
その平面図である。
【図6】(a)は図5の現像プロセス時の様子を示す側
面図、(b)はその現像により光ディスク原盤上で現像
ムラが発生している様子を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ガラス基盤 4 フォトレジスト 5 光ディスク原盤 11 第1ノズル孔 12 第1アームノズル 13 第2ノズル孔 14 第2アームノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基盤の表面にフォトレジストを塗
    布し、このフォトレジストに光ビームを照射することに
    より潜像を形成し、その後現像を行うことにより光ディ
    スク原盤を作製する光ディスク原盤製造装置において、
    前記光ディスク原盤の回転中心部に対応した位置に現像
    液垂直吐出用の第1ノズル孔が形成された第1アームノ
    ズルを配設し、前記光ディスク原盤の情報記録領域の全
    面に対応した位置に現像液垂直吐出用の多数の第2ノズ
    ル孔が形成された第2アームノズルを配設したことを特
    徴とする光ディスク原盤製造装置。
  2. 【請求項2】 第2ノズル孔を光ディスク原盤の情報記
    録領域の内外周よりも広い範囲に渡って形成したことを
    特徴とする請求項1記載の光ディスク原盤製造装置。
  3. 【請求項3】 第2ノズル孔の孔径をφd とし、そのノ
    ズルの径方向のピッチをPとした時、 P<φd の条件を満たすように前記第2ノズル孔を径方向に配列
    したことを特徴とする請求項1記載の光ディスク原盤製
    造装置。
JP21856391A 1991-08-29 1991-08-29 光デイスク原盤製造装置 Pending JPH0554438A (ja)

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